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Drive Setup 1.7.2
Mac OS 8.5.x のバグ?: Apple の見解
iMac :マウスとキーボードから入力できない場合の一対処法
USB Floppy Enabler Ver1.0
CopyPaste 4.3J と Eudora Pro との非互換
ffffffffffff
よもやま: PowerBook を買い替えたこと(2)
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[ 99/3/24]



infofarm サーバメンテナンスのため, Macintosh News全文検索は次の期間停止します.またその間, infofarm にある Macintosh News ミラーサイトへのアクセスはできません.

「 infofarm システム停止 」

11年3月26日(金) 17:00
から
29日(月) 13:00 まで

他のミラーサーバ等に影響はありません.


Drive Setup 1.7.2


Drive Setup は Blue & White G3 に添付されていた 1.7 が公開されていなかったので,公開されたバージョンとして本 1.7.2 は 1.6.2 からのバージョンアップとなる. Read Me には Mac OS 7.6 から Mac OS 8.5.1 までのユーザは本バージョンを使用するようにと書かれている.それ以前のユーザはアップデートする必要はないが, System 7.5 以降で試験され,サポートされるとしている.

At Ease 4.0 から 5.0 のユーザが本バージョンを使用する場合は事前にセキュリティに関して設定を確かめる必要がある.日本語版 At Ease 最新バージョンはそれ以下なので,英語版ユーザは Read Me を参照すること.

本バージョンでは ATA ドライバが 1.7 の 3.20 から 3.21 へバージョンアップされる. SCSI ドライバは 8.1.2 で,それまでの 8.1.1 からアップデートされている.

1.6.2 から 1.7 への変更は Blue & White G3 用として, Ultra DMA 転送がサポートされていた.また, ATAPI Zipドライブ及び DVD/CD-ROMドライブに挿入されたメディアのボリューム名が表示されるようになった.また,物理フォーマットに関する変更があり,今回の 1.7.2 では ATA/IDE の物理フォーマットがディム表示となるという表示の仕方等に変更があったとされている.

1.7 から 1.7.2 への変更は 1.7 での物理フォーマットに関する表示の仕方等の変更に関連がある. 1.7 では ATA/IDE ドライブに対して "オプション設定" の "物理フォーマット" をチェックして選択しても実際に物理フォーマットされないようになった. 1.7.2 では "オプション設定" の "物理フォーマット" の項目がディム表示になって選択できないようにしたもの.

ATA/IDE ドライブに対して物理フォーマットしたい場合は "全データを“0”にする" 設定を選択することで同様の効果を得ることができるとしている.

ハードディスクドライバでのドライバ更新は英語版日本語版の区別はない.日本語版ドライブ設定を使用しているユーザが英語版 Drive Setup を使用してドライバ更新をしても何ら問題はない.



● Mac OS 8.5.x のバグ?: Apple の見解


99/2/26 項目 " Mac OS 8.5.x のバグ?" について, Apple は調査の結果次の 3 点を確認した.(非公式情報)

1.エラーは Steve Jasik 氏の デバッガで発見されるが, Apple の開発ツールではエラーとはみなされない.

2.エラーは NuBus ベース Power Macintosh ( 6100, 7100, 8100 )で起きる.

3.エラーは非ネイティブ Power PC コードのエミュレーションモード実行時に起き,さらにそのような場合でも起きることは極めてまれである.

Apple はこの問題を修正するというパッチあるいは修正に関して NuBus ベース Power Macintosh にのみ適用できるとしているが,そのパッチが副次的作用を起こす可能性もあり, Apple としてはサポートできないとしている.

この問題は Steve Jasik 氏が Mac OS 8.5.x でアプリケーション起動時にシステムヒープを破壊する可能性のあるバグを発見したと発表したもの. Mac OS 8.6 では修正されているという.



● iMac :マウスとキーボードから入力できない場合の一対処法


iMac で USB マウス,キーボードから突然入力できなくなる場合がある.このような場合の対処法はいくつかあると思うが,( Rev.A,B では iMac Firmware Update や iMac アップデート 1.1を実行していない場合はインストールするなど) USB 機器を全て外して, 5 秒以上放置してから再接続してみると改善される場合があるそうだ.(静電気の可能性くさいが)



USB Floppy Enabler Ver1.0


iMac, Blue & White G3 にモリサワフォントおよびモリサワアプ リケーションのインストールを行うための機能拡張ファイルが配布されている.

