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Finder メモリ割り当ての変更
Finder はアプリケーションの一種である.従って,メモリ割り当てを変更することができる.しかし,一般的なアプリケーションのように「情報を見る」から変更することはできない.メモリ割り当てを増大させれば Macintosh が安定することがあるのでその方法を示す.
Finder のメモリ割り当ての増大は System 6 の時代から行われていたことであり,当時は珍しくもないことであったが, System 7 になって Finder ヒープが動的に増減するようになったためにあまり行われなくなっていた.ところが, Mac OS 8 で Finder リセットが頻繁に起きるようになり,その対策として私のページで述べられたため,多くの人が実行するようになっている.
方法は ResEdit によって Finder の "SIZE" リソースを変更する.ビギナーには敷居がやや高いかも知れないが以下の手順にそって行えば問題はないはずだ.それでも不安がある方は FinderHeapFix などの Finder メモリ割り当てを増大するユーティリティを使用されたい.
"Finder" のファイルタイプを APPL に変更してから「情報を見る」で割り当てを変更するという方法が一部で紹介されている.この方法は私が 96 年 9 月に紹介した方法なのであるが,エキセントリックな方法であり推奨することはできない.
Apple は Mac OS 8 での Finder リセットの頻発を未だに認めていない. Mac OS 純正の機能拡張類であれば発生しないという立場をとっている.私は Mac OS 8 インストール後障害が起き, Mac OS 8 基本セットでも発生を確認したために, Mac OS 8 発売日に「 Mac OS 8 について」で指摘し,何度か Macintosh トラブルニュースで方法を紹介したものである.
ResEdit を用意する ▼ システムフォルダから Finder を option キーを押しながら別の場所にドラッグ&ドロップしてコピーを作成する▼ Finder のコピーを ResEdit にドラッグ&ドロップする▼ 開いたウインドウの "SIZE"リソースをダブルクリックする▼ さらにダブルクリック ▼ 開いたウインドウの一番下から 2 番目の "Size" の値を変更する.例は 2000K としている. "Min size" は変更しなくてもよい.変更する場合は "Size" と同じか少なく設定する.▼ ここまでの作業が終了したら, ResEdit を終了する.セーブするかどうか聞いてくるので "Yes" を選択する.
▼ システムフォルダの Finder をゴミ箱に捨ててから,変更された Finder をシステムフォルダに移動し,システムフォルダを閉じる.システムフォルダアイコンに Mac OS マークがついていることを必ず確認してから Macintosh を再起動する.