Designer's Farm. Macintosh Troubles : Archives . Top Banner


Macintosh トラブルデータベース
Archives


Point
Triangle Macintosh News 全文検索
Triangle NUCB Macintosh News Search
Triangle Macintosh トラブルニュース
Triangle トラブルニュースデータベース
Triangle Macintosh News
Point
Internet Explorer 4.5: Mac OS 9 キリル文字が表示できない
PowerBook G3:ミラーリングの問題
PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) : SCSI ディスクモード ID 2 固定は Mac OS 9 で修正
Mac OS 9:システム CD 起動時,32 MB メモリではネットワーク機能が使えない
AppleShare Client 3.8.6
OpenGL 1.1.2 インストール時の障害例
capslock フリーズとファイル共有
Apple システム・プロフィール 2.1.2: FireWire を表示しない
EGBRIDGE Ver.11 アップデータ
よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 2)
Point
項目での事項検索は Netscape の検索機能をお使い下さい.検索は各ページで command+F キーにより検索語を入力できます.再検索は command+G でできます.
Point





[ 99/11/22]



● Internet Explorer 4.5: Mac OS 9 キリル文字が表示できない


Mac OS 9 の多言語対応で新たに対応したキリル文字が Microsoft Internet Explorer 4.5 で適切に表示されないことを Apple が確認した. Netscape では問題ないため, Apple では Internet Explorer の問題ではないかと考えて, Microsoft 社と協議している.



● PowerBook G3:ミラーリングの問題


TIL: 31138 : PowerBook: Graphics Anomalies With Video Mirroring

いくつかのベンダーは PowerBook のミラーリングを誤って扱っている.基本的に 2 つのモニタが接続されていると誤って認識し,それぞれのディスプレイに画素をコピーする.しかし,ディスプレイが重なっていることになり,画素は 2 回コピーされるため,特にスクロールすると画像が歪められる.といった内容.

要するに,ミラーリング時にスクロールして画像が異常になるようなアプリケーションはアプリケーション開発元が修正しなければならないということ.この問題については開発者向けのページがある.



● PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) : SCSI ディスクモード ID 2 固定は Mac OS 9 で修正


TIL: 31136 : PowerBook G3 Series (Bronze): Defaults to SCSI ID 2

Mac OS 8.6 の PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) で起きた SCSI ディスクモード ID が 2 に固定される問題は Mac OS ROM Update 1.0で修正されている.また, Mac OS 9 でもこの問題は修正されている.

参照:
99/6/30 項目 " Mac OS ROM Update 1.0"
99/6/15 項目 "PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) : SCSI ディスクモード ID 2 はバグ"




● Mac OS 9:システム CD 起動時,32 MB メモリではネットワーク機能が使えない


TIL: 58524 : iBook: No Networking Services When Booted From CD

32 MB の iBook などでは Mac OS 9 CD から起動したときにネットワーク機能が使えないという内容.

CD-ROM 起動時には仮想記憶が使えず,( CD-ROM はスクラッチディスクにできない) 32 MB メモリは CD-ROM の自己診断プログラムやユーティリティを実行するには不十分であるので,メモリを節約して,それらユーティリティアプリケーションを使用できるように,CD のネットワーク関連機能拡張類は使用されない.このような場合, AppleTalk コントロールパネルを開いたり,セレクタで AppleShare を選択したり,また,ネットワークブラウザを開くとエラーが出る.



AppleShare Client 3.8.6


Mac OS X sever に間違ったパスワードやユーザ名で 2 度目に接続しようとするとクラッシュする DHX 認証の問題を修正する. Mac OS 9 日本語版 ユーザで Mac OS X Server を使用していない場合はアップデートする必要はないだろう.

Read Me には Mac OS 8.1 以降対応となっているが,起動時に共有ボリュームをマウントするにはキーチェーン機能が必要なため, Mac OS 9 でない場合で共有ボリュームを起動時にマウントする場合は,3.8.3 を使用すべきだとなっている.