馬場氏によれば,フォントワークスから配布されているものと同じではないかということである.



● CopyPaste 4.3J と Eudora Pro との非互換


Watanabe 氏から CopyPaste 4.3J インストール後, Eudora Pro 4.0.x J 起動中に Type 2 エラーが発生し, Eudora Proが終了して起動できないとお知らせいただいた.これは CopyPaste 4.3.1 のベータ 2 でも改善されていないそうだ.

この問題はコンフリクト情報掲示板でも報告があり, Copy Paste 4.2.2J にバージョンダウンする回避法が載っている.3月10日と18日の書き込みを参照のこと.

追記:
ヨシハラ氏からは EudoraPro 4.0.1-Jr1 と CopyPaste 4.3J で何も問題は発生しないとお知らせいただいた.氏はポップアップパレットを使用していないので,それが関連しているのではないかご指摘である.
( Performa 6310 / OS 8.1)



● ffffffffffff


メニューにfffff...と f が続く表示が出る場合, Graphics Accelerator ウィルスに感染している. 98/9/29 項目 "重要:ウイルス(トロイの木馬)警告: Graphics Accelerator " に詳細が記されているので参照のこと. Graphics Accelerator は凶悪なウイルスである.



●よもやま: PowerBook を買い替えたこと(2)


私はあまり一つのマシンにこだわる方ではないと思う.あるマシンで限界が見えるとそれをアップグレードしようとはせずに,新しいマシンで解決しようとする.たいがい,それまで使っていたマシンをアップグレードするより新しいマシンの方が性能に優れているものだ.新しいマシンを買うのは,古いマシンには別の機能を分担させて使用したいからということがあり, 1 台がそのまま 1 台のまま機能向上するより,多少予算が増えるが 2 台になったほうがいいと思うのだ.(貧乏性ともいう.)自宅のマシンもそれぞれに役割を持たせている.私は一つのマシンを末永く使っているユーザを見ると,私にそのような能力がないので,尊敬してしまう.

私のように乗り換えるやりかたの欠点はマシンが増えて家の場所をとるということだ.上記の結果,自宅のあちこちに Macintosh があることになった.何台も近親者に譲ってきたし,大学で何台かサーバとして学生に使わせているが,それでもだんだん増えてくる.

この方法の別の欠点は電力使用量が多くなることとコンセントが足りなくなることだ.私は地球温暖化に貢献したくはないので,最近ではマシンを購入する際に電力消費量が気になるようになった.特にサーバ類のように点けっぱなしの機種は重厚長大なマシンより PowerBook などの電力消費量の小さい機種がむしろ望ましいのではないかと思えてきている.

新しい PowerBook を買ったので自宅のシステム全体を考え直したいのだが,今のところ,サーバ機能は一体型コンパクトマシンと PowerBook に受け持たせたいと思っている.これらは占有空間も小さくて済むというのも魅力であるのだが,意外と一体型コンパクトマシンは電力使用量が多いので悩むところだ. PowerBook が何台もあれば悩まなくて済むのだが,私はまだ PowerBook を使い始めたばかりのユーザでしかなく,台数も少ないのでぜいたくできない.台数が多いと冬にコンピュータとモニタで部屋がちょっとだけ暖かくなるが,夏はこれが大変だ.私などと違ってベテランのユーザの方々は台数も多くいろいろ大変だろうと思う.

私は別に意識してそうしているのではないのだが,私の最近の購入パターンは型落ちになる前後のマシンを購入するというようになっている. 2400 がそうだったし, PowerBook G3 Series もちょうどそんな時期に購入したのではないだろうか.そういえば, 2400 の前に買ったマシンも型落ちだった.一時は Apple の製品は新製品が出て時間が経つほど旧マシンが安くなった.しかし,最近は在庫調整などうまくなったのか生産終了後市場に残っている期間は短くなっていて,価格が下がることを期待して待っていると,製品がなくなってしまうようになってきた.( PowerBook G3 Series がどうなるかは知りません.一説によると在庫がだぶついているとか.しかし, 2400 も余っているとかいわれていたのが実際には極めて短期間で入手困難となりました.)最近では新製品発売直前が一番値段が下がるように思う.


