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[ 99/12/26]



本年内の更新は本日分で最終とさせていただきます.まだご紹介できていない皆様からの情報は来年からの更新時にご紹介させていただきます.また,年末年始中でもメールは読ませていただいておりますので,情報のご提供はよろしくお願いいたします.

本年の皆様のご協力,ご支援をありがとうございました.



● Power Mac G4 (AGP Graphics):自己電源式 USB 機器接続時のメモリエラー


TIL: 75016 : Power Mac G4 (AGP): Memory Errors with USB Devices Connected

一部の自己電源式 USB 機器を Power Mac G4 (AGP Graphics) に接続すると次のような障害が発生することがある.

・起動時に正常な起動音の代わりに 3 回ビープ音が鳴り,モニタに何 も出ない.

・起動後,メモリテストによって問題が発見されたというエラーメッセージが表示される.

・電源投入後,起動音がしなかったり,短くカットされる.モニタに何も映らない.

「回避法」

自己電源式 USB 装置を外して再起動後,それらを接続し直す. Apple は解決法を得るために作業中である.

自己電源式 USB 装置とは AC アダブタなどによって,コンセントから直に電源供給する方式の機器であり,コンピュータの USB ポートから給電されるバス方式と区別される.



Apple DVD Software 2.0


" Mac OS 9 Audio Update 1.1" ( 99/12/24 項目) と併せて用いる. Mac OS 8.6/9 の iMac DV または 400MHz 以上の PowerMacintosh G4 (AGP Graphics) に対応. Blue & White G3 ,PowerBook G3, Power Mac G4 (AGP Graphics) とは非互換.

本ソフトウェアはすでに Mac OS 9 がインストールされている Power Mac G4 に入っているものと同じである. DVD 再生の同期問題については, Apple はさらにアップデートを作成しているが,それがいつ公開されるかは未定.



Microsoft Office 98 Macintosh Edition/Mac OS 9 Updater


北米版であるが,ここで修正されている事項について,日本語版でも発生するものと思われるため,項目化した.

Excel 98 で Visual Basic を用いて 4 桁の西暦フォーマットを含むファイルを保存した場合に, 2 桁になってしまい,データ損傷が起きる問題を修正したとある. Visual Basic によって,テキストで保存した場合にこの問題が起きるという情報もある.

このほか, Mac OS 9 で Excel 98 のフォーマットチャートダイアログが誤って表示される点, PowerPoint 98 でのEPSON USB プリンタ出力時のメモリ不足表示によりプリントできない問題が修正されたとある.



● FAQ:Mac OS 9:EPSON プリンタのマルチユーザでの動作


最近米国のサイトほかでも問題になっているが, FAQ である.データベースから再掲する.

マルチユーザ環境で全てのユーザに EPSON プリンタから出力させるには所有者が "全てのプリンタ" を他のユーザに許可しなければならない.制限付きまたは パネルユーザは EPSON プリンタドライバを,ユーザのフォルダかユーザが作成するファイルができる場所でスプールフォルダを使用するように設定する必要がある.

EPSON プリントダイアログボックスで工具ボタンをクリックして, "環境設定..." をクリックする.そして, "スプールファイル保存フォルダ" および "コピー印刷ファイル保存フォルダ" の位置を変更する.

参照:
99/10/26 項目 "Mac OS 9:全てのユーザに EPSON プリンタを使わせる方法"




B'sCrew Version 3.x.x → 3.1.5 アップデータ


3.1.4 から以下の修正がされている.

・ PowerMac G4,iMac-DV,iBook でバスが異常な見え方をしてしまう問題を修正

・ Power Mac G4 (AGP Graphics) ,iMac-DV,iBook で, optionキー押し下げ起動に対応

・パーティション編集時, Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) でのアロケーションブロックサイズの推奨値をセクタサイズ優先に仕様変更

・一部の CD-ROM,DVD-ROM からのパーティションコピー時にエラーが発生する不具合を修正.

・ その他,細部改良



[その他]
アップルのサイトに接続する際に index.html を省略してスラッシュで終えて URL を入力した場合, 404 が表示されるように変更されている.





[ 99/12/24]



年末年始の更新はしばらく休ませていただく予定です.最終更新がいつになるかはまだ分かりません.米国ではクリスマスのホリデーとなり,このままお伝えすべき重要な項目がなければ,今回で年内の更新は終えることになるかも知れません.



Mac OS 9 Audio Update 1.1


USB ポートが内蔵されている Mac OS 9 環境下の Power Macintosh (iMac, Power Macintosh G3 blue and white, Power Mac G4 computers) 全てで使用でき,Harman Kardon iSub スピーカ ( iMac (Slot Loading) のみ) に対応する.また, DVD ムービーのプレイバックを拡張する.

以下のファイルからなる.

MacOS ROM 3.2.1
USB Audio Extension 1.0.1
Apple Audio Extension 1.0

これは私が 99/9/14 項目 "Power Mac G4: FireWire ボリューム起動についての開発状況" において, Power Mac G4, iMac (Slot Loading) 以前の既存 USB 内蔵 Macintosh においても USB スピーカ対応アップデータを検討中であると述べたものであると思われる.また,私の情報源によれば, DVD と音声の同期ができない問題に一部対処しているそうだが,完全なものではないそうだ.

本アップデータを該当機種にかけたところ,インターネット接続時にフリーズするようになったという複数の報告がある. Apple も調査中であるが,現時点では原因等不明である.



Automatic Update Software 1.1


北米版の Mac OS 9 "Software Update" コントロールパネル, "Software Update Engine" および "Software Update Scheduler" 機能拡張をバージョン 1.1 にする.



● Norton Utilities および Norton AntiVirus アップデータ


インストール後はほとんどのファイルが置き換わる. "Norton Shared Lib" などの機能拡張類のシステムファイルはシステムフォルダの所定の場所に入っていない場合アップデートされないのは相変わらず. "Norton Shared Lib" を機能拡張フォルダから退避させて使用させている場合は注意. Norton AntiVirus の場合はウイルス定義ファイルも最新のものになる.私の場合,インストーラは一回では正常に Finder を終了できなかった.また, Norton Utilities ではファイルが所定の位置にインストールされない場合があった.以下「お読み下さい」に記載された内容からの抜粋.

Norton Utilities 5.0.2アップデータ

・iBook やや Power Macintosh G4 などのバス 2 上にある ATA デバイスに起因する Norton Disk Doctor の問題を解消

・FireWire デバイスで WipeInfo を使って[デバイス全体抹消]を選択したときに起きるエラーを解消

・閉じたループを Norton Disk Doctor で検出して修復可能

Norton AntiVirus 6.0.1 アップデータ

・Mac OS 9上で圧縮ファイルをスキャン時にまれにエラーが発生する問題を解消

・Norton AntiVirus 5.0.x がインストールされているマシンに、6.0を上書きインストールした場合に起こる「エラー: Norton AntiVirus Auto-Protect を起動できませんでした。理由は Norton AntiVirus Library ファイルが損傷しているか Norton AntiVirus Additions フォルダの中に見つからないためです。」というメッセージが表示される問題を解消

・iBook で Auto-Protect をロードして再起動するとエラーが起きるという互換性の問題を解消

立ち返り氏によれば Adaptec PowerDomain 2940UW 4.1 で FileSaver を用いるとクラッシュする問題は 5.0.2 で解消されているそうだ.

参考:
99/12/15 項目 " FileSaver と Adaptec PowerDomain 2940UW の問題(継続)" ほか



● PM-800C:印刷後のリモートアクセス接続障害 (原因)


99/12/21 項目 "PM-800C:印刷後のリモートアクセス接続障害" に関して下條氏から回避できたとお知らせいただいた.

氏はロジクールマウスをドライバを外して使用していたのだが,マウスを純正のものに取り替えたところ障害は解消されたそうである.

USB 装置の障害は様々であるが,このような意外な症状となって現れる場合もあるということのようである. USB 対応機種ではどのようなトラブルであっても USB 機器を外してみるというのはトラブル時の基本と言えそうだ.



● Power Mac G4 (AGP Graphics) と TAXAN Storage Fighter (継続)


99/12/13 項目 "Power Mac G4 (AGP Graphics) と TAXAN Storage Fighter" でお知らせいただいた TAXAN (加賀電子) Storage FighterATA/66 PCIカードが Power Mac G4 (AGP Graphics) と非互換である問題について,阿多氏から加賀電子にお問い合わせいただいた結果をお知らせいただいた.

加賀電子でも非互換を確認している.新しく互換のファームウェアを作成したが, Macintosh 用書き込み用ソフトウェアがなく(MS-DOS ! 用だけだそうだ),現在 Macintosh 用を作成中とのこと.

現時点では個々に対応しているということで,カードを加賀電子に送付するとファームウェアを書き込んでくれるそうだ.



● Mac OS 9:Netscape の Type 2/3 エラー


鷲尾氏から Mac OS 9 で Netscape Communicator 4.7 を用いると Type 2/3 エラーが発生する場合があることと,原因についてお知らせいただいた.

これは Netscape Talkback が非互換であることが原因であり, Netscape のアプリケーションフォルダ内の "Talkback" フォルダを削除することで解消できる.

参照:
99/10/23 項目 " Mac OS 9: Netscape Communicator の Talkback 非互換"




Internet Explorer 4.51 and Outlook Express 5.01


99/12/13 項目 "Internet Explorer 4.5:認証と JavaScript の問題" ほかで触れた認証等の問題を修正する.修正されるのは機能拡張ライブラリであり,アプリケーション本体等はアップデートされないため,本体のバージョン番号などは 4.5 のままである.

追記:
日本語版も公開された.



● ATM 4.5.2 Lite:Common フォルダが生成されない


マルオメージ氏からいただいた. ATM 4.5.2 Lite は Common フォルダを生成しないそうだ.そのため和文フォントなどを利用する場合は和文フォントなどをインストールするか,従来使用していた Common フォルダを使用する必要がある.

Mac OS 9 ではファイルシステムの変更により FCB (file control blocks または fork control blocks) 関連の仕様変更があり,メモリの FCB 一覧を直接参照するプログラムはブロックされ,119 エラーが表示されるようになった.従来の ATM 4.x はこの仕様であったため,特に Apple は ATM 非互換バージョンについて,起動時に使用不可フォルダに移動するようにしたとしている.

Mac OS 9 上書き移行時に実際にそのように使用不可フォルダに移動させられたという話も聞くが,私のところで試したところ,そのようにはならず,起動時にフリーズしてしまった.

ところで, ATM 4.5.2 Lite はどこが Lite なのかよく分からなかったのだが,マルオメージ氏のご指摘で納得できたように思う.



● Mac OS 9:Newer MAXPowerG3/240PDS と8100AV


K.H 氏からいただいた. Newer MAXPowerG3/240PDS カードは 6100 では 11 月に公開されたドライバで動作するが, 8100 /80AV では動作しないそうだ.米 Newer 社からの回答では,作業を続けているとのことであるが,発売後の OS まではサポートできないとも言っ ているそうだ.


●ATI Xclaim Video Playerとサウンド入力


上記,K.H 氏によれば, ATI Xclaim VR 128 を Power Mac G3 (beige) MT300/OS9 で用いた場合, Xclaim Video Player使用時には音声が Macintosh のスピーカーから出力できないそうだ.サウンド入力 をサウンド入力ポートにしても, Xclaim Video Playerを起動すると「なし」に切り 替わるという.米 ATI に連絡したところ,初耳だとのことで,調査してみるとの回答であったそうだ.



● PowerDomain 2940UW と IDE SCSI 変換ハードディスク


立ち返り氏によれば Adaptec PowerDomain 2940UW 4.1 に接続した I・O DATA 製 20GB 外付けハードディスクについて B'sCrew 3.1.4 で使用できないとお知らせいただいた.

最近の大容量 SCSI 外付けハードディスクは IDE-SCSI 変換ボードを内蔵していて,実際には IDE ハードディスクが用いられている.



Adobe Illustrator 8.01「詰め」データファイル


Adobe Illustrator 8.01 で作成した Illustrator,Illustrator EPS ファイルのテキストに適用されていた「詰め」が無効になってしまったり, Illustrator8.0.1でリュウミンR-KL,リュウミンB-KLのフォントを使用したテキストに「詰め」を適用しても効果がない場合に使用する.



● Eudora Pro 4.2:Format=Flowd 使用時の引用符ほか


夢荘氏からいただいた.

Eudora Pro 4.2 の初期状態では引用符が縦バーとなり,従来の書式情報を含むメールでの引用符であるかのように思えるが,そうではない.

Eudora Pro は初期状態で RFC 2646 Format=Flowd 対応となっている. Format=Flowd に対応している場合,ワードラップによってウインドウサイズが変更され一行の文字数が変化しても引用符が常に行頭に表示される. Format=Flowd 対応時の引用符は従来のものとは異なり縦バーで表示される規格となる.このため,従来の>引用符は使えないほか,引用符の編集も行えない.

従来の引用符を使用したい場合や,引用符を編集したい場合は <x-eudora-setting:260=1> をダブルクリックする.(詳しくは 99/12/15 項目 " Eudora Pro 4.2 日本語版での初期状態と変更法ほか" ) 夢荘氏のページでも解説されている.

また,欧文が赤く表示されるのは初期状態で英文のスペルチェックがオンになっているためである.設定を変更することでオフにできる.



● TIP:ナビゲーションサービスで任意のウインドウを開く


「 Finder で開かれているウインドウに移動する方法」

移動したいウインドウ内のファイルまたはフォルダ等かタイトルバーアイコンを,ナビゲーションサービスのディレクトリを示しているウインドウ内にドロップする.

ファイル等ウインドウ内の項目をドロップした場合には,その項目が選択された状態になる.ただし,複数の項目を選択してドロップしても効果はない.



●よもやま:ナビゲーションサービス


上記 "TIP:ナビゲーションサービスで任意のウインドウを開く" で書かれた方法は,既によく知られていることであれば,ご容赦願いたい.私は知らなかった.

私はナビゲーションサービスが苦手である.遅いし,使い勝手がいいとは思えないのだ.

私は "Click, there it is!" というユーティリティを愛用している.これは通常のファイルオープンセーブダイアログボックスを使用している際に, Finder 上で開かれたウインドウをクリックするとダイアログボックスがそのディレクトリに移動するようにできる機能拡張である.他にも似た機能を持ったユーティリティもあろうが,そのような同種のユーティリティに比較して "Click, there it is!" はその機能だけを実現するだけのため,動作も軽く大変安定している.

ところが,この "Click, there it is!" がナビゲーションサービスに対応できていないどころか,作者が対応しないと宣言までしてしまった.そのため,ただでさえ使いにくいナビゲーションサービスがなおさら不便に思えて仕方なかった.

そんなある日, "Click, there it is!" とまではいかないが, TIP に書いたそれに代わる操作法で似たような機能が実現できることを偶然発見した.ちょっと,思いついてやってみたらできてしまっただけだが.

従来のファイルダイアログに比較すると,ナビゲーションサービスでは複数の項目を選択できるという長所がある.また,「よく使う項目」や「最近使った項目」というのもいいとは思う.しかし,それらに移動するための操作が結構面倒だし,「よく使う項目」は増えてきたときに選ぶ時間がかかるようになる.そのアプリケーションで以前開いた場所を記憶すると同時に,「よく使う項目」はどのアプリケーションでも表示されるものと,そのアプリケーションだけなどで表示されるものというようにできないだろうか.

また,通常のファイルオープンセーブダイアログボックスでできることができないというのも困ったものだ.いくつかのショートカットはナビゲーションサービスで使えないし,クリック一回で一つ上の階層に移動できないのは時々いやになってしまう.デスクトップへの移動に 2 動作必要というのも考えものだ.

私はこうしたファイルやフォルダ,その場所を示すインターフェースは,通常のウインドウでできる操作と全く同一にすべきだという独自の考えを持っている. したがって,ナビゲーションサービス上でファイル等のコピー,移動,削除等ができず,他のウインドウ内を同時に参照して比較,移動等できない現在のナビゲーションサービスはまだまだだと思う.

ナビゲーションサービス内のボックス内のリスト表示は不十分である.修正日ほかのリストが表示されない.また,最も標準的なウインドウ表示であるアイコン表示ができない.

このようにファイルダイアログは通常のウインドウやデスクトップと同じになるべきだという私の考え方を進めていくと,限りなく Finder に近づいていくのではないだろうかと思われる方もいると思う.そうなのだ.さらに書くと,保存や開きたい先の実際のウインドウやらフォルダ,ファイルやらをクリックするだけで,ナビゲーションサービスのようなものさえなしに,アプリケーション等に分かるようになるべきだと私は思っている.

ファイルダイアログが Finder と異なった操作法をしなければならないとすれば,それだけでユーザに負担となる.初級者がファイルのセーブなどでつまずくのはこのためである. Macintosh の使い方を初めて学習する人がやっと Finder の使い方を憶えたと思ったら,それとは似ているが操作が異なるファイルダイアログで作成したファイルを保存するときの困惑は十分想像できる.似ているだけに認知上混乱して厄介なのだ.

こうしたファイルブラウザについては, NeXT のブラウザウインドウを思い浮かべる方もいらっしゃることだろう.これはディレクトリの階層を並列して表示でき,複数のディレクトリ階層間でファイルの移動等ができる.( Greg Landweber 氏の Greg's Browser は類似の機能を現行 Mac OS 上で実現できる) NeXT のブラウザウインドウは便利な場合もあるが,ユーザから透明になるべきだという私の考えからは不十分である.

Mac OS X で NeXT 風のファイルブラウザが装備されるかも知れないそうだ. Mac OS X は Copland というかつて Apple が構想した次世代 OS に代わるものであるが,私には Mac OS X は Copland と比べると,見劣りするように思えてならない. Mac OS という名前は同じだが,現在の Mac OS とはいくつもの点で別物であるかも知れない.できるだけ現在のインターフェースを受け継ぐか,さらに良いものにしてもらいたいと思っているが,項目をデスクトップ上に移動するとエイリアスになるとか,ボリュームがエイリアスだとか聞くと,心底ぞっとする.これは私の知っている Mac OS ではない.




[ 99/12/21]



● PM-800C:印刷後のリモートアクセス接続障害



下條氏からいただいた. EPSON PM-800C で画像等サイズの大きいファイルを印刷した後,リモートアクセスが起動できなくなることがあるそうだ. Power Mac G4 (AGP Graphics) ,PowerBookG3/233/14+ユニオンブロスUSBカードでも同様の障害が起きている.ドライバは最新のものを使用しているそうである.

EPSON のサポートは前例がないという回答であったそうだ.しかし,同様の障害のご報告を桐林氏からもいただいた.発生する場合はあるようだ.(発生しない場合もあるようだ) 現在のところ回避法,原因等不明である.



●ゴミ箱で捨てられない名称のないフォルダ


Mac OS 8.1 から出現することのあるゴミ箱に捨てても空にできない名称のないフォルダは, Mac OS 8.1 から対応した Unicode と Text Encoding Converter に関連している.この原因は US 版とそれ以外の Text Encoding Converter の異なったバージョンによるものと考えられている.

ディスクウォーリアで解決できることがあるかも知れないので,試されたい.基本的にはハードディスクを初期化することになる.ハードディスクを初期化しなければならないようなことが起きるのに Apple がこの問題について取り組んでいないように思えるのは残念なことだ.

参照:
ゴミ箱を空にできない




追記:
菅野氏からそのようなフォルダが発生した場合, Mac OS 9 から起動すると #???? というような名称のフォルダになり,削除可能だそうだ.

もしそうであれば,私が Apple が取り組んでいないと書いたことは誤りであった.



● Mac OS 9:CD-ROM をマウントするとアイコンが二つ現れる/ CD が入っていないといわれる


Mac OS 9 において,一部ゲーム用 CD-ROM などでサウンド部分が分離して別の CD-ROM としてマウントされ,一枚の CD-ROM がデスクトップに二つのボリュームとしてマウントされる.

このため,一部ゲームではサウンド再生に問題が発生する場合があるほか, CD に関連したファイル,アプリケーションの実行ができないといった障害が発生する場合がある.正しい CD-ROM が入っているのにアプリケーションが CD-ROM が認識できないというような警告を出す場合は,デスクトップに二つの CD-ROM ボリュームがあれば,サウンド部分をゴミ箱に捨てれば認識される.ただし,サウンド部分の再生などには問題が出る.

QuickTime の自動再生をオンにしていると問題が起きないという情報もあるが未確認.

Mac OS 9 の "Apple CD/DVD Driver" 1.3.1 は新しいフォーマットに対応していること,または,一部で, QuickTime の自動再生との兼ね合いが指摘されているが,原因は不明. Apple では調査に入ったところである.



●ブラウザの認証機能の 12 月末期限切れについて (継続)


99/12/17 項目 " Internet Explorer 4.5のセキュリティに関する問題について" について,宮下氏から以下のページをご紹介いただいた.

個人ユーザの方へ(ブラウザのセキュリティ機能を最大に)
ブラウザ動作一覧 (2000年1月1日以降)
ルート証明書の定期的期間満了に関するFAQ
暗号化通信 認証技術の期限切れについてのご案内

これらを参照すると,Netscape の場合も 4.0 より古いバージョンでは期限切れとなり機能しない.4.05 以降のバージョンが望ましい. 4.0-4.05 については期限切れのダイアログが表示されるが続けることが可能のようだ. Internet Explorer は 4.5 以降対応であるかのようにこれらのページに書かれているが,お知らせしたように 5.0 以降でないと問題が発生する.

くりかえすが,この問題はコンピュータの 2000 年問題とは何の関係もない.また, Internet Explorer 4.5 の認証と JavaScript とは別の問題であると思われる. 2000 年問題については冷静な対処が必要であり,問題を煽り立てるような態度は慎むべきである.



旧クラリス製品の2000年対応について


標記ページによれば次のような障害が発生することがある.

「クラリスワークス 4.0」

表計算,データベースにおいて,日付/時刻関数のうち,単一の引数として「日付時刻用数値」を使っている場合(Day, Month, Dayofyear, Weekofyear, Weekday, Hour, Minute, Second など),その数値が「49711」より大きい場合に「#DATE!」エラーとなる.これは「49712」という日付時刻用数値が "2040/2/8" に相当するためで,単一の引数として「日付時刻用数値」を使っていないDate関数を利用することで回避する.

「クラリスメール 2.0」

クラリスメール 2.0は,西暦2000年問題に対応しているが,クラリスメール 2.0 が取り扱うことのできる最大の年数は,2032年である点,年の表示が2桁で,"00"から"03"の場合,1900年代の日付けだと解釈することに留意する.

「クラリスインパクト 3.0」,「クラリスドロー 1.0」は対応しているとのこと.



● Power Mac G4:USB CD-R ドライブで書き込みエラーが発生する場合の回避法


TIL: 25082 : Macintosh: Error When Writing To USB CD-R Device

・ CD-R を直接コンピュータに接続する.ハブ経由ではデータに干渉が起きる場合がある.

・ CD-R 以外の必要でない USB 機器が USB ハブに接続されている場合,帯域幅を確保するためにそれらを外す.



● PowerBook G3 Series (Bronze keyboard):スリープ復帰後のパラレルアダブタ接続プリンタエラー


TIL: 60677 : PowerBook G3 Series (Bronze keyboard): Printer Error After Waking From Sleep

Mac OS 8.6/9 の PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) を USB/パラレル変換ケーブルによってプリンタのパラレルポートに接続している場合,スリープ復帰後にプリンタを認識しなかったり,セレクタで二つのプリンタが現れたり,Type 1/3/11 エラー表示後のアプリケーション異常終了,マシンのクラッシュ,ハングアップといった障害が発生する可能性がある.現在調査中であるが,とりあえず次のようにする.

・プリンタに USB ポートがあれば, USB ケーブルで接続する.
・プリントするときだけケーブルで接続し,いつもは外しておく.
・もし,ケーブルをつないだままスリープから復帰させてしまった場合,再起動する.



● Apple システム・プロフィールで同じ USB 機器が複数現れる


TIL: 25085 : USB: Second Communication Device Appears in Apple System Profile

Apple システム・プロフィールで接続された単一の USB 機器が複数現れるが, Mac OS 9 で問題は解消されている.現れる場合は USB ケーブルを接続し直す,または, USB 機器の電源を後から入れる.



● Duo Dock: Mac OS 8.5 でモデムポートが使えない


TIL: 25084 : Duo Dock: Modem Port Not Available After Mac OS 8.5 Install

Duo Dock は Mac OS 8.5 にするとプリンタポートしか使えず,モデムポートが使えない. Apple は調査中であるが, Mac OS 8.1 以前の OS に戻すといった内容.



Acrobat 4.0 Mac版新機能プラグイン


Adobe Acrobat 4.0 日本語版で当初 Windows 版にはあるのに Macintosh 版に備わっていなかった機能を実現する.

「Web Capture」
インターネット上の (階層を含む)任意のぺージ を,リンクを保持したまま Adobe PDF に変換する.

「電子署名」
「ページ比較」
修正前と後の PDF ファイルをページ毎に自動的に比較し,結果を表示する.

「メール送信」
開いている PDF ファイルを自動的に電子メールに添付する.




[ 99/12/18]



今日は「最近経験したこと」で私の PowerBook の修理後に経験したことを書いた.修理といえば,平井氏という方から iMac DV での初期不良交換のご経験の情報をいただいたのだが,その中で,氏は次のようにおっしゃっている.

「二度もパッケージを開けることができてなんかうれしかったです」

うーむ.全くその通りだ.



● Eudora Pro 4.2:ツールバーでの登録ができない


Eudora Pro 4.2 では仕様の変更のため,ツールバーに登録するユーザ作成メールボックス等の名称は欧文でなければならなくなった.そのため,以前のバージョンでは表示されていた和文名称のメールボックスは表示されなくなる.登録時には一時的に登録されるように見えるが,アプリケーションを再起動すると元に戻ってしまう.

ツールバーに登録したいユーザ作成項目は欧文にすること.



● Eudora Pro 4.2: FAQ と Message-ID


ひろせ氏から,x-eudora-setting 一覧が書かれているページをお教えいただいた.

また,ヘッダの Message-ID に関して, Eudora が動いている Mac の IP アドレス (%i) か FQDN (%I) になるそうだ.これは,場合によっては,見せたくない場合もあるだろう.秋山も現象を確認した.

ひろせ氏の環境では,今まで ResEdit で内容を変更したりして使ってきた Eudora の設定を 4.2.1J で使ったところ, Message-ID ヘッダのドメイン部分が「n」になってしまい, Eudora の設定ファイルを新規に作ることでしか解決できなかったそうである.秋山の場合は通常の設定ファイルを受け継いだためか,問題はなかった.



● Eudora Pro:ログファイルの危険性


Eudora Pro の Eudora Folder 内のログファイルには特別メニューの "設定..." での "ログ保存" の設定の仕方によって, ID とパスワードが記録されている.PASS,USER で検索すると判る.これに類した問題は他のインターネット関連ソフトウェアにはまま見られることである.



● LaserWriter 8.7:細明朝を含むファイル印刷が遅い (継続):別の回避法


99/12/1 項目 "LaserWriter 8.7:細明朝を含むファイル印刷が遅い (継続):回避法" ほかで触れている問題について坂本氏から,細明朝体と中ゴシック体のフォントファイルを Mac OS 7.6.1 のものと入れ替えることで問題がでなくなったとお知らせいただいた.今のところ, Mac OS 9 のそれらフォントバージョン (J-3.3) と 7.6.1 の J-3.1.1 との間に文字幅やベースラインの相違は発見されていないということである.



● Symbol での約物の変化


上記,坂本氏によれば,最近の Symbol フォントに関し,かっこ類の約物の一部 (ブレースのように組み合わせて使うかっこ類) について変更があるということである.

最近の Symbol はユーロ通貨記号表示のためにバージョンが新しくなり,変更された.



● iBook:Ethernet HUB との相性


西岡氏からいただいた. iBook には Ethernet 接続時に HUB と相性があり, HUB によって接続できない場合があるそうだ.

接続可能であった HUB:PLANEX COMMUNICATION製のDNS-500,DNS-801,Melco社製LGH M5,M8s等

接続困難であった HUB:アライドテレシス社製CentreCOM MR815TRと820TR

一般的なことだが,100Base と 10Base が混在する環境では HUB の設定如何で障害が発生する場合がある.(上記,坂本氏の場合は認識障害であり,これとは関係ないものと思われる)

Ethernet での使用時に転送処理が遅いなどの障害が発生する場合,自動認識 HUB の全二重/半二重 (Full Duplex/Half Duplex) 設定について確認する必要がある場合もある.

参考:
99/7/29 項目 "Apple Ethernet Speed & Duplex Tool"
99/9/36 項目 "デスクトッププリンタ -8940 エラー"
TIL: 1377 : Full Duplex And Half Duplex And Echoplex



● Power Mac G4:NT サーバ接続の処理速度低下など


内山氏からいただいた.それまで Blue & White G3 からの接続で問題がなかった Windows NT との 100Base ネットワークに Power Mac G4 を導入したところ,ファイル転送速度の低下や接続切断, G4 のフリーズといった障害が発生するようになったそうである.以前 Blue & White G3/Mac OS 8.6 で同様の問題が発生したことがあり,そのときは Mac OS 9 に移行することで解決できたそうである.( Power Mac G4 バンドルの Mac OS 9 は J2-9.0)



● Mac OS 9 アップデート時の障害事例


柴山氏からいただいた.先頃公開されたMac OS 9 アップデートについて,自動アップデート機能が機種によってうまく機能しない障害例として, PowerBook 2400c/180 の例をお知らせいただいた.

iMac 333MHz の方は何の問題もなくアップデート完了しましたが,PB2400 の方はどうやってもうまく行きません.以下はその経過です.

(1) 「ソフトウェア・アップデート」コントロールパネルを起動,対象ソフトウェアに「Mac OS 9 アップデート J3-9.0」を確認後,インストール.これが無事終了し,コントロールパネルはシステムの再起動を要求.(ここまでは iMac の方も同じ)

(2) 起動直後,再び起動音が鳴り(強制的にPRAMクリアされたものと思われる),その後“?”マークの付いたフロッピーが表示されたままで内蔵 HD からブート出来ない.

(3) このままでは何も進まないので,バックアップしておいた MO 上のシステムからブートし直し,内蔵 HD を確認するとシステムフォルダ直下には新バージョン J3-9.0 の「Sysytem」,「 Installer Cleanup」機能拡張ファイル,「Installer Temp」フォルダが生成されており,旧バージョン J1-9.0 の「System」はこのフォルダの中に退避させられていた.

(4) これらを全てシステムフォルダから外し,「System」のバージョンを元の J1-9.0 に戻したところ,内蔵 HD からのブートが復活.インストーラに問題があると思い,この状態から今度は手作業でシステムフォルダ内の「System」を新バージョン J3-9.0に置き換えたものの,やはり再起動後は (2) の状態を繰り返す.

インストーラと機能拡張書類等のコンフリクトも最初に想像しましたが, PB2400 と iMac 両者のシステムフォルダをほぼ同じ環境にしていますので,その可能性は薄いように思われます.

柴山氏のようなアップデート時の障害は今回のアップデートだけでなく,一般的な CD-ROM からのアップデートでも発生しうる障害であると思う.このような場合で内蔵ハードディスク以外からの起動が簡単ではない機種だと面倒なことになる.

追記:
柴山氏から, Norton AntiVirus の AutoProtect がオンになっていたためであるとご連絡いただいた.別の機種ではそれでもアップデートに支障はなかったそうだ.



● StuffIt Deluxe 5.5 英語版の障害


橋本氏からいただいた. StuffIt Deluxe 5.5 英語版で次のような障害が発生するそうだ.

1.任意に新しくフォルダを作成する.

2.フォルダ名をtest.sitに変更すると,StuffItアーカイブが作成される.

3.アーカイブをダブルクリックするともとのフィルダが表示される.

4.ファルダ名をtest.seaに変更すると,自己解凍形式になる.

5.test.seaをダブルクリックするとダイロクが表示されるが,ここに表れるフォルダ名は圧縮したフォルダではない.

5 で表示されるフォルダは,デスクトップにマウントされている他のパーティションにある,異なるアーカイブのものと思われます.また,フォルダ名を直接test.seaに変更した場合には,このような症状が見られません.



●リスト表示の先頭項目が隠れる (継続)


99/12/13 項目 "リスト表示の先頭項目が隠れる" に関して,松村氏から,これは Mac OS 8 になってリスト表示のアイコンサイズを選択できるようになってからの問題だとお教えいただいた.リスト表示にしてアイコンサイズを大にすると(ズームボックスでリサイズして閉じて開くと),必ず先頭項目が上にはみ出て,下が1行開いてしまうそうだ.



● QuarkXPress 4.x:テキストボックス削除時の問題


MacFixIt 99.12.14 は, QuarkXPress 4.x を ATM のようなフォントユーティリティと同時に使用した場合,テキストボックスを削除すると処理が終了するまでに数秒から数分かかるという既知の問題があるという情報を掲載している.



● Power Mac G4 搭載松下製 DVD-RAM ドライブでの PD ディスク使用


MacInTouch 99.12.14 は Power Mac G4 DVD-RAM 搭載機種のうち,松下製ドライブを搭載している場合,ドライバを変更して 650 MB PD カートリッジを読むことができるという投稿を紹介している.



USB マウス動作状況調査


ORANGE JUICE 氏によるページ.詳細な結果が公開されている.

ORANGE JUICE 氏はオプティマイズ完了時に幸せだそうだ.



●最近経験したこと: PowerBook バッテリ駆動時に突然終了する


私の PowerBook G3 Series はモニタヒンジ部のクラッチ破損により最近修理された.修理されて返ってからの二三日の間に,バッテリ駆動時に突然終了することが続いて起きた.いずれも操作している最中ではなくちょっと目を離したときに起きた.そのため,スリープなのか何なのか分からず,あちこちキーを叩いたりキーボードリセットしても利かなかった.終了していたのだと思う.

電源アダブタ使用時にはそのようなことが起きないのでバッテリと思ったのだが,実は一度修理から返ってきてディスプレイを閉じてもスリープに入らなくなり,その日のうちにもう一度修理してもらっていた.他にも修理の質について若干の危惧があったため,私は修理と関係づけてパワーマネージャか関連回路に障害が発生するようになったのではないかと思った.

バッテリの寿命を縮めるバッテリリセットなどはしたくないので,落ち着いて手順を整理してから障害を特定する時間的余裕ができるまで,バッテリ駆動では使わないようにしようと考えていた.ところが,キーボードのほこりを払っていたらキーボード左手前 fn キー辺りが少し浮いていることに気がついた.あれっ?と思って fn キーを押し込むとカチッとキーボードがセットされた.キーボードがきちんとセットされていなかったのだ.

キーボード左手前にはメインバッテリがある.クラッチ交換には当然だがキーボードを取り外さなければならないし,バッテリも外す....よもや.

バッテリを引き出してみた.ほこりが多い.私が使っていた間はそのようなことは考えられない.接点をよく見ると,ほこりがくっついていた.

件のバッテリ駆動時の障害は,ほこりを取り去って以降起きていないので,このほこりが原因だったのだと思う.修理と関係していたと言えば,していたのだろうが....

私も自分で修理する際やバッテリを着脱する際には菓子などを食べながらしないようにしようと自戒したものだ.




[ 99/12/17]



● iMac DV:スリープ時のリモートアクセス関連フリーズ


iMac DV について,リモートアクセス接続中にスリープしたりシステム終了すると, Type 1/2 エラーを表示したりしてそのままフリーズする.Apple でもこの障害を確認して原因を発見しようと作業中である.

現在のところ考えられる回避法はスリープに入る前に接続をいったん切ることである. Slot Loading 各機種でも起きる可能性があるが,秋山が確認しているのは DV だけである



● iMac (Slot Loading):システム終了後の雑音


iMac (Slot Loading) の各種モデルのごく少数の製品に関して,システム終了後スピーカーから雑音が数分間鳴り続ける場合がある.この音が大きい場合はサービスプロバイダなどに修理を申し込んだ方がよい.



● Apple Studio Display DVI:静電気で損傷する場合がある


TIL: 58547 : Apple Studio Display DVI: Plug In Power Cord First

Apple Studio Display DVI は特にデータケーブルを通じて静電気で損傷する場合がある.これを避けるには,先に電源ケーブルをコンピュータ本体のサービスコンセントまたは壁面のコンセントに差し込む.



● AirPort Card:航空機搭乗時には AirPort Card を切る


TIL: 58548 : AirPort Card: Disable During Air Travel

航空機に iBook などを携帯して搭乗する際には航空機に影響しないように AirPort Card を切ること.コントロールバーまたは AirPort Application から切ることができる.



● AirPort:MAC アドレスの表示


TIL: 58549 : AirPort: Locating the MAC Address

「 AirPort Base Station」
底面の製造番号の下に書かれている.

「AirPort Base Card」
カード の製造番号の下に書かれている.

「AirPort Application」
AirPort Card と Base Station の両方の MAC アドレスが表示される.



● AirPort Base Station:使用帯域ほか


TIL: 58550 : AirPort Base Station: Channel Selection and Overlap

AirPort Base Stationを複数同時に使用する場合,帯域が重ならないようにしなければならない.



● Power Mac G4:SCSI ドライブ使用時に起動の遅い問題


MacInTouch 99.12.15 は, Power Mac G4 に SCSI ハードディスクを使用しているときに,ソフトウェアをインストールし始めて起動に 3 分ほどかかる場合に, Apple からハードディスクをフォーマットし直すように言われた読者からの投稿を掲載している.いくつかの Power Mac G4 の SCSI 構成でドライバエラーが発生することを Apple は認識しているという.



Internet Explorer 4.5のセキュリティに関する問題について


99/12/13 項目 "Internet Explorer 4.5:認証と JavaScript の問題" について,マイクロソフト社が文書を公開した.

私が書いた内容とは若干の違いがある.私は認証と JavaScript とは別の問題だという情報として書いている.マイクロソフト社が公開しているものはこれらを区別していない.しかし,私のところには米国人のユーザから本問題について, JavaScript に関してアクセスできないという報告をいただいているので,すでに JavaScript に関しては問題が発生していることになる.従って,12 月末日に起きるという認証問題とこの問題は私が書いているように区別すべきではないだろうか.

本問題の一部が 2000 年 1 月 1 日に起きることから,これをコンピュータプログラムの 2000 年問題であると考えるのは間違いであり,本問題と一般的なコンピュータの 2000 年問題とは関係ない.



Microsoft PowerPoint 98 アップデータ


PowerPoint 98 で PowerPoint 4.0 日本語版形式のファイルを開いて上書き保存を行った場合に,PowerPoint 4.0英語版のファイル形式で保存されてしまう問題を解消するそうだ.




[ 99/12/15]



私の PowerBook のクラッチ (ヒンジ部の部品) 交換は 1 日で終えることができた.障害をあらかじめ報告し,クラッチではないかと販売店の方に相談し,一度事前にマシンを確認のうえ,マシンを戻してもらい,部品を取り寄せていただく期間でも私は使い続けることができた.部品が届いて,一日で交換して下さった.誰でも可能というわけでもないだろうが,販売店の方とは日頃から仲良くなっておくといいこともあるかも知れない.



● Mac OS 9 アップデート


Mac OS 9 の自動アップデート機能を使って,自動的にアップデートされる.

・“スクリプト編集プログラム”や AppleScript 対応アプリケーションから,プログラム間通信のためのアプリケーションを指定するダイアログを開いたときに,表示が乱れる問題を修正

・“サウンド”コントロールパネルで入力装置を指定する時に,選択のためのリストの内容が正しく表示されない問題を修正。これにより,iMovie搭載iMacでの“サウンドが取り込めない”問題も修正

アップデート後のバージョンは J3-9.0 となる.私には必ず必要なアップデートというわけでもないので,しばらく様子を見たい.



● Eudora Pro 4.2 日本語版での日本語入力障害と回避法


ひらい氏によれば, Eudora Pro 4.2 日本語版について,環境によって,ローマ字入力の際にキーボードからの入力に追随できず,変換できずにローマ字がそのまま表示されることがあるそうだ.例えば, "A" キーを押すと通常は "あ" と変換されて表示されるが,キーを繰り返し素早く押した場合, "a" と表示される場合があるらしい.
(PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) 333/Mac OS 9/ことえり,ATOK12, EGBRIDGE 11で確認)

ひらい氏が PowerMacintosh 9500/120 (メモリ144MB) + Mac OS 9 で試した場合には症状が確認されなかったため,環境にもよるようだ.

このことについて,早野氏から同様の障害について Kuni リサーチに問い合わせた結果,次のような回避法が回答されたとお教えいただいた.

「回避法」

"Eudora Pro 4.2-J" フォルダの "Extra Plugins" フォルダ内 "Esoteric Settings 4.2" を "Eudora Stuff" フォルダにコピーすると Eudora の "特別" メニューの "設定" に様々な設定が追加される.その中の "その他 2" "Faster Typing" の設定をオフにする.

「原因」

上記設定は本来,日本語版では機能しないが,機能してしまうことによる.この機能がオンの場合,キーダウンのイベントがあると,日本語入力プログラム(ことえりなど)が処理を行なう前に Eudora 側でイベントの先読みをして処理を行なってしまう.このためタイミングにより勝手に確定されたりする現象が起きる.

追記:
ひらい氏より回避法が有効であるご確認をいただいた. "Faster Typing" は出荷時設定ではオフになっているが,以前のEudora Pro ではそれを含む詳細設定が特別な操作をしないでもできるようになっており,"Faster Typing" を以前のバージョンでオンにしている場合で,今回のバージョンアップでそれら設定を受け継いだ場合に日本語入力障害が発生することのようだ.



● Eudora Pro 4.2 日本語版での初期状態と変更法ほか


上記ひらい氏からお教えいただいた.

Eudora Pro 4.2 日本語版は次のような初期設定となっている.これらは適当ではない場合もあり, "Eudora Pro 4.2J" フォルダ内の "Tips" から <x-eudora-setting>URLをクリックすることで設定を変更できる. ( ) 内に記した.

・メッセージIDが <######@[XXXX.XXXX.XXXX.XXXX]> のように@ 以下に IP アドレスが表示される.

( <x-eudora-setting:7610> をダブルクリックし,設定値"[%i]"を "%I" (iの大文字) に変更し, Eudora を起動し直す. "Tips" ファイルを開いて該当項目の URL をダブルクリックして指示に従えばよい.場合によっては Eudora から送信する必要がある)

・RFC 2646 の Format=Flowed に対応 (テキストのみで送っても, Content-Type: text/plain; charset="us-ascii" ; format="flowed" となって,本文が <x-flowed> タグでくくられる

( <x-eudora-setting:260=1> をダブルクリックする.他メーラでは <x-flowed> タグは表示されないようなので実害は無いそうだ)

・Mac OS 9 で使用する場合,キーチェーンを使用する

( <x-eudora-setting:275=n> をダブルクリック:キーチェーンを使用しない
<x-eudora-setting:275=y> をダブルクリック:キーチェーンを使用する)

Eudora Pro 4.2 日本語版の Tip ファイルの内容にはこれら以外のいくつかの設定変更方法が記されているので参照願いたい.

初期設定では従来の日本語版での "Eudora フォルダ" フォルダが英語版と同じ名前 "Eudora Folder" に変更されているそうだ.通常は最初に起動したときに "Eudora フォルダ" の名前を書き換えるか尋ねられて変換される.しかし,英語版を使ったことがあるなどで英語版の "Eudora Folder" がすでに存在している場合はそちらが参照されるそうだ.

また,ひらい氏から X-Sender: ヘッダをつけたくない場合, ResEdit で'STR# 8000' の 12 番の内容を削除するという方法をお教えいただいている.



● iMac:起動してもディスプレイに表示されない


99/11/12 項目 "iMac:パワーボタンのアンバー色" について記した内容に関して, iMac 起動時にモニタがブラックアウトしたまま何も表示されない障害は iMac のビデオ回路 (アナログ回路,ハードウェア) に原因がある場合があることを Apple が確認している.

99/11/12 項目内でも触れているとおり,モニタがブラックアウトしている状態で,なおかつ iMac 前面のパワーボタンがアンバー色である場合でも, iMac (Slot Loading) での正常なスリープ状態ということもある.スリープの状態と,ビデオ回路の不良によって起動時にブラックアウトしたままの場合の症状とを区別しなければならない.起動時にブラックアウトしたままの場合では,キーボードリセットを何度かすると起動する場合もある.

この問題についてビデオ回路に問題があるという話がユーザ間でされていた (サービスプロバイダに持ち込んだらそのように指摘されたなど) が, Apple でも認識していることを確認することができた.もし,該当する問題が発生する場合はサービスプロバイダなどに申し込むべきである.



● iMac (Slot Loading):突然終了するなどの障害と電圧


iMac (Slot Loading) の各種新型に関して,電圧が十分でない場合や電圧降下にやや敏感な場合があり,その場合,突然終了するなど iMac が不安定になると報告されている.これは電源ユニットに関する製品仕様であるので電源ユニットの交換等では改善されないと思われる.ユーザの使用環境を電圧降下しない安定した電源環境にするなどして使用するしかない. iMac が突然終了するなどの障害が発生し,他の要因が考えられない場合,いくつかの方法はあるが,電力消費量の大きい機器を同時に使わないようにするといった消極的方法が主となるだろう.

このような症状は米国ではあまり聞かないのに対し,日本国内で聞くことがある.これは,国内での電圧供給が 100 ボルトであるのに対し, iMac が 110 ボルトで最適であるようになっているためではないかと考えることができる. USB 周辺機器が不安定な場合にも電圧問題が関連しているのではないかと旧モデルの iMac のころから指摘されていた.



● PowerBook 5300/1400 での CD 起動時フリーズ (続報)


99/12/13 項目 "Norton Utilities 5.0: PowerBook 5300/1400 での CD 起動時フリーズ" に関して,Hayashi 氏から,これは Norton Utilities 5.0 の起動 CD だけで起きる問題ではなく, PowerBook 5300/1400 で Mac OS などのシステム CD から起動してナビゲーションサービスを使用した際に一般的に起きるとお教えいただいた.従って, Mac OS 8.6 や Mac OS 9 のシステム CD から起動した場合でもナビゲーションサービスを表示するとフリーズするそうだ.



● Mac OS 9 での USB Zip 認識など


Mac OS 9 では汎用 USB ドライバがあるため,各周辺装置専用ドライバなしでも USB 機器が認識され,逆に専用ドライバをインストールすることで Macintosh が不安定になる場合があることは, 99/11/28 項目 "Mac OS 9: USB 汎用ドライバ" でお知らせしたとおりである.

この一例として,福島氏から USB Zip の場合について詳細なレポートをいただいている. USB Zip 専用ドライバを外すことで正常に認識されるそうだ.

USB フロッピードライブなど同様の場合は多い. Mac OS 9 で USB 機器を使用する際に問題が出る場合は,他の USB 機器を取り外す方法の他に,専用ドライバなしで動作確認されたい.



Adobe Photoshop 5.5 AltiVec Plug-ins Update for Apple PowerMac G4


以下の改善があるという.

・ RGB または Lab 画像に変形フィルタを用いた際の問題を解決する.
・小さい領域に「明るさの中間値...」または「照明効果」フィルタを用いると起きる可能性のある問題を解決する.
・多くの操作処理速度を改善.

AltiVecCore および LightingEffects のふたつのプラグインからなる.従来のバージョンを削除してからインストールすることが望ましい. Power Mac G4/Photoshop 5.5 専用であり,英語版のため日本語版で使用するとインターフェースが英語になるそうだ.

参照:
99/10/23 項目 "Power Mac G4:Photoshop フィルタのノイズ"





[ 99/12/13]



● QuarkXPress からの Illustrator 配置ファイルの PS プリントエラー


中島氏からお教えいただいている. QuarkXPress 3.3 に特定の Illustrator ファイルが配置されている場合, PS プリントエラーが発生するそうだ.

Illustrator 8.0 を用いて,5.5 の EPS 形式で保存したファイルを QuarkXPress に配置すると PostScript プリンタでの PS 出力時に PostScript エラーが起きる.例えば,5.5 で作成された EPS ファイルを 8.0 を用いて編集し直してそのまま保存するなど,気がつかないでこのようにしている場合もある.

追記:
いながわ氏より,補足をいただいた.これは 7.0/7.01 から起きていた問題であること,また,必ずしも起きない場合もあること, 8.0 などの固有の機能を使用したものを 5.5/5.0 形式にして保存した場合には高い確率でエラーが発生することなどをお教えいただいた.

追記:2
篠原氏,塚本氏,森田氏より, Illustrator 8.0.1 アップデートによって改善されるとお知らせいただいた.当該ページには, EPS ファイルを「Illustrator 5.5J」互換性オプションで保存し, QuarkXpress に挿入した場合の PostScript (ポストスクリプト) エラーがなくなりましたと書かれている.



● Power Mac G4 (AGP Graphics) と TAXAN Storage Fighter


阿多氏によれば, TAXAN (加賀電子) Storage FighterATA/66のPCIカード (13.5GBハードディスク付き) を新しいアーキテクチャになった Power Mac G4 (AGP Graphics) 350 / Mac OS J2-9.0 で起動できないそうである.ハピーマックが出る前にフリーズするそうである.現在氏は加賀電子に問い合わせ中である.



● Norton Utilities 5.0: PowerBook 5300/1400 での CD 起動時フリーズ


PowerBook 5300 または PowerBook 1400 を Norton Utilities 5.0 の起動 CD-ROM から起動した場合フリーズすることがあるそうだ.回避法は Norton Disk Doctor を実施する前に, "プレファレンス..." の "修復の取り消し" と "損傷したファイル" で "保存しない" にする.

こうすると,修復の取り消しはできなくなる.なお, Norton Disk Doctor 5.0 については起動ディスクについて適用することができるようになっているので, CD-ROM から起動して行う必要はない.



● AppleShare Client 3.8.6 での「チェックされた項目が起動時に開きます」


日本語版 TIL MacOS8.6: セレクタでグレイ表示される名前とパスワードを保存する において,MacOS8.6 と AppleShare Client 3.8.4 で起きるという問題に関して,松瀬氏 99/11/22 項目 "AppleShare Client 3.8.6" との関連をご指摘になっている.

99/11/22 項目では, AppleShare Client 3.8.6 で「チェックされた項目が起動時に開きます」の指定をするとしたが,これは当初グレイアウトして選択できなかったのであるが,クリックすると選択できるそうだ. 上記 TIL と同じであるとすれば,これは本来選択できないものが,選択できてしまうことに問題があるということになるのではなかろうか.



● Internet Explorer 4.5:認証と JavaScript の問題


MacFixIt 99.12.7 は Microsoft 社からの同社の Microsoft Internet Explorer 4.5 に認証と JavaScript について 2 点の問題があると知らせてきたとして掲載している.

問題点の第一である認証に関して,新しい認証バージョン 3 に対応していないため, Internet Explorer の SSL (Secure Sockets Layer) に関連したいくつかの認証 (機能?) が本年 12 月 31 日深夜に消えてしまう.そのため,それ以降,そのような SSL を必要とするサイト (オンラインショッピングやバンキングなど) で "認証が消失した" というメッセージが出て,アクセスを継続することはできても錠アイコンが表示されなくなる.

問題点の二つ目は JavaScript にあり,JavaScript を必要とするサイトに入る際に問題があるという.問題は最近 Outlook Express 5 をダウンロードし, Internet Explorer を使用した場合に起きる.これは Outlook Express 5 が Jscript library を非互換のものに置き換え, Internet Explorer が同じライブラリを共有することが原因である.

前者については Communicator も同様の問題があるかもしれないと MacFixIt は述べている.



●ゴミ箱を空にしても膨らんだまま (継続)


Mac OS 8.6/9 といったバージョンの Mac OS で,ゴミ箱を空にした後もゴミ箱アイコンが膨らんだままという現象が発生する場合がある.

参照:
99/11/9 項目 "Mac OS 9:ゴミ箱が膨らんだまま"


これはどうも仕様のようだ.私が調べたところでは,ゴミ箱を空にしてからシステムがアップデートされる間に,若干の間があくことがあり,これは Apple も認識している.この間,他のコンピュータの機能を実行することができ,数秒後にゴミ箱のアイコンは期待通りになる.アップデートされている間に,もう一度「ゴミ箱を空に...」をメニューから選択した場合には「ゴミ箱は空です」というメッセージが表示されるようだ.

アピアランスコントロールパネルで,サウンドトラックを切る,ディスクキャッシュを増やす,仮想記憶を切るといった方法でアップデートされるまでの時間を短くできるかもしれない.

ゴミ箱を空にしてもしばらく膨らんだままになっているという現象は,私も経験し,確認できた.私自身としては,以前から,(Mac OS 8.5 だったか, 8.6 だったかから) 保存したり,コピーしたりした項目がウインドウ内でなかなか現れないことに気がついている.これらは,多分,アップデートされた Photoshop ファイルのプレビューアイコンが変化しないということがかなり以前にあったのが,その問題が改善され,更新されるようになったことと関係しているかもしれない.また, PowerBook などでウインドウ内の項目のアイコン表示が遅いあるいは消えるというかつて一部で起きていた現象とも関係あるかも知れない.

回避法は「気にしない」



●リスト表示の先頭項目が隠れる


Mac OS 8.6 か Mac OS 9 からか,またそれより前からか,はっきりしないのだが,最近の Mac OS でウインドウをリスト表示としている場合,ウインドウを開いたときに一番上の項目が隠れてしまい, 2 番目の項目以下から表示されることがある.

回避法は「気にしない」




[ 99/12/10]



忘年会などで更新がやや滞ってしまった.私の PowerBook G3 Series のクラッチの修理は 13 日になるので次回更新も滞るかも知れないが,ご寛恕願いたい.



● Sherlock の HTML ファイルの索引作成


Mac OS 8.5 で発表になった Sherlock は当初 PDF と HTML ファイルについて索引に問題があった. ( PDF ファイルは索引化されず,HTML ファイルはタグまで含んで索引化された.)

これらの問題は, Mac OS 8.6 での Sherlock 2.1 で改善されたが, HTML ファイルの索引化についてなどまだまだ不十分な点があることを否めない.

HTML ファイルの索引作成について,大野氏から有益な情報をいただいた.氏は HTML ファイル索引作成がうまくいかない HTML 書類のソースを分析した結果,META タグで日本語文字コードの指定がないという共通点がみられることを発見された.それに対して索引作成された HTML ファイルは META タグ内に日本語文字コード記述があるそうだ.

氏が,日本語文字コード記述がなく索引化されないファイルについて,META タグで文字コード記述して保存し直して索引化させると,今度は索引化が成功したそうである.

氏は 8.6 での Sherlock J1-2.1 でお調べになったが,いただいた情報を元に私が Mac OS 9 での状況を簡単に調べた範囲でも,同様のように思われた.試しに META 記述で日本語文字コード指定のない HTML ファイルの要約をクリップボードに表示させたところ,タグや文字化けした文字が表示され,どうも Sherlock は META タグを読んでいるかも知れないと思われた.

Sherlock 2 については,私はほかに,長い文書の要約はうまくいかないのではないかと思っている.内容で検索した場合,長いファイルはほとんどヒットしないのではなかろうか.


ビギナーで上記の用語の分からない方への参考に以下に少し書いてみた.

PDF ファイル
Adobe 社が提唱する,どの種類のコンピュータでも共通して同じようにAcrobat Reader で表示,印刷することができ,ファイルサイズを小さくできるファイル形式 (PDF) で作成されたファイル. PDF は将来的に Mac OS の標準フォーマットとなると言われている.

HTML ファイル
HTML という決められた形式で,タグ (TAG) と呼ばれる記号によって記述された Web で用いられるファイル. Web ブラウザで表示される画面はこの HTML で記述したファイルが主であり,ブラウザでソースとして保存したファイルは HTML ファイルである.

META タグ
HTML のタグ記述において,その HTML ファイルについての情報やブラウザに実行させたい記述を含む内容であることを示す.その HTML ファイルで使用される文字コードの宣言もこのタグ内でなされる.

文字コード
人間の書く文字をコンピュータの理解できる 2 進数に対応させる場合に基準となる規約 (対応規則のようなもの).コンピュータでは一般にアルファベットやアラビア数字などは 7 bit 128 種の範囲で対応させた ASCII という事実上の標準コードがあるが,それ以外の例えば日本語などについてはいくつかの文字コードが混在し統一されていない.将来的には Unicode で統一されるという考え方をする場合もあるが, Unicode は日本を含む漢字文化圏の文字文化を歪めるおそれも指摘されている.(私もそう思う)
インターネットでは日本語については JIS コード (ISO-2022-JP) が標準であったはずで,それなりの理由があったのであるが, HTML 表記については,なし崩しに shift JIS が大部分を占めようとしている現状である.

META タグと文字コードに関わる文字化けについて
一般にブラウザではそのブラウザが対応している文字コードについて自動判定して表示するが,表示しようとしている HTML ファイルの最初に META タグで文字コードが宣言されている場合にはその文字コードで表示する.ところが,あるファイルに META タグでの文字コード宣言があった場合,それ以降の HTML ファイルについては,新たに META タグで文字コードが宣言されるまでは,最後に宣言された文字コードを引き継いで表示するというように Netscape や Internet Explorer ではなっているように思われる.
このため, META での文字コードを指定していない HTML ファイルは,それ以前にブラウザが読み込んだ META での文字コード記述のあったファイルの文字コードで表示されるため,そのファイルに記述した適した文字コードとは異なる文字コードで表示され,文字化けする場合がある.これらはブラウザで自動判定を標準の文字コード設定に指定していてもそれに先立ち優先されるようだ.この場合,いちいち,ブラウザで文字コードを指定し直すしかない.



● iMac DV: Ethernet ケーブル差し込み口がずれている (継続)


iMac DV で Ethernet ケーブル差し込み口がずれている問題について,畑氏は,Apple Store指定のアーク株式会社に修理を依頼した.ところが, Ethernet Port にケーブルが入らない原因は New iMac で I/O ポートに新しくとりつけられたプラスチックカバーの厚さに問題があるようて,修理不能ですと報告があったそうである.

New iMac 全製品で問題があるでしょうとの事であったが,この件に関してアップルより特別な指示はなく,仕様上の問題なのでどうしようもないとの回答であった.回答された対処法は以下のものであったそうだ.

・プラスチックカバーをマイナスドライバーなどで無理矢理はぎ取る(ただしアップルの保障はなくなる)

・ Ether ケーブルのプラグカバーを削り取る

参照:
99/11/26 項目 "iMac DV: Ethernet ケーブル差し込み口がずれているほか"




● Alchemy: ImageDrive と仮想記憶 (継続)


Alchemy ( Performa 54xx, 64xx ほか)において B's Recorder Pro および B's Recorder Gold の ImageDrive により作成したイメージディスクへのコピー時にフリーズが発生する問題について,伊藤氏から引き続いて情報をいただいた.

BHA 社から発表された "B's Recorder GOLD Ver 1.05" の説明に "ImageDriveで大容量 HD上に仮想ボリュームを作成した場合,正常に作成できない不具合を修正" とあるが,イメージディスクへのコピー中にフリーズする不具合は修正されていなかったそうである.また, PowerMac G3 DT266 での同様のトラブルが報告されているので, Alchemy には限らないかも知れないそうだ.

参照:
99/6/28 項目 " Alchemy: ImageDrive と仮想記憶"


Alchemy については, Mac OS 9 で SCSI 接続に問題が出ると一部の海外サイトで扱われたことがあるが,実際に問題なく接続できているユーザもいるようだ. Apple はこの問題について,否定している.



● Mac OS 9 のファイルシステムの変更による改善点:ネットワークボリュームの空き容量表示


Mac OS 9 では 2GB 超ファイルを扱うことが可能になった.(個々のアプリケーションに関してはアプリケーションが対応するまでは扱えない.) この点について中島氏から関連した情報をいただいている.

Finder もそれに対応したため,これまで, AppleShare でマウントした共有ボリュームについて,実際には 2GB 以上の空きがある場合でも, 1.9GB までしか表示されない問題が改善されて, Mac OS 9 のクライアント等からはきちんと表示されるようになった.

ただし,一方が Mac OS 9 であっても Mac OS 8.6 以前のクライアントからはこれまで通り 1.9GB までしか表示されない.また, 2GB を超えるネットワークコピーができないこともこの制限からくるものであったが, Mac OS 9 であれば,改善されている.



● TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築の問題 (継続):システムソフトからの情報


TechTool Pro 2.5.3 の新機能のディレクトリ再構築を適用するとボリュームからファイルが消失したり,異常が出る場合があることについて私が報告した内容に関し,国内発売元であるシステムソフト社からご連絡をいただいている.

問題であるとしたディレクトリ再構築に関して,システムソフト社としては私が指摘するような問題はこれまで発生していなかったものの,現在テストをして原因を究明しているそうである.当初私の報告については他の同種ソフトウェアとのバッティングが考えられるとして,私にお問い合わせいただいている.

また,私が, 2.5.1 で既に同じ思考ルーティンが取られていたとすれば 2.5.3 で報告される異常が 2.5.1で報告されないのは理解できないと書いたことについて, 2.5.3では基本的な思考方式に変更を加えていないものの,機能を強化するために手を加えていると開発元からお聞きになっているそうで,そのため, 2.5.1 で発見できなかった問題が 2.5.3 で報告されたのではないかということである.

問題のディレクトリ再構築を適用すると障害が発生する場合があることについて,私もできるだけ協力したいということで,詳しい環境やテストレポートファイルをお送りしている.こうしたことを通じてよりよい関係をユーザとベンダーとの間で築き,協力してよい製品を開発することは必要なことであり,連絡いただいたことはうれしいことである.

このような障害確認に関して,私は常に shift 起動で確認を行っている. shift 起動で確認することができない性質の問題については,最小限のシステムを作成して確認している.従って,当該項目に私は詳しく記さなかったのだが,本報告についても shift 起動での障害確認を行っており,残念ながらバッティングのような私のシステム構成特有の問題とは言えないようだ.

本障害に関して,先行して発売された北米版での障害報告がネット上で見あたらないことから,日本語版での問題である可能性もあると思う.こうした障害は TechTool Pro だけが原因で発生する可能性もあるが,ディスクドライバ, Mac OS 9 ,ハードウェアに関して原因がある場合も否定できない.

私が報告したことによって, TechTool Pro 全ての機能について危険であると受けたられた方がいるとすれば,それは間違いであり,私の本意ではない. TechTool Pro について,一度書いたことがあるが,これはハードウェアを診断できる他にはない特徴を持ったユーティリティである. Norton Disk Doctor についても TechTool Pro についてもディスクのディレクトリ修復については修復できる場合もあれば,取り返しのつかない危険なツールになる場合もあることはこれまで何度も本ページで触れてきたとおりである. TechTool Pro も使用法によってはそのような危険をともなうものである.しかし, TechTool Pro の有意義なハードウェア診断という特徴については何も変わっていない.私の書いたことは, TechTool Pro の多くの機能のうちの一つについて問題があるという指摘であることを皆様にはご理解いただきたい.



● 1GB 以上のメモリでの起動障害の回避法


Power Mac G4 が 1GB超メモリ搭載時に起動障害を起こすことについて, MacFixIt 99.12.6 は読者からの回避法を紹介している.メモリコントロールパネルを command+option キーで開いて,起動時のメモリチェックをしないように設定することで回避できるというもの.

参照:
99/10/18 項目 " Power Mac G4: 1GB 以上のメモリでの起動障害"




● Power Mac G4 (AGP Graphics):安定したモデムコマンド


MacInTouch 99.12.7 は Power Mac G4 (AGP Graphics) 450 の使用者からの投稿を紹介し,内蔵モデムについて,

"AT&F1W1+MS=12,1"

の初期化コマンドを用いることで KFLEX, V.90 ,特に V.90 が安定して,速度も速いとしてる.



● AirPort:スリープ後の AirPort Base Station への接続


TIL: 58541 : AirPort Base Station: Wake From Sleep Behavior with Encryption Enabled

Apple Tech Info Library の文書. AirPort の暗号化が用いられている場合,スリープ復帰後や再起動後, AirPort Base Station への接続が切れる.これはスリープ中に使用者がいないときに,誰か他のものがネットワークにアクセスするのを防ぐための仕様であり,コントロールバーか AirPort ソフトウェアからのパスワード再入力が必要なようにしているといった内容と, AirPort Setup Assistant 暗号化をオフにする方法が述べられている.暗号化をオフにする AirPort Setup Assistant または AirPort Utility の使用法が図入りで説明されている.



● AirPort Base Station:ダイアルアップ接続トラブル対処法


TIL: 58538 : AirPort Base Station: Troubleshooting a Dial-up Connection

Apple Tech Info Library の文書. AirPort Base Station でダイアルアップ接続する場合のトラブル対処法.

1.インターネットサービスプロバイダが標準的な PPP 接続に対応しているか確かめる.
(秋山注-これは要するに AOL:America Online では使えないということが言いたいのだろう)

2.通電されているか,中央のステータスランプが緑に点灯していることを確かめる.また,電話線へのモデュラーケーブルの接続を確かめる.

3.自分のコンピュータが AirPort Base Station を認識しない場合, AirPort と AirPort 内蔵アンテナとの接続を確かめる.

4. AirPort Base Station を AirPort Setup Assistant によって設定し,リセットするため 45 秒間待つ.(リセット中,ステータスライトが点滅する)

5.自分のコンピュータから直接ダイアルアップ接続できるかどうか確かめる.もしそれでも接続できない場合, AirPort Base Station 以外の原因である.

6.もし,自分のコンピュータから接続できた場合, AirPort Setup Assistant のペーン 6 の「現在のインターネット設定をBase Station に用いる」("Use the current Internet settings to configure the Base Station") のボタンを選択する.

7.ブラウザが任意のページに接続できない場合, AirPort アプリケーションの "Base Station Status:" が "Connected" または "Active" になっているとすれば,DNS サーバなどが間違って入力されているかもしれない.

なお, AirPort Base Station の内蔵モデムからのダイアル音はモデムスピーカがないので出ないそうだ.



WinAMPのSkinをコンバート時の黒縁削除に付いて



AppleShare クライアント J-3.8.6


パスワードや利用者名を誤り, Mac OS X Server に2回目の接続を試みようとしたときに DHX Authentication でクラッシュした問題を解決した他マイナーバグフィックスだそうだ.



