● 3 時間以上スリープ中のマシンはネットワークに表示されなくなる
TIL: 106359 : Mac OS: Computers in Sleep Mode Disappear From Network
セレクタ,ネットワークブラウザ,サーバへ接続... を選択して現れるネットワークの範囲に, 3 時間以上スリープしているマシンの名称は表示されなくなる ( Mac OS X 10.0, Mac OS X Server 10.0, Mac OS 9.x ).
「表示されなくなったマシンに接続する方法」
-
IP アドレスまたは DNS を入力する.
(セレクタに表示されるには AppleTalk がオンになっていなければならない)
● Mac OS X 10.0:英語以外のシステムでの Finder 内とダイアログボックスとの同一ディレクトリ名称の違い
TIL: 106351 : Mac OS X 10.0: Names May Differ Between Dialog Boxes and the Finder
多言語 OS である Mac OS X では英語システムがコアにありその周辺にその他言語が構築されている.そのため 英語以外のシステムでの Finder 内とダイアログボックスとの同一ディレクトリ名称の食い違いが発生する (「当然の振るまいである」 expected behaviour と書いている).
Finder の Desktop, Home, Documents という英語表示が「別名で保存」などで開くダイアログボックスではローカライズされた名称となる. (と書かれている.実際に日本語版では同一である.ただし, Dock で「System Preference」という英語表示が実際に開くと「システム環境設定」であったりすることをこの文書は言いたいのである)
● Mac OS X 10.0:Mail の OE からのインポートに「Microsoft User Data」フォルダが必要
TIL: 106352 : Mac OS X 10.0: Mail Import From Outlook Express Requires "Microsoft User Data" Folder
Mac OS X 10.0 の Mail 1.0 は Microsoft Outlook Express からメールをインポートする場合, "Microsoft User Data" という名称のフォルダからインポートする. その名称のフォルダがないとインポートできない.
Outlook Express 4.5 にはこのフォルダがないので,インポートする前に Outlook Express 5 にアップデートする必要がある.
「解決法」(以下のいずれか)
-
・ "Microsoft User Data" というフォルダを作成し,相当するフォルダをその中に入れる.
・ "Import maiboxes" ユーティリティのセカンドスクリーンのブラウズボタンをクリックして,相当するフォルダを指定する.
● FireWire ハードディスクを外したときの警告
TIL: 31364 : Mac OS: Alert Appears When FireWire Hard Drive Is Disconnected
Finder で「片付ける」「取り出し」からアンマウントしないで, FireWire ハードディスクを外すとディスク内容が損傷しているなどの警告が表示される.(秋山注:ハードディスクアイコンをゴミ箱にドラッグしてもよい)
ケーブルを外したり電源を切る前にハードディスクアイコンをアンマウントすること.誤って外した場合は以下のようにする.
「Mac OS 9」
-
警告が閉じられるまでコンピュータは使えない. FireWire ケーブルを再接続し,ハードディスクアイコンを正しくアンマウントする.
「Mac OS X 10.0」
-
警告に「OK」し,そのまま作業ができる.しかし, FireWire ケーブルを再接続し,ハードディスクアイコンを正しくアンマウントすべきである.
● Apple DVD Player 2.7 北米版
Apple DVD Player 2.7 北米版
以前のバージョンからの変更点などが記されていないため,詳細は不明. iMac DV (Slot Loading), Power Mac G4 (AGP Graphics), PowerBook (FireWire) で動作する ( Power Macintosh G3, PowerBook G3, Power Mac G4 (PCI Graphics) の各シリーズでの DVD ハードウェアには対応していない). Mac OS 9.1, QuickTime 4.1, Apple DVD Player 2.x のこれまでのバージョンが必要.
[ 01/6/9]
● Simpsons ウイルス
橋本氏より AppleScript を利用したウイルスあるいはワームについてお知らせいただいた.
Macintouch が読者からの報告として紹介しているものであるが,現時点で Wildlist などに何も報告がない.
MacInTouch に掲載された投稿によれば,以下のようだ.
Simpsons はメールに添付書類 "Simpsons Episodes" として送られてくる. "Simpsons Episodes" を起動すると,
-
1. Outlook Express を起動してhttp://www.snpp.com/episodeguide.html を表示する.
2.同時にバックグラウンドでアドレスブックにある宛先にユーザ名から自分のコピーを送りつける.
3. "起動項目" フォルダに複製を作成し,起動毎に同じ動作を繰り返す.
日本で被害があるかどうかは明らかではない.もしも,被害に遭った場合は, Shift 起動して起動項目にある "Simpsons Episodes" を削除する.
追記:
Simpsons は Entourage についても対象としているようである.
追記 2:
SARC は
Mac.Simpsons@mm を確認したとしてページを公表した. SARC はワームであるとしている.当初 MacInTouch などはウイルスとしていたものであるが,秋山はその性格から言ってワームの方が適切であると考え,上記にはワームという言葉も使っていた.6月7日の Norton AntiVirus 定義ファイルは本ワームには対応していない模様.SARC の発表等からするに,あまりこのワームは拡がってはいないように思われる.
ウイルス/ワーム,セキュリティ情報を誇大に受け止めて不安を煽るような行動に走ることのないよう願いたい.
追記 3:
Norton AntiVirus 定義ファイルは 6 月 11 日付けファイルで対応した.
● ATOK14 for Mac OS X:インストール後のアクセス権の変更
ATOK 14 for Mac OS X をインストール後, "Application" "Library" 起動ディスクのアスセス権が変更されるようだ.そのため,以下のようなメッセージが表示されるようになる.
-
「”Applications”は変更できないので、項目”XXXX”は移動できませんでした。」
「”Applications”に対する十分なアクセス権を持っていないので、その操作を行うことができません。 」
「項目”XXX”は削除できないので、ゴミ箱に移動できませんでした。 」
「回避法」
管理者からログインし, Terminal を起動して次のように入力し,アクセス権を元に戻す.
-
1.以下を入力して return
-
sudo chmod 775 /Applications
2.管理者パスワード入力,return
3.以下を入力して return
-
sudo chmod 775 /Library
4.以下を入力.
-
sudo chmod 1775 /
5.Terminal を終了する.
[ 01/6/7]
● PowerBook G4 DVD ROM Update 1.1 北米版
PowerBook G4 DVD ROM Update 1.1
メディアのマウントや挿入について改善する.ファームウェアをアップデートすることになるので,失敗しないように注意されたい.
常識的には ROM アップデートについて日本語版 OS ユーザであっても北米版を適用することに問題はあまり考えられないが,私は実機を所有していないため確認できない (インストーラが拒否することなどは考えられる).いずれ日本語対応版も公開されるものと思われる.
● Open Transport Update 2.7.6 日本語版
Open Transport 2.7.6 日本語版
01/5/18 項目で紹介した北米版のローカライズ.特に付け加えることはない. Mac OS 9.1 専用. Mac OS 9.1 より前のバージョンにはインストールされないそうだ.
● Power Macintosh G3:ロジックボードリビジョンの確認法
TIL: 24924 : Power Macintosh G3: Identifying The Logic Board Revision
プラチナ色の筐体の Power Macintosh G3 の母板のリビジョンの見分け方. Apple システム・プロフィールを用いて確認する.社外製品などの使用時に必要な場合がある.
Apple システム・プロフィールの「システム特性」の一番下あたりの「製品情報」欄にある「ROM revison」に表示される ROM バージョンで見分けることができる.
-
Re.1=$77D.40F2
Re.2=$77D.45F1
Re.3=$77D.45F2
Power Macintosh G3 300MHz, 333MHz および All-in-one (日本未発売) は Re.2 か新しい母板だそうである.
● Word 2001/98:RTF マクロ警告迂回の修正
Microsoft Word for Mac Security Update
下記参照項目でお知らせした Microsoft Word 2001/98 においてマクロを含んだ RTF 書類を開く際にマクロ警告がでない点について, Microsoft 社が修正プログラムを発表した.現時点では英語版のみ.
参照:
01/5/23 項目 "Word 2001/98:RTF でのマクロ警告迂回"
追記:
再び確認したところ,日本語版が登録されていた (6/8).
● SONY製 CRT モニタの障害事例
江原氏より,購入した SONY製 19 インチモニタ CPD-G420 について,赤い点が画面中央に現れるという初期不良と画面左上に青みがかった部分があるという現象の事例をお知らせいただいた.
画面中央の赤い点は過去事例がない初期不良として交換となった.しかし,交換品についても画面左上に青みがかった部分があり,修理担当者が磁場等の影響など調査したが,原因が判明せず,返品となったそうである.これまで使用していたナナオモニタでは同じ場所で問題はなかったそうである.
[ 01/6/3]
● MRJ 2.2.5
Mac OS Runtime for Java (MRJ)
Mac OS X 8.1 またはそれ以降で動作する Power Macintosh が対象.2.2.4 から以下の問題を修正したと書かれている.
-
JAR キャッシュに影響する問題
ネットワークでの動作
2バイトシステムでの動作
以下,その他注意点や主要な改善点等.
MRJ 2.2.5 は Mac OS 8 (8.1) か Mac OS 9 のシステムフォルダにインストールする. Mac OS X が同時または単独にインストールされているボリュームがある場合, MRJ インストーラは初期状態で Mac OS X にインストールされるように設定されているので,手動でインストールされるディスクを切り替えること.
2.2.3 で実装された MRJ キャッシュが,初期設定フォルダからシステムフォルダ内 "アプリケーションサポート" フォルダ内に移動した.
MRJ 初期バージョンは,一部 2 バイトシステムにおいて,ファイル検索やアプレットまたは java アプリケーションの実行上の問題があったが, 2.2.5 は多くの問題を修正している. Microsoft Internet Explorer を 4.5 から 5 にすることはこの状況を更に改善するだろう.
FAXstf と MRJ は時々非互換となる場合がある. java アプリケーション実行中にメニューバーをクリックしてクラッシュするような場合, FAXstf 関連機能拡張類を使用停止にすること.
● iBook Audio Update 1.3.6 日本語版
iBook Audio Update 1.3.6 日本語版
iBook (Dual USB) の Apple Audio Extension J1-1.3.6 ほかをアップデートする. Mac OS 9.1 から起動すること. Mac OS X がインストールされて出荷されている iBook (Dual USB) はすでにアップデート済みと思われる.インストーラを起動して「iBook Audio Update はこのコンピュータでは動作しません」というメッセージが表示される場合はアップデートの必要はない.
初期出荷分について,使用中に左右どちらかのスピーカの音量が急に低くなったり雑音が出たりする問題が発生することに対処するアップデート. iBook (Dual USB) ユーザは必ずアップデートしたほうがいいだろう.
● Mac OS X 10.0:UFS と HFS+ の違い, HFS と Mac OS X
TIL: 25316 : Mac OS X 10.0: Choosing UFS or Mac OS Extended (HFS Plus) Formatting
ハードディスクフォーマットの Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) と UFS (UNIX File System) フォーマットの違いなどについての簡単な説明文書.
Mac OS X をインストールする際, UFS と HFS Plus を選択することができるが, UFS にしなければならない特別な理由がない限り HFS Plus にすべきである.
「ファイル名称等の大文字と小文字の区別」
-
同一綴りの大文字,小文字表記の違う名称のファイルやフォルダについて, HFS Plus では同一ディレクトリに置くことはできないが, UFS は置くことができる.(TIL の書き方に注意.後の秋山解説参照)
「UFS 起動ボリュームは AirPort (AirMac) 非対応」
-
Mac OS X が UFS にインストールされている場合 AirPort (AirMac) は機能しない. TIL 106252 参照
「ボリューム名称の変更」
-
HFS Plus では完全にカスタマイズできるが, UFS では「現在」できない. TIL 106191 参照 (Mac OS X を UFS (UNIX File System) ボリュームにインストールすると,起動ボリューム名は「Mac OS X」とはならず「/」という名称になる.パス名でファイルを参照する場合は「/Mac OS X/」の代わりに「/」を指定する)
「Classic 環境と UFS」
-
UFS 起動ボリュームの場合,初回起動時には Classic 環境は起動しない. TIL 106277 参照
「 Mac OS 9 と UFS」
-
Mac OS 9 から起動した場合, UFS ボリュームを認識できない.
「UFS と UNIX」
-
UFS は Mac OS X で UNIX アプリケーションを開発するような場合に向いている.
「タイプとクリエータ」
-
タイプとクリエータ情報によって特定のアプリケーションとファイルタイプを結びつけることは UFS ではできない.
「 HFS と Mac OS X 」
-
Mac OS X は Mac OS 標準フォーマット (HFS) ボリュームを認識することはできるが, Mac OS X を Mac OS 標準フォーマット (HFS) にインストールすることはできない (起動ボリュームにできないがファイルの読み書きボリュームやネットワークファイルサーバボリュームとすることは可能の意味).
「ドライブ設定 1.8.1 で UFS フォーマットしない」
-
TIL 106229 参照 (Mac OS 9 に含まれる "ドライブ設定 1.8.1" でフォーマットした UFS ボリュームは Mac OS X 10.0 および Mac OS X 10.0 Installer から認識されない.初期化し直す必要がある.初期化は, Mac OS X 10.0 インストール CD から起動し,「Installer」メニューの「Disk Utility を開く....」から「Drive Serup」を選択して,「パーティション」から行う)
などの内容.
以下,解説 (秋山).
簡易な説明ながら注意深く書かれている文書である.
「ファイル名称等の大文字小文字の区別について」
Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) ついて,ファイル名称等の大文字小文字の区別ができないとする誤った記述をよく見かける.本 TIL はこの点慎重に書かれていて,同一ディレクトリに置くことができないと表記してる.決して区別できないとは書いていない.
Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) はファイル名称等の大文字小文字の情報も保持している.ユーザが使用するレベルではそれが無視されるようにしているのであって,決して区別できないわけではない.
「エイリアスほかについて」
Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) と UFS の違いは上記 TIL に述べられている点のみではない.カタログノードID が UFS には存在しないため,カタログノード ID を参照するエイリアスが UFS では機能しないことは知っておくべきだろう.また, UFS はファイル作成日に対応していない.
● Mac OS X 10.0:モデム等の自動接続を切る方法
TIL: 106325 : Mac OS X 10.0: How to Disable Automatic Modem (PPP) Connections
必要ない場合にモデム等が自動的に接続しないようにする設定.「システム環境設定...」の設定であり特別な内容はないが,インターネットに接続しようとする場合のいくつかの例が書かれている.以下,簡単に紹介する.
-
1-2.「システム環境設定...」の「ネットワーク」をクリックする.
3.「設定」ポップアップメニューがモデムあるいは他のダイアルアップ装置に設定されていることを確認する.
4-5.「PPP」タブをクリックし,「PPP オプション」をクリックする.
6.「TCP/IP 利用アプリケーション起動時に自動的に接続する」のチェックを外す.
7-8. OK し,保存する.
自動接続をオフにした場合, Mac OS X では必要なときインターネットに接続するかプロンプトが表示される.次のような場合に自動接続しようとする.
-
・最新のニュースなど Mac ヘルプの情報を入手しようとするとき
・ソフトウェアアップデートで自動的にアップデートする設定になっている場合の情報取得等
・ Sherlock のインターネット検索を実行したとき
・ Mail で送受信するとき
「TCP/IP 利用アプリケーション起動時に自動的に接続する」のチェックが入っていて,モデム音を出さない設定にしている場合,ユーザはモデムが接続していることに気づかない場合がある.
● Mac OS X 10.0:Mail の送信アカウントの設定と変更法
TIL: 106324 : Mac OS X 10.0: How to Change "From" Address When Sending Email
Mac OS X の Mail アプリケーションでの from アカウントは Mail 環境設定のアカウント定義コラムの先頭行が適用される.ドラッグして順序を入れ替えて先頭にすることで希望のアカウントを自動挿入できるようになる.
複数のメールアカウントを使い分ける場合は,新規メールウインドウのアカウントポップアップメニューから選択して使い分けることができる.
● Mac OS X 10.0:Mail のアドレス写真の削除法
TIL: 106327 : Mac OS X 10.0: How to Remove a Picture from Address Book
Mac OS X 10.0 の Mail のアドレスブックに登録したアカウントについて,アカウントを削除してテキスト部分がなくなっても,写真を同時に登録している場合,写真は削除されずに残ってしまう.対処法はアドレスブックにある写真を手動で削除する
ユーザのホームディレクトリ (‾, Finder のツールバーのホームアイコンをクリックする) から次の場所にある該当する氏名の写真を探して削除する.
-
‾/Library/Images/People/
写真は以下の例のような「.tiff」という拡張子の TIFF ファイルである.
-
e_dupont@apple.com.tiff
● DVD Studio Pro 1.0.1:スライドショー終了時に停止したままになる
TIL: 31359 : DVD Studio Pro 1.0.1: Previewing Slide Shows With Infinite Pauses
DVD Studio Pro 1.0.1 で他のトラックにジャンプするスライドショーの場合,終了時に最後のスライドでずっと停止状態になる.ユーザは次のトラックにジャンプする DVD リモートコントロールのプレイボタンを押すことができる.しかし, DVD Studio Pro 1.0.1 のプレビューモードには同等の機能のプレボタンがない.
正常に使用するには Apple DVD Player を利用してプレビューする.
● Power Mac G4 (Digital Audio):Apple Hardware Test 1.1 での不正報告
TIL: 25315 : Power Mac G4 (Digital Audio): Apple Hardware Test 1.1 Reports False Error
Apple Hardware Test 1.1 を Power Mac G4 (Digital Audio) に実行した場合,初回に限って,「ata1/6/3 HD:2.1」という誤ったエラーを表示して実行できない.Apple Hardware Test 1.2 では修正されている. 1.1 の場合,1.1 の CD からもう一度起動し直すとテストが続行される.
● Network Assistant 4.0.3 北米版
Network Assistant 4.0.3
"Network Assistant Startup" 機能拡張 4.0.3 と "About Network Assistant 4.0.3" ttro 文書からなる.
● Macintosh Manager 2.0.1 北米版
Macintosh Manager 2.0.1 北米版
[ 01/5/30]
● 国内発売 iBook (Dual USB) は Apple Audio Extension 1.3.6 ほかアップデート済み
金子氏よりお知らせいただいた. 国内発売 iBook (Dual USB) Mac OS X プリインストールのものには,次項目以下の Apple Audio Extension J1-1.3.6 および, Theater Mode J1-2.0.3 が既にインストールされているそうだ.
なお, iBook (Dual USB) の新しいコントロールパネル,機能拡張のリストをお送りいただいている.主要なものを以下に紹介する.なお,最初の起動直後にソフトウェアアップデートで "マルチユーザ" コントロールパネルほかがアップデートされる.
Mac OS X プリインストールされていないマシンについてはソフトウェアアップデート,あるいは近日公開されるとみられるアップデータを利用することになる.
-
「コントロールパネル」
キーボード J1-8.5.5
サウンド J1-8.5.5
モニタ J1-8.6.2
起動ディスク J1-9.2.1
省エネルギー設定 J1-3.0.5
日付 & 時刻 J1-8.3.1
「機能拡張」
Apple CD/DVD Driver J1-1.4.5
Apple Monitor plugins J1-2.1
ATI 3D Accelerator J1-5.0.4
ATI Driver Update J1-1.8.8
ATI Graphics Accelerator J1-5.3.9
ATI Radeon 3D Accelerator J1-6.2.3
ATI Rage 128 3D Accelerator J1-6.2.2
ATI Resource Manager J1-2.9.3
ATI Video Accelerator J1-4.7.8
Authoring Support J1-1.1
DCP SerialDMA J1-1.0
Disc Burner Extension J1-1.0.1
EnetShimLib J1-1.5.3
FireWire Authoring Support J1-1.1
FireWire Enabler J1-2.8.2
FireWire Support J1-2.8.2
HID Library J1-1.5.3
NVIDIA 2D Acceleration J1-2.1
NVIDIA Driver J1-2.1
NVIDIA DVD Accelerator J1-2.1
NVIDIA Engine J1-2.1
NVIDIA OpenGL J1-2.1
OpenGLEngine J1-1.2.2
OpenGLLibrary J1-1.2.2
OpenGLMemory J1-1.2.2
OpenGLRenderer J1-1.2.2
OpenGLRendererATI J1-1.2.4
OpenGLUtility J1-1.2.2
SerialShimLib J1-1.5.3
URL Access J1-2.3
USB Authoring Support J1-1.1
USB Device Extension J1-1.5.3
USB Software Locator J1-1.5.3
USBAppleMonitorModule J1-2.1
タイム・シンクロナイザ J2-8.3.1
内蔵 V.90 モデム J1-1.4
「ソフトウェア・アップデートされた項目」
マルチユーザ J1-1.4.1
CarbonLib J1-1.3.1
Multi-User Startup J1-1.4.1
AirMac AP J1-1.3
AirMac AP Support J1-1.3
AirMac Driver J1-1.3.1
● iBook (Dual USB):iBook Audio Update 1.3.6 英語版
iBook Audio Update 1.3.6 (US-Z English)
iBook Audio Update 1.3.6 (International English)
iBook (Dual USB) の音声出力の品質を改善するアップデート. Mac OS 9.1 から起動してインストールし Mac OS 9.1 にインストールする. Mac OS 9.1 では "Apple Audio Extension" 機能拡張が書き換えられ,1.3.6 がインストールされる.
追記:
金子氏より,日本で発売されたンストール iBook (Dual USB) (アップルストア.CD-RW/DVD) については,Apple Audio Extension J1-1.3.6 および, Theater Mode J1-2.0.3 が既に使用されているとお知らせいただいた. Mac OS X プリインストールされていないマシンについてはソフトウェアアップデート,あるいは近日公開されるとみられるアップデータを利用することになる.音声に関する問題としては,音量が急に低くなったり雑音が出たりするそうで,再起動すれば直るが暫く使用しているとまた発生するらしい.
上記内容は多少修正した.
● Theater Mode Update 2.0.3 北米版
Theater Mode Update 2.0.3 北米版
iMac や ADC (Apple Display Connector) 接続の Apple Studio Display CRT モデルに接続された Macintosh で iMovie, QuickTime Player のシアターモードについて, Mac OS X の Classic 環境とTheater Mode Extension, QuickTime Player 4.1.4 と 5.0 の互換問題を解決する.Theater Mode 2.0.2 かそれ以前がインストールされている場合,このアップデートを適用する.
追記:
金子氏より,日本で発売された Mac OS X プレインストールマシンに iBook (Dual USB) (アップルストア.CD-RW/DVD) については,Apple Audio Extension J1-1.3.6 および, Theater Mode J1-2.0.3 が既に使用されているとお知らせいただいた.
● iBook (Dual USB): RGB ポートほかについての文書
TIL: 60855 : iBook (Dual USB) About the RGB Port
iBook (Dual USB) には RGB ポートが新設された.しかし,通常の VGA ポートではない.これらのことに関する TIL が公開された.
マシン付属の RGB ディスプレイアダブタを使用して接続する,ミラーリングモードで接続されるなど.
「接続法」
-
1.特別メニューからマシンをスリープさせる.
2.モニタケーブルを RGB ディスプレイアダブタに接続する.
3. RGB ディスプレイアダブタを iBook の RGB ポートに接続する.
4.スリープを解除する.
「可能解像度」
-
640*480 (60 Hz)
800*600 (75 Hz)
1024*768 (75 Hz)
TIL: 88139 : iBook (Dual USB): Available Resolutions From RGB and Composite Video Ports
コンポジットビデオ解像度について.接続には BTO でApple AV Cable を購入する必要がある.