松瀬氏によれば, Mac OS 8.6 で起動時にボリュームマウントさせようとして「チェックされた項目が起動時に開きます」の指定をすると,これまで「名前とパスワードを保存する」という選択肢が出ていたのが,「名前とパスワードをキーチェーンに保存する」に変わっていた.その結果,起動時のマウントが自動で行われなくなり,毎回ダイアログが出てパスワードを聞いてくるようになったそうである.



OpenGL 1.1.2 インストール時の障害例


橋本氏より, OpenGL 1.1.2 をインストールする際にインストールできないという経験をご報告いただいた.

私の環境はオリジナルの仕様が G3 MT 300MT の ATI mach64_3DUPro カード装着モデルでしたが,それを ATI XClaim 3D Pro(8MB) に換装, ATI 関連のドライバーは Mac OS 9 日本語版を新規インストールした際に Mac OS 9 付属のものとなっていました.また,以前 US-ATI サイトからダウンロードしたドライバ・ユーティリティのうち

ATI Displays 2.7
ATI Extension 2.6.6
ATI Offscreen Mem Manager 2.0.7

という機能拡張が余分に存在しています(はずすと,画面の描画が遅くなるので). Open GL は Mac OS 9 が自動的にインストールした 1.1J でした.

この状態で, "OpenGL 1.1.2" インストーラを実行すると,「古いファイルの削除中に問題が発生した」旨のアラートが出て,インストールできませんでした.はじめ,日本語 OS の機能拡張名に "J" が付くためのエラーと思い,手動でファイルを退避の上,インストールを試みたり,上記の ATI 関連ファイル(機能拡張マネージャで見るとパッケージ名が ATI Multimedia Components となっている)を同じくはずしたりして試みましたが,いずれも失敗,さらに「 Mac OS 基本」で再起動してもインストールできませんでした.

結局シフト・キーを押しながら機能拡張オフで再起動するに及んで,やっとインストール完了となりました.インストール後,日本名ファイルと英語名ファイルのコンフリクトを心配して,再度シフト・キーを押しながら起動し機能拡張フォルダを点検しましたが,どうやらこれは杞憂だったようで,"OpenGL"/ATI ドライバ類はきちんと更新されていました.



● capslock フリーズとファイル共有


溝畑氏からいただいた.氏の Power Mac G4 (PCI Graphics) では当初から capslock を押すとフリーズする障害に悩まされていた. Mac OS 9 アップグレード症状が収まっていた時期もあったが,再発しだした. CD-ROM 起動では問題ない.起動時のプロセスでフリーズするので,機能拡張類との関連が疑われたため,ひとつひとつ確認したところ,ファイル共有がオンになっている場合で capslock を押し込むとフリーズすることが確認されたそうである.

全ての環境で起きるわけではない.



● Apple システム・プロフィール 2.1.2: FireWire を表示しない


TIL: 25062 : Apple System Profiler 2.1.2: Does Not Show FireWire

Blue & White G3/ Mac OS 8.5.1 の Apple システム・プロフィール 2.1.2 が FireWire を表示しない. 2.2 以上では修正されているという内容.



EGBRIDGE Ver.11 アップデータ


Mac OS 8.6 以降で,スティッキーズまたは FileMakerPro 4.0 上で文字を変換するとフリーズする場合がある問題を改善する.EGBRIDGE Ver.11(S)アップデータも公開されている.



●よもやま:カラープリンタを買ったこと (その 2)


私が使っていたキヤノン PIXEL Dio PS プリンタはバージョンアップされないままなので PostScript レベル1 であったり,処理速度が想像を絶する遅さであることなどから学生が苦労していた.インクジェットプリンタを試してみたのだが,EPSON PM-3000C について,価格帯,インクジェットということを考えると満足すべきものであったにも関わらず,"CPSソフトリッパー4" の色と網点の問題,および,文字部分の解像度に関して,学生の使用目的からすると多少期待通り行かなかった面があった.そうこうしているうちに EPSON LP-8200C が発表されたのである.