AppleShare IP Registry 6.3.1



● iMovie Update Version:1.0.1


TIL: 11549 : iMovie Update Version:1.0.1

改善点等

・ Mac OS 9 との互換性を改善.
・ QuickTime プレーヤが対応している MP3 ファイルを取り込めるようになった.
・ Cross Dissolve, Push Right, Scale Down は移行中でも映像速度が維持され,project duration が短くなった.(秋山: iMovie を知らないので意味がよく分からない.想像だが,これら 3 方式がエフェクトであるならば,そうしたエフェクトをかけると処理が遅くなっていたのを修正したということ?)
・上記 3 方式にスローバージョンが加わった. 1.0 での 3 方式の動作と同じことになる.




[ 99/12/6]



●警告:TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築機能 (継続)


99/12/3 項目 "注意:TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築機能" について,やはり「警告」としたい.私以外でも重大な結果を招くことがあるようである.(私がいくつか試した場合では Mac OS 標準フォーマット (HFS) の場合で障害が発生しない場合もあった)

当該項目に記したとおり, TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築機能を使用してディスクに重大な障害が発生したり,ファイルを消失した場合は, Alsoft 社の DiskWarrior 1.l を使用することで回復できる.亘香通商のスーパープラスツールに入っているディスクウォーリア 1.0.4 でも Mac OS 9 で現状ではほとんど問題なく使用できる. (他社製のツールは試していない.試すことが自殺行為になる可能性がある場合,そんなことを自分のディスクで試すつもりはない.)

DiskWarrior 英語版を日本語 OS で使用することにデータ保全の面では何の問題もないが,レポートなどの表示が文字化けする場合がある.そのような場合は,再構築したディレクトリを置き換えないままで,レポートを保存してから一旦 DiskWarrior を終了し,レポートを日本語エディタなどで開けば 2 バイト部分の文字化けが読めるようになる.その上で,もう一度 DiskWarrior を起動してプレビューで該当ファイルを確かめればよい.

レポート保存時の注意としては,障害が発生しているボリュームに保存しないようにすることである.もっとも,今回のような障害がひどい場合は書き込む事ができない場合もあるだろう.

今回の私の例では,ディスクウォーリアによってファイルを取り戻せたものの,ファイルやディレクトリ名称までは元通りにならなかったので,バックアップに戻すことが必要であろう.バックアップがない場合は, Data Rescue 2.1.1J を試していただきたい.

DiskWarrior はこれまでのディスク診断修復ユーティリティと少々異なっている面があるので,私は時間さえ許せば DiskWarrior を中心とした使用法などを書きたいと思っている.あてにしないで待っていてもらいたい.

追記:

他のツールは危険だという意味のことを試しもせずに書いたので,一応試してみた.

TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築を用いて意図的に破壊させたディスクについて, Disk First Aid J1-8.5.5, Norton Disk Doctor 5.0,MacTools Clinic 5.0.1J を試してみた.

「Disk First Aid J1-8.5.5」
規定外キー,4,37 を報告して修復できない.

「Norton Disk Doctor 5.0」
カタログ B ツリーのエラーを何度か表示して修復.修復は最後まで行ったようだ.ただし,修復が完全であったかどうか確認はしていない.MacTools Clinic 5.0.1J が修復途中で修復できなかったディスクに Norton を使用してみたが,修復することができず,返って多数のファイルを消失させる結果となった.

「MacTools Clinic 5.0.1J」
クロスリンクを表示して修復できない.

試したのは比較的軽度の程度の障害であったディスクだと思える.一応, Norton で修復できた場合だが,クロスリンクが表示されるようなエラーを本当に修復できたのかどうかは断言できない.また,もっと重度の場合にどのようになるかは分からない.重ねて言うが,修復することが自殺行為になる可能性が原理的にあるツールの使用は十分すぎるほどの慎重さが必要である.私が推薦できるのは DiskWarrior のみであり,その DiskWarrior であってもバックアップより優れているわけではない.

MacTools Clinic 5.0.1J は Mac OS 9 に対応かどうか不明であったが,今回使用してみてエラーは発生しなかった.

これらを試してみて判ったことがひとつある. Norton Disk Doctor 5.0 の修復のアンドゥの機能であるが,障害を再現することができるために非常に便利であるということである.これまでは一度あるツールで修復した場合,他のツールで同じ状況を比較して試すことができなかったのだが,それが可能になる場合があるということである.

このようにアンドゥ機能があるのであれば, Norton Disk Doctor のような原理的に危険が必ず伴うツールでも安心して用いることができるように思えるかも知れないが,必ずアンドゥできるとは限らない場合があり,それが困る.

DiskWarrior の場合だが, DiskWarrior より先行するツール類を先に使ってしまった場合, DiskWarrior による修復はその仕組みから言って困難となることが多い.今回の場合, MacTools Clinic 5.0.1J の修復途中のディスクに関しては DiskWarrior で修復することができたが,失われたファイルは元のディレクトリには戻らず,救出ファイルとして作成された.



● "Multiprocessing" フォルダに依存するアプリケーションがある


99/11/12 項目 "スリープ復帰障害と Multiprocessing (継続): TIL での確認" に, "Multiprocessing" フォルダに依存するアプリケーションがあるという TIL の情報を書いたことがあるが,田桐氏から, CAD ソフトの VectorWorks に VectorWorks 用レンダリングソフトウェアの RenderWorks をインストールして(組み込んで)使用する時に "Multiprocessing" フォルダがないと, Type 2/3 エラーが発生するとお知らせいただいた.また,氏は LightWave3D などの動作にも必要であるという情報を聞いたことがあるそうである.

参照:
99/11/11 項目 " iBook:Mac OS 9 でのスリープ復帰障害と Multiprocessing"
99/11/12 項目 "スリープ復帰障害と Multiprocessing (継続): TIL での確認"




●内蔵 GC アクセラレーションでの障害


上記,田桐氏から PowerMacintosh 7600/132 + Newer MaxPowrG3 300/1M/200 の組み合わせで FreeHand 8.01b を使用するとガイドラインを移動する時に描画がおかしくなった.(残像が残る) "内蔵 GC アクセラレーション" 機能拡張を外すことによって障害は解消されたそうである.(Mac OS 8.6)

"内蔵 GC アクセラレーション" 機能拡張は場合によってこのような画面上のゴミのような描画不良を起こすことがある.



● Acrobat Reader 4.0 と標準以外のアピアランステーマ


吉澤氏からお知らせいただいた. Mac OS のアピアランステーマ以外のテーマファイル (Allegro Themes Project など) を選択して使用していると,Adobe Acrobat Reader 4.0が起動途中で異常終了する. (Mac OS 8.6 で確認)

この場合,そうしたテーマファイルがインストールされていても,アピアランスコントロールパネルで "プラチナ" にしていると起きないそうである.

秋山が Mac OS 8.6/9 で簡単に試した範囲では現象を確認できなかった.



●スーパープラスツールのアップデータ開発状況


ここまで何度か触れてきているように, Mac OS 9 ではスーパープラスツールのうち,プラスメーカー 1.0.2J やプラスオプチマイザー 1.1J といったユーティリティが使えなくなっている.それらは起動して操作しようとすると警告が出て使用できない.開発元の Alsoft ではすでに英語版アップデータを公開している.

ディスクウォーリア 1.0.4J については使用可能であり機能的に支障はないものの,開発元の Alsoft では 2GB超 ファイル等 Mac OS 9 の File Manager の新機能に対応した 1.1 英語版アップデータが公開されている.

これらアップデータの日本語版プラスツール対応について,匿名氏から情報をいただいた.

発売元の亘香通商によれば,スーパープラスツールのアップデータが完成次第,亘香通商のページAlsoft,Macintosh 専門誌付録 CD-ROM 等で配布予定だそうだ.



● Mac OS 9:マルチユーザのアプリケーションセットを複製する 方法


TIL: 31144 : Mac OS 9: Multiple Users - Creating A Saved Set Of Applications

Mac OS 9 のマルチユーザで利用者を設定してアプリケーションのセットを作成した場合,新規利用者で同じアプリケーションのセットを指定する方法.マルチユーザコントロールバーを開いて希望するアプリケーションセットの利用者を作成するときに, "複製" ボタンを選択すればよい.



●シンプル Finder で省略されるメニュー項目など


TIL: 25072 : Mac OS: Menu Differences Between Simple Finder and Regular Finder

通常の Finder でのメニューとシンプル Finder との比較.プルダウンメニューのスクリーンショット入りなので分かりやすい.シンプル Finder ではメニュー項目に割り当てられる各種ショートカットやポップアップメニューが使えなくなる点にも注意.



● Adobe Illustrator 8.0:A4 以上の出力障害 (継続):暫定回避法


99/11/28 項目 "Adobe Illustrator 8.0:A4 以上の出力障害" に関して鈴木氏から情報をお寄せいただいた.

氏は EPSON PM-2000C (ドライバ 5.04J, PowerMacG3DT233/OS8.5.1) でIllustrator8.0よりA3用紙にプリントすると全てのアートワークにジャギーがかかった.そこで, Illustrator の環境設定 (一般) から"アートワークのアンチエイリアス"チェックボックスをオンにして出力するとジャギーは目立たなくなったそうである.場合によっては有効かも知れない.



●ファイル・シンクロナイズ:作成日が一致しないため更新しない


TIL: 18220 : File Sync Creation Date Problem

Apple Tech Info Library に,ファイル・シンクロナイズ使用中に,同一名称の書類の作成日が一致しないため更新できない旨表示されて更新されない場合, "ファイル・シンクロナイズ情報" 初期設定を外して設定し直すという文書がある.

私はこのエラーが Mac OS 9 も含めずっと続いて起きる組み合わせがあるのだが,初期設定を作り直しても障害は継続する.

岡部氏は,ファイル・シンクロナイズにおいて, -192 エラーなど一般的な不具合が繰り返されるうちに "ファイル・シンクロナイズ情報" 初期設定が読み込めなくなったそうである.その場合, "ファイル・シンクロナイズ情報" 初期設定を捨てて作成し直すことが有効であったそうだ.

参照:
98/11/9 項目 "ファイル・シンクロナイズ:メモリエラーの原因判明"
99/1/4 項目 "ファイル・シンクロナイズ:メニューからの終了時のエラー"
99/1/4 項目 "ファイル・シンクロナイズと Type 3 エラー:初期設定ファイルとの関連?"




●障害事例: Mac OS 9 での共有ボリュームマウントに関わる起動障害


山田氏からいただいた. Mac OS 9 ではいくつかの要因が関わり合って障害克服が難しい場合が起きるようである.ファイル共有によってボリュームをマウント中に事故が発生した場合に,クライアントマシンでの起動が難しい場合がある.

現象:
起動時にフリーズしたようになる.5 分から 10 分待つことで,起動が完了する. CD-ROM からの起動,他のパーティションからの起動でも同様になる.スムーズに起動するには Open Transport 機能拡張を起動時に読み込まないようにする.

問題発生の状況と原因
iMac でしたので,インストールは PowerBook 2400 との TCP/IP 経由のファイル共有によりおこなってました.私の失敗は,作業を終えようとしたときに,ファイル共有のサーバー側であったPB2400をスリープしてしまい,iMac は強制的に共有状態を切られた形になりました.問題は,( Chooser からの) AppleShare Client の共有設定時に, PB 2400 を起動時にマウントするチェックを付けてしまっていたことでした.次にiMacを起動したときに,起動時に PB 2400 をマウントしようとしても見つけ出せずフリーズしていたような状態が続いたわけです.
Open Transport の問題は, Ether ケーブルをはずせという習わしから,ケーブルを抜いたりして,ますますサーバーは探せないわけでした.今回の件は,OS 9のTCP/IP経由のファイル共有実現とOpen Transportの無口な攻防という入り組んだ OS9特有の問題だと思います.

さて,問題が把握できるまで,OS9 CD-ROMや,他のパーティションで立ちあげた場合も同様の結果になり,苦労しました.Chooserで起動時の共有の設定を外すには, Open Transportを読み込んでなければいけないし,読み込むとうまく立ち上がらない.

日本語 Mac OS 9 で立ちあげたときはどう待っても,フリーズしたような状態から脱することができませんでした.最終的には,共有先であった PB 2400 を起動し,共有させることで問題は解決されました.

もし共有先が移動とかクラッシュとかで失った場合,怖いことになりそうです.起動時の共有ヴォリュームの初期設定ファイルがあるなら,それを削除すればよさそうですが,CD-ROMから立ちあげてもダメだったっていうのは....

共有ボリュームマウント時に起動できなくなる障害では,私は shift 起動させているが, Mac OS 9 では未経験である.



ATI Universal Installer Ver4.20


以下の条件が必要.

Mac OS 8.1 から 8.6 または Mac OS 9
QuickDraw 3D 1.5.4 かそれ以上
QuickTime 3.0.2 かそれ以上
OpenGL 1.1 かそれ以上

対応製品

NEXUS 128
NEXUS GA
RAGE ORION
XCLAIM 3D PLUS
XCLAIM 3D
XCLAIM GA
XCLAIM VR
XCLAIM VR 128
XCLAIM TV
マザーボード上に組み込まれた ATI チップの場合はインストーラが認識しないそうである.




[ 99/12/4]



先日,新聞を読んでいた私は「何時だろう?」と新聞紙の右上すみに目をやり,メニューバークロックがないことにあわててしまった.



●ホイールマウスなどの汎用 USBドライバ: USB Overdrive


溝畑氏からご紹介をいただいた.各社ホイールマウスに関して,これまで本ページでは問題を何度も報告してきている.そのような場合, USB Overdrive を使用することで問題なく使えることがある.

これは USB の汎用ドライバでマウスやジョイスティックなどのポインティングデバイスに対応しています. インストールはあっと言う間に終わり,2つの機能拡張と1つのコントロールパネルがインストールされ,再起動すれば即使用可能になります.使用上の注意としては,現在使っているポインティングデバイスに固有のドライバが入っている場合ははずした方がよいとのこと.

コンパネで行う設定は簡単です.左のセクションでデバイスを選び,真ん中のセクションでデバイスの使用箇所を選び,左のセクションで割り当てられる機能を選びます.

InputSprockets にも対応しており,コアなゲーマーなどにはもってこいかも知れません.またアプリケーション毎にセッティングを変えることも可能なので,クリックに割り当てる機能を使い分ける,あるいはポインタの速度を使い分ける,といったことも可能です.



● Power Mac G4:Adptec PowerDomain 2930 でのスリープ問題ほか


石井氏,伊菅氏からいただいた. Power Mac G4 (AGP Graphics) には Power Manager 2.0 による PCI パワーダウンモードがある.これは, PCI カードへの電源供給を停止し,ファンも停止できるスリープモードである.ところが, Power Manager 2.0 未対応の古い PCI カードまでは新しい電源管理が及ばないので,未対応カードが一枚でも使われている場合,スリープ中でも PCI バスと冷却ファンには電力が供給されることになる.

石井氏,伊菅氏によれば, Build to Order でアップルが装着した Adptec PowerDomain 2930 SCSI カードが Power Manager 2.0 に未対応のため,パワーダウンモードに入れない.

石井氏によれば,2930 SCSI カードについてはそれ以外にも次のような不具合があるそうだ.

・YAMAHA CD-RW で焼くことは可能だが,読むことができない

・ミノルタ Dimage Scan Dual フィルムスキャナーが未対応で使う事ができない

・ システムプロフィールをみても SCSI 機器が一つも認識されない

これらのことについて,アップルは対応していると繰り返すだけだそうだ.

参照:
99/9/11 項目 "Power Mac G4 (AGP Graphics) : Power Manager 2.0 の PCI パワーダウンモード"
99/9/12 項目 "Power Mac G4: お読み下さい"




● Power Mac G4:接続モニタのタイミング障害,内蔵モデムと Free PPP ほか


伊菅氏からいただいた.氏の周囲のユーザではサードパーティ製モニタを Power Mac G4 で使用した場合,832*624 以上の設定に変更しようとすると,タイミングエラーというメッセージが出て変更できないそうである.(SHARP LL-T1510A, SONY 17インチモニタ) 氏の AppleVision850 では問題ないそうである.

また, Power Mac G4 (AGP Graphics) で内蔵モデムから音がしない場合はサウンドコントロールパネルで音源が内蔵モデムになっているかどうか確認するとよいそうである.なお,アップルサポートは, Power Mac G4 (AGP Graphics) と Mac OS 9 OpenTransport の組み合わせでは FreePPP は使えないと言っているそうだが,問題なく使えているということである.



● MilesU2W SCSI カード:仮想記憶と非互換


橋本氏からいただいた.氏は Illustrator 8.0.1 が起動しない,Illustrator 終了後 Finder がリセットされるという症状に悩まされた.氏が使用していた MilesU2W SCSI カード販売元の Initio のページを調べてみたところ, MilesU2W SCSI カードは仮想記憶と非互換である旨が記載されていた.



● Netscape Communicator 4.7 の Type 2/3 エラー


近藤氏からお寄せいただいた.

私が管理しているMacのうち,Mac OS 9 + Netscape Communicator 4.7J という組み合わせ 3 台ほどに Netscape 立ち上げ時にタイプ 2 ないし 3 のエラーが発生し起動できないという障害が発生しました.機種としては G4/450(AGP),G3/400,9500/132+G3カードで,RAMはそれぞれ 640MB,512MB,HDD は HFS プラスにてフォーマット,Netscape へのメモリ割当は 25MB 程度で,仮想メモリは実装 RAM+1MB で ON にしておりました.なお,同様な設定にて運用している MT300, DT266, iMac(RevA〜D) iBook PB3400/240 では問題は発生しませんでした.

そこで,トラブルを解消しようといろいろ試したところ, 9500+G3 カードでは仮想メモリを OFF にする事により回避できるようになったのですが, G4/450, G3/400 (青白) ではそれだけではダメでした. Netscape のリインストールから,shiftキー起動による機能拡張のコンフリクトチエック,揚げ句のはてにHDDのHFSへのリフォーマットまでやってみましたが効果が無く,結局Netscap の英語版への変更でトラブルが解消できました.

(中略)

二次的福音として、英語版にする事によりブラウジングの読み込みが速くなった事をご報告いたします.



● iBook:PowerBook 1400 の電源アダブタ互換


iBook に PowerBook 1400 の電源アダブタが使用できるそうだ.



● PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) のハードディスクノイズ


99/11/24 項目 " PowerBook G3 Series のノイズ" について朝倉氏からご報告いただいている.朝倉氏は購入時装着されていた IBM DADA26480 が購入直後に問題なかったのに,使用するにつれて CD-ROM のような騒音を立て始めた. IBM DCXA21000 に換装した結果,ほとんど無音になったのだが,交換後 1 ヶ月ほどして徐々に音がし出したそうである.どちらもハンガリー製だそうである.

このように使用につれて騒音がしてくるという例は MacFixIt でも同様に最近報告されている.



● PowerBook G3 Series:ADB 機器の接続


PowerBook G3 Series では ADB 機器の接続について, PowerBook G3 Series 駆動中に接続しても (ホットプラグ) 障害が起きないように保護回路が組み込まれているそうだ.

参照:
99/5/27 項目 "Mac OS 8.6: PowerBook G3 Series ADB 再接続時のドライバリセット"




● iMac DV:ハーマンカードン社製スピーカ初期不良事例


Takimoto 氏からいただいた. iMac DV の内蔵スピーカのシーリング不良があったそうである.

iMAC DV自慢のハーマンカードン社製スピーカーの片方が初期不良だった.音楽聴いていて何だか変だなぁ...と思ってスピーカーにテッシュをあててみたらナント!バスブーストが全く死んでいるではありませんか.反対側のスピーカーは元気にテッシュがポコポコ音に合わせて跳ねている.という事は問題のスピーカーからは中低域が全く発声されていなかったのです.

(中略)

もしかしたらスピーカー自体の気密性に問題があるのでは?と直感を信じて恐る恐るiMAC DVをバラバラに分解し問題のスピーカーを外して注意深く観察したら.....

やっぱり直感は正しかった.原因はハーマンカードン社製のバスブースト付きスピーカーのシーリングミスであった.(画像)

スピーカーを分解しシール材を補充,そしてスピーカー本体を強くネジ止めし...iMAC DVを元通りに.今までの音が嘘の様に素晴らしい音を再生する事ができるようになった iMAC DV.



● Neoscan EZ USB スキャナ使用レポート


山中氏から Neoscan EZ USB スキャナの使用レポートをいただいた.

ネオスコーポレーションの新しい USB スキャナ「Neoscan EZ」は,同社のサイトから Mac 用のドライバをダウンロードすることによって Mac でも利用可能である.サイトでは iMac 用と記述されているが,PowerMac G4 400/PCI(Mac OS 9) でも動作するのを確認した.

但し,手元にあった若干長め (1.5m程度) の USB ケーブルで接続したところ,スキャニングの途中でエラーが発生した.( 電源ケーブルを外して,スキャナヘッドのロックを解除する旨のメッセージが出る. ) 現象から見て,キャリブレーションがうまくいっていないのではないかと推測される.スキャナに付属する USB ケーブルで接続し,キャリブレーションをし直したところ,問題なく動作するようになった.

ドライバには PhotoShop 用のプラグインが付属するので,PhotoShop のプラグインを利用可能なアプリケーションからのスキャニングが可能であるが,解像度を高めにしてスキャニングした時,Color It! 3.6J ではアプリケーションのメモリ割当を増やしてもスキャニングに失敗するようだ.PhotoDeluxe やPhotoShop LE などでは成功している.



エヌフォーメディアの Mac OS 9 対応状況について



[その他]

99/11/28 項目 "FAXstf と DeskJet 900 series ドライバ" に関して峰田氏より回避法をいただいている. PowerBook 特有の AppleTalk 接続にまつわる問題のようである.該当項目に追記した.

ATOK12でマックライトII のインライン変換をする方法がリニューアルされている.




[ 99/12/3]



TechTool Pro 2.5.3 アップデータ


Mac OS 9 に対応し,いくつかのめざましい機能が追加された 2.5.3 アップデータ.米国では最初 2.5.2 が Mac OS 9 に対応しているとされたが実際には問題が続出し,それらを修正したバージョンが 2.5.3 であった.今回の日本語版アップデータは問題が修正されているバージョンであると思われる.

添付ファイルなどには次のように書かれている.

「2.5.3の新機能」

ボリューム再構築
ドライブやボリュームのディレクトリ構造を再構築できる

チェックボリューム機能
「ボリューム再構築」で変更した結果を実際にデータを置き換える前に検証する.問題があれば元に戻すことができる.

技術的な比較機能
「ボリューム再構築」で変更したデータと元のデータを比較する

Mac OS 9完全対応

修復機能の向上

「2.5.3の変更点」

Trash Cacheの標準設定を変更
Trash Cacheに標準の除外ファイルを追加
Trash Cacheのバグを修正
製造年月日の表示形式を変更
起動ボリュームの最適化方法を変更
ボリューム修復機能の修正

新機能として項目分けされているが,これらは主にディレクトリ再構築機能にかかわるものである.ボリューム再構築,チェックボリューム,技術的な比較機能という各機能は「ディレクトリ再構築」を構成する部分的機能である.常識的にはこの「ディレクトリ再構築」の機能は DiskWarrior (ディスクウォーリア) でおなじみの機能であると説明を読む限り解釈できるが, TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築の思考ルーティンが大枠で DiskWarrior と類似のものかどうか私はメーカーの人間でもないので断言できない.

アップデータの "バージョン2.5.3の変更点" という書類によれば,実は TechTool Pro では 2.5.1 からこの思考方式をとっていたそうである.ところが,私には解せないことが出てきた.実際に 2.5.3 を適用したときに異常の報告されたディスクについて, 2.5.1 を実行すると異常は報告されないのである.同じ思考方式であるとすれば,理解しがたい結果となった.

TechTool Pro 2.5.3 と DiskWarrior を比較した場合,TechTool Pro 2.5.3 のボリューム再構築とチェックボリュームの機能は DiskWarrior の再構築およびプレビューと同等の機能である.しかし,TechTool Pro 2.5.3 には "技術的な比較機能" という機能がある.これは再構築後のディスクと修復前のディスクの変更点を具体的に示す一覧が表示される機能であり,実は DiskWarrior にあればいいと私が常々思っていた機能であった.こういうと TechTool Pro の方が DiskWarrior より使いやすいように思われるが,事実はそうではない.

DiskWarrior では障害がある場合,事前に問題のあったファイル名やフォルダ名を明示し,修復しなくてもそれらの情報を保存することができるし,プレビュー機能で確認することができる.これに対して, TechTool Pro では一覧に表示されるのは各管理領域に登録された総数のデータであり,個々にどのファイルに問題があるか表示されない.そのため,せっかくのプレビューがあってもどこを比較してみればいいのか判らないのだ.また,その不十分な情報でさえ,事前に保存して検討することができず,ユーザはその報告を信じてディレクトリを「全て」置き換えるだけなのだ.結果は神のみぞ知る.

TechTool Pro 2.5.3 は Mac OS 9 完全対応とされている.この意味が 2GB を越えるファイルや 32,000 以上の項目を含んだフォルダを扱えるということなのかどうかは不明である. DiskWarrior 1.0.4 は Mac OS 9 で実行してもこれまで通り使う事ができるが,そのような 2GB超 ファイル等に対応した 1.1 アップデータが公開されている.

これまでのバージョンで可能であった起動ボリュームなどの最適化はできなくなっているが,もともと TechTool Pro のディスクの最適化はそれほど実用的なものではなかった.

TechTool Pro2.5.1 では,一部バージョンの B'sCrew でフォーマットされたボリュームにボリューム構造テストを行うと正常なボリュームに対してもエラーが発生するという問題があったそうである.この状態で修復を行うと重大な問題を引き起こす可能性があり, 2.5.3 では B'sCrew で作成された拡張情報に対してエラーと判定しないように修正されたそうである.この変更により B'sCrew に対応したバージョンの Norton Utilities で修復したボリュームでも問題が起きなくなっていると書かれているのだが,こんな重大な問題があったとは知らなかった.

実際に TechTool Pro を使ってみた結果として事項を必ず参照願いたい.



●注意:TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築機能


TechTool Pro 2.5.3 のディレクトリ再構築機能を実行すると,ファイルを失ったり,ディスクの読み書きについて重大な結果を招いたので報告したい.本来であれば,本項目の題目を「注意」でなく「警告」としたいところであるが,私が経験しただけであるので,多少遠慮した.

今回,これまで,ディスクウォーリア 1.0.4, DiskWarrior 1.1 で管理し異常がないと報告されていたディスクを TechTool Pro 2.5.3 によって検証したところ,異常をいくつか報告した. Norton Disk Doctor 5.0 でも DiskWarrior 同様異常は報告されないものである. TechTool Pro 2.5.3 の報告では実際にどのファイルやフォルダに異常があるのかは判らないので,異常が報告されても修復させるのは賭のようなものである.これまで TechTool Pro を十分に使い込んでいるとは言えないのだが,それは何回か使った結果だけで私には信頼を十分置けないと感じられたため,それ以上使おうとはしなかったからである.

今回,十分に信頼がおけるものになったかどうか,試してみるため,バックアップをとった後, TechTool Pro に修復させてみた.修復後,もう一度 TechTool Pro を実行したところ,問題が拡大していた.これだけで十分疑いを持っていい.ディレクトリを全部再構築したものにディレクトリ異常が残るのはおかしい.これはこれまでの DiskWarrior 以外のディスク修復プログラムが部分的にディレクトリを書き替えることによって対処する場合,一回では修復が終わらないこととは異なるはずだ.しかし,再度修復させた結果,三度目には問題が報告されなくなった.

そこで,ディスクウォーリア 1.0.4 で診断させたところ,いくつかの深刻なエラーを報告した.また, Norton Disk Doctor 5.0 でも同様に重大なエラーを数限りなく報告し,私はうんざりして途中で検査するのを中止したほどである.

実際に,ディスクウォーリアが指摘した部分をバックアップと比較すると, TechTool Pro で修復したディスクからはいくつかのファイルが失われていた.ディスクウォーリアの指摘は広範囲に及んでおり, TechTool Pro が広範にかつ深刻にディレクトリを破壊していると思われた.これらの書き替えはどうもテキストエンコーディングに関連していて,この部分に不十分な点が TechTool Pro にあるのではないだろうか.

私はバックアップから全データを戻そうとしたが,それはできなかった.ディレクトリが深刻なダメージを受けているため,書き込みできなくなっていた.こうなったら,本来はディスクを初期化して全データを書き戻すことが必要であるが,それでは数時間を要し,この経験を皆さんに伝えるためには別マシンでの作業ということになって面倒だ.

私はディスクウォーリアでディレクトリを修復させてみた.そうすると,バックアップから全データをコピーし直すことができた.ディスクウォーリアは私が信頼できる唯一の修復プログラムである. (データを回復するプログラムとしては Data Rescue を信頼している) しかし,ディスクウォーリアによる修復はディレクトリを使用可能にする,あるいはファイルの中味を取り戻すことまでであり,いったん, TechTool Pro が消去してしまったディレクトリからファイル名称までをも完全に回復することはできなかったために,バックアップからのコピーを必要とした.

念のため,新たに初期化したディスクで何もファイルを書き込んでいない状態で TechTool Pro を使用してみたが,エラーが報告された.そのまま TechTool Pro で修復すると,ディスクウォーリア, Norton Disk Doctor 共にディレクトリ異常を報告した.

私に起きたことが全ての人に起きるかどうかは分からないが, TechTool Pro のディレクトリ再構築機能のディスクへの適用にあたっては十分にご注意いただきたい.



AppleShare IP 6.3 日本語版アップデータ


Mac OS 9 に対応した日本語版




[ 99/12/1]



なんとか今年中に私の PowerBook G3 Series を修理に出そうとして,昨日,修理の下見をしてもらった.(以前,よもやまで書いたとおりで,ディスプレイのヒンジ部に問題が出ている) 部品が取り寄せられれば交換してもらうことになっていて,更新ができない日が続くことがあるかも知れないが,ご容赦いただきたい.



● Mac OS 9:Adaptec Toast 起動時の登録入力ができない


山中氏からお寄せいただいた.氏が Mac OS 9 でAdaptec Toast v.3.8 日本語版 (elegance CD-RW Drive にバンドルされた USB対応版) をインストールしようとすると,登録時のユーザ名,会社名の入力ができなかった.アピアランスコントロールパネルで "なめらかな文字で表示する" のチェックをとることで入力できるようになり,登録できた.



● Mac OS 9:Color StyleWriter 2500 で共有プリントに支障


上記,山中氏の情報である.

Mac OS 9 では Color StyleWriter 2500 のドライバが変更されていて,以前のドライバを使用しないように TIL でも告知されている.

参考:
TIL: 60587 : Mac OS 9: Reinstalling StyleWriter Printer Drivers

ところが,山中氏が, PowerMac G4 400/PCI を Mac OS 9 にアップデートすると,それまでの Mac OS 8.6 では問題なく使えていた, PowerMacintosh 8100/100AV (Mac OS 8.6) に接続された Color StyleWriter 2500 を共有プリンタとして使用できなくなった. (EtherTalk) 山中氏が PowerMac G4 側のドライバを Mac OS 8.1 のものに交換したところ,プリントできるようになり,ほかに障害もないそうだ.



● LaserWriter 8.7:細明朝を含むファイル印刷が遅い (継続):回避法


渡辺氏から, Mac OS 9 の LaserWriter 8.7 ドライバを使って細明朝を含むファイルを印刷すると印刷に時間がかかる障害について,回避法をお寄せいただいた.

氏は EPSON PS-9200F2 との組み合わせで障害が起きた.そこで, "用紙設定" のダイアログボックスの "PostScript" オプションの設定で "ダウンロード可能フォントの制限なし" をチェックしたところ,回避できたそうである.

また,渡辺氏は Printer Defaults をご推薦である. LaserWriter などの設定値を書類毎に設定するのは面倒であるが, Printer Defaults は設定値を固定することができる.本障害の回避法のような設定をする場合に有効であると思われる.

参照:
99/11/28 項目 "LaserWriter 8.7:細明朝を含むファイル印刷が遅い (継続)"
99/11/26 項目 " Mac OS 9 英語版+JLK:LaserWriter 8.7 での印刷が遅い場合"


私は Mac OS 9 での細明朝に関して,ファイルメーカ Pro (4.0 v3) での表示について気がついたことがある.私は ATM を使用するため,細明朝 (SaiMincho.別に「ほそみんちょう」でも通じればいいのでこだわる必要はないと思うが, Apple の英語の技術文書ほかには Sai Mincho として表記される) フォントスーツケースの TrueType アイコンのファイル (単にビットマップのファイルのようなのだが, TrueType のファイルと同じようになっている) を抜いている.その環境下でファイルメーカ Pro のフィールドで細明朝を指定している場合, Mac OS 8.6 までは リュウミン KL (私の場合は ATM) に置き換わって表示されていたのが, Mac OS 9 にすると ATM に置き換えられず,ビットマップそのままのジャギーがかかってしまう.

不思議なのは,同じ仕様であると思われる中ゴシックについてはこれまでどおり ATM の中ゴシック BBB に置き換えられて表示される点である.細明朝のフォント自体は Mac OS 8.6 でも使っていたフォントフォルダをそのまま移行しただけなので,システムか ATM の扱いで何かが変わったということになる. Mac OS 9 での ATSUI (Apple Type Services for Unicode Imaging) 2.0 との関連ということはないのだろうか.

追記:
虻川氏から細明朝を使用しないファイルでも問題が発生していたことと,上記回避法は有効であることをお知らせいただいた.



●マルチユーザ:ゴミ箱が空になる


Mac OS 9 のマルチユーザではマルチユーザ環境下で捨てたゴミ箱は空になっていなくても,ログアウト時に空にされる旨の警告が出て,空にされる.これは,ゴミ箱に入ったファイルが他のユーザに見られないようにするためである.



● Virtual PC 3.0: Mac OS 8.6 以前での USB 未サポート:回避法


99/11/28 項目 "Virtual PC 3.0: Mac OS 8.6 以前での USB 未サポート" に関して島本氏から回避法をお伝えいただいた.


USB Card support1.3.5 もしくは、USB DDK 1.4b1を使用することにより, MacOS 8.6 において, USB 1.3.5 以降が使用できることから, Virtual PC 3.0 での USB 使用が可能になるのではないだろうかということである.

追記:
広瀬氏から上記回避法の動作確認をいただいた.大変良好であるが, USB Card Support 1.3.5 は Mac OS 8.6 以上でないとインストールできないそうだ.



● B'sCrew 3.1.4: CD-ROM が認識できないほか


志村氏からいただいた.ハードディスクドライバを B'sCrew 3.1.4 にアップデートしたところ, CD-ROM が認識されなくなったそうである.

PB3400 (MacOS 8.6) でハードディスクドライバを B'sCrew 3.14 に upgrade したところメディアベイの CDROM が起動時に認識されなくなりました.一度 CDROM ドライブを引き抜きもう一度差し込むと認識されますが CDROM からの起動ができなくなりました.このトラブルはハードディスクドライバを Apple 純正のもの(ドライブ設定)に変えたら無くなりました.

環境:PowerBook 3400/200,144MB,HD:IBM製3.8GB(IBM-DTCA-24090)
OS: MacOS 8.6及び9.0(両方で確認),ドライバ: B'sCrew 3.1.4
(機能拡張は Mac OS 基本セットでも確認)

ハードディスクを純正以外のものに変えているので起こったことかもしれません.純正のハードディスクでは試していません.ハードディスクドライバの変更はドライブ設定のドライバの更新メニューがグレイ化されイネーブルになってしまい何度かいじっているうちに偶然可能になりました.確実に変更するには外部SCSIによる立ち上げが必要と思います.



● EPSON PS 環境での網点出力


よもやま (カラープリンタを買ったこと) で何度か触れた, "CPSソフトリッパー4" と EPSON LP-8200CPD とで網点出力されない問題について.


「EPSON LP-8200CPD」

LaserWriter ドライバの設定で "各プリンタ別オプション 1" の "ハーフトーン" を "アドビ デフォルト ハーフトーン" と選択することで,網点となる. "自動" "アドビ ブリリアント スクリーン" の選択肢では網点出力されない.

網点の出力を含め, EPSON LP-8200CPD の RIP のスピードはそれまでの私の環境から比較すると電光石火のごとく速いように思える.


「CPSソフトリッパー4」

momo 氏から EPSONソフトリッパー3 の場合をお教えいただいた. PS ファイル書出しでプリントし,その場合、Illustrator (書類設定)から(プリンタのスクリーン値を使う)のチェックを外してやると網点で出力できているそうだ.

CPSソフトリッパー4 については私はまだ経験が足りない.上記, LP-8200CPD にあるようなハーフトーンの指定は CPSソフトリッパー4 ではできないようだ.

なお, EPSON プリンタの開発者の方々が現在 "日経 Mac" に "カラー・インクジェットの秘密" という連載を掲載なさっている.マニュアル等では分からない事柄が書かれていて興味深い.

参照:
99/11/20 項目 "よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 1)"
99/11/22 項目 "よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 2)"
99/11/24 項目 "よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 3)"




Mac OS : Open Transport 2.5.1 および 2.5.2 における DHCP の問題


99/11/13 項目 " Open Transport 2.5.x: DHCP 問題の原因等についての TIL" で紹介した TIL の翻訳.私のところからは内容にアクセスできないが.



[その他]
ちょっとだけ愛Mac!
"愛Mac" とあるが, iBook を含め初心者を応援する立場である.意欲的なサイトであり,今後の発展を期待したい.





[ 99/11/28]



● LaserWriter 8.7:細明朝を含むファイル印刷が遅い (継続)


99/11/26 項目 " Mac OS 9 英語版+JLK:LaserWriter 8.7 での印刷が遅い場合" (細明朝を含むファイルを印刷すると印刷が遅い) に関して, Mac OS 9 日本語版でも同様の障害 (待ち時間は多少短い場合もある) が発生すると川尻氏,虻川氏からお知らせいただいた.

川尻氏は障害が発生するファイルに細明朝が含まれていることを確認されている.また,虻川氏によれば, Microsoft Word 98 からの出力時,顕著に障害が発生するそうで,場合によってはメモリ不足のメッセージが表示される.

Adobe PS による回避法は同様に有効であるようだ.虻川氏は PDF 化して 8.7 から出力する回避法も併せてお知らせ下さっている.



● Adobe Illustrator 8.0 :A4 以上の出力障害


楠木氏からいただいた. Illustrator 8.0.1 から QuickDrawドライバを使用して EPSON MJ-8000C などで A4 を越える大きさのものを出力しようとすると,テキストを含むオブジェクト全部にジャギーがかかる.

ATM フォント以外のオブジェクトにもジャギーがかかるため ATM の問題ではないと判断されたことなどから,EPSON に問い合わせ,EPSON がデータを検証したところ,障害が確認された. Illustrator 7.0.1 までは問題ない.また,同じデータを PS 出力すると正常に出力できる.

EPSON によれば,Illustrator 8.0 になってから A4 を超えるような大きなデータを出力しようとすると、QuickDrawドライバへ送られるデータが間引き(解像度ダウン)されジャギーが出てしまう.今後ドライバの改良はないということであり,Illustrator8.0 以降からの出力には同社のソフトリッパーを使用して欲しいということであった.

これらのことを考えると問題は EPSON プリンタのみで起きる障害ではなく, A4 を越える大きさを出力できるプリンタでは起きうる障害であると考えられる.



● Mac OS 9: USB 汎用ドライバ


Mac OS 9 には USB 汎用ドライバ ("USB Device Extension" 機能拡張) が含まれている.そのため,いくつかの USB 機器は専用ドライバなしで動作する.また,そのような機器では専用ドライバをインストールすることによりかえって不安定になる場合がある.



● Virtual PC 3.0: Mac OS 8.6 以前での USB 未サポート


小早川氏からお知らせいただいた. Mac OS 8.6 上で "Virtual PC 3.0" の Windows 環境から USB 機器を使用しようとすると "必要なシステムソフトウェア(Apple USB Manager 1.3 またはそれ以降)がインストールされていません" と表示されて使用できないそうだ.

Mac OS 9 では問題なく使用でき, "Virtual PC 3.0" には Mac OS 9 でなければ USB をサポートできないと書かれている.氏によれば, Mac OS 8.6 の "Appleシステム・プロフィール" では " USB 0 1.2.1" と表示され, Mac OS 9 では "USB 0 1.3.5" と表示されるそうである.

これらは上記項目と関連している. Mac OS 9 に含まれているドライバということであろう.



● Shockwave がインストールできない場合の回避法


99/11/26 項目 "iMac DV: Ethernet ケーブル差し込み口がずれているほか" で吉原氏がお書きになった "Shockwave がインストールできない" に関して,吉原氏が Macromedia から連絡があったことをお知らせいただいた.

それによると,次の古い Shockwave 関連ファイルを全て削除してから再起動し,再度インストールし直すとよいそうだ.

システムフォルダ内の初期設定フォルダ内

"Shockwave Preferences"

システムフォルダ内の機能拡張フォルダ内

"Macromediaフォルダ"

ブラウザのPlug-insフォルダ内の

"MacromediaRuntimeLib"
"NP-PPC-Dir-Shockwave"
"Shockwave Flash NP-PPC"
"ShockwaveDownload"
"ShockwaveFlash.class"
"ShockwavePlugin.class"
"ShockwaveReadme.htm"

吉原氏はこの方法でインストールできたそうである.ただし,ブラウザの Plug-ins フォルダ内の "NP-PPC-Dir-Shockwave Folder" は,他のアプリケーションによるファイルも含まれているため削除しない方がよいとのことである.

この問題については Macromedia が MacOS 9でShockwave7.0.2をインストールする際のトラブルというページで告知してる.(松瀬氏よりお教えいただいた.) 現時点ではまだ上記回避法は掲載されていず,障害の告知だけである.



● PowerBook G3 Series (Bronze keyboard):スリープ復帰後のクラッシュ


MacInTouch 11/23 は, PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) でスリープ復帰後にマシンがクラッシュするのは接続された USB 機器の問題である場合が見られるという Hewlett-Packard のサポートの話を掲載している.また,そのサポートは ADB のように安定した接続方法から USB に移行したいのであれば,その USB 機器特に USB アダブタが信頼できるものであるかどうか確かめた方がいいという主旨のことも言っている.

これらは PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) に限ったことではなく, USB 接続機器を使用している場合には一般に言えることである.

参考:
99/10/18 項目 " USB 機器の現状"
99/11/11 項目 "iBook:Mac OS 9 でのスリープ復帰障害と Multiprocessing"
99/11/11 項目 "iBook:スリープ復帰障害の対処法"



● Outlook Express 5.0:添付画像の受信ができない場合がある


林氏から Microsoft Outlook Express 5.0 でメールに画像を添付して送信すると,受信しても画像がメール本文にバイナリで表示される状態となる.氏がマイクロソフト社に問い合わせて,示唆された解決策をとったが改善できないそうである.O.E 4.5 では問題ないそうだ.
(後期型 Blue & White G3/350MHz/ Mac OS 8.6)



● FAXstf と DeskJet 900 series ドライバ


峰田氏からお知らせいただいた.氏は PowerBook G3 Series で FAXstf Pro5.04 からファクシミリ送信できないようになったため,調べたところ,最近導入した HP970Cxi の DeskJet900series ドライバを外したところ,回復したそうである.DeskJet900series ドライバは機能拡張で使用停止するだけではだめで,ドライバをシステムフォルダから外す必要があったそうである.

追記:
峰田氏より(株)アレクソンのサポートに原因を伝えたところ,Apple Talk の接続を切ってみるようにとの指示があり, AppleTalk を切って DeskJet 900 Series のドライバを戻し FAXstf pro の動作を試したところ,正常に稼働したとお知らせいただいた.



● AtermITX80/ITX70:USB 接続時に回線切断しない/応答しない場合


NEC 社は[ITX] AtermITX80/ITX70シリーズをご検討の皆様へ(MacintoshのUSBにてご利用の方) を公開し, AtermITX80/ITX70 シリーズを Macintosh に USB 接続して使用する際に,回線が切断できない場合とリモートアクセスで接続できないことがまれに起きることを告知した.

回線切断できない場合については,障害を改善する CCL ファイルを同ページより入手して使用することで回避できる.応答しない場合については USB ケーブルを挿しなおす当面の回避法が述べられている. Aterm が Macintosh から認識されないことがあるようだ.



● StuffIt Deluxe 5.12J:数字の 2 が出る


Osaka 氏からお寄せいただいた.

StuffIt Deluxe 5.12J に関して, Mac OS 8.6 上で StuffitBrowser 使用後,開いたウインドウをクローズボックスの option+ クリックで一度に閉じると,数字の「2」が候補になってる入力ウインドウ必ずが出てくる.アクト・ツーに問い合わせたところ確認された.開発元に連絡するとのことであった.



● iMac Firmware Update 後の再起動/終了の遅れ (継続)


shintax 氏からお寄せいただいた. 99/11/3 項目 "Mac OS 9:iMac Firmware Update 後の再起動/終了の遅れ" について, Mac OS 9 を削除して Mac OS 8.6 に戻しても現象が継続するそうである.従って Mac OS 9 が関係しているとは考えにくい.



メルコ HG3-PM366 アップデートドライバ


今駒氏よりお教えいただいた.メルコ HG3-PM366 (PowerPC604/604e CPUアクセラレータ) が 10 月発売後,11 月末に発売されるバックサイドキャッシュ 1MB となる新製品と同等になるように上記ドライバが公開されている.




[ 99/11/26]



● Sonnet Crescend 1.4 の公開


Sonnet Crescendo G3 が Mac OS 9/第一世代 Power Macintosh に非互換であった問題について,久嶋氏から Sonnet Crescend 1.4 が公開され,非互換は解消されたとお知らせいただいた.

参照:
99/11/15 項目 " Sonnet Crescendo G3: Mac OS 9/第一世代 Power Macintosh に非互換"




● RealPlayer Plus G2 インストール後に動作しない場合


篠田氏から,RealPlayer Plus G2 のインストール時に以前のファイル類を全て削除しないと動作しないとお知らせいただいた.

インストールは正常終了するが,実際には動作しないそうで,次のファイル類を全て削除してからインストールする必要があるそうだ.

Real フォルダ
(起動ディスク:インターネット:Internet Applicationフォルダ内)


Real フォルダ
(起動ディスク:システムフォルダ:アプリケーションサポートフォルダ内)


Real フォルダ
(起動ディスク:システムフォルダ:機能拡張フォルダ内)


Real で始まる名称の複数のファイル
(起動ディスク:システムフォルダ:初期設定フォルダ内)


RealPlayer 7 Plus では,上記に加えて,最初の「インターネット」のフォルダ名が文字化けして,変な名前のフォルダを作ってインストールされるそうだ.



● iMac DV: Ethernet ケーブル差し込み口がずれているほか


吉原氏から iMac DV のまとまったレポートをいただいた.

マシンは Mac OS 8.6 がインストールされていたそうである.最初に指摘されている Ethernet ケーブル差し込み口がずれている問題はFree_Noteにおいて,ウナギイヌ氏が同様の体験をご報告されている.

・Ethernet のケーブルが差しにくい

本体内部と外装が微妙にずれているようで,プラグが「カチッ」となるところまで押し込めません.これにはプラグのつまみの部分を削って対処しました.着脱はやりにくいままです.

・特別製の 8.6

通常の OS8.6 とは異なるようで,一般の 8.6 の CD では立ち上がりませんでした.System も含めてかなり多くのファイルの修正日が異なっています.

・zip

zip(100MB/USB) で起動ディスクを作ろうとしたのですが,どうやってもできませんでした.ドライバには iomega Driver 6.0.6Jを使用しましたが,これがブートをサポートしていない感じです.

・Quick Time 4 ?

いくつかの音楽製作関連のソフトが動きません.起動と同時にフリーズする状態です.これは OS が「特別製」であること以外にプリインストールされている Quick Time 4.0 の影響もあると思われます.現在,ソフトメーカーに問い合わせているところです.

・Shockwave がインストールできない

Netscape Communicator 4.5J が早いのには驚きました. OT も良いようですし,内蔵モデムも言われているような不安定さは感じていません.但し,ネットを通じてインストールする Shockwave では,インストール中に書き込むダイアログに文字が出ず,途中でキャンセルすることになります.別に通常のダウンロードをするファイルも用意されていますが,これを入手してもうまく動作しないようです.

・コンフリクト

試しにインストールしてみた付属ソフトの FAXstf が,当方愛用の CopyPaste 4.4 と激しく衝突するようで,初期設定フォルダ内の CopyPasteData と Finder 初期設定が同時に壊れました. FAXstf はすぐに削除しましたが,CopyPaste は最新版の 4.4.1単独でも不安定で,設定の一部がどうしても保存できません.結局,こちらも削除しました.

・起動時の処理待ち

起動完了直前に 30 秒ほど「処理待ち」らしき状態になっていたのですが,これはシステムフォルダの「サーバ」フォルダ内にあったエイリアスを削除したら解消されました.もちろん「共有」は切ってありますし,Ethernet ケーブルも抜いてありました.これは常識だったんでしょうか? 当方は知りませんでした.



iMate(USB-ADB 変換)と Yano UFD-03(フロッピー)は専用ドライバをインストールしなくても使えるようです.



●ファイルメーカ Pro: Mac OS 9 英語版+JLK での異常終了


山田氏からお知らせいただいた. Mac OS 9 (英語版)+JLK (Japanese Language Kit) 環境下の日本語スクリプト状態でファイルメーカ Pro (4.0 および 4.1) のキーボードショートカットを使用するとファイルメーカPro が異常終了する.

この原因は Langage Kit によってインストールされる, "KeyboardsLib" (J-1.1.2) 機能拡張との非互換にあるものと思われ, Mac OS 9 日本語版の "キーボードライブラリ" (J1-1.1.2) 機能拡張をインストールすると障害は発生しなくなるそうである.

私も確認した.



● Mac OS 9 英語版+JLK:LaserWriter 8.7 での印刷が遅い場合


上記,山田氏より, Mac OS 9 US+JLK で起きる他の問題もお知らせいただいている.

Mac OS 9 US+JLK の LaserWriter 8.7 で,細明朝など一部のフォントを使って印刷すると,ハードディスクにアクセスし続け,1ページの印刷に 5 -10 分程度かかるそうだ. Mac OS 9 日本語版では問題ないそうだ. Adobe PS など他のドライバに変更するという回避法があるそうだ.



● DVD ムービー:静止画像が撮れない


DVD ムービーの静止画像スクリーンショットはできない.これは著作権に関わる理由によるものである.



Sherlock II Winzap master J


Mac OS 9 の Sherlock 2 のインターフェースを以前のインターフェースにするフリーウェア.日本語版がある.

インストール後,アップルメニュー内に "Sherlock 2 J Winfix" というパッチをあてられた新しいアプリケーションができ,オリジナルの Sherlock 2 もそのまま残るようになっていて,好きな方を起動できる.

Sherlock 2 のインターフェースは概して不評である. Sherlock II Winzap master J はそのみかけを変更すると共に,ウインドウシェードが使えるようにする.

私が Sherlock 2 で困ったのは,本体と "より詳しい検索条件" を開くのに時間がかかる点と,"より詳しい検索条件" の画面から検索をスタートできずにもう一度元のウインドウに戻らなければならない点であった.私は検索する場合,私の頭の RAM 容量不足のため,検索語を正確に憶えていないことが多く,ほとんどの場合, "より詳しい検索条件" を開いて複数の検索条件を入力しているので大変不便に思っていた.残念ながら Sherlock II Winzap master はこの問題まで解決してくれない.

以前の機能を取り戻すためには, Mac OS 8.6 の Sherlock をインストールする方法もある.これは fj.sys.mac で織田氏が提案した方法で,私もやってみてこれが一番いいと思っている.

旧 Sherlock はアプリケーション本体のみインストールすることで動作するようだ.旧 Sherlock をインストール後,同時に Sherlock 2 も起動可能であるが,旧 Sherlock 用初期設定ファイルと Sherlock 2 初期設定フォルダは同一名称のため,そのままでは同時に初期設定フォルダに置くことはできない.旧 Sherlock を問題なく使用するためには Sherlock 2 初期設定フォルダを外すなどの方法が必要である.

これら複数の Sherlock アプリケーション本体が同時にインストールされている場合,キーボードからの command+F は旧 Sherlock が起動する.旧 Sherlock 本体を同時に使用していて問題はほとんどない.内容検索の索引作成は Mac OS 9 の "コンテンツ検索索引作成" 3.0.1 が起動する.今気がついている問題はヘルプが Mac OS 9 の Sherlock 2 の部分が開くことである.(当然であるが)




[ 99/11/24]



● USB マウスのファームウェア問題: Blue & White G3,iMac でも出荷


99/11/17 項目 "Power Mac G4:マウスポインタが一方向にしか動かない" で触れた, USB マウスが水平か垂直の一方向にしか動かなくなる障害は, Power Mac G4 だけでなく, Blue & White G3, iMac でも出荷されていて,それらの機種で起きることがある.

障害が発生した場合に, USB 接続口からいったんマウスケーブルを抜いて,再び接続しなおすと障害が改善される場合は,ファームウェアに異常のあるマウスである可能性が高い.米国 Apple では交換に応じているようだが,国内でどのように対処するかは不明.



● USB マウスのファームウェア問題: Apple でも公表


上記項目について, Apple は TIL: 25066 : USB Mouse: Intermittently Loses Tracking In One Axis を公開した.私の報告が追認された形であるが,該当するマシンに関しては触れられていない.また, 99/11/17 項目 "Power Mac G4:マウスポインタが一方向にしか動かない" に私が書いた障害のあるマウスの Apple の在庫はほとんどない (つまり,これから出荷される分には問題が起きる可能性が少ない) ことにも触れられていない.



● iMac: Mac OS 9 で音声が一秒遅れる


iMac DV など新出荷の iMac/Mac OS 9 において仮想記憶が使われている場合,警告音などのシステム音声が一秒ほど遅れて出てくる場合がある. DVD 再生音だけは遅れないとの報告もある. Apple ではこの問題を調査している.



● OpenGL 1.1.2 インストール時の障害 (継続)


99/11/12 項目 " OpenGL 1.1.2 インストール時の障害例" に関して,徳永氏,篠田氏からご確認,回避法をいただいた. QuickDraw 3D 関連の以下の英語版と日本語版の名前の違い (半角の"ェ"と"TM") が原因であると思われる.

・QuickDraw 3D
・QuickDraw 3D IR
・QuickDraw 3D RAVE
・QuickDraw 3D Viewer

回避法は上記 4 ファイルの名称を変更するか,カスタムインストールで QuickDraw 3D のチェックを外すことでアラートは回避できるようだ.



● Internet Explorer の不安定:インターネット設定との関係


TIL: 25065 : Microsoft Internet Explorer: Freeze At Launch

Microsoft Internet Explorer で起動時にフリーズする,内容のないダイアログが表示される,ブラウザウインドウ上部が混乱して表示される,ときどきフリーズする,といった障害が発生する場合,初期設定フォルダの "Internet Preferences" を捨てて再起動し,インターネット設置コントロールパネルから再設定するという内容.

この中で,他のインターネット関連アプリケーション同様 Internet Explorer は "Internet Preferences" を使用するので,壊れた場合に予期できない影響が出るとしている.ということは他のインターネットアプリケーションで原因不明の障害が発生する場合にも有効かも知れない.



● EGWORD Ver.10:移行ツールで EGBRIDGE ユーザ辞書が引き継がれない


エルゴソフトは移行ツールで旧バージョンのユーザ辞書が移行されないとして, EGWORD Ver.10 のインストーラで EGBRIDGE Ver.11 をインストールすると,移行ツールで旧バージョンの EGBRIDGE(EGBRIDGE Ver.6.0〜10)のユーザ辞書の引き継ぎに失敗する不具合が起こる場合があると公表した.

「EGWORD 10インストーラ」を使用した場合,簡易インストール,カスタムインストールともに, EGBRIDGE Ver.9.0 および, Ver.10 のユーザ辞書は受け継がれない.回避法は, EGWORD 10 CD-ROM の「EGBRIDGEフォルダ」内にある「EGBRIDGE 11インストーラ」で EGBRIDGE Ver.11をインストールすることで移行ツールに問題は出ない.

同ページでは引継に失敗した場合の「ユーザ辞書の結合」による修復法も示されている.



● PowerBook G3 Series のノイズ


最近 MacInTouch は PowerBook G3 Series に内蔵されているIBM ハードディスクの騒音について読者の投稿を紹介している.それによれば,IBM のハードディスクは甲高いノイズを発生させることがある.また温度も上昇する.これは IBM ドライブに起きることで他のハードディスク,例えば富士通製では起きないというし,また, Dell 製ラップトップの内蔵 IBM ドライブでも同様の障害が出るそうだ.

PowerBook G3 Series の内蔵ハードディスクのメーカは一定ではないので, IBM とは限らない. (私の PowerBook G3 Series のハードディスクは IBM 製 DYLA-28100 である.報告されるような障害は起きたことがないし,摂氏 64 度以上になることはない)



● Power Mac G4 (AGP Graphics): Apple システム・プロフィールの PCI スロット表示


Apple システム・プロフィールを開いて "デバイスとボリューム" タブから確認できる PCI スロットは以下のようになっている.同じ種類のカードを使っている場合にスロット名で区別することになる.

A スロット: AGP
$12 スロット: PCI

なお,TIL: 58420 : Power Mac G4: Use Apple System Profiler to Identify Video Card の記述では製品名に続いて AGP か PCI と表示されるとなっているが,これは誤っている.ベータバージョンの Apple システム・プロフィールに基づいているためであるが,現時点でも修正されていないようだ.



●よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 3)


EPSON LP-8200CPD という PS カラーレーザプリンタを購入したのだが, PS プリンタとして認識されなかった.それは PS の ROM が組み込まれていなかったためであると判明した.しかし, ROM を組み込んでも認識はされるものの,依然としてプリントできなかった.セルフテストが実行されない.夜も遅くなりそうだったので,セルフプリントの液晶表示が点滅するまま私は帰宅した.


「解決」

翌朝,プリンタはセルフテストの点滅を繰り返すままだった.一晩たっても出ないのだからこれは出ない.セルフテストがだめなのだから,私にはもうすることはない.サポートに電話してみるか,販売店の方に電話してみるかだ.

EPSON のサポート (インフォメーションセンター) に電話してみた.大阪,広島,博多を順繰りに電話してみて,何巡目かにやっと呼び出し音が鳴り,これからつなぐから順番を待っていてくれというテープの案内になった.しばらく音楽を聞かされて,つながった.ラッキーだ.

サポートの方に相談して,操作パネルで PS メニューについて, PS と他のモードとの自動認識をマニュアルで PS に固定してみてくれということになった.(と,こう書くと簡単なようだが,実際は新製品でもあり,サポートの方も何度も席を外して調べに行ったりで結構な時間が経っている)

昨晩の段階でも私は PS 関連の設定を片っ端に自動からマニュアル固定にしてみていたのだが,操作パネル迷路のため,設定しきれず,自動認識のまま残っていた項目がまだあったのだ.

さて,その指示のように操作パネルのボタンを押していったところ,私には出せなかったメニューが出てきて,そこを自動認識から PS 固定にした.そうしたら,あっさり, PS データシートのセルフテストができた.

(前回最後の予告で "解決編" と書いたため,どんな解決か期待なさった方々には,月並みなことで申し訳ない.単に文章が長くなったので分割しただけでした.)

サポートの方は Illustrator など他の出力からもテストしてみて異常がないか確かめて欲しいとして,再度,再三,異常がないかお電話をいただいた.大変丁寧な応対で感心した.


「今回起きたこと」

しかしである.サポートの方の対応には感謝するが,もともと延べ半日に渡る私の時間の無駄遣いは困ったものである.出荷されたばかりの初期製品にはいろいろ不具合もあるとは思うが, ROM が取り付けられていないなどということが普通のことなのだろうか.今回以下の経験をした.これら私の経験したことは私に非があることではないだろう. (もちろん ROM のことはたまたま私のところだけで起きたレアなケースだったかもしれない)

・ PS ROM が組み込まれていなかった.
(増設メモリもメーカによって装着されていなかった.カタログでは同時購入時には装着されると読める)

・目の前の機種が分からない.
( 50 万円の LP-8200C なのか 70 万円の LP-8200CPD なのか外見からの違いがなく,ネームプレートやマニュアルに異なった製品名が記載されている.共用なのだろうが,それなら共用と分かるようにしてもらいたい)

・ マニュアルの誤記載
(後かたづけをしていたときに, PostScript の箱には設置責任者宛の ROM 装着法の紙切れがあったことが分かった.しかし,それは私が読むべき紙切れではない)

・プリンタのモード自動認識が適切に機能しない

私は PS プリンタを 2 台ほど経験していたが,初めて PS プリンタを経験するユーザは私以上に途方に暮れていたはずだ.初めて PS プリンタを購入したユーザが ROM の装着されていない PS プリンタを使えるようにできるとはとても思えない.(私は別に怒っているわけではないので誤解のないようにお願いしたい.今このように振り返ってみるに,プリンタの性能には満足しているので,おもしろがっているというのが正直なところ)


「実効解像度」

EPSON LP-8200CPD プリンタエンジンの解像力は 600dpi である.トナー方式の場合,プリンタエンジンの解像度の半分程度が実際の解像度であると言われている.

プリンタの実際に有効な解像度は解像度テスト出力を行ってみる.私はカメラの解像力テスト図形をヒントにして,独自に考えたチャートを何年か前に作っている.それを使えば,解像度は一目瞭然である.それを格好良くして, PDF 化もして公開しようとずっと思っているのだが,なかなか時間がない.今回もそのデータを出力して試験した.

EPSON LP-8200CPD の実効解像度は一般的に言われる数値と同じ程度だった. 300 dpi でよく,用紙の違いの影響はあまりない.



「その他」

EPSON LP-8200CPD について,いくつか気がついたことがある.

・PostScript モードで使用する場合は,メモリは 160 MB 以上必要であると書かれている. PS プリンタとして使用しない場合は LP-8200C を購入するはずで,だとすれば,メモリ別売りの仕様は無意味ではないだろうか.また,これからこの機種の購入を検討されている方には重要な注意点だろう.

・ハードディスクは付けなかったのだが,出力できない状態のときに,ハードディスクがないからだろうかとも思った.しかし, PS 出力にハードディスクは必要最低条件ではなかった.問題なく出力可能である.(出力したいデータによっては必要だろう)

・ A3 ノビ用のオプション用紙カセットは本体用紙カセット部にしか挿入できず,増設カセット台には使用できない.本体の用紙トレイはA3 ノビをセットできるので,あまりこの A3 ノビ用カセットは意味がないように思った.

・100 パーセント PS プリンタとして使用するにしても, QuickDraw 用ドライバはインストールしておいた方がよい.これは "EPSON プリンタウインドウ!3" というユーティリティが使えるからだ.プリンタの状態把握がこのユーティリティによって楽にできる.例えば,紙詰まり時にはプリンタの液晶パネルではどこに詰まっているのか分からないのだが,この "EPSON プリンタウインドウ!3" では詳しい場所まで表示されるのだ.そのほか,トナー残量,感光ドラム類の寿命なども表示される. "EPSON プリンタウインドウ!3" を使用する際は QuickDraw 用ドライバを選択せねばならない.

・ Mac OS 9/LaserWriter 8.7 の出力に問題はない.

・プリンタユーティリティでのプリンタ名称が変えられない.ネットワークで使用する際には名称は変えたいのだが.

・ドライバの仕様だろうか, PowerPC 以上の Macintosh に対応と一応はなっている.

・まだ,私はテストプリントしかしていない状態であるので,学生の出力した結果だけからの判断なので間違っているかも知れないが, PostScript 出力時に網点が形成されず, QuickDraw 出力時に網点が形成される.これがよく分からない.この現象は実は PM-3000C でもそうだった. PM-3000C をソフトウェア PostScript RIP で出力しても網点が形成されないのに対して, QuickDraw ドライバからは網点となるのだ.???


「最後に:再び PostScript プリンタの長所, QuickDraw プリンタとの比較」

PostScript プリンタの長所についてすでに最初に書いている.そこでは環境に左右されない安定かつ信頼できる品質の出力ができる点をあげた.私は他にも PostScript プリンタの長所があると思っている.それはエラーが起きにくい,あるいはどのプリンタでも仕様や障害対処法が共通であり,そのために比較的安定して運用できるという点である.

これは PostScript としてどの PS プリンタも仕組みやドライバが同じだということからくる. PS プリンタのドライバが各社で名称やアイコンが異なることがあるが,元は Adobe の PS プリンタドライバである. Apple の LaserWriter ドライバも根本は同じものである.後は個々のプリンタ特性を記述した PPD ファイルさえあればドライバは共通である.

こうしたことから,プリンタが異なっても,障害が発生した場合の対処法はほとんど何も変わらない. PostScript のバージョンが低い場合は別であるが,レベル 2 以上であれば,非 PostScript プリンタより抜群に安定していると言えると思う.また, PS プリンタは Ethernet 接続して使うことが多いと思うがその点からもノウハウは共通である.

PS プリンタに比較して,非 PS プリンタは各社によってハードウェア,ドライバ,ネットワーク通信関連の仕様など全く異なるし,同じメーカーであってもモデルによっても異なってしまう.その製品独自の機構などがあり,エラーも千差万別で,個々のプリンタごとにノウハウを蓄積しなければならない.それなのに,新機種を購入するとそれまで蓄積されたノウハウはほとんど役に立たなくなってしまい,一からやり直しになる.プリンタを複数モデル使用している場合,これは大変頭が痛いことである.

今回のよもやまの最初に "インクジェットプリンタでの模索" を書いた.これは Macintosh の処理能力が上がり, ATM フォントの種類も増え,Illustrator から何の問題もなく QuickDraw 出力できるようになり,さらに, PDF 日本語フォント埋め込みが可能となったことを考えると, PostScript プリンタを使う意味が前ほど無くなったのではないかということであった.同じような出力ができるのであればわざわざ高価な PostScript プリンタを購入する意味はない.

PostScript 環境は印刷原稿を作成する場合必要なものであり,その意味は全く変わっていない.しかし,私の環境は,印刷原稿を作成することよりも,学生が授業や卒業制作で作品を出力することを第一の目的としている.そのような目的下では思い通りの仕上がりを得ることの方が,環境に依存しない出力環境よりも重要であるので, PostScript の長所は二義的なものである.

こうした意味で, PostScript カラーレーザを購入しなくても高解像度インクジェットプリンタであるのなら代替できるのではないかと考えたわけである.しかし,結果は "インクジェットプリンタでの模索" で書いたように現状ではまだだと判断した.それは PDF 環境がまだ現実のものというにはノウハウの蓄積等ほとんど何も分かっていないということもあるが,次のような理由であった.

