ゴミ箱を空にできない - Macintosh News Tips & FAQs

1．使用中のアプリケーションを終了してからゴミ箱を空にしてみる．

アプリケーションで使用中のファイルや起動中のアプリケーションをゴミ箱に移動することはできるが，空にすることはできない．まちがって捨てたのではないことを確認の上，使用中のアプリケーションを終了してからゴミ箱を空にする．

2．再起動してゴミ箱を空にしてみる．

上記 1 の理由などで空にできない場合など，この方法でもよい．

3． option キーを押したままゴミ箱を空にする．

ファイルやフォルダがロックされている場合がある． option キー併用の方法はこれらも空にする．

4． shift 押し下げによる起動後，ゴミ箱を空にする．

厳重な注意：この方法を Mac OS 8/8.1 で行ってはならない．

5． CD-ROM や他のディスクから起動後，ゴミ箱を空にする．

6．同じ名前の他のもの（フォルダやファイル）で置き換える．

（例えば，デスクトップに新しいフォルダを作成しそこに消えないフォルダを移動する．デスクトップに同名のフォルダを作成後，先のフォルダに入れて置き換え，それをゴミ箱に捨てる）

7．「一般設定」コントロールパネルでシステムフォルダの保護，アプリケーションフォルダの保護にチェックがついている．

それらのチェックを外して空にする．

8．圧縮プログラムで圧縮してみる．

捨てられないファイルまたはフォルダをデスクトップなど，ゴミ箱から外に出し， DropStuff などの圧縮プログラムで圧縮する．その際，圧縮プログラムの設定でオリジナルを削除するような設定にしておく．（DropStuff だと「Preference」 (「環境設定」) "Delete originals after stuffing" (「Stuff-圧縮後にオリジナルを削除」) する設定にしておく．もしかすると圧縮時に圧縮プログラムが削除してくれるかも知れない．

他のオリジナルを削除して作業するようなプログラムでも同様の効果があるかも知れない．圧縮後の圧縮ファイルも捨てること．

9．ハードディスクなどの記録メディアにディレクトリ異常が発生している

Disk First Aid で検証修復して，修復後に空にする．

10．ハードディスクの初期化

ここまでの処置等を行っても空にできないファイルやフォルダがある場合，ハードディスクのファイル管理に関して異常が起き，それが解決できないことが原因の可能性が強い．バックアップを取ってから，ハードディスクを初期化し直すことがよいだろう． Disk First Aid 以外のハードディスク診断修復処置を行うことのできるユーザは自己責任で行ってみてもよい．

Mac OS 8.1 以降で出現する捨てられないフォルダ

Mac OS 8.1 日本語版ではやっかいなことが起きる． shift 起動や US スクリプトでの起動を行ってファイル操作をすると，次に起動したときに名称のないフォルダができることがある．そのフォルダはどうやっても捨てられない．

この問題は Mac OS 8.1 から対応した Unicode と Text Encoding Converter に関連していると考えられる．この原因は US 版とそれ以外の Text Encoding Converter の異なったバージョンによるものの関係と思われ，それらを併用するような環境では起こりやすいだろう．

この異常については簡易な効果的方法がないがディスクウォーリアを用いることで解決できる場合があるかもしれない．確実に修復するにはハードディスクのバックアップを取ってから初期化する．

HellFolderFix

もしかすると， John Jeppson 氏による次のユーティリティがディレクトリ異常が起きて消せないフォルダを消してくれるかも知れないが，バックアップを取ってから行うこと． HFS + での使用は未確認だが，使用できるとは思えない． HFS のみの使用に限定していただきたい．

HellFolderFix

98/6/23
(C) Akiyama Satoru