「EPSON LP-8200C」

新しく発表された EPSON LP-8200CPD カラーレーザプリンタは, A3 ノビ対応, PS レベル2 (バージョン 2012) 以上, Ethernet 対応という,私にはどうしても譲れない最低限の仕様をクリアして,なおかつ,これまでの従来各社製品の価格を大幅に下回っている.価格は,例えば,それまでの EPSON 社製同クラスの PS 製品と比べて半値近くになっている.(だいたい 120 万円程度だったのが,70 万円程度で購入可能となった.) これだと周りの美術の先生方にご理解を得て予算を回してもらうことができる額だ.学生が涙を流さないで卒業制作をするために 11 月発売はちょうどいいタイミングでもあった.

価格が安いのは搭載フォントが少ないということもあるようだった.しかし,これは解決できる問題であるし,だいたいが,私のところではどうせ Macintosh の ATM からフォントデータを PS プリンタに渡す方式をこれまでも採っている.よく使われる和文基本 5 書体といっても実際に使うのはそのうち KL と 太ミン しかないのが現状だ.だいたいがこれから PDF 埋め込みの時代に対応した New CID フォントに変わっていく過渡期だろうし,今ならフォントなしでその分安い方がいいのだ.(従ってオプションのハードディスクも付けなかった)

同社のそれまでの同クラス品と比べていくらか機能が削減されて低コスト化されていたが,何れも Windows 関連のものがほとんどで私には関係ないと思われた.必要のないものが大幅に削られてその分,必要なところに十分な機能が割り当てられている. PS は 3 になっているし, Ethernet は 100Base 対応だ.欲を言えば,パラレルポートなど削って欲しかった.いまどきこのようなプリンタをマシンに直結して使うユーザがいるのだろうか.

とにかく,発表を聞いてさっそく出力見本とカタログを送付してもらった.しかし,出力見本は,期待とは裏腹にそれまで PIXEL Dio を見馴れていた目にはどうもがっかりするものがあった.トナーに「てかり」(光沢) があって安っぽいのだ.また,高純度の色はいいとして,全体に黒くにごった感じがする.(送付された出力見本,特にスーパーマーケット エプソン マート のチラシが傑作である.私ががっかりしている横で学生には大受けだった.)

PIXEL Dio は大変上品ですなおな発色であった.上品である理由はトナーの「てかり」がないことであったと思う. PIXEL Dio にもいろいろあって,安い製品ラインのものはそれなりに仕上がりに「てかり」があって安っぽかったが,私は最上級のものを使えていた.こうした「てかり」ができる物理的原理は分からないのだが,トナーの粒子ということもあるのだろうか.もしそうであれば,最近の 600 dpi の製品はどうしても「てかり」を持ってしまうことになる. PIXEL Dio の私の使っていたモデルは 300 dpi なのだ.

それでも,値段を考えて購入する気になっていた.比較できる他社製品はなく,選択肢がないのだ.そのころ,いいタイミングで Mdn という雑誌にカラーレーザプリンタの比較記事が出ていた.私には不満に思える発色であったが,その記事や出力見本の拡大写真などからすると,EPSON の製品は最上位のクラスのものに思えた.私が問題にする「てかり」は記事では関心がないのか,触れられていない.

若干の躊躇もあり,製品が実際に発売になっていろいろ評判を聞いてから購入しようと思っていたのだが,そうこうしているうちに,周りの先生方に相談していたらすぐ買えということになってしまった.予算の都合があり,発売前から予約することになり,発売と同時に納入された.


「搬入」

私たちの国立大学では,私たちが製品の指定はできても,どこの販売店で購入するかの権限はなく,実際に納入されるときに初めて分かる.搬入していただいた販売店の方々は大変親切で,頼むとセットアップまでしていただけた. EPSON でセットアップすると搬入とセットアップだけで 3 万円請求されることになっているので,大変助かった.本体だけで 70 kg もあるもので,自分でやるとなると手伝いの学生は女子学生がほとんどなので苦労するところだし,マニュアル片手の設定は時間もかかったろう.さすがに販売店の方は慣れていらっしゃる.すぐにセットアップも終わって,セルフテストできた.

問題はここからだった.