「 PowerBook ユーザになるのが遅かった理由」

私は PowerBook 2400/240 で初めて PowerBook を使い始めた,まだ 1 年未満の若葉ユーザだ.それまで PowerBook を購入しようという気はほとんど起きなかった.それは使ったことのない者に PowerBook の便利さが分からなかったからであるが,他にも私なりに購入を躊躇していた理由があった.もし, PowerBook の便利さを知っていたなら私はもっと早くから PowerBook ユーザになっていただろう.今では人には 2 台目から PowerBook を薦めたいと思っている.今から考えると,コンピュータ使用法に関して携帯型 PowerBook の可能性を知らないため,コンピュータ環境全体の概念が固定化していたと思う.

PowerBook の便利さを知った今となってはどうでもいい理由であるが,私は PowerBook についていくつか懸念を持っていた.第一はバッテリの取り扱いの面倒さであった.現在のリチウムイオンバッテリには気遣いは必要ないのだが,それ以前のバッテリにはメモリ効果というものがあって,取り扱いに注意が必要だった.また,バッテリに寿命があった.面倒くさがりの私にはとても使えるとは思えなかった.もともと,私は PowerBook がメインマシンになるとは想像もしていたなかったので,サブマシンとして外出先等で使うことが念頭にあり,バッテリについては重要視していた. PowerBook のバッテリ持続時間が概して短かったのも購入を躊躇させた理由であった.( DOS/V ノートのバッテリ持続時間カタログ数値にはからくりがあることはあとから知った)

PowerBook のバッテリがメモリ効果のないリチウムイオンバッテリになったのは PowerBook 5300 からであった.ただし,このモデルは発売直後にバッテリが発火する事故が起きてすぐにリチウムイオンバッテリは回収されてしまったのでリチウムイオンバッテリ装備は幻に終わった.実質リチウムイオンバッテリ装備になったのは 3400, 2400 からである.( 1400 はリチウムイオンバッテリではない. 3400 はそれ以前のバッテリも使えるため,その場合のバッテリ取り扱いは以前通りである)リチウムイオンバッテリが期待されていた別の理由にバッテリ持続時間が飛躍的に伸びると思われていたことがあった.しかし, 2400 でのバッテリ持続時間は期待されていたほどは伸びなかった.3400 や初代 PowerBook G3 がどの程度バッテリが持続するのか知らないのだが, PowerBook G3 Series は 3 時間はゆうに持つ.私の使用法だと 4 時間持つ.

以前の私には PowerBook は携帯するだけのサブマシンという固定イメージがあったが, PowerBook 購入をなかなかしなかったほかの理由としてそのような固定イメージから見ると, PowerBook が一般に大きく重いということがあった.世に PowerBook しか携帯マシンがなければそんなことは思わなかったかもしれないが, DOS/V ノートと比べるとどうしても不満を抱いた.また, PowerBook はそれら DOS/V マシンに比較すると価格が高かった.今は, SCSI ディスクモードほか, DOS/V ノートにはできない機能がある PowerBook と比べることはあまりしなくなったが,当時はやはり気になったものだ.

これらの理由のうち,リチウムイオンバッテリと大きく重いということが改善されたのが 2400 だったというわけである.ただ,それでもすぐには飛びつかなかった.それほど必要性を感じていなかったからだ.また, 2400/180 は CPU 能力が見劣りし,購入しようという気は最初全くなかった.

ところが,私の勤務先でやたら会議が増え,会議時間が長くなるようなことが続いた.別に私が出ていてもいなくてもいいような会議には欠席したいのであるが,定足数に足りないなどということもあり,会議中もコンピュータで仕事をしたくなったのだ.また,出張や旅行でも乗り物に乗っている時間が無駄に思えてきた.授業でもコンピュータを使うと良さそうだとも思えた.2400/240 が出て, CPU 能力も向上したと考えて,あくまでサブマシンのつもりで購入することになった.ところが使ってみるとすぐにメインマシンとなってしまったことはこれまでに書いたとおりである.