● Mac OS X 10.0:Classic での Language Kit のアップデート
TIL: 106320 : Mac OS X 10.0: Mac OS 9.1 Language Kits Work in Classic
Mac OS X の Classic 環境で Mac OS 9.1 Language Kit は機能する.ただし,ソフトウェアアップデートでのみ供給される Language Kit 用アップデータをあてる必要がある.
● Mac OS X 10.0:Startup Disk アップデート後に起動ディスク再選択が必要
TIL: 106316 : Mac OS X 10.0: Reselecting Startup Disk May Be Necessary Following Update
Mac OS 9.1 から Mac OS X にソフトウェア・アップデートで Startup Disk をインストールした場合, Mac OS 9.1 の「起動ディスク」コントロールパネルで Mac OS X システムフォルダを選択する必要がある.
そうしない場合,起動が遅くなり, Mac OS ロゴが表示される前に時間がかかる.
● Mac OS X 10.0:Classic アプリケーションから PC-Dos Zip に保存できない
TIL: 106317 : Mac OS X 10.0: PC-DOS Formatted Zip Disks Do Not Work With Classic Applications
Classic アプリケーションから直接 PC-Dos Zip ディスクに保存したり,ディスク上のファイルを開くことはできない.保存/開くには,いったんファイルをハードディスクに保存/コピーし,それを PC-Dos Zip ディスクにコピーして保存するか,開くかする.
● Mac OS X 10.0:Mail:添付書類がないというメッセージ
TIL: 106315 : Mac OS X 10.0: "" Message When Sending Plain Text Mail
下記のような内容.
Mac OS X の Mail から送信されたメッセージを受信した側で,実際には添付書類があるにも関わらず,メール本文に「添付書類がない」(Attachment missing) というメッセージが表示される場合がある.
これは Mac OS X の Mail をプレーンテキストの設定にしているためである.添付書類を含むプレーンテキストメールを送信すると,いくつかのメールプログラムはメッセージのエンコーディングを識別できず,上記のようなメッセージを表示する.メッセージがより互換性のある他の MIME 規格でエンコードされているために問題が発生する. Richi Text (HTML/MIME) メッセージフォーマットを用いることで解決する.
[ 01/5/25]
● CarbonLib 1.3.1 日本語版:1.2.5 ?
CarbonLib 1.3.1 日本語版の説明とリンク
現時点で,上記から入手できる "J-CarbonLib 1.3.1.smi" に含まれている CarbonLib のバージョンは J2-1.2.5 であり, 1.3.1 は実際には入手できない.杉崎氏からお知らせいただいた. Apple が気が付けば差し替えてくるだろうから早晩入手可能となるだろう.
CarbonLib 1.3.1 北米版については AppleScript 非互換であること (場合によってはマシンが起動できなくなる) を始めとして数え切れないくらいの不具合が報告されている.使用しないことを推奨する.
追記:
杉崎氏より,スクリプト編集プログラムで,記録・実行とも正常に動作したこと,試したいくつかのアプレットではフリーズするようなことはなかったことをお教えいただいた. Apple が警告しているような AppleScript に関する問題は必ず起きるということではないようだ.
他にも問題が発生する可能性 (アプリケーションメニューとの非互換ほか) があるので,使用する場合は慎重に願いたい.日本語入力での問題についてはある程度改善があるようだが,まだ不十分.
● Disk First Aid 8.6.1 日本語版
Disk First Aid 8.6.1 日本語版 の説明とリンク
Disk First Aid 8.6.1 日本語版 (直リンク)
Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) で起きるマスター・ディレクトリ・ブロックの損傷を修復すること (前のバージョンでは,この問題を検出したが修復は行わなかったそうだ) と, Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) のハードディスクと Mac OS X の互換性も向上すると書かれている.
追記:
ふかえ氏より,当初直リンクとしたものは 8.6 のものであるとご指摘いただいた.その通りであった.申し訳ない.上記内容は訂正した.
[ 01/5/24]
Microsoft 社のセキュリティ文書 (マクロテンプレートへのリンクを含んだ RTF を開く際にマクロ警告が出ない) に関して,ウイルスへの不安を煽るような,理解の足りない情報が一人歩きしている場合がいくつかみられる.
01/5/23 項目 "Word 2001/98:RTF でのマクロ警告迂回" を参照し, Microsoft 社の警告自体あまり重要性がないことを理解したい.理解の足りない情報の中には, Microsoft 社の報告自体をあまり理解できていないものもある.このことによって Macintosh にマクロウイルスが拡がるなどということは私には想像することさえ難しい.
● マルチユーザ 1.4.1:デスクトップピクチャなどの改善
Multiple Users 1.4.1 日本語版
以下のいくつかのセキュリティホールが修正されている. Mac OS 9 以降のユーザはアップデートすべきであろう.
-
・ユーザがログアウトしたすぐ後,所有者のパスワードをユーザのパスワードを用いて変更できるセキュリティホール
・通常ユーザがコンピュータ所有者としてログインできるように "Users & Groups Data" ファイルを削除することができる.
また,これまでのバージョンではアピアランスで設定したデスクトップピクチャ,サウンドなどのユーザ毎の設定がログインし直すと再現されないという問題があったが,デスクトップピクチャについて秋山が試してみたところ,改善があるようだ.ただし,秋山の環境では「サウンド」コントロールパネルに関して従来の警告音の設定が戻ってしまうようになった (ログイン直後は以前のままだが,気が付くと変わっている.この場合,設定し直せばよいが,ログインなどの切り替えをすると再発するようだ).
他の修正点など,
01/4/29 項目 "Multiple Users 1.4.1 北米版および英語国際版" に記載しているので参照願いたい.
以下の内容からなる.バージョンは全て J1-1.4.1
-
「ログイン」 システム機能拡張
「パネル」システム機能拡張
「Multi-User Startup」機能拡張
「マルチユーザ」コントロールパネル
追記:
杉崎氏より MacintoshManager1.4.1 日本語版にはすでに,「ログイン」 システム機能拡張,「パネル」システム機能拡張,「Multi-User Startup」機能拡張の 1.4.1 バージョンが含まれていて,その時点でデスクトップピクチャなどのデスクトップテーマの問題に改善があったとご指摘いただいた.
● Internet Explorer 5.1 Preview バージョン 5.1b1 (3408)
Internet Explorer 5.1 Preview (英語版?) がソフトウェア・アップデートによってアップデートできるようだ.
TIL: 106305 : Mac OS X 10.0: Internet Explorer 5.1 Preview Update and Before You Install Information によれば以下のような修正がある.
-
・使用ディスプレイ上で大きいプリントプレビューを適切に表示できるようにした.
・ POSIX ディレクトリパスでローカルファイル ("file://") がよりよく機能するようにした.
・ POSIX を使用するローカル Java アプレットがきちんと動くようにした.
・ローカルファイル URL 時に存在しないファイルやボリュームを参照する潜在的な問題の修正.
・検索エンジンのページから別の検索エンジンのページに「次」のボタンを用いて移動する際の信頼性の拡張.
・スペイン版の「戻る」「次」「リロード」のボタンアイコンがきちんと動作するようにした.
・ダウンロードした PDF ファイルの表示の選択を増やした.
・ Internet Explorer 外の場所をクリックした後でも視覚的な Java アプレットが動作し続けるようにした.
・「プーリング」(polling.色の付いたカラーディスクマウスカーソルが表示され,ブラウザが一時的に反応しなくなる) の発生を減少させた.
・ HTML フレーム内の Java アプレットがより正確に位置付けされるようにした.
・ Carbon と Cocoa ヘルパーアプリケーションが開くようにした.(秋山注:StuffIt Expander などが Classic で開いていた問題の修正)
・ Yahoo などの Java ベースのゲームの互換を向上させた.
・ 別のページを表示したときにはその前のページの Java アプレットが動作しないようにした.
・http://www.sun.com/java/platform.jhtmlが機能するようにした.
・新しい QuickTime と Macromedia Flash プラグインがインストールされる.
インストール後 Internet Explorer のアプリケーションメニューの「 Internet Explorer について」を表示させ,「Microsoft Internet Explorer 5.1b1 (3408) 」の表示があればアップデートされている.以前のバージョンは「Microsoft Internet Explorer 5.1b1 (5502) 」である.( 3408 の方が 5502 より新しいので注意)
[ 01/5/23]
● DVD Studio Pro 1.0.1:MPEG 2 を PAL エンコードすると最後が切れる
TIL: 60848 : DVD Studio Pro 1.0.1: Clipped Frames When Encoding With MPEG 2 Into PAL
DVD Studio Pro 1.0.1 と QuickTime MPEG Encoder に関して, DVD Studio Pro で MPEG 2 を PAL にエンコードするとき,最後の数秒が切れる. NTSC では起きない.
将来のソフトウェアアップデート等で解決する予定. Final Cut Pro がある場合, Media Cleaner EZ を用いて MPEG 2 にエンコードできるが, DVD Studio Pro より遅い.
● Apple Studio Display 17 (LCD) の技術仕様ほか
TIL: 58823 : Apple Studio Display 17 (LCD): Technical Specifications
TIL: 58767 : Apple Studio Display 17 (LCD): Compatibility
Apple Display Connector (ADC) コネクタ接続のみであることなどの仕様 (ADC 仕様の Power Mac G4 に使用できる).
● Apple Studio Display 17 (LCD) 用ソフトウェアとインストール失敗時の症状
TIL: 58761 : Apple Studio Display 17 (LCD): Install Display Software for Best Performance
Apple Studio Display 17 (LCD) を使用する際には製品に含まれる専用の Displays Software をインストールすること. Mac OS 9 および Mac OS X 用に分かれていて,それぞれの OS で起動する環境では両方の OS にインストールする必要がある.
「ソフトウェアのインストールに失敗した場合の症状」
-
・コンピュータがスリープから復帰しない.もし,この障害が発生した場合,コンピュータを終了して電源ケーブルを抜いてからもう一度差し込み,再びソフトウェアをインストールし直す.
・ Apple Studio Display 17 (LCD) の起動ボタンを押している場合にモニタコントロールパネルが開かない.
・ 800*600 または 1024*768 の解像度を選択すると画像がおかしくなる.また,解像度を変更するとモニタがブラックアウトする.
-
Mac OS 9 は shift 起動し,ディスプレイ初期設定 (Display Preferences) ファイルを外す.
Mac OS X では, Mac OS 9 から起動し, Mac OS X ボリュームの Library フォルダ内の Preferences フォルダから com.apple.windowserver.plis ファイルを外す.
・輝度調節がモニタコントロールパネル (Mac OS 9) またはディスプレイパネル (Mac OS X) に現れない.
・コンピュータを起動すると,スタートアップスクリーンが小さいウィンドウで現れる,または,スクリーン上の項目がおかしいか現れない. Mac OS X の場合は Mac OS 9 から起動して Displays Software インストーラを起動する.
● iBook (Dual USB):製造番号の調べ方
TIL: 88138 : iBook (Dual USB): How to Find the Serial Number
iBook (Dual USB) の製造番号 (シリアル番号) は Apple システム・プロフィールで調べるか,キーボード裏の突起部の記載を読みとるかするとされている.キーボード裏上部突起 (upper ledge) には MAC アドレスと一緒に記載されている.突起左が MAC アドレスで右側が製造番号. (ページにあるはずの写真が表示されないのでよくわからない)
キーボードの取り外しについては
外し方の TILをリンクしている.(キーボードモニタ側の二箇所のタブを手前に引きながら手前に裏返す)
(秋山注: Apple システム・プロフィールで表示される型番,製造番号などはマシンのハードディスクに記録されている.ハードディスクを初期化等するとこの情報はなくなり,表示されない.ソフトウェアレストアした場合に復活するかどうかまでは知らない)
● Word 2001/98:RTF でのマクロ警告迂回
Microsoft 社は同社の Microsoft Word 2001/98 に関し, RTF ( Rich Text Format 書式付きテキスト) 形式の書類を開く際,書類中のリンク先がマクロを含むテンプレートであった場合,通常は表示されるマクロが含まれてる旨の警告が表示されないと
発表した.修正プログラム公開予定とのこと.
[解説] (秋山)
Microsoft Word ほかには Microsoft 社製アプリケーションなどで独自に使用されるスクリプト言語を使用してマクロスクリプトを実行することができる.これにはディスクを消去するような命令も含むことができる,そうしたスクリプトを使用した Microsoft アプリケーションでのみ動作する危険なマクロウイルスが作成され,大変猛威を振るっている.
こうしたマクロウイルス対策として Microsoft 社は同社アプリケーション下でマクロを実行するような書類等を開こうとした場合,その書類にはマクロが含まれているという警告を表示するようにした.今回の発表は,その警告が表示されない場合があるということである.
もともと,マクロ警告はそれがマクロウイルスであるかどうかに関わらず表示されるもので.マクロウイルス対策としては根本的なものではない (ウイルスかもしれないマクロを開くのはユーザの責任であって, Microsoft 社の責任ではないとこの警告は言いたいのである). Macintosh の場合,マクロウイルスが Windows 版 Word 英語版などで動作するものでも Macintosh 版特に日本語版では動作しないことがほとんどで,実害はほどんどない.
Microsoft 製アプリケーションで動作するマクロウイルスはそれら Microsoft 製アプリケーションを使用しなければ全く関係ない.
参照:
Microsoftのマクロウイルス
● iBook 各モデルの見分け方
TIL 一覧表/対照表にも収容している
TIL: 88039 が更新されている.
iBook には現在までに以下のモデルが出荷された.
-
オリジナル iBook
iBook (FireWire)
iBook (Dual USB)
見分けるポイントは色と FireWire などのポートである.
「色」
-
オリジナル iBook:タンジェリン,ブルーベリー,グラファイト
iBook (FireWire):インディゴ,キーライム,グラファイト
「ポート」
-
iBook (FireWire): USB ポート隣に FireWire ポートがある.
「iBook (Dual USB)」
-
iBook (Dual USB) は異なったサイズと形である.
写真入りで説明されているほか,これら以外に SE も含めた各モデル仕様の違いの一覧があり大変分かりやすい.
● Mac OS 9.1/ Mac OS X 同時プリインストールマシンの説明文書
TIL: 60850 : About Mac OS 9.1 and Mac OS X Installed on Your Computer's Hard Disk
Mac OS 9.1 と Mac OS X が同時にインストールされて出荷されるマシンに入っている Read Me の類をそのまま公開したものと思われる. Mac OS 9.1 と Mac OS X を同時に使い分けて使用する際のいくつかの注意点などを記したもの.主に以下の内容からなる.
マシンに入っている Mac OS X マニュアルの紹介,起動 OS の変更の仕方, iTune の MP3 ファイルはどちらの OS 対応バージョン iTunes でも作動すること,DVD ムービーや FaxSTF は Mac OS X では使用できないこと,ソフトウェアレストアの方法など.
●複数ディスクのソフトウェアレストアの使用法
TIL: 60847 : Apple Software Restore: How to Perform a Multiple Disc Restoration
Mac OS 9.1 および Mac OS X がハードディスクに (プリ) インストールされたコンピュータの場合 に行う. Mac OS 9.1 かそれ以前の OS が (プリ) インストールされているコンピュータの場合,
TIL: 24270 : Apple Software Restore: How to Perform a Single Disc Restorationの方を参照すること.
本文書は Mac OS X および Mac OS 9.1 が同時にプリインストールされたマシンの出荷に対応するものであろう.この Mac OS X および Mac OS 9.1 のプリインストールということは,このようなソフトウェアレストアを用いた場合も,そのプリインストール状態 (両方の OS がインストールされている) に戻るということだ.
本文書の要点は,途中でディスク交換しながらソフトウェアレストアをするという点だろう.その他では特筆するような点はないように思われた.初級者が本項目を参照する場合を考えて以下,要点を記す.実際に手にしていないので不明だが,これら CD から起動した場合の OS はどちらなのだろう?
「警告」
ソフトウェアレストア (Apple Software Restore) はハードディスクまたはディスクパーティションの全ての内容を消去する.事前にバックアップすること.
「実際の手順」
1.必要なバックアップがされていることを確認する.リムーバブルメディアまたは iDisk に行うべきである.
(秋山注:バックアップしているつもりがいざというときにできていなかったというのはよくあることだ.そのファイルの重要度に応じてバックアップされているメディアを開いて内容まで確認することも必要).
2.コンピュータに付いてきたレストア CD を見つける.それらは 5 枚かそれ以上ある.
3-5.ディスク 1 を挿入してからコンピュータを再起動し,C キーを押したまま起動する.
6.復帰させたいディスクまたはボリュームを選択し, Restore (「修復」?) を選択する.修復には 20-30 分要する.
7.ソフトウェアリストアが次のディスクを挿入するように要求したら,ドライブからディスクを排出し,次のディスクを挿入する.
8.この過程が終了したら,新しいソフトウェア (修復インストールしたシステムソフトウェアとアプリケーションのこと?) を使用するためにコンピュータを再起動する.
● AirMac 1.3.1
AirMac 1.3.1
Point-to-Point Protocol over Ethernet (PPPoE) , DHCP クライアント ID 対応.Wi-FiTM 認証取得.
「コンピュータとコンピュータ」モードの機能向上により,複数のコンピュータにょるそれぞれのローカルネットワークにネットワーク名をつけることができるようになってネットワークの区別が容易になり,また, WEP (Wired Equivalent Privacy) をネットワークに追加した.
スクリプトに対応.サンプル AppleScript が利用できる.これにより,仕事場と家庭でのネットワーク切り替え,家庭内で複数ユーザが異なるプロバイダに接続するような場合の自動化が可能.
教育,企業関係ユーザのために複数台のベースステーション環境でアクセス密度を調整できるようにした.
以下,既に設定されているベースステーションをアップデートする場合と新しく設定する場合の手順,アップデートできない場合の対策,AOL など一部プロバイダとは非互換であることなど.
Mac OS 9.0.4 かそれ以降が必要.
このインストーラは不可視ボリュームを作成している場合にフリーズさせるので注意.
● Mac OS 9:外部光学式ドライブとファームウェアバージョンの調べ方
TIL: 60849 : Mac OS 9: How to Determine an Optical Drive's Mechanism and Firmware Version
Macintosh に接続している外部 USB,FireWire ドライブとそれら機器のフォームウェアバージョンを Apple システム・プロフィールによって調べる方法と提示される情報の種類. iTunes と互換ドライブかどうか調べる際に必要.
次の手順で行う.使用する Apple システム・プロフィールは 2.5.8 以上が必要 (
Authoring Support Update (US-Z) 1.1 に含まれている).
-
1-2.コンピュータに外部機器を接続して, Mac OS 9.x で起動する.
3. Apple システム・プロフィールを起動.
4-5.から,デバイスとボリュームタブを選択し,USB または FireWire の系統を探す.
6.一番左の三角印をクリックし,次の情報を得る.
-
1.機器型式
2. FireWire バージョン
3.機器製造元
● QuickTimeStreaming Server 3.0.1 ほか
QuickTimeStreaming Server 3.0.1 ほか
QuickTimeStreaming Server 3.0.1 と説明の PDF 書類.Mac OS X Server が必要.
● Mac OS X Server に関する文書の公開
Mac OS X Server MigrationGuide Mac OS X Server Admin Guide
同日本語ほか各国語ガイド
Apple FTP に次の Mac OS X Server に関するガイドが公開された.何れも英語版 PDF 書類で,Mac OS X Server の製品に付いているマニュアルと思われる.
[ 01/5/20]
● IomegaWare 3.0:ディスク損傷?
Iomega は
IomegaWare 3.0 の配布を中止して旧バージョンに置き換えた. MacFixIt は Iomega Tools 3.0 (バージョン 6.0.9 ドライバ) によって Zip ディスクが使用不能になるという多数の報告があることを伝えている.
● Mac OS X 10.0:ターゲットディスクモード未対応
TIL: 106304 : Mac OS X 10.0: Target Disk Mode Not Available
Mac OS X 10.0 ではターゲットディスクモード (TDM) 機能はない.将来的には対応するだろう.現在では Mac OS 9.1 から起動して利用する.
● Photoshop 6.0.1 アップデータ
Photoshop 6.0.1 アップデータ 日本語版
「6.0 からの修正点」(「アップデートお読みください」からの引用)
-
・ペイントブラシピッカーに以下の新しいユーザビリティが追加されました.
-
- 現在のマウス位置に設定されたプリセットピッカーを,Enter キーを押して開いたり閉じたりすることができます.
- ブラシピッカーでブラシをダブルクリックすると,ブラシが選択され,ピッカーが閉じます.
- 現在のブラシは,プリセットピッカー上で常にハイライト表示されます.
- 現在のブラシインジケータは常にブラシサイズを示します.
- 現在のブラシがプリセットブラシと同一であるかどうかに関わらず,一番目のブラシと最後のブラシのショートカットキーを使用できます.
・ Photoshop 6.0.1 で保存した EPS と TIFF ファイルのイメージクリッピングパスを,QuarkXpress などのアプリケーションで認識できるようになりました.
・ メモリ容量が限られていても,ImageReady でアニメーションの保存およびプレビューを行えるようになりました.
・ 最近使用したファイルのリストが使用できない場合でも,処理速度の低下を招くことがなくなりました.
・ バッチ処理時のファイル命名機能が正しく動作するようになりました.
・ Illustrator へのパス書き出し機能でパスのスケールを維持できるようになりました.
・ コンテクストメニューシステム拡張機能をインストールしなくても,ツールバーのフライアウトメニューを使用できるようになりました.
・ オペレーティングシステムが古いテンポラリファイルまたは仮想記憶ファイルの削除に失敗した場合,Photoshop 6.0.1 が代わりにこれらのファイルを削除します.
・ 「色域指定」で単一のカラーを選択した場合に,正しく動作するようになりました.
・ 新しい日本語文字マップ(CMap)ファイルの導入により,ImageStyler 1.0 と PageMaker 6.5.2 Plus 間での競合が解消されました.
・ Ctrl + H キーを 2 回押さなくても,選択範囲のエッジの表示と表示の切り替えを行えるようになりました.
ファイルの入手先について,私が試した範囲では日本の FTP からは入手できず US FTP が有効であった.
[ 01/5/18]
● Mac OS X:Biblos フォントの Classic 環境での問題
しの原氏よりお知らせいただいた. Mac OS X の Classic 環境用 Mac OS 9.1 に Biblos フォントがインストールされている場合, Mac OS X のシステム環境設定や特定アプリケーションが起動できなくなるそうである.
具体的な症状としては,アプリケーションを起動するとブルースクリーンとなり,ポインタと CD 回転のアイコンが交互に現れ操作不能となるそうである.回避するには, Mac OS 9.1 システムから Biblos フォントを外す他にはないようだ.
参照:
Biblos のページ
● iMac:スリープ時にアンバー点滅しない場合の回避法
米国の Macintosh 専門店
Small Dog からの情報. iMac がスリープした場合に,起動ボタンがアンバー色の点滅とならず,緑色のままという症状の回避法.
回避法は, "省エネルギー設定" コントロールパネルでスリープの設定時間を 30 分から 35-40 分に設定するというもの.
ひところ, "Green Light of Death" とかとして取り上げられていた iMac Rev.2 までで起きるアナログボードの故障からくるものと思われる障害の症状のひとつでもあったように思う.
● Mac OS X:リソースフォークの追加?
田村氏からいただいた. Mac OS X 10.0.3 で Windows ユーザとのやりとりのためリソースフォークを削除したファイルについて, OS がリソースを追加しているように思える場合があるのではないかとのことである. Finder 上でそのファイルにアクセスすると発生するようだとのこと.