「 PS でプリントできない」

販売店の方が帰ってから,すぐに CD-ROM からプリンタ記述ファイルを取り出してプリントしようとした.ところが,セレクタのウインドウにプリンタが出ない. Mac OS 9 の LaserWriter 8.7,AdobePS のどちらを選んでも出てこない.LaserWriter ドライバの以前の各バージョンも試してみたがやはり認識しない. Ether の問題かも知れないと思って,Microline に接続していた 10Base のケーブルに接続してみたが,認識しなかった.

そこで, EPSON の QuickDraw 用ドライバをインストールしてみたところ,そのドライバを選択すると認識でき,何の問題もなくプリントできた. AppleTalk やネットワークの問題ではない. Mac OS 8.6 でも試したがやはりだめ.プリンタ本体の問題である.そこで,マニュアル片手にプリンタの操作パネルをいじることになった.

しかし,なんで,このような操作パネルというのは使いづらいのだろう.この製品に限らず,こうした DOS を思わせる操作パネルは気が狂うような思いをいつもする.ボタンの使い方,表示の仕方等,操作に全く統一性,整合性がなく,こうしたインターフェースを考えた (考えなかった ?) メーカーの開発者を呪いたくなる.おまけにマニュアルには基本的なボタン操作法が記載されていない.いや,基本的な操作法は統一した操作法があるから書けるので,ご都合主義では操作法などなく,その表示を出す操作法が全部違っているわけで,ユーザがいちいち知っているか,偶然発見するということなのだ.

Macintosh を使っている限り,こうした混沌,無秩序,ユーザ無視からは無縁でいられるのだが, Macintosh からちょっと離れると Windows ではないが,こうなってしまう. Macintosh のありがたみを身にしみて感じる瞬間である.

私は何年も前に購入した自宅の VTR のリモコンでの予約を未だに罵りながら行っている.1 チャンネルを指定するのに "_ _" のところに "0 1" を入力させられなければならず,10 チャンネルを入力するために 10 チャンネルのボタンを押せば 0 が入るし,11チャンネルに 11 を押した場合は入力できない.さらに,その直後に設定する録画モードは "_ _" の部分に "0 1" ではなく "1" か "2" とするのであって,ここまでの "0 1" と入力すると先に進めない.先に進めずに困っていると,そこまで苦労して設定した内容は全てリセットされてしまう.なんだろうこの恐ろしさは.おまけに「 3 」倍速を "2" と入力しなければならない日には絶対にこのインターフェースを作った人間は極刑だと思ってしまう.(失礼)


「C? それとも CPD?」

VTR の恨みをここで晴らしてもしょうがないので,プリンタの話に戻る.操作パネルの分かりにくさへのいらだちに前後不覚に陥りそうになりながらも,何とか我慢しながら試行錯誤するが,どうしても PS のメニューが出てこない. PS の機能がないとしか思えない.これはどういうことだ?

?????

頭の上にある?の数でも数えようかと思いながら,ふとプリンタのプレートに目をやったとき,私はそこに LP-8200C と表示されていることに気がついた.この瞬間?が!に変わった.

!!!!!

(今度は!の数を数えなければならないのだろうか)

その LP-8200「C」というのは PS 非対応機種名なのだ.私の購入したのは LPS-8200「CPD」という機種のはずなのだ.梱包されていた外箱は販売店の方が持って帰られたので分からないが,添付されているユーザマニュアルもよく見ると, LP-8200「C」と書いてあって,どこにも LP-8200「CPD」とは書いていない.

購入する際に提出した書類に私が記載ミスでもしたのだろうか,それとも単なる搬入の取り違えだろうか. 記載ミスの場合,私は 50 万円の粗大ゴミを引き受けたことになる.私は青くなった.購入するための書類を作成するときには「C」と「CPD」について間違いがないことをを念入りに確認したつもりだった.しかし,控えを探したが見つからない.

夜 7 時を過ぎていたが会計係にこわごわ電話してみると残業されているのか応答があり,納品書には 8200「CPD」と書かれているということであった.とりあえずはホッとした.私の間違いではないようだ.じゃ,販売店の方に言って,ちゃんと「CPD」と取り替えてもらわなければならない.やれやれ,使えるようになるのはまだ来週になるのか.