・同一プリンタでの出力結果が一定でない.(インキ残量のせいなのだろうか,出力結果が一定でない.これは困る)

・プリンタごとの特性が異なる.(何人もの学生が複数モデルのプリンタを同時に使う環境では問題がある)

・出力時間が長い.

・安定しない.(アプリケーションとの相性などエラーや問題が個々にいろいろな障害が現れる.これを異なるプリンタ毎に解決していくのはきりがない)

・ノウハウが共通でないため蓄積しにくい.

・解像度が低い.(画像はいいのだが,文字部の解像度に問題がある.また,ケイの太さの正確さに問題がある)

このうちのいくつか (出力時間,出力結果が一定でないほか) はインクジェットという方式によるものかその影響が強いものであると思われる.従って,上に挙げたことは QuickDraw プリンタ一般の問題も含まれるが,全てがそうだということでない.他の方式のプリンタであれば,事情が異なるだろう.

さて,私の今回の場合だが,購入した LP-8200CPD は LP-8200C に単純に Adobe PS ROM を搭載したものであることが分かった.定価で両者には約 20 万円の差がある.もしも, QuickDraw の短所を納得して使うのであれば,わざわざ LP-8200CPD を購入する必要はなく, LP-8200C でよいはずだ.私が "インクジェットプリンタでの模索" で書いた,インクジェットプリンタを見限った大きい理由のひとつである文字の出力結果の品質の問題はプリンタエンジンが同じであれば, Type 1 フォントである限り現れないことになる.

それまで使っていた PIXEL Dio や Microline の場合, QuickDraw 出力ができないものであったので,確かめることはできなかったのだが,(当時では確かめる必要もなく明白な事柄であったからとも言える) 今回の LP-8200CPD には LP-8200C 用の QuickDraw ドライバがついている.レーザプリンタであることから,インクジェットのような出力結果が一定でないということも少ないと思われる.これらのことから, PostScript 環境と QuickDraw 環境を同一プリンタエンジンで検証できる環境であることに気がついた.時間をかけて検証していき,ある程度のことが分かったら本ページでもできれば公開したい.


おまけ「FARGO Pictura 310e」

私 (というより私のところの学生) はここまでに触れたプリンタ以外に A3 ノビ昇華型のプリンタを使用している. FARGO Pictura 310e という製品である.ある程度の大きさの昇華型プリンタが PS 対応である場合が多いのに対して,これは非対応であることに特徴がある.その分価格も半分以下で格安である.

いくつかのプリンタメーカがこの製品を OEM として採用していて,中にはソフトウェア RIP でもって PS 対応になっている場合もある.しかし,私は昇華型の場合, PS 対応はあまり意味がないと考えて PS 非対応のこの製品を購入した.というのも,昇華型の場合,解像度についてプリンタエンジンの解像度と実効解像度が同じという特性がある.そのため, RIP でラスタライズすることにはあまり意味がないと思うのだ.どうせ,同一解像度データを用意するのだから,文字でも何でも Photoshop でラスタライズすれば RIP で出すのと変わりはないはずだ. RIP と違う点は RIP では網点になるということなのだが, PS カラーレーザがある場合,昇華型でわざわざ出す必要はないので意味がない.

そのように考えてこの製品を購入したのであるが,思った通りで, PS は必要なかった.かつては Illustrator のバージョンが低い場合で Illustrator の画像が QuickDraw プリンタに出力できないということもあったが,現在ではそれも問題ない.

この製品には満足している.4 年か 5 年前に購入したにも関わらず未だにモデルチェンジがないのは性能,機能などが十分である証拠であると思っている.昇華型はその形式から,出力に時間がかかったり,コストが高いのは致し方ない.A3 ノビの出力では 603e のマシンでデータ転送に 20 分,プリンタ側で 40 分かかる.消耗品のコストは A3 ノビ一枚あたり 500-600 円必要である.

この製品を購入する際には情報が少なく,分からない点があった. PCI バス (購入当時は NuBus) 用のパラレル-シリアル変換カードが必要だと販売店に言われていた.シリアルポートはついているのだが,それは使えないと言われていたのだ.ところが,購入してみるとシリアルポートは立派に機能し,パラレル変換カードは不要であった.変換カード経由よりもシリアルポート接続の方が安定している.(変換カード用ドライバがコンフリクトを起こしやすい)

購入した当初は製品とマニュアルだけでの設置では運転は困難であり,出力途中の段階でプリント終了するため,サポートとのやりとりが必要であった.リボンの認識のタイミングについて調整が必要であり,輸入元のサポートから適切な助言を得ることができた.マニュアルの説明図はわかりにくく,リボン装着の天地がわかりにくい.

昇華型以外に溶融型としても使用できるのだが,品質も落ちるもので,コストが安いからといって溶融型リボンをわざわざ購入して使うのは無駄であった.品質,コスト,出力時間など全ての面で,インクジェットなど他の方式のプリンタで出力する方が溶融型で出力するよりはるかにましである.

FARGO 社のページではドライバが更新され続けていて,国内の一部インクジェットドライバのような無責任なことはない.(といっても最新版は 1997 年のまま.) Pictura QuickDraw ドライババージョン 4.6.5 は製品購入時のドライバより安定して問題はほとんどないが,スプールファイルを自動で削除してくれないというバグ?がある.




[ 99/11/22]



● Internet Explorer 4.5: Mac OS 9 キリル文字が表示できない


Mac OS 9 の多言語対応で新たに対応したキリル文字が Microsoft Internet Explorer 4.5 で適切に表示されないことを Apple が確認した. Netscape では問題ないため, Apple では Internet Explorer の問題ではないかと考えて, Microsoft 社と協議している.



● PowerBook G3:ミラーリングの問題


TIL: 31138 : PowerBook: Graphics Anomalies With Video Mirroring

いくつかのベンダーは PowerBook のミラーリングを誤って扱っている.基本的に 2 つのモニタが接続されていると誤って認識し,それぞれのディスプレイに画素をコピーする.しかし,ディスプレイが重なっていることになり,画素は 2 回コピーされるため,特にスクロールすると画像が歪められる.といった内容.

要するに,ミラーリング時にスクロールして画像が異常になるようなアプリケーションはアプリケーション開発元が修正しなければならないということ.この問題については開発者向けのページがある.



● PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) : SCSI ディスクモード ID 2 固定は Mac OS 9 で修正


TIL: 31136 : PowerBook G3 Series (Bronze): Defaults to SCSI ID 2

Mac OS 8.6 の PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) で起きた SCSI ディスクモード ID が 2 に固定される問題は Mac OS ROM Update 1.0で修正されている.また, Mac OS 9 でもこの問題は修正されている.

参照:
99/6/30 項目 " Mac OS ROM Update 1.0"
99/6/15 項目 "PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) : SCSI ディスクモード ID 2 はバグ"




● Mac OS 9:システム CD 起動時,32 MB メモリではネットワーク機能が使えない


TIL: 58524 : iBook: No Networking Services When Booted From CD

32 MB の iBook などでは Mac OS 9 CD から起動したときにネットワーク機能が使えないという内容.

CD-ROM 起動時には仮想記憶が使えず,( CD-ROM はスクラッチディスクにできない) 32 MB メモリは CD-ROM の自己診断プログラムやユーティリティを実行するには不十分であるので,メモリを節約して,それらユーティリティアプリケーションを使用できるように,CD のネットワーク関連機能拡張類は使用されない.このような場合, AppleTalk コントロールパネルを開いたり,セレクタで AppleShare を選択したり,また,ネットワークブラウザを開くとエラーが出る.



AppleShare Client 3.8.6


Mac OS X sever に間違ったパスワードやユーザ名で 2 度目に接続しようとするとクラッシュする DHX 認証の問題を修正する. Mac OS 9 日本語版 ユーザで Mac OS X Server を使用していない場合はアップデートする必要はないだろう.

Read Me には Mac OS 8.1 以降対応となっているが,起動時に共有ボリュームをマウントするにはキーチェーン機能が必要なため, Mac OS 9 でない場合で共有ボリュームを起動時にマウントする場合は,3.8.3 を使用すべきだとなっている.

松瀬氏によれば, Mac OS 8.6 で起動時にボリュームマウントさせようとして「チェックされた項目が起動時に開きます」の指定をすると,これまで「名前とパスワードを保存する」という選択肢が出ていたのが,「名前とパスワードをキーチェーンに保存する」に変わっていた.その結果,起動時のマウントが自動で行われなくなり,毎回ダイアログが出てパスワードを聞いてくるようになったそうである.



OpenGL 1.1.2 インストール時の障害例


橋本氏より, OpenGL 1.1.2 をインストールする際にインストールできないという経験をご報告いただいた.

私の環境はオリジナルの仕様が G3 MT 300MT の ATI mach64_3DUPro カード装着モデルでしたが,それを ATI XClaim 3D Pro(8MB) に換装, ATI 関連のドライバーは Mac OS 9 日本語版を新規インストールした際に Mac OS 9 付属のものとなっていました.また,以前 US-ATI サイトからダウンロードしたドライバ・ユーティリティのうち

ATI Displays 2.7
ATI Extension 2.6.6
ATI Offscreen Mem Manager 2.0.7

という機能拡張が余分に存在しています(はずすと,画面の描画が遅くなるので). Open GL は Mac OS 9 が自動的にインストールした 1.1J でした.

この状態で, "OpenGL 1.1.2" インストーラを実行すると,「古いファイルの削除中に問題が発生した」旨のアラートが出て,インストールできませんでした.はじめ,日本語 OS の機能拡張名に "J" が付くためのエラーと思い,手動でファイルを退避の上,インストールを試みたり,上記の ATI 関連ファイル(機能拡張マネージャで見るとパッケージ名が ATI Multimedia Components となっている)を同じくはずしたりして試みましたが,いずれも失敗,さらに「 Mac OS 基本」で再起動してもインストールできませんでした.

結局シフト・キーを押しながら機能拡張オフで再起動するに及んで,やっとインストール完了となりました.インストール後,日本名ファイルと英語名ファイルのコンフリクトを心配して,再度シフト・キーを押しながら起動し機能拡張フォルダを点検しましたが,どうやらこれは杞憂だったようで,"OpenGL"/ATI ドライバ類はきちんと更新されていました.



● capslock フリーズとファイル共有


溝畑氏からいただいた.氏の Power Mac G4 (PCI Graphics) では当初から capslock を押すとフリーズする障害に悩まされていた. Mac OS 9 アップグレード症状が収まっていた時期もあったが,再発しだした. CD-ROM 起動では問題ない.起動時のプロセスでフリーズするので,機能拡張類との関連が疑われたため,ひとつひとつ確認したところ,ファイル共有がオンになっている場合で capslock を押し込むとフリーズすることが確認されたそうである.

全ての環境で起きるわけではない.



● Apple システム・プロフィール 2.1.2: FireWire を表示しない


TIL: 25062 : Apple System Profiler 2.1.2: Does Not Show FireWire

Blue & White G3/ Mac OS 8.5.1 の Apple システム・プロフィール 2.1.2 が FireWire を表示しない. 2.2 以上では修正されているという内容.



EGBRIDGE Ver.11 アップデータ


Mac OS 8.6 以降で,スティッキーズまたは FileMakerPro 4.0 上で文字を変換するとフリーズする場合がある問題を改善する.EGBRIDGE Ver.11(S)アップデータも公開されている.



●よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 2)


私が使っていたキヤノン PIXEL Dio PS プリンタはバージョンアップされないままなので PostScript レベル1 であったり,処理速度が想像を絶する遅さであることなどから学生が苦労していた.インクジェットプリンタを試してみたのだが,EPSON PM-3000C について,価格帯,インクジェットということを考えると満足すべきものであったにも関わらず,"CPSソフトリッパー4" の色と網点の問題,および,文字部分の解像度に関して,学生の使用目的からすると多少期待通り行かなかった面があった.そうこうしているうちに EPSON LP-8200C が発表されたのである.


「EPSON LP-8200C」

新しく発表された EPSON LP-8200CPD カラーレーザプリンタは, A3 ノビ対応, PS レベル2 (バージョン 2012) 以上, Ethernet 対応という,私にはどうしても譲れない最低限の仕様をクリアして,なおかつ,これまでの従来各社製品の価格を大幅に下回っている.価格は,例えば,それまでの EPSON 社製同クラスの PS 製品と比べて半値近くになっている.(だいたい 120 万円程度だったのが,70 万円程度で購入可能となった.) これだと周りの美術の先生方にご理解を得て予算を回してもらうことができる額だ.学生が涙を流さないで卒業制作をするために 11 月発売はちょうどいいタイミングでもあった.

価格が安いのは搭載フォントが少ないということもあるようだった.しかし,これは解決できる問題であるし,だいたいが,私のところではどうせ Macintosh の ATM からフォントデータを PS プリンタに渡す方式をこれまでも採っている.よく使われる和文基本 5 書体といっても実際に使うのはそのうち KL と 太ミン しかないのが現状だ.だいたいがこれから PDF 埋め込みの時代に対応した New CID フォントに変わっていく過渡期だろうし,今ならフォントなしでその分安い方がいいのだ.(従ってオプションのハードディスクも付けなかった)

同社のそれまでの同クラス品と比べていくらか機能が削減されて低コスト化されていたが,何れも Windows 関連のものがほとんどで私には関係ないと思われた.必要のないものが大幅に削られてその分,必要なところに十分な機能が割り当てられている. PS は 3 になっているし, Ethernet は 100Base 対応だ.欲を言えば,パラレルポートなど削って欲しかった.いまどきこのようなプリンタをマシンに直結して使うユーザがいるのだろうか.

とにかく,発表を聞いてさっそく出力見本とカタログを送付してもらった.しかし,出力見本は,期待とは裏腹にそれまで PIXEL Dio を見馴れていた目にはどうもがっかりするものがあった.トナーに「てかり」(光沢) があって安っぽいのだ.また,高純度の色はいいとして,全体に黒くにごった感じがする.(送付された出力見本,特にスーパーマーケット エプソン マート のチラシが傑作である.私ががっかりしている横で学生には大受けだった.)

PIXEL Dio は大変上品ですなおな発色であった.上品である理由はトナーの「てかり」がないことであったと思う. PIXEL Dio にもいろいろあって,安い製品ラインのものはそれなりに仕上がりに「てかり」があって安っぽかったが,私は最上級のものを使えていた.こうした「てかり」ができる物理的原理は分からないのだが,トナーの粒子ということもあるのだろうか.もしそうであれば,最近の 600 dpi の製品はどうしても「てかり」を持ってしまうことになる. PIXEL Dio の私の使っていたモデルは 300 dpi なのだ.

それでも,値段を考えて購入する気になっていた.比較できる他社製品はなく,選択肢がないのだ.そのころ,いいタイミングで Mdn という雑誌にカラーレーザプリンタの比較記事が出ていた.私には不満に思える発色であったが,その記事や出力見本の拡大写真などからすると,EPSON の製品は最上位のクラスのものに思えた.私が問題にする「てかり」は記事では関心がないのか,触れられていない.

若干の躊躇もあり,製品が実際に発売になっていろいろ評判を聞いてから購入しようと思っていたのだが,そうこうしているうちに,周りの先生方に相談していたらすぐ買えということになってしまった.予算の都合があり,発売前から予約することになり,発売と同時に納入された.


「搬入」

私たちの国立大学では,私たちが製品の指定はできても,どこの販売店で購入するかの権限はなく,実際に納入されるときに初めて分かる.搬入していただいた販売店の方々は大変親切で,頼むとセットアップまでしていただけた. EPSON でセットアップすると搬入とセットアップだけで 3 万円請求されることになっているので,大変助かった.本体だけで 70 kg もあるもので,自分でやるとなると手伝いの学生は女子学生がほとんどなので苦労するところだし,マニュアル片手の設定は時間もかかったろう.さすがに販売店の方は慣れていらっしゃる.すぐにセットアップも終わって,セルフテストできた.

問題はここからだった.


「 PS でプリントできない」

販売店の方が帰ってから,すぐに CD-ROM からプリンタ記述ファイルを取り出してプリントしようとした.ところが,セレクタのウインドウにプリンタが出ない. Mac OS 9 の LaserWriter 8.7,AdobePS のどちらを選んでも出てこない.LaserWriter ドライバの以前の各バージョンも試してみたがやはり認識しない. Ether の問題かも知れないと思って,Microline に接続していた 10Base のケーブルに接続してみたが,認識しなかった.

そこで, EPSON の QuickDraw 用ドライバをインストールしてみたところ,そのドライバを選択すると認識でき,何の問題もなくプリントできた. AppleTalk やネットワークの問題ではない. Mac OS 8.6 でも試したがやはりだめ.プリンタ本体の問題である.そこで,マニュアル片手にプリンタの操作パネルをいじることになった.

しかし,なんで,このような操作パネルというのは使いづらいのだろう.この製品に限らず,こうした DOS を思わせる操作パネルは気が狂うような思いをいつもする.ボタンの使い方,表示の仕方等,操作に全く統一性,整合性がなく,こうしたインターフェースを考えた (考えなかった ?) メーカーの開発者を呪いたくなる.おまけにマニュアルには基本的なボタン操作法が記載されていない.いや,基本的な操作法は統一した操作法があるから書けるので,ご都合主義では操作法などなく,その表示を出す操作法が全部違っているわけで,ユーザがいちいち知っているか,偶然発見するということなのだ.

Macintosh を使っている限り,こうした混沌,無秩序,ユーザ無視からは無縁でいられるのだが, Macintosh からちょっと離れると Windows ではないが,こうなってしまう. Macintosh のありがたみを身にしみて感じる瞬間である.

私は何年も前に購入した自宅の VTR のリモコンでの予約を未だに罵りながら行っている.1 チャンネルを指定するのに "_ _" のところに "0 1" を入力させられなければならず,10 チャンネルを入力するために 10 チャンネルのボタンを押せば 0 が入るし,11チャンネルに 11 を押した場合は入力できない.さらに,その直後に設定する録画モードは "_ _" の部分に "0 1" ではなく "1" か "2" とするのであって,ここまでの "0 1" と入力すると先に進めない.先に進めずに困っていると,そこまで苦労して設定した内容は全てリセットされてしまう.なんだろうこの恐ろしさは.おまけに「 3 」倍速を "2" と入力しなければならない日には絶対にこのインターフェースを作った人間は極刑だと思ってしまう.(失礼)


「C? それとも CPD?」

VTR の恨みをここで晴らしてもしょうがないので,プリンタの話に戻る.操作パネルの分かりにくさへのいらだちに前後不覚に陥りそうになりながらも,何とか我慢しながら試行錯誤するが,どうしても PS のメニューが出てこない. PS の機能がないとしか思えない.これはどういうことだ?

?????

頭の上にある?の数でも数えようかと思いながら,ふとプリンタのプレートに目をやったとき,私はそこに LP-8200C と表示されていることに気がついた.この瞬間?が!に変わった.

!!!!!

(今度は!の数を数えなければならないのだろうか)

その LP-8200「C」というのは PS 非対応機種名なのだ.私の購入したのは LPS-8200「CPD」という機種のはずなのだ.梱包されていた外箱は販売店の方が持って帰られたので分からないが,添付されているユーザマニュアルもよく見ると, LP-8200「C」と書いてあって,どこにも LP-8200「CPD」とは書いていない.

購入する際に提出した書類に私が記載ミスでもしたのだろうか,それとも単なる搬入の取り違えだろうか. 記載ミスの場合,私は 50 万円の粗大ゴミを引き受けたことになる.私は青くなった.購入するための書類を作成するときには「C」と「CPD」について間違いがないことをを念入りに確認したつもりだった.しかし,控えを探したが見つからない.

夜 7 時を過ぎていたが会計係にこわごわ電話してみると残業されているのか応答があり,納品書には 8200「CPD」と書かれているということであった.とりあえずはホッとした.私の間違いではないようだ.じゃ,販売店の方に言って,ちゃんと「CPD」と取り替えてもらわなければならない.やれやれ,使えるようになるのはまだ来週になるのか.

学生たちに機種違いだと言ってもう帰宅しようとしてみたものの,しかしである.よくよく考えると,じゃ,なんで,マニュアルに PS の操作パネルメニューの記載があるのだ? 私は PostScript ハンドブックを手にしていて参照してるではないか.そのマニュアルには Adobe の PS シールがちゃんと添付されていて,まずシールを貼れというところから書かれているのだ.あれれれれ?

PostScript マニュアルの入っていたと思われる箱を調べてみると,保証書のほかにポロリと転げ出てきたものがあった.......何と....... PS の ROM ではないか.


「ROM の取り付け」

何だ,肝心の数十万円の部品が取り付けられないまま出荷されていたのだ.もし,段ボールの箱をゴミとして ROM の入ったまま捨ててしまっていたら誰の責任になったのだろう.それにここまでの私の 3 時間の格闘の代償は誰が面倒見てくれるのだろう.気も狂わんばかりの操作パネルとの闘い.50 万もの予算を無駄にしたのではないかとの恐怖.どうしてくれる,私の時間給は安くないぞ.今日のトラブルニュースは更新できなくなるし,メールは溜まるし.....

転げ出た ROM は 2 個あった.プリンタの基板を露出させてみたら, ROM スロットは 3 基ある.あれま,どこに挿せばいいのだ?マニュアルや説明書の山からはどうも一番目はオプションの部品を購入して付けるスロット用としきりに書いてあるようなので PS とは関係ないようだ.だが,2 番目と 3 番目のスロットのことはユーザマニュアルに PS の ROM のことが一カ所書かれていて, 3 番目のスロットには挿すなと書いてある. 2 個の ROM を 1 基のスロットに挿さなければならない? 私はもう, EPSON のマニュアルで調べるのを諦めた.(マニュアル作成者の方ごめんなさい)

まだ, EPSON のサポートは終了する直前だったので,一応電話してみた.当然つながらない.サポートの皆さんは,電子レンジにプリンタを入れるなとマニュアルに書いてないという怒りの電話や,プリンタでインターネットする仕方の質問への対応に忙しいのだ.一日お疲れのところに,私が何でネームプレートと実際の製品名が違うんじゃと言っても何も解決しないし, ROM はどっちだと言っても係員を派遣しますが出張費が必要ですとか言われそうで....

2 枚の ROM は異なっていたが,差込部の形状は同じであり,挿すスロットを区別できない.モノクロ PS プリンタの Microline を分解して PS の ROM を調べてみたが参考にはならなかった.まあ, ROM なのだから,どこに挿しても壊れないだろう,壊れるんなら同じスロット形状にはしないだろう,と思い,自分が基板の設計者ならどういうふうにするかとちょっと考えてから適当に入れてみた.(背の高い方を下にした.) 壊れても私しゃ知らん.

こうして,基板を露出させたままプリンタの電源を再投入してみたら,やっと, PS プリンタとして Macintosh のセレクタに現れたのである.学生からは拍手が起こった.


「セルフテストができない」

ところが,セレクタの画面で現れた LP-8200「C」であったが, Illustrator のファイルを出力させてみたところ,プリンタが応答しないと Macintosh が言う.ううむ.今日何度目の?だろう.

プリンタから PS データシートのセルフプリントを実行させてみたが,プリントされないではないか. ROM の順番が間違っていたのだろうかということで,位置を交換してみたが,同じ結果であるどころか Macintosh からは認識するが,プリンタの設定パネルが正常に PS メニューを出さなくなった.

そこで ROM は元の位置に戻して, PS セルフテストを繰り返した.操作パネルの液晶が点滅を繰り返すばかりである.私はもう ? の在庫を切らしてしまい,!を繰り出す気力もなかった.その日はそのままの状態で帰宅してふて寝してしまった.


(次回,解決編に続く.どうも最近のよもやまは長くなることがある)




[ 99/11/20]



本日は週末だからということでもないが,後半に「最近経験したこと」と「よもやま」大特集だ.



● AirPort:キーチェーン未対応


AirPort ソフトウェアは「現在」キーチェーン未対応 (Apple 談) だそうだ.「現在」という言い方には含みがあるように思えるが....



● USB Card Support 1.3.5: USB Device support およびチップについて


99/11/19 項目 " USB Card Support 1.3.5:USB Device support がインストールされない" の "USB Device support" について,三好氏と金子氏からお知らせいただいた.金子氏は USB が必要ないのにわざわざインストールして検証して下さっている.

「金子氏」

"USB Device support" 機能拡張は,TomeViewerで見ても存在しません.かわりに"USB Support" という機能拡張がインストールされ,この中には'usbx'(ID=1984)リソースが存在しています.ダウンロードした,"USB Card Support 1.3.5.smi" のタイムスタンプは,11月15日 15:00,展開後の,"USB Adapter Card Support" のタイムスタンプは,11月4日 17:00.

他に気付いたことは,日本語版(Mac OS 9)の機能拡張が US 版のものに上書きされます.以下の二つなのですが,バージョンは同じです.

HID Library 1.3.5

SerialShimLib 1.0.1

残念ながら,カードがないので動作確認などはできていません.



「三好氏」

「基板に W-670 とある」のだったら,おそらく CMD チップのカードですね.私の経験では 1.3.5 系では, CMD チップのは認識されないことが多いです. USB Support1.3.5 のリードミーに CMD と OPTi という文字はあるのですけどね.新しい 1.4 でもです. OPTi チップのカードなら, 1.3.5,1.4 でも動きます.

しかし,落とし穴があって,うちのマシン (UMAX Pulser) だと, CMD はマウス・キーボードなどと相性が良くて,ストレージとかプリンタなら OPTi が良いのです. OPTi にマウス・キーボードを使用した場合,アピアランスサウンドをオンにした場合,特にメニュー操作で固まります.キーボードはたまにチャタリング(勝手に繰り返す)を起こします.

CMD の場合動くのは 1.2 までなので,1.2 の場合の報告です.

CMD にハードディスクやカードリーダをつなぐと認識されなかったり,「初期化する」と云われたまま OS 全部が固まったりします.プリンタは認識されても通信エラーで途中で止まります.

うちでは, CMD チップのカードと OPTi チップのカードを 2 枚さして,使い分けています.ドライバは,CMD に合わせて 1.2 にしています.OS は,Mac OS 9 です.いずれもノーブランドの DOS/V 用のものです.秋葉原で, CMD チップのが2.5千円ほど, OPTi だと 1.6 千円ほどで買えます.



● Mac OS 9:CD Update 2.0 をインストールできない


TIL: 25057 : Mac OS 9: Incorrect Version for CD Update 2.0

iMac CD Update 2.0 または Power Macintosh G3 CD Update 2.0 を, Mac OS 9 の iMac か Power Macintosh G3 にインストールしようとすると,システムのバージョンが不適切であるというメッセージが表示される.これは CD Update 2.0 が正しく Mac OS 9 を認識できないことが原因である.

警告ウインドウでは自己責任においてインストールを継続するか?というメッセージも表示され,継続ボタンがあるので継続して行えば問題ない.



● Mac OS 8.6:パスワード保護とJLK での入力切り替え


TIL: 25058 : Mac OS 8.6: Crash With Password Security and Japanese Language Kit

Mac OS 8.6 US で Japanese Language Kit 1.2 をインストールしている場合に, PowerBook のパスワード保護 2.0 を使うと,ローマンとことえりの入力切り替えの際に Type11 エラーが発生してマシンはクラッシュする.ことえりとパスワード保護の問題であり, Mac OS 9 では解消されているそうだ.

ことえりとパスワード保護の問題だとすると, JLK でなくても起きるとも思われるが,詳細は不明.



●最近経験したこと (1):システムヒープ増大の原因とは?


大学の学生が使う 8500 で起きたことなのだが, Mac OS 8.5 のメモリ専有割合が実装メモリのほとんどを占めてしまうという事態が起きた.

最初は Finder ロード時にメモリエラーと表示されたり,ボリュームがマウントされずハングしたりする症状が現れた. shift 起動できるので, Mac OS のみの機能拡張類として起動したが障害が継続する.そこで Finder 初期設定を捨てて起動したがだめだったので, Finder をバックアップと交換した.

それで一応起動するようにはなったので,学生に戻したところ,ウインドウが開けずメモリが変だと言い出した.起動後の "このコンピュータについて..." を開くと,96 MB 搭載メモリのうち,システムが 95MB 以上を占めてしまい,残りは数百 KB となっている.起動はするのだが,起動ボリュームが現れた後に他のボリュームなどが表示されるのにえらい時間がかかる.

起動時にシステム専有メモリが巨大になってしまうような現象は 68K 機で 32 ビットアドレッシングがオフになっている場合に起きることのある FAQ の症状であるが,この場合は Power PC であるので該当しない.メモリコントロールパネルを開くことができたときに仮想記憶をオンにして起動してみたがハングしてしまう.しかたないので PRAM クリアしてみたが全く効果がない.

shift 起動で異常がないことや症状から見て,どうも初期設定が怪しいと思っていたので,初期設定フォルダをデスクトップに移して起動してみたところ,正常に起動し,システムのメモリ使用量は 20 数 MB と正常になった.いくつか設定の面倒な初期設定とアプリケーション関係の初期設定のみ戻して起動したが異常ない.壊れたシステムファイルの特定法を学習させるため,ここで学生に戻し,特定させた.

犯人はことえりの "自動学習辞書" !であった.

初期設定フォルダに入っているものなのだが,正確には初期設定ではなかった.また,最初に CD-ROM 起動を試すべきだったと思う. (回復に要した時間はその場合でも今回の手順でもそれほど違いはなかったろうが..... PRAM クリアは意味なかったと思う)



●最近経験したこと (2):失敗


99 パーセントこれが原因だと断言できるものはあるのだが,時間がないため実際には未解決のまま放置している.

同僚の教官からメールが使えないと言ってきた. Eudora-J の設定だろうと思って, 10 分で直ると言ってしまったのだが, 3 時間かかっても直せなかった.

実機は Performa 5270 であった.(のだが,頭によく入ってなかったのだった.. .) Ethernet 接続に問題があり,メールの問題ではなかった. AppleTalk を開いて EtherTalk を選択しても選択に失敗する旨のダイアログが即座に現れる.持っていった PowerBook をそこの Ethernet ケーブルにつなぐと問題ないので,マシン側の問題である.症状から考えて, Ethernet 関連のハードウェアが認識されていない. Ethernet のドライバ関連が壊れているか, Ethernet 関連ハードウェアの故障ということになる.そのマシンは CS (通信スロット) から Ethernet に接続していた.

以前,コンピュータ, Macintosh に詳しいというある教官がいじって以来おかしくなったという.その教官は Macintosh を健康にするためにと言って,いくつかなにかをゴミ箱に捨てて空にしたというのだ.

ならソフトウェアだろうと思って,確認した.ここで私はとんでもない思い違いをしてしまったのだ. Performa 5270 がいつのまにか私の頭の中で 54xx に変わってしまっていたのだ.私は Performa 5430 というマシンをこれまで都合 3 台自宅で購入している.なぜかこのマシンが好きなのだ.そのためかどうか,外観の大変よく似た 5270 かいつのまにか 5430 にすり替わったのである.

確認すると, CS II のドライバはある.壊れているのだろうと思って,漢字Talk 7.5.3 のシステム CD を上書きしたが,障害は変化しなかった.これはもうハードウェアだと思って,手持ちの CSII 用 Ethernet カードに取り替えて試そうとして,母版を取り出し,CS カードを外したところ,スロットが CS I であって, CS II でないことに気がついた.あわてて,マシン前面のプレートを見ると "54xx" ではなく "5270" であったのだ.

ここで私は冷静さを欠いてしまった.これまでの時間はいったい何だったのだろうと思ってしまったのだ.マシンがとにかく遅いので再起動しての確認にえらい時間がかかる.また,メモリ搭載量も小さく,例えば SCSI ディスクモードで私の PowerBook のハードディスクから起動しようにもできないのである.そのため障害の特定にとても時間がかかっていた上,同僚の教官の時間も限られて,私も忙しいのに散々だったのだ.

解せないのだが,システム上書きで CSI ドライバが入らないことがあった.しかし,ともかく,CSI ドライバを私のマシンの Mac OS 9 から入れて起動した.これで問題ないはずだった.ところが障害は改善されなかった.

同僚教官の時間がきて,同僚教官はどうせ iBook をインターネット専用に買うというので,そこで私はあきらめた.通信カードが故障している可能性があると思っていた.

その教官の部屋からの帰り道で気がついた.全ては氷解した. CS の Ethernt カードはオプションなのだ! そうなのである. Ethernet カードはサードパーティ製のものだったというのが実際なのだろう.最初に Ethernet 接続を確かめる際に Ethernet カードに LED がないことには気がついていた.こんな Apple 純正製品もあるのだろうかと思ったのだが,気にもとめなかった.そんな純正品はないというのが正しかったのだ.また,実際に CS カードを交換しようとしたときに,CS スロットの勘違いがあって,カードのベンダーを確かめる余裕がなかった.その時にはなんか見たこともないカードだなぁと思っていたのにである.

結局,ある教官が捨てたのがそのドライバだったのだろう.とんでもない勘違いのために 3 時間を棒にふった上に未解決のまま残してしまった. (が,カードメーカーが分からない限り,また,分かってもドライバの入手は困難な場合もある. iBook を買うんならそれでいいだろう)

このようなドライバが関わる問題の場合,見かけはハードウェアの故障と同一の症状の場合がある.まず最初に行うケーブルの接続確認のときに普段の私ならサードパーティ製であることに気がついていたと思えるのだが,残念だ.

自分のデザイン室に帰ってすぐ,直る可能性があると電話で伝えようとしたが,相手の教官は帰宅したのかもういなかった.翌日,説明したが,説明が理解できるユーザレベルではなく,私の技量を見透かされたのか,業者を呼ぶと言っていた.ドライバの件を是非説明するようにと言ったのだが,後日,業者が来たが解決できず,システムの再インストールとメーラの再インストールを指示されたそうなので,どうも伝わらなかったようだ.



●よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 1)


私がときおり(数ヶ月に一回程度みたいだ)書く "よもやま" だが,皆様からのメールでも結構ご期待をいただいている.楽しみにされている方が少なくないようだ.

私としては, "よもやま" よりももっと少ない頻度で更新冒頭に書くことのあるおもしろい話や,私が編み出した "気にしない" という回避法を普及させることにも何とか力を入れたいと思っていたりするのだが,最近は少し忙しい.(そう言えば, "気にしない" を最後に書いたのはいつのことだろう.随分書いてない)

忙しいのに,今回 "よもやま'" を書くのは,忙しいからこそ息抜きしたいというのもあるが,考えてみたら,最近の "よもやま" は何か購入したということで書いていることが多い.今回もカラープリンタを買ったから書こうと思い立ったのだ.

EPSON の LP-8200CPD という PS カラープリンタを私のデザイン室で購入した.購入した理由はいろいろある.


「 PostScript プリンタについて」

これまでは大学の情報処理センターというところにあるキヤノン製 PIXEL Dio という PS カラープリンタを使用していた.これはもう 7-8 年くらい前に購入した製品だと思うが,そのままバージョンアップされていないため, PostScript レベル 1 のままである.それには Quadra 900 という Macintosh が接続されている.これに PS-IPU という RIP (RIP というのは画像を生成するハードウェアあるいはソフトウェア. PS-IPU はハードウェア) ほかとセットになって,当時二千万円の予算がかかったものだ.

PS (PostScript) プリンタについてあまりご存じない方もいらっしゃると思うので少し説明する. PostScript というのは Adobe 社が開発した,印刷のことを考えた一種のプログラム言語である. PostScript を使うことによって,それまでほとんど不可能であったスケーラブルフォント (ATM や TrueType などで表示されるなめらかな文字) をデザイナーや出版業者が手にしたのである.これによって,DTP が現実のものになり,パーソナルコンピュータがそれまでの数億といったような値段の装置に代わって印刷の主役になったのである. Macintosh が印刷に強いと言われるのは,この PostScript によるレーザプリンタ出力を実現できたのが,当時としては Macintosh だけだったということがある.

PostScript はその後, ATM の開発などを通じて Macintosh になくてはならないものとなっているが,印刷の場面ではむしろ PostScript が主役であり,それを使うコンピュータが Macintosh ということになっている. Apple と Adobe はこの PostScript や ATM などを巡って,愛憎半ばするおもしろい歴史がある.フォント戦争とか呼ばれたこともあったりした.日本の和文のことも関連してくると,とてもひとことでは言い表せない歴史を背負っている.

Macintosh の画像出力は主にモニタ出力とプリンタ出力であると言えると思うが,このうちモニタ出力と一般的なユーザのプリント出力については QuickDraw というプログラムによって画像が生成されている.皆さんがインクジェットプリンタで印刷される画像やモニタの画面はこの QuickDraw が描いているのだ.

これに対して PostScript プリンタはプリンタに組み込まれた PostScript プログラムが画像を生成する. PostScript プリンタは先に書いたなめらかなフォントという当時としては驚天動地の出来事を起こしたのだが,今日では QuickDraw プリンタでもそれは可能だ.(PostScript を巡る歴史のなかで実現されてきたのだが.) しかし,現在でも QuickDraw プリンタに比べて明確な利点がある.それは個々のプリンタやコンピュータなどの環境の影響を受けないという点である.つまり,どこで出しても同じ仕上がりになるという性質があるのである.これは出版,印刷では決定的に重要な点である.

PS プリンタは QuickDraw プリンタに比較して馬鹿馬鹿しいぐらい高価であり,使い方によっては出力可能フォントの種類が制限されてしまう.印刷に携わらない方の中には,いったい PS プリンタのどこがいいのかと思われる方もいらっしゃるかもしれないが,印刷関連では "絶対" のものなのである.高価だがそれだけのものがある.


「 EPSON LP-8200CPD を購入した理由 (その1):使っていた PS プリンタの限界」

さて, PS プリンタを購入した理由に戻りたい.まず,これまでの環境への感謝と文句などから.

これまでの大学のキヤノン PIXEL Dio だが, PostScript レベル 1 であることと,処理速度に限界というか我慢の限界というかを感じていたことがある.

PostScript にはこれまで三つのバージョンがあって,現在は PostScript 3 と呼ばれているのだが,これまで PIXEL Dio で使ってきた PS-IPU という RIP は PostScript レベル 1 であった.このレベル 1 ではいくつかの制限があっていつも苦労させられていた.ひとつはクリッピングパスが単純なものしか使えず,ポイント 10 個程度のパスで PostScript エラーが発生した.また,フルカラー出力に問題があった. Dio からのフルカラー出力でときおり (いや,ほとんどいつも) 256 色のようなトーンジャンプが起きるので,キヤノンの方に聞いたことがあるのだが,その方はレベル 1 でトーンジャンプのないフルカラー出力できることがあることの方が不思議だと言っていた.

私のデザイン室には OKI Microline ML803PSII+F というモノクロ PS プリンタがある.これが PostScript レベル 2 対応なのだが,こちらで試しに出力して問題がなくても, PIXEL Dio で出力するとエラーが出るのである.ちょっと複雑なパスを出すことでも PostScript エラーが出ていた.

処理速度だが,皆さんは Quadra 900 というマシンをご存じだろうか.これは当時はモンスターマシンのようにも思えたのだが,040 マシンでもあり,現在ではとても遅い.私の家内が辞書専用マシンとして使っている 040 化した Performa 275 ( ColorClassic II) よりも遅いのだ.ハードディスクは 250 MB くらいだ.(よく憶えていない.) ネットワークを利用してデザイン室のマシンからデータを送ればいいのだろうが,プリンタに電源を入れるためには数百メートル離れたところへ行かなければならず,結局時間はかかるのだ. PIXEL Dio の PostScript 部である PS-IPU の CPU も当然バージョンアップしないままなので遅いままである.(バージョンアップすれば PostScript のバージョンも上がるのだが,数百万円かかる.後で書くように PS カラープリンタが数十万円となった今はそのようなバージョンアップは非現実的である.)

こうしたことから PS 出力には異常に時間がかかっていた. Illustrator に画像を貼り込んで一枚出力する場合, Quadra が PS-IPU にデータ転送するのに 1 時間, PSーIPU が処理するのに 1 時間... というのは早い方だ.それ以上かかることも当たり前のことで,そのあげく PS エラーが出る毎日の繰り返しなのだ.私の学生はこの状態で制作していた.デザイン室からは数百メートル離れた場所まで行かなければならず,おまけに土日や夜は使えず,学生は泣いていたものだ.(導入された当時はそれでも感謝し,喜んでいた.当時このプリンタを好きなだけ使えたことは大変に恵まれた環境だったと思う.しかし,近年さすがに辛くなっていた)

また, Dio の場合,最大 A3 出力というサイズも不満だった.デザイナーが使う場合,裁ち落としという技法というか技術というかに対応するとすれば,プリンタの A3 というのは実質 B4 と同じなのだ.A3 出力のためにはどうしても A3 ノビとか A3 W とか呼ばれる規格外の用紙サイズに対応している必要がある.

(ここまで PIXEL Dio の環境のことをいろいろ書いたが,念のために言うが,これは PIXEL Dio の問題ではなくて,バージョンアップされないことに問題があったのである.また,先に書くが, PIXEL Dio の出力結果はとても上品で気に入っている)


「 EPSON LP-8200CPD を購入した理由 (その2):インクジェットプリンタでの模索」

LP-8200CPD に話を移す前に,もう少し,インクジェットプリンタの話をしたい.

もう,我慢の限界に来ていたのだが,予算はないし... ということで A3 ノビのインクジェットプリンタを今年最初に購入してみた.EPSON PM-3000C という製品である.当時私にはもう近々新型が出ると思われたのだが,我慢の限界ということで購入した.案の定しばらくして PM-3300C という新型が出たのだが,がっかりすると思いきや, USB でしか接続できない新型を見て旧型を滑り込みで購入していたことに感謝したものだ. USB はプリンタサーバとなるマシンが私のところではまだまだ USB 対応でないものばかりで困るし,現状では USB はまだまだ不安定だ.

PS に関してだが, EPSON PM 3000C については "CPSソフトリッパー4" という EPSON インクジェットプリンタ専用ソフトウェア RIP があり,これが PostScript レベル 2 であり,大変安価であった.また, EPSON のインクジェットプリンタの多くはネットワーク非対応であるが,この CPSソフトリッパー4 を使えばネットワーク上からプリンタを共有できることも魅力であった.

EPSON PM-3000C の出力については概ね満足できたのであるが, CPSソフトリッパー4 の方は期待していたほど機能してくれなかった.ネットワークからは使えたのだが,どうも発色が良くない.通常のドライバからの出力がきれいだった.また,使い方が悪いのか,なぜか画像が網点にならないのだ.本当に PostScript なのかと思ってしまう.それで困ってしまっていたのだが,そこに LP-8200CPD が発売予定だと知らされたのである.一も二もなく飛びついてしまった.藁をもすがる思いでもあったと言ってもいい.

それまで私のところではインクジェットプリンタはキヤノン BJC-700J を使用していた.このプリンタにはいくつか不満があった. Macintosh との接続に別売りのケーブルを購入しないといけない.これが高価なように思えた.ドライバはそのケーブルを購入しないと入手できない仕組みになっている.このドライバについてもエラー表示が問題を特定するのにあまり役立たないなど改善してもらいところがいくつかあった.しかし,改善どころか現在では Web でのドライバ公開さえ行われないようになってしまって,これから先の OS バージョンに対応するとは思えなくなってしまった.また, BJC-700J に関してはがきや封筒など小さいサイズの給紙はできないと思った方がよい.

しかし, EPSON PM-3000C を購入してみると,キヤノン製インクジェットプリンタの良い点が見えてきた.ひとつは AppleTalk 対応であることと,もうひとつはインクヘッドが別売りになっていて,交換できる点である.

何人かでプリンタを共有する場合はネットワーク対応プリンタであること,特に Macintosh の場合, AppleTalk 対応であるとよい.この点,EPSON の一部インクジェットプリンタは対応できていない.スプールファイル等を共有するなどして共有を実現できる場合もあるが, PM-3000C などその方法でもできない場合がある.

参考:ネットワーク非対応 EPSON 製プリンタをネットワーク対応させるシェアウェアなど
EpsonShare
UNICORN

インクヘッドであるが,私は BJC-700J 以前には StyleWriter の初期のものを何台か経験していた.これらはキヤノンの OEM 製品であり,ずっとキヤノン製インクジェットプリンタを使用していたことになる.これらキヤノン製インクジェットプリンタ (当初バブルジェットと言っていた) はインクタンクとヘッドが一体になっていたり,ヘッド部がインクタンクと組になっていたりしているのである.そのため, EPSON 製プリンタを購入して初めてヘッドが交換できない場合があるということを知ったのである.インクヘッドは損耗していくのでいつかは寿命が来る.EPSON の場合,ヘッド交換のためには本体を修理に出して交換してもらわなければならない.

少し前まで, EPSON のドライバには問題が多く,このページでもいつも触れていたことがかつてあった.しかし, EPSON PM-3000C を使ってみる限り,それらは随分改善されていて,プリンタの状態などの把握可能な使いやすいものになっていて,プリントエラーの出る可能性は低くなっているし,概ねエラーダイアログは正確に障害を示してくれる.

一般にプリント障害は通信エラーと同様,原因の特定に手間取り,解決まで時間がかかる場合が多いように思う.プリントエラーを学生や周囲の Macintosh ユーザが解決してくれと言ってくると,正直言って,ぞっとする.従って,エラー表示が具体的にしかもネットワーク上で情報表示できるものであれば大変うれしい.私はしばらく新しい製品を使ったことがなかったので,最近のプリンタは EPSON に限らずよくなっているのかもしれない.

(次回に続く.LP-8200CPD 試運転のドタバタなど)




[ 99/11/19]



● Microsoft Outlook Express 5.0 のセキュリティ問題


マイクロソフト社は Outlook Express 5.0 Macintosh Edition で発生する可能性のあるトロイの木馬タイプのセキュリティ問題についてを公開した.

Outlook Express 5.0について,ある種の HTML メールを受信するとインターネット上にあるファイル(実行可能な物を含む全ての形式)をダウンロードしてしまう場合があるというもの.このファイルがトロイの木馬などの場合,ウイルスに感染するなどするわけである.それらファイルは開かない限り感染することはない.

この問題は 1週間ほど前に米国の Microsoft のページで警告された問題であったが,私は Windows では脅威であろうが, Macintosh に関してはほとんど考えられないとして項目化しなかったものである.



● FireWire:Mac OS 9 マルチユーザ機能でドライブ認識障害


Mac OS 9 のマルチユーザ機能を使用している場合,ユーザを切り替えるとドライブを認識しないなどの障害が発生することがあるようだ.ドライバのアップデートといったようなことが必要だろう.当面の回避法としては,いったんドライブの接続を切ってからユーザモードを切り替え,再び接続する.



● Mac OS 9:マルチユーザと MacMP3


中島氏からお教えいただいた. Mac OS 9 のマルチユーザ機能に未対応のソフトウェアは多いが,アクト・ツー社の "MacMP3" も対応していないという.

MacMP3 をインストールすると機能拡張フォルダに「MacMP3 機能拡張」というファイルが入りますが,マルチユーザ機能が ON にしてあると起動した後にログインのウインドウが表示されず,ずっと止まったままです.(無限ループみたいです)

このときに command+option+esc キーを押して,「MacMP3 機能拡張」を強制終了させるとログインウインドウが出てきます.

アクト・ツーでは調査中のようだとのことである.

追記:
アクト・ツーからアップデータが公開された.



● Mac OS 9 インストールマシン


米国,ハワイ在住の平田氏より, iBook に Mac OS 9 がインストールされていたとお知らせいただいている. MacInTouch はこのところ, Apple が出荷しているマシンの Mac OS 9 プレインストールがなかなか実施されていないことを問題にしている.



● Sherlock 2:不可視フォルダ削除


Mac OS 9 の Sherlock 2 では不可視項目のフォルダも削除可能となっている. Mac OS 8.5/8.6 の Sherlock では不可視ファイルは削除できても,フォルダを削除することはできなかった.不可視項目を移動させたりできないことは同じ.

これに伴って,Sherlock による不可視項目の検索と削除に内容を追加した.



● Mac OS 9:スクリーンショットが撮れない?


Macintosh は System 6 や漢字Talk で command+shift+3 のキーの組み合わせでモニタに表示されている画面を PICT ファイルほかで保存することができていた. Mac OS 7.6 からはさらにこの機能が拡張され, command+shift+3 あるいは command+shift+4 などで各種スクリーンショットが撮れるようになっている.( contol でクリップボード保管. capslock を加えることでウインドウなど.capslock などは Mac OS 7.6 より前からも使えていた)

Mac OS 9 でこのスクリーンショットが撮れなくなったという報告を目にすることがある.ところが,私のマシンでは支障はない.しかしどうしても報告者のマシンでは撮れないというわけだ.

これは実は同じ 3 あるいは 4 のキーに関して文字キー上部の数字キーとテンキーの違いなのである. Mac OS 9 でスクリーンショットが撮れないという場合,テンキーを使用すると撮れないというわけである.

スクリーンショットは FKEY と呼ばれるシステムスーツケースに組み込まれた機能であった.これはスクリーンショット以外にも command+shift+1 (あるいは 2) での内蔵 (外付け) フロッピーの排出といった FKEY があった. PowerBook の command+shift+0 も FKEY であるが,以前は別の機能が割り当てられていた.

FKEY の数字はもともと数字キーに割り当てられていたもので,テンキーでは機能しなかった.古くからのユーザには FAQ の類であったのではなかろうか.ところが, Mac OS 8.5/8.6 ではテンキーでも動作するのだ.それが,なぜか, Mac OS 9 ではまたテンキーでは撮れなくなったのである. そのため, Mac OS 8.5/8.6 でテンキーを併用してスクリーンショットを撮っていたユーザには Mac OS 9 で機能しなくなったと思えたのだ.

どういうわけで Mac OS 8.5/8.6 でテンキーを使えるようにしたのか,また,どうしてそれが再び Mac OS 9 で使えなくなったのかは不明である.もともと FKEY は数字キーを使うものであると思っていた私のようなユーザには意外な盲点かも知れない.

小村氏よりお教えいただいた.



● Mac OS 9:ゴミ箱が膨らんだまま


草野氏よりお知らせいただいた. Mac OS 9 に移行後,ゴミ箱を空にしてもゴミ箱アイコンが膨らんだままになることがときどき起きる.ゴミ箱を開いても中味は空であるが,そのように開いた後閉じると空の状態のアイコンに戻るそうだ.
(PowerBook 2400c/180)



● USB Card Support 1.3.5:USB Device support がインストールされない


浅野氏から次のようなケースについてお知らせいただいた.先ほど公開された USB Card Support 1.3.5であるが,インストーラが "USB Device support" 機能拡張をインストールしないため,動作しない機器があった.

浅野氏は TomeViewer を使って, "USB Device support" をインストールしたところ,これまでの USB DDK 同様「リソースがないので導入されない」という旨の警告が出た.そこで, "USB Device support" をResEditで開き,USB DDKのように 'usbx'(ID=1984)を作成,保存して再起動すると,これまで同様 USB が正常に動作するようになったそうである.

作成日から考えてもどうもこれまでの USB DDK 1.3.5f8 と同一ではないかとのこと.



● Justy PCI USB カード


井上氏からいただいた. Justy PCI USB カード (基板に W-670 とある) について, PowerMacintosh9600/233 で全く使用できないそうだ.

Mac OS 8.6 に USB Support1.2,DDK1.3.5f8 をそれぞれ試したが, Apple システム・プロフィールでは USB カードとして認識するようだが, EPSON PM-3300C が使用できない.また, Mac OS 9 でも試したが,こちらは Apple システム・プロフィールでも認識されないとのこと.



● Power Mac G4 ROM 1.8.1アップデート後の一部英語表示


99/11/7 項目 "Power Mac G4: 障害と ROM 1.8.1 アップデートによる改善事例" で日本語版 OS にもインストールできるだろうと書いたことについて,小早川氏からインストールした結果をご報告いただいた.一部メニューが英語表示される場合があるが,使用可能のようである.また,英語表示部分の改善法についてもお書きいただいている.

さっそく手許の G4/400(PCIグラフィックス)の Mac OS ROMを最新版にすべく「Power Mac G4 ROM 1.8.1」をダウンロードしてアップデートしました.

するとメニュー右端のアプリケーション切り替えるところをクリックするとあらわれる

Finderを隠す
他を隠す
すべてを表示

のところが英語表示

Hide Finder
Hide Others
Show All

という具合になっていました.

他には特に不具合は無いようなのでそのまま使用しています.なお G4/400 標準付属の Mac OS ROM Ver.「J1-1.7.1」に戻すと上記の部分は日本語表示にもどりました.

「Mac OS ROM」書類の中にこういったデータ(リソースか)が配置されていたとは知りませんでした.なるほどこういうところが「北米版」なのだなぁと勝手に解釈しました.

他にも「Mac OS ROM」をダブルクリックした時に出るアラートも日本語と英語の違いがありました.リソースを見ると他にも英語表記の用意されている箇所はあるようですが上記した箇所以外は日本語で表示されているようです.

...やはり気になり,アプリケーションメニューが日本語表示されるよう「ResEdit 2.1.3」でリソースを書き換えました.特に難しいことはしていません上記の英語表記部分を

^0 を隠す
他を隠す
すべてを表示

と日本語版でそうであるように置き換えただけです.今のところ私の環境では書き換えによる問題は起きていないようです.



追記:
小早川氏より, command+option+esc 強制終了コマンド操作に表示されるアラートも英語表記になるとお知らせいただいた.



● Interex XLR8 G3カード用ソフトウエア


山田氏より,ASK社が, Interex XLR8 G3カード用ソフトウエア クイックインストールガイドを公開しているとお知らせ下さった.

注意として必ず先にドライバーをインストールする必要があると説明されており,また重要としてドライバーソフト XLR8 MACh Speed Control 1.4.1以降は,インストール時に P-RAM に情報を加えるため、P-RAMクリアをした場合、 起動しない場合があり,その場合は元の CPU に戻さなければならないと説明されているそうである.



StuffIt Expander 5.5 / DropStuff 5.5


いずれも英語版



TechTool Pro 2.5.3 Updater


英語版 2.5.2 のいくつかの問題を修正するほか,新しい機能が追加されている.




[ 99/11/17]



● Power Mac G4:マウスポインタが一方向にしか動かない


Power Mac G4 の付属マウスが水平または垂直のいずれか一方向にしか動かない障害が比較的みられる.私が得た情報によれば,これはマウス内のファームウェアの問題である.症状はハードウェアやシステムソフトウェアによって異なるので,起きない場合もある.このマウスの Apple の在庫はほとんどなくなっているが,それまでは交換されたものでも同じ障害になる場合があった.

この問題に関して, Apple がどのように対処するのかは不明.これまでユーザの間ではいったん USB ポートからケーブルを抜いてもう一度接続し直すといったような方法が取られていた.



● Sonnet Crescendo G3: Mac OS 9/第一世代 Power Macintosh に非互換 (継続)


99/11/15 項目 "Sonnet Crescendo G3: Mac OS 9/第一世代 Power Macintosh に非互換" に関して重ねて久嶋氏から情報をいただき, Sonnet 社ページのように 7100 に限定することはどうも無理があるのではないかと思われたので, NuBus 第一世代 Power Macintosh 全体に問題が発生するのではないかという観点から項目を書き替えた.



● NewPower G3 PDS ドライバ Mac OS 9 対応


中尾氏からお知らせ下さった. Newer 社の G3 アップグレードカードのうち,唯一 Mac OS 9 未対応だった7100/8100用 NewPower G3 PDS のドライバ公開された.



USB Card Support 1.3.5


Macintosh で PCI USB カード,CardBus 対応 USB カードに対応する.これらのカードでの接続に問題がある場合は使用する価値があるかも知れない. USB ポート内蔵の機種にインストールすることはできない.また,対応する規格は Open Host Controller Interface (OHCI) であり,全ての USB アダブタカードに対応しているわけではない. PowerBook で使用する場合,プロセッササイクリングをオフにすること.オンにした場合ハングアップする.



● BeHierarchic 4.1 の問題


村田氏よりお知らせいただいた. BeHierarchic 4.1 インストール後,各アプリケーションなどからの about 画面 (アップルメニュー最上位の "...について" ) の表示が一瞬表示された後, Finder に戻る.もう一度アプリケーションに戻って表示すれば正常に表示される.

村田氏が作者の Fabien Octave 氏に連絡したところ, Fabien Octave 氏も 100 パーセント再現できると確認された.修正は速やかに行われるだろう.



●ことえり: "自動学習辞書-逆引" のファイルタイプ


高橋氏からお寄せいただいた.

初期設定フォルダにある,ことえり "自動学習辞書-逆引" のファイルタイプは逆引き辞書一般の "rdic" でなく, "dict" になっている.この異常がどのようにシステムに影響しているかは不明.



● PowerBook/iBook:同時に二つの文字キーを認識しない


TIL: 58517 : PowerBook: Keyboard Does Not Recognize Multiple Keys Held Down

PowerBook と iBook の内蔵キーボードは,モディファイアキー以外のキーをふたつ以上同時に同時に認識できない.アプリケーションによってはそのような操作が必要なものがある.そのような場合, Apple 拡張キーボード,拡張キーボード II, Apple USB キーボードにそのような制限はないので,それらを接続して操作すればよいというような内容.



iMac (Slot Loading) : 電子メールアドレスに“-(ハイフン)”を入力できない


アップル社,日本語 Tech Info Library.日本語 TIL はほとんどが英語版の日本語訳であるが,たまに,日本独自のものも発表される.



● iBook:AirPort Card がない場合のアンテナケーブルの位置


TIL: 58516 : iBook: Wireless Antenna Placement When Not Used

iBook で AirPort Card がない場合のアンテナケーブルの位置についての Apple Tech Info Library の文書.ワイヤーブラケットの下に位置するようにし,ロジックボードに接触した場合,ロジックボードが損傷すると書いてある.写真入りである.



● AirPort:初期設定値とリセット法


TIL: 58509 : AirPort Base Station: Factory Default Settings and How to Reset
TIL: 58502 : AirPort Base Station: Performing a Hardware Reset

初期設定一覧では Ethernet は DHCP に設定されている.リセット法はソフトウェアにある Read Me に書かれているなど.



● Communicator の速さ


川嶋氏からいただいた. Mac OS 9 や 8.6 でインストールされる日本語版 Netscape Communicator 4.5 は起動時間やブラウジング中の処理速度が英語版 Netscape Communicator 4.7 に劣るというご指摘をいただいた.



●ファイルメーカー Pro 4.1:本明朝での表示障害


川嶋氏によれば,本明朝 10 ポイントに設定したフィールドに書き込み後, 11 ポイントに変更すると,文字が一部欠落してしまう.(逆に 11 ポイントから 10 ポイントに変更する場合は問題ない)

「例」......山田 一太郎
名前の3文字目が見えなくなる.8 バイト長や 10 バイト長では発生しない.



PDF埋め込み可能書体の一覧


匿名希望氏よりお知らせいただいた.



ATOK11 for Macintosh 「iMac/Macintosh Power Book G3 Series」対応モジュール


ATOK11 (ATOK12 ではない) が iMac, Power Book G3 Series で,簡易インストール時に JIS キーボード用のスタイルファイルを設定できない現象および, ATOK11 キー設定 (JIS) のスタイルを選択していても ATOK 本体でキートップ通り入力出来ない現象 に対応する.




[ 99/11/15]



● Mac OS 9 アップデートの予定


Apple は Mac OS 9 のソフトウェアアップデートを予定している.それは多分 9.1 と呼ばれる.公開は 3 ヶ月から 6 ヶ月の間に行われるだろうが,アップデートに何が含まれるか,これから先にどのような問題が発見されるかによって,時期は異なるだろう.



● Mac OS 9:File Exchange 3.0.3 の問題


99/11/2 項目 " Mac OS 9:FMO-230USB でキーボードが反応しない場合" で山田氏からお教えいただいた File Exchange の問題について, 99/11/7 項目 " Mac OS 9:移行後,リムーバブルディスク読み込みで支障" との関連が考えられる.

ビー・エイチ・エーの B'sCrew Version 3.x.x → 3.1.4 アップデータの "はじめにお読みください" および, 99/11/2 項目 " Mac OS 9:FMO-230USB でキーボードが反応しない場合" で紹介したページによれば, Mac OS 9 日本語版から一部富士通製 MO ドライブに対して,File Exchange コントロールパネル (3.0.3) がドライバをインストールするようになっているが,File Exchange には次のような問題がある.

・ 640 MB メディアなど,2KByte/sector メディア装着時にフリーズする
・メディアのアイコン異常
・ゴミ箱に捨ててもメディアが排出されない

私も Mac OS 9 でゴミ箱に捨てても排出されないことを経験している.いったんゴミ箱に捨てた後,本体の排出ボタンを押すことで排出される.アイコンが表示されない現象については安本氏からご報告いただいている. MO のアイコンが表示されず,名称だけ表示されるそうだ.



● Sonnet Crescendo G3: Mac OS 9/第一世代 Power Macintosh に非互換


久嶋氏から情報をいただいた.久嶋氏は本ページで示された回避法を試したが解決せず, Sonnet 社にバグをご報告になった.それに対して Sonnet 社から以下のような内容の回答があった.(翻訳:秋山)

Mac OS 9 と Crescendo に関しまして, NuBus Macintosh において現時点でいくつかの問題がございます.技術者が Mac OS 9 を NuBus Mac でテストしましたが動作いたしておりました.しかし,お客様からご指摘いただいた問題を技術サポートにおいて再現することができました.

技術者はこの問題の回避法に取り組んでおりまして,速やかに修正できることを望んでおります.

修正は Sonnet 社の Web サイトに,アップグレードされた機能拡張として公開する予定でございます.ご迷惑をお詫びいたします.修正が公開されるまでの間の回避法としましては, Mac OS 8.6 に戻すか, Crescendo の使用を中止することしかございません.

この問題に関連すると思われるが, Sonnet 社は Mac OS 9 Compatibility において,同社の Sonnet Crescendo G3 カードと Mac OS 9 を使った 7100 で問題があることを公表した.

久嶋氏が受け取られた回答と Sonnet 社のページとでは NuBus Power Macintosh 全体か,それとも 7100 に特定できるのかという点で異なっている.本ページでは 8100 でも互換問題が起きるというご報告を紹介したが,久嶋氏の場合は 8115/110 である.久嶋氏は他にも 8100 ユーザ何人かで起きているとおっしゃっている所などから,どうも Sonnet 社ページのように 7100 だけに限定することは事実とは異なるかも知れない.

参照:
99/11/3 項目 "Sonnet Crescend G3 が Mac OS 9 で起動しないほか"
99/11/5 項目 " Mac OS 9:Sonnet Crescend G3 の問題 (継続)"




● Mac OS 9:Text Encoding Converter(TEC)の仕様変更とことえりの変換異常


新井氏から 99/11/8 項目 "Mac OS 9:英語版ことえりの "…" 変換" で触れられた現象 (Mac OS 9 英語版ことえりで "..."また "…" を変換しようとしてもできない) の原因は Text Encoding Converter(TEC)の仕様変更によるものであるとお知らせ下さった.

"..." "…" は Mac OS 8.6 まで Unicode に変換した場合,それぞれ, "2026" "22EF" というコードであったが, Mac OS 9 ではそれぞれ, "2026 F87F" "2026" と変更されたそうである.Unicode の定義では "2026" "22EF" はそれぞれ "HORIZONTAL ELLIPSIS" "MIDLINE HORIZONTAL ELLIPSIS" , "F87F" は Private Use Area に含まれているそうである.字形は以下を参照.

参考:
http://charts.unicode.org/Unicode.charts/glyphless/U2000.html
http://charts.unicode.org/Unicode.charts/glyphless/U2200.html



● Mac OS 9: Text Encoding Converter(TEC)の仕様変更と予想される問題


上記新井氏は Mac OS 9 の Text Encoding Converter(TEC)の仕様変更により, Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) を使用している場合に "…" また "..." を使用した名称のファイルやフォルダ等について,以下のような問題が発生することがあるのではないかと予想なさっている.

・ファイル名,フォルダ名等の文字化け

・インターネット・ロケーション・ファイルでの省略名の異常

・ファイルが開けなくなる

・ゴミ箱に捨てられなくなる

インターネット・ロケーション・ファイルは長い URL の場合省略されて Mac OS 8.6 では "url..." というファイル名になっていた.これが Mac OS 9 では別の名称になるため,上記のような障害が発生するかも知れない.私も文字化けについては確認した.



●オーディオおよびオーディオビデオ personality card Rev.2 の交換体験


99/11/8 項目 " Mac OS 9:Power Macintosh G3 で A/V カードを抜いて起動しない場合" に関連して,樽角氏から日本でもカード交換が行われているとご連絡いただいた.サービスプロバイダに持ち込んでみても,モニタの障害と診断され,交換に応じないような場合, Tell us に投稿したところ,対応に改善があったそうだ.



● USB カードに対応しない機器


樽角氏の G3MT300+USBカード+OS8.6 環境で次の機器に問題があるそうだ.(何れも iMac では USB 接続で動作する)

・ハギワラシステムのカードリーダ(FlashGate)

スマートメディア挿入時にフリーズ.メーカに確認したところ,サポートしていないとの回答.デンノー(Macally)製カードでは動作しないが,センチュリーの USB カードでは動作する.

・EPSON 770C

デンノー(Macally)製カードではセレクタにUSBポートが表示されない



● Intellipoint マウス:スリープしない場合


村上氏からお知らせいただいた. Intellipoint マウスを使用する際に Intellipoint マウスコントロールパネルでポインタの速さ設定を "Intellipointポインタの速さ" とするとスリープしなくなるそうだ. "システムマウスの速さ" のまま使用するか, Finder を選択してポインタオプションで "システムマウスの速さ" とすることで回避できるとのこと.
(G4/400, Mac OS 8.6)



● FAQ:Photoshop 仮想記憶ディスクの一時ファイルの捨て方


98/8/17 項目 "Tip:Photoshop 仮想記憶ディスクの一時ファイルの捨て方" を参照のこと. Mac OS 9 からは Sherlock 2 での削除も可能となっている. Mac OS 9 であれば Sherlock 2 を使う方が簡単である.Sherlock による不可視項目の検索と削除を参照願いたい.



漢字Talk7.5 バージョン 7.5.3の公開

漢字Talk7.5.5 アップデートを用いて,漢字Talk7.5.5 にすることができる.