ファイルが単独に持つリソースフォークというと,画像ファイルのアイコンという例がある.以下は秋山の推測である.
Mac OS X では,リソースフォークは当然使用されるが,同時にデータフォークにそうしたアイコンのようなリソースを収納しそれを Finder が参照することもできる.仮に Carbon 対応の画像処理アプリケーションがあったとすると,そのアプリケーションはリソースフォークにアイコンを保存するが,同時にデータフォークにもアイコンを収納するものと考えられる.その場合, Mac OS X でリソースフォークのアイコンを削除してもデータフォークのアイコンデータは残すということが常識的な仕様であると思われる.
この場合, Finder は残ったデータフォーク内のリソースを参照して表示する,また,さらにそれを (Mac OS 9.1 以前との互換のため) リソースフォークに組み込んでいるということは考えられないだろうか.(データ容量を調べることで確認できるだろう)
そうであれば,田村氏のようにリソースフォークを削除したいというときには不便である.また,画像データのやりとりについてデータフォークに収納されたアイコンリソースが他機種のみならず, Mac OS 9.1 以前での表示に問題を起こすということはないのであろうか. Mac OS X がその点にどのように対処しているか,また,データフォーク内のアイコンデータも同時に削除するような仕様,方法があるのか,そのようなことを可能にするユーティリティはあるのか,この辺りのことは私には判らない.
● Mac OS X 10.x:Classic での Mac OS 9 コントロールパネルの機能制限等
TIL: 25305 : Mac OS X 10.x: Using Mac OS 9 Control Panels in Classic Environmen
Mac OS X Classic 環境下の Mac OS 9.1 コントロールパネルの機能.この状況下では一部機能しなかったり,制限がある場合があり, Mac OS X の「システム環境設定...」を使用しなければならない.そのような個々の場合について述べられている.
「アピアランス」
-
デスクトップピクチャは Dock の Finder から
サウンドトラックは Classic アプリケーションのみ機能
システム/ Finder 表示フォントの変更は Classic 環境/アプリケーションのみ有効
「AppleTalk」
-
変更した設定は Classic 環境のみ有効で, Mac OS X ネットワークパネルは変更されない.
「コントロールバー」
-
Classic 環境では使えない. Mac OS X の「システム環境設定...」を用いる. Mac OS X ディスクには Dock extra (Dock 特別付録?があるので代替できる.
「日付 & 時刻」
-
Mac OS 9 Classic で用いられるアプリケーションの範囲でのみ有効.システムの日付,時間の設定は Mac OS X から行う.
「省エネルギー設定」
-
Mac OS X のエネルギー設定パネルを使用する.
「機能拡張マネージャ」
-
Mac OS 9.1 Classic 起動に関して有効など.
「ファイル共有」
-
共有できない.利用者 & グループの設定, TCP/IP 上での共有も機能しない. Mac OS X の「システム環境設定...」で Public フォルダの共有または FTP アクセスとリモートログインを有効にする.
「赤外線」
-
Classic 環境では機能しない
「キーボード」
-
「キーの繰り返し」「繰り返すまでの遅れ」は Mac OS X の「システム環境設定...」のキーボードパネルを使用する. 01/3/31 項目も参照のこと.
「作業環境マネージャ」
-
Classic 環境では機能しない.
「メモリ」
-
Mac OS X ではディスクキャッシュのみ調節することに使用できる.概して必要なく,メモリ節約のために最小値に設定する.(その場合 Mac OS 9.1 から起動する場合には適切な値に再設定する必要がある)
「モデム」
-
代わりににネットワークパネルを使用する.
「モニタ」
-
Mac OS X ディスプレイパネルを使用するが,一部 Classic アプリケーションに 256 色または 640 ×480 解像度が必要な場合のみ用いることができる.
「マウス」
-
代わりにマウスパネルを用いる.
「マルチユーザ」
-
代わりにユーザパネルを用いる.
「パスワード保護」
-
Classic 環境では動作しない.ログインパネルのログインタブから「自動的にログインする」のチェックを取る.
「PowerBook SCSI ディスクモード」
-
Classic 環境では機能しない.
「リモートアクセス」
-
Classic 環境では機能しない.代わりにインターネット接続のアプリケーションを用い,ネットワークパネルの PPP タブを用いる.
「ソフトウェア・アップデート」
-
Classic 環境では機能しない.
「サウンド」
-
Classic 環境の警告音の設定に用いる.他のサウンド関連は全て「システム環境設定...」のサウンドパネルを用いる.
「起動ディスク」
-
起動ディスクパネルを用いる.
「TCP/IP」
-
代わりにネットワークパネルを用いる. Mac OS 9 TCP/IP コントロールパネルは効果ない.
「トラックパッド」
-
マウスパネルを用いる.
「Web 共有」
-
代わりに共有パネルを用いる.
● iTools:Email アカウントの仕様等
TIL: 25301 : iTools: Email Account Specifications
サーバ名 (mail.mac.com と smtp.mac.com),25 ポートを使用,5MB まで,単一メール最大 3MB までほか.
● Macintosh Manager 1.4.1 日本語版
Macintosh Manager 1.4.1 日本語版
1.4 からの修正点
-
・利用者が複数の「パネル」ワークグループに属している場合,2 つ目以降のワークグループにログインしたときに,その利用者がアクセスを許可されている項目が正しく表示されないことがあった問題の修正.
・ Finder 環境でデスクトップがロックされているときに,管理者によって設定されたデスクトッププリンタが正しく表示されない問題の修正.
● Open Transport Update 2.7.6 北米版
Open Transport Update 2.7.6 北米版
一部アプリケーションが思い通りに動作しない些細な問題の修正,特に教育関係など全ての顧客に推奨するとなっている. Mac OS 9.1 が必要.現行バージョンは 2.7.4.
[ 01/5/13]
● PowerBook G4:ヘッドフォン端子の不具合?
橋本氏よりお教えいただいた. PowerBook G4 のヘッドフォン端子にヘッドフォンジャックを差し込んでもマシン本体スピーカーから音が出力されるそうである.
アップル・サポートに連絡したところ回収された.サポートの対応の様子から他にも同じような事例があるものとの印象であったそうだ.
PowerBook G4 のヘッドフォン出力についてはノイズが乗るという投稿が国外のページに掲載されている.私の周囲に何人か PowerBook G4 ユーザがいるので確認してみたい.
追記:
関西の若大将氏より,上記障害は起こっていないことをお知らせいただいた.私も周囲で実際にヘッドフォン端子を接続してみたが,本体スピーカは消音となった.上記項目は事例として参考にされたい.
● Hewlett-Packard 社一部プリンタ:印刷中断と回避法
久保田氏よりお教えいただいた. Hewlett-Packard 社一部プリンタにおいて,印刷途中に印刷ジョブが中断する場合があるようだ.
氏は Hewlett-Packard 社製 Deskjet990cxi を Power Mac G4 (AGP Graphics) / Mac OS 9.1 で Ethernet 接続から使用していた.A4 用紙での印刷途中に中断する場合があり, Hewlett-Packard カスタマ・ケア・センタに連絡したところ,次のような回答であった.
-
・現在のドライバの不具合でトラブルが起きる.
・使用アプリケーションのメモリ割り当て,印刷をフォアグラウンドにすることで改善する場合もある.
「回避法」
-
セレクタ左画面でプリンタドライバアイコンを選択した後,「設定」をクリックし,「プリンタ設定」の「種類」を「desk jet 970」に設定する.
Hewlett-Packard 社のサポートの対応は大変良好であったそうだ.
● CarbonLib 1.3.1 北米/国際英語版
TIL: 11916 : CarbonLib (US and Z English) 1.3.1
北米, Z 版 Mac OS 8.6/9.x が必要.次項目に注意.使用は薦められない.
● CarbonLib 1.3.1:AppleScript との非互換
TIL: 106302 : Nac OS 9.1: Conflict Between CarbonLib 1.3.1 and AppleScript
CarbonLib 1.3.1 を Mac OS 9.1, Mac OS 8.6 で使用すると, AppleScript において,次のような問題が発生する.
-
1.スクリプト編集プログラムで「録音」ボタンをクリックするとフリーズする.
2. AppleScript を実行するとコンピュータが応答しなくなる.デスクトップの「メール」と「Web ブラウザ」,「登録」も AppleScript なので同様.
現状ではアプリケーションや機能拡張など一部が AppleScript を使用している.そのような場合フリーズしたり,機能拡張などではマシンが起動しなくなることが予想される.
● Mac OS X 10.0: Mac OS 9.x までの情報ウインドウコメントとは別
TIL: 106301 : Mac OS X 10.x, Mac OS 9.x: Info Comments Do Not Appear
Mac OS X 10.0 の情報を見るで表示されるウインドウのコメントは Mac OS 9.x までの情報ウインドウのコメントとは別の場所に記録される.そのため,相互間の互換はなく, Mac OS X 9.x までで作成されたコメント情報を Mac OS X 10.0 で表示されない.
● iBook (Dual USB):各種部品交換要領
TIL: 95138 : iBook (Dual USB): Removing and Replacing the Keyboard
TIL: 95136 : iBook (Dual USB): Removing and Replacing the Memory
TIL: 95136 : iBook (Dual USB): Removing and Replacing the AirPort Card
iBook (Dual USB) について,在宅自己交換修理サービスが可能な,あるいは,マニュアルに交換,取り付け法が記されている部品の交換,取り付け法が公開されている.
現時点 (5/12) では 93137 以外の各ページにレイアウトされるはずの gif 画像 (説明図である) へのリンクが正しくなく,そのままでは表示されない.表示される URL を表示させれば画像を見ることは可能.
● QuickTime 5日本語版
QuickTime 5日本語版
Mac OS 9.1 までにインストールする.360 度 VR ,コンテンツの独自のインタフェースを付けることができるメディアスキン,MPEG-1 対応,DVコーデック改良, QuickTime Player の AppleScript 対応など.
[ 01/5/10]
● Mac OS X 10.0.3
Mac OS X 10.0.3
Mac OS X 10.0.1 が必要. Mac OS X 10.0.2 アップデータのあったところがそのまま 10.0.3 に置き換えられている.そのため,アップデートの説明は「iTunes での CD 作成が可能となる.アプリケーション全体での安定性改善とセキュリティの重要な改善のある ftpd 最新版を含む.」という 10.0.2 のまま.私は Mac OS X を使っていないため,これが本当に Mac OS X 10.0.3 であるかどうか未確認であったが,suga 氏から 10.0.3 にアップデートされる旨ご確認いただいた.上記ページからのリンク先は 10.0.2 Update のページである.
現時点で,英語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,イタリア語,オランダ語版.前回の 10.0.2 の際には直ぐに各国語版が続けて公開されている.
約15MB ある.
追記:
TIL: 106300 : Mac OS X 10.0: 10.0.3 Update and Before You Instalが公表された.それによると,アップデートは 10.0.1 からアップデートする場合と 10.0.2 からアップデートする方法があり,それぞれアップデータの容量が異なっている (15MB と 1.6 MB).前者は 15MB のアップデータを入手して行うが,後者はアップデータはファイルとしては配布されず,ソフトウェア・アップデートとなる.
既に公開されている 10.0.2 Update についての
TIL: 106293 (01/5/2 項目)と比較すると,10.0.3 は 10.0.2 に次の点の追加があるようだ.
-
・多数の項目を含むディレクトリでファイルリストが全て表示される.
追記 2:
suga 氏からアップデート後,Mac OS X 10.0.3 (Build 4P13) となって Mac OS X 10.0.2 (Build 4P12)からVersionが変わるとお知らせいただいた.当初の項目本文はこのお知らせに基づいて変更した.
また,北米版 OS の場合, CarbonLib 1.3.1 がソフトウェア・アップデートされるとお知らせいただいた.
TIL: 106302 : Nac OS 9.1: Conflict Between CarbonLib 1.3.1 and AppleScriptによれば, CarbonLib 1.3.1 は Mac OS 8.6/9.1 において AppleScript と非互換である.実際に使用するには問題が大きい.(詳細は次回更新時)
● SETI スクリーンセーバ機能とスリープ後の無音障害
安田氏よりいただいた.氏の PowerBook G4 において, Mac OS 9.1 起動時長時間スリープさせると復帰後に無音障害が発生することがあった.
SETI@HOMEコントロールパネル (Ver3.0) を外して "サウンド初期設定" を削除したところ障害が解消した. SETI のスクリーンセーバ機能を切って "サウンド初期設定" を削除しても解決できる.
その後, SETI のスクリーンセーバ機能をオンにしてスリープさせると障害が発生することが確認できたそうである.これらのことから,SETI のスクリーンセーバが機能するとスリープ後に無音障害が発生すると思われる.SETI を使用してもスクリーンセーバ機能を切っていれば問題はないようである.
(PowerBook G4/400, Mac OS 9.1)
● PowerBook G4 付属 CD ディスクが認識されない (事例)
関西の若大将氏よりお寄せいただいた.氏の PowerBook G4 付属 CD-ROM すべて (「SoftWare Install」,「SoftWare Restore」,「iMovie2」) がマウントできず 1-2 分後に排出される.他機種の CD 他はマウントでき,同 CD を他機種 ( PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) ) でマウントすることもできた.
連休中でアップルに連絡できなかったため,販売店に持ち込んだところ,販売店も障害を確認し,製品の交換となった.
氏は以下の可能性があるとお書きである.
-
1. CD-ROM 側の問題:
CD-ROM でピクチャーレーベル面の製造のばらつきにより厚みのある物はロー
ディング時に途中でスティックを起こしてしまい、正常にローディングできない.
2.内蔵DVD-ROMプレーヤー側の問題その1:
内蔵DVD-ROMプレーヤーの初期不良.
3.内蔵DVDプレーヤー側の問題その2:
内蔵 DVD-ROM プレーヤーのスロット口が小さいため,厚みのある CD-ROMはローディング時に途中でスティックを起こしてしまい,正常にローディングできない.
PowerBook G4 での DVD/CD メディア認識障害はこれまでも報告されている.以下参照.
参照:
01/4/2 項目 "PowerBook G4:いくつかの問題 (事例)"
01/4/4 項目 "PowerBook G4 での DVD/CD メディア認識障害 (継続)"
● Mac OS X 10.0.2 での スリープ中のバッテリ消費改善
夢荘氏よりお教えいただいた. Mac OS X 10.0.2 ではそれまで問題のあったスリープ中のバッテリ消費量に関して改善があるそうである.
それまで氏の PowerBook G4/500 では Mac OS X でのスリープ中でもバッテリ消費が多く,数時間でバッテリが空になっていた.それが Mac OS X 10.0.2 にアップデートしたところ,スリープを 4 時間半してもバッテリ残量が 10 分短くなっただけだったそうである.スリープ解除に要する時間等に変化はないそうだ.
●Power Mac G4 (Digital Audio): Apple CPU Plugin を起動ボリューム以外の Mac OS X ボリュームにインストールできない
TIL: 25297 : Power Mac G4 (Gigabit Ethernet): Installing Apple CPU Plugin with Mac OS X on Additional Disk
Power Mac G4 (Digital Audio) Dual Processor モデルで Apple CPU Plugin を Mac OS X がインストールされている起動ディスクボリューム以外に Mac OS X がインストールされたボリュームがあると, Apple CPU Plugin インストーラを起動した際に「 Mac OS 9.0.4 かそれ以降が必要です」という警告が表示され,インストールできない.
回避法は起動ディスク以外の Mac OS X をインストールしたボリュームをアンマウントしてから行うとなっている.
● iBook (Dual USB):キーボード配列
TIL: 88132 : iBook (Dual USB): Keyboard Layout
iBook (Dual USB) のキーボードはキー配列など,他機種と異なっている点がある.
-
・これまでよりシンメトリカルである.
・スペースバーの左右に command キーがある.
・ enter キーが小さい.
・ option キーはスペースバーの左側のみとなった.
・キーボードのラッチ (複数) は F1 の前と F11 の後.
・無音キーは F3 キーになった.
TIL には配列を示す図 (写真?) が表示される.国内発売されるキーボードは異なるものと予想されるため,上記の内容がどうなるかは不明.
● iBook (Dual USB):PowerBook G4 の AC 電源アダブタ使用可能
TIL: 88133 :
iBook (Dual USB) と PowerBook G4 の AC 電源アダブタの電気的仕様は同一である.ただし, PowerBook G4 の差し込みについているノブを iBook (Dual USB) の光学ドライブのトレイ排出にぶつからない位置にして使用する. TIL にはぶつからないように説明した写真が示されている.
● Mac OS X 10.0:AppleTalk と PPPoE を同一ポートで用いる方法
TIL: 106298 : Mac OS X 10.0: Using AppleTalk With PPPoE
Mac OS X 10.0 で, AppleTalk と PPPoE を同一の Ethernet ポートを用いて使用する方法.
PPPoE を用いてインターネットに接続してる場合に,同時に AppleTalk をオンにすると AppleTalk パネルに次のようなメッセージが表示される.
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「 AppleTalk は PPPoE と一緒に使用できません. AppleTalk を使用するためには,詳細設定パネルで新しい Ethernet 設定を作成します」
以下の環境ではこの問題は起きない.
-
1.すでに PPPoE 接続が確立されている AirPort Base Station (AirMac ベースステーション) または他のルータにコンピュータが接続されている場合.
2. AirPort (AirMac) と Ethernet のように異なったネットワークインターフェースに AppleTalk と PPPoE がそれぞれ接続されている場合.
以下,問題が起きる場合の AppleTalk 用 Ethernet ポート複数設定による解決方法.
-
1-4.「システム環境設定...」の「ネットワーク」をクリックし,管理ユーザとして,「設定」ポップアップメニューから「詳細設定」を選択する.
5-7.「内蔵 Ethernet 」から「複製」をクリック.必要なら名称を変更する.
8.「設定」ポップアップメニューから複製した名称を選択する.
9-11. AppleTalk タブの「AppleTalk をアクティブ」をクリックし,セーブする.
● GeForce 2 MX Update 1.0.1 日本語版
GeForce 2 MX Update 日本語版
同北米版と同じ文書が掲載されている.北米版公開時の
01/3/24 項目 "GeForce 2 MX Driver Update (北米版)" の説明を以下に再掲する.
-
「再掲」(北米版の説明)
GeForce2 カード装備の Power Mac G4 (Digital Audio) を対象とする GeForce2 カードファームウェアアップデートと機能拡張からなる.処理速度の改善とアプリケーションの互換性の改善とされている.ファームウェアアップデートは古いファームウェアと NVIDIA の新しい機能拡張間の問題を解決する.
もし,バージョン 1017F1 のファームウェアと新しい NVIDIA 機能拡張を使用するか新しいバージョンのファームウェアと古い機能拡張を使うかする場合,モニタに画像が一方に偏って表示される.一時的に改善するにはモニタコントロールパネルかコントロールバーで解像度を変更する.その上でこのアップデートをインストールする.
なお,本バージョンは北米版公開時にアップデートできないというトラブルが発生して修正したバージョン 1.0.1 であり,そのような問題は起きないものと考えられる.
● WebObjects 4.5.1 Update 1 (Mac OS X)
WebObjects 4.5.1 Update 1 (Mac OS X)
● iMovie for Mac OS X 2.1 日本語版
iMovie for Mac OS X 2.1 日本語版
● iMovie Plugin Pack- Mac OS X 日本語版
iMovie Plugin Pack- Mac OS X 日本語版
● AppleWorks 6.1.2 アップデータ 国際英語版
AppleWorks Update 6.1.2
● Authoring Support Update 1.1 英語版
Authoring Support Update (US-Z) 1.1
iTunes および Disc Burner 対応 CD-R ドライブの数を増やす. Mac OS 9.1 北米版,国際英語版が必要.
[ 01/5/8]
本日項目のうち, Mac OS X 発売直後に公開された Apple Tech Info Library の紹介については,
01/3/31 に移動する予定である.
● Mac OS X 10.0:同一ボリュームへの Mac OS X 9.x 再インストールとソフトウェアレストアしてしまった場合からの復旧法
TIL: 106294 : Mac OS X 10.0: Reinstalling Mac OS 9.x on Same Disk; How to Recover From Software Restore
Mac OS 9.x を Mac OS X ボリュームにインストールする場合, Mac OS 9.x ソフトウェアインストール CD を使用して "Applications" フォルダを退避してから新規インストールする.ソフトウェアレストア CD を使用して Mac OS 9.x をインストールしてはならない.
Mac OS 9.x ソフトウェアインストール CD から上書きインストールした場合また "Applications" フォルダを退避しないで新規インストールした場合,(これらの場合,システム CD からのインストールも同様となると思われる),ソフトウェアレストア CD からインストールした場合には問題が発生する.本 TIL にはそうなった場合の症状と復旧法ほかが述べられている.
以下,内容の紹介.あまり有用なあるいは簡単な復旧法とは思えない.結局最初からやり直すのとあまり違いはない.ユーザデータのバックアップを常日頃からとっておくように.
「症状」
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1.起動しようとするとスクリーンにベルト付きのフォルダが表示され, Mac OS X から起動できない.
2. Mac OS X 9.x ソフトウェアレストア使用後, Mac OS X のファイルが然るべき場所にない.
(これらは Mac OS X とは別ボリュームに Mac OS 9 がインストールされている場合には起きない)
「解決法」
(管理ユーザのパスワードが必要)
I. Mac OS 9.x のインストール
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ほどんどの Macintosh にはソフトウェアインストール CD-ROM とソフトウェアレストア CD-ROM ディスクが付いている.両者は同一の Mac OS 9.x をインストールするにも関わらず,方法が著しく異なっている.
重要:ソフトウェアレストア CD を使用しないこと.ソフトウェアレストアをすでに使用してしまった場合,次の「2.回復の準備」項目まで飛ばし読むこと.
Mac OS X ディスクに Mac OS 9.x を再インストールする必要がある場合,インストール CD を用いて新規インストールする. Mac OS 9.x インストーラは (Mac OS X の) "Applications" フォルダを "Applications (Mac OS 9)" という名称に書き換える.これを防ぐには次のようにする.
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(あらかじめ他のフォルダ内などに移動させておく方法.方法の詳細はこれまで本ページで述べられていることもあり省略.)
II.復旧の準備
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Mac OS 9.x レストア CD は Mac OS X ソフトウェアを書き換える.コンピュータは Mac OS X から起動しないか,または多少の問題が起きるだろう.
A.用語
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(「パス」,「ホームディレクトリ」,「ディレクトリ」などの用語について.本ページで検索すれば既述部が見つかるはず. TIL 106167 など.省略)
B.ソフトウェアアップデートする
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復旧にはソフトウェアアップデートをインストールする (と書いてあるが,実際にはソフトウェア・アップデートをどこから起動するか, Mac OS 9.x インストーラをどう入手するかが述べられている).(以下省略)
III.復旧
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A.削除レストア (Restore Erase) する場合
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このオプションを選択した場合,ユーザのファイルはバックアップから復旧することになる.
1. Mac OS 9.1 以前の Mac OS 9.x をレストアし, Mac OS 9.1 Update する.
2. Mac OS X 10.0 CD からコンピュータを起動し, Mac OS X をインストールする.
3. Mac OS X にこれまで実施していたアップデート類をすべてやり直す.
4.バックアップからユーザのファイルを戻す.
B.置き換えレストア (Restore in Place) する場合
Mac OS X から普通に起動するが他の問題が起きる場合.