学生たちに機種違いだと言ってもう帰宅しようとしてみたものの,しかしである.よくよく考えると,じゃ,なんで,マニュアルに PS の操作パネルメニューの記載があるのだ? 私は PostScript ハンドブックを手にしていて参照してるではないか.そのマニュアルには Adobe の PS シールがちゃんと添付されていて,まずシールを貼れというところから書かれているのだ.あれれれれ?

PostScript マニュアルの入っていたと思われる箱を調べてみると,保証書のほかにポロリと転げ出てきたものがあった.......何と....... PS の ROM ではないか.


「ROM の取り付け」

何だ,肝心の数十万円の部品が取り付けられないまま出荷されていたのだ.もし,段ボールの箱をゴミとして ROM の入ったまま捨ててしまっていたら誰の責任になったのだろう.それにここまでの私の 3 時間の格闘の代償は誰が面倒見てくれるのだろう.気も狂わんばかりの操作パネルとの闘い.50 万もの予算を無駄にしたのではないかとの恐怖.どうしてくれる,私の時間給は安くないぞ.今日のトラブルニュースは更新できなくなるし,メールは溜まるし.....

転げ出た ROM は 2 個あった.プリンタの基板を露出させてみたら, ROM スロットは 3 基ある.あれま,どこに挿せばいいのだ?マニュアルや説明書の山からはどうも一番目はオプションの部品を購入して付けるスロット用としきりに書いてあるようなので PS とは関係ないようだ.だが,2 番目と 3 番目のスロットのことはユーザマニュアルに PS の ROM のことが一カ所書かれていて, 3 番目のスロットには挿すなと書いてある. 2 個の ROM を 1 基のスロットに挿さなければならない? 私はもう, EPSON のマニュアルで調べるのを諦めた.(マニュアル作成者の方ごめんなさい)

まだ, EPSON のサポートは終了する直前だったので,一応電話してみた.当然つながらない.サポートの皆さんは,電子レンジにプリンタを入れるなとマニュアルに書いてないという怒りの電話や,プリンタでインターネットする仕方の質問への対応に忙しいのだ.一日お疲れのところに,私が何でネームプレートと実際の製品名が違うんじゃと言っても何も解決しないし, ROM はどっちだと言っても係員を派遣しますが出張費が必要ですとか言われそうで....

2 枚の ROM は異なっていたが,差込部の形状は同じであり,挿すスロットを区別できない.モノクロ PS プリンタの Microline を分解して PS の ROM を調べてみたが参考にはならなかった.まあ, ROM なのだから,どこに挿しても壊れないだろう,壊れるんなら同じスロット形状にはしないだろう,と思い,自分が基板の設計者ならどういうふうにするかとちょっと考えてから適当に入れてみた.(背の高い方を下にした.) 壊れても私しゃ知らん.

こうして,基板を露出させたままプリンタの電源を再投入してみたら,やっと, PS プリンタとして Macintosh のセレクタに現れたのである.学生からは拍手が起こった.


「セルフテストができない」

ところが,セレクタの画面で現れた LP-8200「C」であったが, Illustrator のファイルを出力させてみたところ,プリンタが応答しないと Macintosh が言う.ううむ.今日何度目の?だろう.

プリンタから PS データシートのセルフプリントを実行させてみたが,プリントされないではないか. ROM の順番が間違っていたのだろうかということで,位置を交換してみたが,同じ結果であるどころか Macintosh からは認識するが,プリンタの設定パネルが正常に PS メニューを出さなくなった.

そこで ROM は元の位置に戻して, PS セルフテストを繰り返した.操作パネルの液晶が点滅を繰り返すばかりである.私はもう ? の在庫を切らしてしまい,!を繰り出す気力もなかった.その日はそのままの状態で帰宅してふて寝してしまった.


(次回,解決編に続く.どうも最近のよもやまは長くなることがある)



(C) Akiyama Satoru



Point