[ 99/11/13]



● Open Transport 2.5.x: DHCP 問題の原因等についての TIL


TIL: 25049 : DHCP Issues With Open Transport 2.5.1 and 2.5.2
TIL: 60671 : Mac OS: DHCP Issues in Open Transport 2.5.1 and 2.5.

Open Transport 2.5.1/2.5.2 で発生することのある DHCP 問題について Apple が 技術文書を公開した.同時に 2 種類の TIL が公開されているが,内容は用語の違い以外,ほとんど同じものである.

最初に簡単に要約し,次に詳細に紹介する.


「Open Transport 2.5.1/2.5.2 の二つの問題」

A.起動に失敗する
B.リース更新に失敗し,ネットワークが混乱する

「原因」

A.起動に失敗する: DHCP サーバが RFC 2131 に対応していないため
B.リース更新に失敗する: DHCP サーバでリース更新時間が 1 時間を超えて設定されているためなど

「回避法」

A.起動に失敗する:
ケーブルを外して起動することで起動し, RFC 2131 に対応していない DHCP サーバを修正するか,修正できない場合は IP を手入力する

B.リース更新に失敗する:
・リース更新時間を 1 時間以下に設定する
・ DHCP サーバが Ping するように設定する


以下に,いつもより詳しく紹介するが,私には難しい内容なので紹介には誤りがあるかも知れない.


Open Transport 2.5.1/2.5.2 でクライアントが DHCP を実行する場合に,二つの問題が発生することが知られている.これらの問題のため, DHCP で IP を取得しようとするときに IP サービスの混乱や他の異常が起きる.固定アドレスや PPP では問題は起きない.

1.起動中のハングアップ

DHCP DHCPREQUEST メッセージでの特定のリース時間オプションの加算によって,若干の DHCP サーバがリース要請に応じて DHCPNAK を送り出すようになる.この状態は無限ループになってしまい,起動中にハングアップする原因となる.

2.更新時間が1時間を超える場合に DHCP クライアントはリースの更新に失敗する

DHCP の規格は更新時間はリース時間の半分となっている.そのため, DHCP サーバにおいてリース時間を 2 時間以上に設定しているとこの問題が起きる.この場合, IP アドレスの消耗, IP アドレスの衝突, IP ベースの通信の失敗, ARP (秋山注:Address Resolution Protocol) ストームといったような症状となる.


「影響するシステム」

Mac OS 9 または iMac (Slot Loading) , iBook ,G4 (400,450,500MHz) で Open Transport 2.5.1/2.5.2 が使用されているもの.


「症状」

障害の症状は環境に依存する.

・システムの起動に失敗する

一部 ISDN モデムに組み込まれた DHCP サーバはクライアントからのリース要求に対して DHCPNAK メッセージを返す.このため,クライアントは DHCP INIT を返すことになり,無限ループとなる.

これら DHCPサーバは 1997年3月に RFC 2131 で廃止された "Proposed Standard" DHCP 規格に基づいている.

・一度リースが切れても更新できない

更新時間が1時間を超える場合に DHCP クライアントはリースの更新に失敗する. DHCP の規格は更新時間リース時間の半分となっている.そのため, DHCP サーバにおいてリース時間を 2 時間以上に設定しているとこの問題が起きる.この結果,クライアントのシステムで使われている IP アドレスが DHCP サーバが未使用としているものと重複することになり,環境によっては重複した IP アドレスが他のクライアントにリースされることになり,以下のような症状が起きる.

・ IP アドレスの消耗

DHCP サーバは IP アドレスの衝突を見つけると,そのアドレスを "BAD" と変更する.これは管理者が手動で状態を変更するまで保持される.そのため時間が経つと IP アドレスが消耗することになる場合がある.

・ IP アドレスの衝突

クライアントで IP が使えないといったことになる.

・ IP ベースの通信の失敗

広帯域インターネット接続プロバイダで通信に失敗する.一部のプロバイダは帯域外の認証方式をとっていて, DHCP リース確認を行っている.この結果, DHCP リースが切れると認証メカニズムによって,接続が中断される.

・ ARP ストーム

たとえ,正しい設定であっても,リース更新問題が発生して ARP ストームが起きる. DHCP サーバはリースしたアドレスが使われているかどうか確認するために Ping をするような設定が可能であるが,それがいつも使われているとは限らない.全ての DHCP サーバがこのオプションを備えているわけではないので, IP が重複するような場合がある.(秋山注:原文では「 IP が重複するようなオプションを全ての DHCP サーバが備えているわけではない」となっている.しかし,それでは意味が通らない)

NT 4.x の DHCP サーバで Windows 95/98 と Macintosh が混在する環境ではARP ストームが発生するかも知れない. ARP ストームは 500 から何十万ものパケットまで続くことがあり,双方のシステムが混乱したり,ネットワーク全体が混乱する可能性がある.


「回避法」


Apple は現在回避法を調査中であり,可能な限り追加情報を提供したい.障害が発生している場合,以下の回避法によって回復することができる.

起動に失敗する

・ネットワークケーブルを抜くことでとりあえず起動する.

・ RFC 2131対応 DHCP サーバかどうかネットワーク管理者かプロバイダに確かめ,そうでなければ更新するよう要請する.

・ RFC 2131対応 DHCP サーバでない場合, IP アドレスを手入力する

一度リースが切れると更新できない

・更新時間を 1 時間以下に設定する.

・ARP ストームを避けるためには, DHCP サーバがアドレス割り当て前に Ping するよう設定されているかどうか確かめる. NT 4.x の場合,初期状態ではこの機能を実行しない.実行するための方法は以下で得ることができる.

http://support.microsoft.com/support/kb/articles/Q161/4/30.asp



● iMac (Slot Loading) :高周波音の発生


iMac DV など新しい iMac の一部で高周波音が発生する場合について Apple が調査しているという情報がある.



● Finder 設定で保存される設定


TIL: 60670 : Mac OS: Finder Preferences for Mac OS 8 and Later OS Releases

Mac OS 8 以降の " Finder 設定" で保存される設定は以下.

・ Finder のバージョン
・ラベル色とその名称以外の " Finder の設定..." ( "編集" メニューにある.ラベル色等はシステムスーツケースファイルに保存される)
・ ゴミ箱の位置
・ゴミ箱の警告フラッグ
・クリップボード,コピーウインドウ,このコンピュータについての最後のウインドウサイズと位置

Mac OS 8.5 とそれ以降では次の設定も保存される.

command+F がいつも同じアプリケーションを使えるように Sherlock が最後にあった場所 (秋山注:Sherlock アプリケーションがあるパスということだろう)



● Mac OS 9:マルチユーザのパスワードに 2 バイト文字は使えない


TIL: 60669 : Mac OS 9: Multiple Users Does Not Accept Double-Byte Passwords

ファイル共有コントロールパネルでは 2 バイト文字に対応しているが, Mac OS 9 のマルチユーザのログインパネルは 2 バイト文字に対応していないため, 2 バイト (和文など) 入力されたパスワードを認識しない.

日本語版 Mac OS 9 のファイル共有は所有者のパスワードをデフォルトで US としているが,日本語での入力も対応している. 2 バイト文字対応 Mac OS でマルチユーザを用いる場合はローマン入力するべきである.

もし,マルチユーザで 2 バイトのパスワードを作成してしまった場合に所有者でログインするためには,次のようにする.

1. shift 起動する.
2.初期設定フォルダから "Multi-User 設定" を削除する.
3.マルチユーザを可能にするためにはファイル共有コントロールパネルでローマン文字入力によって,新しく登録する.



● Mac OS 9: Firmware アップデートできない


TIL: 58512 : Firmware Updates: Fully Depress the Interrupt Button

Mac OS 9 CD からのインストール時に iMac や Blue & White G3 では Firmware アップデートを要求される場合がある.そのような場合で Firmware アップデートしようとしてもできないという報告が多数ある.これらはほとんどがインタラプトボタン押し込みが不十分であることが原因である.

Apple Tech Info Library でも, Firmware アップデート時にはインタラプトボタンを細い針金などを使って深く押し込むようにという文書が公開された.



● Mac OS 9: Office 98 の対応状況:PowerPoint でのハングほか


マイクロソフトはマイクロソフト マッキントッシュ対応製品の Mac OS 9 対応状況についてを公開している.

それによると, Mac OS 9 では次のような障害が発生するという.

・ PowerPoint 98 で JPEG, GIF, TIFF, EPS, PICT などほとんどの主要フォーマットの画像を含む PowerPoint 4.0 日本語版プレゼンテーション形式で保存しようとするとハングアップする

・ PowerPoint 98 でテキストに対し "文字単位で表示" あるいは "単語単位で表示" でサウンド効果を設定したプレゼンテーションのスライドショーを実行すると,テキストのアニメーション表示が非常に遅くなる場合がある.(テキストに設定されているサウンド効果をオフにすることで回避する)

・Excel 98 でグラフを作成し,グラフ内の要素をダブルクリックした場合,その書式設定ダイアログボックスのボタンやリストが表示されなかったり欠けることがある.(256 色表示にする,解像度を低くする,他のボタン等をクリックしてみる,などの回避法がある)

・制限付きユーザほかでのいくつかのマイナーな問題

制限付きユーザで起きる問題など他の問題は多くのアプリケーションで起こりえるものである.Excel 98 の上記の問題も気にしない程度のものだろうし,確認した範囲で現象は現れなかった.



List Open Files v2.0


List Open Files が Mac OS 9 に対応している.これまでのバージョンは Mac OS 9 では動作しなかった.List Open Files は Alsoft 社のフリーウェアで,メモリに読み込まれているプログラムをリストする.



● 4D:Mac OS 9 対応状況


Mac OS 9 で使用すべきではないバージョンなどが挙げられている.



B'sCrew Version 3.x.x → 3.1.4 アップデータ


次の点が変更されたとしている. Mac OS 9 には 3.1.3 でも対応している.

・ PowerBook G3 メディアベイ用 LS-120 に対応
・ PowerBookG3(Bronze Keyboard)にて、ブートキーコンボが動作しない問題を修正
・環境によっては, PowerBook3400 メディアベイ用 MO に対して B'sCrew のドライバが正常にインストールされない問題に対策
・OR Bドライブ対応(ベンダーユニーク機能は除く)
・ハードディスクドライバーアイコンの初期値を Apple 互換(Mac OS 8 以降でカラー表示される)に変更
・その他,細部改良



Download Greg's Browser 2.6 (580K)


Greg's Browser が新しくなっている.



Mac OS 9 対応製品リスト


Mac OS 9 対応状況のデータベースをアップル社が公開した.




[ 99/11/12]



●スリープ復帰障害と Multiprocessing (継続): TIL での確認


昨日書いた " iBook:Mac OS 9 でのスリープ復帰障害と Multiprocessing" だが, Apple からも TIL が公開された.

TIL: 25048 : Mac OS: Do Not Remove Multiprocessing Folder

Multiprocessing フォルダはメモリ占有量も容量も小さいので外しておくことにメリットはないとして,シングルプロセッサであるかといって,それを外すことには反対だ (strongly discourage) そうだ.

また, Multiprocessing フォルダを外すと, Multiprocessing フォルダに依存するアプリケーションはクラッシュすることと,最近の Macintosh のモデルのいくつかはスリープから復帰しないかも知れないと書いている.



● Mac OS 9:Battery Reset 2.0 の機能が含まれることの TIL での確認


99/11/8 項目 "Mac OS 9:Battery Reset システムリソースは Mac OS 9 に含まれるので iBook は不要" で既に私が書いたことであるが, TIL でも確認する内容のものが公開された.

TIL: 60665 : Mac OS 9: Includes Battery Updater Functionality

Battery Updater 機能拡張が Mac OS 9 の機能拡張フォルダにはないが, Mac OS 9 には Battery Updater 1.0 が含まれている. Battery Reset 2.0 の Battery Reset アプリケーションは PowerBook G3 Series でバッテリをリセットする必要がある場合は使用できるのでインストールすればよい. iBook では Battery Reset アプリケーションも必要ない.



● iMac:パワーボタンのアンバー色


iMac の正面にあるパワーボタンがアンバー (オレンジ) 色の場合は次の状態である.

・起動時またはリセット時にグレーのスクリーンが現れる前
・スリープ中
・ビデオハードウェアに障害がある場合

iMac (Slot Loading) では通電時はグリーンで,スリープ中はアンバーが点滅する.



● Mac OS 9:UK バージョンの変化


Mac OS 9 からの UK ローカライズは,アプリケーションソフトウェア等の互換をより取りやすくするために日付と数単位以外はインターナショナル版と同じものとなっている.これまでの B バージョンとは異なるため, British Z バージョンと呼ばれ, Mac OS 9 インストール後の表示は "Z1-9.0" となる.

このため,これまで B バージョン互換のソフトウェアでは返って問題が起きることがありうる. Mac OS 9 の UK バージョンは北米バージョンと全く同じではないかということがこれまで米国のいくつかのサイトで取りざたされていたようだが,そうでもあり,そうでもなかったということのようだ.



● Hewlett-Packard 一部インクジェットプリンタ:HP 600 & 800 Series Updater


Hewlett-Packard 社製の一部インクジェットプリンタは Mac OS 9 でメニューからプリント命令他を選べないという問題があったが,その問題を修正する.下記が対象である.

・ DeskWriter 600, 660, 680, 690 シリーズ の AppleTalk ドライバとシリアルドライバのバージョン v.9.4.1 を v.9.4.3に.

・r DeskJet 850, 855, 870 シリーズの AppleTalk ドライバとシリアルドライバのバージョン v.9.4.0 を v.9.4.2に.

アップデータは英語版である.日本語版ドライバがアップデートできるかどうかは分からない. Hewlett-Packard から英語版ドライバを入手してそれをアップデートすれば,国内で販売された製品でも使用できるだろう.



● BubbleBoy: Outlook Express だとメールを開かなくても感染するウィルス (ワーム) の可能性


電子メールを開くだけで,Visual Basic Script(VBS) が動作し, Outlook Express ユーザのマシンに感染するウィルス(ワーム) が開発されたようだ. Visual Basic ということであれば, Macintosh 上の Microsoft 製品でも動作可能なウイルスも考えられる.(これまで実際に Macintosh で動作する Microsoft 製品仕様を利用したものはほとんどなかったし, Macintosh で動作するものが近い将来に出てくるとは考えにくい)

以下の記事は互いに内容が若干異なり,後者はメールを開かなくても感染するとしているが,これは単に Outlook Express のプレビューを使っているとそうなるということのようだ.

こうしたウイルス類が現実に蔓延してくると,効果的な方法は抗ウィルスソフトウェアの定期的な (際限のない?) アップグレードか, Visual Basic の動作する Microsoft 製品の使用禁止しかないだろう.現実にこのウイルス (ワーム) の変種が作られ被害が実際に出るようになるかどうか分からないが,これまでの脅威となるようなウイルスはほとんどが Windows/Microsoft 製品のみで動作するものであったし,今回もそのようだ.

参考:
添付書類を開かなくても繁殖するウイルス「BubbleBoy」が暗示する脅威
メールを開けなくても感染するワーム出現




[ 99/11/11]



● iBook:Mac OS 9 でのスリープ復帰障害と Multiprocessing


非常に奇異に思われるが, Mac OS 9 の iBook で,スリープからの復帰時にフリーズするという障害が発生する場合に, "Multiprocessing" フォルダが機能拡張にないことが原因であるケースがある. Mac OS 9 で iBook がスリープからの復帰時にフリーズする障害が発生する場合は, "Multiprocessing" フォルダが機能拡張フォルダにあることを確認する必要がある.

私は以前から不思議に思っていることがある. "Multiprocessing" フォルダを機能拡張フォルダに入れておくと, Macintosh 起動時に "Multiprocessing API Library" が読み込まれるのだ.私のマシンは PowerBook G3 Series であるので,もちろんマルチプロセッサではない.このことに気がついてから, "Multiprocessing" フォルダを外してみて様子を見ているのだが,スリープ復帰時に障害が起きたことはない.

追記:
と書いたら, Apple から外すなという御触れが出た.次回更新時に触れる.



● iBook:スリープ復帰障害の対処法


・ "Multiprocessing" フォルダが機能拡張にあることを確認する

・ USB 機器を全て取り外してみる

・ PowerManager のリセット

・拡張マネージャ初期設定の削除

・省エネルギー設定初期設定の削除

・機能拡張マネージャでの Mac OS 全てのセットから起動してみる

・ shift 起動してみる

・ Disk First Aid などでのハードディスクの検査

・ Drive Setup でのドライバ更新

・増設メモリの異常

・レストア CD でハードディスクを新しくする



● AirPort:AOL への接続はできない


TIL: 58501 : AirPort: Supported Internet Service Providers

AirPort Base Station は標準的な PPP に対応しているので,対応していない AOL のようなプロバイダには接続できないというような内容.北米でのことである.日本国内の AOL がどうなっているのか秋山は知らない.



● AirPort: AirPort カードの互換性


TIL: 58500 : AirPort Card Not For Use in Standard PC Card Slot

PowerBook 用の無線通信 PC カードはデスクトップ機種では使えない. AirPort カードは PowerBook に使えない.



● AirPort: AirPort Base Station モデム切断


TIL: 58506 : AirPort Base Station: How to Manually Hang Up Modem

AirPort Base Station のモデムは AirPort アプリケーションから手動で行う.



● AirPort:AirPort Base Station 接続アシスタントの注意点


TIL: 58504 : AirPort Base Station: Setup Assistant 1.0 tips

・ AirPort Base Station 接続アシスタントを終了する場合, "終了" をクリックしてから Web ブラウザやメーラを起動する.そうすると, AirPort Base Station モデムがプロバイダにダイアルする.もし,接続速度が遅い場合,エラーが出るかも知れない. Web ブラウザかメーラを終了して,もう一度それらを接続しているか知るために起動する.

AirPort Base Station がプロバイダにダイアルするときに若干の遅れがあるだろう.

・ AirPort Base Station 接続アシスタントの "次へ進む" (Go ahead) をクリックした後にフリーズしたかのような停止状態があることがあるが,これは AirPort Base Station 接続アシスタントが AirPort Base Station を設定している正常な状態である.この休止は 45 秒程度続く.

・設定後, AirPort Base Station はプロバイダに接続しないがこれは正常である.接続するためには Web ブラウザかメーラを起動する必要がある.

・ AirPort Base Station 接続アシスタント設定時に AirPort Base Station の名称を変更しても設定後元に戻って表示される.しかし,設定されているので問題ない.

・ダイアルアップ接続時にアイドル状態が 10 分続くと AirPort Base Station は接続を切る.



● AirPort:その他公開された TIL


TIL: 58503 : AirPort Base Station: Character Limit for User Name and Password

AirPort Base Station のユーザ名とパスワードに入力できる文字数制限は 255 文字 (バイトだろう) であるという内容.

TIL: 58507 : AirPort: What is DHCP and Why Do I Need to Know?

DHCP の簡単な説明. IP 環境を移動しながら接続するユーザにメリットがあるというような内容.

TIL: 58508 : AirPort Base Station: LED Behavior

AirPort Base Station の LED の意味の一覧.



●TIP:Sherlock 2:フォルダ指定検索の方法


Mac OS 9 の Sherlock 2 にはそれまでの Sherlock のような " Finder で選択された項目" を指定できるポップアップメニューがなくなっている. Sherlock 2 でフォルダ等の検索を行うには検索したいフォルダ等を Sherlock 2 の対象ウインドウにドロップする.

必要なくなった項目を外すにはリストからそのアイコンをゴミ箱にドラッグする.

TIP として公開しようと思っていた矢先, TIL に先を越されてしまった.

TIL: 60661 : Mac OS 9: Using Sherlock 2 to Search a Folder's Contents



RestorePosition1.0b5


RestorePosition1.0b4 が Mac OS 9 でデスクトップがグリッドに沿う設定になっている場合に機能できないことに関して,グリッドに沿う設定になっている時は一時的に OFFにするようにしたもの.暫定版?のようで,ReadMe が付属していない.

ReadMe は作者の飯森氏のページから Software Index に入って, RestorePosition を入手すると RestorePosition1.0b4 と共に 1.0b4 用のものが手に入る.

RestorePosition は Macintosh 終了時のデスクトップの項目の配置を憶えておき,起動時に再びその配置を復元するフリーウェア.システムフォルダの起動項目とシステム終了項目の各フォルダにそれぞれ RestorePosition またはエイリアスを入れておくだけでよい. Mac OS 8.5 からデスクトップでのボリュームのマウント順がそれまでの名称順の部分が使用容量順に変更になった.そのため,使用途中でマウント順が変化するなど,あまりユーザの評判は芳しくない.そのため, AppleScript を自分で書く方法もあるが, RestorePosition のようなユーティリティを比較的多くの方が使うようになっている.

参考:
98/12/15 項目 " Mac OS 8.5 :デスクトップへのボリュームマウント順と変更法"



RealPlayer 7 Plus


RealPlayer に "GUID" を送信し,ユーザのプライベートな情報を集めていた問題が発覚した. RealPlayer 7 Plus はそれを修正したベータ版

参考:
Real Damage Contorl -- Again (同翻訳:リアルプレーヤーにもプライバシー問題発覚


[その他]
昨日項目に "注意:Mac OS 9:インストール CD 起動時にハードディスク初期化" を追加している.





[ 99/11/10]



●注意:Mac OS 9:インストール CD 起動時にハードディスク初期化


ごく少数であるが, Mac OS 9 CD からの起動でインストールを試みた場合,ハードディスクを初期化しようとする場合が報告されている.

これらの報告に共通する点は IBM のハードディスクである点である. Apple は症例を収集中である.

こうした場合にはもちろんハードディスクを初期化してはいけない. PRAM クリアによって解消する場合もあるらしい.それでも改善されない場合は,ハードディスクから Mac OS 基本または全ての状態で起動して CD-ROM をマウントしてインストールするようにする.

追記:
この問題について以下の Apple Tech Info Library が公開された.

TIL: 60662 : Mac OS 9: Starting Up From the Disc Reports That the Har Disk Is Unrecognized

それによると, Mac OS 9 CD を C キーから起動した場合に,内蔵ハードディスクを認識することができず,初期化しますかと聞くらしい. Apple は限られた数のハードディスクに問題があることを特定できたようだ.そのようなハードディスクのファイルやディレクトリに異常はないという.

ハードディスクから起動して起動ディスクコントロールパネルから CD-ROM を選択して起動することでこの問題は回避できるようだ.

Apple もあわてているのか,タイトルが変だ.



● Mac OS 9:ファイル・シンクロナイズのエラーほかコントロールパネル類の未解決問題いくつか


先日誤ってファイル・シンクロナイズコントロールパネルをメニューから終了させたところ,-192 エラーが表示された. Mac OS 9 でも改善されていない. MacFixIt の掲示板ではカスタムアイコンによるファイル・シンクロナイズのメモリエラーも改善されていないとされている.

ランチャーの -192 エラーの問題も改善できていないのか,ロックされたままだ.

参照:
98/11/9 項目 "ファイル・シンクロナイズ:メモリエラーの原因判明"
99/1/4 項目 "ファイル・シンクロナイズ:メニューからの終了時のエラー"
98/11/13 項目 "ランチャー: -192 エラー"




● Mac OS 9:コントロールパネルのラベル色


Mac OS 9 で,コントロールパネルフォルダにラベル色をつけても,元に戻ってしまいラベル色がない状態になる.ウインドウでの表示をアイコンからリストに切り替えるとてきめんであるが,表示を切り替えなくても途中でラベル色が消えてしまうことがある.



● Mac OS 9:新アラートウインドウのキャプチャができない


Mac OS 9 で新しく出るようになったアラート等の黄色いバックグラウンドのウインドウだが, command+shift+4+caps lock でウインドウのキャプチャができない.



● Tips:Mac OS 9 移行マニュアル (その2):いくつかの設定など


前回 99/11/5 項目 "TIPs: Mac OS 9 移行マニュアル (その1): 移動するシステムファイル類" では Mac OS 9 クリーンインストール後に以前のシステムから移行する初期設定他について記した.そこで記したように,設定に時間がかるようなものは移動し,簡単に設定できるものは新しく設定し直した.今回はそのようにして移行した後でもなお必要な設定について記す.


Mac OS 9 では FCB 関連で StuffIt と ATM の以前のバージョンあるいは最近のバージョンが非互換である.そのため,これらを入れ替えると共に,関連した諸設定を改める必要がある.

「StuffIt 互換バージョン」

Aladdin 社の SpaceSaver などいくつかの製品はまだ Mac OS 9 に未対応である.また,これまでの StuffIt Expander 5.1.3 ほかも Mac OS 9 と非互換のため, Mac OS 9 で使用すると Macintosh がクラッシュする. Aladdin 社の対応バージョンは Mac OS 9 CD に収録されており, Mac OS 9 をインストールすると以下の場所に対応バージョンがインストールされる.もしインストールされていない場合は Mac OS 9 インストーラの "追加/削除" から "インターネットアクセス" のカスタムインストールによって追加することができる.

・ StuffIt 対応バージョンとインストール場所

起動ディスク / "インターネット" フォルダ/ "インターネットユーティリティ" フォルダ/ "Aladdin/act2 フォルダ" 内

StuffIt Expander 5.1.4J
Aladdin DropStuff 5.1.2J

システムフォルダ/機能拡張フォルダ内

StuffIt Engine 5.1.3J
StuffIt Engine PowerPlug 5.1.3J

これらの内,StuffIt Expander 5.1.4J についてはいくつかのアプリケーション等の初期設定での指定をし直すか確認する必要がある.

参照:
99/10/22 項目 "Mac OS 9: StuffIt 対応状況"
COMPATIBILITY OF ALADDIN PRODUCTS WITH MAC OS 9


「 ATM 互換バージョン」

Adobe 社の ATM について,4.5.1 を含むそれより前の 4.x バージョンは Mac OS 9 では非互換である.もしもそれらの非互換のバージョンがインストールされている Mac OS 8.6 を含むそれ以前のバージョンの Mac OS を上書きインストールした場合, Mac OS 9 起動時に非互換の ATM は使用停止フォルダに移動させられる.

Adobe 社は Mac OS 9 互換バージョンの ATM 4.5.2 ほかを発表しているので, ATM ユーザは入手してインストールすることになる.私は Adobe Type Manager Deluxe やAdobe Type Reunion を使用していない.

参照:
99/9/30 項目 "現バージョン ATM の Mac OS 9 非互換"
99/10/24 項目 "ATM 4.5.2 ほか公開"
99/11/1項目 "Mac OS 9:ATM Deluxe 4.5.2 は日本語 Mac OS 9 と非互換"



1. ATM のインストール

ATM フォントを常用するユーザはもちろん. PDF ファイルを Acrobat Reader を用いて読むことのあるユーザは ATM コントロールパネルをインストールする.(必要ないユーザまでインストールする必要はない)


2. StuffIt Expander 5.1.4J の指定など

ブラウザで StuffIt Expander を使用するよう設定されているアプリケーションや "インターネット" コントロールパネルでの設定が StuffIt Expander 5.1.4J でなくそれより古いバージョンとなっている場合, StuffIt Expander 5.1.4J に再設定する必要がある.これらで StuffIt Expander 5.1.4J が設定されるようにするには二つの方法がある.

「 StuffIt Expander 5.1.4J が設定されるようにする方法」

A. StuffIt Expander 5.1.4J 以外の StuffIt Expander を全て削除する場合

Sherlock のファイル検索で

名前がStuffIt Expanderで始まる項目
種類がアプリケーションの項目

で検索し,検索結果を調べながら StuffIt Expander 5.1.4J より古い StuffIt Expander を全て削除する.

このとき, StuffIt Expander 5.1.4J がそのままでは検索結果の名称だけでは判断し難い.事前に StuffIt Expander 5.1.4J の名称を,区別が付くような名称に変更しておくとよい.

こうすることによって, "インターネット" コントロールパネルやブラウザは自動的に StuffIt Expander 5.1.4J を設定する.

B.手動で必要な設定を行う場合

"インターネット" コントロールパネル, Netscape, Internet Explorerほかの Web ブラウザの初期設定を開き, StuffIt Expander 5.1.4J を指定する.

「 "インターネット" コントロールパネル」

"インターネット" コントロールパネルを開いて, "詳細設定" を表示し, "ヘルパー" および "ファイル対応" 欄でアプリケーションの項目をクリックするとソートされる.そこで StuffIt Expander となっている項目を選択し, "変更..." ボタンで出てくるウインドウの "選択..." ボタンをクリックし StuffIt Expander 5.1.4J を選択する.

「Netscape」

"編集" メニューの "設定..." から, "Navigator" の "アプリケーション" を選択し, StuffIt Expander となっている項目を選択し "編集..." ボタンで出てくるウインドウの "選択..." ボタンをクリックして, StuffIt Expander 5.1.4J を選択する.

「Internet Explorer」(4.5)

"編集" メニューの "設定..." (Netscape) または "初期設定..." (IE) を選択し, "プロトコルヘルパー" および "ファイルヘルパー" で "アプリケーション" をクリックしてソートし,該当する StuffIt Expander を StuffIt Expander 5.1.4J に設定し直す.


3.ブラウザほかの指定

Mac OS 9 はインターネットフォルダに Netscape Communicator 4.5 と Internet Explorer/ Outlook Express 4.5 をインストールする.これらにブラウザほかを変更する場合は, "インターネット" コントロールパネルで指定する.メールを新しく設定する場合も同様.



4. QuickTime

QuickTime については忘れずに次にようにする.

(1) "QuickTime 設定" コントロールパネルで "自動設定" にある " CD-ROM を自動的に再生する" のチェックを取る.(AutoStart 9805 というウイルスの一種への対策)

(2) システムフォルダのあるボリュームの "アプリケーション" フォルダ内 "QuickTime" フォルダにある "QuickTime Plugin" (4.0.3) を使用ブラウザのフォルダ内の "プラグイン" フォルダに入れる.

"QuickTime 設定" コントロールパネルの " QuickTime 互換機能を使用する" は切っておいた方がいいかも知れない.


5.その他

・ "日付 & 時刻" コントロールパネルの時間帯の設定の確認. "ネットワーク・タイムサーバを使用する" をオン
・ Sherlock の索引作成でエラーが出る場合は機能拡張フォルダ内の "検索" フォルダにある "コンテンツ検索索引作成" のメモリ割り当てを増やす.
・機能拡張フォルダ内の "プリントモニタ" および "デスクトップ・プリントモニタ" のメモリを 300K ほど増やす.
・ Finder のリセットやメモリ不足のエラーが出る場合は, Finder のメモリを増大させる.( Finder のメモリ割り当ての増やし方は Finder メモリ割り当ての変更をご参照願いたい)




[ 99/11/8]



● Mac OS 9:Battery Reset システムリソースは Mac OS 9 に含まれるので iBook は不要


99/11/4 項目 "Battery Reset 2.0" で紹介した Battery Reset 2.0 であるが,紹介が不十分であった.

これは PowerBook G3 Series (M4753, M5343 ファミリー), iBook (M2453) が対象となっており,メインバッテリが挿入されているにも関わらず,コントロールバー項目に現れなかったり,メニューバーのバッテリアイコンに×印が表示される障害に対処するものである. Mac OS 8.1 かそれ以降が対象とされているが,最後に書くように Mac OS 9 では必要ない.ファミリー番号はマシン底部に記載がある.

Battery Reset 2.0 は PowerBook G3 Series の場合, "Battery Updater" が機能拡張フォルダにインストールされるとともに, "Battery Reset" というアプリケーションがインストールされる. iBook の場合は "Battery Updater" が機能拡張フォルダにインストールされるだけである.

インストールはインストーラをダブルクリックして行い,その後マシンを再起動する. iBook はこれでシステムがアップデートされバッテリは充電されるようになる. PowerBook G3 Series は AC アダブタに接続されていることを確認して, "Battery Reset" アプリケーションをさらに使用する.

PowerBook G3 Series では "Battery Updater" が機能拡張フォルダにインストールされてから再起動すると,時間帯,キーボードの繰り返し速度等,一般設定,警告音などの設定がリセットされるので注意.また, AppleTalk の Ethernet 接続がうまくいかない場合, AppleTalk コントロールパネルでいったん "モデム/プリンタポート" を経由先で選択してから,もう一度 "Ethernet" を選択し直す.

"Battery Reset" アプリケーションを PowerBook G3 Series で使用するには,マシンに AC アダブタとメインバッテリを装着しておくこと. "Battery Reset" アプリケーションは再起動時に自動的に起動する.指示に従ってリセットした後,バッテリを排出してもう一度装着し直すと充電が始まる.

もし 1-2 分経過しても充電が始まらない場合,他のバッテリを外して様子を見る.それでも始まらない場合はもう一度 "Battery Reset" を実行する.

"Battery Reset" アプリケーションを使用するとバッテリは空になるので充電する必要がある.

私が入手した情報によれば, iBook の場合,Battery Reset はシステムリソースとして Mac OS 9 に含まれているので, Mac OS 9 では不要となる.



● Mac OS 9:ネットワークブラウザを開くたびにダイアルしてしまう


TIL: 60660 : Mac OS 9: Remote Access Dials Automatically When Opening Network Browser

TCP/IP 上のファイル共有を使用している場合, TCP/IP コントロールパネルで PPP 経由に設定されていて,リモートアクセスコントロールパネルで "自動 TCP/IP 利用アプリケーション起動時に自動接続する" にチェックが入っていると,ネットワークブラウザを開くとダイアルする.

ダイアルさせないためには,上記設定のチェックを取るか,ネットワークブラウザの代わりにセレクタを使う.

これは 99/11/6 項目 "Mac OS 9:TCP/IP 上のファイル共有で自動接続" で星氏が述べられていた症状である.



● Mac OS 9:マルチユーザの作業環境マネージャコントロールバーで設定変更できない


TIL: 60657 : Mac OS 9: Location Manager and Multiple Users

Mac OS 9 のマルチユーザ環境では所有者ユーザ以外の標準,制限,パネルユーザはシステムファイルのうち,ネットワークとファイル共有関係のコントロールパネルの設定を変更できないため,これらの設定を変更するような作業環境スクリプトは失敗し,作業環境マネージャはそのまま動作を終えるだろう.

以下のようにして使用可能にするか,使用させないようにことができる.

1.作業環境マネージャコントロールパネルをアクセス許可したいユーザのハードディスクのフォルダに複製するか移動する.

2.作業環境マネージャコントロールバー項目をコントロールバー項目フォルダから外すことによって使えないようにし,変更はコントロールパネルからのみ行うようにする.作業環境マネージャコントロールパネルはコントロールパネルフォルダになくても動作する.

3.そして/または,個々の作業環境マネージャモジュール (機能拡張フォルダの作業環境マネージャフォルダ内) を使用できないようにして,所有者以外の環境で使用させないようにする.


● Mac OS 9:Power Macintosh G3 で A/V カードを抜いて起動しない場合


西野氏からお寄せいただいた. Power Macintosh G3 233,266 DT,DM などで起きるモニタがぼける場合の回避法としてオーディオおよびオーディオビデオ personality card Rev.2 を抜いている場合, Mac OS 9 では起動に支障が起きるそうだ.

障害は起動時のアイコンパレードが始まる直前にマウスポインタが消失する形でフリーズし, shift 起動でも改善されない場合があるという.( Mac OS 8.5/8.6 ではカードなしで起動する)そのような場合に次の回避法を提案されている.

対処法1:因果関係ははっきりしないのですが,ATI 関連の機能拡張を外すと「ある確率で」正常に起動します。但し、完全ではありません.なお,当然ながら描画速度は低速になります.

対処法2:カードを入れて出荷当時のハード構成に戻すと ATI ドライバーの有無にかかわらず,正常に動作するようになります.

カードを戻す回避法であるが,カードを戻してモニタがぼける問題が再発するようであれば,モニタコントロールパネルでの解像度設定で垂直同期を 75Hz から 60Hzに落とすことで改善されるそうだ.

参考:
98/6/16 項目 "G3 モニタ出力の問題"
98/11/24 項目 "PowerMacintosh G3:モニタがぼける問題の起きるカード"
98/12/7 項目 "G3 マシン:モニタがぼける問題での交換カード"
ほか




● Mac OS 9:ネットワーク・タイムサーバを使用する設定での問題継続


橋本氏からいただいた. Mac OS 8.6 からの日付 & 時間コントロールパネルでのネットワーク・タイムサーバを使用する設定で,設定した時間以外に NTS サーバにアクセスにいく現象は Mac OS 9 でも改善されていない.

例えば, "定期的に設定" で一週間に一度としても不定期に一日に何度か接続していく.初期設定を捨てても改善されない.

"NTPサーバ・エラー;ネットワークが使用中、あるいは設定が正しくない" というエラー表示がでる場合は,ネットワーク・タイムサーバへのアクセスが多く,ビジーの状態であることがほとんどだろう.



● Mac OS 9:Tomb Raider II,glclock が動かなくなった


yoshita 氏から Mac OS 9 にしたところ, Tomb Raider II,glclock が Type 3 エラーが表示されて動かなくなったとお知らせいただいた.



● Mac OS 9:英語版ことえりの "…" 変換


中路氏からお知らせいただいた. Mac OS 9 US のことえりで "…" を "てん" または "きごう" と打ってから変換して出そうとしても,変換候補に現れるがインライン表示や変換ウインドウ等には現れず,選択できない.

Mac OS 9 日本語版のことえりではこのようなことは起きない. Eg-brigeVer.10.0.5 を使用すると入力できるそうである.私も英語版での障害を確認した.



● iBook:米国購入の MRJ での問題


三沢氏からいただいた.

US で購入した iBook ブルーベリー(メモリ160MB )において,InternetExplorer4.5 を使用し, MacProxy+ などのローカルのプロクシを通して Java アプレットを実行しようとすると, jar ファイルの展開に失敗し,エラーとなります. ネットワーク越しにプロクシを設定すれば問題ありませんでした. OS は Mac OS 8.6, Mac OS 9 とも再現しました.

とりあえずの回避方法として,Apple のページから,MRJ 2.1.4 をダウンロードし,上書きインストールすることにより,この問題が解決されました. iBook のハードウェアの問題なのか, Mac OS のインストーラの問題なのかは分かりません.


● Open Transport 2.5.x:送信時の再送信の発生


ARARE 氏からお寄せいただいた. Mac OS 9 ほかの Open Transport 2.5.x で,送信時に再送信が 50 パーセント程発生し,送信速度の低下を招いているのではないかという.

あまり報告がないのですが, Mac OS 9 にしてから,インターネットでの Hotline の送信が遅くなってしまいました.受信は問題ありません. ISDN 64 でおおよそ 7.5k/s くらいのスピードだったのが 3.8k/s くらい, ISDN 128MP でおおよそ 14k/s くらいだったのが 7.5k/s くらいです.

IPNetMonitor にて,自分のマシンの TCP の流れを確認したところ,送信時に再送信が 50% 程度発生していました. Mac OS 8.6 (OTP2.0.3) の時には,一時的に数 % くらいの再送信が発生していた程度ですぐに 0% に戻ります.

最近調べていて解ったんですが,G4 に搭載されている OTP 2.5.1 でも送信の時に同様の現象が発生していました.実験で Mac OS 9 の OTP2.5.2 を Mac OS 8.6 の OTP2.0.3 と入れ替えてみたところ,送信速度は,正常な状態にもどりました.

(中略) ネットワークに輻輳 (ふくそう) が起こった場合,普通データの送信量を減らすんでしょうが,どうも OTP2.5.x では,これを減らしていないような気がしてます.この場合,送信相手の回線が早い場合,輻輳がそれほどおきていない為あまり顕著に症状がでていないようです.

DHCP の辺りも,TCP が送信したデータに輻輳が起こっているのではないでしょうか,それを無視してデータを送るもんで DHCP サーバー側が理解できずにエラーを返す.(これは想像ですけど,,) 結局,相手の受信能力に依存しているみたいな感じです.



●フリーズリムーバー起動時にハングする場合


先日ご紹介したフリーズリムーバーについて小林氏から,起動時にハングすることがあるとお知らせいただいた.

AppleEvent に対応していないアプリケーションが起動している状態で,フリーズリムーバーを起動すると,開いているアプリケーションを自動終了させる途中で未対応アプリケーションを終了させることができず,途中で止まってしまうそうである.強制リセットすることになる.

フリーズリムーバーを起動する場合には Finder だけにしておくことが望ましい.




[ 99/11/7]



本日 (日本時間 6 日) Microsoft 裁判で事実認定が出された. Microsoft が不公正な行為を行っていたことが認定されている.事実認定は判決ではないが,判決以上にこの事実認定は決定的な意味合いを持つもので,事実上 Microsoft の敗訴が決定した.



● Mac OS 9:At Ease の機能はマルチユーザに移行


Apple は Mac OS 9 で At Ease は非互換であるとしている.それらの機能はマルチユーザで実現できる.だが,マルチユーザの機能はマシンによっては遅いのではないだろうか.



● Mac OS 9:RestorePosition1.0b4 が動作しない:原因判明ほか AppleScript での関連障害


長谷川氏,澤畠氏から, Mac OS 9 で RestorePosition1.0b4 が動作したり,動作しない場合があることについて,お知らせいただいた. Mac OS 9 ではデスクトップのアイコン表示オプションで "常にグリッドに沿う" 設定になっている場合に動作しない.この設定を "なし" にすることで動作するようになる.

この設定は,デスクトップをクリックして, "表示" メニューの "表示オプション..." を選択して行う.ここでの設定を "なし" にした場合にデスクトップでグリッドに沿うようにしたい場合は選択した項目を配置する際に, command キーを押しながら配置すればよい.

なお,澤畠氏によれば,AppleScript でアイコンの位置を移動させるスクリプトを書いて実行した場合,そのアイコンが入っているフォルダが "常にグリッドに沿う" 設定になっていると,エラーが発生し実行できないそうだ. Mac OS 9 に関連する何らかの問題があるかも知れない.



● Mac OS 9:コントロールバーがオフになる場合がある


Mac OS 9 でコントロールバーが勝手にオフになってしまう場合があることを Ihara 氏と川島氏からお知らせいただいている.

川島氏はコントロールバーが時たま現れない場合にコントロールバーコントロールパネルを開くと, "コントロールバーを隠す" 設定に変わっているそうだ.

追記:
ほそだ氏から Mac OS 8.6 でも起きていたとお知らせいただいた.



● Mac OS 9 と Hewlett-Packard インクジェットプリンタの互換:一部検証結果


99/11/5 項目 "Mac OS 9: Hewlett-Packard 社インクジェットプリンタ一部回避法" に関して,堀氏から検証結果をお知らせいただいた. DeskJet850C に関して,日本語版の Deskwriter 500 用 6.0.4J は,プリンターの設定がおかしい,という警告が出て印刷するところまでいかなかったそうである.英語版の 6.0.4E ドライバは一部を除いて,動作したそうである.セレクタの "SetUp" の設定を 850C を 550C であることにして使えばよいそうだ.

ただし,その場合でも次のような問題があるそうだ.

・英語版なので用紙設定に(当然)ハガキがない
・印刷結果がこれまでに比べ汚くなったような気がする



● Mac OS 9:移行後,リムーバブルディスク読み込みで支障


北村氏と清水氏からいただいた. Mac OS 9 移行後,それまで読めていた MO あるいは Zip のディスクが認識されなかったり,ファイルの読みとりに支障がでているそうである.

北村氏は Mac OS 9 移行後の PowerBook G3 Series で SCSI 接続の MO を挿入すると Finder がクラッシュし,リセットするようになったそうである.また,ドライブ設定, Disk First Aid を起動するとクラッシュし,強制再起動後に Disk First Aid は使えるようになるそうだ. MO は Macintosh 起動時に挿入されている場合はマウントされる.

清水氏は, Mac OS 8.6 の時に正常に読み込めていた Zip 内の特定ファイルが Mac OS 9 にしてから読み込めなくなった.何度も Zip メディアを「ガチャガチャ」音を立ててマウントしているように感じるそうだ.(差し込んで物理的にマウントするときの音.アクセスランプが一瞬ついてまた音がする)

追記:
清水氏の症状は "死のクリック" (Click of Death) ではないかと金野氏からご示唆があった.そうだとすれば,たまたま Mac OS 9 導入時と重なったのかも知れない.

参照:
98/2/14 項目 " Zip :「死のクリック」"
98/2/20 項目 " Zip 死のクリック"
98/2/23 項目 " Zip :死のクリック(継続)"
98/3/4 項目 " Zip 「死のクリック」(続報)"
98/9/29 項目 "Zip :死のクリック: Iomega の無償修理"




● AirPort:最初のドライバは制限付き


AirPort によって,無線 LAN と Ethernet LAN につながった Macintosh を接続し, Macintosh をブリッジマシンとすることはできるが,最初に AirPort に添付されたドライバには,そのような無線 LAN と Ethernet ハブに接続された Macintosh をブリッジマシンとして接続する機能がなく,実現できない. Apple はアップデータによってこの機能を追加する予定.

AirPort Base Station は同一 LAN 上であれば,AirPort Base Station 間でブリッジすることも可能である.ただし,異なった Ethernet LAN に接続された AirPort Base Station 間を接続することはできない.



● Outlook Express 5J と DAVE 2.1


鈴木氏からお寄せいただいた. DAVE 2.1 がインストールされている場合, Microsoft Outlook Express 5 で特定のメールを開くことができないそうだ.

(氏のご友人の環境で) DAVE 2.1 がインストールされていると,特定のメールを開いたときにフリーズします.(特に DAVE のコントロールパネル・機能拡張のうち,「 NetBIOS 」がインストールされていると問題が発生します.)

「特定のメール」とは,主に他機種から送られてきたメールの一部のようで,ちゃんと OE 5 が正常に動作する環境でそのメールを開くと,

「このメッセージにはお使いのコンピューターで表示できない言語を使用したテキストが含まれています.」

と,ウインドウの上にアラートが表示されます.(メールは一応ちゃんと表示されますが...)多分 Mac では表示できない文字コードが含まれているものではないかと思っています.

「 Text Encording Converter 」および「テキストエンコーディング」フォルダを Mac OS CD 付属のものに書き換えると,この不具合は起きなくなるようなのですが,友人の環境の場合,MS 製の IE 4.5 と OE 5 で,コマンドキーによるショートカットが全く効かなくなったりする不具合が起きましたので(他のアプリケーションでは大丈夫でした),直接の解決にはならないかもしれません.

DAVE の最新版は 2.5 のようだが,日本では 2.1 までしかリリースされていないためバージョン 2.5 でその不具合が解決するかどうかはわからないとのこと.



● PM-800C と AcrobatReader 4 のプリントトラブル


太田氏からお寄せいただいた. EPSON PM-8000C (USB接続) に Adobe Acrobat Reader 4.0J から PDF ファイルを印刷させると,文字や画像が判読困難なほど解像度が低く印刷されるそうだ.

Jedit, Photoshop,Word などからの印刷では問題ない.また,同じ PDF ファイルを PM-700C などで印刷した場合にも問題はないそうだ.共有やバックグランド印刷を切にしても改善されない.



● EPSON インクジェットプリンタインク切れの症状:PM-3000C でも起きる


東内氏から EPSON インクジェットプリンタで見られるインク切れ時にプリンタが認識されない障害について,PM-3000C でも発生するとお知らせ下さっている.

参照:
99/9/9 項目 "EPSON プリンタのインク切れによる認識障害"
99/9/12 項目 "EPSON プリンタのインク切れによる認識障害(継続)"




● Power Mac G4: 障害と ROM 1.8.1 アップデートによる改善事例


99/10/20 項目 " Power Mac G4 ROM 1.8.1" によるアップデートによって, Mac OS 8.6 の Power Mac G4 で発生する障害が改善された例を鈴木氏からお寄せいただいた.

データ損傷,システムクラッシュを起こす可能性のある潜在的問題を修正するという ROM アップデートであるが,それ以外でも改善される事象があるようだ.

インターネットコントロールパネルでヘルパーアプリケーションを追加しようと思い,詳細設定からヘルパーを選び追加ボタンを押すと,ほんの数秒 HDD が回る音が聞こえたと思ったら,フリーズしてしまったのです.(中略)

その後,G4/400の ROM アップデータの情報を先生のサイトで知ったのですが,英語版だったためアップデートするのをためらっていたのです.しかし,インターネットアクセスのアンインストール&インストール (AppleのTechExchage でのやりとりで教えていただいた) をした際に HDD を修復するというダイアログが出てきたので急いでインストールログを見ると,アンインストールの際には問題がないのですが,インストールの際には修復するというログが残っていたのです.

そこで, ROM アップデータで仮想メモリ使用時にファイルを損傷するのを回避できるというのを思い出し,早速アップデータをしたところ無事ヘルパーアプリケーションを追加することができました.

99/10/22 項目では北米版と書いたが, ROM ファイルを日本語版で使用することに一般的な支障はないだろう.



● QuarkXPress ドングルと USB マウスの事例


Tazawa 氏の事例である.

私は職場で PowerBook G3 333 (MacOS8.6) を使い DTP を行うのですが, iMate にドングルを付け, USB マウスを使用しながら QuarkXpress 4 を使用していると,「ドングルがない」みたいなダイアログが現れ,再起動しなければ Quark が使用できなくなるトラブルが頻発しました.それなら USB に常にアクセスすればいいだろうと勝手な解釈からマウスを ADB タイプに変えたところ,見事にトラブルは消えました.同様に iMac で実験すると,全くこの症状は出ませんでした.



● Logitech USB ホイールマウス改善事例


島川氏から Logitech USB ホイールマウスについて, Mac OS 8.5 で障害があったが, Mac OS 8.6 にアップデートすると解消したという事例をお教えいただいた.

事例:
最初は良好で全く問題なかった.いろいろとマシンをいじっていたら 6 カ月後くらいから徐々に,右クリックによるコンテクストメニューの表示遅延,ポインタの無反応,マシンフリーズの頻発という障害が発生し,ここ1ヶ月間使用をあきらめてた.

最近,別件(MIDIとTAのコンフリクト)で通信不能になったので, Mac OS 8.5 を新規インストール,そのまま 8.6 にアップデートしたら,ホイールマウスは嘘のように良好になった.

環境:
Macally PCI-USB card (PUC-002)
Logitech USB ホイールマウス(OEM:M-UB48)
PM 7600+G3card+voodooVideoCard, MacOS8.6J(QT3.0)

USB関係機能拡張とバージョン:
USB Device Extension 1.2f
USB MouseWare MBA43 Driver 1.0.1
USB MouseWare MBA47 Driver 1.0.1
USB MouseWare MBA46 Driver 1.0.1
USB MouseWare MBA49 Driver 1.0.1
USB MouseWare MBB48 Driver 1.0.1
USB MouseWare TBB13 Driver 1.0.1
USB MouseWare TBB14 Driver 1.0.1
USB Support 1.2f
USBHIDUniversalModule J1-1.0.1

USB関係コントロールパネル:
MouseWare 3.1.1




[ 99/11/6]



私の Mac OS 9 だがいまひとつ安心できない.起動できないトラブルが出るのだ.一度は shift 起動でつまづいた.また,デスクトップ再構築をしようとして,File Exchange 以外のコントロールパネルの内容,機能拡張フォルダ,フォントフォルダを除いて起動してデスクトップ再構築中にフリーズした.それぞれ強制リセット後には再起動できたのであるが,こんなことはこれまであまり経験したことがない.コントロールバーでのモデュールからの設定切り替え時のハングも何度かあり,プログラムの強制終了を行うと,コントロールバー機能拡張の処理中と言われる.結局この機能拡張のメモリ割り当ても増やすことになった.... と書いたところで, "フリーズリムーバー 2.2" のご紹介をいただいた.タイムリーなユーティリティだ.

このところ,皆様からいただく情報が増加していて,重要な情報に関わらず,ご紹介が遅れる場合がある.順次ご紹介して行くつもりだ.



● Microsoft Excel 98:マクロのあるファイルのパスワードは無効


龍谷大学ミラーサイトをご提供いただいている小島氏から, Microsoft Excel 98 のセキュリティホールについてお知らせ下さった.多くの人に一般的に起きるものだ.

Excel でマクロが含まれたパスワードつきのファイルを開いてもパスワードなしで開いてしまう.つまり,マクロがある Excel 98 のファイルにはパスワードを施しても効果がない.

詳細は小島氏のページに記されている.



● Mac OS 9:TCP/IP 上のファイル共有で自動接続


星氏が Mac OS 9 の新機能である TCP/IP 上のファイル共有に関連して, MN128-SOHO ダイアルアップルータで自動発呼するようになったとお知らせいただいた.次の場合に自動発呼する.

1.ファイル共有でTCP/IP共有を許可していると, Mac起動時にインターネットに自動接続してしまう.

2.TCP/IP共有を許可していなくても,ファイル共有コントロールパネルを開くとインターネットに自動接続してしまう

星氏が MN128-SOHO の記録を調べてみると,どうも自分自身のアドレスから逆引きをDNSに問い合わせに行っているものと思われた.

星氏は,ネットワークブラウザを開く際にも時間がかかることについても同様のことが起こっているのではないかとお書きである. MN128-SOHO の自動発呼に関してはフィルタによって解消できる可能性をご示唆されている.

追記:
星氏から回避法をお寄せいただいた.

MN128-SOHO の Auto DNS 機能を ON にしておく.(Auto DNS機能によりMN128-SOHOを簡易DNSサーバとして動せます) MN128-SOHOのIP応用設定でホスト情報を書き加える.

書式:ip host {ipaddress name}
(例)ip host 192.168.0.11 pm7500

これでファイル共有コントロールパネルを開いても自動接続しなくなりました.また、ファイル共有自体もすぐに開くようになりました.



● Mac OS 9:ファイル共有コントロールパネルを開くのが遅い:原因判明


上記項目は,星氏もご指摘になっているが, 99/11/4 項目 "Mac OS 9:ファイル共有コントロールパネルを開くと時間がかかる" との関連が疑われる.ファイル共有コントロールパネルを開く際に上記の処理が行われているとすれば,そのためにファイル共有コントロールパネルを開くのに時間がかかるものと考えられる.

該当項目を書いた後に気がついたのだが,ファイル共有コントロールパネルの画面には IP アドレスが記載されることに気が付いた.これはインターネットに接続していない環境でも同様に IP アドレスを取得に行くようだ.そのため, IP 取得が困難な場合に時間がかかっているのだ.

TCP/IP コントロールパネルでの設定でインターネット接続が確立している状態では (DHCP を含め) 問題は起きず,直ぐに開くことができる.また,インターネットに接続していない場合でも,固定 IP などが入力されていて接続できないことがマシンに認識できている場合や, Ethernet ケーブルで接続されていない場合なども問題ない.問題が出るのは, DHCP 接続で障害が起きる環境や,接続が切れている状態で DHCP 他の設定になっている場合である.

追記:
星氏より,自分のホスト名を DNS に問い合わせている場合もあるとお教えいただいた.



● Mac OS 9:Sherlock 2 インターネット検索結果クリックでフリーズ


井上氏からいただいた.氏の PowerBook 2400c/180 (NuPower G3) で Sherlock 2 からインターネット検索後,検索結果リストの項目を,下のウインドウに詳細が表示される前に手早くクリックしてブラウザで表示させようとすると,フリーズする. 回避法は下ウインドウに詳細が表示されてからクリックすること.

私のマシンでは再現できないので,機種または環境によるものかも知れない.

追記:
後藤氏から Blue & White G3 400MHz でも発生するとお伝えいただいた.



● Mac OS 9:カノープス製 Voodoo カードの非動作


沢田氏からご連絡いただいた.カノープス製 Voodoo PCI カードが Mac OS 9 で動作しないそうだ. Unreal を起動すると,初期画面ダイアログの後,画面が内蔵ビデオカードから Voodoo の全画面表示に切り替わり,真っ暗なままなにも表示されない.また,プログラム終了もできない(または終了しても画面が内蔵ビデオに戻らない)ため,再起動が必要だそうだ.



● Mac OS 9:RestorePosition1.0b4 が動作する場合もある


中路氏からお知らせいただいた.中路氏は Mac OS 9 US 版で RestorePosition1.0b4 が使えているそうである. 私は機能拡張類のコンフリクト,新しく Mac OS 9 で追加された機能拡張のためという可能性もあるかと思い,コントロールパネル,機能拡張,フォント各フォルダを外して起動して確認したが,やはり動作しなかった.機種によるものか,US版と日本語版の OS の違いによるものという可能性が残る.

追記:
原因が判明した. 99/11/7 項目 "Mac OS 9:RestorePosition1.0b4 が動作しない:原因判明" をご参照願いたい.



● Mac OS 9:SmartScroll 3.5 で警告音


Ihara 氏によれば, Mac OS 9 に SmartScroll 3.5 をインストールすると何かの動作をする度に警告音がするようになった.



● Mac OS 9:PaperPort Strobe がイニシャライズされない


Ihara 氏によれば,PaperPort Strobe が Mac OS 9 インストール後,起動時にイニシャライズされなくなってしまったそうだ.メニューバーのペーパーポートアイコンからペーパーポートデスクトップや初期設定等を選ぶことでイニシャライズされ使用できるようになるが,起動する度に同じことを繰り返す必要がある. ScanSoft の PaperPort 関連のメーリングリストでも話題になっていたそうだ.



● Mac OS 9:Apple 日本語辞書とヘルプ


川島氏が Mac OS 9 でたまたま "Apple 日本語辞書" を外したところ,ヘルプボタンを押してもヘルプビューアは起動するものの,ウインドウが開かなかった.

Mac OS 8.5 以降の "Apple 日本語辞書" は特に Mac OS 8.6 以降ではシステムの様々な言語処理において必要であるので,常に機能拡張フォルダに入れておかなければならない.



● Mac OS 9:アップルメニューオプションの障害継続


川島氏によれば,アップルメニューオプションに関して Mac OS 9 でもサブメニューが現れないという障害が継続しているという.初期設定を捨てることで改善されるそうだ.



● Mac OS 9:アルプス社 MD プリンタの対応状況


アルプス社は MacOS9対応予定についてというページを公開した.バックグラウンド印刷ができないなどの問題があり, 11 月中旬に発表される予定の次期ドライバで対応するだそうだ.



● Open Transport 2.5.x: DHCP 障害環境での AppleTalk


Tazawa 氏から社内 LAN での iBook の不可解な症状についてお知らせ下さった.氏の環境では DHCP サーバに接続するのだが, DHCP 取得障害が発生して iBook が起動できなかった.そこで Ethernet ケーブルを抜いて起動させて,セレクタから AppleShare を選択すると, DHCP からグローバルアドレス を与えられているマシンが認識できていないことに気がつかれた.

セレクタの画面に認識されてリストされているマシンでも,インターネットに接続して DHCP からグローバルアドレスを取得すると,リストから消えていくそうである.



● OSA Menu とスクリプト編集プログラム, OutlookExpress など:奇想天外な回避法


99/11/2 項目 " OSA Menu とスクリプト編集プログラム, OutlookExpress など" ( OSA Menu とスクリプト編集プログラム, OutlookExpress などを使うと画面描画速度が低下する) に関して松岡氏から,OSA Menu の作者 Leonard Rosenthol 氏からの回避法をお知らせ下さった.これが全く予想もつかない内容なのだ.

Leonard Rosenthol 氏がこの問題を Apple の人と話したところ, "キーボード" コントロールパネルを外すとどうなる ? ということを言われたそうだ.そこで,この知らせに基づいて,松岡氏は半信半疑で機能拡張マネージャで使用停止にしたところ,何ということだ,完璧に障害は去っていた.

キーボードコントロールパネルで必要な設定は使用停止フォルダにあるキーボードコントロールパネルを起動して行えるので外すことで特に支障はない.



● MacCDR 4.0 での問題


民岡氏からいただいた. MacCDR4.0 で仮想 HFS ボリュームにコピーしようとするとフリーズする.

MacCDR 4.0 は仮想HFSという機能を用い,そこに必要なファイルをコピーしてその仮想的なボリューム単位でバックアップすることで,必要部分だけの HFS でのバックアップを可能にしています.

この仮想 HFS という機能は virtual HFS という機能拡張ファイルで実現されているようですが,これが iMac 333MHz+Mac OS 8.6 という私の環境と相性が悪いようです.できた仮想 HFS ボリュームにファイルをコピーしようとするとフリーズしてしまいます. Mac OS 基本+ CD-R Driver+virutual HFS でも同じでした.Mac CDR の細かいバージョンは 4.00g です.

メーカー (Aplix) に問い合わせたところ,すでにメーカーでも確認している問題とのことで,11月中旬ぐらいにはアップデータを配布できるのでそれまでは ISO 方式でバックアップして欲しいとのことでした.



●フリーズリムーバー


木下氏からご連絡いただいた.木下氏はこの度,フリーズリムーバーというプログラムを発表なさった.これは,ユーザが使用している Mac OS で不要なシステムファイルの指摘と移動または削除,機能拡張およびアプリケーションのメモリ割り当て増加などを一度に行うものである.添付されているテキストファイルを編集することで簡単にそれらのリストに追加したり削除することもできる.

動作は Mac OS 9 日本語版で検証しているが, Mac OS 8 でも確認しているそうだ.各 OS バージョン,ローカライズ版などで条件は変わるので, "Check_files" "Check_mem" の内容はよく考えること.ご注意いただきたいが,初期状態では Mac OS 9 日本語版のみで実行すること. Mac OS 8.1 で実行する場合は "OS8.1用Check_files" フォルダにあるファイルと交換する必要がある.

私はハードディスクにコピー後, "Check_mem" ファイルを外して,不要ファイルのチェックをしてもらったが,私はすでに手動で外しているようで,指摘されなかった.そこでコントロールパネルに使用停止している "アップルメニューオプション" をコントロールパネルにコピーしてから, "Check_files" をエディタで開き,アップルメニューオプションの先頭の":" を取ってから保存して,実行したら,削除されるか確認され,削除すると答えると削除されることを確認した.機能拡張に関しては "フリーズリムーバー.bak" というフォルダに待避するようになっているのだが,全てバックアップするようにしてはどうだろうか.

指摘すべきシステムファイルとメモリ割り当てを増やすシステムファイル等についてのテキストファイルは,アプリケーションを実行する前に確認すること.このファイルを利用すれば,自分のシステム構成に合わせて,健康診断することも可能だろう.同様にすれば,英語版 Mac OS 9 にも適用可能になる.

実際にこのアプリケーションで移動,削除,メモリ割り当て変更を行わない場合でも,これらファイルに書かれた内容は参考になる場合もあるだろう.初期状態でリストされている削除すべきファイル類は入っているとクラッシュする場合のあるもので,削除の必要なものだ.":" がついて無効になっているファイル類については,人によっては必要だと思っているものもあるかも知れないが,そのままでは指摘,削除されることはない.使用者が判断して":" を取るようになっている.":" がついているものも含めて,外すファイルに関して私は納得できるし,実際に私が手動で外しているか入っていないものばかりだ.メモリについては全てを一度に行うのではなく,ひとつずつ様子を見ながら行う方法もあると思う.

初級者は "Check_mem" を外してそのまま実行さなることを推奨したい.よく英語版の Internet Config Extension の同居で発生する障害はこれで防ぐことができる.メモリのたっぷりある初級者は "Check_mem" を入れて実行すれば,多分 Macintosh はより安定するだろう.メモリがたっぷりあるのなら,氏も書いておられるが,増やして困るものでもないだろう.特に Mac OS 9 での Finder メモリ増大は必要なことのように思える.

"Check_mem" ファイルを参考にして自分で ResEdit を使用してメモリ割り当てを変更したい人もいると思う.フリーズリムーバーのフォルダ内にある "技術情報" に書かれている機能拡張のメモリを増やす方法について,これは一度書いたことがあるのだが,あまり経験のない方は,ファイルタイプを変更して行うのではなく,きちんと 'SIZE' リソースを開いて変更する方がいいと思う.このように書くのも,この方法を最初に書いたのが私のページだと思っており,書かなかった方がよかったと,感じているからである.ファイルタイプを書き替える方法の方が段階が多く,入力ミスなど起きる可能性もその分起きやすくなると思う.ファイルタイプについてよく分かっている方の行う方法である.この方法では実際に (私のミスだろうが) うまく行かなかった経験がある.

追記:
小林氏から,起動時にハングすることがあるとお知らせいただいた.

AppleEvent に対応していないアプリケーションが起動している状態で,フリーズリムーバーを起動すると,開いているアプリケーションを自動終了させる途中で未対応アプリケーションを終了させることができず,途中で止まってしまうそうである.強制リセットすることになる.

フリーズリムーバーを起動する場合には Finder だけにしておくことが望ましい.




[ 99/11/5]



Mac OS 9 インストール後,何度かクラッシュを経験している. OS インストール初期にはいつも経験することなので,これをもって安定性に問題があると断定するのは早計である.

私自身心苦しく思っていることがあるのだが,こうしたページで障害を報告すると,どうしてもその障害が誇大に受け取られる場合がある.私のページの意図は障害を報告することだけではなく,それらを克服して Macintosh をより良く効率的に使用することである.

バグのないプログラムはない.こうしたページが少しでも Macintosh ほかの改善に貢献できればユーザのみならず,広い範囲で利益となるだろう.

Mac OS 9 では改善された点もあり,いくつか分かったことを最初の方に書いてみる.このほか経験したことでは,何度か RAM ディスクで問題が発生した.



● Mac OS 9: Finder クラッシュ:ATI ドライバによる原因


ATI 社はFinder may crash in Mac OS 9 with ATI Universal Installer 4.0.x installedを公開した.それによれば, Mac OS 9 をインストールしても ATI ドライバを上書きしないため, Finder がクラッシュするとされている.回避法は以下.

1.機能拡張マネージャで全ての ATI ドライバを使用停止にする

2.ATI Universal Installer 4.0.x をインストールする

これは OS 上書き時であろうか.クリーンインストールした私のシステムでは "ATI Driver Update" が J1-1.4.8 で Mac OS 8.6 と同じバージョンであった以外には全てバージョンは上がっていた.

ATI Universal Installer 4.0.x がインストールするファイルのバージョンは IMPORTANT INFORMATION for the ATI Universal Installer 4.0.1 で調べることができる.クリーンインストールした Mac OS 9 の ATI 関連ファイルは全てこれよりバージョンが上がっているように思える.

追記:
これは RAGE 128 搭載 PowerMacintosh で該当することが判明した. Apple システム・プロフィールで,デバイスとボリュームのタブを選択し,ディスプレイカードで確認する.



● Mac OS 9: Open Transport の改善点 (1)


Mac OS 9 の Open Transport は DHCP でハングアップするように思えるといった障害が一部環境で発生する場合があるが,一方でいくつか改善されている点がある.

