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Mac OS 9:Battery Reset システムリソースは Mac OS 9 に含まれるので iBook は不要
Mac OS 9:ネットワークブラウザを開くたびにダイアルしてしまう
Mac OS 9:マルチユーザの作業環境マネージャコントロールバーで設定変更できない
Mac OS 9:Power Macintosh G3 で A/V カードを抜いて起動しない場合
Mac OS 9:ネットワーク・タイムサーバを使用する設定での問題継続
Mac OS 9:Tomb Raider II,glclock が動かなくなった
Mac OS 9:英語版ことえりの "…" 変換
iBook:米国購入の MRJ での問題
Open Transport 2.5.x:送信時の再送信の発生
フリーズリムーバー起動時にハングする場合
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[ 99/11/8]



● Mac OS 9:Battery Reset システムリソースは Mac OS 9 に含まれるので iBook は不要


99/11/4 項目 "Battery Reset 2.0" で紹介した Battery Reset 2.0 であるが,紹介が不十分であった.

これは PowerBook G3 Series (M4753, M5343 ファミリー), iBook (M2453) が対象となっており,メインバッテリが挿入されているにも関わらず,コントロールバー項目に現れなかったり,メニューバーのバッテリアイコンに×印が表示される障害に対処するものである. Mac OS 8.1 かそれ以降が対象とされているが,最後に書くように Mac OS 9 では必要ない.ファミリー番号はマシン底部に記載がある.

Battery Reset 2.0 は PowerBook G3 Series の場合, "Battery Updater" が機能拡張フォルダにインストールされるとともに, "Battery Reset" というアプリケーションがインストールされる. iBook の場合は "Battery Updater" が機能拡張フォルダにインストールされるだけである.

インストールはインストーラをダブルクリックして行い,その後マシンを再起動する. iBook はこれでシステムがアップデートされバッテリは充電されるようになる. PowerBook G3 Series は AC アダブタに接続されていることを確認して, "Battery Reset" アプリケーションをさらに使用する.

PowerBook G3 Series では "Battery Updater" が機能拡張フォルダにインストールされてから再起動すると,時間帯,キーボードの繰り返し速度等,一般設定,警告音などの設定がリセットされるので注意.また, AppleTalk の Ethernet 接続がうまくいかない場合, AppleTalk コントロールパネルでいったん "モデム/プリンタポート" を経由先で選択してから,もう一度 "Ethernet" を選択し直す.

"Battery Reset" アプリケーションを PowerBook G3 Series で使用するには,マシンに AC アダブタとメインバッテリを装着しておくこと. "Battery Reset" アプリケーションは再起動時に自動的に起動する.指示に従ってリセットした後,バッテリを排出してもう一度装着し直すと充電が始まる.

もし 1-2 分経過しても充電が始まらない場合,他のバッテリを外して様子を見る.それでも始まらない場合はもう一度 "Battery Reset" を実行する.

"Battery Reset" アプリケーションを使用するとバッテリは空になるので充電する必要がある.

私が入手した情報によれば, iBook の場合,Battery Reset はシステムリソースとして Mac OS 9 に含まれているので, Mac OS 9 では不要となる.



● Mac OS 9:ネットワークブラウザを開くたびにダイアルしてしまう


TIL: 60660 : Mac OS 9: Remote Access Dials Automatically When Opening Network Browser

TCP/IP 上のファイル共有を使用している場合, TCP/IP コントロールパネルで PPP 経由に設定されていて,リモートアクセスコントロールパネルで "自動 TCP/IP 利用アプリケーション起動時に自動接続する" にチェックが入っていると,ネットワークブラウザを開くとダイアルする.

ダイアルさせないためには,上記設定のチェックを取るか,ネットワークブラウザの代わりにセレクタを使う.

これは 99/11/6 項目 "Mac OS 9:TCP/IP 上のファイル共有で自動接続" で星氏が述べられていた症状である.



● Mac OS 9:マルチユーザの作業環境マネージャコントロールバーで設定変更できない


TIL: 60657 : Mac OS 9: Location Manager and Multiple Users

Mac OS 9 のマルチユーザ環境では所有者ユーザ以外の標準,制限,パネルユーザはシステムファイルのうち,ネットワークとファイル共有関係のコントロールパネルの設定を変更できないため,これらの設定を変更するような作業環境スクリプトは失敗し,作業環境マネージャはそのまま動作を終えるだろう.

以下のようにして使用可能にするか,使用させないようにことができる.

1.作業環境マネージャコントロールパネルをアクセス許可したいユーザのハードディスクのフォルダに複製するか移動する.

2.作業環境マネージャコントロールバー項目をコントロールバー項目フォルダから外すことによって使えないようにし,変更はコントロールパネルからのみ行うようにする.作業環境マネージャコントロールパネルはコントロールパネルフォルダになくても動作する.

3.そして/または,個々の作業環境マネージャモジュール (機能拡張フォルダの作業環境マネージャフォルダ内) を使用できないようにして,所有者以外の環境で使用させないようにする.


● Mac OS 9:Power Macintosh G3 で A/V カードを抜いて起動しない場合


西野氏からお寄せいただいた. Power Macintosh G3 233,266 DT,DM などで起きるモニタがぼける場合の回避法としてオーディオおよびオーディオビデオ personality card Rev.2 を抜いている場合, Mac OS 9 では起動に支障が起きるそうだ.