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1. Mac OS 9.1 以前の Mac OS 9.x をレストアし, Mac OS 9.1 Update する.
2. Mac OS X 10.0 CD からコンピュータを起動し,完全に Mac OS X をインストールする.
3. Mac OS X にこれまで実施していたアップデート類をすべてやり直す.
C.オリジナル項目を保存するレストア (Restore Saving Original Items) をする場合
-
Mac OS X システムソフトウェアとホームディレクトリが "Original Items" フォルダに移動した場合, Mac OS X を再インストールしなければならず,その後ユーザを作成し直してユーザのホームディレクトリを "Original Items" フォルダから回復しなけらばならない.最後には "Original Items" フォルダの中にある Mac OS X のインストール (「のインストール」は余計であろう) によって消費されたディスク容量を回復できるだろう.
i.再インストール,ユーザの作り直し,ホームディレクトリの回復
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1. Mac OS 9.1 以前の Mac OS 9.x をレストアし, Mac OS 9.1 Update する.
2. Mac OS X 10.0 CD からコンピュータを起動し,完全に Mac OS X をインストールする.
3. Mac OS X にこれまで実施していたアップデート類をすべてやり直す.
4-6. Mac OS 設定アシスタントを完了して,「システム環境設定...」を選択し,「ユーザ」から以前作成されていたユーザを作り直す.
重要:ユーザ名には「Name」("John Kelly"など) と「Short Name」 ("Jkelly") がある.「Short Name」が以前と一致するようにしなければならない. "Original Items" にある "Users" フォルダを開くことによって以前の名称を知ることができる.「Short Name」はそのユーザのホームディレクトリフォルダ名と同じである.
7-8.Dock の Finder アイコンをクリックして Finder ツールバーの Applications をクリックする.
9-10. "Utilities" フォルダを開き,Terminal ユーティリティを起動する.
11.sudo cp -R /Original¥ Items/Users/* /Users を入力する.
重要:このコマンドによってオリジナルのホームディレクトリを正しい場所 (/Users) にコピーする.大文字小文字,空白などこの通り入力しなければならないが,空白 (スペース) 部分を「_」(アンダーバー) で示すと以下のようになる.アンダーバーを実際に入力しないよう.
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sudo_cp_-R_/Original¥_Items/Users/*_/Users
ハードディスクに十分な空き容量がない場合,cp (copy) の替わりに mv (move) を用いることができる.可能な限り不測の事態を避けるために cp の方がよい.
mv でのコマンドは以下.「-R」がないことに注意.
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sudo mv /Original¥ Items/Users/* /Users
12.return キー.
13-14.管理ユーザパスワード入力して return.
15-16.「cd /Users」入力して return.
17-18.「sudo chown -R name name」入力して return.
重要:「name」部分はユーザの Short Name を代入.例えば以下.
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sudo chown -R jkelly jkelly
19.17-18 の手順を必要なユーザ登録が終わるまで繰り返す.
20.Terminal を終了.
これで,ユーザのオリジナルホームディレクトリ (/OriginalItems/Users/username) の内容が新しいホームディレクトリ (/Users/username) にコピーされた.
ii.初期設定とアプリケーション
-
Mac OS 設定アシスタントによって設定されていないシステムに関わる設定は「システム環境設定...」から設定できる. Mac OS X に含まれていない全てのアプリケーションを再インストールする.
iii.ディスク容量の回復
"Original Items" フォルダを削除してディスク容量を回復する.しかし,一部他のファイルをバックアップするか移動させる必要がある.
重要:多くの Classic (Mac OS 9) アプリケーションのデータ例えばよく使う項目,キャッシュファイル,電子メールなどのデータは Mac OS 9.1 のシステムフォルダに保存されている.必要な場合,初期設定をコピーする (/OriginalItems/システムフォルダ/以下).ほかに必要なユーザデータは削除前にユーザホームディレクトリから移動する.
-
( "Original Items" フォルダの必要な項目を退避してフォルダごとゴミ箱に移動して削除する方法.省略.ロックされたファイルの削除については TIL 106272参照)
● Mac OS X:Mac OS X 用アップデータの入手先
TIL: 75133 : Mac OS X: How to Locate Software Updates
これまでの Apple FTP 上の Mac OS X ディレクトリから Mac OS X 用アップデータ等を入手することはできない.
Tech Info Library All Mac OS X download articlesか
Knowledge BaseAll Mac OS X download articlesから入手する.
● Mac OS X 10.0:ゴミ箱の中味の表示とロックファイルの削除
TIL: 106272 : Mac OS X 10.0 : About Trash, Deleting Locked Files
Mac OS X はそれまでと異なった方法でゴミ箱の中味を表示したり,ファイルを削除する.
「ゴミ箱の中味の表示」
-
Mac OS X ではそれぞれのユーザのホームディレクトリに不可視 Trash フォルダをがあり,各ユーザ毎に異なったゴミ箱を持っている.従って各ユーザは自分のゴミ箱を中味を見ているわけで,他のユーザのゴミ箱ではない.
「ファイルの削除」
-
Dock のゴミ箱にファイルをドラッグして特別メニューからゴミ箱を空にするを選択するなど.(省略)
「ロックされているファイルの削除」
-
Mac OS X では Option キー押し下げでのロックファイル削除はできない.ロックされたファイル等の項目を選択し,「ファイル」メニューの「情報を見る...」を表示させてロックのオプションを外してから削除する.
それでも削除できない場合は以下.
-
1.新しくフォルダを作成して,削除できない項目をそこに入れ,フォルダごとゴミ箱に入れて削除する.
2. Mac OS X CD-ROM 起動してインストーラメニューから Disk Utility を起動し検査し,必要であれば修復する.(その後削除する)
● Mac OS X 10.0: Mac OS 9.x ホットファンクションキーは Classic 動作中のみ機能
TIL: 106268 : Mac OS X 10.0: Using the Keyboard Control Panel in Classic
Mac OS 9.x "キーボード" コントロールパネルのホットファンクションキーの機能は, Mac OS X 10.0 において Classic アプリケーションが前面にあって動作中でなければ機能しない.
■ 各アプリケーションほか
● Mac OS X 10.0:Mac OS X 用 iTune は CD 書き込み,フルスクリーンヴィジュアル未実装
TIL: 60832 :
Mac OS X 用 iTune の最初のバージョンは CD 書き込み,フルスクリーンヴィジュアル機能がない.
● Mac OS X 10.0:Internet Explorer の異なるバージョンを同時起動できない
TIL: 106200 : Mac OS X 10.0: Cannot Have Two Open Versions of Microsoft Internet Explorer
同日本語 TIL「Microsoft Internet Explorer の 2 つの バージョンを同時に利用できない」
Mac OS X では, Microsoft Internet Explorer の特定のバージョンがすでに使用している場合,別のバージョンの Internet Explorer を同時に使用することができない.
● Mac OS X 10.0:Internet Explorer のお気に入りの取り込み
TIL: 106264 : Mac OS X 10.0: Importing Internet Explorer 5.1 Favorites
同日本語 TIL「Internet Explorer 5.1 の「お気に入り」を読み込む」
Microsoft Internet Explorer 5.1 Preview Release の「ファイル」メニューの「お気に入りの取り込み」がディム表示されるか,使用できないことがある.次のようにして Mac OS 9.x の Internet Explorer のコピーから「お気に入り」を取り込むことができる.
-
1-3. Internet Explorer 5.1 を起動し,「ウインドウ」メニューから「お気に入り」を選択し,「ファイル」メニューから「お気に入りの取り込み」を選択する.
4-6.ダイアログで Mac OS 9.x の「システムフォルダ」 ( Mac OS X は「System」であり区別されている) の中の「初期設定」フォルダ内「Explorer」フォルダの中から "Favorites.html" を選択して,「開く」を選択する.
この情報は Internet Explorer Help にも書かれている.
● Mac OS X 10.0:TextEdit で HTML を編集する方法
TIL: 106212 : How to Set Up TextEdit as an HTML Editor
同日本語 TIL「TextEdit を HTML エディタとして設定する方法」
TextEdit は初期状態で HTML をブラウザのように変換して表示する設定となっている.これを変更して HTML テキストをエディタのように表示する方法.簡単には憶えられないだろう.
-
1-3. TextEdit の「環境設定」の「新規書類のフォーマット」から「標準テキスト」ラジオボタンを解除する.
4.「保存オプション」で「標準テキストファイルに拡張子を追加する」ラジオボタンを解除する.
5.「りっちテキスト処理」で「HTML ファイル中のリッチテキストコマンドを無視」を選択する.
ただし,これでも HTML ソースとして保存されたブラウザのファイルを解釈して表示する場合があり,そのような場合は,ブラウザでソースとして表示されたものをコピー & ペーストすると書かれている.また,この手順の前に編集された TextEdit のデータは RTF コマンドを福もものとして表示されるようになる場合があるとも書かれている.
● Mac OS X 10.0:Disk Copy イメージと使用法
TIL: 106161 : Mac OS X 10.0: Using Disk Copy Images
「Disk Copy イメージ」
".img" の拡張子がつく.青いフロッピーディスクが描かれた,角が折られた用紙アイコン.Disk Copy は Mac OS X に含まれ,ディスクイメージを「マウント」する.このタイプのファイルが転送された場合,Disk Copy は自動的にマウントし,デスクトップに白いボリュームアイコンが現れるだろう.
「セルフマウントイメージ」
".smi" の拡張子がつく.Disk Copy なしでデスクトップに現れる.菱形の上に青いフロッピーディスクが重なっているアイコンである.一時的に白紙アイコンとして現れる場合がある.
「Disk Copy イメージの使用法」
Mac OS X ではディスクイメージをダブルクリックすると Disk Copy の正しいバージョンが自動的に起動し, Finder ウインドウのコンピュータディレクトリとデスクトップにイメージが現れる.
".bin" 拡張子の場合, Classic 環境の StuffIt Expander がファイルを復元する場合がある.いずれにせよ,展開された場合,上記のいずれかのアイコンで現れ,使用できる.
● Mac OS X 10.0:Disk Utility は CD 起動から使用する
TIL: 106270 : Mac OS X 10.0: Disk Utility Incorrectly Reports Disk Errors on Startup Volume
Mac OS X 10.0 で Disk Utility を使用する場合は, Mac OS X CD-ROM から起動して実行する.CD 起動していない場合,起動ディスクについて不適切な診断を下す.
● Mac OS X 10.0:Classic 環境でデバッガは開かない
TIL: 106180 : Mac OS X 10.0: Cannot Open Debugger in Classic
同日本語 TIL「Classic 環境ではデバッガを開くことができません」
Mac OS X Public Beta 相当項目
command+パワーキーによるか,プログラマーズボタンによってデバッガモードに入ることができる ROM ベースの Microbug デバッガモードで現れるボックスは, Mac OS X Classic 環境で開くことができない.他のデバッガは開くことができるが,プログラマーズボタンは動作しない. Apple Pro Keyboard にはパワーキーがないため, command+パワーキーの組み合わせを用いることができない.
[ 01/5/5]
● Disk First Aid 8.6.1 北米版
Disk First Aid ( US-Z English)
北米版と記載されているが,「( US-Z English) 」という名称にもなっている.
TIL 75102 上で北米版とされているものと国際英語版とされているものも結局同一のものにリンクされている.(通常 Z は国際英語版. UK バージョンなどが移行したもの)
Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) ボリュームの特定のタイプのマスターディレクトリブロックの損傷を修復する,また, Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) の Mac OS X との互換を改善すると書かれている.
Disk First Aid 各国語バージョンを日本語 Mac OS 上で使用することに日本語表示以外の問題はない. Mac OS 9.1 上で使用してみたが,何も報告されなかった.
● Apple DVD Player 2.4 北米版
Apple DVD Player 2.4 北米版
Mac OS 9.1 北米版, QuickTime 4.1が必要.また Apple DVD Player 2.x がインストールされていること.
「対応機種」
・ iMac DV (Slot Loading)
・ Power Mac G4 (AGP Graphics)
・ PowerBook (FireWire)
「非互換について」
・ハードウェアデコード (Power Macintosh G3, PowerBook G3, Power Mac G4 (PCI Graphics) ) とは非互換.
・ After Dark のスリープ機能と非互換.DVD ムービー再生中に After Dark のスリープ機能を使ってはならない.
・ DTS エンコードディスクに対応していない.
「自動再生機能の停止法」
DVD AutoLauncher 機能拡張を機能拡張マネージャで使用停止する.
「DVD 再生がとぎれるなどの現象について」
Apple DVD Player 再生中に他のアプリケーションやコントロールパネルを使用すれば再生がとぎれたりするのは当然である. Apple DVD Player 単独で使用すること.再生処理を向上させる方法は他に以下のようなものがある.
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・ "省エネルギー設定" コントロールパネルでシステム,ハードディスク,ディスプレイをスリープしないように設定する.
・ "AppleTalk" コントロールパネルの「編集」メニューの「利用者モード...」を選択して「オプション...」から AppleTalk を「切る」にする.
・ネットワークのためのケーブルを抜いてネットワークに接続しない.
・ AirPort (AirMac) を切る.
・ Sherlock の索引作成を停止する.
ほか,「コントローラ使用について知っておくべき事柄」「両親用設定」「FBI の警告が表示された場合」「言語設定」「キーボードからのディスクメニューオプション」「ワイドスクリーン作品の上下の黒部分」「全画面表示選択法」「外部スピーカの使用法」などの事項が述べられている.
● AppleScript Update 1.6 日本語版: Mac OS X 対応
AppleScript Update 1.6 日本語版
"AppleScript" 機能拡張, "スクリプト編集プログラム" の各 J1-1.6 バージョンやサンプルスクリプトほかが含まれている. Mac OS 9.1 以降が必要.現行 "AppleScript" 機能拡張のバージョンは "AppleScript" 機能拡張 J1-1.5.5.
添付された "AppleScript について" には一部以下のような内容が記されている.
「Mac OS X に対応する機能追加」
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・「Mac OS 9」用に作成されたスクリプトを「Mac OS X」の Classic 環境で使うことができる.
注意:スクリプトを Classic で使用する場合, Classic の「Mac OS 9.1」システムにインストールする必要がある.
・「Mac OS X」で作成されたスクリプトを使ったり,「Mac OS X」で使用するスクリプトを作ったりすることができる.
・「Mac OS X」が対応する Unicode テキストで処理できるように,Unicode テキストのデータ型を使ってスクリプトを作成できる.
・「Mac OS X」用に作成されたアプリケーション上で動くスクリプトを使用できる.
「修正点」
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・初期のバージョンで作成したスクリプトアプリケーション(アプレット)を,スクリプトで定義すると,変数や属性が定義されていないと通知される点.
・スクリプティング追加機能の Read/Write 命令を正常に動作するようにした.
● Word 2001:ハイフネーション設定で異常終了する場合
[WD2001] ハイフネーションの設定をオフにするとられた状況でエラーが発生する場合がある。
Microsoft Word 2001 for Mac において,かなり限られた状況でハイフネーション設定を以下のように変更するとアプリケーションが異常終了する場合があることが発表されている.実際に起きることは稀であろう.現在調査中だそうだ.
「障害が発生する操作」
45 文字以上でハイフンやスペースで区切られていない,かつ複数行にまたがる文字列を入力後,ハイフネーションの設定の「単語を自動的に区切る」を再度「オフ」に変更する.
● CRT を扱う際の安全留意事項についての TIL
TIL: 50078 : CRT Safety
サービスプロバイダ向け文書.CRT 陰極ブラウン管を使用したモニタ内部は高電圧部があり,生命に関わる危険性がある.また,中が真空のガラス管であり,扱いによっては爆発し (「内破」という) 失明の恐れもある.以下の紹介文は知識として読むだけにし,実際に実行しないように.ここで紹介するのも,いかに危険であるか知る意義もあろう.以下,内容である.
「CRT 安全予防設定措置」
ブラウン管 CRT は Macintosh の一部機種で映像を表示するために使用されている.CRT は高電圧かつ真空の画像管である.ひびが入ったり壊れると内側に破裂してガラス片をまき散らす.CRT を扱う作業,または CRT 近くで作業する場合,以下のすべての安全規則に従い,管の破裂に対する予防策を講じておくこと.
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「一般的ルール」
コンセント
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コンセントは必ず接地されていること.アース/極性検知器を使用する.すべてのコンセントを検査し,建物の電気配線について接地処理がはっきりしない場合,電気工事士資格者に尋ねる.
アダブタプラグ
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三つ又プラグを二股プラグに変換するアダブタプラグは使用してはならない.アース端子がないからである.
人体
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一人だけで作業しないこと.事故時に近くの人が生命を救ってくれる. Apple は救急心臓マッサージ (cardiopulmonary resuscitation (CPR)) をスタッフが会得することを推奨する.
金属,宝石
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リング,腕時計,ネックレスなど貴金属を外しておく.それらは導電体である.感電を予防するために外す.
アース用具
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CRT 放電や通電状態での調節時に,リストバンド (リストストラップ),ヒールストラップを使わないようにし,また,接地された静電防止マット (導電シート) 上で作業しない.それらは電流がないものに使用することを推奨する.
安全ゴーグル
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CRT 内破時のガラス片を防ぐ.
電源
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調整以外では,作業前にマシンやモニタの電源スイッチを切り,電源ケーブルをコンセントから抜いておく.電源スイッチを切っても一部は通電している.
片手
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通電状態での調整時など,片手をポケットに入れるか後ろ手に回しておく.片手の作業は感電時に心臓までの電流を減少させる.
(秋山注:左手より右手の方が心臓に遠いので,右手で作業する方がよいといわれている.また,手のひらをこちらに向けて作業するとよいともいわれている.それは反射的に手のひら等が閉じられる方向が,その方向だと電源から離れる方向だからだそうだ)
アノード
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ユニット内部での作業前にアノードを放電する. CRT 放電を参照せよ.一部モニタや CRT 内蔵 Macintosh は,電源が切られたときに放電するためアノードに放電用抵抗がある.しかし,それでも放電が十分でない場合に備えて放電作業をする必要がある.
絶縁トランス
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通電状態での調整時,モニタ電源ケーブルプラグとコンセントの間に絶縁トランスを使用し,感電の可能性を減らす.ほか.
アノードコネクタとアパチャ
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「警告」:アノードコネクタやアノードアパチャに触れてはならない.通常アノードアパチャはアノードコネクタプラグを持っている. CRT を交換する場合,アノードコネクタを取り外し,アノードアパチャが露出する.電源が切られていても,放電用抵抗が放電に失敗した場合,アノードには数千ボルトの電圧が残留する.また,放電後に帯電することがある.
CRT ネック
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「警告」: CRT の細くなっているネック部分を持っったり持ち上げたりしてはならない.内破防止のため,あらゆる防止策を講ずる.
「CRT 通電状態での調整ルール」
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プラスチック製調整工具
-
通電状態でモニタを調整する場合,プラスチック製工具,絶縁ドライバのみを使用する.
帯電している部品
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作業時には通電している以下の部品に触ってはならない.
「警告」
部品に触ると,深刻な傷害に及ぶ可能性がある.
-
・高電圧ケーブル
・アノードキャップ
・ヨークケーブル/コネクタ
・フライバックトランス
一般的にハンダ部や被覆されていない露出電線に触らないこと.
「CRT の放電」
-
作業前に CRT の放電を行うことで感電の危険性を減少させることができる.最近の Macintosh モニタは放電用抵抗があり,電源を切ると自動的に CRT から放電する.しかし,放電に失敗する場合,アノードは帯電し続けている.確実に放電しておく必要がある.
必要な工具
-
安全ゴーグル
絶縁フォームパッド
ニードルノーズプライヤ
両端がワニ口クリップとなっている導線付き放電工具
CRT 放電工具
-
Apple CRT 放電工具
旧 Apple CRT 放電工具
ドライバと導線 (導線付きドライバ?)
「注意」
Macintosh (秋山注:原文にはオリジナルという語が抜けていると思われる) と Macintosh Plus で旧 Apple CRT 放電工具を使用する.新しい Apple CRT 放電工具をそれらのマシンに使用する場合,母板を破壊しないようにアース突起に接地しなければならない.
Apple CRT 放電工具
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「Apple CRT Discharge Tool」部品番号 076-0381
ステンレス製ワニ口クリップ,厚い絶縁,ハンドガード.
内部抵抗はないので,放電用抵抗のない CRT 放電時に音で放電を知ることができる.
旧 Apple CRT 放電工具
-
「Apple CRT Discharge Tool」部品番号 076-0243
銅製ワニ口クリップ,ハンドガードなし.
100メガオーム抵抗内蔵のため,放電用抵抗のない CRT 放電時でも音はしない.オリジナル Macintosh と Macintosh Plus の母板用.ほか.
CRT 放電の概要
-
CRT 電気安全作業環境の設定
カバーの取り外し
一体型マシンの内蔵モニタのアース突起 (ground lug) に放電工具を取り付ける.また,モニタの場合,放電工具を金属シャーシに取り付ける.
アノードアパチャに放電工具の探針を触れる.
「CRT 放電手順の詳細」
-
CRT 電気安全作業環境の設定
-
実行前に最初の「CRT 安全予防設定措置」を参照すること!
電源を切り AC 電源ケーブルを抜く.
「警告」
深刻な傷害を被らないため,ヨーク部分,ヨークケーブル/コネクタ,高電圧ケーブル,アノードコネクタ,フライバックトランス, AC 電源スイッチ内部,主ヒューズ,ハンダ部や被覆されていない露出電線に触らないこと.
身につけている金属,宝石をすべて取り外し,リストバンドを着用する.
安全ゴーグルを着用する.
カバーの取り外し
-
分解の章を参照してカバーを外し,内部シールドを外す.
モニタまたは Macintosh を絶縁パッド上に後ろ向きにセットする.
放電工具のアース
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「モニタ一体型」
「注意」
一体型コンパクト Macintosh で CRT をメタルシャーシに間違って放電した場合,母板が損傷する.放電突起に放電しなければならない.
CRT 放電工具のクリップをコンピュータの放電突起に取り付ける.
「単体モニタ」
CRT 放電工具のクリップをモニタシャーシに取り付ける.
アノードアパチャに放電工具の探針を触れる.
-
片方の手を後ろに回し,片方の手で放電工具のハンドルを持つ.
CRT 放電工具をブラウン管の表面に置き,工具の探針をアノードキャップの下に滑らせて,アノードアパチャに触れさせる.
(以下,工具を取り外すまで上記逆手順.省略.ここで探針を触れて放電された場合,「バチッ」という音がすることで判る.ただし最近の機種では必ずしも帯電しているとは限らないとここまで書かれていることに留意)
「警告」
旧 Apple 放電工具を使用する際,放電を示す音がしない.確認するために,マイナス絶縁ドライバとワニ口クリップつき導線を用いて上記 4 手順を繰り返す.
CRT/ビデオボードの取り外し
-
ボード交換, CRT 取り外しの場合のみ.
「警告」
CRT/ビデオボードを取り外す際 CRT 放電を行うこと.
「注意」
ねじったり曲げたり, CRT/ビデオボードに力を加えると CRT ネックが損傷する.
(ほか分解に関する参照章の記述など)
接地線の確保
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放電された CRT は帯電することができる.放電された CRT はどんな時間露出されるにしろ,接地線を確保しなければならない.
「警告」
接地線を確保する前に CRT 放電を確認すること.
アノードアパチャからアノードキャップを外すためにアノードキャップをニードルノーズプライヤではさむ.