Mac OS 8.6 で起きていた DHCP 時の処理待ちは改善されている.

この問題は 99/5/28 項目 " Mac OS 8.6:原因不明の処理待ちによる中断" , 99/6/1 項目 " Mac OS 8.6:原因不明の処理待ちによる中断(継続)" ほかで私が報告したものである. Open Transport で TCP/IP を DHCP 参照としている場合,環境によって,5-10 分ごとに 30 秒程度の処理待ちが生じる問題である.この問題は現在起こっている DHCP の問題と類似したものであるが,その問題の方は改善されていて, Mac OS 8.6 で問題が出ていた私の環境で障害は解消されているようだ.



● Mac OS 9: Open Transport の改善点 (2)


Open Transport 2.0.3 で起きていた PowerBook でのスリープ障害が改善されている.私の PowerBook G3 Series で発生していたのであるが, Mac OS 9 インストール後,自動的にスリープに入るようになった.

この障害は 99/6/8 項目 " Mac OS 8.6: Open Transport によるスリープ障害" で報告したもので, Mac OS 8.6 で PowerBook が電源アダブタ使用時に自動的にスリープに入らない場合があるというもの.全ての環境で起きるわけではなく,発生しないというご報告もいただいていた.



● Mac OS 9:ファイル共有がらみのハングアップ未解決


Mac OS 8.5 からよく起きていたファイル共有がらみのハングアップを Mac OS 9 でも経験した. CD-ROM 挿入時に起きた. "ファイル共有機能拡張" のメモリ割り当てを増やした状態でも起きている.

参考:
99/6/20 項目 "Mac OS 8.5/8.6: CD-ROM 挿入でのハング"
99/10/15 項目 "ファイル共有がらみのハングアップ:一部回避法"




● Mac OS 9:一部フォントの2バイト文字が表示されない:回避法


藤田氏からお知らせ下さった. Mac OS 9 インストール後,Monnaka, Fukagawa,ASL Font+3.0 といったフォントの 2 バイト部分が表示できないことが起きる場合があるそうだ.この現象は USSY'S でも報告されているそうで,症状は同じだそうである.

藤田氏と USSY'S での報告の共通点は Language Kit で日本語以外の言語をインストールした後,カスタム削除している点である.

野崎氏からこの障害について回避法をお寄せいただいた.

野崎氏も同様の障害が発生したため,フォントフォルダを確認すると "丸漢コンパチビリティ" 丸漢がなくなっていることに気がつかれた. "丸漢コンパチビリティ" をカスタムインストールすることで解決したそうである.



追記:
直氏から,アピアランスコントロールパネルで "なめらかな文字で表示する" のチェックを入れると改善され,その後は,チェックをとっても障害はないそうだ.



● Mac OS 9: Mac OS 8.6 に戻すと一部 ATM が表示できない


直氏からいただいた.

Mac OS 9 を Mac OS 8.6 が別パーティションにあるハードディスクにインストールした後, Mac OS 8.6 から起動すると Illustrator 上でフォントワークス社の ATM フォントが表示できないそうである.

私はフォントワークス社の ATM フォントを購入しているがインストールした状態ではないので確かめることはできなかった. Mac OS 9 インストール後に Mac OS 8.6 (ATM 4.0.2) から起動して Adobe Illustrator 8.0.1 で他の ATM フォントをいくつか表示したが,それらに問題はなかった.フォントフォルダは Mac OS 8.6 と同一のものを使用している.

● Mac OS 9: Perman Note は互換?


たびたび書いてきた Perman Note が "Check 9 File Mgr Compatibility" で非互換と報告された問題について, Ihara 氏から BUG に問い合わせた結果,「現在検証中だがとりあえずのところは問題ないようだ」との回答を得たことをお知らせ下さった.

より正確を期すためにバージョンアップしたというCheck 9 File Mgr Compatibility 1.0.2でも依然として非互換報告がある.



● Mac OS 9:SoftWindows と RealPC の動作 (継続)


山崎氏から SoftWindows のメニュー,ダイアログの文字化けは Language Register で解決されるということと,吉光氏からお知らせいただいた RealPC で Windows98 を Safe モードで起動できても通常モードで起動できないのと同様, SoftWindows 98 でも同様の障害が発生するとお知らせいただいた.

又城氏からは, RealPC について, iMac では文字化けしたが,修正できたことと, Blue & White G3 では起動途中で止まってしまうので,環境によって異なるようだとのご報告をいただいている.起動できた場合でもダブルクリックできないなど問題があるそうだ.

沢田氏の場合, SoftWindows5.0.5 + Windows95 で不完全ながら動作している.マウスボタンのダブルクリックが利かない, Windows のコントロールパネルの「マウス」を開くと、ダイアログ右側のびっくり箱のアイコンのハンドルが異様に早く回転しているという症状があるそうだ.



● Mac OS 9:Sonnet Crescend G3 の問題 (継続)


山門氏から "crescend 1.3.7" の名称を "‾ crescend 1.3.7" と‾をつけることで読み込まれる順番を変更したところ,問題なく起動できるようになったとの回避法をお教えいただいた.



● Mac OS 9:NewPower G3 PDS ドライバの未対応


中尾氏からお知らせ下さった. Newer 社の G3 アップグレードカードのうち,唯一,7100/8100用 NewPower G3 PDS のドライバが Mac OS 9 未対応だそうだ.



● Mac OS 9:USB Adapter Card Support 1.2 の動作について


99/11/3 項目 "Mac OS 9:USB カードは未サポート" で Apple が Mac OS 9 非互換とした USB Adapter Card Support 1.2 について,橋本氏から支障なく動作するというご報告をいただいている.

吉光氏からは Mac OS USB Driver Development Kit (DDK) (v1.3.5f8) を使用する方法をお知らせいただいている.



● Mac OS 9: Hewlett-Packard 社インクジェットプリンタ一部回避法


MacInTouch 99.11.2 は Hewlett-Packard 社 Deskwriter 500 用 6.0.4 バージョンのドライバを使用して, DeskWriter 660 C , DeskJet 800シリーズが Mac OS 9 でも使用できるという投稿を紹介している. Apple StyleWriter 4100 は Hewlett-Packard の同型プリンタの OEM 製品であるのでこれも可能だという話だが,この機種は日本では発売されていない.

参考:
項目 "Mac OS 9:Hewlett-Packard 製品の対応状況"


追記:
この内容について, 99/11/7 項目 "Mac OS 9 と Hewlett-Packard インクジェットプリンタの互換:一部検証結果" に検証結果が書かれているので参照願いたい.



●TIPs:Mac OS 9 移行マニュアル (その1): 移動するシステムファイル類


Mac OS 9 はクリーンインストールなさっていることと思うが,クリーンインストール後に以前のバージョンの OS からシステム関連ファイルを移動させなければならない.


1.初期設定フォルダの Mac OS 関連ファイル類


TCP/IP を始めとし,これらの設定数が多い場合,最初から設定し直すのはかなり面倒だ.また,作業環境マネージャでの切り替えをしている場合,作業環境マネージャの設定もある.私は以下のものを移動した.

・ "AppleTalk 初期設定"

・ "Internet Preferences"

・ "TCP/IP 初期設定"

・ "Users & Groups Data File"

Mac OS 9 では利用者 & グループコントロールパネルはファイル共有コントロールパネルに統合されたが,設定自体は同一ファイルに保存されている.そのまま移行できる.

・ "スティッキーズファイル"

スティッキーズに保存したデータがある場合は移動させる.

・ "カスタム・デスクトップパターン"

アピアランスコントロールパネルに現れるデスクトップパターンに,自分で登録したパターンがある場合,このファイルに記録されているのでそのまま移動させる.一応 Mac OS 9 では初期状態でもグレイのパターンが入るようにはなったようだ.

・ "プリント初期設定" フォルダ

・ "リモートアクセス" フォルダ

これが大事である.ここに TCP/IP などで保存しているインターネット接続関連等の設定が保存されている.

・ "作業環境マネージャ初期設定" フォルダ

上記のファイルを移動させない場合でも設定をやり直せばいいわけで,他の Mac OS 関係の初期設定などは移行しないで設定し直した方がいいいだろう. Mac OS 関連の他の初期設定の見分けがつき,設定を受け継いで移行したい場合はそれも移動させればいい.

初期設定を移動せずに設定をやり直す方がいいという理由は,新しい機能などが追加されている場合などがあったりすることと,この際新しくして不安定要因の可能性を受け継がなくさせるためである.


2.初期設定フォルダのアプリケーション関連ファイル類


常用している主要なアプリケーションで設定の複雑なものの初期設定ファイルも古いシステムフォルダの初期設定フォルダから Mac OS 9 の初期設定フォルダに移動する.初期設定ファイルのそれらしき名称のものは全て移動させる.不明の初期設定ファイルを調べるには,法条氏によるAppReferというユーティリティが便利である.

いくつかのアプリケーションではシリアル番号の初期登録を初期設定ファイルに保存している場合がある.新しくした Mac OS 9 から起動してアプリケーション起動時に登録を求められるような場合は初期設定ファイルを以前のシステムフォルダから移動することで回避することができる場合がある.そのほか,アプリケーションを新しいシステムから開いて支障がある場合は,アプリケーションが新システムと非互換である場合もあるが,必要なシステムファイルが移動されていないことがあるので,調べてみることも必要だ.初期設定ファイル以外にも必要なファイルがある場合もあり,初期設定を移動するだけで十分とは限らない.

・日本語入力変換プログラムの初期設定/ユーザ辞書

日本語入力変換プログラムの設定は複雑な場合が多く,辞書の指定等もあり,そのまま移動させた方がいいだろう. ATOK や EGBRIDGE などの主要なプログラムの場合は初期設定フォルダ内にフォルダとして収まっているので,フォルダごと移動する.
最近のことえりの場合,ユーザ辞書や自動学習辞書等が初期設定フォルダ内にあるのでことえりユーザは移動させる.

・ATM

ATM は Mac OS 9 で対応バージョンを新しくインストールすることになる.そのため,今回の OS バージョンアップ時に ATM 関連の初期設定を移動させる必要はない.

・ Web ブラウザ

Netscape や Internet Explorer といったブラウザの設定やメールは初期設定に入っていることがほとんどである.ブックマークなどもそのまま移行させたいはずだ.それらの名称のついている関連ファイル,フォルダを全て移動させる.

・ "TWAIN"

スキャナほかで TWAIN を使用している場合はこのフォルダを移動する.

・ ColorSync プロファイル

Mac OS 9 では ColorSync プロファイルを収めておくフォルダ名と格納場所が変更されている.これらは "ColorSync 特性" フォルダから中味のプロファイルだけを Mac OS 9 のシステムフォルダ第1階層の "ColorSync プロファイル" フォルダに移動させる.


3.コントロールパネル/機能拡張フォルダから


アップル社以外のアプリケーションなどが使用したり,独自の機能を持ったコントロールパネル/機能拡張類がある場合,それらも移動させる.ただし,それらが Mac OS 9 対応かどうか確認が必要である. 機能拡張では以下のようなもののほか,必要な機能拡張を移動する.いくつか移動させてはならないものもあり,注意すること.

「機能拡張」

・日本語入力変換プログラム/辞書

・プリンタほかドライバ類/プリンタ記述ファイル

プリンタ,スキャナほかのドライバ,関連ファイル等,および, PostScript プリンタを使用している場合はプリンタ記述ファイルを移動させる.セレクタからの設定は "プリント初期設定" フォルダを移動している場合は必要ない場合もあるが,そうでない場合などはプリンタ記述ファイルの再設定などが必要である.

デスクトッププリンタについては不可視ファイル等あり,若干面倒なので,新しく作り直した方がいいと思っている.

ここでも Mac OS 9 に非互換のプリンタドライバがあるので,移行前によく調べること.

・ "Modem Scripts" フォルダ内のスクリプト


必要なもののみ移動させる.同じ名称のスクリプトはほとんどが更新されているのでフォルダごと置き換えないようにする.

・StuffIt Engine/StuffIt Engine PowerPlug

これらは従来バージョンが Mac OS 9 非互換であるので移動させないこと. Mac OS 9 をインストールすると,対応したこれらの機能拡張がインストールされている.

・ほか

このほか "PPP 接続スクリプト" "Global Guide Files" などフォルダ内にある必要なファイルも移動する.

「コントロールパネル」

・ FinderPop

FinderPop を使用されている方は, StuffIt 関連アプリケーションについてクラッシュする設定になっている場合が多いので設定し直すことが必要である.
参照:
99/11/4 項目 "Mac OS 9:FinderPop から StuffIt アーカイブを扱うとクラッシュ"

・ATM

ATM はそれまでのバージョンが非互換である場合が多く, Adobe から新しい ATM 4.5.2 を入手してインストールし直すことになる.

参照:
99/10/24 項目 "ATM 4.5.2 ほか公開"
99/11/1 項目 "Mac OS 9:ATM Deluxe 4.5.2 は日本語 Mac OS 9 と非互換"


4.システムフォルダ第1階層


いくつかのアプリケーションは正常に動作するために Mac OS のシステムフォルダにアプリケーション用のフォルダを作成するものがある. "Claris" フォルダ, "エルゴ" フォルダなどである.移行前のシステムフォルダ第1階層にあるこのようなフォルダ類は全て Mac OS 9 の同じ位置に移動する.最近の Adobe 製品は "アプリケーションサポート" に "Adobe" フォルダが必要である.これも忘れないようにしたい.それら以外に気のつくものを以下にあげてみる.

・ "フォント" フォルダ

グラフィックユーザその他でフォントフォルダの構成をいじりたくない場合,そのまま Mac OS 8.6 で使っていたフォントフォルダを移動して問題ない.

・ "インターネット検索サイト" フォルダ

ここには Sherlock で使用する検索プラグインが収められている.従前のシステムフォルダの同名フォルダに入っているプラグインは Mac OS 9 の "インターネット検索サイト" 内の "インターネット" フォルダにとりあえず移動する.

・ "コントロールバー項目"

新しいバージョンのものもあるのでフォルダごと移動しないほうがよい.

・ "スクラップブックファイル" と "ノートパッドファイル"

・電子メールフォルダ

使用している電子メールのフォルダがシステムフォルダ第1階層にある場合がある.名称はアプリケーションによって異なる.そのようなものがある場合は,ここにこれまでのメールが保存されている場合が多いので,フォルダごと新しいシステムフォルダの同じ階層に移動させる.

・ "FinderPop 項目フォルダ"

FinderPop を使用している場合にできる.これまでの Mac OS では初期設定フォルダにある場合があるが,最新の FinderPop はシステムフォルダ第1階層にあるものを認識するので,そのまま場所を変えて移動する.

このほかシステム第1階層には "ランチャー項目" "よく使う項目" "スクリプト" "起動項目" フォルダなどいくつか移動するとよいものがある場合がある.各自で判断願いたい.


5.アップルメニュー


新旧比較して必要なものを移動する. Mac OS 9 では一部アプリケーションまたは Apple エクストラフォルダに移動している場合がある.

参照:
99/10/24 項目 "Mac OS 9:インストール後に移動/削除されるファイル"




6. Microsoft 関連機能拡張類など


Microsoft 関連の機能拡張類は,これまで私がこのページで公表し何度か繰り返してきたとおり,基本的に機能拡張フォルダに入れる必要はない.

Mac OS 9 の機能拡張フォルダにある Microsoft 関連機能拡張類は Internet Explorer と OutlookExpress で使用するものである.これらのファイルは全て Internet Explorer と OutlookExpress のアプリケーション本体のあるフォルダ(初期状態で Mac OS 9 システムフォルダのあるのと同一階層の "インターネット" フォルダ内 "インターネットアプリケーション" フォルダにある)の第1階層 (アプリケーションのある場所) にコピーし,オリジナルの機能拡張類は使用停止にしておく.

Microsoft の機能拡張類 ( "Microsoft Component Library" および "MS Font Embed Library (PPC)" ) はそのままコピーしておくが, "MS Library Folder" フォルダについてはそのままフォルダをコピーした後,アプリケーションのある場所に中味を出しておく. "ActiveX Controls" フォルダについては使わない方が身のためだ.

Office ユーザは Office 98 の場合,機能拡張フォルダに入る機能拡張類を Office 98 フォルダ第1階層にある "Office" フォルダに入れる.機能拡張フォルダに入る "MS Library Folder" "Type Libraries" 各フォルダの中味を同じく "Office" フォルダに直接配置する.

Microsoft 関連機能拡張類をこのように各アプリケーションフォルダ内にコピーして配置すると同じものが配置されるわけで,総容量が馬鹿にならないと感じることもある.そのような場合はどこかひとつの場所にまとめておいてエイリアスを入れてもよい.エイリアスを機能拡張フォルダに置くことでもよい.

OS のバージョンアップ時だけなくても,システムを入れ替える場合はある.そのような場合に,単独で動作する Microsoft 各アプリケーションフォルダを作成しておけば,システムフォルダの Microsoft 関連ファイルを削除するだけで済み,システムの安定と同時に管理の負担を軽減できる.

追記:
分かりにくいようなので補足したい.

Microsoft Internet Explorer 4.5 と OutlookExpress 4.5 の機能拡張類をそれらアプリケーションのフォルダに移して,システムフォルダから削除して動作させるには次のようにする.

1.コントロールパネルからインターネットコントロールパネルを起動して終了する.(既に開いたことがある場合,この手続きは必要ない)

2.機能拡張フォルダから次のファイルとフォルダを Internet Explorer と OutlookExpress のアプリケーション本体のあるフォルダ内にそれぞれコピーする.コピー後,コピー元のファイル類は使用停止フォルダに移動するか,削除して差し支えない.

"Microsoft Component Library"
"MS Font Embed Library (PPC)"
"MS Library Folder" フォルダ

3.コピーされた "MS Library Folder" フォルダ内のファイルを全てアプリケーション本体のあるフォルダ階層に出す.結局, Internet Explorer と OutlookExpress のフォルダには次のファイルがあることになる.

Explorer Library (PPC)
Microsoft Component Library
MS C++ Library (PPC)
MS Configuration Lib PPC
MS Container Lib (PPC)
MS Favorites Library (PPC)
MS Font Embed Library (PPC)
MS Import Lib PPC
MS Internet Library (PPC)
MS JScript (PPC)
MS Parser Library (PPC)
MS Preferences Library PPC
MS Variant Lib (PPC)

システムフォルダの機能拡張フォルダには "インターネット設定機能拡張" と "Text Encoding Converter" があることをご確認いただきたい.



[その他]
99/11/3 項目 "Mac OS 9:iMac Firmware Update 後の再起動/終了の遅れ" に以下を追記している.

同様の現象が既に iMac Firmware Update されていた iMac に Mac OS 9 をインストールすると起きるという報告があるそうだ.そうすると, iMac Firmware Update 1.2 ではなく, Mac OS 9 の問題ということになる.




[ 99/11/4]



Mac OS 9 であるが,以下の項目のように Finder リセットが頻繁に起きたが,何とか回避できたようだ.処理速度については実メモリの 1.5 倍に設定した仮想記憶を使用しているが,それほど Mac OS 8.6 の時から変化を感じない.(PowerBook G3 Series 300)

私の印象では,ファイルを開く際に速くなっているように思える. FCB で非互換とされた PerMan Note だが,カレンダーに予定を書き込むだけの私の使い方では一応使えている.



● Mac OS 9:Finder メモリ割り当ての増加による安定度改善


Mac OS 9 を試験的にインストールして最初に何度か Finder がリセットされる事象を経験した.この点について,同様のご報告を竹内氏からもいただいた.そこで,私と竹内氏が試みたことは Finder のメモリ割り当て増大である.氏はそれもまで頻発していたクラッシュが全く起きなくなったそうだ.私の場合はどうも起きないようだというくらいしか言えない.(もう少し時間がないと何とも言えない)

Finder のメモリ割り当ての増やし方は Finder メモリ割り当ての変更をご参照願いたい.

竹内氏の場合次のような場合にクラッシュしたそうである.

1. エイリアスのダブルクリックまたは,選択後の command+R 入力時

2.メニューバーからのプルダウンメニュー,および, FinderPop1.8.1J 階層メニュー上でポインタの移動時

また,一般設定コントロールパネルを外すと正常な起動時に異常終了したという警告とディスク検査が行われていたそうである.



● Mac OS 9:ファイル共有コントロールパネルを開くと時間がかかる


Mac OS 9 のファイル共有コントロールパネルを開くと数十秒の時間がかかる.ファイル共有コントロールパネルとファイル共有機能拡張のメモリ割り当てを増やしたところ概ね改善された.しかし,やはり時間がかかることもあってよく分からない.ファイル共有コントロールパネルは情報ウインドウから増やすことができる.

参照:
99/10/21 項目 " "ファイル共有がらみのハングアップ:一部回避法" 関連機能拡張のメモリ割り当ての増やし方"


追記:
文章の記載ミス( Mac OS 9 のところを Mac OS 8.6 と書いていた) を修正している.私の家内は Mac OS 9 英語版でマルチユーザとファイルセキュリティ関連の機能拡張類を外しているが,もともと,このような問題は起きないという.



追記 2:
原因が判明した. 99/11/6 項目 "Mac OS 9:ファイル共有コントロールパネルを開くのが遅い:原因判明" に記した.上に書いたようなメモリの問題ではなかった.私は DHCP 取得となっていたのに対し,家内の場合は固定 IP となっていた.



● Mac OS 9: RealPC 1.0.5 の文字化けと起動障害


吉光氏からお教えいただいた. Insignia社 RealPC 1.0.5 が Mac OS 9 で文字化けするが,これは 99/10/31 項目 " Mac OS 9:文字化けが起きるアプリケーションがある" で述べられた障害であり, "Language Register" によって修復されるそうである.

RealPC の場合, vers リソースの Country code が日本語版にもかかわらず, Britain になっていたそうである. Insignia社は SoftWindows の発売元でもあり, Mac OS 9 で同様に SoftWindows が文字化けするとすれば同様の原因の可能性もあるのではないだろうか.

参照:
99/11/3 項目 " Mac OS 9:SoftWindows 95 非互換"


しかしながら,氏の RealPC に Windows 98 をインストールした環境では, Safeモードでは起動するものの, Normal モードでは 10 分以上経っても起動途中で止まってしまうそうだ. Windows に関することなので,この現象が, Mac OS 9+RealPC+Windows 98 に起因するものかどうかは分らないとのこと.



● Mac OS 9:パッケージの注意点


田中 (俊) 氏からお寄せいただいた.

Mac OS 9 からの新しい機能であるパッケージに関しての注意点である.

(1) 主要ファイルがパッケージのルート階層にある場合,エイリアスが絶対的パスとなり,複製したパッケージが動作しない

Mac OS 9でのパッケージは,フォルダのパッケージフラグがONで,パッケージのルート階層に一個のエイリアスを持ち,そのエイリアスはパッケージ内のどれかのファイルを指す必要がありますが,エイリアスが指す主要ファイルがルート階層にある場合,エイリアスが絶対的パスで作成されるようで,パッケージを複製すると「壊れたパッケージ」になってしまいました.

(2) Mac OS 9 非対応の圧縮・解凍ツールで圧縮・解凍がうまくいかないなど

MacLHA 2.22でパッケージの圧縮・解凍を行うと,通常のフォルダに戻ってしまいました.MacLHAはMac OS 9対応をうたってないので仕方ないと思いますが.

Mac OS 9 に対応している DropStuff 5.1.2+ StuffIt Engine 5.1.3+StuffIt Expander 5.1.4で圧縮・解凍した場合,「壊れたパッケージ」になってしまうことがありました.これは DropStuff で「エイリアスをドラッグしたときオリジナルを圧縮する」という指定がデフォルトになっているためで,このためパッケージ内のエイリアスが正しく圧縮されなかったことになります.

これらのことは氏のページでも触れられている.



● Mac OS 9:RestorePosition Ver1.0b4 が利かない


私も使わせていただいている飯森氏によるRestorePosition が Mac OS 9 で効果がない.起動するのだが,デスクトップ上の項目が移動してくれなくなっている.

追記:
この点について作者の飯森氏にお知らせしたところ,修正は容易であろうが, Mac OS 9 が実行できる環境がないというお返事をいただいた.私の大学が近くにあれば,マシンと場所を提供できるのに,残念だ.



● Mac OS 9:ATOK12 ほかの対応状況


ジャストシステムの ATOK12 の Mac OS 9 での動作について,Mac OS 9上でのジャストシステム製品の動作についてによれば,動作確認されているが,一部制限事項がある.

アピアランスコントロールパネルでなめらかな文字で表示するをオンにして文字パレットを操作すると, Mac OS 全体での表示がなめらかな表示を用いられなくなるなど,アピアランス関連での問題いくつかと,マルチユーザ環境で ATOK12 が使えない場合があることである.

マルチユーザ環境での一部改善法も書かれている.所有者ユーザが ATOK12 CD-ROMの初期設定フォルダに含まれている "ATOK12フォルダ" を各ユーザフォルダ初期設定フォルダにコピーする.

その場合以下のようになる.

・ユーザ辞書は全ユーザで共有できる
・制限ユーザ/パネルユーザの学習結果は保存されない.また,単語登録できない

コピーするファイルやフォルダ類に関してはエイリアスでもよい場合があると思う.



● Mac OS 9: AfterDark Mac OS 9 ほか対応状況


「After Dark」関連ソフトのMacOS9及びiBook、G4(全機種)、 New iMac(Standard、DV 5-Color、DV Special Edition)対応についてによれば, AfterDark 4.5 ほかは一部未対応の可能性が高いとのこと.



● Mac OS 9:NTT-ME の対応状況


MN128-SOHOシリーズ新iMac, iBook, Power Mac G4, MacOS9対応についてでは,一部機種でファームウェアアップデートされると告知されている.暫定回避法としては手入力とする方法が書かれている.



● Mac OS 9:YAMAHA の対応状況


Mac OS 9に関する注意事項 に本ページで公開された方法と手入力による方法による回避法が記されている.



Battery Reset 2.0


Battery Reset がバージョンアップされている. PowerBook G3 Series と iBook となっていて, iBook が対象に含まれている.

参考:
99/8/10 項目 "PowerBook G3 Series Battery Reset Update 1.0"
99/9/9 項目 " PowerBook G3 Series など:バッテリが充電できない(継続)"




● Mac OS 9:対応 AppleShare IP 6.3


TIL: 11541 : AppleShare IP Update

Apple は Mac OS 9 対応 AppleShare IP 6.3 英語版へのアップデートを発表した.いくつかの新しい機能が盛り込まれている.

参考 TIL:
TIL: 26200 : Upgrading to AppleShare IP 6.3
TIL: 60652 : AppleShare IP 6.3: Not Tested With At Ease Server





[ 99/11/3]



私や私の周囲にも Mac OS 9 が到着し,インストールが始まっている.学生は大学の LAN 環境で全く問題なくインストールできている.また,自宅の Vicom Internet Gateway の DHCP Ethernet 環境で CD-ROM 起動からテストマシンにインストールしてみたが,言われているような CD-ROM 起動などの問題は発生しないようだ.私は本ページの更新に時間がとられ,本マシンにインストールすることがすぐにはできないでいる.

私は Mac OS 9 の仮想記憶環境でマシンの処理速度が低下するという話を事前に複数の情報源から聞いていたため,その点を最初に知りたいと思っていた.しかし,テストマシンはいつも使っているマシンではないのでよく判らなかった.



●Sonnet Crescend G3 が Mac OS 9 で起動しないほか


伊菅氏,駒居氏からいただいた.

駒居氏は Sonnet Crescend G3 カードを 8100 に組み込んでご使用なさっているが, Mac OS 9 で機能拡張ファイルの crescend 1.3.7 を読み込むとしばらくして起動途中で止まってしまうそうだ. Sonnet のページでは Mac OS 9 互換となっているが,非互換であり,外すと Mac OS 9 が起動するそうだ.

伊菅氏は 7600/200 を Mac OS 8.1 でご使用になっている.この場合, Photoshop や Graphic Converter などで EPSF や JPEG 書類を開いたり, GIF 画像でモードを変更すると必ずフリーズする.また Graphic Converter で GIF 画像を EPSF とJPG で保存しようとすると Type 3 エラーが起き, Quicktime の動画も再生しようとするとフリーズする. shift 起動すると問題がないことから機能拡張類とのコンフリクトを探ってみたところ,WorldScript II が衝突することが判った.

追記:
西原氏より, Mac OS 9 で動作可能であるとお知らせ下さった.西原氏によれば,個人輸入した 6500/300 を Sonnet Crescend G3 カードを組み込んで使用しているが, ATI カードドライバを変更すれば, Mac OS 9 で問題なく起動してる.Mac OS 9 がインストールする ATI カードのドライバと相性が悪いため,そのままでは起動時にフリーズすることが多いそうだ.

回避法は ATI Universal Installer Ver4.0.1 がインストールするドライバを使うこと. ATI Universal Installer Ver4.0.1 に関しては本ページの検索でいくつか項目がヒットするはずだ.

追記 2:
望月氏は Mac OS 9 で何も問題が起きていない. Mac OS 8.6 の時にインストールした際に起動しないことがあり,注意点をお寄せいただいた.製品付属のインストールガイドに従って行ったものの,そのガイドに マザーボードの二次キャッシュを外すという手順が書かれていないことに気が付き,二次キャッシュを外したところ,障害が解消し,起動した.それ以降, Mac OS 9 をインストールしても問題なく起動しているそうである.



● Mac OS 9:SoftWindows 95 非互換


篠原氏から Mac OS 9 で SoftWindows 95 を起動したところ,メニュー,メッセージが文字化けし,Windows も起動しないとお知らせ下さった.

追記:
文字化けについては, 99/10/31 項目 " Mac OS 9:文字化けが起きるアプリケーションがある" に書かれた回避法が有効かも知れない.



● Mac OS 9:FinderPop から StuffIt アーカイブを扱うとクラッシュ


Mac OS 9 対応の FinderPop 1.8.1 で StuffIt アーカイブを扱うとクラッシュする.この問題は作者のページ turly's software page に告知されている.これは StuffIt Engine Software Development Kit (SDK) が Mac OS 9 の FCB 関連の互換問題を持っているためだという.回避法は FinderPop コントロールパネルの "動作設定" の "StuffIt Deluxe アーカイヴをフォルダと同じように扱う" のチェックを外すこと.

対応した新バージョンの FinderPop を出すそうだ.



● Mac OS 9:マルチユーザで自動起動/終了が利かない


Mac OS 9 のマルチユーザ環境で所有者権限から省エネルギー設定コントロールパネルにて Macintosh の自動起動/終了を設定しても自動起動/終了しない.また,設定後再びコントロールパネルを開くと設定したチェックが解除されている.

Apple もこの障害を確認して,原因を調査中である.



● Mac OS 9:作業環境マネージャ上で設定変更できない


Mac OS 9 の作業環境マネージャコントロールパネルを開き, "リモートアクセス" の設定を変更しようとして, "変更" ボタンを押して出てくるダイアログで "モデムを開く" と "リモートアクセスを開く" のボタンがグレイになっていて選択できないことを確認した.この問題については Apple も確認しているということだ.



● Mac OS 9:Eudora Pro 4.0.1 J での問題と回避法


清水氏からいただいた. Mac OS 9 インストール後,ピーという音がしてマシンがハングアップする現象が出るようになった.調べていくうちに次のようなことが明らかになってきた.

・マウスやキーボードを使っている場合には障害は発生せず,それらに触らずに放置している場合に起きる.

・音は Eudora Pro 4.0.1 のメール着信音らしく, Eudora Pro がバックグラウンドで受信メールチェック中に問題が発生している.

現在,暫定的に着信音を切っているが,その状態ではまだハングは起きていない. Eudora Pro をフォアグラウンドにして手動で受信メールをチェックした場合も障害は起きないそうだ.

このような問題が Eudora Pro で起きる場合の現状での Qualcomm による回避法は以下.

1. Eudora Pro アプリケーションのフォルダ内の "その他" フォルダにある "Extra Plugins" フォルダ内の "Esoteric Settings xx" (xx はバージョンによって異なる数字である) を, "Eudora Stuff" フォルダに移動する.

2. Eudora Pro を起動して, "特別" メニューの "設定..." から, "Open Transport" の設定で "MacSLIP と OT/PPP を無視する" にチェックを入れる.

Mac OS 9 と Eudora の問題は米国の掲示板等でも問題が報告されている.それによると, Mac OS 9 インストール後, Eudora がメール送信/受信チェック時に使えなくなるという.接続確立中に " -3216; {37:1178}" または " -7160;{37:1178}" エラーが表示される場合もあるそうだ.

Qualcomm によれば, Mac OS 9 での TCP/IP 初期設定ファイルフォーマットが変更され,そのため Eudora が使ってたメール送信/受信チェック時の自動ダイアルとモデム発呼の Open Transport/PPP との協調ができなくなったそうだ. Eudora 4.2.2 が対応している.(日本語版は未公開)



● Mac OS 9:5200 シリーズとインターネットでの問題?


MacInTouch 99.11.1 は 5200 シリーズで Mac OS 9 を仮想記憶オンの状態にすると,インターネット通信で問題があるという報告を伝えている.



● Mac OS 9:ノートパッドの移動


MacInTouch 99.11.1 は Mac OS 9 にノートパッドがアップルメニューにないと伝えている.確認してみたが,ノートパッドはアップルメニューから "Apple エクストラ" フォルダに移動していた.



● Mac OS 9: GlobalFax との非互換


MacInTouch 99.11.1 は GlobalFax が Mac OS 9 とコンフリクトすると伝えている.



● Mac OS 9:USB カードは未サポート


TIL: 60654 : Mac OS 9: USB Adapter Card Support

Mac OS 9 では USB Adapter Card Support 1.2 が非互換である.そのため, PowerBook 用 USB カードバスアダブタ PC カードや, Power Macintosh G3 用 PCI USB アダブタカードが使えない. USB Adapter Card Support 1.2 は Mac OS 8.5.1/8.6 で USB ポートのない機種でのみの使用が考えられたものである.

Apple は Mac OS 9 での解決法を探求中である.なお, USB Adapter Card Support 1.2 に関して本日 USB 機器との相性問題の別項目でも記述がある.



● Mac OS 9: iBook で OpenTpt Remote Access が読み込まれない場合


廣瀬氏からいただいた. iBook にMac OS9をインストールしたら,システム起動時にOpenTpt Remote Access をロードしなくなったそうである.機能拡張フォルダーには OpenTpt Remote Access はちゃんと入っているし,機能拡張マネージャーでも OpenTpt Remote Access は読み込む設定になっているそうだ.この状態では PPP 接続ができなくなってしまう.

追記:
デスクトップ再構築で改善される場合があるそうだ.



● Mac OS 9:iMac Firmware Update 後の再起動/終了の遅れ


いのうえ氏からいただいた. Mac OS 9 を iMac (Rev.B) にインストールする際に iMac Firmware Update を要求され,アップデートし Mac OS 9 インストール後に再起動またはシステム終了を選択すると,ハードディスクドライブの回転停止後 5 秒ほどの間が空いてからモニタが切れるようになったそうだ.

それまではハードディスクの回転停止と同時にモニタが切れていた.同一マシン上の同一ハードディスクにある Mac OS 8.6 から起動しても同様の現象が出るようになったことから, iMac Firmware Update に依るものではないかと思われる.iMac/Rev.A でも確認されているそうだ.

追記:
同様の現象が既に iMac Firmware Update されていた iMac に Mac OS 9 をインストールすると起きるという報告があるそうだ.そうすると, iMac Firmware Update 1.2 ではなく, Mac OS 9 の問題ということになる.



● Mac OS 9:音声認証時にマイクがないと表示される場合


TIL: 60653 : Mac OS 9: Multiple Users - Voice Verification "No Microphone Was Found" Message

Mac OS 9 のマルチユーザの音声認証時に内蔵マイクの機種なのに "マイクロフォンが見つかりません.マイクロフォンが正しく接続されているか確かめて下さい" というようなメッセージが表示されることがある.これは多分,音声認証のパスワード録音時に外部マイクを使用して,そのマイクが外されているためである.この場合内蔵マイクを使っても音声認証は一致しない.

音声認証パスワード登録時には登録時に使用するマイクの特性も取り込まれる.そのため,実際の認証時にも同一のマイクを使用しないといけない.内蔵マイクを使用する場合は内蔵マイクでパスワードを登録すること.



● FAQ: Sherlock の索引作成がうまくいかない


Mac OS 9 インストール後の Sherlock 2 による索引作成に失敗するという報告が多数ある.これは Mac OS 8.6 時にもあったことで,同様の原因と思われる.この点については 99/6/3 項目 " Mac OS 8.6 : Sherlock 障害の対処法いろいろ" に記したことがある. Mac OS 8.6 等の部分を修正の上再掲する.

Sherlock で索引作成時に異常終了したり,インターネット検索がうまくいかなかったりすることがよく見られるようだ.いくつかの回避法を書いてみる.

・ "コンテンツ検索索引作成" のメモリ割り当てを増やす

内容で検索の索引作成が途中で異常終了する場合,"コンテンツ検索索引作成" に新たにメモリを割り当て直さないといけない. 4000 KB 程度としてみるが,それでも障害が継続するようだと,もっと増やしてみる.また,このファイルは機能拡張の索引フォルダにある. Sherlock 本体と区別願いたい.

・ Sherlock のメモリ割り当てを増やす

インターネット検索時に Sherlock プラグインを数多く入れている場合には Sherlock 本体のメモリ割り当てを増やすといい場合がある

・"Sherlock 初期設定" の削除

・機能拡張類のコンフリクトを疑う

機能拡張マネージャで Mac OS 8.6 全てにして起動し,試してみる.そこで問題ないようであれば,追加した機能拡張類に起因する障害

・ Sherlock が正しくインストールされているか

Sherlock が以前の バージョンのままであることがある

・非互換 Sherlock プラグイン

インターネット検索で Sherlock プラグインが非互換の場合がある

・ TCP/IP 初期設定の削除

・ インターネットコントロールパネルのファイアウォール設定の見直し

・デスクトップ再構築

・必要な機能拡張類がない

インターネット設定機能拡張, QuickTime 機能拡張, URL Access 機能拡張など.これらがないと Sherlock が開けなかったり,一部の機能が使えなかったりする.日本語関連の機能拡張やフォルダも必要.

・ "TheFindByContentFolder" 不可視フォルダが壊れている

Sherlock のファイル検索で目に見えない項目でこの名称のフォルダを検索し,メニューからゴミ箱に入れるを選択して削除する.



● Open Transport 2.5.x: Ping


sugimoto 氏によれば, Mac OS 9 インストール後,やたらと Ping が打たれているのではないかということである. DNS サーバにアクセスするたびに Ping が打たれているようだということである.



● Open Transport 2.5.x: 10Base/100Base の自動認識での障害?


上杉氏からいただいた.

氏の iBook の Open Transport ほかのバージョンは OpenTransport, TCP/IP, AppleTalk とも "2.5.1f1" だそうだ.また,氏の環境でケーブルモデムに関する DHCP 問題は起きないそうである.ところが,会社のネットワーク環境では全く接続できない状態となるそうだ.

会社のネットワークで全く接続できない状態になり,Openransport のバージョンなどを変えたりしてみても変化がないという状態になりました.AppleTalkでもゾーンが見えず,同じハブにつないである PC から Ping を打っても反応しないという,物理的に接続できてない状態になっていました.

しかし,別のハブに繋ぎ変えると問題なく動作しましたので,何かハブと iBook の間で相性の問題があるものがあるのかも知れません. 10Base/100Base の自動認識機能か何かがあるために,電気的に条件がシビアになっている事もありうるのかと疑っています.



● Logitech USB ホイールマウスについて (継続) :良好なドライバほか


吉光氏からお知らせいただいた.

氏は, Logitech USB ホイールマウス(OEM用)を KeySpan USB カードとの組み合わせで Mac OS 8.6 J 上で問題なく使用できている. (Power Macintosh G3 MT/266.Gossamer Rev.I) ドライバは, KeySpan USBカードに付属のものではなく,以下のものを使用しているそうである.

USB Card Support 1.2
Mac OS USB Driver Development Kit (DDK) (v1.3.5f8)およびそれ以前のバージョン

現在, Gossamer Rev.I + Mac OS 8.6 J + KeySpan USBカード + Mac OS USB DDK 1.3.5f8 の組み合わせで, EPSON PM-3000C, Logitech USB ホイールマウス, Microsoft IntelliMouse Explorer が使用できているそうだ.

Logitech のマウスドライバ
Microsoft IntelliMouse Explorer ドライバ

Microsoft IntelliMouse Explorer の付属のドライバ CD-ROM には, IntelliPoint という名前の HFS パーティションがあり,Mac用ドライバは付属していないものの,上記ドライバダウンロードページへのリンクがあるファイル(Mac_User.htm)があるそうだ.

ホイールの動作に関しては、Microsoft IntelliMouse Exploreの方が良いようで,現在,マウスは Microsoft IntelliMouse Explore をご使用のようだ.



●エレコムホイールマウスの例


エレコムホイールマウスに関しては 99/9/6 項目 "ホイールマウス機能拡張:様々な障害原因" で触れたように, Logitech の製品と比べて安定して使用するには難しい場合が多いようだ.

橋本氏はエレコム製品付属のものではなく最新のドライバとし, USB 機能拡張も 8.6J でインストールされるバージョン 1.1 ではなく "USB support 1.2" と "USB Device Extension 1.2" に入れ替えたが,ロジテック製のマウスとほとんど同じく,ポインタの無反応,スクロールの不安定,マシンフリーズの頻発という障害が発生し,使用をあきらめてしまったそうだ.



●キヤノン製の FB636U USB スキャナの動作良好


上記,橋本氏はキヤノン製の FB636U USB スキャナが USB カード装着の Macintosh で動作良好であると」お知らせ下さった.(機器構成,ドライバは上記項目と同じ)

なお,個々の USB 製品について USB カードからの使用をメーカーは保証外としている場合が多いとお教え下さった.また,販売店でも USB 機器の動作については懐疑的に考えている場合があるとのこと.



Adobe Photoshop 5.5 Macintosh版 非同期入出力プラグイ ンアップデート


Adobe Photoshop 5.5 で 「非同期入出力」プラグインを使用するよう設定している場合, Photoshop 起動中「非同期入出 力」プラグイン読み込み時にエラーが発生することがある問題を修正. Photoshop 起動時にエラーが発生しない場合はこのアップデートを使用する必要はないとのこと.



Adobe Photoshop 5.5 ツアー&トレーニングCD Overview 用パッチ


Adobe Photoshop 5.5 付属のツアー&トレーニング CD 内の Adobe Photoshop 5.0 Overview が QuickTime 4.0 に対応していないため,起動できなかった問題を解消する.



Check 9 File Mgr Compatibility 1.0.2


バージョンアップされている.検証についてより正確になったそうである.




[ 99/11/2]



" Web 配布 Artec USB スキャナドライバの MBDF ウイルス汚染" という項目を追加している.



● Mac OS 9: Mac OS 9 CD 起動でフリーズ (ハング) する (継続)


Mac OS 9 CD からの起動に失敗してフリーズ,ハングするというケースが多く見られる.ほとんどの場合が DHCP に関わる原因であるが,そうでない場合もある.

久保田氏によれば,キーボード,モニタ,電源以外のケーブルを抜いた状態でも起動できなかったそうだ.そこで,氏は Finder を強制終了したところ,起動プロセスを継続させることができ,設定を変更できたそうだ.

「 Mac OS 9 CD から起動できない場合の回避法」

・事前に Ethernet ケーブルを抜いておくことが最もよい.そうでない場合や,起こってしまった場合は以下の順に試すとよいのではないだろうか.

1.そのまま 5-10 分待つ.

2.command+. (ピリオド) ,または, command+option+esc キーを押してみる.

3.キーボードで command+control+パワーキー,または iMac 以降の機種では本体の起動ボタンを押すことによりリセットし,C キーを押して CD-ROM アクセス音が聞こえてハピーマックが出るとすぐに shift キーを押しながら起動してみる.(shift 起動は Mac OS 8.6 で行うこと.それ以前では文字化けしてインストールは困難)

4. Macintosh を強制終了し,Ethernet ケーブルを抜いてから起動する.

5.キーボード,マウス,モニタ,電源以外のケーブルを外して起動する.

6. 5 の状態でも起動できない場合, shift 起動する.

これまで Mac OS 9 CD で起動できない報告は主に Ethernet 接続されている場合に多く見られる.この場合の回避法は Ethernet ケーブルを抜いて起動することである.また, USB 装置あるいはそのドライバとの問題が起きて起動できないケースがある.このような場合はキーボード,マウス以外の USB 装置を外して起動するか,その状態でも起動できない場合は, shift 起動を行ってみる.

久保田氏の場合は起動がデスクトップが表示された状態で止まってしまったものと思われる.そこで command+option+esc キーを押せば Finder の強制終了ができる.

Ethernet ケーブルを接続している場合に CD-ROM から起動できない場合があるのは DHCP に関する障害が発生する場合である.皆様からの情報を総合すると, Mac OS 9 では TCP/IP の設定は DHCP がデフォルトになっていて,なおかつ, TCP/IP は Macintosh 起動時にロードされ ( "必要なときのみにロード" の設定は無視される),この時に DHCP サーバを探しにいくことが原因と考えられる.ここで DHCP サーバからの IP 割り当てがないと繰り返して要求にいくことから起動時にハングしたかのように思える障害が発生するようだ.これは CD-ROM であってもそうなっているようなのだ.

参照:
99/10/30 項目 "Mac OS 9: Mac OS 9 CD から起動できない場合"
99/10/21 項目 "iBook/iMac (Slot Loading)/Power Mac G4 (AGP Graphics) :起動ボリュームを起動時に選択可能"


余談であるが, option 押し下げで起動時にウインドウを全て閉じて起動する機能は option 起動によって起動ボリュームを選択できる機種でも残っているのだろうか.起動時にウインドウを全て閉じて起動する option 押し下げは Finder 読み込み後のボリュームマウント時に行えばそれで間に合う.



● Mac OS 9: Mac OS 9 CD を認識しない


TANIGAWA 氏によれば,サードパーティ製 CD-ROM ドライブを装備した Macintosh でその CD-ROM ドライブに Mac OS 9 CD を入れても認識しないことが起きたそうだ.氏は それらドライブ用専用各社ドライバを外して,Apple CD/DVD driver 機能拡張を入れて起動すると認識し,インストールできたそうである.



● Mac OS 9: CD-ROM 起動ができない


C キーで CD-ROM から起動できないというケースも報告されている. PowerBook 1400 は C キー起動ができないことは TIL に記述がある.この場合は command+option+shift+delete を行う.このコマンドは内部 BUS 無視というコマンドである.また, iMac (Slot Loading), iBook, Power Mac G4 であれば,option キー起動という方法が加わった.この方法で CD-ROM 起動に成功した例がある.



● Mac OS 9:FMO-230USB でキーボードが反応しない場合


山田氏からお教えいただいた.

FMO-230USB ( USB 接続対応 (SCSI 変換ケーブル) 230MOドライブ.富士通パーソナライズ社) をMac OS 9 をインストールした iMac に接続し, MO の電源を ON にしたまま起動するとキーボード入力が出来なくなってしまうそうだ. MO の電源を切った状態で iMac を起動すると問題なくキーボード入力ができ,起動後にMOの電源入れて使用するとこの問題は発生しない.

この不具合は Mac OS 8.6 では発生していなかったことで,おそらく付属する USBドライバーに問題があるものと推測されるとお書きである.(買ったばかりの iMac/333MHz 2台で確認)

また,山田氏によれば, BHA 社のページには富士通社製 640MO ドライブで発生する File Exchange のドライバの不具合に関する情報が掲載されているが,今回の問題との関連は不明.



● iBook/ Mac OS 9:SoftWindows のトラブル


上杉氏よりお知らせいただいた. iBook ( Mac OS 8.6 )で SoftWindows 5.0.5 で下記のような症状が発生する.また,これは Mac OS 9 でも発生すると言われている.

・ダブルクリックができない

クリックはできるがダブルクリックが利かない.マウスのコントロールパネルを右クリックでオープンするとダブルクリックテスト用のびっくり箱が高速回転していて,いくらダブルクリックをしてもダブルクリックと見なされない.

・時計のコントロールパネルを開くと秒針が高速回転している

Mac OS 9 で起きる障害が Mac OS 8.6 の iBook で起きるとすれば,共通項は Open Transport ということが考えられる. SoftWindows が Insignia から売却され,日本語版を扱っていたエムシーパソコン販売は活動停止でサポートがどうなるか不明な状態を上杉氏はご心配なさっている.



● Mac OS 9:Suitcase の非互換


前田氏からお知らせいただいた.Extensis のフォント管理ユーティリティ Suitcase が Mac OS 9 と非互換のため, Mac OS 9 インストール後 Macintosh 起動時に爆弾が出るか, Macintosh が起動してもソフトウェアは起動せず,アプリケーション類のフォントメニューが意味不明の文字列となるそうだ.



● Mac OS 9:INTERNET Ninja4 での障害


橋本氏からお知らせいただいた. i4社 INTERNET Ninja4 が Mac OS 9 と非互換で次のような障害が発生する.

1. INTERNET Ninja4 を起動するとマシンの速度が格段に遅くなる(1/10ぐらいになる)

2..取り込みを実行すると "全処理終了" という表示が出て,一度も URL にアクセスしないで終了してしまう.

このソフトウェアは一ヶ月ほど前に発売されたにもかかわらず,障害が発生しているそうで, i4 社ページ上に OS 9 に関する情報は見られない.



● Web 配布 Artec USB スキャナドライバの MBDF ウイルス汚染


MacInTouch 99.11.1 はhttp://www.artecusa.com/pub/flatbed/1236p-usb/にあった "1236usb102.sea.hqx" あるいはそれをデコードした "1236USB102.sea" が MBDF A ウイルス汚染されているという投稿を紹介している. "1236USB102.sea" (sea とういう拡張子は自己解凍型を示す) を復元することで感染するとされている.現在当該パスには該当ファイルはなく,削除された模様.

MBDF A は比較的よく見られる Macintosh のウイルスで Disinfectant が対応している.MBDF に関する詳細は,主なウイルスの症状と影響一覧を参照のこと.



● OSA Menu とスクリプト編集プログラム, OutlookExpress など


松岡氏からお教えいただいた. "OSA Menu" 1.2 がインストールされている場合, "スクリプト編集プログラム" 起動中に,ウインドウ再描画が遅くなるなどの問題が発生する.また, Outlook Express の初期設定ウインドウ の電子メールを設定する詳細設定ボタンを押すと出てくるウインドウでも同様のことが発生する.回避法は "OSA Menu" を外す.



[その他]
99/10/30 項目 " Mac OS 9:Hewlett-Packard 製品の対応状況" について,実際の Mac OS 9 での非互換の症状をご報告いただいたので追記している.





[ 99/11/1]



● Mac OS 9:ATM Deluxe 4.5.2 は日本語 Mac OS 9 と非互換


藤井氏からお教えいただいた.

アドビシステムズ社の「Mac OS 9」日本語版対応状況 に,すでに公開されている ATM Deluxe 4.5.2 updater は日本語などの 2 バイト言語の Mac OS 9 をクラッシュさせるという情報が掲載されている.

Mac OS 9 日本語版対応アップデータは近日中に公開されるそうだ.



● Mac OS 9:ATM アップデートでのトラブル


藤井氏は Mac OS 9 インストール時に旧 ATM が "コントロールパネル(使用中止)" フォルダに移動すると書かれているのに,実際には移動しないということを経験なさった.そのため,起動時にフリーズしてしまったそうだ.氏は起動時に (スペースバーにより) 機能拡張マネージャを呼びだして ATM をオフにして起動することができたそうだ.

また, ATM 4.5.1 にアップデータをかけると,リソースが異なると言われてアップデートできず,4.5 をインストールし直してから, 4.5.2 にアップデートしたそうである.



● Mac OS 9:プレミア5.1J での DV キャプチャ


藤井氏からいただいた. Mac OS 9 でプレミア5.1J から DV キャプチャができなくなっているそうだ.

原因はアップルが配布したプレミア用のプラグインが Mac OS 9 に対応していないためだそうで,Adobe の US のページから 5.1C 用のプラグインを入手して入れてみたところ取りあえずデバイスコントロールとキャプチャはできるようになったそうである.しかし,アップルの DV Export を選択するだけでエラーが出てし まうため DVCam への書き出しができないという.



● Mac OS 9:PostPet が通常ユーザで起動できない


梅野氏からお教えいただいた. Mac OS 9 のマルチユーザ機能を使用した場合,Postpet が通常ユーザで起動できなくなったそうだ.

所有者ユーザからは起動できるが,通常ユーザが PostPetを起動すると PostPet インストール直後のように初期設定入力の画面がでてきてしまう.さらに,この初期設定を全て済まて起動すると 1 回目は起動するものの, 2 回目はまた初期設定入力画面となってしまう.

PostPet は初期設定ファイルを PostPet アプリケーション本体と同一のフォルダ内に作成するのだが,どうもそのファイルを見に行っていないそうである.氏は通常ユーザの書類フォルダーに初期設定ファイルのエイリアスを置くことで回避されたそうだ.

通常ユーザ以外の制限ユーザなどでも同様のことが起きるかも知れない.また,PostPet に限らず,いくつかのアプリケーションでも類似の現象が発生するものと思われる.

追記:
MacOS 9 [マルチユーザ]機能でのPostPet使用方法

PostPet FAQで掲載された.



● Mac OS 9:Apple ビデオプレーヤから音が出ない場合


TIL: 60650 : Mac OS 9: No Sound From Apple Video Player

TV を見るために Apple ビデオプレーヤを起動しても音が出ないような場合, Apple ビデオプレーヤを起動する前にコントロールバーの音源の設定をしておく.




[ 99/10/31]



● Mac OS 9:文字化けが起きるアプリケーションがある


埜口氏からお知らせいただいた. Mac OS 9 ではダイアログ,メニューなどで文字化けするアプリケーションがある場合が見られる.そのような場合以下のような回避法をとる.

1.ユーティリティフォルダにある "Language Register" を起動する.

2. "Language Register" で "Japanese" を選択して終了する.

3.文字化けするアプリケーションを "Language Register" にドロップする.

"Language Register" は通常では入っていない.これをインストールするには何らかの Language Kit をインストールしなければならない.(カスタムインストールではできない.) もし, Language Kit が不要な場合は,インストール後にカスタム削除すると, "Language Register" は残る.

これらの方法は Mac OS ヘルプに書かれているのだが,気が付きにくいために,埜口氏がお知らせ下さった. (オーストラリアのFTPソフト"NetFinder v2.0J" で発生)

追記:
これらの原因等について,Mac OS 9をいち早くチェックする (番外編) :一部の海外版ソフトのみに文字化け問題が!に大木天馬氏が詳しくお書きになっている.



● Mac OS 9:MacVJE-Delta 互換 (続報)


99/10/30 項目 "Mac OS 9:MacVJE-Delta 互換" について,合澤氏,杉崎氏から,発売元のダイナウェアからユーザに Mac OS 9 互換であるという内容のメールが送られているとお知らせ下さった.

「MacVJE-Delta の Mac OS 8.6上で起きていた問題点」

・ 入力した文字がリアルタイムに表示されない
・ インライン入力時や、入力ウインドウ内に前回入力した文字がゴーストになって表示される
・ アプリケーションによって強制終了する場合がある

追記:
ダイナウェアはMacWORD Ver.4.0、MacVJE-Delta Ver.1.0A MacOS9対応について というページを公開した.



● Mac OS 9:起動時のモニタ解像度切り替え


埜口氏によれば, Mac OS 9 で, Blue & White G3 で起きていた起動時の解像度切り替えの問題が改善されていることに関連して,逆に氏の初代G3で解像度の切り替わりが発生するようになってしまい,StartupScreen も途中で消えてしまうようになったことをお知らせいただいた.

氏がいろいろ試行したところ.この問題はモニタのリフレッシュレートに依存していることが判明した.氏の場合,常用 1024x768 画素でリフレッシュレート 74.9kHz だと切り替わりが発生し,75kHz だと切り替わりが発生しないことが判った.



● Mac OS 9:Apple Share IP との非互換 (継続)

Mac OS 9 とApple Share IP 6.2 との非互換に関して Apple は認識しており,アップデータを用意している.



● TechTool Pro 2.5.2: Mac OS 9 での問題 (続報)


蒲生氏からお知らせいただいた.

氏が内蔵 Zip から起動し,他のボリュームにある TechTool Pro 2.5.2 で最適化したところ -60 エラーが発生し,再起動したがディスクを認識しなくなった. (DiskWarrior1.0.4 で回復することができた)

原因と対応状況を MicroMat に問い合わせたが,現段階では有効な回答を得ていないそうである.

同一名称の Trash Cache フォルダが二つ生成されるという障害も起こっているが,この同名ファイル/フォルダが二つ生成されるという問題は Mac OS 9 インストール直後に Eudora のフォルダでも見られたため, TechTool Pro の問題というよりはシステムの問題の可能性もある.

この障害は次の手順で再現できるそうだ.

1.TechTool Pro をCDからインストール後に再起動する.
2.TechTool Pro 2.5.2 アップデートを実行して,再起動する.
3. Sherlock 2 で, trash という名前を含む不可視ファイルをサーチする.

TrashCache で Cache されているファイルを TechTool Protection コントロールパネルから Trash にドラッグアンドドロップするとコントロールパネルがクラッシュするという障害も起きるそうである.



[その他]
Data Rescue の Mac OS 9 対応について,互換と思われるという情報に基づいて昨日項目内容を書き直している.





[ 99/10/30]



● Mac OS 9: Mac OS 9 CD から起動できない場合


佐藤氏からお知らせいただいた. Mac OS 9 英語版をインストールしようとして Mac OS 9 CD から起動できない,あるいは,インストールされた Mac OS 9 から起動できないという事態が起きた.調べたところ,ダイアルアップルータ MN128SOHO の "ルータ設定-IP設定" での "DHCPサーバ機能"が ON となっていた.これを OFF にしたところ,起動するようになった.

これはここまで本ページで指摘されている新機種で起きていた Open Transport 2.5.1 での DHCP 障害DHCP 接続時の問題であり,Mac OS 9 の Open Transport 2.5.2 でも起きるため, CD-ROM から起動できないことが起きるようだ. 新機種以外の従来機種であってもネットワーク環境によっては障害が発生する.

誤解があってはいけないので書いておくが,DHCP 環境であれば必ず障害が発生するわけではない.ネットワーク上の DHCP サーバの設定等によって障害の発生する場合があるのであって,障害の発生する場合でも DHCP サーバ,ダイアルアップルータの設定によって回避できる場合がある.

Mac OS 9 CD-ROM 起動時に,このような障害 (起動に大変時間がかかるなど) が発生して,起動できないと思われる場合は Ethernet ケーブルを抜いてから Mac OS 9 CD から起動する. Ethernet 環境以外や Ethernet ケーブルを抜いても CD-ROM 起動障害が発生する場合で USB 機器が接続されている場合は USB 機器を全て外してみる.



● Mac OS 9:MacVJE-Delta 互換


長谷川氏から Mac OS 8.6 で動作不良となっていた MacVJE-Delta 1.02A が氏の日本語化した Mac OS 9 英語版上で動作するとお知らせいただいた.



● Mac OS 9:AppleShare IP 6.2 と OpenDoc


MacInTouch 99.10.28 は, Mac OS 9 では AppleShare IP 6.2 と OpenDoc を同時にインストールするとフリーズしたり奇妙な動作その他が見られるという投稿を紹介している. OpenDoc に原因があるが, AppleShare IP が OpenDoc を使用するため外せないので Mac OS 8.6 に戻したという.



● Mac OS 9:各社製ディスクフォーマッタほかの対応状況


Mac OS 9 では File Manager が改善され, FCB 制限が 348 から 8169 に緩和され,また, 2GB 以上のファイルを HFS + で扱えるようになった. File Manager 関連の変更はこれまでのディスクフォーマッタ,ディスク管理修復ユーティリティを非互換にする可能性があるものである.特にディスク管理修復ユーティリティ(オプティマイザを含む) の使用には,互換が確認されているもの以外の使用は避けるべきである.ディスクフォーマッタの場合は FCB 関連について非互換のケースがある.


「ドライブ設定と Disk First Aid」

ドライブ設定 1.8.1 および Disk First Aid 8.5.3 が必要.それより前のバージョンは使ってはならない.( 99/10/24 項目 "Mac OS 9: Disk First Aid 8.5.3 と Drive Setup 1.8.1 が必要" を参照のこと)


「FWB Hard Disk Toolkit」

MacInTouch 99.10.28 は FWB Hard Disk Toolkit (HDT) 3.0.2 の Mac OS 9 との互換に関する投稿情報を伝えている.

HDT 3.0.2 の大部分は互換であるが, FWB Configure は Mac OS 9 の FCB 制限拡張に関連した変更に非互換で,119 エラーが発生するそうである.(119 エラーは 99/10/9 項目 "Mac OS 9:FCB 制限の緩和と 119 エラーの追加" を参照されたい)

現在,FWB のページに Mac OS 9 との互換情報はない.私はHDT の 2.5.3 バージョンまでしかもっていないのだが,その HDT に含まれる多くのユーティリティが非互換であり,FCB 関連のエラーが予想される.


「Silverlining Pro」

LaCie 社からはまだ未アナウンスである.


「Drive 7」

販売を終了しているため,対応する可能性はないものと思われる.


「B'sCrew」

3.1.3 により対応済み


「Alsoft 製品」

「 DiskWarrior」:1.1 で対応. DiskWarrior 1.1 Updater(参照: 99/10/28 項目 "DiskWarrior 1.1 Updater")

「PlusOptimizer」: 1.2 で対応

「PlusMaker」:1.0.3 で対応

「DiskExpress 」:未アナウンス

日本語版スーパープラスツールの 1.1 アップデータについての情報は何もない.上記アップデータは英語版用であり,日本語版には適用できない.プラスオプチマイザー 1.1, プラスメーカー 1.0.2 には FCB での障害が予想される.


「Data Rescue」

ページでは未アナウンスであるが,日本語版翻訳者の E-WA 氏から,原作者に問い合わた結果,「これまで検証した限りにおいては問題ない」との見解を得ていることをお知らせいただいた.

Data Rescue 日本語版 + Mac OS 9 日本語版についても今までの動作確認検証で,特に問題はないそうである. Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checker によるチェックでも互換となるので FCB 関連でも問題は起きないものと考えられる.


「Norton Utilities」

Mac OS 9 についてで 5.0 の動作確認中とアナウンスされている.3.x/4.x は非互換. Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checker によれば "Speed Disk" 4.0.4, "Norton Shared Lib" 4.0.4 は非互換で119エラーが予想される. (参照: 99/10/11 項目 " Norton Utilities Mac OS 9 対応状況" )


「MacTools Pro」

Mac OS 対応状況では未アナウンス. Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checker によれば,現行 Mac OS 8.6 対応バージョン "MacTools Clinic" 5.01, "MacTools Optimizer" 5.01, "MV Backup CDRLIB" 1.0 Shared library 各ソフトウェアは非互換.


「TechTool Pro」

2.5.2 が Mac OS 9 対応としている.このバージョンでは DiskWarrior のようなディレクトリ再構築機能とプレビューを実現したとしている.しかし, MacFixIt は 99.10.27/28 に本バージョンの非互換情報を掲載している.

・System ファイルテスト時に"PPAT 16" エラーを報告したり, "FOND 98" エラーが出る場合がある.MicroMat 社は対応する新しい DNA ファイルを出すと言っている.

・修復できないエラーを報告する. Disk First Aid では「カスタムアイコンなし」を報告するので修復すると TechTool Pro は何も報告しなくなった.

・Rebuild Volume (ディレクトリ再構築機能) が Mac OS 8/8.1 でType 3 エラーを出したり,選択ウインドウ上でボリュームがグレイになっていて選択できない場合がある. Mac OS CD から起動して実行することで回避する.

・ DNA ファイルが古いというメッセージが出ることがある.DNA ファイルを TechTool Pro にドロップすることで改善されるそうだが, MicroMat 社は従前のインストーラから TechTool Pro をインストールしてすぐ2.5.2 アップデータをかけるように言っている.

・クラッシュ,フリーズの頻発



● Drive7 販売終了


上記項目を調査中に判明したのだが, Drive7 は販売を終了していた.



● Mac OS 9:Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checker での報告


99/10/23 項目 "Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checker" で紹介した Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checker を使用してみた.その結果,いくつかのアプリケーションほかのソフトウェアが非互換であると報告された.予想していたよりはるかに少ない (ほとんどないと言っていいくらい) という印象だった.ただし,これは File Manager との互換ということであって, Mac OS 9 の他の部分での動作を保証するものにはならない.また,テストされない項目が相当数あり,不明なままのものが残る.一部紹介する.

「非互換と報告されたものの一部」

"Speed Doubler 8" 8.1.2
"MacTools Clinic" 5.0.1ほか
"Speed Disk " 4.0.4, "Norton Shared Lib" 4.0.4ほか
"ZipIt" 1.3.5 (1.3.8 は互換)

ATM 4.0.2 は互換であると報告される.私は "PerMan Note" 1.0.3 というスケジューラプログラムを使用しているのだが,これが非互換と報告されてしまい,個人的にこれは痛い.



● Mac OS 9:Hewlett-Packard 製品の対応状況


Macintosh OS 9 - Problems Printing with HP DeskWriter and DeskJet Printers に Hewlett-Packard 社製プリンタの Mac OS 9 に関する非互換情報が公開されている.

Mac OS 9 で以下のプリンタを使用しようとしてファイルメニューから用紙設定やプリントを選択しても設定用ダイアログが現れない.対応ドライバを開発中だそうだ.

「影響のあるプリンタ」
DeskWriter 600, 660, 680, 690 シリーズ
DeskJet 610, 612, 670, 680, 690, 850, 855, 870 シリーズ

追記:
堀氏より確認の情報をいただいた.

DeskJet850C
プリンタードライバー:Ver9.4
不具合:印刷できない (用紙設定および印刷でダイアログが出ない、OS8.6までは問題なし)
使用環境:PM8600/250 メモリー160MB MacOS9(OS9以外の機能拡張、コンパネを全て除いても症状は改善されず
プリンターとの接続:シリアル経由およびAppleTalk経由の両方で症状を確認
HP での対応:HP社に電話で報告、動作確認中、次のドライバーのバージョンアップは未定




[ 99/10/29]



● Mac OS 9:クリーンインストール後 DVD プレーヤを開けない場合


TIL: 60641 : I installed Mac OS 9 on my Power Mac G4 and now it won't play any DVD movies. What's wrong?