障害は起動時のアイコンパレードが始まる直前にマウスポインタが消失する形でフリーズし, shift 起動でも改善されない場合があるという.( Mac OS 8.5/8.6 ではカードなしで起動する)そのような場合に次の回避法を提案されている.

対処法1:因果関係ははっきりしないのですが,ATI 関連の機能拡張を外すと「ある確率で」正常に起動します。但し、完全ではありません.なお,当然ながら描画速度は低速になります.

対処法2:カードを入れて出荷当時のハード構成に戻すと ATI ドライバーの有無にかかわらず,正常に動作するようになります.

カードを戻す回避法であるが,カードを戻してモニタがぼける問題が再発するようであれば,モニタコントロールパネルでの解像度設定で垂直同期を 75Hz から 60Hzに落とすことで改善されるそうだ.

参考:
98/6/16 項目 "G3 モニタ出力の問題"
98/11/24 項目 "PowerMacintosh G3:モニタがぼける問題の起きるカード"
98/12/7 項目 "G3 マシン:モニタがぼける問題での交換カード"
ほか




● Mac OS 9:ネットワーク・タイムサーバを使用する設定での問題継続


橋本氏からいただいた. Mac OS 8.6 からの日付 & 時間コントロールパネルでのネットワーク・タイムサーバを使用する設定で,設定した時間以外に NTS サーバにアクセスにいく現象は Mac OS 9 でも改善されていない.

例えば, "定期的に設定" で一週間に一度としても不定期に一日に何度か接続していく.初期設定を捨てても改善されない.

"NTPサーバ・エラー;ネットワークが使用中、あるいは設定が正しくない" というエラー表示がでる場合は,ネットワーク・タイムサーバへのアクセスが多く,ビジーの状態であることがほとんどだろう.



● Mac OS 9:Tomb Raider II,glclock が動かなくなった


yoshita 氏から Mac OS 9 にしたところ, Tomb Raider II,glclock が Type 3 エラーが表示されて動かなくなったとお知らせいただいた.



● Mac OS 9:英語版ことえりの "…" 変換


中路氏からお知らせいただいた. Mac OS 9 US のことえりで "…" を "てん" または "きごう" と打ってから変換して出そうとしても,変換候補に現れるがインライン表示や変換ウインドウ等には現れず,選択できない.

Mac OS 9 日本語版のことえりではこのようなことは起きない. Eg-brigeVer.10.0.5 を使用すると入力できるそうである.私も英語版での障害を確認した.



● iBook:米国購入の MRJ での問題


三沢氏からいただいた.

US で購入した iBook ブルーベリー(メモリ160MB )において,InternetExplorer4.5 を使用し, MacProxy+ などのローカルのプロクシを通して Java アプレットを実行しようとすると, jar ファイルの展開に失敗し,エラーとなります. ネットワーク越しにプロクシを設定すれば問題ありませんでした. OS は Mac OS 8.6, Mac OS 9 とも再現しました.

とりあえずの回避方法として,Apple のページから,MRJ 2.1.4 をダウンロードし,上書きインストールすることにより,この問題が解決されました. iBook のハードウェアの問題なのか, Mac OS のインストーラの問題なのかは分かりません.


● Open Transport 2.5.x:送信時の再送信の発生


ARARE 氏からお寄せいただいた. Mac OS 9 ほかの Open Transport 2.5.x で,送信時に再送信が 50 パーセント程発生し,送信速度の低下を招いているのではないかという.

あまり報告がないのですが, Mac OS 9 にしてから,インターネットでの Hotline の送信が遅くなってしまいました.受信は問題ありません. ISDN 64 でおおよそ 7.5k/s くらいのスピードだったのが 3.8k/s くらい, ISDN 128MP でおおよそ 14k/s くらいだったのが 7.5k/s くらいです.

IPNetMonitor にて,自分のマシンの TCP の流れを確認したところ,送信時に再送信が 50% 程度発生していました. Mac OS 8.6 (OTP2.0.3) の時には,一時的に数 % くらいの再送信が発生していた程度ですぐに 0% に戻ります.

最近調べていて解ったんですが,G4 に搭載されている OTP 2.5.1 でも送信の時に同様の現象が発生していました.実験で Mac OS 9 の OTP2.5.2 を Mac OS 8.6 の OTP2.0.3 と入れ替えてみたところ,送信速度は,正常な状態にもどりました.

(中略) ネットワークに輻輳 (ふくそう) が起こった場合,普通データの送信量を減らすんでしょうが,どうも OTP2.5.x では,これを減らしていないような気がしてます.この場合,送信相手の回線が早い場合,輻輳がそれほどおきていない為あまり顕著に症状がでていないようです.

DHCP の辺りも,TCP が送信したデータに輻輳が起こっているのではないでしょうか,それを無視してデータを送るもんで DHCP サーバー側が理解できずにエラーを返す.(これは想像ですけど,,) 結局,相手の受信能力に依存しているみたいな感じです.



●フリーズリムーバー起動時にハングする場合


先日ご紹介したフリーズリムーバーについて小林氏から,起動時にハングすることがあるとお知らせいただいた.

AppleEvent に対応していないアプリケーションが起動している状態で,フリーズリムーバーを起動すると,開いているアプリケーションを自動終了させる途中で未対応アプリケーションを終了させることができず,途中で止まってしまうそうである.強制リセットすることになる.

フリーズリムーバーを起動する場合には Finder だけにしておくことが望ましい.



(C) Akiyama Satoru



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