ワニ口クリップの一方を接地する.
他方をアノードアパチャに接続する.
交換の注意
-
アノードキャップを交換するため,ニードルノーズプライヤでアノードコネクタ外側のプラスチックカップと一緒にはさみ,アノードアパチャに挿入できるようにする.確実に取り付けられているか確認するため,高電圧ケーブルを引っ張ってみる.その後,ゴム製アノードキャップ周縁部をきちんとシールできるようおろす.
「交換後の CRT 廃棄返品など」
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CRT には有害な物質があるが, CRT 単体を扱うだけなら安全である.(以下,北米での Apple 部品廃棄引き取り連絡先等.省略)
パッケージがない場合や,割れた CRT の場合,また,北米以外の場所の場合,その地方の廃棄処分規則に従うこと.
(詳細情報入手先などの記述.省略)
「液晶の安全」
-
LCD (フラットパネルディスプレイの液晶) は水銀灯など危険物質を含む場合がある.(以下,北米での Apple 返品先など.省略)
パッケージがない場合や,割れた CRT の場合,また,北米以外の場所の場合,その地方の廃棄処分規則に従うこと.
(詳細情報入手先などの記述.省略)
● 内蔵リチウムバッテリの廃棄などについての TIL
TIL: 50079 : Battery Handling
サービスプロバイダ向け文書.モジュラー型 Macintosh に内蔵されているリチウム電池は扱いを間違うと爆発する可能性があるため,取り外した後の廃棄などの扱いを説明している.
リチウム電池は再充電できないため放電したものは廃棄処分する必要がある.爆発する可能性に加え,水に反応するため,危険物処理されなければならない.
取り外したバッテリは,「DEAD」と書いて新品が入っていた包装などにひとつひとつ入れ, Apple に返すなど.
[ 01/5/3]
● iBook (Dual USB): Mac OS X で外部モニタを認識するには Mac OS X 10.0.2 が必要
TIL: 88123 : iBook (Dual USB): Mac OS X May Not Recognize External Monitor
Mac OS X では iBook (Dual USB) から外部モニタを認識しない場合ある. Mac OS X からの認識には Mac OS X 10.0.2 にアップデートする必要がある.
● iBook (Dual USB): iBook (Dual USB) の外部接続端子の説明
TIL: 88119 : iBook (Dual USB): External Ports and Connectors
iBook (Dual USB) 左側面にある外部端子 (ポート,差し込み口,接続口) 等は向かって左より以下.
-
・Kensington セキュリティスロット
・内蔵 56K モデム
・10/100 BASE-TX Ethernet
・ FireWire
・ 2 USB (Universal Serial Bus)
・ RGB 出力
・ Audio/video
・ 内部リセットボタン
電源アダブタ差し込み口は右側面にある.
リセットボタンはリセット「ホール」のように見える.オーディオ/ビデオジャック右肩にあり,ちょっと見には判りにくいので,元 TIL の写真または出荷後実機で確認してみてもらいたい.
● iBook (Dual USB):バッテリ交換法
TIL: 88121 : iBook (Dual USB): Removing and Replacing the Battery
「取り外し」
-
1.コンピュータを終了
2.コンピュータの天地をひっくり返す
3.バッテリ留め具を探す
4.コインでバッテリ留め具を四分の一時計回りに回す
「取り付け」
-
1.ディスプレイを閉じ,コンピュータの天地をひっくり返す
2.バッテリを入れ換える.バッテリコンポーネントにすっと入れる (「flush into」どう訳せばいいのだろう).コインで時計逆回りに四分の一バッテリ留め具を締める
図示されている.
● iBook (Dual USB): CD がないと Mac OS X 10.0.1 以前でイジェクトキーが利かない
TIL: 88122 : iBook (Dual USB): Eject Key Does Not Work With Mac OS X 10.0.1
Mac OS X 10.0/10.0.1 の iBook (Dual USB) で CD トレイに CD がない場合, F12 キーが機能せず,トレイが出てこない.
Mac OS X 10.0.2 にアップデートすることで改善される.
● iBook (Dual USB):技術仕様の TIL
TIL: 88120 : iBook (Dual USB): Technical Specifications
● iTunes 1.1.1:ブランクディスク挿入時の初期化アラート
TIL: 60843 : iTunes 1.1.1 for Mac OS X: Click Burn Before Inserting Blank Discs
iTunes 1.1.1 ではブランク CD を挿入した場合,ディスクボリュームを初期化するか,排出するか,続けるかというアラートが表示される.「続ける」とし, iTunes の「作成」をクリックすればよい.
こうしないようにしたい場合, iTunes 1.1.1 では CD 作成前に iTunes アプリケーションを起動して作成をクリックしてからブランク CD を挿入する.
[ 01/5/2]
新型 iBook は iBook (Dual USB) と呼ばれるようだ.
● Mac OS X 10.0.2 Update:ftpd セキュリティ改善,iTune CD 作成対応
Mac OS X 10.0.2 Update
iTunes での CD 作成が可能となる.アプリケーション全体での安定性改善とセキュリティの重要な改善のある ftpd 最新版を含む.現時点で,英語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,イタリア語,オランダ語版.
追記:
各国語版
が公開された.
また,
TIL: 106293 : Mac OS X 10.0: 10.0.2 Update and Before You Install Informationが公開された.
Mac OS X 10.0.2 のインストールには Mac OS X 10.0 および Mac OS X 10.0.1 Update がインストールされている必要がある. Mac OS X 10.0 からはアップデートしないように (できないかもしれない).アップデートされる OS は「この Mac について」ウインドウに「Build 4L13」と表示される.インストールを途中で中断してはならない (中断した場合 FTもう一度行うと書かれているのでファームウェア類のアップデートではないものと思われる).アップデート後アプリケーションが使用するシステムデータの最適化が数分間最初だけ行われる.
次の拡張があったとされている.
-
・ iTunes 1.1.1 を用いることによって, CD 作成または全画面ビジュアル表示が可能.
・社外製 USB, FireWire 装置との互換性改善 (具体的記述なし)
・ Classic 環境の改良
・ AFP(AppleTalk/AppleShare)ボリュームの互換性向上
・最適化の拡張 (具体的記述なし)
・特定コンピュータでの PPP 接続信頼性の向上
・ Finder で特定のファイルまたはフォルダのタイプでの応答性向上 (具体的記述なし)
・ディスプレイ解像度選択数の増加
・ Mail アプリケーションの拡張 (具体的記述なし)
・ログインウインドウの高機能化 (具体的記述なし)
・特定コンピュータでの音声処理能力改良 (具体的記述なし)
・ColorSync と特定プリンタの処理能力の改善 (具体的記述なし)
・「よく使う項目」は使いやすくなった
・「接続...」の高機能化 (具体的記述なし)
・特定の種類のサーバに接続する際の処理能力の改善
・特定 ATI ディスプレイカードに接続されたディスプレイの互換性改良
● iTunes for Mac OS X 1.1.1
iTunes for Mac OS X 1.1.1
Mac OS X 10.0.1 が必要. CD 作成または全画面ビジュアル表示が可能となっているが,それには Mac OS X 10.0.2 が必要.
● iTunes 1.1.1: Mac OS X で CD 作成中スリープするとクラッシュ
TIL: 60841 : iTunes for Mac OS X: Set Sleep to Never When Burning Audio CDs
iTunes 1.1.1 を使って Mac OS X で オーディオ CD を焼き付けている間にマシンがスリープするか,ディスプレイがスリープするかすると,コンピュータがハングまたはフリーズする.
「システム環境設定...」からスリープしないように設定する.
● iTunes 1.1.1: Mac OS X では USB CD-RW を二倍速に設定する
TIL: 60842 : iTunes 1.1.1 for Mac OS X: USB CD-RW Drives Should Be Set to 2x
iTunes 1.1.1 を Mac OS X で使用する場合, USB CD-RW ドライブでのオーディオ CD 作成速度を二倍速に設定しなければならない.それ以上の速度では作成に失敗するかもしれない.二倍速の設定は, iTunes の初期設定「詳細設定」の「作成速度」ポップアップメニューで行う.
● AirPort 1.3.1 北米版/国際英語版
AirPort 1.3.1 北米版
Z-AirPort (International English) 1.3.1
Point-to-Point Protocol over Ethernet (PPPoE) に加えて DHCP クライアント ID,Wi-FiTM 認証 に対応.
コンピュータ・トゥ・コンピュータ ( Computer-to-Computer) モードの拡張により,複数のコンピュータにょるそれぞれのローカルネットワークにネットワーク名をつけることができるようになり,ネットワークの区別が容易になり,また, WEP (Wired Equivalent Privacy) をネットワークに追加した.
スクリプトに対応.サンプル AppleScript が利用できる.これにより,仕事場と家庭でのネットワーク切り替え,家庭内で複数ユーザが異なるプロバイダに接続するような場合の自動化が可能.
教育,企業関係ユーザのために複数台のベースステーション環境でアクセス密度を調整できるようにした.
アップデートには Mac OS 9 から起動し, AirPort ソフトウェアをアップデートしてから,次にベースステーションソフトウェアをアップデートする.以下,既に設定されているベースステーションをアップデートする場合と新しく設定する場合の手順,アップデートできない場合の対策,AOL など一部プロバイダとは非互換であることなどが書かれている.
Mac OS 9.0.4 かそれ以降が必要.
[ 01/5/1]
小林氏より,渋谷,秋葉原,日本橋のクイックガレージで対面修理が再開されたとお知らせいただいた.
● Firmware Update 4.1.8: PowerBook (FireWire) Mac OS 9.0.4 以前で輝度ボタンが使えなくなる
Shimizu 氏よりお知らせいただいた. PowerBook (FireWire) に Firmware Update 4.1.8 を実行した後, Mac OS 9.1 以外の Mac OS 9.0.4 などから起動した場合,キーボードの輝度コントロールボタンが効かなくなるそうである.
アップルに問い合わせたところ,対処法はなく Mac OS 9.1 にするほかはないことが確認された.
● Mac OS 9.1:JLK でのプライマリスクリプト選択の変更 (原因)
Shimizu 氏より, Mac OS 9.1 北米版で ScriptSwitcherでPrimaryScriptをJapaneseにしても、日本語アプリケーションで問題が起きる場合があることについて, Finder の 'vers' リソースの「Country Code」が未設定になっていて,そのことが原因ではないかとお知らせいただいた.
OS の Script が Japanese になっても, Finder が Japanese で動かないということがあるからではないかとお書きである.対処法は ScriptSwitcher で OS の PrimaryScript を Japanese にすると同時に, ResEdit でここを 14-Japan と設定する.
参照:
01/1/15 項目 "Mac OS 9.1:JLK でのプライマリスクリプト選択の変更"
追記:
Mac OS 9.1 JLK でのアプリケーション動作については,問題ないというご指摘を一方ではいただいている.過去にも問題ないということについてのご指摘をいただいている.秋山は北米版 Mac OS 9.1 は所有しているが,このような問題について検証することは難しく,実検証である.
● Power Mac G4 (Digital Audio) 533 MHz:ATI 機能拡張の×マーク
sunazawa 氏から Power Mac G4 (Digital Audio) 533 MHz 起動時に ATI Graphics Accelerator 読み込み時に×マークがつく現象が起きるとお知らせいただいた.以前 G3 マシンで同様の症状が発生したことがあるが,そのときの回避法を試しても効果はなかったそうである.Power Mac G4 466MHz では現象は確認できないとのこと.
● Mac OS X 10.0: CD 起動による root パスワード変更
松瀬氏よりお知らせいただいた.
01/ 項3/31目 "Mac OS X 10.0:ユーザのパスワード変更法" に述べられている方法と同様の方法で root のパスワードが設定できてしまうそうである.
参照:
01/3/31 項目 "Mac OS X 10.0:ユーザ名に「root」を使ってはならない"
01/3/31 項目 "Mac OS X 10.0:ルートとその設定法"
01/3/31 項目 "Mac OS X 10.0:ユーザのパスワード変更法"
なお関連して松浦氏よりお知らせいただいた次の項目に追記した.
01/3/31 項目 " Mac OS X 10.0:ユーザ名に「root」を使ってはならない"
TIL 記述にはユーザ名として「root」を作成できるように書かれているが,実際にはできない.
● Mac OS X:Dock 表示トグルショートカットの不具合
Kobayashi 氏よりお教えいただいた.Mac OS X 10.0/10.0.1 において, Dock の表示,非表示を切り替える command+option+D のキーコンビネーションが, Macintosh を起動した直後には機能しないそうである.
対処法はシステム起動後,任意のメニューをプルダウンする.それ以降は使用できるようになるそうだ.
● Mac OS X:ウインドウ内ファイル選択キー入力が利かない
nike 氏よりお知らせいただいた.アクティブウインドウ内のファイル検索について,キーボードからファイル名先頭文字を入力することでウインドウ内の該当名称ファイルを表示できた機能が,氏の Mac OS X の環境において見当違いのファイルが選択されるそうである.
また,この操作を繰り返しているうちに Sherlock が異常終了することがあるそうだ.
(PowerBook (FireWire) 500/Mac OS X 10.0.1)
秋山は Mac OS X をまだインストールしていないので確認できないが, Unicode に関連した問題の可能性はないだろうか.
● Mac OS X:カスタムフォルダアイコンが削除できない
nike 氏よりお知らせいただいた.氏の Mac OS X の環境において,カスタムアイコンをペーストして貼り付けたフォルダについて, delete キーによってさくじょすることができないそうである.
(PowerBook (FireWire) 500/Mac OS X 10.0.1)
● Internet Explorer Mac OS X 版:テキストコピー&ペーストできない
nike 氏よりお知らせいただいた.氏の Mac OS X の環境において, Microsoft Internet Explorer と他のアプリケーション間でテキストのコピー&ペーストができないそうである.
(PowerBook (FireWire) 500/Mac OS X 10.0.1)
追記:
大森氏より,ドラッグ&ドロップによってテキストをコピーさせることは可能であること, JAVAアプレットが動作しないことなど,β版であることの問題をお知らせいただいた.
[ 01/4/29]
● Multiple Users 1.4.1 北米版および英語国際版
Multiple Users 1.4.1
解説と英語国際版ほか
添付の "Multiple Users Read Me" ,および上記の TIL には 1.4 (1.4.1 ではない) について次の点が新しくなったと記されている.いくつかのせきゅりが修正されたとされているが,特に 10 が目についた (番号は私が任意に振ったものである).
-
1.デスクトップテーマが適切に保存されるようになった.
2.多くのシステムフォルダ内のファイルやフォルダが通常ユーザから保護されるようにした.これは,通常ユーザがコンピュータ所有者としてログインできるように "Users & Groups Data" ファイルを削除できるセキュリティホールを修正する.
3.コンピュータを一定時間使用していない場合にスクリーンをロックする設定時にログアウトが起きたとき,コントロールバーが隠れ,データを保護するため画面が暗くなるようにした.ログアウトされるときには,画面は再び現れ,情報を見て必要であれば保存できる.ログアウトウインドウが表示されている場合,コントロールバーの表示/非表示のキーボードショートカットは利かない.パスワードウインドウが表示されているときに一部のスクリーンセーバは正常に機能しない.
4.制限 Finder ,パネル環境で,アプリケーションは直接起動項目と終了項目フォルダを操作できる.このため,スティッキーがユーザログイン時に自動邸に起動できるようになった.
5. DVD-RAM と CD-RW ドライブに書き込めるようになった.
6.パネルユーザが Sherlock で見つけた項目を開けるようになった.
7. SoftDVD 使用時に DVD がコンピュータ起動時に起動してしまうのを修正した.
8.コンピュータ所有者の "書類" と "デスクトップ" フォルダを安全のため不可視にした.
9.デフォルトディレクトリを使用する特定のファイルシステムコールのため,セキュリティを扱うルーティンを改善した.使用されているアプリケーションによって起きる可能性のあるマイナーなセキュリティホールを修正する.
10.ユーザがログアウトしたすぐ後,所有者のパスワードをユーザのパスワードを用いて変更できるセキュリティホールを修正した.
11.デスクトップで大きいコピーをしている制限 Finder でクラッシュする問題を修正した.これは 1.3.1 で修正されていたが,文書として公表されていなかった.
パネルまたは制限ユーザが Disc Burner を使用するのを防ぐには,ユーザがリムーバブルメディアにアクセスできないようにしなければならない.もしこの過程 (Disc Burner 使用中) でワークステーションが不意にクラッシュする場合,ユーザの初期設定フォルダに蓄えられる作業イメージは,回復させたい重要な情報を含むかもしれないので,ユーザまたは所有者が手動で行わない限り自動的に削除されないようにしている.
マルチユーザに関してデスクトップパターンやサウンドなどのアピアランスでの各ユーザごとの設定が保存されないというのが Mac OS 9 以降の一般的な問題であった.上に記されているように, 1.4 ではデスクトップテーマが保存されるようになったとしている.これが他のアピアランスでの設定ではどうなのかは不明.
Mac OS 9.0 またはそれ以降が必要.
以下の内容が () 内の場所にインストールされる.バージョンは全て1.4.1.
-
Login (システムフォルダ)
Panels (システムフォルダ)
Multi-User Startup (機能拡張フォルダ)
Multiple Users (コントロールパネル)
マルチユーザを使用しているユーザにとって必須のアップデートである.また一般のユーザでも修正点が多く,アップデートした方がいい内容であるが,一部システムyファイルが日本語 OS とは異なっていることと,このまま使用すると多分ログイン時のアラートなど一部ダイアログ等が英語となることが予想される.日本語版 Mac OS ユーザは日本語版 1.4.1 が公開されるのを待ったからアップデートすればいいだろう.
● Open Firmware でのパスワード設定は推奨されない
TIL: 106292 : Macintosh: Open Firmware Password Protection
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 によって可能になった Open Firmware でのローレベルでのパスワード設定は初期状態で使用されない設定となっている. Apple はこの機能のためにグラフィカルインターフェースや設定法を提供しない.社外から 設定のための Open Firmware 変更方法を入手しても,コンピュータが損傷する危険がある.
Apple が保証しない Open Firmware への変更は母板を損傷させる可能性がある.そのような変更による損傷は Apple の一年保証, Apple Care などの適用外である.
参照:
01/4/13 項目 "FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 日本語版"
01/4/9 項目 "FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題:「DIMM First Aid」の公開"
● 静電気破壊防止法の TIL
TIL: 50077 : ESD Prevention Rules
サービスプロバイダ向け文書.「ESD」という用語の説明がないが, Apple の技術者は以前から「Electro-Static Discharge」の意味で使用していたが,ここでは「Electro Static Destroy」かもしれない.専門技術者ではない一般ユーザにとって参考とすべき事柄が述べられている.
「静電気放電ルール」
-
導線
-
全ての集積回路をボディ部のみ持って扱う.導線に触れてはならない.また,露出回路の接点,ボードやカード上のプリント回路に触ってはならない.集積回路,ボード,カードは端を持つか,器具 (エキストラクタ) を使用する.
接地 (アース)
-
プリント回路のあるどのような機器でも,作業前に作業者と機器を接地させる.接地された作業ベンチマットとリストバンドを用い,機器をマットに接地する.
「警告」
次の作業をする場合,接地してはならないので注意
(秋山注:アースしていると感電して危険な場合がある)
-
通電されている機器を扱う作業
CRT ブラウン管を放電する作業
通電されている放電されていない CRT での作業
通電状態での調整作業 (You are performing live adjustments)
金属
-
部品をいかなる金属の上 (キャビネットなど) にも置かないこと.静電気防止,通電性,またはゴムのマット上に置く.
人体
-
集積回路で作業している人に触れないようにする.適切に接地されていれば触れても問題ないが,安全上の観点からそうする.
静電気防止バッグ
-
ボードやチップを扱う場合や,保管したり移送する間は静電気防止バッグを用いる.椅子から離れる場合や保管場所にボードを持っていく場合,ボードを静電気防止バッグに入れる. Apple の交換部品は必要時以外,すべて静電気防止包装に入れておく.
合成繊維
-
ポリエステル繊維の衣服を着用しない.また,作業環境にプラスチック,ビニール,発泡スチロール (スタイロフォーム) を持ち込まない.これら絶縁体の静電場は除去できない.
湿度 (原文は Atmosphere)
-
可能ならば 70-80 パーセントに湿度を保ち,イオン発生器を使用する.イオン発生器が定期的に使用されている場所や高湿度の環境では静電気の発生量は低い.ただし,除去されるわけではない.
「静電気防止作業環境の設定」
-
CRT に関して特定の作業を行う場合,感電防止のため,ここまで述べられたガイドラインに例外がある.CRT 放電時や通電状態の CRT で作業するなど高電圧箇所に触れる危険性がある場合,接地されたリストバンドやヒールストラップを着用してはならない.また,接地シート上で作業してはならない.
必要な器具
-
通電性の作業ベンチマット,リストバンド,1メガオームの抵抗器,接地ワイヤ,鰐口クリップ付き導線,アース/極性検知器.(TIL にはこれら器具のうちの一部が写真で紹介されている)
環境設定法法
-
1.以下の非伝導物質を含むすべての静電破壊の可能性のある物を除去する.
-
発泡スチロール,一般的なプラスチック,合成繊維,ビニール
これら非伝導物質は接地できず,何時間も何日も帯電し続けるため,放電時,周囲の静電場が容易に部品を傷める.
2.コンセントが適切に接地されているか確かめるために,アース/極性検知器を使用する.アース/極性検知器は形がいろいろあるが,どれも簡単に使うことができる.検知機を使用するにはコンセントに挿すだけであり,点灯した明かりで接地しているか示すものである.接地されたコンセントに作業ベンチマットを接続する.
3.接地コードのハンダのない接点を接地する.
4.接地コードのスナップをマットに取り付ける.リストバンドを腕に通し,金属部を肌に触れるようにする.
作業場所にあるすべての物は同じ電位に接地されるべきである.マシンのシャーシに触れることでマシンと同じ電位にすることができる.しかし,体重を片足からもう片方の足に移動させるだけで静電気は発生するため,一時的なでは不十分である.リストバンドで接地していることが必要である.
注意:作業中は機器をコンセントに通電しないこと.
もし,機器にアース接点のあるケーブルが使われている場合,鰐口クリップを使用してアース接点を作業ベンチマットにつなぐ.鰐口クリップのついている接地コードがある場合,クリップを機器の金属部に接続する.
● 17インチ Studio Display 障害対処法の TIL
TIL: 50080 : Troubleshooting Studio Display 17"
サービスプロバイダ向け文書. 17インチ CRT Studio Display で起きる障害の対処法.一般的なモニタ表示障害にも適用可能な内容.
ここに書かれたもののうち,内部での点検,作業については決してユーザが行ってはならない.生命に関わる重大な事故の可能性がある.知識としてだけ参照するように.
「最初にチェックすべきこと」
-
1.互換機種に使用されているかどうか. Mac OS 8.0 かそれ以降 が使用されている Power Macintosh (Duo 2300 を除く) であること.
2.机,キャビネット,蛍光灯などが発生する磁気や電磁波による影響などを考慮し,別の場所で試すなど.
ほか.
「LED 点灯するがラスター画面が現れない」
-
1.外部ケーブル接続を全て調べる.コネクタのピンが曲がっていないか,しっかりネジが締められているか調べる.ビデオ・カードが使われている場合,ビデオケーブルが確実に取り付けられているか確認する.
2.LED がアンバーの場合,動作確認された別のモニタによって映像信号を確認する.
3.前面パネルの輝度とコントラストを調節する.
