Macintosh トラブルデータベース Archives |
QuarkXPress からの Illustrator 配置ファイルの PS プリントエラー Power Mac G4 (AGP Graphics) と TAXAN Storage Fighter Norton Utilities 5.0: PowerBook 5300/1400 での CD 起動時フリーズ AppleShare Client 3.8.6 での「チェックされた項目が起動時に開きます」 Internet Explorer 4.5:認証と JavaScript の問題 ゴミ箱を空にしても膨らんだまま (継続) リスト表示の先頭項目が隠れる |
項目での事項検索は Netscape の検索機能をお使い下さい.検索は各ページで command+F キーにより検索語を入力できます.再検索は command+G でできます.
|
[ 99/12/13]
● QuarkEXpress からの Illustrator 配置ファイルの PS プリントエラー
中島氏からお教えいただいている. QuarkEXpress 3.3 に特定の Illustrator ファイルが配置されている場合, PS プリントエラーが発生するそうだ.
Illustrator 8.0 を用いて,5.5 の EPS 形式で保存したファイルを QuarkEXpress に配置すると PostScript プリンタでの PS 出力時に PostScript エラーが起きる.例えば,5.5 で作成された EPS ファイルを 8.0 を用いて編集し直してそのまま保存するなど,気がつかないでこのようにしている場合もある.
追記:
いながわ氏より,補足をいただいた.これは 7.0/7.01 から起きていた問題であること,また,必ずしも起きない場合もあること, 8.0 などの固有の機能を使用したものを 5.5/5.0 形式にして保存した場合には高い確率でエラーが発生することなどをお教えいただいた.
追記:2
篠原氏,塚本氏,森田氏より, Illustrator 8.0.1 アップデートによって改善されるとお知らせいただいた.当該ページには, EPS ファイルを「Illustrator 5.5J」互換性オプションで保存し, QuarkXpress に挿入した場合の PostScript (ポストスクリプト) エラーがなくなりましたと書かれている.
● Power Mac G4 (AGP Graphics) と TAXAN Storage Fighter
阿多氏によれば, TAXAN (加賀電子) Storage FighterATA/66のPCIカード (13.5GBハードディスク付き) を新しいアーキテクチャになった Power Mac G4 (AGP Graphics) 350 / Mac OS J2-9.0 で起動できないそうである.ハピーマックが出る前にフリーズするそうである.現在氏は加賀電子に問い合わせ中である.
● Norton Utilities 5.0: PowerBook 5300/1400 での CD 起動時フリーズ
PowerBook 5300 または PowerBook 1400 を Norton Utilities 5.0 の起動 CD-ROM から起動した場合フリーズすることがあるそうだ.回避法は Norton Disk Doctor を実施する前に, "プレファレンス..." の "修復の取り消し" と "損傷したファイル" で "保存しない" にする.
こうすると,修復の取り消しはできなくなる.なお, Norton Disk Doctor 5.0 については起動ディスクについて適用することができるようになっているので, CD-ROM から起動して行う必要はない.
● AppleShare Client 3.8.6 での「チェックされた項目が起動時に開きます」
日本語版 TIL MacOS8.6: セレクタでグレイ表示される名前とパスワードを保存する において,MacOS8.6 と AppleShare Client 3.8.4 で起きるという問題に関して,松瀬氏は 99/11/22 項目 "AppleShare Client 3.8.6" との関連をご指摘になっている.
99/11/22 項目では, AppleShare Client 3.8.6 で「チェックされた項目が起動時に開きます」の指定をするとしたが,これは当初グレイアウトして選択できなかったのであるが,クリックすると選択できるそうだ. 上記 TIL と同じであるとすれば,これは本来選択できないものが,選択できてしまうことに問題があるということになるのではなかろうか.
● Internet Explorer 4.5:認証と JavaScript の問題
MacFixIt 99.12.7 は Microsoft 社からの同社の Microsoft Internet Explorer 4.5 に認証と JavaScript について 2 点の問題があると知らせてきたとして掲載している.
問題点の第一である認証に関して,新しい認証バージョン 3 に対応していないため, Internet Explorer の SSL (Secure Sockets Layer) に関連したいくつかの認証 (機能?) が本年 12 月 31 日深夜に消えてしまう.そのため,それ以降,そのような SSL を必要とするサイト (オンラインショッピングやバンキングなど) で "認証が消失した" というメッセージが出て,アクセスを継続することはできても錠アイコンが表示されなくなる.
問題点の二つ目は JavaScript にあり,JavaScript を必要とするサイトに入る際に問題があるという.問題は最近 Outlook Express 5 をダウンロードし, Internet Explorer を使用した場合に起きる.これは Outlook Express 5 が Jscript library を非互換のものに置き換え, Internet Explorer が同じライブラリを共有することが原因である.
前者については Communicator も同様の問題があるかもしれないと MacFixIt は述べている.
●ゴミ箱を空にしてもふたがあいたまま (継続)
Mac OS 8.6/9 といったバージョンの Mac OS で,ゴミ箱を空にした後もゴミ箱アイコンのふたがあいたままという現象が発生する場合がある.
参照:
99/11/19 項目 "Mac OS 9:ゴミ箱のふたがあいたまま"
これはどうも仕様のようだ.私が調べたところでは,ゴミ箱を空にしてからシステムがアップデートされる間に,若干の間があくことがあり,これは Apple も認識している.この間,他のコンピュータの機能を実行することができ,数秒後にゴミ箱のアイコンは期待通りになる.アップデートされている間に,もう一度「ゴミ箱を空に...」をメニューから選択した場合には「ゴミ箱は空です」というメッセージが表示されるようだ.
アピアランスコントロールパネルで,サウンドトラックを切る,ディスクキャッシュを増やす,仮想記憶を切るといった方法でアップデートされるまでの時間を短くできるかもしれない.
ゴミ箱を空にしてもしばらくふたがあいたままになっているという現象は,私も経験し,確認できた.私自身としては,以前から,(Mac OS 8.5 だったか, 8.6 だったかから) 保存したり,コピーしたりした項目がウインドウ内でなかなか現れないことに気がついている.これらは,多分,アップデートされた Photoshop ファイルのプレビューアイコンが変化しないということがかなり以前にあったのが,その問題が改善され,更新されるようになったことと関係しているかもしれない.また, PowerBook などでウインドウ内の項目のアイコン表示が遅いあるいは消えるというかつて一部で起きていた現象とも関係あるかも知れない.
回避法は「気にしない」
●リスト表示の先頭項目が隠れる
Mac OS 8.6 か Mac OS 9 からか,またそれより前からか,はっきりしないのだが,最近の Mac OS でウインドウをリスト表示としている場合,ウインドウを開いたときに一番上の項目が隠れてしまい, 2 番目の項目以下から表示されることがある.
回避法は「気にしない」
(C) Akiyama Satoru