Apple DVD 2.0 Beta 2 が使われていた Power Mac G4 と iMac に Mac OS 9 をクリーンインストールすると必要な機能拡張がないため, "Apple DVD プレーヤは "DVDRuntimeLib" がないため起動できません" というようなメッセージが表示され, DVD を使う事ができない場合がある.

このような場合には,以前の Mac OS 8.6 のシステムフォルダから新しい Mac OS 9 の機能拡張フォルダに次の機能拡張をドラッグしてくる必要がある.

"DVD Navigation Manager DVD Region Manager"
"DVDRunTimeLib 7"



● Mac OS 9:サウンドコントロールパネルでのヘッドフォンの表示


TIL: 60642 : Mac OS 9: Why Does The Sound Control Panel Show Headphones Attached?

スピーカ出力ポートに何か接続されている場合,サウンドコントロールパネルではヘッドフォンの絵を表示する.これは,スピーカーのようなヘッドフォンでない場合も常にヘッドフォンが表示されるようになっている.ただし, USB ポートにスピーカが接続されている場合はこの範囲でない.



● Mac OS 9:ファームウェアアップデートが必要と表示されたら


TIL: 60643 : Mac OS 9: Update Firmware Before Installing

Mac OS 9 インストール時にファームウェアアップデートが必要だと表示される場合がある.これはその Macintosh に必要なファームウェアアップデートがされていないからで,そのままでは Mac OS 9 をインストールすることができない.

(Mac OS 9 CD からではなく) マシンの内蔵ハードディスクから起動し, Mac OS 9 CD の特別付録フォルダにある必要なファームウェアアップデートを指示通り実行してアップデートを終えてから, Mac OS 9 CD から起動して Mac OS 9 にアップデートする.



● Mac OS 9:古い Speech Recognition が残っている場合


TIL: 60640 : Mac OS 9: Voice Password Can't Find A Microphone

音声認証を設定してログインする際,古い Speech Recognition が残っているとマイクがないと表示される. Mac OS 9 CD から Speech Recognition をインストールすることで解決できる.



● PowerBook G3 Series/iBook:モデムに音声機能はない


TIL: 25034 : PowerBook G3 Series, iBook: Voice Mail/Speakerphone Compatibility

PowerBook G3 Series, PowerBook G3 Series (Bronze keyboard), iBook の内蔵モデムは音声機能はなくスピーカホンとして動作しない.一部ボイスメールアプリケーションが動作する場合があるが, Apple はこれらの使用を保証していない.



● Open Transport 2.5.x:DHCP の障害: RTA50i の場合


篠田氏から Open Transport 2.5.2 に関して,YAMAHA RTA50i ダイアルアップルータで試験した結果をお知らせいただいた.

YAMAHA RTA50i の場合,工場出荷時設定で DHCP サーバの IP リース時間は 72 時間である. (72 時間未満には設定できない)

「障害の症状」

・起動時のアイコンパレードが終わったあと,デスクトップが現れるまで 3 分弱の時間がかかる.
・デスクトップが現れる直前に "ARA がメモリ不足で起動できない" というメッセージが表示される.
・ TCP/IP が 169.254.xxx.xxx となる.(IP 取得失敗時によく表示される数)

「リース時間 72 時間・TCP/IP の設定別 (必要なときのみロード)」

DHCP サーバから取得:障害発生

BootP サーバから取得:障害発生

手入力:障害は起きない

「リース時間無制限」

DHCP サーバから取得:障害は起きない

手入力:障害は起きない

LAN ケーブルを外している場合はどの状態でも障害は見られない.
PwerBook G3/400
OS: Mac OS 9
OpenTransport: 2.5.2
ダイアルアップルータ: RTA50i (Firmware 3.03.35)

参照:
10/22 項目 " Open Transport 2.5: DHCP に関する障害の原因と回避法"
10/21 項目 " Open Transport 2.5.1:DHCP に関する障害"
10/18 項目 " iBook:Open Transport 2.5 の DHCP に関する不具合 (処理待ち?)"




● Microsoft Internet Explorer 5.0 で置き換わる機能拡張類


ワナナベ氏から Internet Explorer 5.0 の "Microsoft Internet First Run" によってインストールされるものほかについて,レポートをいただいた.

「捨てられるもの」

・MS Configuration Lib PPC
・MS Container Lib (PPC)
・MS Favorites Library (PPC)
・MS Internet Library (PPC)
・MS JScript (PPC)
・MS Preferences Library PPC
・MS Variant Lib (PPC)



「新規/更新インストールされるもの」

・Microsoft Framework
・Microsoft Internet Library
・MS Font Embed Library (PPC)
・MS Import Lib PPC

・Text Encoding Converter 1.3.1
・ Microsoft フォント

なお,Text Encoding Converter は Ver1.5(E) が Developer Release されていて, Mac OS 8.6 (TEC1.4.1)にしてから文字化けが多くなって使えなくなった Shasta(英単語辞書ツール)の表示に改善があったそうである.



● Microsoft Outlook Express 5.0 でのマルチユーザ環境


99/10/21 項目 " Outlook Express 5.0 :パスワード設定ができない" に関して山口氏からこの点についてのマイクロソフト社からの回答をお知らせいただいた.

Outlook Express 5.0 は Mac OS 9 のマルチユーザ環境に依存するため,それ単体ではマルチユーザ環境下のパスワードログインをサポートしない.つまり,本件についてのアップデータなどは検討しておらず, Mac OS 8.6 以前でマルチユーザ環境を実現するためには Outlook Express 4.5 を引き続き使用して欲しいとの回答であったそうだ.

Microsoft Internet Explorer 5.0 あるいは, Microsoft Internet Explorer 5.0 でマルチユーザでの環境を実現するためには Mac OS 9 の使用が前提であるということになるのだろう.



● Action GoMac2J のクイックランチの障害


斉藤氏からお知らせいただいた.

Action GoMac はバージョン 2 から,新たに「クイックラウンチ」機能が追加されました.名前の通り D&D に対応したランチャでありますが,ここに大量のファイルを処理するアプリケーション(例えばファイルリネーム,クリエータ・タイプ変更)などを登録し使用いたしますと,そのうちの先頭 20 ファイルまでしか処理されません. AppleScript アプレットや, Adobe ImageReady のアプレットも同様です.

アプリケーションを立ち上げるとタスクバーに表示されますが,これにファイルをD &Dして処理しても同様でした.また,コントロールバーにランチャを追加させるもので試しましたところ,正常に処理が終了いたしましたので,FinderやSystemの制限/仕様ではないと思われます.Action GoMacのReadmeやGuideにもファイル数制限の記述は無いようですので,当該ユーティリティー独自の障害であるように思えます.



● Mac OS 8.6 の CD-ROM ドライバは汎用?


黒原氏からいただいた.

氏のサードパーティ製 CD-ROM ドライブロジテックSCD-440 は Mac OS 8 以降のシステム CD からは起動できなかったが, Mac OS 8.6 のシステム CD からは起動できることを発見された.

Mac OS の CD-ROM ドライバはこれまで, Mac OS 7.6 の "Apple CD-ROM" 5.3.1 バージョンを例外として,自社製マシンに内蔵された CD-ROM ドライブ以外には対応していなかった. Mac OS 8.6 の CD-ROM ドライバは "Apple CD/DVD Driver" 1.2.2 である.このケースでは "Apple CD/DVD Driver" 1.2.2 の対応ドライブが拡大されたということかも知れない.

参照:
99/12/3 項目 "Apple CD-ROM 5.3.1"




●マイクロソフトインテリマウス使用感


樽角氏から,マイクロソフトインテリマウスの使用感についてご報告をいただいた.

10/22 発売のマイクロソフトのインテリマウスエクスプローラを購入しました.かなり人気があるらしく,あと 2 個しか残っていませんでした. このマウスは光学式マウスで,マウスのお尻の部分が赤く光り異様なムードをかもし出しています.(Mac立ち上げ時にUSBドライバがロードされると赤く光り,USBドライバのロードタイミングがわかって便利).箱から出したら思った以上に大きく,少々使いにくいです.というのも,私の手が小さいせいもありますが,基本的にマウスをホールドするのではなく,親指と薬指,小指でマウスのお尻の方を「つかみ」,手の腹はマウスパッドにおいて使用するので,マウスが大きいと,クリックボタンまでの距離が長くなってしまいます.

おまけに,親指側に任意に割り当て可能な 2 つのボタン(中央付近と,その奥)があり,奥の方のボタンを押そうとすると,通常のクリックボタンも同時に押しそうになり(人差し指,中指が同時に動いてしまう)ちょっと不便です(わかりにくい表現ですみません).

すでにお気づきかもしれませんが,現在発売されているこのマウスは Windows 用です.パッケージには Mac に関する記述は一切ありません.しかしながら,マイクロソフトのサイトにはすでに Mac 版のドライバが用意されており(日本語版もある)それを利用しました.2,3 時間しか使用していませんが,フリーズなどの問題はありません.

また SpeedDoubler 8 や ActionFiles (ActionUtility関連) ,カレイドスコープとのコンフリクトはいまのことろありませんし,加藤氏がおっしゃっていた Acrobat 4 のフリーズもありません.余談ですが,このインテリマウスエクスプローラのドライバで, Logitech の USB マウスは動作します.ただし,ホイール,右ボタンなどは機能しません. ちなみに私は前述の 2 つのボタンに「ウインドウを閉じる (command+W) 」と「クリックロック」を割り付けており,すこぶる快適です (標準では IE の進むと戻るが割り当てられている).




[ 99/10/28]



● Illustrator 5.5 J と QuickTime 4 との関連(継続)


これまで何度かお伝えしていた項目であるが,岡山氏から継続してご報告をいただいている.当面 AOL 関連ファイルを外すことで起動でき安定していたが,縦書き文字ブロックを多用したファイルを扱ったところ,起動できるもののハングアップが頻発したそうである.システムクリーンインストール後に QuickTime 4 をインストールした場合でも改善できないが, QuickTime 4 関連の機能拡張を外すと障害は発生しなくなる.複数の機種で確認されている.

これらから, Adobe Illustrator 5.5 J は QuickTime 4 と互換に問題があると結論付けざるをえないようだ.最新の Illustrator (8.0.1) ではこのような問題は発生しない.

参考:
99/9/9項目 " Illustrator 5.5 の起動問題: QuickTime 4 と AOL 関連ファイル(継続)ほか"
99/8/24 項目 " Illustrator 5.5 の起動問題: QuickTime 4 と AOL スケジューラ"



●ことえりでの言語スクリプト切り替え時の問題 (継続) : Sherlock 2.x での類似障害:回避法


99/10/21 項目 "ことえりでの言語スクリプト切り替え時の問題" ( US 以外の 1 バイト言語スクリプト選択時からキーボードショートカット(command+space)でことえり日本語入力に切り替えた後でも,切り替える前の 1 バイト入力のキーの文字が入力され続ける) について, Sherlock 2.x 使用時にも類似の障害が発生すると匿名氏からお知らせいただいた.

障害発生時にメニューバーには鉛筆アイコンが出ていないことに気がつかれて,一度スクリプトを戻して,他のアプリケーションに切り替えてから日本語スクリプトに戻すと,鉛筆アイコンが出て正常に復すそうである.また,アプリケーションの切り替えをせずに,スクリプトを他の 2 バイトコード(例えば繁体字中文)に切り替えて,鉛筆アイコンが出てからことえりに戻してうまくいったこともあるそうだ.



● Mac OS 9:マルチユーザ機能での ATM 4.5.2 コントロールパネル


このほど Mac OS 9 対応として発表された ATM 4.5.2 であるが,マルチユーザ環境では所有者以外が ATM コントロールパネルを開くとダイアログが英語になってしまうと匿名の方からお知らせいただいた.

これは,マルチユーザ環境ではユーザー毎に初期設定フォルダを切り替えているため,日本語ダイアログ表示用のリソースファイルが所有者以外のユーザーの初期設定ファイルに引き継がれないためだそうである.機能には問題ないものの,ファイルがない旨の警告も出るそうである.



● Logitech USB ホイールマウスについて (1): Mac OS のバージョン


PCI USB カードを使用した場合の Logitech USB ホイールマウス の動作について古沢氏から動作する,しないは Mac OS のバージョンの影響もあるのではないかというご趣旨のご指摘をいただいている.

参考:
99/10/21 項目 " Logitech ホイール USB マウスと USB PCI カード"
99/10/22 項目 " Logitech ホイール USB マウスと USB PCI カード(継続)"

上記 2 項目は Mac OS が 8.6 と 8.5.1 である点が異なり,この辺りが鍵になるのではないだろうかというようなご意見である.

古沢氏は KeySpan USBカード(PCI)を付けて Mac OS 8.5.x で三和サプライ USB スクロールマウス(MA-433)と EPSON MP770C を問題なく使用できていたが, Mac OS 8.6 (上書きインストール) したらすべての USB 装置が認識されなくなったそうである.これは Mac OS 8.6 のインストーラが上書きインストールの場合,元々 USBが標準で装備されていない機種に USB 接続に必要なものをインストールしないからではないかとおっしゃっている.8.5.1に戻すことで一部機種で USB 装置は問題なく使えているそうである.
(PowerMac G3 DT 233 および DT 266)

また,樽角氏からは Mac OS のバージョンの違いについて, Mac OS 8.6 の iMac では (USB カードはないものの) 動作に問題ないと補足をいただいている.



● Logitech USB ホイールマウスについて (2)


Logitech USB ホイールマウス の動作に関して,通常使用時の本製品の動作は大変良好であると高山氏からお知らせいただいた.LinuxPPCにて 3 ボタンマウスとしても動作するそうである.(バルク品および純正品)

ただし,ARENA(Mailソフト)のリスト表示中の不具合, Netscape でスクロール不能(スクロール不能のみ)が時々発生するそうである.



DiskWarrior 1.1 Updater


DiskWarrior 1.1 アップデータ. Mac OS 9 で可能になった 2 GB 以上のファイルと 32,000 以上の項目を含んだフォルダに対応した. 1.0, 1.0.1, 1.0.2, 1.0.3, 1.0.4 の各バージョンをアップデートする.



MacsBug 6.6


Mac OS 9 では MacsBug 6.6 が必要. MacsBug 6.6 自体は Mac OS 9 以前のバージョンでも動作する.松瀬氏からお知らせいただいた.



[その他]
99/10/22 項目 " Open Transport 2.5: DHCP に関する障害の原因と回避法" において日経 Mac 編集部の Internet Gateway のリース時間の設定が無制限になっているのだろうと推測を書いたが,この点について,日経 Mac 星野氏からご連絡いただき,1 時間の設定であるとお教え下さった.該当部分を訂正している.また,使用している Internet Gateway は 6.5(E)であることもお教えいただいた.





[ 99/10/27]



本日は Mac OS 9 音声認証関連, Language Kit 関連,プリンタ関連ほかの TIL を紹介する.今回で Mac OS 9 関連 TIL の紹介は概ね終了した.あと FAQ 関連などがあるが,全て,他の TIL へのポインタ集となっていて内容を紹介する意味がない.

この間,皆様からの情報のご紹介が滞っていて,ご迷惑をおかけしている.これからの更新時に徐々にご紹介させていただく.



● iMac (Slot Loading):外部ビデオ出力


iMac (Slot Loading) の外部ビデオ出力はミラーリングのみで, iMac (Slot Loading) のモニタに出力されている状態のみを出力する.デスクトップが連続するマルチモニタにはできない.



● Mac OS 9:MacInTouch の互換情報


MacInTouch 99.10.25 は次のような Mac OS 9 と各種既存ソフトウェアとの読者からの互換情報ほかを掲載している.

「SoftWindows 5.0.5」

解像度を変更するとフリーズ.

「VGA モニタと Power Mac G4 との互換改善」

Power Mac G4 で利用できる解像度が VGA モニタで不適切であった問題が修正されている.

「 Sonnet Crescendo 7100/80 CPU アップグレードカード」

「 Newer MAXpowr G3 PDS カード」

「 Mac OS 9 のファイル共有は AppleShare IP より明らかに遅い」

「 OS_chooser extension で BeOS 4.5 から起動できない」



● Mac OS 9: Blue & White G3 にApple G3 Firmware Update が必要?


MacInTouch 99.10.25 は Blue & White G3 が Apple G3 Firmware Update によってアップデートされていない場合, Mac OS 9 インストーラはインストールを中止するいう投稿を紹介している.

Apple G3 Firmware Update を Blue & White G3 に施すと他社製 G4 アップグレードカードが使えないようになると言われている.



● Mac OS 9:Microsoft のアプリケーションのマルチユーザでの問題


TIL: 60637 : Mac OS 9: Multiple Users - Microsoft Applications Won't Launch

パネルユーザが Office 98 や Microsoft Internet Explorer 4.5 を開こうとするとフリーズすることがある. Microsoft のアプリケーションを最初に開くときには Microsoft Office First Run や Microsoft Internet First Run というインストーラプログラムが自動的に起動して,機能拡張類ほかをシステムフォルダに自動的にインストールするようになっている.

マルチユーザ環境でシステムファイルの利用権限のないユーザの場合にこれらインストーラが起動すると問題が発生する.

所有者環境でこれらのアプリケーションを開くことでこのような問題を避けることができる.



● Mac OS 9:USB 機器用ソフトウェアをインストールするとフリーズする


TIL: 60639 : Mac OS 9: Freezes On Startup After Installing Software For USB Device

iMac Update 1.0 が同時にインストールされている場合がある. Mac OS 9 を再インストールする.

参照:
99/8/20 項目 " Mac OS ROM ファイルのダウングレードによるクラッシュ"
99/9/30 項目 " iMac Update 1.0 の FTP からの撤去"




● Mac OS 9:Sherlock の古いプラグインは Sherlock 2 で使用できる


TIL: 60638 : Mac OS 9: Do Older Plug-ins Work With Sherlock 2?

Sherlock の古いプラグインはアップデートなしに Sherlock 2 の検索チャネルで使うことができる.しかし, "人々" "ニュース" "ショッピング" の新しいチャネルのプラグインは名称,メールアドレス,価格表示ほかが表示されるように書かれなければならない.



● Mac OS 9:PowerPrint 現行バージョンの非互換


TIL: http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n60465 : Mac OS 9: PowerPrint USB Compatibility

Infowave 社 PowerPrint 4.5.4/4.5.5/ 4.5.7 (Mac OS 8.6 対応パッチ) は Mac OS 9 と非互換である. 11 月中旬に互換バージョンが出る予定.



● Mac OS 9:マルチユーザ環境でのデスクトップ再構築


TIL: 60632 : Mac OS 9: Multiple Users - Rebuilding The Desktop File

所有者 Finder アカウントの代わりに制限 Finder アカウントになっている場合, Macintosh 起動時のデスクトップ再構築ができない.通常 Finder アカウント(所有者である必要はない)でログインし,パスワード入力後, command+option キーを押して再構築することができる.



● Mac OS 9:音声認証の音源作成法のコツ


TIL: 60525 : Mac OS 9: Multiple Users - Tips For Creating a Secure Voice Password

登録した音声パスワードの話し方が似ていればいるほど,音声認証は確実に反応するようになる.それぞれの音声パスワードはできるだけ同じようにするとよい.また,登録中の雑音もコンピュータはパスワードの一部として取り込んでしまう.

・いつもの言い方で話す.明確に発声しようとしたり,一語一語区切って発声すると失敗する.

・通常の大きさで話す.大きい声や小さい声では失敗する.この場合警告が出る.

・マイクから約 50cm の距離で話す.距離が適切でない場合,大きい声や小さい声で話すのと同じ事になる.

・マイクをモニタの上に置く.



● Mac OS 9:音声認証時の Q&A とコツ


TIL: 60525 : Mac OS 9: Tips For Using Voice Verification and Speak Your Name

質問: "氏名を話すのを許可" ができない.音声認証オプションは働くし,マイクとその接続も確認した.

回答:

Speech Recognition がインストールされ, "Speech" コントロールパネルで音声認証が機能するように設定されていること.マイクはどこに接続されているか確認し,Speech Recognition が機能しているか Finder で Speakable Items を使ってみる.もし, "Speech" コントロールパネルで命令を話す前に "Computer" と言わなければならないように設定されている場合,ログイン時の最初に「Computer」と言わなければならない.

ウェルカムメッセージを変更して,ユーザに音声認証の使い方を話すようにしたい場合,マルチユーザコントロールパネルのオプションでできる.

質問:登録時に声が小さいと警告される

回答:

パスワードが短い場合,コンピュータは声が小さいと誤って解釈する.最初から設定されているパスワードを使ってみて確かめる.

質問:音声認証の指定語句は話さなければならないのか

回答:

はい.(詳細省略)



● Mac OS 9:音声認証ができなくなった場合


TIL: 60526 : Mac OS 9: Multiple Users - Voice Password Stopped Working

音声パスワードを繰り返してしまうと通常の発声とは異なってくる.音声認証が動かなくなる場合,音声認証が微妙な声の変化を感知しているからである.これを避けるためには,他の音声パスワードも登録しておく.



● Mac OS 9: Speakable Items の新機能


TIL: 60519 : Mac OS 9: What's New - Speakable Items

Speakable Items は音声で Macintosh に命令するプログラムで, "Speech Recognition" とか "PlainTalk"とも言われる. Mac OS 9 の Speakable Items 2.0 は次の機能が備わった.

・ speakable commands window の採用.
・ Speakable Items はアプリケーションと同じ (application-specific) になった.
・より正確になった.
・ speakable items の追加.
・ speech recognition を使用した AppleScript を AppleScript Listener scripting addition によって作成できるようになった.
・ Speakable Button とチェックボックスの名称を話すことで選択できるようになった.
・ "Speech" コントロールパネルの変更

(以下詳細省略)



● Mac OS 9:Speakable Items のトラブル


TIL: 60520 : Mac OS 9: Troubleshooting Speakable Items

「 Speech Recognition が聞き取らないし,応答しない」

マイクがサウンドコントロールパネルで警告音を録音できるか. Speech Recognition が Speech コントロールパネル(またはコントロールバーで)で使用可能な状態になっているか確認する.

「 Speech Recognition は聞こえているようだが,応答しないか間違った応答をする」

Speech Recognition は普通の北米の発声を認識するように作られている.不自然に休止したり,大きすぎる声や小さすぎる声,早口やゆっくりしゃべりすぎるのは禁物である.もし, Speech Recognition が何かを聞いている場合,フィードバックウインドウはアニメーションを表示する.

1.コンピュータの前でタイプする位置
2.マイクをモニタの上に置き,そこから 50cm の位置
3.いつもの話し方で
4."What time is it" および 'What day is it" を話す.もし機能すればコンピュータは 3 秒間自動調整する.

「自分で作成した speakable item が認識されず,働かない」

名称は長い方が認識されやすい.(自分で作成した speakable item と同じ名称の-秋山注) 書類とフォルダのエイリアスの名称は変更した方がいいだろう.ファイルの名称を SimpleText にペーストして話させてみる. SimpleText の発音がシステムが聞きたいものだ.



● Mac OS 9: Multilingual Internet Access 2.0 と Language Kit の新機能


TIL: 60521 : Mac OS 9: What's New - Multilingual Internet Access 2.0 and Language Kits

Multilingual Internet Access は WorldScript 対応アプリケーションで次の言語や文字を表示したり,編集するソフトウェアであり,それらの言語スクリプトが追加されている. Mac OS 9 では日本語,韓国語,簡体字中文,繁体字中文の入力プログラムを追加した

アラビア文字(アラビア,ペルシャ),キリル文字(ブルガリア,ロシア,ウクライナ)中央ヨーロッパの文字(ポーランド,ハンガリー,チェコ),インド文字(デバナーガリー,グジャラート,グルムキー),ヘブライ文字,漢字,ハングル文字,簡体字中文,繁体字中文

「Language Kit」

Language Kit 欧文キーボードとそれ用の Mac OS バージョンで非欧文の文字入力を可能とする製品である. Mac OS 9 にはそれらの各国語版の最新バージョンが備わっている.

Mac OS 9 では以下の Language Kit の特定の機能拡張が不要になった.

・ Language Kit Extension
・ WorldScript II

Mac OS 9 CD の Language Kit CD 特別付録フォルダには,各言語の追加フォントと Language Kit で機能する SimpleText のバージョンが入っている.

「Language Kit でできないこと」

・異言語間での翻訳
・システムソフトウェアの使用する言語
・ Speech Recognition または Text to Speech の使用

Language Kit を使うためには,その言語を扱うアプリケーション ( WorldScript-savvy アプリケーション) が必要である. Apple のシステムレベルのこのような技術は WorldScript と呼ばれる. WorldScript 対応のアプリケーションは WorldScript-savvy アプリケーションと呼ばれる.

古いバージョンの Language Kit を Mac OS 9 にインストールしてはならない.



● Mac OS 9:古い Language Kit のアップデート


TIL: 60468 : Mac OS 9: Installing Older Language Kits

Mac OS 9 はそれまで別製品であった Language Kit が Mac OS 9 CD に含まれている.それまで Language Kit を使用していたユーザは Mac OS 9 アップデート時に Language Kit もアップデートしなければならない.

簡易インストールではアップデートされないので,カスタムインストールが必要である.もし,古い Language Kit を Mac OS 9 にインストールした場合, Mac OS 9 の Language Kit を再度インストールし直すこと.ほか.



● Mac OS 9:WorldScript I 言語のブラウザ表示は困難


TIL: 60572 : Mac OS 9: Viewing Web Pages With WorldScript I Language Kits

WorldScript I 言語 (アラビア,デバナーガリー,グジャラート,グルムキー,ヘブライ各国語) の文字は,ほとんどのインターネットアプリケーションが完全対応できていない.



● Mac OS 9:アラビア語での文字設定


TIL: 60466 : Mac OS 9: Arabic Setting Control Panel and Default Arabic Fonts

"Arabic Setting" コントロールパネルはアラビア語フォントとローマンフォントを対応付ける. Arabic Language Support は AB Cairo と AB Geeza をインストールするが,それぞれ Chicago と Geneva に固定して対応づけられているため,初期状態では変更できない.追加フォントについては "Arabic Setting" コントロールパネルで対応付けできる.



● Mac OS 9:ペルシャ語対応


TIL: 60467 : Mac OS 9: About Persian Language Support

Mac OS 9 でのペルシャ語のインストール法,トラブルなどについて.

Mac OS 9 の Persian ディスクイメージはペルシャ語スクリプト,ペルシャ語キーボードスクリプト,ペルシャ語フォント, Persian Setting コントロールパネルを含んでいる.ペルシャ語スクリプトはアラビア語スクリプトと同時にインストールすることはできない.アラビア語をインストールしている場合はアラビア語をカスタム削除してからペルシャ語をインストールする必要がある.ペルシャ語とアラビア語のキーボードスクリプトとフォントを同時に使用することは可能である.しかし,並び替え (ソート) 順はアラビア語の順となり,ローカライズされたアプリケーションはアラビア語フォントが使われる.

アラビア語がインストールされていない場合,ペルシャ語をシステムフォルダに手動でドラッグ (ドロップではないことに注意-秋山) してインストールできる.ただし,次の順序で行うこと.

1.ペルシャ語フォントをフォントフォルダに
2.ペルシャ語スクリプトを "Persian Script" フォルダに
3. Persian Setting コントロールパネルをコントロールパネルフォルダに
Persian キーボードスクリプトはインストールしてはならない.

アラビア語がインストールされている場合は順序は問わない.キーボードスクリプトは "Keyboards" フォルダに入れる.ただし,ペルシャ語スクリプトと Persian Setting コントロールパネルをインストールしてはならない.

インストール後 Macintosh を再起動する必要がある.

「ペルシャ語ローカライズ SimpleText」

メニューとダイアログがペルシャ語になっている.ペルシャ語スクリプトがインストールされている場合だけ使用することができる.アラビア語では正しく動作しないだろう.



● Mac OS 9: LocalTalk とシリアルプリンタの切り替え


TIL: 60586 : Mac OS 9: Switching Between a LocalTalk Network and a Serial Printer

ひとつの接続ポートを LocalTalk とシリアルプリンタで共有して切り替えながら使用する場合,AppleTalk をオフにしただけではリセットできず,プリンタを使用できないことがある. AppleTalk をオフにした後の印刷で問題がある場合, Macintosh を再起動する.



● Mac OS 9: LaserWriter 8f ドライバの非互換


TIL: 60588 : Mac OS 9: Apple LaserWriter 8f Printer Driver Not Compatible

PostScript ファクシミリは LaserWriter Select 360, LaserWriter 16/600 PS, LaserWriter Pro 810 のオプションである. PostScript ファクシミリプリンタドライバは何年も前に開発を停止し,最後の対応バージョンは LaserWriter 8f (v8.2.3) である.これらのプリンタはファクシミリを受信でき,プリントできるが, Mac OS 9 ではファクシミリ送信はできない.

LaserWriter 8.7 の機能拡張フォルダ内の "Printing Plug-ins" フォルダ内のファイルによる PostScript 出力フィルタによって,サードパーティが PostScript ファクシミリ出力を実現することは可能である.

LaserWriter 8.3.4 は Mac OS 9 との互換性のテストが行われていないが, Apple が試した範囲では PostScript ファクシミリを出力することができた.もし, Mac OS 9 で LaserWriter 8.3.4 を使用してファクシミリ送信した場合, LaserWriter 8.7 を選択し直すようにすること.



● Mac OS 9:Color StyleWriter 4000 と Hewlett-Packard DeskJet 600シリーズドライバ


TIL: 60537 : Mac OS 9: Color StyleWriter 4000 Requires Updated Driver

Mac OS 9 と Color StyleWriter 4000 と Hewlett-Packard DeskJet 600シリーズのドライバは非互換であり,アップデートする必要がある. Mac OS 9 インストーラは Color StyleWriter 4000 シリーズのドライバがある場合はそれを削除する.

Color StyleWriter 4000 シリーズは日本では未発売だったと思う.



● Mac OS 9:Open Transport 2.5 の変更点等


TIL: 60516 : Mac OS 9: What's New - Open Transport 2.5

・安定性と処理能力の改善

・大きいデータブロックを転送する際にコピーが停止する問題の解消

・これまでの多くの Open Transport library を二つに統合

・ Apple Remote Access は クライアント/サーバ バージョン

・ダイアル要求の処理能力の改善

・様々な他社製ケーブルモデムに影響のあったいくつかの問題の修正

・処理待ちに関連した DHCP を修正するためのいくつかの内部変更

・ Windows NT DHCP サーバおよび他の DHCP サーバとの DHCP パケットの互換性向上




[ 99/10/26]



本日は Mac OS 9 に関する TIL のうち,ファイル保護またはキーチェーン関連,音声認証以外のマルチユーザ関連の内容紹介である.

マルチユーザ関連は用語について対応する日本語版でのボタン名など不明な場合が多く,適切な日本語名となっていない場合があるのでご注意いただきたい.また,対応する日本語版での用語が不明な場合,原文で書いた部分が多くなり,読みにくくなってしまって申し訳ない.普段項目を作成する場合,固有名詞以外,意地でも日本語表記しようとしているのだが,今回は文書が大量のこともあって,分かり易い日本語にする余裕がない.



● Mac OS 9:キーチェーンの作成


TIL: 60482 : Mac OS 9: File Security - Creating a Keychain

コンピュータのマルチユーザコントロールパネルでマルチユーザ対応とした場合,各ユーザはキーチェーンを持つことになる.

「キーチェーンの作成」

キーチェーンコントロールパネルを開いて "作成" をクリックし,(既にロックされたキーチェーンを持っている場合はキャンセルをクリックしてメニューから新規キーチェーンを選択する)必要な情報を入力する.


キーチェーンは,システムフォルダの初期設定フォルダ内の Keychainsフォルダに格納される.

「重要」:キーチェーンはアンロックの状態だとパスワードを見ることはできないにしても,誰でもコンピュータでアプリケーションを開くことができる.コンピュータから離れるときはキーチェーンをロックするように.

デフォルトのキーチェーンを変更するには,キーチェーンのロックを外し,キーチェーンメニューから "xxxxxをデフォルトにする" を選択する.キーチェーンメニューはキーチェーンを一つ以上持っているときに現れる.

「キーチェーンへの項目追加」

アプリケーションのパスワードを追加するにはアプリケーションを開いてパスワードを入力し,パスワードをキーチェーンに加えるためのチェックボックスを探してチェックする.(アプリケーションがキーチェーンに対応したパスワード入力機能を持っている必要がある)

デスクトップから項目を追加するには, AppleShare IP サーバ,インターネットロケーション, Certificate アイコンをキーチェーンウインドウにドラッグする. Web ブラウザの URL をドラッグすることもできる. Apple Verifier でファイルの署名認証をしているときに追加することもできる.

AppleShare IP サーバの "キーチェーンに追加" チェックボックスがグレー表示になっている場合,サーバの設定ができていない.



● Mac OS 9:キーチェーンの設定変更


TIL: 60484 : Mac OS 9: File Security - Changing Keychain Settings

キーチェーンのパスワードその他の設定は,キーチェーンアクセスコントロールパネルの編集メニューの設定ウインドウで変更することができる.

マルチユーザが設定されている場合,起動時に表示されるログインウインドウでのキーチェーンパスワードの変更に留めるべきである.もしキーチェーンアクセスコントロールパネルで変更すると,次回起動時にログインできない.

「キーチェーン設定の変更」

.設定を編集する場合,キーチェーンのロックを外し,編集メニューから "xxxxxxx(現在有効なキーチェーン名)の設定" を選択し,編集して保存する.

・パスワードを変更する場合,新しいパスワードを入力してもう一度確認のための入力を行う.

・アプリケーションがキーチェーンにアクセスするときのダイアログボックスを見るためには, "警告なしに利用を許可" のチェックボックスにチェックが入ってないことを確認する.

・コンピュータがアイドル状態で特定の時間経過後に自動的にキーチェーンをロックする設定は, "使われていない時間が 10 分続くとロック" チェックボックスにチェックし,希望時間を入力する.

・スリープ時に自動ロックさせるには, "システムスリープ時にロック" チェックボックスをチェックする.

「キーチェーンの削除」

キーチェーンがロックされていることを確認し,初期設定フォルダのキーチェーンフォルダからキーチェーンファイルをゴミ箱に捨てる.

Certificate を含むキーチェーンを削除すると,それらの認証証明によって署名されたファイルを確認することができなくなるので注意.



● Mac OS 9:キーチェーンのロックを外せない場合(必要な機能拡張ファイル)


TIL: 60548 : Mac OS 9: File Security - Can't Unlock Keychain

ファイル保護に関連した機能拡張類が機能していない状態であるので,機能拡張マネージャで次のファイルをオンにする.

Security Cert Module
Security Library
Security Manager
Security Policy Module
Security Storage Module



● Mac OS 9:キーチェーンに追加のチェックボックスがグレー表示の場合


TIL: 60511 : Mac OS 9: "Add to Keychain" Checkbox Is Dimmed (Gray)

AppleShare IP 6 サーバの "キーチェーンに追加" チェックボックスがグレー表示になっている場合,サーバの設定ができていない.管理者がそのように意図的に設定している場合がある.



● Mac OS 9:別のコンピュータでキーチェーンを使う


TIL: 60485 : Mac OS 9: File Security - Using Your Keychain On Another Computer

自分のキーチェーンを別のコンピュータ(例えば,自宅と職場など)にコピーして用いることができる.

1.コピーしたいキーチェーンをロックする

2.システムフォルダ/初期設定フォルダ/キーチェーンフォルダのキーチェーンファイルの複製を作る

3.キーチェーンアクセスコントロールパネルの入ったコピー先のコンピュータのキーチェーンフォルダにコピーする

4.キーチェーンのロックを外す.



● Mac OS 9:ファイル,フォルダ,ディスクの保護


TIL: 60486 : Mac OS 9: File Security - Protecting Files, Folders, and Disks

Mac OS 9 では,ファイルやディスクをロックしたりパスワード保護することによって,ハードディスクにある重要な情報を誤って削除したり書き替えたりすることを防ぐことができる.

「ファイルのロックとロック解除」

情報を見るウインドウでロックしたファイルはコピーできるが,内容の変更や削除ができない.

「ディスクのロックによるファイルとディスクの保護」

ディスク上の閲覧できる情報を削除したり変更したりできないようにディスクを保護することができる.ハードディスク,カートリッジ,追加されたディスクを保護するには, Drive Setup を使用する.ディスクの物理的ロックの方法を用いてもよい.

「ポータブルコンピュータのパスワード保護」

PowerBook のパスワード保護コントロールパネルによる方法.パスワード保護がオンになっているとコンピュータ起動時およびスリープ解除時にパスワードを入力しなければならない.パスワード変更,保護の解除は任意にできる.



● Mac OS 9:ファイルの暗号化と復号


TIL: 60487 : Mac OS 9: File Security - Encrypting and Decrypting Files

アプリケーションフォルダ内の "Apple ファイル保護" というアプリケーションによってファイルの暗号化 (56ビットキー) と暗号化されたファイルの復号が可能である.暗号化時には同時にファイルを自動的に圧縮する. ただし,フォルダ,ディスク,ボリューム,システムフォルダ内の項目,開かれているかロックされているファイルの暗号化は行わない.

「ファイルの暗号化」

1. Finder または "Apple ファイル保護" のファイルメニューから "開く..." を選択し,ファイルを選択する.エイリアスを選択した場合はオリジナルファイルが暗号化される.ステーショナリファイルでなければ "Apple ファイル保護" にファイルをドロップしても暗号化できる.
(秋山注: "Apple ファイル保護" はファイルを選択して Finder のファイルメニューの暗号化という項目を選択することでもよい.選択すると自動的に起動する)

2.パスワードを入力する.初期状態ではパスワードはキーチェーンに追加される.そうしないためには "キーチェーンに追加" のチェックボックスのチェックを外す.

3. "暗号化" をクリックする.

「復号」

1.復号したいファイルをダブルクリックする.

2.パスワードを入力する.キーチェーンにパスワードを追加していた場合,キーチェーンのロックが解除されていればパスワード入力は促されない.

3. "復号" をクリックする.復号後にキーチェーンの暗号は除去される.



● Mac OS 9:適切なパスワード


TIL: 60483 : Mac OS 9: File Security - Choosing a Good Password

キーチェーンのパスワードはキーチェーンの保全のために適切なものを選ぶ必要がある.キーチェーンのパスワードが分かると全てのパスワードが分かってしまう.ただし,個人認証はそのパスワードで保護される.

・サーバのパスワードと同じ単語や言い回しを使用しない,唯一のものとする.

・数字を入れる.銀行の暗証番号,住所,電話番号のような容易に推測できる番号は避ける.

・配偶者,ペット,住んでいる都市の名称などの個人情報に基づくパスワードを避ける.

・辞書に書かれているような単語や言い回しを避ける.

・他人に告げたり,何かに書いてはいけない.

・大文字,小文字,句読点を使う.

「適切なパスワードの例」

憶えやすく,上記のガイドラインに沿った他にないもの.例えば, "To be or not to be, that is the question" いう語句を "2BrntB-Titq" というパスワードにする.



● Mac OS 9:暗号化パスワードを忘れないこと


TIL: 60523 : Mac OS 9: File Security - Forgotten Passphrase

パスワードなしにファイルを解読する方法はない. Apple はパスワードを取り戻せない.



● Mac OS 9:暗号化できない項目


TIL: 60524 : Mac OS 9: File Security - Items That Cannot Be Encrypted

・開いているファイル
・フォルダ
・ディスク
.ゴミ箱
・すでに暗号化されているファイル



● Mac OS 9:Digital Certificate (デジタル証明?) とキー


TIL: 60480 : Mac OS 9: File Security - About Digital Certificates and Keys

Digital Certificate (証明書?) また ID は,ファイルが作成者から来たものであるかどうか確かめるために,アプリケーションに署名ファイルを作成させる.例えば,インターネットから入手したアプリケーションが作成された元のままかどうか知るために,署名を調べることができる.

Certificate は Certificate Authorities から発行される.(以下, Certificate の種類.省略)

キーチェーンに組み込まれた Certificate は "trusted" ルート Certificate である.いわば Apple がそれを証明する. Certificate を追加する場合は MD5 または SHA-1 指紋 Certificate を使うべきである.

Certificate Authority のルート Certificate を持つ限り,そこから発行されたどの Certificate でも確かめることができる.キーチェーンに組み込まれた Certificate の一覧を表示するには編集メニューから組み込まれた Certificate の項目を選択する.ほか.



● Mac OS 9:Digital Certificate (デジタル証明?) の確認


TIL: 60481 : Mac OS 9: File Security - Verifying Digital Signatures

Apple Verifier アプリケーションを用いて Digital Certificate (デジタル証明?) を調べることによって, Mac OS のファイルまたはプログラムが本人の作ったものから変更されていないかどうか確認することができる.(アプリケーションフォルダのセキュリティフォルダにある)

「調べる方法」

・ Apple Verifier に項目をドロップする.

・キーチェーンの Certificate によってファイルの署名が確認された場合, Certificate ウインドウのボタンをクリックすることで,ファイルを開くか, Certificate を見るか選択することができる.

・署名が証明されない場合,本人から来たものであるとすることができ,その場合, Certificate はキーチェーンに追加される.

.本人から来たものでないとした場合,ファイルはそのままハードディスクに残る.

本人であるとする前にディジタル "指紋" ( Certificate ウインドウに現れる ID 番号) を直接会社に問い合わせて確認すべきである.そうしないで確認した場合,コンピュータのセキュリティは危うくなる.

ほか,キーチェーンの作り方など.



● Mac OS 9:ユーザと環境


TIL: 60476 : Mac OS 9: Multiple Users - Users and Environments

Mac OS 9 のマルチユーザは 3 種類の異なるユーザ環境とシステム利用環境 (所有者のみアクセス可能) を提供する.全てのユーザ環境では,書類を開いたり閉じたりする場合,コンピュータは自動的にユーザの保存するフォルダを表示する.制限されたケースではそこから移動することができなくなる.

「パネル」

パネルのインターフェースは単純で使い易い.ユーザはコンピュータのハードディスクの利用を制限される.ユーザに許された項目はパネルとユーザの書類に現れる.ユーザは大きいボタンを使うことができる.大アイコンか小アイコンか,パネルを並列するか重ねて表示するか,タブまたはボタンで選択することができる.

「制限付きユーザ」

制限付きユーザの環境では, Finder の一部を利用できる.通常,ユーザはそのユーザ専用フォルダに保存することができ,許可されたアプリケーションのみ開くことができる.

「通常ユーザ」

通常ユーザは Finder と起動ディスクにある全てのアプリケーションを開くことができる.しかし,通常は他のユーザの書類フォルダの内容を見ることはできない.ユーザアカウントの管理を許された通常ユーザ (アカウントマネージャ) は所有者のアカウント以外のユーザアカウントを作成したり,削除,変更することができる.

「所有者」

所有者としてログインした場合,全てのシステム環境を利用できる.アプリケーションのインストール,プリンタ設定,他のユーザの書類,マルチユーザアクセスのオンオフができる.

(用語は未確認)



● Mac OS 9:マルチユーザの設定

TIL: 60474 : Mac OS 9: Multiple Users - Setting Up Your Computer For Multiple Users

各ユーザ毎に環境を作成することによって,コンピュータをマルチユーザで利用できるように設定できる.所有者は各ユーザがどのアプリケーションと場所を利用できるか管理できる.最大 40 の異なるユーザアカウントと一つのゲストユーザアカウントを作成することができる.ユーザアカウントを作成し管理できる権限をユーザに割り当てることができる.

ユーザアカウントを作成し,管理するにはマルチユーザコントロールパネルを使用する.マルチユーザコントロールパネルを利用する前に,ファイル共有コントロールパネルで所有者の名前とパスワードを入力しておく必要がある.



● Mac OS 9:ユーザアカウントの設定


TIL: 60475 : Mac OS 9: Multiple Users - Creating User Accounts

マルチユーザコントロールパネルにおいて,ユーザを 3 種類の利用環境のうちのどれかに割り当てる.

1.新規ユーザをクリックする.

2.ユーザ名とパスワードを入力する.(オプション)

3.ユーザの種類を,通常,制限付き, パネルから選択する.

4.詳細をクリックする.

5.既存のピクチャを選択するか, Web ブラウザからピクチャをドラッグすることによって,各ユーザのログインダイアログボックスを設定する.

6.他の設定をする.

・ユーザによるパスワード変更を許可:所有者が設定したパスワードを変更したり,音声認証を変更したりできるようにする.
・ログインできるか:これがチェックされていない場合,ユーザアカウントは一時的に使用禁止となる.

・ユーザアカウントの管理:他のユーザのアカウントを作成し,変更できる.



7.クローズボックスをクリックし,設定を保存する.

「同じ設定で複数のユーザを作成する」

複製したい設定のユーザを選択して "複製" をクリックする.

「ユーザアカウントの編集」

ユーザ名をダブルクリックするか,選択して "開く" をクリックし,変更する.

「ゲストアカウントの設定」

"オプション" をクリックし, "他" タブをクリックし, "ゲストユーザアカウントを許可" のチェックボックスにチェックを入れる.

(用語は未確認)



● Mac OS 9:制限付きユーザと パネルユーザの特権設定


TIL: 60477 : Mac OS 9: Multiple Users - Setting Privileges For Limited and Panels Users

制限付きユーザと パネルユーザに, CD/DVD や共有フォルダ,セレクタ,プリンタ,コントロールパネルほかを扱えるように許可するにはマルチユーザコントロールパネルのユーザアカウントウインドウで特権タブを選択して設定する.(詳細省略)

ハードディスクやコントロールパネルを利用できない設定の制限付きユーザ Mac Help で実行できない項目がある.また,利用権限がないのに CD が再生される場合は,QuickTime 設定コントロールパネルの CD 自動再生の設定をオフにする.

(用語は未確認)



● Mac OS 9:グローバルユーザオプション


TIL: 60479 : Mac OS 9: Multiple Users - Managing Global User Options

マルチユーザコントロールパネルでオプションボタンをクリックすることで,全てのユーザの設定を一括して設定することができる.(設定項目の詳細ほか省略-秋山)





● Mac OS 9:プリンタの利用許可


TIL: 60589 : Mac OS 9: Multiple Users - Printer Access

デスクトップに現れていないプリンタはマルチユーザコントロールパネルの利用可能リストに表示されない.制限されたユーザにこれらのプリンタの使用を許可するには "全てのプリンタ" の利用権を与えるか,セレクタが利用できるよう許可する.

(用語は未確認)



● Mac OS 9:ログイン画面でスリープしない


TIL: 22104 : Mac OS 9: Multiple Users - No Sleep Option At Login Screen

ログイン画面でスリープするオプションはない.システム終了は可能であるし,ログイン後はスリープできる.ログイン画面のままだとスクリーンは薄暗くなる.



● Mac OS 9: パネルユーザはデスクトッププリンタを作成できない


TIL: 60471 : Mac OS 9: Multiple Users - Panels Users Cannot Create Desktop Printers

パネルユーザがセレクタからデスクトッププリンタを作ろうとしても新しいプリンタは利用できない.所有者は全てのユーザにプリンタを利用できるようにできる.限定された Finder ユーザアカウントで作成されたプリンタはそれらユーザしか利用できない.



● Mac OS 9:代替パスワードパネル


TIL: 60549 : Mac OS 9: Multiple Users - Alternate Password Panel Is Disabled

音声認証を許可した場合だけ代替パスワードパネルが利用できる.

(用語は未確認)



● Mac OS 9:許可されていないユーザが警告音を追加できる場合


TIL: 60472 : Mac OS 9: Multiple Users - Non-Admin Users Can Create Alert Sounds In System File

制限付きユーザと パネルユーザはシステムファイルの変更はできないが, SimpleSound を使うと新しい警告音を追加できる.これを避けるには SimpleSound の利用を制限する.



● Mac OS 9:アプリケーションの利用制限


TIL: 60478 : Mac OS 9: Multiple Users - Restricting Access To Certain Applications

所有者またはアカウントマネージャは制限付きユーザまたは パネルユーザの利用するアプリケーションを制限することができる.

「特定のアプリケーションの利用制限設定」

1.マルチユーザコントロールパネルを開く

2.制限付きユーザまたは パネルユーザの名前をダブルクリックする

3.詳細設定を表示させアプリケーションタブを選択する

4.ユーザアプリケーションリストで使用したいアプリケーションにチェックを入れる.
アプリケーションを選択後ユーザが利用する項目の一覧をポップアップメニューを表示で見ることができる.

5.ひな形やコントロールパネルなどのファイルを追加するには "他を追加" を選択する

6.ほとんどのアプリケーションを利用でき,いくつかのアプリケーションのみ制限したい場合, "全てを選択" ボタンを使う. " AppleScript 以外全て", "何も選択しない",(詳細省略)
"サブアプリケーション" を設定したい場合,メインアプリケーションを選択しないようにする.例えば MS Word を指定したい場合, Microsoft Office を選択しないようにする.

トラブル

「新しいアプリケーションがインストールされても通知されない」

"新しいアプリケーションがインストールされたら通知する" にチェックする.新しいアプリケーションをインストールする前に,所有者としてログインすること.他のユーザが新しいアプリケーションをインストールした時,所有者はログアウトしたときのみ通知される.こうすることによって所有者のみが他のユーザに新しいアプリケーションを利用させるように確実にできる.



「制限付きまたは パネルユーザが初めて特定のアプリケーションを利用する時にエラーメッセージが表示される」

所有者はシステム利用環境で少なくとも一回は全てのアプリケーションを開いておかないといけない.

「制限付きまたは パネルユーザ環境でアプリケーションが動作しない」

制限付きまたは パネルユーザにハードディスク利用権のある通常ユーザの権限を与える.

「ハードディスクから削除したはずのアプリケーションのエイリアスがユーザアプリケーション一覧に表示される」

アプリケーションタブの "何も選択しない" をクリックして, "ポップアップメニューを表示" から "全てのアプリケーション" を選択し, "全てを選択" ボタンをクリックする.

「利用できないはずのアプリケーションを制限付きユーザが開いていたら」

制限付きユーザが "スクリプト編集プログラム" アプリケーションを使用して AppleScript によって起動している. "スクリプト編集プログラム" を利用できないようにする.


(用語は未確認)



● Mac OS 9:制限ユーザが機能拡張マネージャを使用することを制限する


TIL: 60553 : Mac OS 9: Multiple Users - Disabling Extensions Manager Recommended

起動時にスペースバーを押して機能拡張マネージャを呼び出す制限ユーザがいても,機能拡張マネージャでマルチユーザコントロールパネルをそうしたユーザが使用停止にすることはできない.制限されたユーザが機能拡張マネージャを起動時に呼び出すのを防ぐには " EM 機能拡張" を手動で機能拡張フォルダから外しておく.



● Mac OS 9:全てのユーザに EPSON プリンタを使わせる方法


TIL: 60534 : Mac OS 9: Multiple Users - Configuring For Use With Epson Printers

マルチユーザ環境で全てのユーザに EPSON プリンタから出力させるには所有者が "全てのプリンタ" を他のユーザに許可しなければならない.制限付きまたは パネルユーザは EPSON プリンタドライバを,ユーザのフォルダかユーザが作成するファイルができる場所でスプールフォルダを使用するように設定する必要がある.

EPSON プリントダイアログボックスで工具ボタンをクリックして, "環境設定..." をクリックする.そして, "スプールファイル保存フォルダ" および "コピー印刷ファイル保存フォルダ" の位置を変更する.



● Mac OS 9:ログアウト時にセーブダイアログが繰り返される場合


TIL: 60470 : Mac OS 9: Multiple Users - Repeated Save/Cancel Dialogs During Logout

アイドルログアウトに設定している状態で,保存されていない書類を閉じると現れるダイアログで "キャンセル" をクリックするとまた同じダイアログが現れて,同じ事が繰り返される.保存したくない場合は "キャンセル" ではなく "保存しない" を選択すること.




[ 99/10/25]



今回も Mac OS 9 に関する TIL の紹介が主である.本日分は,主に,コントロールパネル類関連の残り, AppleShare あるいはファイル共有関連などの TIL である.

今回の Mac OS 9 関連 TIL の発表では相当数がマルチユーザに関連した文書となっている.また,今回感じるのは,初級者向けの内容や FAQ の類が多いことである.そうした内容はこれまで各 OS 発売時の TIL では少なかったと思う. Macintosh ユーザも変化してきているのかも知れない.(これまでのように難解なものもあったりするが...)

私としては誰でも知っているような内容をわざわざ紹介するのは本ページの定期的購読層からするにどうかと思うので,そうした既知の内容に関してはなおざりな紹介もあるかも知れない.(初級者の方はそのような内容については過去に書かれているので検索を使ってお探し願いたい)

本日の " Mac OS 9:サウンド入力の設定と CD 自動再生" 項目中に PowerBook の新機種の存在を示唆するのではないかと思える内容がある.



● Mac OS 9 インストール後に Mac OS 8.6 のメニューから検索選択でエラー


MacInTouch 99.10.22 は Mac OS 9 をインストールした投稿者が Mac OS 8.6 の Sherlock をメニューの "検索..." から開こうとした際に Macintosh が Mac OS 9 の Sherlock 2 を開こうとしたと報告している.そのときに " Mac OS 8.7 が必要" と表示されたそうだ.



● Mac OS 9: DVD タイトル再生の改善


Mac OS 9 では Mac OS 8.6 でトラブルの発生していた DVD ムービーが再生されないタイトルでも再生できるように改善があるという話だ.



● Mac OS 9:インターネット接続のトラブル


TIL: 60497 : Mac OS 9: Troubleshooting Setting Up Internet Access

「モデム設定ウインドウでモデムタイプが表示されない」

インターネット接続アシスタントのモデム設定ウインドウでモデムタイプが表示されない場合,モデムスクリプト(CCL)ファイルを機能拡張フォルダの Modem Scripts フォルダに入れる. CCL ファイルはモデムに付属しているか, Mac OS CD の特別付録に追加分がある.適切な CCL ファイルがない場合,モデム製造元に連絡を取る.

「モデム設定ウインドウのポートメニューで内蔵モデムが選択できない」

・通信スロットに内蔵モデムが装着されているモデルではインターネット接続アシスタントでモデムポートとして表示されるのでそれを選択する.

・機能拡張フォルダに必要な機能拡張がない.

「設定できてもモデムが応答しない」

・モデムに電源が入っているか,電源ケーブル,シリアルケーブル,電話回線の接続を確認する.

・モデム製造元に新しいモデムスクリプトがないか確認する.

「新しいアカウントを作成したが,接続が切れたり応答がない」

サーバがビジー.もう一度接続する.

「インターネット接続アシスタントで以前からの設定にしたが接続できない」

TCP/IP コントロールパネルの設定を確認する.または.インターネット接続アシスタントで新しく設定し直してみる.プロバイダかネットワーク管理者に問い合わす.



● Mac OS 9:インターネット接続のアカウント契約


TIL: 60569 : Mac OS 9: International Internet Access

インターネットサービスプロバイダのアカウントがない場合,インターネット接続アシスタントを使用して取得することができる.また, Mac OS 9 CD のインターネット特別付録の "International Internet Access" (日本語版名称不明.また,これが日本語版にあるかどうかも知らない-秋山) の一覧から選ぶこともできる.



● Mac OS 9:Notification Manager のアラート


TIL: 60622 : Mac OS 9: What's New - Notification Manager Alerts

Mac OS 9 ではこれまでのアラートに替わる新しいアラートウインドウが備わっている.新しいアラートウインドウは OK ボタンがなく,通常のウインドウのように閉じることができたり移動でき,黄色い背景をしている.ウインドウの位置を移動すると次からはその場所にアラートウインドウが開く.

同時に複数の Notification ウインドウを開くことはできない.など.

(それにしてもこの安っぽい黄色はどうにかできないのだろうか)



● Mac OS 9:コントロールパネルの変更点


TIL: 60500 : Mac OS 9: Open Control Panels Listed In Application Menu

Mac OS 9 でのコントロールパネルは個々のアプリケーションのように扱われる.開いているコントロールパネルはアプリケーションメニューに表示される.

これまでの Mac OS では一部のコントロールパネルは Finder や System のメモリを占めていた.それは Finder やシステムのクラッシュ,フリーズを招く原因となった. Mac OS 9 ではエラーを起こしたどのコントロールパネルでも終了し, "アプリケーションは予期せず終了しました" と表示する.これは Finder の安定性を改善する.

一部のコントロールパネルは Mac OS 9 の Finder メモリパーティションで動作する必要がある. Finder のメモリで開くコントロールパネルを command+control キーを押しながら開くことで回避できる.これは 'cdev' のリソースのコントロールパネルでのみ可能なテクニックである.これが唯一の回避法であるから,コントロールパネルの公開元かプログラマに連絡すべきである.

(どうも拙い日本語で申し訳ない.私の理解 (想像?) を次に書いてみる.

Mac OS 9 ではコントロールパネルの扱いについてかなりの変更があった.これまで一部のコントロールパネルでも Finder や System とは別のメモリ領域に読み込まれるようになってきていたが, Mac OS 9 ではそれを徹底して,全てのコントロールパネルが独立した Process Manager 領域に読み込まれるかアプリケーションのように独立したメモリパーティションを作成するようにした.

そうすることによって,コントロールパネル関連のトラブルが生じた場合にそのメモリ部分のみを終了することができ,システムを道連れにすることを防ぎ,マシンがハングしたりフリーズしたりすることがないように改善できる.

しかし,この変更のため,どうしても Finder のメモリ内でしか動作しない古いタイプのコントロールパネルは使用できなくなる.そのようなコントロールパネルを Finder のメモリ内に読み込むための command+control キーというコマンドを用意した.この方法でしか読み込めないコントロールパネルについては開発者に連絡してもらいたい.

私の想像で書いているので間違いかも知れず,ご注意いただきたい)



● Mac OS 9:モニタ & サウンドコントロールパネルは廃止


TIL: 60630: Mac OS 9: Where Is The Monitors & Sound Control Panel?

モニタとサウンドの各コントロールパネルに分離した. AppleVision AV または AudioVision モニタの内蔵スピーカーの調節はモニタコントロールパネルのモニタサウンドボタンで行う.



● Mac OS 9:サウンドコントロールパネルの新機能


TIL: 60531 : Mac OS 9: What's New - Sound Control Panel

「新しい警告音」

Chu Toy
Glass
Laugh
Logjam
Pong2003
Purr
Submarine
Temple
Uh oh
Voltage

「廃止された警告音」

Droplet
Quack
Wild Eep

ほかに音声入力ペーン,スピーカ設定についてなど.



● Mac OS 9: File Exchange 3.0.2


TIL: 60532 : Mac OS 9: What's New - File Exchange 3.0.2

PC フォーマットされた Imation 120 MB SuperDisk のディスクのサポートの改善など.

( 99/10/13 項目 " Mac OS 9:コントロールパネル" の "File Exchange 3.0.2" を参照のこと)



● Mac OS 9:利用者 & グループはファイル共有コントロールパネルに


TIL: 60540 : Mac OS 9: Where's the Users & Groups Control Panel

Mac OS 9 では "利用者 & グループ" コントロールパネルはファイル共有コントロールパネルの一部となった.



● Mac OS 9:一般設定コントロールパネルでフォルダの保護ができない


TIL: 60547 : Mac OS 9: Folder Protection Disabled in General Controls

Mac OS 9 ではマルチユーザのアクセス制限機能ができたため,一般設定のフォルダの保護は使用できなくなった.



● Mac OS 9:キーボードコントロールパネルのプログラマブルファンクションキー


TIL: 60530 : Mac OS 9: Using Programmable Keyboard Function Keys

ROM-in-RAM のコンピュータではプログラマブルファンクションキーを使用することができる.(iMacs, iBooks, PowerBook G3 Series (Bronze Keyboard), Power Macintosh G3 blue and white, Power Macintosh G4 とそれ以降のモデル).他の Macintosh ではキーボードコントロールパネルのプログラマブルファンクションキーを使うことができない.



● Mac OS 9:ソフトウェア・アップデートコントロールパネルの使い方


TIL: 60504 : Mac OS 9: How To Use The Software Update Control Panel

ソフトウェア・アップデートは OS をアップデートするために検査する Mac OS 9 の新しい機能である.これを使用することで,ダウンロード,インストールを行える.

インターネットに接続し,コントロールパネルを開いて, "今すぐアップデート" (Update Now) をクリックする.

ソフトウェア・アップデートはインストールされていないソフトウェアを調べることはできない.また,他のコンピュータもチェックできない.ほか.

(秋山注:アップデート時には開いているアプリケーションを終了させ,場合によっては再起動させるので注意-次項目参照)



● Mac OS 9:ソフトウェア・アップデートがアプリケーションを終了できない


TIL: 60633 : Mac OS 9: No Error When Software Update Can't Quit Applications

ソフトウェア・アップデートコントロールパネルがアップデートがあると表示し,ユーザがアップデートを命令してインストールし始めると,ソフトウェア・アップデートは最初に非バックグラウンドのアプリケーションをフォアグラウンドに持ってきて AppleEvent で終了させようとして,それらの終了を待つ.しかし,一定時間を過ぎても終了できないアプリケーションがある場合,ソフトウェア・アップデートはアップデートを中止する.このときにアラート等は何も表示されない.

このような場合,アプリケーションを手動で全て終了してから,もう一度ソフトウェア・アップデートを実行する.



● Mac OS 9:ソフトウェア・アップデートが機能しない環境


TIL: 60598 : Mac OS 9: Software Update Use With VPN/Connection "Keep-alive" Agents

ソフトウェア・アップデートによるアップデート時には,開いているアプリケーションを終了させる.モデム等の接続ソフトウェアは終了させないが, "keep-alive" エージェントが必要な(動作し続けるアプリケーションが必要な?) Virtual Private Networks (VPN) クライアントとケーブルモデムの接続はソフトウェア・アップデートによって切断されることがある.このようなアプリケーションがある場合,ソフトウェア・アップデートの "自動的にソフトウェアをアップデートする" の機能を使わないように.

ほか,ソフトウェア・アップデートが使用できない場合のアップデータの入手法等.



● Mac OS 9:サウンド入力の設定と CD 自動再生


TIL: 60629 : Mac OS 9: Audio CDs Always Play Through On Some Computers

Mac OS 9 でサウンドコントロールパネルのサウンド入力の設定に関わらず音楽 CD を再生できる機種と, "内蔵 CD " に設定していないとできない機種がある.

Mac OS 9 では, SCSI CD-ROM ドライブ搭載の Macintosh と ROM-in-RAM コンピュータ以外で ATAPI ドライブ搭載の Macintosh はサウンドコントロールパネルのサウンド入力と内蔵モデムに指定しなければならない. ROM-in-RAM 形式で ATAPI CD-ROM ドライブ搭載の機種はどのサウンド入力先でも演奏することができる.

ROM-in-RAM コンピュータは iMac, iBook, PowerBook (Bronze Keyboard と以降の PowerBook モデル) , Blue & White G3, Power Mac G4 である.



● Mac OS 9:オーディオ CD の再生


TIL: 60591 : Mac OS 9: Listening To Audio CDs

新しい Macintosh は再現性とディジタルオーディオ機器との互換の向上のため,ディジタルオーディオ CD プレイバックを使うようになった.これらのコンピュータ (前項参照) はサウンドコントロールパネルまたはコントロールバーで入力源等を設定する必要はない. CD からの録音には音源で内蔵 CD を指定する必要がある.



● Mac OS 9: Apple Remote Access 3.5 のインストールとアップデートおよび名称の注意


TIL: n60508 : Mac OS 9: Installing Apple Remote Access 3.5

Mac OS 9 では Apple Remote Access (ARA) 3.5 のサーバ/クライアントの両方が含まれた.(これまではクライアントバージョンのみ OS に含まれていた.) Mac OS 9 とは別のパッケージになっているが,初期状態 (秋山注:デフォルト- アップルは "工場出荷状態" という言葉の使用を避けているが,デフォルトはそういう意味) でインストールされている.必要な場合は Mac OS 9 インストーラでカスタムインストールでき,カスタム削除もできる.インストールされたコンポーネントは,機能拡張マネージャのパッケージ表示で "ARA Server 3.5" を使用停止とすることで停止することもできる.

ARA のクライアントまたはサーバがインストールされていても使用停止になっている場合, Mac OS 9 インストーラはアップデートしない.古いバージョンのクライアントとサーバは同じ名称であるので,確認するにはパッケージの名称とバージョンを確認する. Mac OS 9 がインストールするバージョンの機能拡張マネージャでのパッケージ名は "ARA Server 3.5" と表示されるが実際にはクライアントとサーバが統合されているので注意.

このほか, ARA の基本的機能が述べられている.



● Mac OS 9: Apple Remote Access のトラブル


TIL: 60509 : This article provides troubleshooting tips for Apple Remote Access 3.5

「ステップ 1.サーバの設定」

1.モデムスクリプトが正しいか
2.サーバが呼び出しに応答する設定になっているか
3.正しいプロトコルが選択され使用できるようになっているか
4. TCP/IP の設定が必要な場合,確認する
5.ユーザの行った設定を確認する

「ステップ 2.クライアントの設定」

1.モデムスクリプトが正しいか
2.正しいプロトコルが選択され使用できるようになっているか
3. TCP/IP の設定が必要な場合,確認する
4. ARA がオンになっているか
5.使用者名とパスワードが正しく入力されているか
6.電話番号が正しいか

「ステップ 3.ハードウェアの確認」

1.モデム
2.電話回線
3.ケーブルの取り回し

「ステップ 4.ソフトウェアの確認」

ARA とコンフリクトするアプリケーション,機能拡張.コントロールパネルがないか.



● Mac OS 9: ARA サーバの設定


TIL: 60581 : Mac OS 9: Setting Remote Access Server To Answer Calls

クリーンインストールされた Mac OS 9 を再起動した状態では ARA サーバは応答しない.もう一度再起動する必要がある.



● Mac OS 9:ARA Personal Server 3.5 の限界


TIL: 60510: Mac OS 9: Limitations of Apple Remote Access Personal Server 3.5

ARA Personal Server 3.5 は次のことができない.

・「ネットワーク間のブリッジ」
モデムによって接続されたネットワークをブリッジできない場合,クライアントの AppleTalk を "リモートのみ" に設定する必要があるかも知れない.

・「複数クライアントの同時接続」

・「インターネット上の接続」
ARA はアナログモデムによる電話回線接続でなければならない. ARA を LAN 上あるいは T1, ケーブルモデム, ADSL のような LAN 接続で用いることはできない.ISDN は可能.