4.スクリーンセーバーのためでないかマウス,キーボードを動かす.
5. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換.その際参照すべきサービスマニュアルの記述箇所など.
「LED 点灯せず,ラスターも得られない」(秋山注:この部分および以下を TIL の論理構成から改めている)
-
1.ディスプレイの電源ボタンを押す.電源ケーブルの接続の確認.
2.他のコンセントに接続して,コンセントなどの問題でないか確認.
3.コンピュータのサービスコンセントに接続されている場合,コンピュータが起動しているか,接続は確実か確認.
4.偏向ボードとユーザ設置ボードとのケーブル接続の確認.
5. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換.その際参照すべきサービスマニュアルの記述箇所など.
「スクリーンのちらつき」
-
1.外部ケーブル接続を調べる.しっかりネジが締められているか調べる.ビデオ・カードが使われている場合,ビデオケーブルが確実に取り付けられているか確認する.
2.部屋の中央に移動させるなどして,他の機器からの影響がないか確認する.
3.二台以上モニタが使用されている場合,お互いの間を 18 インチ (45.72 センチメートル) 以上離してみる.
4.ビデオカードが使用されている場合,リフレッシュレートを調べてみる.60Hz 以下の設定ではちらつきが発生するかもしれない.
5.1-4 を再度チェックする.
6. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換.その際参照すべきサービスマニュアルの記述箇所など.
「スクリーンがぼける」
-
モニタが高解像度に設定されている場合,一部の細かな画像や小さいフォントはぼけて見える.この場合,解像度を変更してみる.
1.外部および内部のケーブルの検査.コネクタを接続し直す.
2.垂直,水平コンバージェンスの調整.その際参照すべきサービスマニュアルの記述など.
3. "Display Service Utility" でフォーカスパターンを選択し,焦点を調節する.
4.フォーカス,再調節をもう一度点検する.
5. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換.
6.参照すべきサービスマニュアルの記述箇所について.
「色が偏る,スクリーンが読めない」
-
1.映像ケーブルのコネクタを調べ,ピンが曲がっていないか確認する.
2.映像ケーブルの接続確認.しっかりネジが締められているか調べる.ビデオ・カードが使われている場合,ビデオケーブルが確実に取り付けられているか確認する.
3.動作確認されているモニタに接続して,ビデオカード,ビデオ端子を検査する.
4.CRT/ビデオボードへのケーブル接続をしなおす.
5. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換.その際参照すべきサービスマニュアルの記述箇所など.
「白い画面で現れる虹色の現象」
-
1.部屋の中央に移動させるなどして,他の機器からの影響がないか確認する.
2.ディスプレイの電源を落として,数分待ってから再び電源投入し,外部をデガウスしてみる.
3. CRT 交換.
衝撃によってCRT のアパチャーグリルが損傷した可能性がある.
「画面の垂直線」
-
この症状を水平線と混同しないこと.ダイヤモンドトロンは大変鮮明な秋山派茶グリルとスクリーンの鮮明度を拡張する垂直ワイヤが用いられている.低温と振動によってファインワイヤが一時的に付着する.低温時のこの異常は本モニタに固有の問題である.
1.手と腕から宝石を外し,ディスプレイ右側面の Apple ロゴの下を手の端で軽く叩いてから,左側面の同位置を叩く.
2.何度か試しても改善されない場合,CRT 表面に柔らかい布をあて,ゴムハンマーで軽くCRT 中央を叩く.およそ12 インチ (約 30センチメートル) 離して叩くまで力を増やしてもよい.
3.改善がない場合, Apple 技術サポートに電話連絡し,指示を仰ぐ. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換では解決しない.
「細い水平線」
-
15 インチ以上のトロン形式の CRT ディスプレイは二本の固定ワイヤが画面上下四分の一から三分の一の位置にある.これら保持ワイヤは髪の毛より細く,アパチャグリルをショックから固定している.これらは欠陥ではなく,調節もできない.
「ジオメトリ/ラスター部が短い,長い,狭い,幅広い」
-
1.On-Screen Display を用い, Recall アイコンをクリックするなど.(マニュアルの参照箇所などのため省略)
2.幅と高さの調整.
3. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換.その際参照すべきサービスマニュアルの記述箇所など.
「ジオメトリ/ラスター部が中央に来ない」
-
1.On-Screen Display を用い, Recall アイコンをクリックするなど.(マニュアルの参照箇所などのため省略)
2.環境依存の歪みでないか,モニタを移動させて検査.
3.水平位置の調整.
4.垂直位置の調整.
5. CRT/ビデオボードと偏向ボードの交換.その際参照すべきサービスマニュアルの記述箇所など.
● PowerBook G4 内蔵モデム交換法の TIL
TIL: 95128 : PowerBook G4: Replacing the Modem
イラストレーションで交換法が分かりやすく説明されている.
[ 01/4/26]
● Power Mac G4 (Digital Audio):北米発売マシン Quantum 40/60 GB ハードディスクでのデータ損傷
TIL: 31347 : Power Mac G4 (Digital Audio): 40 GB and 60 GB Hard Drive Issue
北米で発売された一部の Power Mac G4 (Digital Audio) に使われてる Quantum 製 40 GB および 60 GB ハードディスクにデータ損傷を起こすものがある.また,そのため起動しなくなる可能性がある.
「問題の発生するハードディスク装備マシンの製造番号」
-
「XA115XXXXXX」
(XA115で始まるもの.下6桁の「X」は任意の数)
「マシンの製造番号の調べ方」
-
電源差し込み口の下にある.(秋山注:初期化していない出荷したままのハードディスクであれば, Apple システム・プロフィールでも表示させることができる)
「問題のあるハードディスク」
-
製造元:Quantum
プロダクト ID: FIREBALLP AS40.0 (40GB ドライブの場合),FIREBALLP AS60.0 (40GB ドライブの場合)
「ハードディスクの製造元,プロダクト ID の調べ方」
-
" Apple システム・プロフィール" の「デバイスとボリューム」タグで「内部 ATA」 の「ハードディスク」左の右向き三角形をクリックする.
上記に該当する場合, Apple または Apple 正規サービスプロバイダに連絡して交換すること.日本国内では該当するマシンは発売されていない模様.
追記:
当初,データ損傷が起きるため「警告」としたが,北米発売マシンのみであることが判明したため,「警告」表記ほか一部の表記を削除,改めた.
● Apple ADC ディスプレイ:本体と別に電源を切ることはできない
TIL: 58830 : Apple ADC Displays: Will Not Turn Off Independent of Computer
"省エネルギー設定"コントロールパネルの設定によっては, Apple Display Connector (ADC) 形式の Apple 社製ディスプレイの電源ボタンを押すと,コンピュータとディスプレイがスリープする.コンピュータ本体をオンにしたままディスプレイを切ることができない.
"省エネルギー設定"コントロールパネルで,「起動ボタンを押すとコンピュータをスリープさせる」オプションが可能になっている場合,ディスプレイのタッチスイッチに触れるとコンピュータとモニタ共にスリープする.
もし,同オプションが切られていれば,コンピュータとモニタはスリープしない.
「該当するディスプレイ」
-
Apple Studio Display LCD (ADC)
Apple Studio Display 17 (ADC)
Apple Cinema Display (ADC)
「対処法」
コンピュータをオンにしたままディスプレイを切ることはできない.ディスプレイの消費電力を減少させるには, "省エネルギー設定"コントロールパネルでディスプレイがスリープする時間を調節する.
(以下その方法が述べられているが,省略)
● Dreamweaver 4.01J アップデータ
Dreamweaver 4.01J アップデータ
Mac OS 9.1 で GIF 画像が表示されない問題を解決する.3.0.2 でも同様の問題が発生するが,そちらの修正プログラムは用意されていない.
参照:
01/2/9 項目 "Dreamweaver と Mac OS 9.1 の問題についての TIL"
01/1/6 項目 "Mac OS 9.1:Dreamweaver 3.0.2 での表示障害 (継続)"
ほか
[ 01/4/25]
● ColorSync 3.0.3 およびインストーラ起動時のフリーズ
J-ColorSync 3.0.3.smi
北米版と同時に公開された.日本語版 Mac OS 9.0 かそれ以降が必要とある.
機能拡張,コントロールパネル,プロファイル以外に "Profile First Aid" ,Photoshop プラグイン,各種 AppleScript をカスタムインストール可能.カスタムインストールされた項目は "Applications (Mac OS 9)" フォルダ内の "Apple エクストラ" フォルダに作られる "ColorSync エクストラ" フォルダに収められる.
"Profile First Aid" は、システムフォルダ内にある "ColorSync プロファイル" フォルダにインストールされている ICC プロファイルの検証と修復を行うユーティリティ.
注意だが, ColorSync 3.0.3 のインストーラは不可視ボリュームがあるとマシンをフリーズさせるタイプのものである.不可視ボリュームを設定している場合は解除してからインストーラを起動する必要がある.
● Mac OS 9:解像度が間違っていると起動時に何も映らない
TIL: 25289 : Mac OS 9: Incompatible Resolution or Scan Rate Could Cause Blank Screen at System Startup Time
Mac OS 9 で,モニタが非対応の解像度または走査速度に設定されて不適当にシステム終了しt後の起動時にモニタに何も映らないか,短時間の表示後何も映らない場合がある.モニタ解像度または同期速度についての表示がある場合もある.
通常, "モニタ" コントロールパネルには非対応解像度等の設定はできないのだが,特定のゲームを使用した場合やディスプレイ解像度変更ユーティリティを使用することでそのようなことが起きたり,不適切な解像度が "モニタ" コントロールパネルから選択可能になる.
「影響の及ぶ機種」
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Power Macintosh G3 全モデル
Power Mac G4 全モデル
iMac 全モデル
「復帰手順」
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1-2. PRAM クリアを行い. shift 起動する.
3.起動後, "初期設定" フォルダから以下の項目を外す.
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"ディスプレイ初期設定"
"モニタ初期設定" フォルダ
社外製解像度変更ソフトウェアの初期設定があればそれも外す.
4-5.再起動後,モニタを正しい解像度に設定する.
● Disc Burner:スペース,タブだけのファイル名は焼けない
TIL: 31346 : Disc Burner: Tab and Space Characters Not Valid Filenames
Disc Burner で CD-RW ドライブを用いて CD を作成する際,焼こうとしているファイルまたはフォルダ名が tab または space だけで構成されている場合,「ディスクに変換できないファイル名が含まれています」というような警告が表示されて CD を作成できない.フォルダ PICT という種類のフォルダの場合,名称に tab を含んでいる.
● Mac OS X 10.0:接続しているのにインターネット接続できていないと表示される場合
TIL: 106291 : Mac OS X 10.0: Software Update, Mac Help, or Sherlock "is not able to connect to the Internet" Message
インターネットに接続しているのに,ソフトウェア・アップデート, Mac ヘルプ, Sherlock を使用するとするとインターネットに接続できないという警告が表示される.
これはプロバイダなどの特定の DNS サーバでソフトウェア・アップデート (等) が予想されない反応をするためである.
これらのソフトウェアを使用する前にブラウザから www.apple.com に接続することで回避できる.また, Mac OS X の "Network Utility" を用いて, www.apple com に ping することでもよい.
● Mac OS X 10.0:ルートとその設定法
TIL: 106290 : Mac OS X 10.0: About the root User and How to Enable It
「root ユーザとは?」
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"root" というユーザ名は, UNIX 形式 OS の特別なユーザであり,全ファイルシステムの読み書き権限がある. Mac OS X では初期状態で root からログインできないようになっている.root ユーザを可能にしてログアウトした後,root ユーザ名と設定したパスワードで入ることができるようになる.
ルートユーザは特別の管理,監視作業のためのみに使用されるべきである.作業後は Mac OS X をログアウトし,通常または管理ユーザで入りなおすべきである.頻繁に使用しない限り root は使えないようにすべきである.
注意:
1.コンピュータ所有者または管理者だけが,管理ユーザまたはルートのパスワードを所有する.
2.管理ユーザは誰でもルートユーザになれるし,ルートのパスワードを変更できる.
3.ルートパスワードは推測しにくいものとし, 8 文字内で欧文とアラビア数字を含んで設定する.
4.ルートユーザは他のユーザのファイルを読むことができる.
5.ルートユーザは必要なシステムファイルを移動させたり,新しいファイルを他のユーザから保護された領域に置くことができる.
「ルートユーザ設定法」
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1. Finder のウインドウツールバーからアプリケーションをクリック.
2. Utilities フォルダを開く.
3. NetInfo Manger ユーティリティを開く.
4-5. NetInfo Manger ウインドウのロックボタンをクリックして管理ユーザ名とパスワードを入力する.
「ルートユーザを使えなくする方法」
1-3. Utilities フォルダの NetInfo Manger で,ウインドウのロックボタンをクリックして管理ユーザ名とパスワードを入力する.
4.Domain メニューから Security を選択して Disable Root User をサブメニューから選択する.
「ルートディレクトリとは?」
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技術文書を読むと root という用語が二つの異なった意味で使用されることに気づく.「ルートユーザ」と「ルートディレクトリ」である.ルートディレクトリはディスクの最も高いディレクトリ階層のことである.ハードディスクアイコンをダブルクリックして見ることのできるファイルとフォルダはディスクのルートディレクトリにある.
ちょうど通常のユーザのユーザ名と読み書き権限のあるホームディレクトリ名称が同じであるように,ルートユーザとルートディレクトリは同じ名称となる.
Finder と Terminal はルートディレクトリについて異なった内容を表示する. Finder ではいくつかの項目は不可視となる.これはたくさんあって見にくいこと (visual clutter) を避け,簡潔に表示させるためである. UNIX コマンドラインに慣れたユーザは Terminal を使用してディレクトリ全部を見ることができる.
注意:
1.ディレクトリはフォルダという形をとって表される.ホームディレクトリはホームフォルダである.
2.ルートユーザは「システム環境設定...」のユーザパネルに現れない.
[ 01/4/24]
● Power Mac G4 (Digital Audio) /iMac (Early 2001):システム CD から起動できない場合
Power Mac G4 (Digital Audio) and iMac (Early 2001): システムソフトウェア CD から起動できない場合があります
アップルは上記日本語 TIL において,Power Mac G4 (Digital Audio) と iMac (Early 2001) のうちの一部で,付属 Software Install CD, Software Restore CD から起動できないことがあると公表した.
以下の CD で発生するそうだ.
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iMac (Early 2001)
-
「Software Install CD」
J691-2864,J691-2992,J691-3026
「Software Restore CD」
J691-2860, J691-2991,J691-3025
Power Mac G4 (Digital Audio)
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「Software Install CD」
J691-2978,J691-2985
「Software Restore CD」
J691-2949,J691-2986
一時的回避法としては起動する際に Apple USB Mouse を取り外して起動し,起動後に接続し直すとされている.修正された CD があるのか,その場合, CD は交換されるのかといった点については何も記されていない.
● EGWORD 11.0.2 アップデータ
EGWORD11.0.2Updater
アップデータでの変更点についてによれば, EGWORD 11/11.0.1 の以下の問題を解決しているそうだ.
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1.「EGWORD11 CD-ROM」 内の「辞典フォルダ」を自動認識しない.
2.モノクロプリンタで印刷できない.
3.Windows 版 MS Word で作成した MS Word 文書の読み込みで"〜"が文字化けする.
4.ムービーファイルを含む EGWORD 形式のファイルを MSWord 形式で保し,保存後にファイル中のムービーをダブルクリックすると EGWORD が異常終了する.
5.縦書き表示・印刷時,平成角ゴシックのルビが前方に詰まってしまう.
6.文書中のカーソル位置が不正になることがある.
7.半角文字が表示されなくなることがある.
EGWORD PURE Ver.6.0 アップデータも公開されている.
● PowerBook G4: AirPort (AirMac) カードインストール法の TIL
TIL: 95133 : PowerBook G4: AirPort Card Installation Instructions
画像入りで説明されている.
● TIL の DVD Studio Pro 関連文書
TIL に Apple DVD Studio Pro 関連文書がいくつか公開されている.
「マルチセグメント MPEG-2 ストリーム取り込み条件」
TIL: 25283 : DVD Studio Pro: Requirements for Importing Multi-Segment MPEG-2 Streams
(1) ファイル名称に「.1」から「.99」または「.01」から「.99」の拡張子が連続して振られていて,かつ,(2) タイムコードが連続していて,かつ,(3)選択されたオーディオストリームの全長がビデオストリームの全長に一致すること.これらは Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) 以前のファイルサイズ 2GB 制限により,デコーダがファイルを 2GB 以下に分割するために生じる.
「イメージファイルは Toast フォーマット」
TIL: 25284 : DVD Studio Pro 1.0.1: Image Files Stored in Toast Format
DVD Studio Pro 1.0.1 はイメージファイルを Adaptec/Roxio Toast の UDF, ISO 9660 ファイルとして保存する.
「UOPs とは」
TIL: 31341 : DVD Studio Pro: UOPs (User Operation Controls) Described
UOPs (User Operation Controls) は DVD 製作者がユーザの使用制限のためディスクに挿入できるマーカーである.
「CMF と DDP フォーマット」
TIL: 31342 : DVD Studio Pro: CMF and DDP Formats Overview
DVD Studio Pro から DLT テープ出力する場合,CMF か DDP フォーマットを選択する. DDP 2.0 (Disc Description Protocol) は CMF (Cutting Master Format) が標準となる以前の DVD 複製機器の初期のフォーマットで,プロジェクトのテストに使用されるが,マスターには使用しない.一部必要とする機器のために DDP オプションがある.
「DDVID.DAT が見つからないというエラー」
TIL: 31343 : DVD Studio Pro 1.0.1: "DDVID.DAT not found" Error
プロジェクトを DDP フォーマットで DLT テープ出力すると, DDVID.DAT と呼ばれる誤ったファイル名称を含んでしまう.このとき,一部テープドライブでこの DLT テープを再生すると「DDVID.DAT が見つからない」というエラーを報告することがある.DDV/CMF 標準フォーマットの「DDVID.DAT」ではなく,初期の標準フォーマットである DDP の「DDPID.DAT」という名称に書き換える.
「プレビュー中に音声と映像の同期がずれる」
TIL: 31344 : DVD Studio Pro: Audio/Video Sync Drifts During Preview
プレビューは音声,映像,ナビゲーションの三つの異なったタイムベースから作成される.特に長いトラックの場合やマーカーが含まれる SKIP アクション時に一時的に同期がずれる瞬間がある.プレビューだけの問題であるが,Apple DVD Player でプレビューを見ることで問題を避けることができる.
「QuickTime Pro 登録法」
TIL: 58826 : DVD Studio Pro: QuickTime Pro Registration
DVD Studio Pro パッケージの「インストールの前にお読み下さい」右上角に貼られたシリアル番号を QuickTime Pro に登録する方法. " QuickTime 設定" コントロールパネルの「ユーザ登録」の「Registered to」(日本語版での名称が判らない) 欄 に「QuickTime 4」(QuickTime 5 ではない),「Registration Number」(「ユーザ登録番号」) 欄にシリアル番号を入力する.
[ 01/4/21]
● Mac OS X 10.0:ntpd の弱点と置き換えパッケージ
しろやま氏よりいただいた.すでに UNIX 関連各所で告知されている ntpd (ネットワークタイムデーモン) の問題により,リモートから管理者権限を奪うことが可能な弱点について, Mac OS X 10.0 でも同じ ntpd を標準搭載しているため,十分注意すべき (ntpd を使用しない) であるとお知らせいただいた.
氏は
ページにもお書きになっているように「ntpdを使わず, Appleの対応を待つ」ことが最善であるとされている.しかし,それでも ntpd を使用したい人のために,置き換え用のパッケージを配布なさっている.氏に感謝したい.(Mac OS X 10.0.1 がこの問題に対処しているかどうかは不明. Apple からは何のアナウンスもない)
現状で Mac OS X を日常業務に使用している Macintosh ユーザは極めて稀であると思う.まだまだ完成度が低いなどいろいろ理由はあるだろう.私としても, Mac OS X がそれまでの Mac OS の基本的概念とかなり隔たったところで構築されていることを筆頭に山ほど理由があり,Mac OS X を現状で使用する気は全くない.この Mac OS X というのは Mac OS に似せた部分もないではない.またそれまでの Mac OS アプリケーションを起動するくらいはやってみようかなと思わせる機能もついている.しかし, 現状で,Mac OS X というは, Apple が名称を Mac OS と名付けている UNIX そのものである.
Mac OS X というこのシステムは UNIX であり,UNIX のセキュリティ上の弱点がほぼそのまま反映される. Mac OS X は Apple やマスメディアが言うようないいことばかりではない. iMac など初めてコンピュータを購入するユーザがこうしたマシンを使用するようになると予想されるわけで,そうしたユーザがすべてパッチなどこまめにあてるようになるというのは楽観的すぎる.(本日別項目にあるように, Apple は TIL に Mac OS X では IP アドレスを重複して設定するなという内容を公開している現状である)
これまで Mac OS は, Apple の不適切な Java 実装, Microsoft 製品, Windows エミュレータなど使用しなければ比較的セキュリティ性が高く,また, Windows 機で起きているような悲惨なウイルスの状況とはほとんど無縁でいられた.私が Mac OS X のプランを聞いたとき,セキュリティはどうなるのだろうと最初に危惧をした.これまでこのことが指摘されることはほとんどなく,大変限られた範囲でしか指摘されなかった.しかし,製品版が出てはっきりしたと思う. Mac OS X という UNIX について,この機会にセキュリティ問題を認識すべきではないだろうかとの感を一層強くした.
● AppleWorks 6.1 での AppleShare ボリューム保存時のデータ損傷
TIL: 88118 : AppleWorks 6.1 for Mac OS X, Public Preview: Data May Be Lost When Saving Documents to an AFP File Server
Apple は上記 Apple Tech Info Library において, AppleWorks 6.1for Mac OS X Public Preview において,同アプリケーションから Apple File Protocol (AFP) ファイルサーバボリュームに書類を保存した場合,書類が使えなくなると公表した.
Mac OS X 上の AppleWorks 6.1 から iDisk などに直接保存した書類を再び開こうとしても開くことができず「Unexpected End of File」という警告が表示される.iDisk を含む AppleShare ボリュームに保存したい場合は,ローカルハードディスクなど AFP ボリューム以外のボリュームにいったん書類を保存し,それをコピーする.
Mac OS X 用 AppleWorks 6.1 日本語版は未公開であるので多くの日本語版 Mac OS X ユーザはまだ AppleWorks 6.1 を使用していないものと考えられる.AFP は AppleTalk/AppleShare で用いられるプロトコル. Mac OS X では TCP/IP 上でそれらボリュームを接続する.
● Mac OS X: PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) でのインストール/動作不良例
宮元氏からいただいた. PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) と Mac OS X 10.0 について,インストール時にフリーズしたり,起動できないといった障害が発生する場合があるそうである.
氏によれば,次のような症状が発生する.
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・ Mac OS X のインストール時に途中でフリーズし,インストールできない.
・まれにインストール完了できるが,起動できない.
・増設メモリを取り外し出荷時の 64MB メモリーのみでインストールするとインストールは正常に終了し,正常に起動する.動作は遅いものの安定動作する.しかし,再び増設メモリを戻すと,非常に不安定になる (数分使用すると突然フリーズする)
氏によれば,この問題は米国で報告されている例がいくつかあり,原因について次のように推測されているとお書きである.また,アップルの Mac OS X Discussion Board でも類似の報告があるそうである.