結局いろいろ書いてきたが,私が PowerBook を使っていなかったのはワーカホリックの程度が軽かったからなのだろう.ワーカホリックがひどくなったからどこでもコンピュータを使おうとして PowerBook を買ったのだろうか? 実際には PowerBook を使うようになってからの方が家庭にいる時間が長くなったと思っているのだが....(Macaholic とか Macoholic,あるいは Netoholic や Weboholic とかいう言葉はないのかしらん? あってもよさそうだ.私は違います)


「大きさと重さ」

前回書いたことだけ読めば, PowerBook G3 Series はいいことづくめで 2400 の欠点ばかりあげつらっているように思える.しかし, 2400 にはこうした点を補って余りある 2400 にしかない特徴があった.ほぼフルスペックのマシンで可搬性に優れているという点であった.

2300 はフルスペックというわけではない.もともとそのような開発意図ではなかったから当然だ.ドックとの併用が前提のいいマシンだったように思えるが,重さは 2400 とそれほど違わない.また,今となっては 2300 は遅いのが残念だ.私の親しい同僚も 2300 を使っていたのだが,最近はやはり遅いので使わなくなっている.それに対して 2400 には G3 化の道もある.ただ,私はそうするくらいなら PowerBook G3 Series を買ったわけだ.自分のこれまでの 2400 の使用形態からすると,通勤時と会議,授業,週一回程度の外食では PowerBook G3 Series でも我慢できるかもしれないと思ったのだ.

ここで多少私の PowerBook の携帯に関する使用形態について書いてみる.

通勤は自転車で 15 分程度というのは書いたとおりである.雨の時や荷物の多いときには自動車になる.自転車では肩からかけたバッグに PowerBook を入れている. Macintosh が開発されたときに自転車で運べるというイメージがあったそうなのだが,当時の Macintosh を自転車でというのはちょっと無理がある. PowerBook G3 Series でも無理があるのに.

大学では授業時に教室まで持ち歩いていて,出席を取ったり,授業資料を入れて授業時に使っている.また,大半の授業でモニタに接続して学生にミラーリングで資料を提示したり,コンピュータを使う授業では使い方を説明したり,また,板書も PowerBook でワープロを立ち上げて学生にはモニタを見せながらその場でワープロに書いて提示している.会議にも必ず持っていき,記録を取るが,内職もする.家庭では週一回程度外食して買い物をするのにつきあう習慣があり,家内はいやがるのだが,そこにも持っていって,こうしたページを作成している.(そうでもしなければとても時間がない)こうした使用では今のところ PowerBook G3 Series でもやっていけそうだと思っている.

会議ではそれまでの 2400 のバッテリ持続時間が短かく,予想したより会議が長かったりするとバッテリ残量が気になったものだが, PowerBook G3 Series では 3 時間以上 4 時間くらいはもつので大概は大丈夫になった.ただ,私のところでは会議にノートを持ち込む人間はこれまでなく,私が持ち込み始めてから私の周囲の PowerBook 使いが数人持ち込み始めたくらいだ.だから,どうしても目立ってしまう.会議では目立ってしまうと,内職がしにくくなるのだ. 2400 の時には小さいのでそれほどでもなかったのだが, PowerBook G3 Series は大きいのでかなり目立ってしまう.会議やレストランなどでの机が狭いことがあって,その時も 2400 が有利だ.大きくて困ることは結構あるものだ.

通勤だが, PowerBook G3 Series だけだとなんとかなる.しかし,それに本や雑誌が一冊ついたり,ソフトウェアパッケージが一本ついただけで事態は変わってしまう.本とかはとたんに重く感じるし,ソフトウェアパッケージはかさばってしまう.やはり, PowerBook G3 Series は重いしかさばるのだ.