● Mac OS 9:システムフォルダにあるサーバフォルダは?


TIL: 60544 : Mac OS 9: What Is The Servers Folder In The System Folder?

起動時のサーバマウントのためのサーバのエイリアスが格納されるようになった.



● Mac OS 9:Sherlock 2 の索引作成速度を速くする


TIL: 60546 : Mac OS 9: Sherlock 2 - Speeding Up Content Indexing and Searches

Sherlock 2 の索引作成と検索の速度を向上させるには Sherlock が認識する言語を減らす.方法は,初期設定で "言語" (Languages) を選択し,索引化しない言語のチェックを外す.



● Mac OS 9:Sherlock 2 の "検索サイトの更新..."


TIL: 60538 : Mac OS 9: Where Is Sherlock 2's "Update Search Sites" Command?

Sherlock 2 では手動で検索サイトを更新しなくても自動的に行われるようになった.このため "検索サイトの更新..." の項目はメニューから削除されている.また,新しいバージョンがあるという更新時のダイアログも出なくなった.



● Mac OS 9: Apple システム・プロフィールの "M4848"


TIL: 60473 : Mac OS 9: Apple System Profiler Reports 'M4848' Device Connected

Apple システム・プロフィールで報告される "M4848" は Apple USB マウスである.これは Apple の部品番号であり, Apple システム・プロフィールは Apple の製品を部品番号で表示することがある.全てのマウスがこのように表示されるわけではなく, "Apple USB Mouse" と表示されるものもある.



● Mac OS 9: Apple Verifier


TIL: 60522 : Mac OS 9: What's New - Apple Verifier

受け取ったファイルが作者のものと同一かどうか確かめるアプリケーション.ファイルが損傷していないか,ウィルス感染していないか,変更が加えられていないか確かめることができる.署名ファイルはディジタルな認証と署名が含まれている.署名ファイルはメダルのようなバッジアイコンが付加される.



● Mac OS 9:ナビゲーションサービスの新機能


TIL: 60513 : Mac OS 9: What's New - Navigation Services

Mac OS 8.5 から備わったナビゲーションサービスは Mac OS 9 で次のようになった.

・ FTP サーバを TCP/IP プロトコルで開き,保存できる.

・ Network Services Location (NSL) Browsing が可能



● Mac OS 9:NSL とは?


TIL: 60514 : Mac OS 9: What is NSL?

Network Services Location (NSL) Manager はローカルネットワークでネットワークサービスを見つける方法をアプリケーションに提供する.アプリケーションは NSL マネージャを使用することによって利用可能なネットワークサービスの一覧を表示させてユーザに選択させることができる.ナビゲーションサービスとネットワークブラウザが利用する.



● Mac OS 9:NSL でのトラブル


TIL: 60515 : Mac OS 9: Troubleshooting NSL

「 DNS サーバ上で一覧が出ない」

DNS サーバは各サービスのエントリーを持ち,ゾーントランスファーを受け入れるよう設定されていなければならない.

「見ることのできない装置がある」

ルータは IP マルチキャスティングをサポートしていなければならない.

「古い Macintosh で見ることのできない装置がある」

SLP プロトコルのバージョンが異なるので, Mac OS 8.5 または Mac OS 8.6 (SLP version 1.0) がお互いにのクライアント Macintosh 同士にインストールされているか,お互いのクライアント Macintosh に Mac OS 9 (SLP version 1.1) がインストールされているか,しなければならない.(という意味だと思う)



● Mac OS 9:Neighborhood とは?


TIL: 60512 : Mac OS 9: What Is A Neighborhood?

Neighborhood は論理的にグループ化されたネットワークサービスのグループである.それらは TCP/IP ドメイン,サブドメインを共有し,ユーザが独自の neighborhood を追加できる.追加したものはよく使う項目フォルダにインターネットロケーションファイルとして現れる. apple.com neighborhood は最初から入っている.

Mac OS 9コンピュータは,他の Mac OS 9コンピュータ(SLPバージョン1.1)の Web 共有とファイル共有を見ることができ,Mac OS 8.5 または Mac OS 8.6 コンピュータは,同じ OS のコンピュータを見ることができる.

ネットワークに IP マルチキャスティングルータがない場合,サブネットサービスのみ利用できる.



● Mac OS 9: FM Radio アプリケーションとプラチナサウンド


TIL: 60578 : Mac OS 9: FM Radio Application and Appearance Sounds

FM Radio アプリケーションを起動するときにアピアランスのプラチナサウンドがオンになっていると音が出ないかもしれない.回避法は FM Radio アプリケーション起動時にプラチナサウンドを切っておくこと. FM Radio アプリケーション起動後にプラチナサウンドをオンにすれば支障ない.



● Mac OS 9:AOL で QuickTime コンテンツを見る


TIL: 60567 : Mac OS 9: Viewing QuickTime Content With AOL

America Online (AOL) で QuickTime コンテンツを見るためには AOL のアプリケーションフォルダにある AOL プラグインフォルダに "QuickTime plugin" が必要である. "QuickTime plugin" はアプリケーションフォルダの QuickTime フォルダにあるので,ドラッグコピーする.



● Mac OS 9: Palm Desktop 2.5 と AOL


TIL: 60592 : Mac OS 9: Setting Up AOL When Palm Desktop 2.5 Is Installed

Palm Desktop 2.5 で AOL を設定しようとすると "ポートが使用中です" というエラーメッセージが表示されることがある. Palm Desktop HotSync を切ることで対処できる.ほか,詳しい設定法など.



● Mac OS 9: AppleShare クライアント 3.8.5


TIL: 60594 : Mac OS 9: Requires AppleShare Client 3.8.5 Or Later

Mac OS 9 は AppleShare クライアント 3.8.5 が必要である.これより前のバージョンを Mac OS 9 で使うことはできない. AppleShare クライアント 3.6.5 は非互換であり, AppleShare サーバと接続できない.



● Mac OS 9: AppleShare IP はもう不要か?


TIL: 60507 : Mac OS 9: File Sharing Versus AppleShare IP

Mac OS 9 でファイル共有が IP 上で使えるようになった.しかし, AppleShare IP はより多くのサービスを提供でき,同時接続ユーザ数が多い. AppleShare IP は Web,メール, DNS サーバとしても運用できる. Mac OS 9 のファイル共有での同時接続数は 10 人という限界がある.



● Mac OS 9: TCP/IP ファイル共有は AppleTalk より速いか?


TIL:60506 : Mac OS 9: Is TCP/IP File Sharing Faster Than AppleTalk File Sharing?

そんなことはない.



● Mac OS 9:ファイル共有のセキュリティ


TIL: 60621 : Mac OS 9: File Sharing Security

TCP/IP 上でファイル共有した場合でも共有ファイルは AppleTalk 上での接続と同様に保全される.どのプロトコルのネットワークでも次のことを心がける.

・ゲスト接続させない

・英数字を含んだパスワードとユーザ名を使用する

・ハードディスク全体を共有せず,必要なフォルダを共有する

・ファイルメニューの暗号化を用いて機密ファイルを暗号化する

(ほか,ファイル共有コントロールパネルでのゲスト不許可の設定法-省略)



● Mac OS 9: TCP/IP 上でのファイル共有への接続を許可できないトラブル


TIL: n60505 : Mac OS 9: "Allow File Sharing Clients To Connect Over TCP/IP" Is Disabled

ファイル共有コントロールパネルの TCP/IP 上でファイル共有への接続許可ができない場合, "ShareWay IP Personal Bgnd" 機能拡張がないか,使用停止,または損傷している.



● Mac OS 9:ファイル共有のパスワードが 8 個の点になる


TIL: 60543 : Mac OS 9: File Sharing Owner Password Field Shows 8 Bullets

パスワードが判らないようにするためである.



● Mac OS 9:AppleShare 4.0.2 にコピーできない


TIL: 60582 : Mac OS 9: AppleShare 4.0.2 Drop Boxes

AppleShare サーバ 4.0.2 のドロップボックスにコピーすることはできない.新しいバージョンでは修正されている.




[ 99/10/24]



本日は昨日同様, Mac OS 9 関連の TIL を中心として紹介する.ディスクドライバ関連,非互換情報, PowerBook 関連,インストール関連,フォント関連,コントロールパネル/機能拡張関連の一部を主に紹介する.現在 23 日午後 11 時であるが,これ以降も項目を追加する場合がある.(このペースだと Mac OS 9 関連の TIL を全て紹介するにはあと 3-4 日必要だ.やれやれ)



● ATM 4.5.2 ほか公開


Adobe 社は Mac OS 9 対応の ATM 4.5.2 他を公開した. Mac OS 9 でなければインストールできないようだ.これは各国語対応版であり,日本語版OSにインストールすればダイアログも含め日本語で表示され,完全互換となる.

Adobe Type Manager 4.5.2
Adobe Type Manager Deluxe 4.5.2
Adobe Type Reunion Deluxe 2.5.2



● Power Mac G4:内蔵モデムに使うスクリプト


TIL: 58493 : Power Mac G4: Choosing Between Internal Modem Scripts

Apple Tech Info Library に Power Mac G4 内蔵モデム用スクリプトの指定の仕方等が加えられている.

Power Mac G4 には " Apple Internal 56k (V.90)" と "Apple Internal 56K (V.34)" というふたつのモデムスクリプトが備わっている. 56K (V.90) 接続を指定して接続が不安定な場合に 56K (V.34) スクリプトを使用して安定接続するという主旨.

また, Power Mac G4 (PCI Graphics) の内蔵モデムスクリプトは "Power Mac G3 Int 56K (v.34 Only) " と "Power Mac G3 Internal 56K" となっている.そのほか,モデムコントロールパネルでのスクリプト指定法が記されている.

56K 接続対応内蔵モデムの搭載されたiMac Rev.A およびそれに続いて PowerBook G3 Series が米国で発売されて以来,内蔵モデム 56K V.90 用接続スクリプト(CCL)が安定しないという FAQ がある.これは Macintosh や内蔵モデム,あるいは CCL ファイルの問題というより, 56K モデムの現状なのであって,接続環境などの要因によって 56K 接続は安定しない場合や 56K 接続速度が出ない場合がある.(多分ほとんどの場合で 56K で接続することはできないだろう)接続速度が額面通り出ないのはいかんともし難いが,接続が安定しない対策として, Apple は 56K (V.90) 接続用だけでなく 56K (V.34) も用意している.

参考:
99/5/17 項目 "有効な内蔵 56K モデム用スクリプト" ほか



● Mac OS ROM と bootROM の違い


TIL: 58492 : Differences Between the Mac OS ROM and bootROM

Apple Tech Info Library に Mac OS ROM と bootROM の違いに関する文書が追加された.

「歴史的経緯」

Macintosh の ROM はロジックボード上のチップに入っているコードのまとまりとして構成されてきた.ハードウェア情報,ハードウェアの初期化,ハードウェア自己診断,ドライバなど起動時に必要なルーチンと Mac OS のごく一部が組み込まれている.

コンピュータは ROM にあるハードウェア認識コードを起動時に必要とし,この ROM は Macintosh の1983 年の最初のモデル 128K に起源を発している.当時, RAM は ROM より高価であったため, ROM に多くのプログラムが組み込まれた.

しかし,今日では状況が変わっている.1998 年の iMac から採用された NewWorld アーキテクチャはハードウェアに関連した部分と OS のプログラムを二つの異なったソフトウェアベースの論理的部分に分けた. ROM 情報はソフトウェアベースとなったため,ハードウェアを交換しなくても,ソフトウェアアップデートすることが可能になった.

「 bootROM と Mac OS ROM 」

NewWorld モデルでは bootROM はロジックボードの起動に必要なハードウェア特有のほとんどのコンポーネントを保持している.低レベルのハードウェアコードはファームウェア(ROM)でまだ存在する.それは物理的なチップにあり,それをbootROM と呼ぶ.

bootROM は起動に必要なハードウェア認識コードとハードウェアの記述を持つ.そして, OS が必要とするかもしれない共通のハードウェアアクセスサービスを提供する.

これに対して, Mac OS ROM イメージファイルはシステムフォルダにあって, Macintosh に共通の起動時の Mac OS ルーチン,ハードウェア特定ソフトウェアコンポーネントを持っている.

bootROM も Mac OS ROM も必要な場合はアップデートすることが可能である.

「 bootROM と Mac OS ROM をアップデートすべきかどうかの決定」

Apple システム・プロフィールの "製品情報" の部分に bootROM と Mac OS ROM のバージョンが表示されるので判断材料にする.

「 Open Firmware とは?」

Open Firmware は IEEE スタンダード 1275-1994 に基づいたファームウェアの共通名称である.個々のマシンや OS に依存しない装置制御が可能になる.などの内容.



● Mac OS 9:必要なシステム


TIL: 60498 : Mac OS 9: System Requirements

Mac OS 9 のインストールには次のシステムが必要.

・ PowerPC プロセッサを搭載した Macintosh ( PowerPC アップグレードカードと 68K マシンは非サポート). Mac OS X Server は非サポート. NetBoot はサポート.

・簡易インストールで150 MB から 250 MB のハードディスク容量が必要 (北米版).ユニバーサルインストールでは 400 MB 以上必要な場合がある.

・ 32 MB の実装 RAM で,仮想記憶によって 40 MB 以上の RAM が設定されていること

アップグレードカードの注意

・ Apple プロセッサアップグレードによる PowerPC プロセッサアップグレードされた Apple コンピュータは保証される.

・ PowerPC 搭載 Apple コンピュータは保証

・ 68K ボードからの PowerPC アップグレードされたマシンは保証.(例:Quadora 800 をロジックボード交換により Power Macintosh 8100 にしたもの)

・ 68K マシンは保証していない.

・ PowerPC プロセッサでアップグレードされた 68K コンピュータは保証していない

・ Apple 以外の PowerPC マシン(クローン機)は動作するものと思われるが,テストされていないし,サポートは行わない.

・ Apple 以外のプロセッサアップグレードされた Apple PowerPC マシンは動作するものと思われるが,テストされていないし,サポートは行わない.



● Mac OS 9:サポートされなくなった Mac OS の機能


TIL: 60536 : Mac OS 9: Unsupported Mac OS Technologies

・ LaserWriter 16/600, LaserWriter Selection 360, LaserWriter Pro 810 のファクシミリカード機能用LaserWriter 8f ドライバ

・ GeoPort モデム用 Apple テレコムソフトウェア

・ QuickDraw GX



● Mac OS 9: PDF ファイルについて


TIL: 60571 : Mac OS 9: Using Acrobat PDF Documents

Mac OS 9 に含まれている文書は PDF である.開くためには Mac OS 9 CD のAdobe software フォルダにある Adobe Acrobat Reader をインストールしなければならない.



● Mac OS 9: MacOS.app は非サポート


TIL: 60542 : Mac OS 9: Not Supported In MacOS.app

Mac OS 9 を Mac OS X Server 1.0-2 の MacOS.app( Blue Box )にインストールすることはできない.しかし, Mac OS X Server の NetBoot 機能を使う事はできる. Mac OS X Server の NetBoot イメージは NetBoot クライアント毎に Mac OS 9 ライセンスが必要.



● Mac OS 9: PowerBook G3 5300 の音声認証は機能しない


TIL: 60528 : Mac OS 9: Multiple Users - Voice Password Doesn't Work On PowerBook 5300

PowerBook G3 5300 でマルチユーザの音声認証は機能しない.キーボードからの入力による認証を使うことができる.



● Mac OS 9:PowerBook 3400/G3 Modem 機能拡張と Ethernet


TIL: 60584 : Mac OS 9: PowerBook 3400/G3 Modem Extension

Mac OS 9 で PowerBook 3400 または PowerBook G3 の Ethernet ポートを使用する場合, PowerBook 3400/G3 Modem 機能拡張が必要である.他のモデムソフトウェアがインストールされても機能拡張フォルダから移動することはできない.



● Mac OS 9: TCP/IP ファイル共有時 PowerBook はスリープに入らない


TIL: 60597 : Mac OS 9: PowerBook Doesn't Sleep With TCP/IP File

Mac OS 9 では次のような場合, PowerBook は自動的にスリープに入らない.

・ TCP/IP ファイル共有時

・ファイル共有時

・ PowerBook がインターネット接続されている時

TCP/IP ファイル共有は定期的にコンピュータの名称をチェックする.そのときに自動的にスリープに入るタイマーがリセットされるからである.マニュアルでスリープさせることは可能である.



● Mac OS 9:PowerBook のパスワードセキュリティは 1 パーティションのみ


TIL: 60583 : Mac OS 9: Password Security Protects One Partition Only

従来からの制限事項であるので省略.



● Mac OS 9:PowerBook のコントロールバーと Zip ディスク


TIL: 60585 : Mac OS 9: The Control Strip and Zip Disks

Mac OS 9 でいくつかの PowerBook のモデルでは Zip ドライブはコントロールバーのメディアベイコントロールバー項目のメニューに現れない.デスクトップには現れる.



● Mac OS 9:Iomega Driver と仮想記憶


TIL: 60568 : Mac OS 9: Iomega Driver and Virtual Memory

Mac OS 9 は Jaz などのリムーバブルメディアを仮想記憶に使用することができる. Mac OS 9 を Zip または Jaz ディスクにインストールする場合は仮想記憶をリムーバブルメディア以外のボリュームに指定しなければならない.こうするには,特別メニューから再起動を選択する際に shift キーを押しながら行い(機能拡張をオフにする),次にメモリコントロールパネルで仮想記憶をオンにし,仮想記憶に使用できるボリュームを選択する. (秋山注:機能拡張をオフにする仕方は単なる shift 起動のことであると思う.)



● Mac OS 9: Disk First Aid 8.5.3 と Drive Setup 1.8.1 が必要


TIL: 60539 : Mac OS 9: Use Disk First Aid 8.5.3 and Drive Setup 1.8.1

Mac OS 9 では Disk First Aid 8.5.3 と Drive Setup 1.8.1 が必要.それ以前のバージョンは起動できない.システムフォルダと同一階層にあるユーティリティフォルダに該当バージョンがない場合,カスタムインストールによってインストールする.

なお,TIL: 60574 : Mac OS 9: Do Not Use Apple HD SC Setup Program において, Mac OS 9 インストール後に Apple HD SC Setup を使用してハードディスクを初期化してはいけないとされている.



● Mac OS 9: Drive Setup 1.8.1 の新機能,変更点


TIL: 60517 : Mac OS 9: What's New - Drive Setup 1.8.1

・ Mac OS X, Mac OS X Server, A/UX, LinuxPPC and MkLinux for PowerPC で使用される Unix File System (UFS) フォーマットができるようになった.

・ DVD-RAM メディアのパーティションができるようになった.

・ユーティリティフォルダ内の "Drive Setup f" フォルダにインストールされるようになった.

このほか UFS フォーマットについて触れられている.



● Mac OS 9:Drive Setup 1.8.1 は DVD-RAM メディアをフォーマットできる


TIL: 60518 : Mac OS 9: Partitioning DVD-RAM Media With Drive Setup 1.8.1

Mac OS 9 の Drive Setup 1.8.1 は DVD-RAM ドライブを搭載したコンピュータで DVD-RAM メディアをフォーマット,パーティションできる.



● Mac OS 9:Drive Setup と省エネルギー設定の設定


TIL: 60570: Mac OS 9: Drive Setup and Energy Saver

ディスクをテストしたり低レベルフォーマットを実行するなど Drive Setup を用いて数分以上かかる操作を行う場合,ハードディスクがスリープしないように省エネルギー設定のスライダバーを "しない" にしなければならない.



● Mac OS 9:インストールの際のトラブル


TIL: 60493 : Mac OS 9: Troubleshooting Before or During Installation

「 CD-ROM ドライブがないコンピュータだ」

他の Macintosh に CD をアクセスしてファイル共有を使用しインストールしたい Macintosh にマウントし,そこからインストーラを起動する.ほか.

「 Mac OS CD から起動できない」

起動ディスクコンピュータで CD-ROM を指定する.

「インストーラがハードディスクを修復できない」

開かれているファイルがあるためにできないというメッセージが表示される場合は全てのアプリケーションを終了させる.ファイル共有を使用している場合は切る.

それでも改善されない場合は CD-ROM の Disk First Aid で修復して見る.だめな場合は他社製のディスクユーティリティを使用してみる.最新のバージョンを使用すること.

それでもだめだったり,他社製品がない場合はディスクの内容をバックアップしてからハードディスクを初期化する.

「ファームウェアアップデートについてのメッセージが表示される」

メッセージに従い, CD-ROM の Mac OS 特別付録フォルダにあるファームウェアアップデートを実行する必要がある.

「 Apple 以外のハードディスクをアップデートできない」
専用のドライブユーティリティを使用することなど.

「インストーラに必要なメモリがないと表示される」
Mac OS CD から起動していることを確認する.

「十分なディスク容量がありませんと表示される」
ハードディスクの空き容量を増やす.ファイルの捨て方など.

(秋山注:初級者にはゴミ箱に捨てるだけで空にしないユーザーがいて,ハードディスクの容量を圧迫している場合がある.ゴミ箱に捨てるのはファイルをゴミ箱に移動するだけで,ファイルを消去することにはならない.ファイルを消去してディスクの空き容量を確保するにはゴミ箱を空にする必要がある)

「システムファイルを変更できませんと表示される」
Mac OS CD から起動していることを確認する. CD から起動できない場合,セキュリティ/抗ウィルスソフトウェアを切る.

「項目を置き換えできませんと表示される」
ディスクに置き換えたいファイルと同じ名前のフォルダがある.フォルダの名称を変更する.

「インストールに失敗しましたと表示される」
Mac OS CD から起動していることを確認する.



● Mac OS 9:必要ディスク容量は HFS では大きくなる


TIL: 60617 : Mac OS 9: Installation Space Calculated For Standard Format Is Too Low

HFS フォーマットボリュームの場合 Mac OS 9 インストーラに表示される必要ディスク容量より 25MB 余計にディスク容量が必要である.ほか, HFS + を推奨するという内容など.



● Mac OS 9:クリーンインストールの実行


TIL: 60496 : Mac OS 9: Performing a Clean Installation

クリーンインストールの意味.通常のシステムソフトウェアインストールは更新されたシステムファイルで置き換え,新しいファイルを追加するが,他の部分はそのまま残す.クリーンインストールは全く新しいシステムフォルダを作成する.インストーラを起動してインストールするディスクのウインドウでオプションボタンを押すことで選択できる.

インストール後,機能拡張,コントロールパネル,フォント,アプリケーションほかをインストールすることができる.それらのオリジナルディスクがない場合は以前のシステムフォルダからドラッグして新しいシステムフォルダに追加できる.互換性を確認のこと.また,インストール前にインターネットの設定等をメモしておくこと.

移行後に古いシステムフォルダは削除する.

システムアップデートの一般的注意 2nd edを参照されたい.



● Mac OS 9:Mac OS のインストール法


TIL: 60492 : Mac OS 9: Installing the Mac OS

インストール CD から起動してインストールするというこれまでの OS アップデート時と同様の注意事項が記載されていて,インストールに関して目新しい内容は何もない.インストール後に "Mac OS 設定アシスタント" と "インターネット接続アシスタント" で設定し, Apple に登録するという内容が付加されている.

初級者の場合はシステムアップデートの一般的注意 2nd edを参照されたい.



● Mac OS 9:インストール後に移動/削除されるファイル


TIL: 60499 : Mac OS 9: Missing or Moved Items After Installation

アップルメニューからアプリケーションフォルダに移動されるもの

・Apple DVD Player
・Apple Video Player
・Apple CD Audio Player
・Graphing Calculator
・SimpleSound

アップルメニューからApple エクストラフォルダに移動されるもの
・Note Pa

"接続する..." はインストールされない. "ジグソーパズル" は Mac OS 9 でもインストールされない.



● Mac OS 9: "接続する..." はどこへ?


TIL: 60599: Mac OS 9: Where is "Connect To..."?

Mac OS 9 では "接続する..." はインストールされない.この機能はネットワークブラウザに統合された.ネットワークブラウザのショートカットメニュー(指さしアイコンボタン)からサーバへの接続を選択する. Mac OS 8.x から "接続する..." をコピーして使用することはできるし, AppleScript で作成することもできる.ほか, AppleScript の例など.



● Mac OS 9:iMac Update 1.0 は不要


TIL: 60590 : Mac OS 9: iMac Update 1.0 Is Not Necessary

iMac で Mac OS 9 を使用する場合, iMac Update 1.0 は不要である.もし iMac Update 1.0 を持っていても使用しないようにしないと,起動時にフリーズを起こす.



● Mac OS 9:インストール後のトラブル


TIL: 60494 : Mac OS 9: Troubleshooting After Installation

「起動,再起動できない/爆弾が出る」
システムに非互換の項目がある.クリーンインストールする.

「アプリケーションがフリーズ/再起動を促す」
システムに非互換の項目があるか, Mac OS のバージョンに非互換のアプリケーションでないか製造元に連絡する.



● Mac OS 9:インストール後にモニタ解像度が変わる


TIL: 60566 : Mac OS 9: Monitor Resolution Changes After Installation

Mac OS 9 クリーンインストール後にモニタ解像度が変わるかも知れない.モニタコントロールパネルで再設定する.



● Mac OS 9:プログラムを開けない場合


TIL: 60579 : Mac OS 9: Problems Opening Programs

Mac OS 9 インストール後にプログラムを開くことができないことがある.少数のアプリケーションプログラムは,システムフォントを Chicago に設定していないと,開くことができない.メモリ割り当てを増やさないと開けない場合もある.

製造元に連絡してアップデート版がないか確かめる方法もある.メモリ割り当ての増大は 300K 以上とする.



● Mac OS 9:クリーンインストール後のプリンタドライバ再インストールほか


TIL: 60587 : Mac OS 9: Reinstalling StyleWriter Printer Drivers

Mac OS 9 をクリーンインストールした後,セレクタにプリンタアイコンが出てこない場合,プリンタに付属のソフトウェア(プリンタドライバ等-秋山),付属フォントをインストールしなければならない.

ただし, StyleWriter に関しては次のようにする.

・ StyleWriter, StyleWriter II, StyleWriter 1200 は Mac OS 9 に付属する StyleWriter 1500 ドライバを使用し,プリンタに付属のオリジナルドライバを使用しないようにする.

・ Color StyleWriter 2200 または 2400は Mac OS 9 に付属する Color StyleWriter 2500 ドライバを使用し,プリンタに付属のオリジナルドライバを使用しないようにする.



● Mac OS 9:インストール後のコンフリクト


TIL: 60495 : Mac OS 9: Resolving Software Conflicts After Installation

インストール後に正常に起動しなかったり,動作が不安定な場合,多くは機能拡張,コントロールパネル,アプリケーションが非互換であるとして,スペースキーによる機能拡張マネージャ呼び出しによって Mac OS 基本にして確かめ,さらに特定していくこれまで Apple が述べてきた一般的な方法が記されている.

こうしたコンフリクトはインストール時に周到な方法を採ることで事前に回避できる場合がある.ある程度の経験者であればソフトウェアのインストールを参照願いたい.



● Mac OS 9:古い QuickTime をインストールするアプリケーションがある


TIL: 60575 : Mac OS 9: Applications That Install QuickTime

古い QuickTime をインストールするアプリケーションがあるため, Mac OS 9 にこれらアプリケーションをインストールすると QuickTime が古いバージョンに置き換えられる. Mac OS 9 のカスタムインストールを実行して,適切な QuickTime を再インストールする.



● Mac OS 9: "Apple CD / DVD" は他社製品では使えない


TIL: 60573 : Mac OS 9: Apple CD-ROM Extension and Non-Apple CD-ROM Incompatibilities

Apple 以外のコンピュータまたは CD-ROM ドライブは正常に機能しない. "Apple CD / DVD" を機能拡張フォルダから外し, CD-ROM ドライブ付属のソフトウェアをインストールすること.など.



● Mac OS 9: 32MB メモリで RAM ディスクを使用すると起動時フリーズ


TIL: 60623 : Mac OS 9: RAM Disk Considerations When Installing On Computers With 32MB RAM

32 MB の最小メモリで RAM ディスクを使用する設定になっていた Mac OS 8.1,8.5,8.6 から Mac OS 9 にアップグレードインストールした場合, RAM ディスクを使用している設定だった場合,コンピュータは起動プロセスを始めるが,ハピーマックまたはグレイ画面でフリーズする. Mac OS 9 に必要なメモリが RAM ディスクに割り当てられて起動できないからである. PRAM クリアによって起動可能であるが,事前に RAM ディスクの割り当てメモリを削減しておくとこのような問題は起きない.メモリ容量が多い場合配慮は不要.



● Mac OS 9:マルチユーザが開けないコントロールパネルがある


TIL: 60527 : Mac OS 9: Can't Open Some Control Panels

マルチユーザ機能を使用している場合,マルチユーザ, AppleTalk , TCP/IP ,リモートアクセス,ファイル共有の各コントロールパネルを開くことができない場合がある.

ネットワークとマルチユーザの設定はユーザが異なってもマシン毎に決まっている.このため,特定のコントロールパネルは所有者にのみ開くことができ,他の全てのユーザに開くことができないよう設定されている.変更すれば,所有者が "Normal" ユーザにユーザアカウントを管理するよう変更できる.

そうすれば,ユーザはマルチユーザコントロールパネルを開くことができる.しかし,アカウント管理者はネットワーク関連コントロールパネルを開くことはできない.

いくつかのコントロールパネルと制限付きユーザはアカウント管理できない.



● Mac OS 9: PowerBook パスワード保護コントロールパネルでの処理待ち


TIL: 60596 : Mac OS 9: Pause With Password Security

PowerBook に Mac OS 9 をインストールしてパスワード保護コントロールパネルで機能をオンオフすると 2 秒ほどの停止状態が発生する.これはパスワード保護をオンオフする際に ATA バスをリセットするからである. Mac OS 9 では CD/DVD ドライバもバスリセットでき,短い処理待ちが発生するが,これは CD-ROM ドライブにディスクがある場合は起きない.また PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) でも起きない.これはパスワード保護に影響ない.



● Mac OS 9:カスタムアイコンとファイル・シンクロナイズ


TIL: 60580 : Mac OS 9: Custom Icons and File Synchronization Control Panel

カスタムアイコンが張り付けられたフォルダをファイル・シンクロナイズウインドウで使用すると問題があることについて.

既知の問題であるが, Mac OS 9 でも解決されていないようだ.

参照:
98/11/9 項目 "ファイル・シンクロナイズ:メモリエラーの原因判明"




● Mac OS 9: Virex の互換性


TIL: 60577 : Mac OS 9: Compatibility With Dr. Solomon's Virex

Dr. Solomon の Virex 5.9 またはそれ以前のバージョンを Mac OS 9 で使用する場合, "Scan Files When Opened" (ファイルを開くときにスキャンする) オプションを切ること.このオプションは Mac OS 9 とは非互換である. 5.9.1 が互換である.



● Mac OS 9: Virtual PC 2.1.2 以降が互換


TIL: 60576 : Mac OS 9: Compatibility With Connectix Virtual PC

Connectix Virtual PC 2.1.1 を含むそれ以前のバージョンは Mac OS 9 と非互換. Virtual PC 2.1.2 以降は Mac OS 9 で使用できる.



● Mac OS 9:ATM ほかの互換性


TIL: 60535 : Mac OS 9: Adobe Type Manager, Type Reunion Compatibility

Apple は Mac OS 9 でファイルシステムのパフォーマンスを改善した.このことが現行の Adobe Type Manager (ATM), ATM Deluxe, Adobe Type Reunion Deluxe を非互換とする.

Adobe 社は互換の ATM 4.5.2, ATM Deluxe 4.5.2, ATR Deluxe 2.5.2 を公開したので,入手すること.

(Adobe Type Reunion について私は不安定要因であるとこれまでここで繰り返して言ってきている. Adobe Type Reunion に限らずフォント管理ユーティリティは一般的に不安定要因であったり,システムの応答速度の低下を招く場合がある)



● Mac OS 9:FontSync でのフォントマッチング


TIL: 60488 : Mac OS 9: Matching Fonts With FontSync

Mac OS 9 で導入された機能である FontSync の使用法について.

ユーザは, Apple エクストラフォルダ内のフォントエクストラフォルダにある FontSync Profile スクリプトによって, "FontSync profiles" というフォント特性ファイルを作成することができる.これを他のコンピュータに移動して Match FontSync Profile スクリプトを用いてフォントを比較し,異なったフォントの一覧を作成できる.

font-matching criteria (フォントマッチング基準) は FontSync profile にフォントのどの部分に基づいて比較するか定義する. Apple エクストラフォルダ内にある FontSync コントロールパネルによってこの定義を変更することができる.など.



● Mac OS 9:FontSync は時間がかかる


TIL: 60541 : Mac OS 9: FontSync Seems To Take Too Long

FontSync の動作には時間がかかるという内容.



● Mac OS 9:Type 1 Scaler

TIL: 60529 : Mac OS 9: What is the Type 1 Scaler?

Type 1 Scaler は Type 1 PostScript フォントをアプリケーションでスムーズにスクリーン表示するため Apple Type Services for Unicode Imaging (ATSUI) で使用される. QuickDraw 対応アプリケーションで ATM が行った機能を ATSUI 対応アプリケーションで果たす. ATSUI 対応アプリケーションを使わない場合, Type 1 Scaler を不使用にすれば 1 MB のメモリを節約できる.




[ 99/10/23]



Apple から Mac OS 9 に関するまとまった数の文書が公開された.何回かに分けて順次紹介していきたい.



● Power Mac G4 (PCI Graphics) : Western Digital Caviar 不良製品搭載マシンの追加


99/10/12 項目 " Power Mac G4 (PCI Graphics) : Western Digital Caviar 不良製品搭載マシンの見分け方" について,マシンの製造番号 xx939xxxxxx のものも該当するように追加された. 99/10/12 項目は修正されている.



● Apple DVD Player version 2.0 beta 2 の再生障害(継続):当面の回避法


10/11 項目 " Apple DVD Player version 2.0 beta 2 の Mac OS 8.5.1 上での再生障害" で触れた映像と音声の同期ができないことがある問題について,スペースバーでいったん映像の再生を停止し,再びスペースバーによって再生を再開することで同期できるようになる. Apple でもこの問題は確認されているが,もともとベータ版であるので本バージョンでの修正の予定は期待薄だろう.



● Mac OS 9: Netscape Communicator の Talkback 非互換


米国のいつくかのサイトは Netscape からの情報として,Netscape 社は, Netscape Communicator の Full Circle Talkback Quality Feedback Agent が Mac OS 9 の FCB 関連の変更に非互換で,その機能を使用するとクラッシュするとしている.回避法は Communicator のフォルダに Talkback フォルダがある場合削除する. Communicator 4.6 ではそのフォルダはインストールされていない場合もある.

この問題は Apple Tech Info Library でも取り上げられている.

TIL: 60636 : Mac OS 9: Netscape Will Not Open

ここでは Mac OS 9 で Netscape Communicator 起動時に以下のメッセージが出る場合があり, Communicator が起動しないとされている.

"The application Netscape Communicator has unexpectedly quit,because an update to this software is required for compatibility with the improved Mac OS file system"
( Mac OS の改善されたファイルシステムと互換を保つようなアップデートがこのソフトウェアに必要なため, Netscape Communicator ソフトウェアは予期せず終了しました)

回避法等はここで書いたものと同様である.



● Mac OS 9:Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checker


Alsoft は Mac OS 9 の File Manager と互換かどうかを調べるユーティリティ Mac OS 9 File Mgr Compatibility Checkerを公開した.

Mac OS 9 では FCB 制限が 348 から 8169 に緩和され,また, 2GB 以上のファイルを HFS + で扱えるように, File Manager が大幅に改善された.ところが,このためにアプリケーションほかのプログラム (事項参照) に非互換のトラブルが発生し, Mac OS 9 で使用できない事態が一部に発生すると予想される.

本ユーティリティはそれを事前に知ることができる.使用にはナビゲーションサービスが使用できる Mac OS 8.5 以降の環境が必要である.Power On Software の ACTION Files はナビゲーションサービスを使えないようにするため,本ユーティリティとは非互換である.

使用法はプログラムを起動して,ナビゲーションサービスから走査したいボリューム,フォルダ等を指定する.結果は HTML ファイルとして保存されるので,内容を読むためにはブラウザ等が必要である.フリーウェアである.



● Mac OS 9: FCB テーブルに直接アクセスするアプリケーション


TIL: 60533 : Mac OS 9: Application Quits Because "An Update Is Required"

Mac OS 9 と非互換のアプリケーションが異常終了したり,起動できない場合があり,次のようなアラートが出る.これは Mac OS 9 で改善された FCB 制限の変更に関して,対応していないアプリケーションで出る症状である.

"The application xxxxxx has unexpectedly quit,because an update to this software is required for compatibility with the improved Mac OS file system"
( Mac OS の改善されたファイルシステムと互換を保つようなアップデートがこのソフトウェアに必要なため,xxxxxx ソフトウェアは予期せず終了しました)

"You should save your work in other open applications and restart the computer"
(他に開いているアプリケーションの作業を保存してからコンピュータを再起動してください)

"You should contact the developer of the software that quit to see if an update to ensure compatibility with Mac OS 9 is available."
( Mac OS 9 と互換のアップデートが可能か,終了したアプリケーションの開発元にご連絡ください)

このような障害の発生する可能性のあるアプリケーションとして以下のようなものがある.

・ディスクユーティリティ
・ファイル圧縮プログラム
・フォント管理プログラム
・ウイルスユーティリティ

参考:
99/10/9 項目 "Mac OS 9:FCB 制限の緩和と 119 エラーの追加"



● Mac OS 9:パッケージについての TIL


TIL: 60502 : Mac OS 9: What's New - Package Files

Mac OS 9 で新たに追加されたパッケージ形式の見分け方等.パッケージあるいはパッケージがアプリケーション,ライブラリ,ドキュメントあるいは単にパッケージであるか識別するには情報を見るウインドウで確認することができる. "種類" として表示される.



● Mac OS 9:パッケージファイルのようなフォルダがある


TIL: 60503 : Mac OS 9: Folders That Behave Like Package Files

Mac OS 9 インストール CD に含まれている Package First Aid ユーティリティを使用すると修復することができる. Package First Aid ユーティリティの使用法は,問題のあるファイルあるいはフォルダを Package First Aid アプリケーションアイコンにドロップする.



● Mac OS 9:フォルダが白紙アイコンになる


Mac OS 9 でパッケージという新しい形式が可能となる. Macintosh が何らかの理由で異常終了した場合,パッケージではないのにパッケージとしての性質を持ったフォルダになってしまう場合がある.このような場合, Finder は壊れたパッケージとして認識し,フォルダであっても白紙アイコンの書類として表示される.パッケージかどうかは情報を見るウインドウで確認することができる.

Mac OS 9 インストール CD に含まれている Package First Aid ユーティリティを使用すると修復することができる.



● Mac OS 9:ナビゲーションサービスで開くことのできないフォルダがある


Mac OS 9 で新たに追加されたパッケージはこれまでのファイルセーブダイアログで開いて中を表示することができるが,ナビゲーションサービスでは中を見たり,パッケージ内部に書類を保存したりすることはできない仕様となっている.



● Mac OS 9: Language Kit のインストール


TIL: 60468 : Mac OS 9: Installing Older Language Kits

Mac OS 9 ではこれまで別に製品として発売されていた Language Kit をインストーラ CD に含んでいる.インストーラでカスタムインストールすることによって Language Kit をインストールすることができるが,簡易インストールではこれまで Language Kit をインストールしていたシステムでもアップデートされない. Language Kit を使用していたユーザでひきつづき Language Kit を使用したいユーザはカスタムインストールする必要がある.

特定の Language Kit に必要な追加フォントとユーティリティはインストール CD の "Mac OS 特別付録" (CD Extra) フォルダの Language Kits エキストラ (CD Extra) フォルダにある.



● Mac OS 9: TCP/IP 上のファイル共有は AppleTalk をオンにする


TIL: 60627 : Mac OS 9: File Sharing Over TCP/IP Requires AppleTalk To Be Active

Mac OS 9 に含まれる TCP/IP 上のファイル共有を用いるためには AppleTalk をオンにする必要がある.もし,接続したネットワーク上に AppleTalk をアクティブにしたくない場合は, AppleTalk コントロールパネルで経由先を "リモートのみ" にすることもできる.



● Mac OS 9: TCP/IP ファイル共有ではセレクタで IP アドレスを入力する


TIL: 60628 : Mac OS 9: File Sharing - Type Computer IP Address In Chooser

Mac OS 9 の TCP/IP ファイル共有を実行するにはセレクタから対応したコンピュータの IP アドレスを手入力する必要がある. "サーバの IP アドレス" (server IP address) ボタンをクリックし,サーバコンピュータの IP アドレスを入力する.これはネットワークブラウザのショートカットボタン(指さしアイコン)から "サーバに接続..." を選択しても同様である.

いったん接続できたなら,エイリアスを作成すれば,次からはエイリアスのダブルクリックによって IP アドレス入力なしに接続できる.



● Mac OS 9:インストール後,ファイル共有のコンピュータの名前が表示される


TIL: 60626 : Mac OS 9: File Sharing Computer Name Filled In By Network Assistant

Mac OS 9 を特定のコンピュータでインストールすると,ネットワークアシスタントはファイル共有のコンピュータの名前を 'PowerPC 750 128.0MB' というように取得する.他のコンピュータではこのようにならない.



● Mac OS 9:ネットワークブラウザを開くときにエラーダイアログが出る


TIL: 60469 : Mac OS 9: Network Browser Fails To Open

ネットワークブラウザを開こうとすると次のようなエラーダイアログが表示されて開くことができない場合がある.

"'Network Browser' is unable to launch because your system software is not configured properly."
(ネットワークブラウザはシステムソフトウェアが正しく設定されていないために起動できません)

Mac OS 9 でこのようなメッセージは AppleShare クライアントを使用していないことを示している.ネットワークブラウザは AppleShare 機能拡張が使用可能になっていなければならない.

Mac OS 8.x では AppleShare 機能拡張が使用可能になっていない場合,ネットワークブラウザは次のようなメッセージを表示する.

"Could not connect to 'at:'. This URL is not correct. Please verify it and retry."
(そこに接続することはできません.この URL は正しくありません.確認して再度お試しください)




● Mac OS 9:デスクトップパターン追加分が開けない


TIL: 60631 : Mac OS 9: Opening Additional Desktop Patterns In CD Extras Gives An Error Message

Mac OS 9 のインストール CD の " Mac OS 特別付録" にある "デスクトップパターン追加分" のスクラップブックファイルを開こうとすると,スクラップファイルを開く際に問題が起きましたというエラーメッセージが表示される.これはパーソナルファイル共有がオンになっている場合に起きる.

パーソナルファイル共有を切るか, CD からハードディスクにファイルをドラッグコピーしてからコピーされたハードディスク上のファイルを開くことで回避できる.



● Mac OS 9:Font Manager Update は不要


TIL: 60554 : Mac OS 9: Font Manager Update No Longer Needed

Mac OS 9 で修正された内容はシステムスーツケースか Mac OS ROM ファイルのいずれかに含まれる (どちらに含まれるかは Macintosh のモデルに依存する). Mac OS 8.6 の "Font Manager Update" 機能拡張を Mac OS 9 にインストールする必要はないし,この機能拡張を外した方が安全である.

Mac OS 9 の Language Kit インストールパッケージの "フォントアップデータ機能拡張" ("Font Updater Extension") と "Font Manager Update" 機能拡張を混同しないように注意しなければならない. Language Kit を Mac OS 9 でインストールした場合, "フォントアップデータ機能拡張" を残す必要がある.



● Mac OS 9:Mac クローンとの互換


AccelerateYourMac! 99.10.21 は Power Computing や Umax などの Macクローン機での互換について, CD-ROM ドライブとハードディスクドライバの問題を挙げている.これまでの OS アップデートとあまり変わりないようだ.



Sleeper 3.2


Mac OS 9 対応バージョン



● Mac OS 9:Connectix Vertual PC と RAM Doubler 対応状況


MacInTouch 99.10.21 は Connectix 社 Vertual PC と RAM Doubler の Mac OS 9 対応状況について触れている.それによると, Vertual PC は 3.0 が Mac OS 9 対応であるが, RAM Doubler は 2000 年の 1 月に対応版が出るという.



● Mac OS 9:Sonnet 製品の対応状況


Sonnet Announces Compatibility with Mac OS 9同 PDF ファイル)において, Sonnet 社の Crescendo G3/G4 および, Encore G3/G4 は Mac OS 9 に対応すると告知した.



● Power Mac G4:Photoshop フィルタのノイズ


AccelerateYourMac! 99.10.19 他は投稿情報として Photpshop 5.5 に Power Mac G4 添付の Velocity Engine 対応プラグインをインストールした状態で,フィルタメニューの変形からのサブメニューの効果を画像に適用した場合,画像にノイズが発生する場合があるという情報を掲載している.



● 10月18日からインターネットにつながらない


Macintosh 特に古い機種からのインターネット接続が 99 年 10 月 18 日からできなくなる場合が起きている.これは Apple がこれまでそうした機種からのインターネット接続に無料で提供していた "202.232.189.50" DNS サーバを停止したからである. TCP/IP コントロールパネルでの DNS サーバの設定がそのようになっている場合は他の DNS サーバに変更する必要がある.本来 DNS サーバは利用者が属している LAN 内あるいは商用プロバイダで設置する必要がある.



CD から立ち上がらない


今井氏からご推薦いただいた.システム CD から C キーを押しても起動できない場合, caps lock キーが押し込まれていないか確認するという内容.caps lock キーは悩みの種だ.デスクトップ再構築の障害になるなど特に起動時のキーコンビネーションでの動作不良の原因の多くを占める.




[ 99/10/22]



● Open Transport 2.5: DHCP に関する障害の原因と回避法


本間氏よりいただいた.今回の iBook, iMac (Slot Loading) , Power Mac G4 の Open Transport 2.5.1 で起きる DHCP 取得に関わる障害( 10/21項目および 10/18 項目を参照されたい)について, Mac OS 9 の Open Transport 2.5.2 でも発生することを確認なさっているそうである.

原因は Open Transport 2.5.x の DHCP リース時間要求が大変長く調整されたことによる.そのため,要求を受け付けられない DHCP サーバーに対して Open Transport が異常なリトライを繰り返すことにある.

ダイアルアップルータで起きる場合は, DHCP のリリース時間を 30 万時間以上あるいは無制限などに設定することによって回避できるそうである.

YAMAHA から指示された時のデータは忘れてしまったのですが config のデータは
dhcp scope 1 192.168.0.100-192.168.0.150/24 gateway 192.168.0.1 maxexpire 300000:00


となっています.これを入力するには
dhcp scope 1 192.168.0.100-192.168.0.150/24 gateway 192.168.0.1 maxexpire 18000000
(設定範囲は 1 - 21474836)


単位は分ですので 30 万時間となり MN128-SOHO では設定不可能.幸いなことにYAMAHAには無制限という設定もあるので十分クリアすることができます.

実はこの逆のバグが以前の OpenTransport にありまして,無制限だと DHCP 取得できない場合がありますので複数で共有している場合は御注意ください.

ユーザやダイアルアップルータなど,環境が異なっている場合に障害が発生したりしなかったりする原因も説明がつく.ルータの種類によっては DHCP を Macintosh 側で手入力または BootP に変更する方法によってしか対応できない場合がある.

MN128 などこうした回避法が使えない場合の IP 固定は Macintosh 側の TCP/IP コントロールパネルの設定を以下のようにする.

"経由先" : Ethernet
"設定方法" :手入力
"IP アドレス":192.168.0.x (x は1以外の任意数で 255 までの数.複数台の場合は重複しないようにする)
"サブネットマスク" :255.255.255.0
"ルータアドレス":192.168.0.1
"ネームサーバアドレス" にはプロバイダの DNS サーバアドレスを入力する.

"設定方法" を "BootP サーバを参照" に設定する回避法を試す場合の設定法も上記に準ずる.

日経 Mac 編集部の,Vicomsoft 社「Internet Gateway」ソフトウェアルータの DHCP では問題が起きていないそうであるが,リース時間の設定は 1 時間になっているそうだ.このことからするとリース時間の設定のみで説明することも難しいかも知れない.

障害の発生する環境の Macintosh 側の Open Transport を新機種以外の Mac OS 8.6 の Open Transport 2.0.3 に入れ換える方法もあるが,これは本間氏もお書きになっているように,別の DHCP の問題がある. 99/6/1 項目 " Mac OS 8.6:原因不明の処理待ちによる中断(継続)" を参照されたい.また, DHCP での IP 固定に関して 99/6/1 項目に書かれていることも参照いただきたい.

追記訂正:
日経 Mac 星野氏からご連絡いただき,当初,リース時間無制限になっているのではないかと私が書いていた点について,1 時間の設定であるとお教え下さった.該当部分を訂正した.



● iBook:ケースを閉じるとスリープに入る動作を繰り返してスリープしない


iBook でケースを閉じてもスリープに入る動作を繰り返すばかりでスリープしない場合やスリープしない場合のあることが国内,米国で多数報告されている.これはキーボードがディスプレイあるいはディスプレイベゼルに接触している場合があるため,ディスプレイを閉じた状態でキーが押し込まれてスリープ動作が解除されることが原因.

つじ氏によれば,この問題はすでに米国の iBook ML (メーリングリスト)に報告があったもので,メモリを増設した場合に起きる可能性が高い.そのため,メモリを外すと正常に戻る.

回避法は AirPort Card につなぐケーブルの取り回しを見直し,特にコネクター部分がきちんと収まるようにすることである.つじ氏はこのようにして 4 件の事例に有効であることを確かめている.

それ以外の原因として,キーボード取り外しのラッチを押し込むと隣のファンクションキーが盛り上がるというのが原因でこの症状がでる場合がある.この場合は,盛り上がったファンクションキーを押し込むと直ったという.

キーの部分を圧迫して当たらないようにする方法は, AirPort Card につなぐケーブルがどこかにはさまっている場合に断線等の心配があるので注意されたい.

類似の障害として,ディスプレイを閉じただけではスリープから復帰しなくても,ハンドルを持ってぶら下げるとスリープから復帰する場合もあるようだ.また,起動ボタン近くを押すと起動してしまうとか,筐体を外から圧迫すると起動してしまうという障害が発生する場合も報告されている.現時点で Apple はまだこの障害の原因に気づいていないものと思われる.



● Mac OS 9:ATM 3.8.3 が動作


TERO 氏より, Mac OS 9 で ATM 3.8.3 が動作するとお教えいただいた. ATM 3.8.3 は Adobe Acrobat Reader 2.1 に入っていて入手可能だそうである.



● Timbukutu Pro 5.0.1 は Mac OS 9 で動作


TERO 氏より, 99/10/20 項目 " Mac OS 9:各社製品との互換" 中の Timbuktu Pro 4.8 に関して,英語版の現行バージョンは 5.0.1 であり, Mac OS 9 で確認された範囲で動作するとお教えいただいた.日本語版現行バージョンは 4.8.2 である.

追記:
Motoki 氏からおしらせいただいた. Mac OS 9 対応 5.2.1 が発表されている.



● Mac OS 9: StuffIt 対応状況


TERO 氏から, StuffIt と Mac OS 9 についてお教えいただいた. MacOS 9 対応のStuffIt Engine, StuffIt Engine PowerPlug, StuffIt Expander, DropStuff が Mac OS 9 インストール CD に付属している. StuffIt Deluxe については,正規ユーザーは Mac OS 9対応のベータ版を入手できる.

現行バージョンは問題があるということである.



● Mac OS 9: Adaptec Toast Delux 4.0 英語版の対応状況


TERO 氏による. Adaptec Toast Delux 4.0 英語版は Mac OS 9 に未対応であるが,近いうちに登場するであろう 4.0.1 英語版で対応するようになる.日本語版は,4.0.1 が発売になる予定.



● Mac OS 9: Speed Doubler 対応状況


Mac OS 9 では Speed Doubler は動作しない.また,Connectix は Mac OS 9 対応バージョンを出す予定はないと言われている.



● Mac OS X Serverの起動デバイス選択機能には不具合


田中 (俊)からいただいた. Mac OS X Server の System Disk は Mac OS と Mac OS X Server の切り替えは可能であるが,起動可能な Mac OS のボリュームが複数ある場合,System Disk の指定にかかわらず Mac OS 側の "起動ディスク" コントロールパネルで指定されたボリュームから起動してしまうそうである.

氏のページの 10/18 付け記事としてスクリーンショットとともに掲載されている. ご参照いただきたい.



● Mac OS 8.6:古い Tektoron MM が表示されない


TIL: 25027 : Mac OS 8.6: Text Using The Tektron MM Font Does Not Display

1995年3月1日 作成の Tektoron MM をイタリックにした場合, Mac OS 8.6 で表示されない問題が起きる.1996年4月16日より新しいバージョンにはこの問題は起きないので,障害がある場合はアップデートする.



● Logitech ホイール USB マウスと USB PCI カード(継続)


加藤氏から標記に関して動作が比較的良好であるという例をお知らせいただいている.

先に掲載されました,USB マウスの件について,当方で似た環境でありながら,(ほぼ)正常に動作しているので報告させていただきます.ホイールマウスは私にとっては非常に快適で,もう,これがない環境には戻れません.

私の環境は以下の通りです.

PowerMacG3/MT300(ベージュ)(MacOS8.5.1)
PCI 対応の USBカード:(株)エステムの UBH003
カードに付属のドライバは,Macally のApple からライセンスを受けた Ver.1.1でしたので,樽角氏のご使用のものと同じかも知れません.(ただし,現在このドライバは使用していません)
USBカードドライバ:US Apple から落としてきた Ver.1.2
PCI USB マウス:Logitech Model M-UB48
USB マウスドライバ:US Logicool から落としてきた Ver.1.0.1
機能拡張に, USB MouseWare Ver.1.0.1 が計7ヶ.コントロールパネルに,MouseWare Ver.1.3

その他の機能拡張としては,MS-Office 関係の他は,ATOK12, B'sCrew2.1, StuffIt Engine くらいで,後はほぼ純正です.

この環境で,ホイール USB マウスは,ほぼ問題無く動作しています.USB カードのドライバを 1.2 にする前は,多少不安定の感もありましたが,現段階ではほぼ問題ありません.再現性のある問題として,Acrobat Reader 4.0 でホイールを使用すると 100% 固まります.また,MS-Word 98J で文章が長くなると固まる確率が増えたような気がします(これは以前からある傾向でしたので,断言しかねますが). また,関係があるかも知れない情報として次のような話を聞きました(私は確認を取っていません).

Win 機において,通常 Logitech ブランドのマウスは Logitech のドライバで動くが,OEM のものに MS-mouse のドライバで動くものがある.見分け方としては,マウスの背中にあるブランドロゴのマークがカラーのものは Logitech 純正品,白黒のものは OEM 品.バルクでの購入や他機種の付属品からの移動で入手した場合は,問題があるかも知れない.



[その他]
頑張れ Apple
お世話になっている方のページである.周知して欲しいということなのでお知らせする.





[ 99/10/21]



● Open Transport 2.5.1:DHCP に関する障害


iBook や iMac (Slot Loading) , Power Mac G4 で起きている DHCP に関する障害( 99/10/18 項目 " iBook:Open Transport 2.5 の DHCP に関する不具合" (処理待ち?))についてアップルが文書を公開した.

トラブルシューティング : 新 iMac / iBook の DHCP サーバ参照に伴う、起動時とネットワーク接続の問題について



この障害は DHCP サーバ機能付きのダイアルアップルータあるいは DHCP サーバを使用したネットワークを構築し, IP アドレスを DHCP サーバから取得して利用する環境で確認されているとし,症状としては 99/10/18 項目で記した障害を含め次のように書かれている.

・ DHCP サーバから IP アドレスが取得できない
・コンピュータが起動しない(Ethernet ケーブルを外すと起動する)
・コンピュータの起動が遅い(Ethernet ケーブルを外すと時間がかからない)

現在のところでは回避法として DHCP を利用するには IP アドレスを手入力で固定する方法が書かれている.

今回の DHCP に関わる Open Transport の障害は Mac OS 8.6 で起きた DHCP の処理待ちより拡大されている.その時にも記したが,BootP サーバを参照するように設定する回避法もあるだろう.これは Open Transport での DHCP 障害の古典的回避法である.

参考:
99/6/1 項目 " Mac OS 8.6:原因不明の処理待ちによる中断(継続)"



● Outlook Express 5.0 :パスワード設定ができない


山口氏からお知らせいただいた.

この度公開された Microsoft Outlook Express 5.0 について,ユーザー切り替え時のパスワード設定の該当設定項目がないので,マイクロソフト社に問い合わせたところ,現状では設定できないので解決までもう少し時間が欲しいとの回答であった.山口氏は近日中にアップデータという形で修正されるのではないかとの印象をお持ちである.



●アプリケーション切り替え時のハング,フリーズ:回避法


99/10/15 項目 "ファイル共有がらみのハングアップ:一部回避法" に関連して杉崎氏からアプリケーション切り替え時のハング,フリーズ,また,コントロールバーをクリックした際の同様の障害について, "アプリケーション切替" と "コントロールバー機能拡張" のメモリ割り当てを 3 割程度増やしたところ,障害は起きなくなったそうだ.(2 週間程度経過した状態)



● "ファイル共有がらみのハングアップ:一部回避法" 関連機能拡張のメモリ割り当ての増やし方


99/10/15 項目 "ファイル共有がらみのハングアップ:一部回避法" で記載した "ファイル共有機能拡張" と "アプリケーション切替" 機能拡張のメモリ割り当ては, ResEdit に各機能拡張の複製をドロップし, 'SIZE' リソースを開いて行き,一番下から二番目の "Size" を増加させる.その後,オリジナルのものと入れ換えて再起動すればよい.上記項目での "コントロールバー機能拡張" についても同様である.

中上級ユーザの方にはこのような方法で機能拡張のメモリ割り当てが変更できることはかえって意外に思われることがあるかも知れない.最近のコントロールパネルや機能拡張の多くが INIT/cdev ではなくなっていると同時に INIT/cdev でも 'SIZE' リソースを備えているものがある.

私は "ファイル共有機能拡張" のメモリ割り当てを増やしてから 5 日ほどになるが,ハングアップは起きていない.もともと毎日のように起きるハングアップではないので, 1 ヶ月ほどこのまま様子を見ないと効果についてはっきりしたことは言えないだろう.


● PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) :異音の発生(継続)


PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) 使用時の高周波のような異音(発振音)について,モニタに関連する障害であると Apple は認識し,モニタのブライトネスを調節して異音の周波が変わるような場合には Apple によるハードウェア交換(インバータか?-秋山)のためサービスプロバイダに持ち込むよう言っている.

参考:
99/6/22 項目 " PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) :異音の発生"
99/6/28 項目 " PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) :異音の発生(継続)"



● Keyspan USB Serial Adapter インストール後に内蔵モデムが機能しない


TIL: 25025 : Macintosh: No Internet After Installing KeySpan USB to Serial Adapter

Apple Tech Info Library によれば, Keyspan USB Serial Adapter インストール後にモデムコントロールパネルで設定し直さないと内蔵モデムが機能しない.

Keyspan USB Serial Adapter は USB ポートと内蔵モデムをもつ, iMac, Blue & White G3, PowerBook G3 Series (Bronze keyboard), Power Mac G4, iBook の Mac OS にポートを追加登録するが,モデムコントロールパネルの設定に適切に反映されないため,間違ったポートが選択されることになってしまう.モデムコントロールパネルでの経由先の設定を内蔵モデムに選択し直し保存することで回避できる.



● Power Mac G4 (PCI Graphics):ネットブートが遅い


TIL: 58490 : Power Mac G4 (PCI Graphics): Extended Net Boot Start Up Time

Apple Tech Info Library は Power Mac G4 (PCI Graphics) をネットブートすると起動プロセスまでにシステムフォルダアイコン点滅が 2-5 分あり,また起動プロセスが終了しても耐え難いほど遅いとしている.これは BootROM に原因があり,新しい BootROM を 60 日以内に出して修正するとしている.



● iBook/iMac (Slot Loading)/Power Mac G4 (AGP Graphics) :起動ボリュームを起動時に選択可能


TIL: 58477 : Using Startup Manager to Select Startup Device

iBook/iMac (Slot Loading)/Power Mac G4 (AGP Graphics) の新しく発売された機種には新しいハードウェアアーキテクチャにより, Mac OS X Server と同様,起動時に option キーを押すことにより起動ボリュームを選択することができる.

起動時に option キーを押すと,回転矢印アイコンと矢印アイコンおよび起動可能なボリューム(ネットワークボリュームを含む)が現れる.回転矢印アイコンは起動可能デバイスの再スキャンボタンで,右向き矢印アイコンはこのまま起動プロセスを継続するボタンである.起動したいボリュームアイコンを選択してから右向き矢印アイコンを選択する.

C キーによる CD-ROM 起動はこれまでもあったわけだが, option 起動によって CD-ROM ボリュームも含めてアイコンで選択できるようになった.



●ことえりでの言語スクリプト切り替え時の問題


匿名氏からお知らせいただいた. US 以外の 1 バイト言語スクリプト選択時からキーボードショートカット(command+space)でことえり日本語入力に切り替えた後でも,切り替える前の 1 バイト入力のキーの文字が入力され続ける.例えば Swedish から日本語入力に切り替ても Swedish 等でウムラウトつきの文字等を入力するキーを押すとそれをそのまま入力することになったり,アルファベットが入力され続けたりする.

匿名氏は PowerBook G3 300/14 で JIS キーボードであるが,秋山は PowerBook G3 Series 400 / US キーボードでも障害を確認した.(Mac OS 8.6)



● Norton AntiVirus 6.0:5.0 時の定義ファイルが更新されない


佐藤氏からお教えいただいた. Norton AntiVirus 5.0 から Norton AntiVirus 6.0 にアップデートする際に,ウイルス定義ファイルが 5.0 の方が新しい場合,定義ファイルが置き換えられず 5.0 の古い定義ファイルが機能拡張に残る.そのため,起動時に Norton AntiVirus が読み込めなかったり,フリーズするという症状が出る.

機能拡張フォルダにある 5.0 の定義ファイルを削除してから 6.0 を再インストールすれば回避できる.



● Norton AntiVirus 6.0 AutoProtect と StuffIt Deluxe のコンフリクト?


Aladdin 社 StuffIt Deluxe の True Finder Integration コントロールパネルで Stuffit ブラウザーを起動時にロードする設定にしている場合, Norton AntiVirus 6.0 の AutoProtect とコンフリクトするという情報をいただいている.設定を Stuffit ブラウザーを起動時にロードしないとすることで回避できるそうだ.

私は StuffIt Deluxe 4.5 からアップデートしていないのだが,そのバージョンをインストールして試したところ,私の環境では問題なかったので起きない場合もあるかも知れない.



● PDF 書類のパスワード設定に問題


MacFixIt 99.10.15/19 は読者から Adobe が Adobe Acrobat の PDF 書類にパスワードを設定していてもそれを回避できる場合があるとしているという情報を掲載している. Adobe によれば PDF についてプリントを許可しない設定にしていれば回避できないようにできるそうだ.将来のリリースで修正する予定.



● iMac DV/iBook : USB トラブルが発生するとの MacFixIt の情報


MacFixIt 99.10.19 は新しく発売された iMac DV と iBook に関して,起動時のクラッシュ等の報告から USB 機器の接続に著しい問題があるとしている.記事を読んだだけではこれらの報告がこれら機種固有の問題か,一般的な USB 機器接続の不安定さの範疇なのかどうか私には判断が付かなかった.



● Logitech ホイール USB マウスと USB PCI カード


樽角氏からお寄せいただいた. Logitech ホイール USB マウスに関して USB カードに取り付けた場合に不具合が起きることがあり,メーカーに問い合わせられた結果等である.

今非常に困っているのが,Logitech(Logicool)のホイール付きUSBマウスです.私の Mac は PowerMacG3MT300(MacOS8.6)はもともと USB が標準ではありません. DOS/V機でホイール付きマウスを使用しており,非常に便利なので Mac でも使用したく(株)デンノー(Macally)PCI 対応の USBカードPUC-02(実売 4000 円弱で安かったので)を購入し試しました.

カードに付属の Mac 用 USB ドライバは Apple からライセンスを受けた Ver.1.1です.しかしながらこのバージョンではマウスを認識しないため,米 Apple の FTP サイトからデベロッパー向けではありますが,現状の最新版 1.3.5f8 その他,旧バージョン(これらのバージョンはリソースを追加する必要がある)でいろいろ試しましたが,時々フリーズします.(旧バージョンの一部ではマウスを接続したまま起動すると,アイコンパレード前でフリーズしたり,起動してもマウスを認識しないモノありました)

また SpeedDoubler8 や B'sCrew とコンフリクトを起こすバージョンもあります.デベロッパーバージョンのせいかもしれないと思い,HPより現状最新リリースの 1.2 で試しても同じでした.Apple システム・プロフィールで見てみると,USBカード,USBドライバ,マウスドライバ,マウスともに認識しています.ちなみに USB マウスのドライバは「ロジクールウェア 8.4(ドライバ自体は3.0)」「MouseWare3.1」で試しましたが,同様にフリーズします.

フリーズの仕方もさまざまで,(1)同時に接続しているADBマウスもキーボードも認識しない場合(2)ADB機器は生きている場合(3)USB マウスを着脱したら認識する場合があり,主にマウスクリック,クリック後すぐのドラッグ,微妙なホイール操作でフリーズします.

iMac 付属の USB マウスも同時に接続し,フリーズした後はこのマウスも使用不可となることから,カードの問題かなと思い, USB カードの販売先であるデンノーに連絡したところ,マウスドライバ(メールにはマウス「ドライブ」とかかれている)のせいだと回答がありました.

また米 Logitech に連絡したところ, ADBに接続しろとか訳の分からない回答(英語による回答でしたが,たぶんそう書いてある)で,機能拡張とコンフリクトを起こしているとも書かれています.

GomTalk で有名な五明氏のページで USB マウスのドライバが公開されていますが,氏もおっしゃるとおり,ロジテックのホイールは制御が難しいらしく,他のメーカーも同じようなことを言っています.ただ妻の iMac(ボンダイブルー)では正常に使用できているようです.

以上から判断するとマウスドライバの問題とも言えず,USBカードの相性もあるのかなと思っています.この手の問題は,問題の切り分けが非常に難しく,おそらくどこに連絡しても,自分のところは悪くないと言うような気がしています.