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1. PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) 初期出荷分ドーターカードの欠陥 (ドーターカード交換による改善例があることから)
2.FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題同様,増設メモリが規格外
3. Mac OS X 10.0 の問題
氏は以下の米国のページを参考のため列挙なさっている.
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・go2mac.comでの"Lombard RAM Problems in OS X"
・MacFixIt: OS-X freezing every few minutes - clean install too..
秋山は, Apple から, PowerBook と Mac OS X においてメモリ等ハードウェアに関連しているかもしれない障害が発生するという報告を認知していて調査を開始するいう情報を数日前に得た.しかし,さらに詳しく調べようとしたところ,すぐに Apple がその情報を遮断する措置をとったため,確認できなくなった.そのため,そのことが宮元氏のお知らせ下さった問題かどうか,はっきり確かめることは現状でできていない.
● Mac OS X 10.0:Mac OS 設定アシスタントで DSL アカウントを扱えない
TIL: 106282 : Mac OS X 10.0: Setup Assistant Does Not Accommodate DSL User Name and Password
Mac OS X 10.0 の「Mac OS 設定アシスタント」( Mac OS X 新規インストール後最初に起動する) は DSL ユーザ名とパスワードを適切に扱うことができず,DSL からインターネット接続できない.「Mac OS 設定アシスタント」の DSL オプションは DHCP と BootP のみ対応する.
対処法として,「Mac OS 設定アシスタント」によるのではなく,「システム環境設定...」によって設定する方法が述べられている.
「設定手順」
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1-3.「システム環境設定...」の「ネットワーク」パネルで PPPoE タブを選択する.
4-5.「PPPoE で接続する」オプションのチェックボックスをオンにし,適切な情報を入力する.
● G4 FirmWare Update 4.1.8 は PCI Graphics 対象外
01/4/13 項目 ほかのPower Mac G4 Firmware Updater の該当機種について,宮澤氏より,氏の Power Mac G4 (PCI Graphics) に実行したところ「このコンピュータでは動作しません」とのメッセージが表示され,アップルに問い合わせたところ対象外であることが確認された.
Power Mac G4 Firmware Updater については対象機種について「Power Mac G4 および AGP グラフィックカードを搭載した Macintosh Server G4」となっていて,そのまま読めば, Power Mac G4 (PCI Graphics) は対象機種と読めてしまう.
● Mac OS X:Mail での障害事例
立ち返り氏よりいただいた.氏の Mac OS X の Mail アプリケーションについて,アプリケーションが異常終了したり強制終了させたりした場合,その後メールの送受信ができなくなる障害が発生しているそうである.復帰法は任意のフィールドに文字を一字加えてからいったん Mail を終了し,再び Mail を起動し直して先の文字を削除することだそうである.
● Mac OS X 10.0:QuickTime Player 4.1.2 使用後などに他のアプリケーションが使えなくなる場合
TIL: 106281 : Mac OS X 10.0: Theater Mode Extension May Prevent Use of Other Applications
Mac OS X 10.0 の Classic 環境で Mac OS 9 の Theater Mode 機能拡張を呼び出す QuickTime Player 4.1.2 などのアプリケーションを起動すると,その後,他のアプリケーションを起動することができなくなる.(シアターモード可能な機種のみ)
回避法は, Mac OS X に含まれる QuickTime 5 Player を使用するか, Theater Mode 機能拡張を使用停止して Classic を再起動すると書かれている .
● Mac OS X 10.0:音声認識のキー設定が変更できない場合
TIL: 106287 : Mac OS X 10.0: Changing the Listening Key Does Not Work as Expected
Mac OS X 10.0 の音声認識キーを変更したい場合,以下のように設定後いったんオフにして 10 秒後再びオンにする.
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1-4.「システム環境設定...」で設定する
5-6.入/切タブをクリックし,切をクリックする
7-8.「システム環境設定...」を終了し,10秒待つ
9-11.「システム環境設定...」を再び開き,スピーチをオンにする
● Mac OS X 10.0:TextEdit は Webdings/Zapf Dingbat を認識しない
TIL: 106284 : Mac OS X 10.0: Webdings and Zapf Dingbat Fonts Do Not Work in TextEdit
Mac OS X 10.0 の TextEdit で Webdings/Zapf Dingbat をフォントに選択すると,Hiragino Kaku Gothic Pro W3 が選択される.TextEdit は Webdings/Zapf Dingbat を認識しないためで,10.0 の既知の問題である.
● Mac OS X 10.0:Classic 起動時のルート権限についての警告
TIL: 106278 : Mac OS X 10.0: Classic "superuser (root) Privileges" Message
Mac OS X 起動ボリュームについて「情報を見る...」で「このボリュームへのアクセス権を無視する」設定した場合,再起動なしに Classic 環境を起動すると以下のような警告が表示される.
-
「スーパーユーザ (ルート) 権限なしに Classic を起動しています.TruBlueEnviroment がルートによって設定されているか所有されているか確認するか, Classic を再インストールしてください」
コンピュータを再起動するか,アクセス権無視の設定を切るかする.特別な理由なしに「このボリュームへのアクセス権を無視する」設定はセキュリティ上行うべきではない.
● Mac OS X 10.0:LocalTalk 非対応
TIL: 106283 : Mac OS X 10.0: LocalTalk Hardware Does Not Work With Mac OS X
Mac OS X では LocalTalk 接続された機器を認識しないが,社外製 Ethernet - LocalTalk アダブタによって接続可能.
● Mac OS X 10.0:IP アドレスは重複できない
TIL: 106286 : Mac OS X 10.0: IP Configuration "in use by" Message, Networking Disabled
同一の IP アドレスを複数マシンで使用できないといういわずもがなの内容なので省略. Mac OS X に限ったことではないはず.たまに,誰に読ますのだろうというような TIL がある.
● Mac OS X 10.0:メニューバークロックが他のメニュー項目と重なる場合
TIL: 106285 : Mac OS X 10.0: Menu Bar Clock Can Obscure Other Menu Bar Items
メニューバークロックの表示が他のメニューバー項目に重なる場合があることについて.メニューバー項目が多かったり,ディスプレイの表示解像度を低く設定している場合に起きる可能性がある.「システム環境設定...」でディスプレイ表示解像度を高くするか,メニューバークロックを切るという対処法が書かれている.
これも以前から当たり前の内容.
● Mac OS X 10.0:UFS ディスクから最初に Classic を使えない
TIL: 106277 : Mac OS X 10.0: Classic Does Not Work From a UFS Disk on First Use
Mac OS X 10.0 を UFS (UNIX File System) ボリュームにインストールした場合,最初に次のようにしなければ, Classic 環境は起動できない.
「解決法}
Classic を使用するためには, Mac OS 拡張フォーマット (HFS Plus) 別パーティションに Mac OS 9.1 がインストールされていなければならない.
-
1.管理ユーザで Mac OS X にログイン
2.Go メニューから Go To Folder を選択
3./System/Library/CoreService をタイプ
4.Go をクリック
5.Classic Startup 項目を OS.9.1 ボリュームにドラッグ
6.Terminal を開く
7.cd/Volumes/HFSvolume/Clsssic¥
Startup.app/Contents/Resouces をタイプ.(「HFSvolume」には Mac OS 9.1 ボリューム名を入力する)
8.return
9.chmod u+s TruBlueEnvironment をタイプ
10.return
11.sudo chown root TruBlueEnvironment をタイプ
12.return
13.管理ユーザパスワードを入力してreturn
14.Terminal の終了
15. Mac OS 9.1 ボリュームから "Classic Startup" を開く
16. リソースを追加するプロンプトに OK をクリックする
● Mac OS X 10.0: 現時点でラベル機能は使えない
TIL: 106273 : Mac OS X 10.0: Does Not Label or Sort by Label
Mac OS X Finder では表示オプションでラベルを選択できるが,ラベルで並び替えたり,ラベルの機能を付加することはできない. Mac OS 9.x 以前で設定したラベルを Mac OS X Finder で選択しても認識しない.
「現時点では」ラベル適用機能を Mac OS X は含んでいないと書いているので,将来的に改善される可能性が残されているような含みがある記述となっている.
● Mac OS X 10.0:Classic 環境でソフトウェア・アップデートできないほか
TIL: 106276 : Mac OS X 10.0: Classic Does Not Allow Use of Software Update
Mac OS 9.1 ソフトウェア・アップデートは Classic 環境で動作しない.また, Mac OS X ソフトウェア・アップデートによって Mac OS 9.1 システムをアップデートすることは「現時点で」できない.
● iTunes インストール後の CD 自動再生のオンオフ
TIL: 58828 : Mac OS 9: Enabling/Disabling CD AutoPlay
Mac OS 9 に iTunes をインストールすると,コントロールバー項目の "オーディオ CD コントロール" が "iTunes Strip" に置き換わるため,コントロールバーからの CD 自動再生の設定ができなくなる.
"QuickTime 設定" コントロールパネルから設定する.
● Mac OS 9.1:CD-R/CD-RW 初期化時のエラー
TIL: 58766 : Mac OS 9.1: Error When Initializing CD-R/CD-RW Disc
Disc Burner がインストールされていない Power Mac G4 (Digital Audio), iMac (Early 2001) に,未フォーマット CD-R/CD-RW ディスクを挿入し初期化を選択するとエラーメッセージが表示されるかコンピュータが応答しなくなる.
ソフトウェア・アップデートを用いて,Disc Burner をインストールするか,ソフトウェアリストア CD でハードディスクの内容を復帰させるという解決法が書かれている.(一部の Power Mac G4 (Digital Audio) には Disc Burner が含まれていない)
● iTools Email:「送信者に通知」機能
TIL: 25279 : iTools Email: Mac.com Accounts and "Bounce To Sender" Feature
iTool の mac.com アカウントで Mac OS X 10.0 の Mail アプリケーションを使用する場合,「送信者に通知」("Bounce To Sender") 機能は含まれない.そのため,同機能を使用しようとすると「メールシステムエラー.メールアドレスは認証されませんでした」という警告が表示される.この機能に対応した SMTP サーバに設定変更することで使用できるようになる. TIL にはSMTP 設定変更法がさらに記されている.設定法は本ページで
既述のため省略.
● iDisk の一時的な接続不能
2001年 4 月 14 日夜から16 日早朝にかけて, Mac OS 9 から iDisk をマウントできないということがあった. Mac OS X からは利用可能で問題はなかったそうである.私が確認した時点では homepage.mac.com のページも表示されなかった.
このとき, Mac OS 9 のセレクタから「サーバの IP アドレス...」を利用し,そこに「idisk.mac.com」と入力後, iDisk アカウントとパスワードを入力すれば iDisk をマウントすることができた.
iDisk あるいは iTools 各種サービスはときどき利用できなくなることがある.しばらくすればまた使えるようになるので待てばいいだけだが,一時的回避法を記録する価値があると考えて項目化した.
なお,このことを確認する際に気がついたのだが,当初できなかった iDisk キーチェーンアクセスが対応したようで利用可能になっている.
[ 01/4/19]
● Mac OS X 10.0.1アップデータ
TIL: 75125 : http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n75125
社外製 USB 機器, Classic 環境の互換,アプリケーションの安定性全般など,多くの対応を改善するドライバをアップデートする.オープンソースSecure Shell サービスへの対応を含むと記されているが,本日別項目には別の改善点も記されているので参照願いたい.
アップデート前にソフトウェア・アップデート 1.3.1 にアップデートすることと, EPSON 製プリンタユーザはアップデート後 EPSON プリンタドライバもアップデートするようにと書かれている.
数日前からソフトウェア・アップデートから利用可能になっていたものである.(本ページではソフトウェア・アップデートでの利用より FTP で公開されたデータからのアップデートを推奨する) 従って,ソフトウェア・アップデート 1.3.1 への事前のアップデートが必要なのかどうかよく判らない.(私は Mac OS X 未インストールなのでよく判らないのだが, Mac OS 9.1 と私の古い StuffIt Expander なのか Disk Copy のせいなのか,「.dmg」が認識できなかった)
● Software Update 1.3.1
日本語版を含む各国語版のソフトウェア・アップデート 1.3.1 が公開されている.
TIL: 75126 : Software Update 1.3.1 Information and Software
ソフトウェア・アップデート1.3.1は,ネットワーク処理性能の改善,プロキシ認証対応,状況報告の改善,マルチプロセッサコンピュータでの問題を改善すると書かれているが,本日別項目ではさらにもっと詳しく改善点が記されているので参照願いたい.本ソフトウェアをインストール後, Mac OS X 10.0.1 をインストールする.
私は Mac OS X 未インストールなのでよく判らないが, Mac OS 9.1 環境ではデコードされたファイルを認識できなかった.
● Mac OS X 10.0:管理ユーザパスワードによるソフトウェア・アップデートでの問題
TIL: 106269 : Mac OS X 10.0: Software Update Privileges and Password Issue
管理ユーザのパスワードにスペース (空白) があると,ソフトウェアインストール時に認証されずエラーとなる.「システム環境設定...」の「ユーザ」で管理ユーザを選択して新しい空白を含めないパスワードを入力し直す.
● Mac OS X 10.0.1 EPSON プリンタドライバ
TIL: 75127 : Epson Print Drivers Information and Software
EPSON 製プリンタでの日本語印刷を可能とすると書かれている.
● Mac OS X 10.0:Software Update 1.3.1/10.0.1 Update/Epson Printer Driver Update の説明文書
TIL : 106271: Mac OS X 10.0: Software Update 1.3.1, 10.0.1 Update, and Epson Printer Driver Update Provide Feature Enhancement, Address Issues
Software Update 1.3.1/10.0.1 Update/Epson Printer Driver Update をインストールすることで処理能力を最上にできる.
「インストール時の注意」
-
1.スペースを含まないパスワードの管理ユーザであること.
2.社外製品, Terminal などを使用してシステム内容を変更していると,予期できない結果を招くかもしれない.
3.10.0.1 アップデート中に中断しないこと. Detailed Progress によって進行状況を監視することができ,アップデート完了時には最適化中であると表示される.もし,中断された場合,もう一度最初からやり直す.「最適化」というのはシステムデータ情報の場所を事前に計算しておくことで速くアプリケーション起動することができる "update_prebinding," というプロセスを実行している.
「インストール手順」
-
インターネット接続してソフトウェア・アップデートからソフトウェア・アップデート自体をアップデートし,次に 10.0.1 Update,再起動後して Epson Printer Driver という順にアップデートする.
「Software Update 1.3.1」
-
Mac OS X ソフトウェア・アップデートエンジンの拡張
・ダウンロードのリジューム (途中での再開)
・プロキシ接続での動作能力
・インターフェースの改良
「10.0.1 Update」
-
アップデート後,アップルメニューの「この Mac について」に変更が反映される.
・ iTunes での機能改善
・社外製 USB, FireWire 機器での互換性向上
・ SSH 接続能力
・ Classic 環境の改善
・ AFP (AppleTalk/AppleShare) ボリュームとの互換性の充実
「Epson Printer Driver Update」
Epson USB インクジェットプリンタを Mac OS X で使用している場合にインストールする.
● Mac OS X 10.0:OpenSSH への変更
TIL: 106274 : Mac OS X 10.0: Remote Login and OpenSSH in 10.0.1 Update
Mac OS X 10.0.1 アップデート後, telnet,rlogin,rsh サービスの代わりに OpenSSH を用いてリモートログインできる.
「システム環境設定...」の共有パネルに「リモートログインを許可する」チェックボックスがある. Mac OS X 10.0 ではチェックすると,telnet,rlogin (remote login),rsh (remote shell) をオンにし,それらサービスのクライアントアプリケーションを用いてそのコンピュータにリモートログインすることができた. Mac OS X 10.0.1 では「リモートログインを許可する」チェックを入れると,OpenSSH サービスをオンにする. Mac OS X 10.0.1 では OpenSSH-2.3.0p1 を提供している.詳しい情報は Terminal で「man ssh」とタイプする.
「リモートログインを許可する」チェックを入れた場合,コンピュータに遅延が発生する.これは Open SSH サービス起動時間である.チェックは一度だけ行うこと.もし,何回かチェックするとサービスがオフでもチェックされているように表示される場合がある.そうなった場合,コンピュータを再起動するか, Terminal で /var/run/sshd.pid を削除する.
「 Mac OS X 10.0.1 で telnet,rlogin,rsh を可能にする」
telnet,rlogin,rsh はネットワーク上に暗号化されていない,パスワードを含む情報を送信する. OpenSSH はより堅固なセキュリティを提供する. telnet,rlogin,rsh はネットワークでそれらしか使えない場合に限定すべきである.
管理ユーザとしてログインし,次のようにする.(以下の各項目のタイプ後 return キーをそれぞれ押す)
-
1. Terminal を開く.
2. udo pico /etc/inetd.conf をタイプ
3. 管理ユーザパスワード入力
4.return
5. "inetd.conf" が pico テキストエディタで開くので,矢印キーを用いて#telnet,#shell,#login の行が現れるまでスクロールする.
6.使用したいサービスの「#」 を削除する.
7. control キーを押したまま, o (^o) をタイプしてセーブする.
8. control キーを押したまま, x (^x) をタイプして pico テキストエディタを終了する.
9.再起動
再起動することでサービスを利用できるようになる.
● Acrobat Reader 5.0 関連文書の公開:
アドビシステムズ社より
Adobe Acrobat Reader 5.0 に関する比較的多くの文書が公開されている.大部分は製品に添付されている Read Me (「ReadMeJ.html」) の内容と思われる.そうでないものは独立した項目として紹介するが,以下は Read Me の内容文書の紹介である.多くがトラブルシューティングとなっているが,実際の内容はそうでない場合もある. (各文書名は一部省略.「インストールについて」以外は全て「トラブルシューティング」という名称がついている)
インストールについて
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・24MB空き容量が必要
・ PDFViewer プラグインを複数ブラウザで使用する場合は手動でコピーする
・Adobe SVG Viewer 2.0 がインストールされる. plugins フォルダにある ReadMeSVGViewer.html ファイルを参照
・日中韓言語をインストールするには,インストーラから「日中韓言語ファイル」をカスタムインストールする.複数ブラウザで使用するには Adobe Acrobat(Reader)5.0 / Resource/ CIDFont にあるフォントを手動でコピー
複製を保存メニューについて
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"複製を保存" というメニュー項目/ツールバーアイコンはない.
文書の折り返し
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倍率とウィンドウ幅の組み合わによって文書を折り返さず,表示に
問題が出ない倍率レベルで拡大される.
Unicode文字を検索する
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"¥u" を挿入することで,PDF 内の Unicode 文字を検索できる.
例:ASCII 文字 "A" に相当する Unicode を検索→ 検索ダイアログで "¥u0041" と入力
Create Adobe PDF Online / Paper Capture Online / Search Adobe PDF Online
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本機能は北米ユーザのみに提供され,日本語未対応.
ツールバーの使用
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ツールバーは分割,上部に結合して配置変更可.ツールバーのタイトルバーをドラッグして連結することはできないので,ツールバーのドラッグハンドルを使用する.
MacOS X について
-
Acrobat Reader 5.0 は Mac OS X プレリリース版でテストされ,製品版ではテストされていないため,動作保証はない.
Helvetica および Times フォント
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Helvetica および Times フォントが埋め込まれていない PDF でもそれらフォントを使用できるようになった. Acrobat の Resource フォルダの Font フォルダにそれら Type1 をインストールする,旧 Type1 が起動ボリュームにないことなどの条件がある.
プリンタ および 印刷について
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・ AdobePS での「ページ/枚」や「給紙方法」などを設定がプリント出力に反映されない (原因:CarbonLib 1.2.5 以前のバグ). LaserWriter を使用するか「設定を保存」によりオプションを反映してからプリントする.
・Epson LP カラーレーザ の QuickDraw プリンタドライバ ver.2.0 でジャギーとなったり,スタンプマーク,割り付け,逆順印刷機能が動作しない (原因:CarbonLib 1.2.5 以前のバグ).
Mac OS 8.6 における Acrobat Reader の Web 関連機能
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Acrobat では一部インターネット接続時の機能に "URL Access" 拡張が必要.そのため, Mac OS Acrobat Reader 5.0 の以下の機能が使えない.そのため, Acrobat 起動時にそのような警告が表示される.
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・Create PDF Online や Search Adobe PDF Online
・「Acrobat を今すぐ更新」/「Web サービスを今すぐ更新」
・ Adobe からのお知らせ, Acrobatからのシステムのアップデート
日中韓フォント および 香港追加文字セットについて
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・日中韓言語用の置き換えフォントは明朝体のみため他フォントが明朝体で表示されることがあるなど.
・Acrobat によってインストールされた置き換えフォント(たとえば
KozMinStd-Regular-AcroSub.otf)を ATM で有効にすると予測不能な結果の可能性がある.
・欧文システムではダイアログに日中韓テキストを表示できない.(2バイトシステムフォントがないため?)
・オーバープリントプレビューがオンの場合,日中韓文字テキストが不鮮明に表示される可能性.
・日中韓言語を使用したフォームを表示して使用するシステムには,必ず日中韓フォントをインストールすること.
ほか,香港文字セットについて.
Movie プラグインについて
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・フローティングウィンドウ内で再生されるムービーは Esc キーで停止できる.Web ブラウザに QuickTime VR ムービーを含む PDF を表示しているときは,フローティングウィンドウ内で再生されるように設定しないと正常に再生できない.
・MPEG 2 ビデオ添付ファイルを正しく再生しない場合がある.
・Movie Plug-in - Remote URL には,QuickTime 4 以降のバージョンが必要
ブラウザでのPDFの表示について
-
・ブラウザに PDF ファイルを表示するには環境設定の「ブラウザを自動設定」を選択する.
・大きい PDF ファイル表示時「ファイル入力/出力エラー。接続時タ
イムアウト。ページ処理エラー。」メッセージ表示または空白ページ表示,ハングということがある.ネットワーク管理者に Apache のバージョンが 1.3.17 以上かどうかを確認する.
・ Netscape 4 で,PDFViewer の再ロード中に「戻る」ボタンを押すと異常終了する.
・ Netscape 6 では PDF ファイルが完全にダウンロードされるまで表示されない.また,ブラウザ内での表示中に PDF フォームを設定することはできない. PDFファイルをプリントするには,ファイル/プリントではなく, Netscape 内から Acrobat Readerツールバーのプリントアイコンを使用する.
● Adobe Acrobat Reader: Mac OS バージョンと一部プリンタで透かしが印刷されない
Acrobat Reader 5.0 (Mac) : ウォーターマーク(透かし)設定をして印刷を実行してもウォーターマークが印刷されない
MacOS 8.6 または 9.04 で一部プリンタにプリントした場合に,用紙設定のウォーターマークが印刷されない,(EPSON LP-8500C / LP-3000C) Mac OS 9.1 を推奨している.
● Adobe Acrobat Reader:フォーム内和文の文字化け
Acrobat Reader 5.0 (Mac/Win) : フォーム内の日本語テキストが文字化けする (JavaScript)
Acrobat 4.0 で作成した PDF を Acrobat Reader 5.0 で開くとフォーム内の日本語が文字化けする場合がある.
原因:
フォーム内の処理で JavaScript が使用され,その JavaScript 中に日本語が記述されている場合,JavaScript 内での日本語の使用方法が Acrobat 4.0 と Acrobat 5.0 とで異なり,互換性が取れないことがある.