PowerBook G3 Series を使い始めて,時たま 2400 を持つとこんなに軽かったのかと思う.使っていたころにはそれでも重いと思っていたし,分厚いのはなんとかしてもらいたかった. 2400 はこれからも携帯が長くなるような,出張や旅行等では使い続けるつもりだが,コンシューマノートの出来によってはどうなるか分からない. PowerBook G3 Series からも移行したいと思えるくらいコンシューマノートの出来がいいといいのだが.


「バッグとりんごマーク」

PowerBook G3 Series は重い.自転車通勤ではバッグのストラップをはすかいに肩に掛けて自転車に乗っている.近い距離なので済んでいるのだろうが,人によっては重いだろう.今は冬で厚着しているから気にならないかもしれないが,夏には肩にストラップが食い込むかもしれない.

私はバッグにはあまり頓着しないと思うが, PowerBook 自体が重いので重いバッグは願い下げだ.また,バッグの色は心理的に影響がある.黒は実際以上に重く見せて疲れさせてしまう.黒だけは避けたい.

私は Port の結構高価なレザー製のバッグを持っている. PowerBook を持っていなかったころに貰ったので, PowerBook を所有したら使おうと思っていた. Leather Classic という製品で,国内では結構高価で,貰って恐縮した.よく考えられていて,バッグ内部の PowerBook 本体を納めるところに伸縮素材が使われ, PowerBook 本体はバッグの中で宙吊りに納められるよう考えられている.落としたときなどでもショックが及びにくいわけだ.これは Port 社の特許だそうだ.内部のしきり等ベルクロで調整可能なので,大きい PowerBook G3 Series にもフィットできる.

ところが,このバッグ,大変重いし,大きい. PowerBook 2400 よりほんの少しだが重いのである.おまけに色が黒なのだ. Apple マーク入りの US 製バッグは持っていると注目されること請け合いだが,使えずにいる.もったいない話だ.欧米人はこうした重いものでも平気なのだろうか.自動車通勤時だけの使用としても私には重い.

この Port のバッグには, Apple マークのバッジがつけられている.以前どこかで Apple マークを使用できるバッグメーカは一社だけだという宣伝文句を見たことがあるのだが,それが Port だったかどうかよく憶えていない.( Apple 公式 ダストカバーというのもある)私の持っている製品の Apple マークのバッジはメタルのメッキ色のままで 6 色マークではない. PowerBook G3 Series のような単色である. Apple マークの単色使用が始まったのは PowerBook G3 Series からだが,このバッグが発売されたのはそれよりも数年も前のことである.

PowerBook G3 Series の外側は透明白のりんごマークが使われているが,開いたモニタ下に 6 色りんごマークが入っている.こういうのは広告理論などで認知不協和といってあまりいいことではないと考えられている.それにしても 6 色リンゴを小さくここに入れるだけのコストというのはどんなものだろう.ここに白いリンゴがあると印象が全然違ってくる.

私は実は 6 色マークを昔から古くさいと思っていた.かじってあるところなどどうしても素人っぽく見え, Apple のマークはあまり好きではなかった. Macintosh を毛嫌いする人の気持ちが分かるような気がしている.しかし,女性の 6 色りんごマークの人気は大したもので,クローン機が発売されていた当時,私の教えている学生にクローン機を価格や性能の点で考え得る選択肢として薦めたこともあったが,学生はりんごがついていますかと私に聞いてそれまでだった.彼女らの選択肢にりんごマークなしというのは最初からなかったのである.そういえば,私の PowerBook が替わったと最近学生たちが噂にしていたらしい.学生たちはそれをりんごが白くなっていると言っていたのだ.彼女たちにとってコンピュータの性能や大きさ,形よりりんごマークが重要なのだ.白のマークがどうなのかまだ聞いていないが,どうもあまり受けはよくないように感じられる.

今回,バッグのことを書こうとして Apple のページからサードパーティ製品のデータベースを使ったが,いろいろなバッグやメーカがあるものだ.(そのページで検索語に "bag" を入力する.その他のハードウェアで PowerBook アクセサリを選択するとまた違うメーカが表示される) サードパーティ製品のデータベースは結構おもしろい.時間があればいろいろ他にも見たい気がした.ただ,どういうわけか Port 社のバッグは "bag" からの検索ではヒットしない.WWW ページはあるのだが.



(C) Akiyama Satoru



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