ホイールマウスは他社製のものも含めて一般的にドライバと OS との非互換の場合が見られる.



●動作良好:MD 5500 と USB 拡張カード


アルプス MD 5500 がセンチュリーから出ている USB 拡張カードで問題なく使用できていると立ち返り氏からお知らせいただいた.7600/120 に USB 拡張カードで標準インストールで,特色インクもエコブラックも問題なく使用できているそうだ.



● SONY Spressa CD/RW ドライブの障害報告 (MacFixIt)


Spressa iLink (FireWire) CRX120E/X および Spressa USB CD-RW について MacFixIt 99.10.19 に読者からの障害報告が出ている. Spressa iLink (FireWire) CRX120E/X については機器を Blue & White G3 で認識できず, SONY のサポートも同様の障害報告 3 件があることを認めているが回避法は呈示できていないという. Spressa USB CD-RW については Mac OS 9 で Toast 4 での CD-ROM 作成に失敗するという.



●プリンストンテクノロジー社製メモリ iMac (Slot Loading) との動作確認


PA168R Series は動作を確認.しかし, PABG3S(W)Series は非互換とのこと.



● Mac OS 8.6:Font Manager Update による改善例:Cricket Graph


Shinyashiki 氏からいただいた. Mac OS 8.6 アップデート後 Cricket Graph 1.3/1.3.2 でデータシートに数値をタイプしたり,ペーストするとアプリケーションが異常終了していた. Font Manager Update をインストールしたところ, Cricket Graph については Font First Aid から異常が検出され,解決された.

Powerbook G3 300/14, DT G3 266(Cricket Graph 1.3)でも同様の症状がみられ Font Manager Update で解決できたが, Powerbook G3 233/14 ではこのような症状は起きなかったそうである.



● 99/10/18 よもやまの補足


99/10/18 項目 "よもやま: PowerBook G3 Series で最近起きたこと" でのクラッチの破損について飯嶋氏から現在アップルでは電気的な故障以外は全て有償となっているとお教えいただいた.私の場合も有償となるようだ.また,ビデオケーブルなどを傷めることがあるので早めに修理すべきだとご指摘である.実は,クラッチの破損部分からグリスが露出しており,ビデオケーブルの皮膜に付着すると具合が悪いなあと思っていて.....困ったものだ.頭が痛い.




[ 99/10/20]



● iMac:iMovie で解像度を 640x480 にすると異常終了


TIL: 60616 : iMovie: Setting Resolution to 640x480 Forces Application to Quit

iMovie は 800x600 または 1024x768 で操作できるように作られている. 640x480 ではアプリケーションが異常終了するのでその解像度にはしないこと.



Power Mac G4 ROM 1.8.1


Power Mac G4 (PCI Graphics) / Mac OS 8.6 でデータ損傷,システムクラッシュを起こす可能性のある潜在的問題を修正する.データ損傷は仮想記憶を使用している場合に起きる.また, Photoshop で Extensis Photo Tools がインストールされている場合にクラッシュする. Mac OS 9 ではすでに修正されている. Mac OS 9 や Power Mac G4 (AGP Graphics) にはインストールすることはできない.

ROM アップデートであるが,通常のインストールと何ら変わりない.北米対応となっていて,インターナショナル版かどうかは不明である.



● AppleWorks (クラリスワークス): Mac OS 8.1 で作成した文書を Mac OS 8.5 で開くと異なる


TIL: 31112 : AppleWorks: Font Smoothing Changes Font Spacing

Mac OS 8.1 で作成した AppleWorks (クラリスワークス) の文書を Mac OS 8.5 で開くと字取りと改行位置が異なり,印刷結果が違ってしまう.これは Mac OS 8.5 で採用されたアンチエイリアステキスト "なめらかな文字で表示する" 機能を使用している場合にテキストの幅が異なるかも知れないことによる.字幅がことなってくるために改行位置もずれる.



iBook の修理について


標記ページにアップルは iBook に関してアップルサービスセンターで一括して修理を行うと公表されている.正規販売代理店,正規サービスプロバイダーを通じての修理対応は行なわず, iBookに故障があると思われる場合はアップルサービスセンターに直接連絡するように書かれている.

アップルサービスセンター(iBook専用)
TEL:03-5350-7348(祝祭日除く月曜日から金曜日 9:00-18:00)



● Mac OS 9:各社製品との互換


MacInTouch 99.10.17/18 および MacFixIt Reports Troubleshooting Mac OS 9 に読者からの Mac OS 9 と以下の製品との互換情報が載っている.

「Timbuktu Pro 」
Timbuktu Pro 4.8 (日本語現行バージョン = 4.8.2) はメニューバーの Timbuktu アイコンからメニューが降りてこない. Mac OS 9 正式発売後に対応バージョンを発表する.

追記:
TERO 氏から英語版現行バージョンは 5.0.1 であり, Mac OS 9 に対応しているとお知らせいただいた.

追記 2:
Motoki 氏からおしらせいただいた. Mac OS 9 対応 5.2.1 が発表されている.

「Kingston 10/100 PCI Ethernet」
TCP/IP が通らない. AppleTalk は通る.対応ドライバができ次第公開予定.

「 Hewlett-Packard 製 Deskjet および Deskwriter 」
Mac OS 9 対応ドライバは 10 月末公開.

「ixMicro ixTV」
サウンドが機能しない.

「Color QuickCam」
カメラで画像を見ようとすると 119 エラーが出る. ADB バージョンで起きる. Logitech のページにアップデータが掲載されるだろう.
(秋山注:199 エラーは FCB 関連の Mac OS 9 における変更によって新しく追加されたエラー. 99/10/9 項目 "Mac OS 9:FCB 制限の緩和と 119 エラーの追加" を参照のこと)

「ATI Rage/ATI Rage Orion」
ATI Rage / PowerTools Infiniti 4200GT で Finder の終了,マシンフリーズが起きる. Mac OS 9 以前の ATI 機能拡張類に戻すことで使えるようになるという情報とそのようにした場合,ATI Rage Orion は起動時にクラッシュするという情報がある.ATI Rage 128 の 3D Accelerator が原因とも.

「ATI Nexus 128」
ATI Nexus 128 カードが OpenGL 関連機能拡張と非互換で Finder クラッシュ.ゲームができないなど. OpenGL 関連機能拡張を 1.0 バージョンに戻すことで改善するという情報と ATI Rage 128 の3D Accelerator 機能拡張が Mac OS 9 ではインストールされないというインストーラの障害があるという情報がある.ATI Rage 128 の 3D Accelerator機能拡張がインストールされない場合, TomeViewer を使用してインストールできるという.ただし, VRAM 関連で Type 3 エラーが出るという. Blue & White G3 や Power Mac G4 で 16 MB カードの場合にインストールされる?

「PaperPort 5.0.2」
システムクラッシュが起きるという報告がある.

「CUSeeMe 3.1.2」
非互換という報告がある.



● YAMAHA CRW4416 SXドライブと CD-RW メディアとの相性


MacFixIt 99.10.15/18 は YAMAHA CRW4416 ドライブに関して YAMAHA サポートが Kodak, Maxell, Memorex 製メディアと問題があり,SONY, TDK, Verbatim 製メディアを使うよう回答したという投稿情報を掲載している. Memorex 製は最近のものは問題ない,あるいは 2 倍速なら問題ない,また, Kodak 製はブルーディスクに問題があるという.



● YAMAHA CRW4416 ファームウェアのバグ?:Retrospect でバックアップできない


MacFixIt 99.10.18 は上記との関連で Dantz 社が YAMAHA CRW4416 ドライブの firmware 1.0c (今月公開) に問題があり, Retrospect Driver Update 1.7 では Error 100 が出てバックアップできないという読者からの報告を掲載している. faster backup するか,ソフトウェア圧縮を使わずデータレートを増すか,外部動作を最小にする(他の処理を同時にしないということ?)という回避法があるそうだ.



Apple iMac用メモリ対応更新


グリーンハウス社の製品の iMac DV 対応表.GH-SG100 の 32,64,128,256MB 各メモリの対応が確認されている.



Three Macs & a Printer


Macintosh の小規模なネットワークに関する平易な説明がある.




[ 99/10/18] 追加



● iBook:Open Transport 2.5 の DHCP に関する不具合 (処理待ち?)


Ohba 氏,岩田氏からいただいた. iBook で Ethernet 接続に関連した不具合がでているようだ.

Mac OS 8.6 では DHCP に関して不具合があり,本ページで報告しているとおりだが,それとは異なった症状があるように思える.

参考:
99/6/1 項目 " Mac OS 8.6:原因不明の処理待ちによる中断(継続)"

症状は, Ethernetケーブルを接続後 TCP/IP を DHCP にして起動させると iBook 起動時にハングアップしたかのように時間がかかってしまうという点に特色がある.また, DHCP サーバーから IP アドレスを取得できないという場合も報告されている.また,さらに Mac OS 8.6 で見られた DHCP に関する特徴的な処理待ちも発生しているという.

Mac OS 8.6 では DHCP の処理待ちに関し 99/6/1 項目のように DHCP を固定入力にすることが当面の回避策である. Mac OS 9 ではこの点は改善されているといわれている.現在出荷されている iBook には Mac OS 8.6 がインストールされているが,Open Transport のバージョンは 2.5.1 となっている.Open Transport 2.5 は Mac OS 9 に含まれる予定のバージョンであり,先取りされているようだ.このバージョンは DHCP に関する処理待ちの問題が解決されているはずであったのだが,別のところで問題が発生しているようだ.

追記:
岩田氏から TCP/IP コントロールパネルの設定で DHCP を手入力することにより問題が解消したと続けてお知らせいただいた.ただし,再設定後,そのままでは障害は解消せず, iBook を再起動する必要があるそうだ.




[ 99/10/18]



● Power Mac G4: 1GB 以上のメモリでの起動障害


TIL: 58486 : Power Mac G4: Boot Issue When 1 GB or More of RAM Installed

Power Mac G4 で 1GB 以上メモリを搭載している場合にコールドスタートできないことが TIL で発表された.

TIL によると, 1GB 以上メモリを増設してから Power Mac G4 を起動すると,起動音がせず,起動プロセス中にハングアップするという.現在のところウォームスタートはできることが分かっているので,ハングした状態でリセットボタンを押して起動する回避法が書かれている.ただし,その状態でも起動音はしないようだ.

コールドブートでの回避法はまだ分かっていないので,それまではマシンを終了しないで,スリープさせて連続運転するように書かれている.



● Internet Explorer 4.x の NetVehicle ルータ設定時の待ち時間


倉田氏からお知らせいただいた.富士通製のルータ NetVehicle を Microsoft Internet Explorer 4.01/4.5 からルータ設定変更する際,フォームのボタンを押した場合に 10 秒程度の待ち時間が起きる.

この点について倉田氏が富士通のサポートセンターに問い合わせたところ, Macintosh 用 Internet Explorer の仕様が原因であるという回答を得た.

NetVehicle は Macintosh から送られた文字列の最後に改行コードがあることでその行が終わったと認識する.ブラウザから送信される文字列の最後に改行コードがない場合, NetVehicle は受信が遅れているかどうか判断できない.このままでは次の処理に進むことができないため,10秒のタイムアウトを設定し, 10 秒間次のデータが来なかった場合にブラウザからのデータ送出が終わったものとして処理しているそうだ.最終文字列に改行コードを送出しない Macintosh 版 Internet Explorer のようなブラウザを利用する限りはこの問題を回避できない.富士通は回避法として, Netscape のような終文字列に改行コードを付加してくれるブラウザを使うことを提案している.

この問題は他社のルータでも起こりえるのではないだろうか.



● iBook:Imation Superdisk ドライバがインストールできない


iBook にImation Superdisk のドライバをインストールしようとすると, "it could not load on this computer" とか, "storage class driver dispatch table not found. Find symbol status -2802" とか表示されてインストールできない.これは iBook には USB Storage Class ドライバがインストールされているためで, SuperDisk のドライバは必要ない.



● iBook :内蔵ハードディスク高さ


つじ氏からお知らせいただいた.

iBook Developer Note には 12.7mm (0.5インチ) までのハードディスクを内蔵できると書かれているが, 12.5 mm のものを内蔵したらケースがちゃんと閉まらなくなった iBook ML に報告があったそうである.この ML には Steve Wozniak 氏からの投稿もあるそうである.

追記:
iBook発売記念! 解体インプレッション (2):〜いつもにこにこ即日バラシ〜 (ポチ/Yuko Tanaka氏) には 9.5mm 厚のハードディスクまでが装着可能と記載されている.郷氏からお知らせいただいた.



● USB 機器の現状


USB 対応の Macintosh に関しての不具合報告が絶えない.これらの問題の多くは Apple 社製 USB キーボード,マウス以外のサードパーティ製 USB 機器またはそれらドライバに原因がある. USB 機器不認識,USB 機器接続後の Macintosh の不調(起動障害,アプリケーション等の異常終了,フリーズ)といった障害は Macintosh に各種アップデート(本ページ本文上の基本的な対策一覧に記されている)が施されている場合はそれら機器またはドライバとの関連を疑うべきである.特に最近では各社の USB HUB に不具合があるという報告が多い.

もともと Macintosh が iMac で USB 対応する以前からPC/AT互換機での USB 機器の動作は良好とはとても言えなかった. USB 機器の互換性はもともと大変問題がある.現状では USB 機器の接続には問題が発生する可能性が高いと認識すべきである.

これらは Macintosh 対応とか iMac 対応とか明記されている製品についても同様の状況であり対応できているものと障害が起きるものがある. Apple の USB 対応機器の一覧等に載っているものでも障害が発生する場合がある.(今後,具体的な製品名等のご報告をお願いしたい)

Apple 社製 USB キーボード,マウス以外の USB 製品,殊に HUB などを接続して問題が起きる場合はそれら機器を全て取り外して Macintosh を起動して障害が発生するかどうか確かめる方法と, CD-ROM 起動は,これまで何度も書いているように障害原因を特定する際の基本である.



● Mac OS 9:ATM 3.9 が互換?


MacInTouch 99.10.14 は ATM 3.9 が Mac OS 9 と互換であるという情報を掲載している.



● SONY Spressa USB CDRWドライブの Apple 新モデルとの非互換


MacInTouch 99.10.14 は SONY Spressa USB CDRWドライブが iMac (Slot Loading) ,iBook, Power Mac G4 (AGP Graphics) と非互換であるという読者の情報を紹介している. Power Mac G4 (PCI Graphics) は問題ないそうだ.



●アプリケーションがアップデートされない


MacFixIt 99.10.15 に FAT アプリケーションの 68K 部分を削除した場合,アップデートできないという記事が掲載されていた.回避法はオリジナルのアプリケーションをクリーンインストールし直して,それをアップデートすると書かれている.つまり,決定的な回避法は見つかっていないということだ.

68K 部分のコードを含んだ FAT アプリケーションなどについて,それら 68K 部分を削除するユーティリティがいくつかある.このごろはほとんどが Power PC の環境の人が多いと思うのだが,そのような場合, 68K のプログラムはソフトウェアのハードディスクに占める容量を増すだけで不必要に思われるだろう.そのため, 68K 部分を削除するわけである.

ところが,そのようにして 68K 部分を削除したアプリケーションはアップデートが出た場合に,インストーラが動作しない場合がある.インストーラは FAT でなくなったアプリケーションを認識しないことがあるからである.

このようなことはシステムソフトウェアでも類似のことが起きる. Apple が認めていないアップデートやパッチをあてている場合, Apple のシステムアップデートができないことがあるのだ.最近では Mac OS 8.5.x での NuBus ベース Power Macintosh で起きる可能性のあるアプリケーション起動時にシステムヒープを破壊するバグを修正するパッチを使っていた場合, Mac OS 8.6 にアップデートできないということがあった.

参考:
99/03/24 項目 " Mac OS 8.5.x のバグ?: Apple の見解"



●よもやま: PowerBook G3 Series で最近起きたこと


数週間前だが,レストランで私の PowerBook G3 Series 300MHz のディスプレイを開いたときに周り中に響き渡る「バキッ」という大きい音がした.いったいどこからしたのかも判らず,マシンから出たのかどうかも定かでない気持ちだったのだが,テーブルの向かいに座っていた家内がクラッチカバーといってスリープ LED やパワーボタン等の部分を覆っているカバーの後部とトップカバーとの間に一部隙間ができていることを見つけてくれた.また,ディスプレイの開閉がやや緩くなり,平面から 45 度程度以上開かないとそのままバタンとディスプレイが倒れてしまうようになった.

帰宅してからクラッチカバーを開けてみたのだが,原因はよく分からなかった.まだ購入して半年程度で無償修理期間中なので自分でやらずに修理に出したいのだが,毎日使っているものなのでなかなか修理に出せないでいた.予備の PowerBook 2400 にすればいいのだろうが, PowerBook G3 Series のハードディスクを取り出すのは簡単だが,それを 2400 に内蔵するのは厄介だ.おまけに PowerBook G3 Series が直ってきたら 2400 から戻すためにもう一度分解することになる.そんなことはまっぴらだ.

私は PC カードで 10GB のハードディスクにバックアップを取っているので,それをそのまま 2400 に接続して使うことになると思う.しかし,それでは可搬性が大幅に損なわれてしまう.そのほか, 2400 のメモリ制限と,授業時にモニタミラーリングする際の色数,解像度の問題などあって,つい,修理に出しそびれてしまっていた.

こうしたある日,突然バッテリに充電されない事態が起きた.スリープや終了時に充電できるのに使っている間には充電できない.これはすぐに EMI シールドの問題だと思ったのだが,私にこの問題が起きるのは初めてなので電源アダブタの本体側接点をのぞき込んでも正常なのか EMI シールドが接触しているのだか判断がつかなかった.それで,いろいろ悪あがきして,バッテリをリセットしたり,マシンをリセットしてみたりしたのだが,いっこうに改善されない.それも当然だ.原因はほぼ確実に分かっていてそれはソフトウェアの問題ではないのだ.しかし,物理的に正しい状態がどのようなものか分からないのだから何をどうすればいいのか見当が付かない.

そこで気が付いたのだが, PowerBook 2400 が同じ電源アダブタの接点をしているのだから,並べて比較すればいいのだ.早速比較してみたら,なるほど,これが EMI シールドなのかと分かった.本体の電源アダブタ接点を正面から見ると, PowerBook G3 Series の方はリアカバー側から銅色をしたものがはみ出てきているのが確かに分かる.

じゃ,トップカバーを開けて直そうと思い,まずクラッチカバーを開けた.そうすると,前回異音がして開けてみたときには分からなかったのだが,クラッチ (ヒンジのバーツ) が一部割れていることに気が付いた.派手な異音と開閉が緩くなった原因はこれだったのだ.うーむ.これはどうしても修理に出さなければならないなぁ.下手にいじって無償修理にならなくなると困るのでそのままクラッチカバーを戻すことにした.

さて, EMI シールドの接触であるが,これは電源アダブタ差込口に外からつま楊枝をつっこんでみたらあっけなく動かすことができた.なんだというくらい簡単だった.しかし,この障害を直すために金属の棒などをつっこんだらそれでマシンはお終いである.私ができたからといって保証されるわけではない.私の場合はクラッチ部分の異常があり,そのため容易に動かすことができたかも知れないのだ.そもそも EMI シールドが動いて接触したのもクラッチの異常が原因かもしれない.

(最近では西村氏から同様の障害についてお知らせいただいている.氏はクイックガレージに持ち込みになられて,約 1 週間後に修理されて戻ってきたそうだ.念のためにということで Power Supply が交換されていたそうだ.)

最近実はバッテリ充電に関して以前には起きなかったことが起きていた.バッテリ充電レベルが 90 数パーセントになっていると充電されず, 90 パーセント以下のレベルで充電が始まるようになっていた.以前はそんなことはなく,少しでもバッテリが消耗していると充電されていたのだ.今回,障害から回復した後は以前のように 99 パーセント台でも充電されるようになった.ただ,これが EMI シールドの接触による症状だったのかどうかまでははっきりしない.いろいろやった中にバッテリリセットを行っていて,それで改善されたのかも知れないと思われるからだ.

それ以外で気が付いた点としては,充電されない障害が発生したときにバッテリ残量時間が半分程度しかないように表示されていたことがある.西村氏はこのほかに徴候として,バッテリー駆動中に突然電源が落ちることがたびたびあったそうだ.

今はクラッチの修理にいつ出すか思案の毎日だ

参照:
98/7/21 項目 "PowerBook :バッテリ充電での問題"
98/8/10 項目 "PowerBook :バッテリ充電での問題(継続)"


追記:
飯嶋氏から現在アップルでは電気的な故障以外は全て有償となっているとお教えいただいた.私の場合も有償となるようだ.また,ビデオケーブルなどを傷めることがあるので早めに修理すべきだとご指摘である.




[ 99/10/15]



●ファイル共有がらみのハングアップ:一部回避法


Mac OS 8.x のいつごろか (8.5 から?) 判らないのだが,ファイル共有を使っている状態でマシンに新たに他のボリュームを接続したり,リムーバブルボリュームを交換する,イメージボリュームをマウントするといった作業をした場合,マシンがハングする現象がかなりの確率で発生するようになった.まれにファイル共有を解除した場合にハングすることがあるが,これも関係しているように思っている.

参照:
99/6/20 項目 " Mac OS 8.5/8.6: CD-ROM 挿入でのハング"
99/6/28 項目 " Mac OS 8.5/8.6: CD-ROM 挿入でのハング (継続)"


この障害に関して,中尾氏からディスクイメージマウント時のハングアップ回避法をお寄せいただいた. "ファイル共有機能拡張" と "アプリケーション切替" の両機能拡張のメモリ割り当てを増やすというものである.

私は "アプリケーション切替" 機能拡張を外した状態でシステムを構成しているが,ファイル共有がらみのハングは起きている.従ってこの方法は氏も十分検証できていないと断っておられるように,全ての場合に有効な回避法ではないかも知れない.しかし, "ファイル共有機能拡張" の方は試す価値があるかも知れない.また,このように機能拡張類のメモリ割り当てを増やすという方法は他の障害でも有効な場合があるだろう.

私の場合マシンをリセットするような障害が OS に発生することは本障害以外ではまずない.( RAM ディスクを保存するためにシステム終了を日に 1-2 回行う.また,システムヒープが増大した場合や, FCB 制限によって Illustrator が正常に起動しないといった障害が発生した場合も再起動をする場合がある.また,仮想記憶を切る必要がある場合にも再起動する.が,これらはハングやフリーズではない.)逆に言うと,私のマシンではこの障害がよく起こる.最近では重要なファイルを開らく場合で新たにボリュームをマウントすることが予想される場合は前もってファイル共有を解除するようにしているが,それでも解除していない場合など,週に一度程度はこの障害が発生してリセットを余儀なくされる.これさえなければ何ヶ月もマシンをフリーズ,ハングなしに使い続けられるのにと思っている.私が Mac OS 9 に期待している主な改善点はこの問題の解決である.

追記:
当初, "ファイル共有機能拡張" の部分を誤って "WEB共有機能拡張" と記載したので訂正した.



● Norton AntiVirus 6.0:Finder 表示フォントでの問題


柴山氏からお知らせいただいた. Norton AntiVirus 6.0 日本語版を起動して表示されるボリュームウインドウでのボリューム表示のボリューム名が,アピアランスコントロールパネルの "Finder 表示用フォント" の設定によって表示されない場合がある.私も確認した.(Mac OS 8.6)

"Finder 表示用フォント" を平成明朝など一部の TrueType に設定している場合に,ボリュームウインドウのボリューム名が空白になってしまう.選択する "Finder 表示用フォント" を Osaka といったシステムフォント,細明朝体などのビットマップフォント, ATM フォントといった設定にした場合に障害は発生しない.また, TrueType でも表示されるものもある.



● Norton Utilities 5.0:修復の取り消し


上記 Norton AntiVirus と同時に私の手元に Norton Utilities 5.0 も届いた.早速インストールして使ってみたところ, Disk Doctor に,新しく "修復の取り消し" という機能が付いていた.これは Disk Doctor で修復した場合に,修復直後であれば,修復前の状態にディスクの状態を復帰させる機能である.NDD アンドゥファイルという名称のファイルとしてディレクトリ管理領域を保存しておき,元に戻すことができるようにするものだろうと思われる.

Norton Utilities の Disk Doctor でのボリューム等の修復は場合によっては認識可能なディスクをほとんど回復不能なまでに書き替えてしまうことがある.そのような場合,これまではバックアップに戻すという作業が必要であった.この機能によって,そのような場合でも短時間で元に戻すことができる.

この機能を重大な障害の発生したディスクで試したわけではないので保証はできないが,この機能は大変有効ではないだろうか.アンドゥファイルの保存先は修復対象のディスク以外に指定する必要があるだろう.ただ,この機能があるからといって,バックアップなしに修復を行うべきではない.

考えてみればこれまでなぜなかったのだろうと思うような必要不可欠の機能であると思う.



● Speed Disk:PPPMenu との問題


六反田氏からお知らせいただいた.Norton Speed Disk 4.0x/5.0 日本語版を PPPMenu (2.0.6)と同時使用する環境で, Speed Disk の "エクスプローラ" メニューから "断片化したファイルを見る" を選択すると,何度も同じ検査を繰り返して中止ボタンを押すまでループする. PPPMenu をコントロールパネルから外したところ障害は出なくなった.(8600/250+ Mac OS 8.6)



● Speed Disk 4.0x:ディスクウォーリアでの異常報告


Speed Disk 4.0x で最適化したディスクをディスクウォーリアで検証するとさまざまなディレクトリ異常が報告される.ディスクウォーリアでディレクトリを置き換えた直後, Speed Disk をかけても(最適化は起こらず)ディスクウォーリアでの検査も今度は異常を報告しない. Speed Disk では必ず最適化時にファイル等の移動が起きなければディスクウォーリアで異常は報告されないようだ. Speed Disk 最適化後,ディスクウォーリアで異常が報告される場合でも Disk First Aid, Norton Disk Doctor では何も異常を報告しない.

Norton Utilities 5.0 の Speed Disk 5.0 で最適化した場合はこのような現象は発生しない.

これまでディスクウォーリアに関して DiskWarrior と表記してきたが,以前から英語版に加えて日本語版を使用し始めているので特に英語版に限定する場合以外についてはディスクウォーリアと表記することにした.ディスクウォーリアは亘香通商のスーパープラスツールというハードディスクユーティリティセットに日本語化されて含まれている.私が現在最も信頼しているハードディスクメンテナンス/修復ツールである.



● FileSaver と Adaptec PowerDomain 2940UW の問題(継続)


Adaptec PowerDomain 2940UW と FileSaver を同時使用すると Finder 起動時にフリーズする障害について,立ち返り氏より, FileSaver 5.0 でも改善されていないとお知らせいただいた.

参照:
98/12/21 項目 "Adaptec PowerDomain と Mac OS 8.5"




●マシンリセット後の TCP/IP 接続不良


山村氏からお知らせいただいた.

iMac M7440J/A を Ethernet 経由にてケーブルモデムに接続し,インターネットを楽しんでいたところ, AC 電源のサーキットブレーカーが飛んでしまい,ネットワーク接続が中断してしまいました.これを契機に,ケーブルモデムとのコミュニケーションが不通になってしまい, PRAM をクリアしても,システムを入れ替えても,接続が復旧しません.不思議なことに,問題があるのは TCP/IP だけで, AppleTalk は生きていましたので,ハードウェアの問題とも考えられず,販売店に問い合わせたところ,初期設定ファイルを捨てて再起動すればよいとのアドバイスを得,実行したところ,問題は解決しました.



● Font Manager Update での改善: AOL のメーラでのことえり入力時の下線


OGAWA 氏からお知らせいただいた.

氏は米国で使用する必要があり, AOL のメーラを使用したところ,ことえりの漢字変換時に未変換を示す下線が破線のようになって認識しにくくなるため,変換の区切りが分からず変換に不都合が起きた.氏が Font Manager Update を使用したところ障害は解消した.

なお,氏から, Font Manager Update 日本語版使用後機能拡張マネージャでの Mac OS 全てと基本の名称の末尾に "(FMUpdate)" 追加されているとお知らせいただいている.私も確認した.



● iBook: CD-ROM 起動時のスリープ復帰障害


TIL: 58482 : iBook: Improper Wake From Sleep When Booted From CD

iBook で CD-ROM から起動しているときに iBook をスリープさせたり自動的にスリープに入った場合,スリープから適切に復帰しない.ハードディスクは回転し始めるが,スクリーンは暗いままである. command+control+パワーキーによって強制リセットする.



● PowerBook と iBook:Speakable Items とのスリープ障害


TIL: 58483 : PowerBook & iBook: Will Not Sleep When Speakable Items is Active

PowerBook または iBook は Speech コントロールパネルで Speakabl Items を使用しているとサウンド入力ドライバが使用されていているために自動的にスリープしない.なにかのソフトウェアがユーザに分からないまま Speakabl recognition を使用している場合があり,そのような場合もスリープしない.



● iBook: iMac 用 RAM との互換


高さ 1 インチまたは 1.25 インチの iMac 用 SO-DIMM は iBook でも取り付け,動作可能である.



●リチウムバッテリ価格の改定


LC 475などの機種に使われているリチウムバッテリの価格が 10 月 1 日から改定されている.大番氏からお教えいただいた.

Apple 修理用部品が 1220円,maxcell ER3 が 1200円,秋葉原での価格が 1780-1980円程度となっているそうである. このお知らせに基づいて,475, 6100, 600, 400 バッテリ切れの問題の該当部分も修正した.




[ 99/10/13]



Mac OS 9 に関する TECH NOTE を読んで興味を引いたところ等を書き出してみた.英語版が公開されてその日(数日前)に作成したものであるので,日本語版はあまり参照していない.

なお, Mac OS 9 での Font Manager の修正はフォントスーツケース統合時のフォントID についての障害も改善されている.


● Mac OS 9:インストールできる機種


Power PC プロセッサ搭載マシンで 32MB 実装メモリ,仮想記憶によって 40MB 以上に設定されていること.(実装メモリが 64MB 以下のマシンでは仮想メモリの容量は 64MB に初期設定される)



● Mac OS 9:第一世代 PowerMacintosh へのインストール


6100, 7100, 8100 へのインストールは Mac OS 9 インストール CD から起動して行う.



● Mac OS 9:必要システム


Power PC でのみ動作する Mac OS 9 であるので,上書きインストールする場合, System 7.1.2 以上のシステムが対象となっている.

System 7.5.1 かそれより前のバージョンでは Mac OS 9 インストール CD から起動する必要がある.



● Mac OS 9:インストーラの"機能セット"


インストーラからのインストールでは新しく"機能セット" (Feature Sets) という選択肢ができた.教育,ビジネス,ゲームといった使用に最適なインストールを行う.



● Mac OS 9: Finder 9.0 の新機能


・2GB 以上のファイルコピー,情報ウインドウでファイルについての情報表示ができるようになった.

・フロッピーディスクなど Desktop Manager をサポートしないボリュームでサイズの大きな "デスクトップ" ファイルが含まれている場合にマウントするのに時間がかかった問題が改善され,マウントが速くなった.

・"TheVolumeSettingsFolder" 不可視フォルダを作成し,そこにウインドウの位置,デスクトッププリンタほかの情報を追跡する.

・ファイルメニューに "暗号化" (Encrypt) という項目が新設され, "Apple ファイル保護" (Apple File Security) アプリケーションを起動し,選択されたファイルを暗号化することができるようになった.フォルダに関しては暗号化できない.



● Mac OS 9:Apple ヘルプ 1.5


Apple ガイド 2.5 と ヘルプビューア 1.5 からなり, ヘルプビューア 1.5 の HTML 描画エンジンは他のアプリケーションからライブラリとして利用できる HTMLRenderingLib である.

ローカルにインターネットベースのヘルプファイルを検索,表示できるようになった.



● Mac OS 9: Apple Data Security 2.0


ファイルシグネチャの署名と検証,パスワード保守,ファイル暗号化に関する機能が利用できるようになった. "Cryptographic Message Syntax (CMS) " 機能拡張がインストールされる他以下のアプリケーション,コントロールパネルがインストールされる.

"Apple ファイル保護"

Apple ファイル保護(アプリケーションフォルダに入っている)によって個々のファイルを暗号化できる.ファイルメニューの "暗号化" (Encrypt) 項目を選択することで起動する.フォルダに関しては暗号化できない.

"キーチェーンアクセス" コントロールパネル 2.0

マスターパスワードを入力すれば複数のパスワードを保存して自動的に入力するようにできる. System 7.5 で実現されていた PowerTalk の鍵束と類似の機能である.



● Mac OS 9:Carbon サポート


私の能力ではこれらのことについて具体的にはよくわからない.



● Mac OS 9: System スーツケース


ATSUI (Apple Type Services for Unicode Imaging) 2.0 はこれまでの QuickDraw GX で可能だったタイポグラフィ制御の多くを提供できるようになった. Postscript Type 1 フォントのすべてのフレーバーに対するネイティブサポートが追加された.

Communications Toolbox はこれまでシリアルポートの通信最大許容速度を正しく報告しなかったが,正しく報告するようにした.

File Manager の FCB(FCB: file control blocks または fork control block )制限 (同時にメモリに展開できるファイル数制限) がこれまでの 348 から 8169 に拡張された.

ディスクのアクセス要求時にディスクが認識できない場合, -503 エラーを返すディスクドライバの機能をサポートする.これは USB ディスクドライバで有効である.

Sound Manager の改善により,一部の PowerBook で仮想記憶を使用しているとサウンドの再生でクリック音が出た障害は修正された.



● Mac OS 9:コントロールパネル


"アピアランス"

アピアランスコントロールパネルを開くたびにメモリリークが蓄積されていくバグは修正された.

"File Exchange 3.0.2"

PC フォーマットされた 120MB SuperDisk 対応の改善
File Exchange によってフォーマットされたボリュームに誤ったサイズが割り当てられる障害の修正

PC フォーマットボリュームを Mac OS フォーマットに再フォーマットする際のいくつかの問題を修正

DOS ディスク名称をブランクにすることができないようにした.

"ファイル共有"

ファイル共有は TCP/IP 上で使用できるようになった. Open Door Networks のライセンスによって, "ShareWay IP Personal Bgnd" というバックグラウンドプロセス使用することで可能となっている.このことにより LAN 内だけでなく,インターネット上でファイル共有が可能となる.

"利用者 & グループ" コントロールパネルは "ファイル共有" コントロールパネルに統合された.

"FontSync"

ファイルがマシン間を移動するときに名前だけではなくフォントの内容に基づいてフォントの識別を行う機能がある.標準ではインストールされず,Apple エクストラフォルダからユーザーがシステムフォルダにドロップしてインストールする.

"モニタ" および "サウンド"

Mac OS 9 ではモニタ & サウンドコントロールパネルはモニタとサウンドの個々の二つに分化した.

"ソフトウェア・アップデート"

インターネットを通じてのソフトウェアアップデート機能を提供する.



● Mac OS 9:機能拡張


"AppleShare Client 3.8.5"

起動時のサーバマウントの方法が変更された.AppleShare Prep 初期設定に記録されていたものを,起動項目に新しく"サーバ" (servers) というフォルダを作り,そこにエイリアスを作成するようにした.(この部分日本語版 Tech Note との記述と異なる.日本語版では起動項目内にサーバフォルダができるのではなく,システムルートにできると読める.) "AppleShare Client 3.8.5" は Mac OS 9 で動作しそれ以前の OS とは非互換であるし,また以前の "AppleShare" は Mac OS 9 とは非互換.

"ColorSync 3.0 "

日本語版では "ColorSync 特性" フォルダの名称が "ColorSync プロファイル" に変更された.

"Find By Content"

索引作成と検索のパフォーマンス改善

各ボリュームの内容で検索の索引に登録されているファイルを保存すると自動的に索引を更新したり,新しいファイルを索引化することができる.また, Sherlock の索引作成は Mac OS 9 からさらに多くの言語に対応した.多言語の索引を作成して切り替えて使うことはできず,一つの言語の索引しか作成できない.(別言語の索引を作成するためには既存の索引を削除してから行う必要がある)

"Open Transport 2.5"

大きいデータブロックを転送する際にコピーが停止する問題の解消

DHCP 取得に関わる処理待ちの問題(DHCP リースの取得更新をしようとするときに停止する問題)が起きないよういくつかの内部タイムアウト定数が調整された.

Windows NT DHCP サーバおよび他の DHCP サーバとの互換の向上

これまでの多くの Open Transport library は二つに統合された.

スリープサイクルに渡ってプロトコルスタックを開いたままにできる.

Apple Remote Access は クライアント/サーバ バージョンである.



● Mac OS 9:今後サポートされなくなる項目


Apple テレコムソフトウェア
QuickDraw GX
Energy Saver API (Energy Saver API を使用するアプリケーションは Mac OS 9 では正常に動作しない)



● Mac OS 9:ほか


"マルチユーザ 1.0" (Multiple Users)

ユーザは,ログイン時に独自の設定ファイルを持つことが可能になる.この設定ファイルには,初期設定,アップルメニュー,起動項目,デスクトップ(Desktop Items),最近使った書類(Favorites)が含まれる.

音声による認証が可能.

"Network Services Location 1.1"

URL のドラッグ&ドロップができるようにするなど.

"Sherlock 2"

チャネルという概念で,検索サイトをカテゴリー別に分類することが可能となった.

ファイル検索と内容で検索が単一のファイルチャネルに統合された.

"Package First Aid"

アプリケーションパッケージとして不適切に設定されたフォルダをリセットする.

"Drive Setup"

UFS や他の一般的な UNIX フォーマットに対応




[ 99/10/12]



● Power Mac G4 (PCI Graphics) : Western Digital Caviar 不良製品搭載マシンの見分け方


TIL: 25017 : Power Macintosh G4 (PCI Graphics): 10.2GB Hard Drive Issue

上記 TIL に Western Digital Caviar 不良製品が搭載された Power Mac G4 (PCI Graphics) の見分け方が記されている.

・マシン本体の製造番号:xx938xxxxxx または xx939xxxxxx

でなおかつ.

・ Apple システム・プロフィールで表示されるハードディスク:WD102AA で製造番号が WD-WM6570248884 から WD-WM6570432919

本ページでは,日本で発売されたマシンに問題のハードディスクが搭載されていないことを既にご報告している.国内以外で入手された場合に上記を参考されたい.




[ 99/10/11]



● Mac OS 9:Language Kit の統合


Mac OS 9 英語版ではインストール CD に各国語 Language Kit が含まれ,インストール時に選択してインストール可能になっている.



● iBook:esc キーの機能


TIL: 58480 : iBook: When to Use the Escape Key During Startup

iBook では esc キーに新しい機能が割り当てられている.ハードディスク上にメモリ内容が保存されている場合,その内容を起動時に読み込まないで起動するという機能である.

省エネルギーコントロールパネルで "Preserve memory contents on sleep" (スリープ時にメモリ内容を保護する)を選択している場合に, iBook がそのファイルの読み込みに失敗して起動できない場合に, esc (Escape) キーを押しながら起動する(パワーキーを押して直ぐに esc キーを押し,ハピーMac が表示されるまで押し続ける)ことによって起動できるようになる.この場合,保存されていた RAM の内容は失われる.



● iBook:バックアップバッテリなし(継続)


TIL: 58445 : iBook: Does Not Have a Backup Battery

99/9/12 項目 " iBook:バックアップバッテリなし" で紹介した上記 Apple Tech Info Library の内容が大幅に修正されている.つじ氏からお知らせいただいた.

バックアップバッテリなしで「システムクロック」が持続する時間は「 10 分」.「 PRAM はメインバッテリを長時間外しても影響されない.」(もとは PRAM が 20 秒持続するという内容であった)

また,次の内容が追加されている.

省エネルギーコントロールパネルで "Preserve memory contents on sleep" (スリープ時にメモリ内容を保護する)を選択してスリープしてからバックアップバッテリを外しても,スリープ復帰時にスリープ以前の状態に戻ることができるので,こちらの方法でもよい.

つじ氏によれば, 米国の iBook ML (メーリングリスト)で,フリーズしたときにクリップでリセットした後日付がおかしくなったという報告があり, PRAM,システムバッテリーに関連しているのではないかと考えられているそうである.



● PowerBook G3 Series:オーディオ CD 関連によるハードディスク損傷(続報)


TIL: 24985 : PowerBook G3 Series: Data Corruption When Reading Audio CDs

PowerBook G3 Series で起きることがあるとしたハードディスクのデータ損傷について Apple Tech Info Library が更新され, IBMの 8GB のハードディスク IBM-DYLA-28100 で発生すると記載された.

TIL: 24985 : PowerBook G3 Series : オーディオ CD 読み込み時にデータが壊れる問題について

上記 TIL 更新後に公開された日本語版翻訳 TIL では更新された情報は記載されていない.

参照: 99/9/6 項目 "注意: PowerBook G3 Series:オーディオ CD 関連によるハードディスク損傷"



● iBook スリープ復帰に "Multiprocessing" フォルダが必要?


MacFixIt The iBook and the AirPort において, iBook のスリープ復帰には "Apple CPU Plugins" と "Multiprocessing API Library" の入った "Multiprocessing" フォルダが必要ではないかという投稿を紹介している.投稿者は iBook を最小限のシステムから起動してスリープから復帰させようとした際,スリープライトが消えてハードディスクは回転し始めるのに,モニタがブラックアウトしたままだったそうだ.原因を追究した結果上記のフォルダが機能拡張フォルダになければならないことにたどり着いたという.未確認である.



● Apple DVD Player version 2.0 beta 2 の Mac OS 8.5.1 上での再生障害


MacInTouch 99.10.9 は Power Mac G4 (AGP Graphics) 450 と iMac DV において, Apple DVD Player version 2.0 beta 2 が DVD 再生時に音声信号と映像を同期できない問題があるという投稿情報を載せている.その中で Apple が Mac OS 9 で修正されていると回答したとしている.



● Norton Utilities Mac OS 9 対応状況


シマンテック社は Mac OS9対応についてというページで, Mac OS 9 にノートン・ユーティリティズ Ver.5 で深刻な問題はないとしているが,同時に従来バージョン 3.x/4.x は「絶対に」使用しないよう強調して呼びかけている.ノートン・アンチウイルスに関しても Ver.6 で対応とし,従来バージョンは非対応としているが,こちらは絶対とは書いていない.



● Norton Utilities 5.0: Live Update scheduler のスリープ障害


MacFixIt 99.10.8 は Norton Utilities 5.0 英語版で Live Update scheduler によってスケジュールが予定されている場合 Macintosh がスリープしなくなる場合があるという Symantec からの情報を掲載している.

これはもともとは MacFixIt 99.10.7 に寄せられた投稿への回答の内容となっている.もともとの投稿では Disk Light 以外の Norton の機能拡張を外すとスリープするようになったとしていて Norton の機能拡張に問題があるというように受け取られる内容であるが,この点に関して Symantec は一般的なコンフリクトであろうとしている.こうした中で "Norton Schedule File" を削除するという回避法も紹介している MacFixIt に最初に投稿された内容は単なるコンフリクトであって,投稿者のシステム構成の問題であった可能性が高いように私には思われる.

人が自分の Macintosh をどのような状態で使用するかはその人の自由である. FileSaver を不可欠であると認識する人は少なくないだろう.しかし,一般的に言って, Norton Utilities のインストールする様々な機能拡張類を全て機能拡張フォルダから外す方が Macintosh は安定する.これは何も Norton に限らない.



● Norton Utilities 5.0 英語版とアピアランスでのフォント設定の仕様


MacFixIt 99.10.7 および 99.10.8は Norton Utilities 5.0 英語版が Mac OS の Appearance Manager と非互換な場合があるという投稿ならびに Symantec からの回答を掲載している.

投稿によれば,アピアランスコントロールパネルの "スモール・システムフォント" で特定のフォントを指定した場合, Norton Utilities 5.0 英語版で表示されるダイアログやアラートで文字が読めないという.これは Norton がスモール・システムフォントにもラージ・システムフォントを縮小して使用する仕様になっていることが原因であるとしている.

この点について Symantec は次のように説明している. Norton Utilities は JLK などのシステムでスモール・システムフォントでの設定を使用すると文字化けするため,スモール・システムフォントを使用しないでラージ・システムフォントを使用している.こうすることで文字化けを防ぐことができる.英語版以外のシステムに英語版の Norton をインストールする必要があるユーザーに障害が起きた場合には簡単な回避法があり,ラージ・システムフォントをノーマルなフォント(Geneva など)にすればよいとしている.(この説明は私には若干分からない点があるが)

これらの話は日本語システム上で日本語版を使う場合には全く関係ないものと思われる.話は単純で,要するにこれは我々が文字化けと呼んでいるものであろう.(分かりやすくするため,上記 Symantec の説明でも文字化けという言葉を使用した.)英語圏の人々には見馴れないもののために難解な障害と受け止められているのではないだろうか.

英語版のシステムを日本語化した場合,ラージ・システムフォントでは英語の 1 バイトシステムフォントと Osaka などの 2 バイトシステムフォントの両方を選択できる. MacFixIt への投稿者はここで 2 バイトのシステムフォントを選択したのだろう.(それに対し,そのようなシステムでもスモール・システムフォントはその時点で選択されているプライマリスクリプトフォントしか選択できない.)英語版 Norton がラージ・システムフォントをアプリケーションでのダイアログ表示等に使用するとすれば当然であるが,文字化けする.



● Netscape 終了時のダイアルアップ接続


今井氏からお知らせいただいた. YAMAHA の無用な発呼を抑えるフィルタ設定例 というページに Netscape Navigator/Communicator 4 終了時にユーザーが意図せずダイアルアップ接続してしまう事例と対処法が記されている.

それによると,特定の WWW サーバ (Cookieを使っているところらしい) にアクセスした後, Netscape を終了した場合に起きることがあり, TCPFIN という種類のパケットだそうだ.回避法も書かれている.



MacsBug 6.6f2c1


Mac OS 9 に必要. Mac OS 9 では安定して動くが,それ以前の OS バージョンでの動作は問題があるかもしれない.新しい見かけになっている.

追記:
MacFixIt 99.10.12 に Mac OS 8.6 にインストールした場合にクラッシュする回避法として, MacsBug Preferences」フォルダの次のファイルを外すという方法が載っている.

"Leaks dcmd - optional"
"PageFaults dcmd - optional"
"Startup Actions - optional"



● Mac OS 9 に関する TECH NOTE


TN1176 : Mac OS 9
(同日本語版)
TN1184 : FCBs, Now and Forever
TN1180 : Sherlock's Find By Content Library
TN1181 : Sherlock's Find by Content Text Extractor Plug-ins
TN1177 : Introducing the LaserWriter 8 Driver version 8.7
TN1178 : LaserWriter 8.7 : Scriptable Printing
TN1179 : PostScript Output Filters For LaserWriter 8. 7
TN1185 : New ColorSync 3.0 APIs
TN1182 : NewGWorlds in VRAM and AGP Memory
TN1183 : QuickTime 4.0.3
TN1186 : How To Be a Good Multiple Users Citizen
(同日本語版)
TN1187 : Digital CD Audio



[その他]
Windows 派の私が iMac を欲しがる理由
真・僕がMacに入れ込む理由





[ 99/10/9]



● Western Digital Caviar 一部製品の問題について(継続):日本発売の Power Mac G4 は無関係


佐藤氏から G4 のハードディスクリコールについてで「 Western Digital 社の発表をうけ、弊社製品について調査を行いましたが、対象である 1999 年 8 月 27 日から 1999 年 9 月 24 日に製造されたハードディスクドライブは、日本向け製品には使用されていないことが判明いたしました」と発表しているとお知らせいただいた.



● Mac OS 9:FCB 制限の緩和と 119 エラーの追加


これまで本ページが何度か予告したとおり, Mac OS 9 では File Manager の FCB(FCB: file control blocks または fork control blocks)制限がこれまでの 348 から 8169 に拡張された.このことにより複数のアプリケーションを開く際に障害が発生していたことが改善される.

Mac OS 9 ではアプリケーションソフトウェアが FCB テーブルに直接アクセスすることはできなくなった.そのため, FCB テーブルに対する PowerPC ローメモリアクセッサ関数を呼び出すソフトウェアが直接 FCB テーブルに直接アクセスした場合など 119 エラーを表示するような機能が追加され,新しく 119 エラーが新設された.

この変更によって,いくつかのプログラムは Mac OS 9 で不都合が起きるだろう. ATM の従来バージョンが非互換であるというのも関連があるかもしれない.



● Mac OS 9:フォント数制限の緩和


FCB 制限の緩和に従って,フォントスーツケース数の制限も 128 から Mac OS 9 では 512 となった.(エラーメッセージの表示に修正が十分でない点があり, 512 制限を越えた場合に出るアラートは以前のままだ)



● Mac OS 9:Open Transport 2.5 による修正


Mac OS 9 の Open Transport 2.5 はこれまで問題となっていたいくつかの重大な障害が解消あるいは改善されている.

・大容量のネットワーク間コピーでのフリーズの解消
・ DHCP 取得に関わる処理待ちの問題の解消
・ Windows NT DHCP サーバとの互換の向上

これまでの多くの Open Transport library は二つに統合され,すっきりした.スリープしてもプロトコルスタックが保持される仕様となった. Apple Remote Access は クライアント/サーバ バージョンである.



Internet Explorer 4.5 Macintosh Edition を必ずフリーズさせることができるページ (MSIE4.5 Killer page)


藤井氏からお知らせいただいた.藤井氏は Microsoft Internet Explorer Macintosh 版で表示するとマシンを巻き込んでフリーズする原因を究明され,サンプルページを作成された.上記リンクから行けるページ内にそのリンクが作成されている.(上記ページの表示ではフリーズしない)

Netscape では障害は発生しないが, Internet Explorer では必ず他のアプリケーション等を切って自己責任にてお試しいただきたい. Macintosh は強制再起動する必要がある.原因はテーブルタグの記述で幾重にもネストしたテーブルを作成しているページに Internet Explorer がアクセスしたときに Internet Explorer がそれを表示できないことにあるようだ. Internet Explorer 4.0.1/4.5 で私も確認した.

参照:
99/6/10 項目 " Microsoft Internet Explorer 4.5:特定ページでマシンクラッシュ"





[ 99/10/6]



● Mac OS のフォルダとボリューム名の制限


TIL: 25010 : Mac OS: File, Folder And Volume Name Limitations

Apple Tech Info Library の内容を要約する.

Mac OS 9.x を含むそれまでの Mac OS でファイルとフォルダ名称は 31 字(バイト)である.それに対しボリューム名称は 27字(バイト)である.また,これらの名称に ":" (コロン) を使用することはできず(パス名としてシステムに予約されているので),入力すると Mac OS によって自動的に "-" (ハイフン) に置き換えられる.

ボリューム名に 27 字以上使えた例があるが,ファイル共有や全ての Mac OS バージョンで正常に機能するためには 27 字制限を守った方がよい.

27 字制限は HFS が MFS MDB (Macintosh File System Master Directory Block) の制限を引き継いでいるからであり, Apple Tech Info Library 中の全ての Mac OS バージョンで動作するためと書かれているのもこの互換性を指している.

ただし,最近の OS では "&" を起動ボリューム名にしない方がよいといったことが指摘されているし,私が聞いている範囲では "-" をフォルダ名先頭に用いない方がいいようだ.また, "." をファイル/フォルダ名先頭に使用しないようにする.

初心者の方のために補足すると,これらのことは全て 1 バイト(欧文)での制限であり,和文にはそのままは当てはまらない.和文はコンピュータが認識する記号からすると人間が認識する文字形とは全く別の記号であるからである.従って ":" と ":" は別物であり, ":" をファイル名称等に使用することには何の問題もない.また,上記は Finder 上の注意であり,ワープロ等アプリケーション上でのファイルでの文字入力には何の制限もない.

":" について Macintosh は自動的に置き換えてくれるなど,初心者が Macintosh での文字使用について憶えておかなければならないことはほとんどないと言ってよい.大文字と小文字は Finder では区別されないことくらい知っていればよいだろうか.

参考: 99/7/11 項目 "ヘルプビューアと&"



●大きいテーブルを読み込んだ場合のシステムヒープの増大


水谷氏から, Mac OS 8.6 で大きいテーブルを読み込んだ場合にシステム専有メモリが増大するとお知らせいただいている.水谷氏の場合,最高でシステム専有メモリが 165.4 MB にも達した.(画像

私も 8.5 時代は掲示板などのあるページを読み込んだ場合にシステムメモリが増大し, 100 MB 近くまでよく行っていたのだが, 8.6 からは仮想記憶を使用し始めたこともあり,最近はあまり増大することはなくなった.(何とか以前水谷氏がお知らせ下さった 100 MB超 までと思っていたが,ついに 100 MB を超えることのないままだった.仮想記憶を使用するとこうしたシステムメモリの増大は多少抑制できる. )水谷氏の場合は仮想記憶を使っていても上記の値になっている.



● iBook:付属 CD の誤ったバージョン印刷


TIL: 58464 : iBook: Incorrect Version Number Printed on Restore and Install CD

iBook の Restore および Install CD には間違った1.2 というバージョン番号がシルクスクリーン印刷されているが,実際には 1.3 であるという内容.



● iBook:ヒンジ部の金属部分


TIL: 58455 : iBook: Description of Metal Tabs in Display Hinge Area

iBook のヒンジにある 2カ所の金属部分は新しい開閉機構に関連しているという Apple Tech Info Library の文書.



● iBook:底面の二つの接点


TIL: 58438: iBook: Description of Charging Contacts on Underside

AC アダブタとは別に AC 電源供給用の接点について. Apple がこれを利用するような機器を提供する予定はないが,サードパーティがドックのようなものを提供するかも知れない.写真入り.



●インターネット接続アシスタントでの設定の削除法


TIL: 31103 : Internet Setup Assistant: Reusing Configuration Names

インターネット接続アシスタントで設定した設定名称は "Internet Preferences" を捨てないと,単にインターネット関連各種コントロールパネルでの名称を削除しても変更できないことと,代替方法についての内容.



● TIP: Sherlock での command+B


Sherlock でインターネット検索語,該当項目を選択して command+B を押すと新たにブラウザの新規ページが開いてそこに表示される. B は Blowser の B だろうか.




[ 99/10/4]



● Netscape Communicator 4.7 日本語版: Sherlock が使えなくなる障害の回避法


寿楽氏から 99/10/3 項目 "Netscape Communicator 4.7 日本語版ほか: Internet Config Extension を外すと Sherlock が使えなくなるなど" に記載した障害(インストールされた Internet Config Extension を外すと Sherlock が使えなくなる)の回避法をお知らせいただいた.

「回避法」

(1) Internet Config Extension 機能拡張と英語版の Sharlock の初期設定ファイルの二つを削除し,

(2) 再起動後,デスクトップファイルの再構築をする

回避法は大平氏によって有効であることが確認されている.

この問題が起きる原因については,黒原氏,寿楽氏が推測されている.おふたりのご意見を総合すると次のように考えられる.

Netscape Communicator 4.7 日本語版は,起動項目に "AIM Promo" と "Launch AIM" をインストールするが,再起動すると Netscape AOL Instant Messengerというアプリケーションが起動し,これが "Internet Config Extension" を使用する.(黒原氏)日本語版のインターネット設定機能拡張に優先して記憶され,インターネット設定機能拡張を必要とする他のソフトは同機能拡張の所在を記憶しているはずのため,それが後から入った英語版の情報に書き換えられ、その状態で英語版を削除すると「見つからない」ということになる.従って,回避にはデスクトップ再構築が必要となる.(寿楽氏)

近藤氏は,複数台の環境で, Communicator 4.7 インストール時に "Internet Config Extension" がインストールされる場合とされない場合があることを発見された.調べてみると "AIM Module" と "Stuffit Expander Module" がインストール前に存在する場合に " Internet Config Extension" がインストールされ,それらが存在しない場合にはインストールされないことが分かった.環境によって AOL関係, Stuffit Expander関係をインストールする必要の無い場合は上記 "AIM Module" と "Stuffit Expander Module" を削除してからインストールすれば無用なトラブルを避けられるではないかとご指摘である.

黒原氏,寿楽氏,近藤氏のご指摘を総合すれば, "Internet Config Extension" があっても障害が起きる場合と起きない場合の説明もつきそうである.

中川氏は Communicator 4.7 日本語版でインストールされる Internet Config のバージョンは 2.0.2 で, Mac OS 8.6 標準の "インターネット設定機能拡張 " (Internet Config Extention 2.0.3J 相当) よりバージョンが古いとご指摘である.

Communicator 4.7 を未入手の私が言うのもおこがましいのだが,各種システムリソース(機能拡張類ほか)をインストールしてくることが明らかなアプリケーションインストールに関しては,インストール専用に作成した別システムから起動してインストール後,常用システムフォルダにそれらのうち必要なものだけを移動して使うことを推奨したい.

参考:
ソフトウェアのインストール



● Virtual PC 3.0: PowerBook G3 Series でのフロッピー非認識


長谷川氏からお知らせ下さった. Virtual PC 3.0 英語版には 2.1.3 で解決したはずの PowerBook G3 Series での左側ベイフロッピードライブモデュールでフロッピーを認識しない問題が再発している.

氏が Connectix に連絡されたところ,障害を確認していることと,次期リリースで改善予定であると回答があった.




[ 99/10/3]



● Western Digital Caviar 一部製品の問題についての取り組み状況ほか


99/9/30 項目 " Western Digital Caviar 一部製品の回収" でお知らせした Power Mac G4 搭載のハードディスクに関して,影響が予想されるモデルで Apple が Power Mac G4 に使用したのは 10.2 GB のみであると Apple の関係者が言っていた.

Apple は現在搭載ハードディスクに将来障害が発生するかどうか検出する方法(ユーティリティ?)について Western Digital と作業中だとも聞いている.こうしたことがはっきりしてから,情報はサポートページで公開されるだろう.

一時, Western Digital のページに検出ユーティリティが発表されたらしいのだが,このユーティリティは Error 107 を出して正常に動作しないことが分かっている.そのため,ユーティリティは Apple が Western Digital に要請して削除してもらったそうだ.

ハードディスクに実際に問題が出るのは早くても 6ヶ月後であることから,回収方法等についてまだあわてて方法を明示する必要はないと考えているような印象を私は Apple から受けた.



Netscape Communicator 4.7 日本語版ほか : Internet Config Extension を外すと Sherlock が使えなくなるなど


大平氏からお寄せいただいた. このほど公開された Netscape Communicator 4.7 日本語版をインストールし, Internet Config Extension 機能拡張ほかインストールされたファイルを外すと, Sherlock が起動できなくなることがある.

Internet Config Extension を外して Sherlock を起動すると "“ICAp;InternetCnfigLib”が見つからないので,アプリケーション“Sherlock”を開くことができません" というアラートが出て, Sherlock を開くことができない. Internet Config Extension を戻すと起動できる.初期設定フォルダを見てみると Sherlock の初期設定が日本語と英語で作られていたそうである.(Blue & White G3 300 +8.6, iMac でも確認)

インターネット設定機能拡張と Internet Config Extension の共存は様々な問題を発生させる可能性があり,好ましいことではないが, Sherlock が使えなくなるのも問題である.

ほかには AOL の NetFind 用の Sherlock プラグインもインストールされるが, "インターネット検索サイト" フォルダに入らずにシステムフォルダの第1階層に入るそうである.

英語版について, MacInTouch MacFixIt 99.10.1 ほか海外のサイトのいくつかは Netscape Communicator 4.7 英語版での様々な問題を特集している.ネット上でのダウンロードのバーによる経過表示が終了しても実際には入手できていないとか StuffIt Expander のバージョンが古いため復元時に -39 エラーが出るなどのダウンロードの問題や,付属している各種プラグイン等のバージョンが古い, ATM などとの古いバージョンでの問題が未解決,メールに添付ファイルを付けようとするとクラッシュする(初期設定を捨てるか,キャッシュファイルをクリアすることで回避される)などが報告されている.詳しくは MacInTouch, MacFixIt などオリジナルサイトを直接ご参照いただきたい.

私は 4.7 を未入手であるので確認していないが,インストールなさる方は慎重に行なわれたい.

追記 2:
多数の方から Netscape Communicator 4.7 日本語版インストール後に Internet Config Extension 機能拡張を外しても Sherlock を使用できているとお知らせ下さっている.中川氏,黒原氏,神前氏ら何人かの方は,インストール後に直ちに再起動するのではなく,再起動前に Internet Config Extension 機能拡張を外す方法を推奨されている.

ほとんどの場合で Sherlock が使えなくなるような障害は起きにくいのではないかと思われるが,一方で同様に Sherlock が使えなくなるという報告も他にある.現在のところ,どのような状況下でこうした障害が発生するかは不明である.(インターネット関連の設定が書き替えられている可能性はないのだろうか)

追記:
10/4 項目に回避法を記した.



● QuickTime 4:ダイアログのプレビュー表示での処理待ち


9/25 項目 " Quick Time 4 と Default Folder:Illustrator 8.0.1 での処理待ち" (項目名を変更した)に関して当初 Quick Time 4 と Default Folder との関連が指摘されたが,私が自分の環境で試したところ, Default Folder の入っていない最小限のシステムにいくつかの QuickTime 4 ファイルを加えた場合でも問題が発生することが判明した. Default Folder とは無関係のようだ.

同じ環境でも QuickTime 3 では起きないので QuickTime 4 の問題であると思われる.また,プレビュー表示に時間がかかるアプリケーションは Illustrator のみではなく, SimpleText などオープンダイアログでプレビュー表示する機能のあるアプリケーションで QuickTime を利用しているものでは一般的に起きる問題であると思われた.

私が調べたところでは, オープンダイアログでプレビュー表示する機能には以下の QuickTime 4 機能拡張類が必要である.

QuickTime
QuickTime PowerPlug
QuickTime Authoring(QuickTime Extensions フォルダ内)
QuickTime Image(QuickTime Extensions フォルダ内)

この中で QuickTime Extensions フォルダ内のふたつのファイルが特に関連しているのではないかと思われた.(これらのファイルは QuickTime 4.0.2 でも 4.0 バージョンから変わっていない)

Illustrator のファイルとの関連については田畑氏から追試された結果をお知らせいただいている.ファイルと拡張子の関連について次のような検証結果となったそうである.

「拡張子なし」

プレビューが表示が遅い(一般のテキストファイルも同様)

「.txt 以外の拡張子」

プレビューは作られない(したがって遅くならない)

氏はさらに Illustrator 各バージョンのファイルに関してお調べになった結果, Illustrator 8 で ver.5.0/5.5 形式に保存したときは, "AI5" と表記された「カスタムアイコン」が付き,このアイコンがプレビューに表示されること,カスタムアイコンが貼り付いてなければ何も表示されないことが判った.

こうした問題の回避には次の方法が考えられるだろう.

・オープンダイアログでプレビュー表示しない
・.txt 以外の拡張子をファイルにつける
・ QuickTime 4 から QuickTime 3 にバージョンダウンする



● QuickTime 4: Eudora Pro 4 でのテキスト添付ファイルでの処理待ち


ひらい氏から QuickTime 4 のプレビュー表示が遅い問題と Eudora Pro 4 で起きる問題との関連をご指摘下さった.

ひらい氏によれば, Quick Time 4 がインストールされた環境で, Eudora Pro 4 にてテキストファイル (*.TXT) の添付書類を受け取ると一瞬ハングアップしたかのように作業が止まることがあるそうである.

これは Eudora Pro の "画面設定" で "メッセージ中に画像をインライン表示する" にチェックが入っていると起き,しばらく待っているとテキストが黒い窓にインライン表示され (Movie に変換されて)自動的にスクロール(再生)できるようになるそうだ.



● Mac OS 8.6: Aldus Persuation 3.0J の文字入力で異常終了


Yamamoto 氏からお知らせいただいた. Mac OS 8.6 で Aldus Persuation 3.0J から日本語文字入力をすると Persuation が異常終了する.日本語を入力し変換ウインドウが出て候補を選択し,リターンを押した瞬間に障害が発生するそうだ.(9600/300, 8500/120改, S900/233, iMacRev.D にて確認.ことえり, EG-Bridge10, WX3, ATOK, WXG ベータ何れでも発生する.Font Maneger Update でも改善されない)

サポートの終了した製品であるのでメーカーからの改善は期待できない.現在のところ回避法は判っていない.

追記:
小林氏から Aldus Persuation 3.0J および Aldus Persuation 3.0E について, Mac OS 8.6 日本語版,英語版において ATOK12 で問題なく日本語入力ができているとお知らせ下さった.



●起動時の "インターナショナルユーティリティがない"(継続)


99/9/30 項目 "起動時のインターナショナルユーティリティがない" に関して Apple の示した回避法は決定版とは言えないようだ.

吉澤氏からいただいた. Disk First Aid や一般設定コントロールパネルの設定とは無関係に起きる場合があるようだ.

わたしの環境(Mac OS 8.6 日本語版)では,機能拡張フォルダ内の機能拡張書類を手動で削除,あるいは追加した後,再起動した場合に「 インターナショナルユーティリティーがない」トラブルが発生する場合がありました.同じファイルを削除してもトラブルが発生する場合があったり,なかったりしたので,特定のファイルが原因ではないと思いました.

このトラブルは shift 起動後にデスクトップファイルの再構築を行うことで解決できましたが,一度だけ,デスクトップファイルの再構築 +PRAM クリアでも改善できない場合がありました.その時には,インストーラ CD からシステムフォルダに関連するファイルを標準でインストールされるものすべてを上書きで再インストールして,解決させました.

(shift 起動では "File Exchange" が読み込まれないため,同コントロールパネルを使用するユーザの場合は再度デスクトップ再構築が起きるだろう)

MacFixIt には Apple Tech Info Library の情報では解決できず, "一般設定初期設定" を捨てるなどの方法で改善できるという投稿が紹介されている.私のサイトでは報告済みのようにその方法でも本障害が改善されない場合があり,この問題について現 OS での完全な回避法が判らないままだ.



● Macintosh:一日に一度はスリープするか終了する


Apple の PowerBook の関係者が以前言っていたことである. PowerBook は一日に一度はスリープするかシステム終了するように使われることが前提でデザインされているそうだ.

ところが,新しい Power Mac G4 などの新しい Power Manager に関して Apple の関係者が Macintosh を終了しないでもほとんど変わらないといったようなことを言っていた.新しい Power Manager では上記のことがどのように考えられているのだろうか.



(C) Akiyama Satoru



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