解決法:
Acrobat 4.0x で開き,Acrobat Reader 5.0 で正常に開けるよ JavaScript 内の日本語文字列の記述方法を変更する.記述方法については後日,追加予定だが, Acrobat製品内の JpnCode50.pdf ファイル「Acrobat 5.0 JavaScript内での日本語の使用方法」(CD-ROM 内の Forms:Samples:Japan フォルダ)にある.
● AppleWorks 6.1/6.1.2:アップデート時の最近使った項目の移動
TIL: 88114 : AppleWorks 6.1: Updating Will Move Recent Items From AppleWorks 6.0.4.
AppleWorks 6.0.4 から 6.1 または 6.1.2 にアップデートすると,それまで「スタートポイント」の「最近使った項目」に表示されていた内容が "使用不可の項目" フォルダに移動される.これは Mac OS 9 や Mac OS X でのマルチユーザ機能との互換をよくするためで,「最近使った項目」は "AppleWorks User Data" 内の "スタートポイント" 内 "最近使った項目" の中野 "書類" フォルダに収められる.以前の項目を手動でそこに移動すれば再び使用できる.
[ 01/4/14]
Mac OS X 発売直後に公開された Apple Tech Info Library の紹介.本日の項目はデータベース移行時
01/3/31 に移動する.
■ トラブル (その2)
● Mac OS X 10.0:「デスクトップには表示オプションはありません」メッセージ
TIL: 106208 : Mac OS X 10.0: Message That "There are no view options for the desktop" Appears
同日本語 TIL「「デスクトップには表示オプションはありません」というメッセージが表示される」
全ての Finder ウインドウが閉じられた状態で表示メニューから「表示オプションを表示」を選択すると,デスクトップに表示メニューがあるはずなのに以下の不適切なメッセージが表示される.
-
「デスクトップには表示オプションはありません」
デスクトップの表示オプションを設定するには, Dock の Finder をクリックして Finder アプリケーションメニューから「環境設定」を選択する.この問題については解決することを検討中だそうだ.
● Mac OS X 10.0:Grab で「ウインドウ」取り込みができない
TIL:106209 : Mac OS X 10.0: The Capture Window Command Does Not Work in the Grab Utility
同日本語 TIL「Grab ユーティリティで“ウインドウ”コマンドでの取り込みが動作しない」
Mac OS X の Grab はウインドウの取り込みができない.「取り込み」メニューの「ウインドウ」がディム表示になっていて取り込むことができない.
「取り込み」メニューから「タイマー」を選択して「タイマースタート」することによって取り込んだ画像を保存し,グラフィックアプリケーションなどでウインドウ部分だけトリミングする回避策が述べられている.解決を検討中.
● Mac OS X 10.0:Dock や Applecations フォルダに一般アイコンフォルダが現れる
TIL: 106241 : Mac OS X 10.0: Generic Folders Appear in the Dock and Applications Folder
同日本語 TIL「Mac OS X 10.0: Dock や「Applications」フォルダに不明なフォルダが表示される」
Mac OS X 10.0 インストール後,ユーザの特定の状況でアプリケーションが一般的なフォルダアイコンとして Dock や Applications フォルダ内に表示される場合がある.「ホームフォルダは使えません.それがあるサーバは現在使えません.「ネットワーク」管理者に連絡してください」という警告を伴う場合がある.
「解決法」
Mac OS X または Mac OS 9.x から起動して, /Users/(ユーザ名)/Library/Preferences にある以下の三つのファイルを削除してログアウトする (X) か再起動 (9.x) して,再びログインする.
-
LSApplications
LSClaimedTypes
LSSchemes
● Mac OS X 10.0:「情報を見る」ウィンドウのディスク空き/使用量更新が遅い
TIL: 106243 : Mac OS X 10.0: Show Info Does Not Update Available/Used Disk Space Immediately
ファイルを追加/削除した場合,「情報を見る」ウィンドウがディスク空き/使用量がすぐに更新されない.すぐに表示させたい場合,いったんログアウトして再びログインし直すという方法が記されている.(あまり実用的でないと思うが)
● Mac OS X 10.0: Mac OS X 起動後の Mac OS 9 起動時に Disk First Aid が不正終了報告
TIL: 106254 : Mac OS X 10.0: Disk First Aid Runs When Mac OS 9 Starts up After Using Mac OS X
Mac OS X 起動後,正常に終了したにも関わらず, Mac OS 9.x から起動すると, Disk First Aid が正しくマシンを終了していないという警告を表示する.実際には問題ない. Apple は修正予定.
TIL にはファイルシステムに関する理由を書いているが,実際には以下参照項目に記された理由であると思われる.
参照:
00/10/9 項目 "異常終了後の起動ディスク検査の仕組み"
● Mac OS X 10.0: Mac OS 9 メニューバーのバッテリ表示が出なくなる
TIL: 106257 : Mac OS X 10.0: Classic Disables Battery Level in Menu Bar
Mac OS X 10.0 で Classic 環境を使用した後, Mac OS 9 から起動するとメニューバーに表示されるはずのバッテリ残量表示が出なくなる.その度に Mac OS 9.x の "日付 & 時刻" コントロールパネルの「クロックオプション...」で表示できるように設定する.
秋山は Mac OS X Public Beta 使用時期によくこの障害を経験した. Mac OS X でも継続しているようだ.何らかの有効な改善予告等は書かれていない.
● Mac OS X 10.0:「Utilities」フォルダの名称を変更した場合
TIL: 106265 : Mac OS X 10.0: Applications Do Not Work Automatically if Utilities Folder Is Renamed
"Utilities" フォルダの名称を変更した場合,その中にあるアプリケーションは他のプロセスから呼び出されても自動的に起動しなくなるなど,プロセスに失敗する.例えば,アプリケーションからの印刷は Print Canter へのパスが見つからないときに警告を表示せずに失敗する.
そのフォルダの「情報を見る」ウインドウから元の "Utilities" に戻す. "Utilities" フォルダの名称を変更した場合,手動でユーティリティアプリケーションを開くことで動作させることができるが,望ましい方法ではない.
[ 01/4/13]
● FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 日本語版
以下の各機種用ファームウェアアップデートが公開されている.これらは
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題にあるように,それまで使用できていた規格外メモリを認識できなくなる場合があるほか,起動時にキー,マウスボタンに反応し CD トレイが排出されるとか, USB 製品の使用について問題が発生するようになる場合があると海外のサイトに報告がある.
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題とそこからリンクされている関連項目を参照し,慎重に考慮すること.アップデートしたユーザからは,安定性の向上を認めるという報告がある.
-
G4 FW Update 4.1.8
G4 Cube FWUpdate 4.1.8
iMac FirmWare Update 4.1.7
PBook FirmWare Update 4.1.8
iBook Firmware Update 4.1.7
アップデートするためにはこれらアップデータをアップデートするマシンの Mac OS 9.1 書き込み可能ローカルハードディスクにインストールし,そこからアップデータを起動する.書き込みのできない CD やネットワークボリュームから起動した場合はアップデートできない.全て Mac OS 9.1 が必要.
Firewire ターゲットディスクモード,ネットワークボリューム起動,ギガビットネットワーク機能とシステムの安定性を向上させる. Open Firmware にパスワード設定が可能になる.
参照:
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題
● FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題に関する TIL の発表
TIL: 60839 : Firmware Updates 4.1.7/4.1.8 May Disable Out-of-Spec Third-Party RAM
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 を実行すると規格外メモリを認識しなくなることについて Apple から TIL が公開された.公開された内容は以前に海外のサイトに Apple が連絡した内容であり, RAM スペックに関してベンダー向け Developer Note へのリンクが作成されているほかに新しい内容はない.
参考のため,
01/4/4 項目の一部を再掲する.
-
Firmware Update 4.1.7/4.1.8 ファームウェアアップデートは,安定性と処理能力を劇的に改善する修正を含んでいる.同様に,装着されたメモリが互換かどうかの新しい検査を含んでいる.検査はランダムなクラッシュや安定性障害を軽減するために加えられた.新しいメモリテストは非互換メモリと規格外メモリを使用停止する.その結果,以前のファームウェアバージョンで認識された社外製メモリを認識しなくなる.
参照:
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題
追記:
同日本語 TIL
● iTools:損傷したメールのために Mac.com から受信できない
TIL: 75122 : iTools: Damaged Message Can Cause Email Not to Be Received From Mac.com
単一のメールが損傷している場合,Mac.com アカウントからのメール受信に失敗し,受信途中の同じところで止まってしまう.どのような POP メールアカウントでも影響がある.
「解決法」
-
1.メールクライアントアプリケーションの受信プロトコルを POP から IMAP に変更する.
2.損傷したメッセージを削除する.
ほか IMAP と POP の説明.(すでに本ページに類似 TIL の紹介があるため省略)
参考:
01/3/31 項目 "Mac OS X 10.0:iTools Emai:IMAP と POP3 の違い"
● PowerBook G4 キー交換法の TIL
TIL: 88106 : PowerBook G4: Keycap Replacement
PowerBook G4 のキーボードキーの交換法.写真入りの詳細な説明がある.
● QuickTime 4.1.2 Patch (Windows 用)
Windows 95, Windows 98, Windows NT 用.QuickTime 4.1.2 plugin のバッファオーバーフローの可能性を防止する.
[ 01/4/11]
本日項目のうち, Mac OS X 発売直後に公開された Apple Tech Info Library の紹介については,データベース移行時
01/3/31 に移動する.
● Illustrator 9.0.x:作成した PDF ファイルを再び開けない場合
Illustrator 9.0.x (Mac):エラー:Acrobat PDF ファイル形式に問題があります。エラーなし
アドビシステムズ社は上記文書を公開した. Adobe Illustrator 8.0.x/9.0.x で作成した PDF ファイルについて,「Acrobat PDF ファイル形式に問題があります。エラーなし」というメッセージが表示されて開くことができない場合がある.このようなことが発生するのは以下の操作をした場合.
「発生する操作」
-
1.Illustrator 8.0.x で作成した日本語フォントを含んだ Adobe PDF ファイルを Illustrator 9.0.x アイコンに直接ドラッグ&ドロップで起動し開いか,起動直後にファイルメニュー/開くにて最初に開いたことがある場合
2.Illustrator 9.0.x で作成した日本語フォントを含んだ Adobe PDF を Illustrator 9.0 の起動直後にファイルメニュー/開くにて最初に日本語フォントを含んだ Adobe PDF ファイルを開いたことがある場合.
3.Illustrator 9.0.x の起動直後にファイルメニュー/開くにて最初に日本語フォントを含んだ Adobe PDF ファイルを開いたことがある場合.
「解決法」
-
作成した日本語フォントを含んだ PDF 形式で保存する際,Illustrator 9.0.x の Adobe PDF 形式オプションダイアログより[Illustrator 編集機能を保持する] にチェックをいれて保存すれば問題は起きない.そのため,以下のどちらかの方法で解決する.
-
1. Illustrator 9.0.x を起動し直して,新規ファイルなど最初に別のファイルを開く.その後,問題の PDF ファイルを開いて, Adobe PDF 形式オプションダイアログより[Illustrator 編集機能を保持する] にチェックをいれて保存し直す.
2.初期設定フォルダから「Adobe Illustrator 9.0.xJ 」フォルダ,システムフォルダ/アプリケーションサポート/Adobe/TypeSpt/にある 「AdobeFnt.lst」,アプリケーションサポート/Adobe/Fonts にある「AdobeFnt.lst」を削除後,1 と同様の操作をする.
● Illustrator 9.0:印刷時に画像がジャギーになる場合
Illustrator 9.0 (Mac/Win):EPSファイルをページレイアウトソフトに配置してから印刷するとオブジェクトがガタガタで印刷される、または、オーバープリントを設定したオブジェクトを印刷するとガタガタで印刷される
アドビシステムズ社は上記文書を公開した. Illustrator 9.0 で作成した EPS を配置したページレイアウトプログラムからの印刷時,または,オーバープリントを設定したファイルをプリントすると,ジャギーになる.
「原因」
-
Illustrator 9.0 では,オーバープリントを設定したオブジェクトを透明効果を設定したオブジェクト
と同様に取り扱っていたため,ファイルメニュー/書類設定/透明にあるプリント・データ書き出しにあるスライダの設定によって影響を受ける.
「解決方法」
-
1. Illustrator 9.0.2 にアップデートする.
2. 9.0 ではファイルメニュー/書類設定の透明ダイアログにあるプリント・データ書き出しのスライダをより[高画質/低速]側に設定してみる.
Illustrator 9.0 及び 9.0.2 では、透明効果を設定したオブジェクトまたは効果を適用したオブジェクトの場合,ファイルのアートワークの複雑さ及びファイルメニュー/書類設定の透明ダイアログにあるプリント・データ書き出しのスライダに依存します.できるだけオブジェクトをラスタライズしたくない場合には,スライダを高画質/低速に設定する.
● Mac OS X 10.0:TechTool Deluxe の問題報告
TIL: 25271 : TechTool Deluxe: False "Problems" Reported When Used With Mac OS X 10.0
Mac OS X 10.0 ボリュームにコピーした TechTool Deluxe を Mac OS X 10.0 起動時に使用してコンピュータを診断させると問題を報告する. Mac OS 9 から起動して診断するように.
● AppleWorks 6.0.4: Mac OS X での異常終了
TIL: 88110 : AppleWorks 6.0.4: May Quit Unexpectedly When Opened in Mac OS X
AppleWorks 6.0.4 を Mac OS X で起動して使用する場合,スタートポイントパネルで新規にペイントを選択したりスペルチェックすると,アプリケーションが異常終了する.
これは AppleWorks 6.1 で修正されている.各国語版アップデータがまだ公開されていない場合は次のようにする.
-
AppleWorks 6.0.4 アプリケーションのアイコンを選択して,ファイルメニューから「情報を見る...」を表示させ,「Classic 環境で開く」オプションにチェックを入れる
Mac OS X では, AppleWorks 6.1 は最初から Classic 環境で開くはずである.
● Mac OS 9.1:動作中のスクロールマウス等の脱着
TIL: 106267 : Mac OS 9.1: Scroll Wheel Does Not Respond After Hot Plugging
Mac OS 9.1 プレインストールマシンで社外製 USB スクロールマウスや USB トラックボールをコンピュータ動作中に脱着しても反応しない.マシンを再起動すること.
● PowerBook G4:FaxSTF について Apple はサポートしない
TIL: 88113 : PowerBook G4: Troubleshooting: Fax Software Is Not Working
FaxSTF が PowerBook G4 で機能しない場合,
Smith Micro に問い合わせるようにという内容.
(以下, Mac OS X 10.0 関連 Apple Tech Info Library 文書の紹介)
■ トラブル (その1)
● Mac OS X 10.0:iTune 起動中に CD 排出でカーネルパニックの可能性
TIL: 60833 : iTunes for Mac OS X: Kernel Panic Occurs When Ejecting CD
Mac OS X 用 iTune を起動している状態で CD を取り出すとカーネルパニックが起きる場合がある. iTunes 起動中には取り出さないようにする. Apple は解決法を探究中.
● Mac OS X 10.0:書類をダブルクリックしても適切なアプリケーションが起動しない場合がある
TIL: 106171 : Mac OS X 10.0: Double-Clicking a Document Does Not Always Open the Correct Application
同日本語 TIL「書類ファイルをダブルクリックしても正しいアプリケーションでオープンできないことがあります」
Mac OS X Public Beta 相当項目
拡張子つきのファイルであってもタイプとクリエータデータのない書類をダブルクリックした場合,間違ったアプリケーションが開くことがある.次のようにして回避する.
-
1.書類のアイコンをクリックして選択する.
2.「ファイル」メニューから「情報を見る」を選択する.
3.ポップアップメニューから「アプリケーション」を選択する.
4.「特定のアプリケーション」のラジオボタンをクリックする.
5.その下のドロップダウンメニューから適切なアプリケーションアイコンを選択する
Mac OS X Public Beta でも同様の TIL があった.
● Mac OS X 10.0:「この Mac について」ほかの「Build 4K78」表示は正常
TIL: 106176 : Mac OS X: "Build 4K78" Same As "Mac OS X 10.0"
同日本語 TIL「「Build 4K78」は「Mac OS X 10.0」と同じ意味です」
アップルメニューの「この Mac について」,「Apple システム・プロフィール」,「起動ディスク (J1-9.2)」コントロールパネルのバージョン情報欄に「Mac OS X 10.0 (Build 4K78)」と表示される.これは開発名であるが,製品版でも表示され正常である.将来のバージョンでは表示されなくなるかもしれない.
● Mac OS X 10.0:端末処理ができていない SCSI 接続に敏感
TIL: 106147 : Mac OS X10.0: Computer With SCSI Chain Does Not Start up or Stops Responding
同日本語 TIL「SCSI チェーンを持っているコンピュータが起動しない、または応答しなくなる」
Mac OS X Public Beta 相当項目
Mac OS X は Mac OS 9 までの OS に比較してターミネート処理されていない SCSI 機器接続に敏感であり,起動しなかったり,ハングアップする. Mac OS X Public Beta でも同様の TIL が公開されていた.
● Mac OS X 10.0:Conflict Catcher がユーザ登録を要求する
TIL: 106149 : Mac OS X 10.0: Conflict Catcher Requests Registration Information After Using Classic
同日本語 TIL「Classic を使った後に Conflict Catcher が登録情報を要求する」
Classic 環境用の Mac OS 9.1 に切り替えて起動するたびに登録済みの Conflict Catcher がユーザ登録を要求する.回避法は Mac OS 9.1 は別パーティションに Mac OS 9.1 として使用する専用のシステムフォルダを作成しておき,そちらから起動する. Classic 環境用 Mac OS 9.1 からは起動しない.
● Mac OS X 10.0:Num Lock が押されていると Cocoa でドラッグできない
TIL: 106172 : Mac OS X 10.0: Num Lock Prevents Dragging in Cocoa Applications
同日本語 TIL「Num Lock キーが Cocoa アプリケーション上のドラッグを妨げる」
Mac OS X Public Beta 相当項目
Mac OS X Public Beta では Cocoa アプリケーション使用時に Num Lock キーが押されていると,アプリケーション内でアイテムをドラッグしたり操作することができない.例えばメールアプリケーションで個々のメールを動かせないなど.
Num Lock キーを無効にするには「Shift」キーを押しながら Num Lock キーを押す.
Mac OS X Public Beta でも同内容の TIL があった.
● Mac OS X 10.0:Tomb Raider,Star Wars ゲームでの OpenGL エラー
TIL: 106181 : Mac OS X 10.0: Using Classic With Tomb Raider, Star Wars: Episode 1 Racer, Myth II
同日本語 TIL「Tomb Raider、Star Wars: Episode 1 Racer、Myth II を Classic 環境で使用する」
Mac OS X Public Beta 相当項目
Tomb Raider 1.0.2 またはそれ以前,Star Wars: Episode 1 Racer 1.0,1 またはそれ以前のバージョン,Myth II 1.3 またはそれ以前のバージョンでは, Mac OS X の Classic 環境で正しく Open GL がロードできないとかメモリが足りないと表示される.各社からアップデータを入手する.入手先も記されている.(北米での話である)
Mac OS X Public Beta でも類似の内容の TIL が公開されていたが,Myth II が追加されているほか,エラー時に表示される症状の記述が変化している.
● Mac OS X 10.0:リスト/カラム表示の設定が保存されないことがある
TIL: 106204 : Mac OS X 10.0: List and Column View Settings May Not Be Retained
同日本語 TIL「「リスト」や「カラム」表示の設定が保存されないことがある」
リスト表示して例えば日付け順に並べるように指定しても次にウインドウを開くとその設定が保存されていないことがある.
カラム表示するよう設定したウインドウがリストやアイコンなどの他の表示になったり設定したカラム幅が保存されなかったりする.
将来修正することを検討中.
[ 01/4/9]
本日項目のうち, Mac OS X 発売直後に公開された Apple Tech Info Library の紹介については,データベース移行時
01/3/31 に移動する.
● FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題:「DIMM First Aid」の公開
01/4/5 項目( "FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:メモリ認識プログラムが開発中" )において紹介した Glenn Anderson 氏によるユーティリティ「DIMM First Aid」が公開された.
DIMM First Aid
Apple が最近の機種用に発表した Firmware Update 4.1.7/4.1.8 によって認識しなくなったメモリを認識できるようにするプログラムで,公開が予告されていた.本ユーティリティを使用することで,認識されなくなった DIMM メモリを認識できるようになる場合がある.ただし,必ずそうできるわけではなく,「DIMM First Aid」 自体さらにアップデートされるかもしれない.
今回, FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 によってアップデートされたメモリの認識障害について, Apple 側に問題があったわけではなく,メモリがもともと規格外であったことが明らかになりつつある.問題の詳細については,下記参照項目の 01/4/5 項目 をご覧いただきたい.
仮に本ユーティリティを使用して認識されるようになった場合でも,本ユーティリティは各メモリに最適化されているわけではなく,一般的な数値を書き込むだけである.そのため, Firmware Update 4.1.7/4.1.8 によって期待される本来の性能を得たい場合は,メモリの交換が望ましい.
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 を利用する場合,次のような方法が考えられる.ただし, CD/DVD ドライブが使えなくなったなどという一部の情報もあるので,メモリ問題以外の可能性も考慮されたい.
-
1.メモリ製造元等に FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 を実行しても動作保証されていることを確認して実行する.
2.1 が困難な場合,「DIMMCheck」によって診断する.問題があると診断された場合は代替メモリを入手する.問題があるとされたメモリが PC-100 規格であるとされている場合,製造元等に交換をお願いする.
3.「DIMMCheck」による診断で「OK」と表示された場合は,「多分」大丈夫だろう.しかし,自己責任でアップデートを実行すること.認識されなくなっても作者や私は何の責任もとらない.
4.もし,実行してしまい,メモリ認識障害が発生した場合,「DIMM First Aid」を実行するか,メモリ製造元に交換可能かどうか確認する.
5.こうしたリスクを冒してまで実行する必要がないと考える場合は実行しないという選択肢もある.
今村氏からは,ファームウェアアップデート後,認識されなくなったメモリに関して,「DIMMCheck」による診断結果を Glenn Anderson 氏に連絡し,返送されたプログラム(「DIMM First Aid」であったそうだ) を実行したところ,認識されるようになったとお教えいただいた.今回の「DIMM First Aid」にも同様の効力が期待できるだろう.
プログラム起動して,ダイアログの「FIX」というボタンを押すだけだそうである.あきらめてメモリを新規購入する前に実行する価値はあるだろう.作者に感謝しなければならない.
参照:
01/4/5 項目 "FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:メモリ認識プログラムが開発中"
01/4/4 項目 " FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:MacInTouch 掲載 Apple 公式見解"
01/3/29 項目 " FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:Apple 対応状況など"
01/3/25 項目 "注意:FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害"
01/3/25 項目 "各機種用ファームウェアアップデート北米版"
●イーヤマ製モニタの USB ハブ使用時 Macintosh 終了後の再起動:モニタ交換
続池氏よりイーヤマ販売の対応策について,モニター購入業者から次のようなイーヤマの対応があったという情報を得たとお教えいただいた.
イーヤマでは, USB HUBの部品に問題があったので,部品交換で対応するとのこと.ただし,期日に関しては明確な回答を得ていないそうである.
問題のあった, Macintosh ユーザは販売店に問い合わせてみていただきたい.
参照:
01/2/23 項目 "イーヤマ製モニタの USB ハブ使用時 Macintosh 終了後の再起動"
● iTools:HomePage Manager に公開されたページが表示されない
TIL: 60836 : iTools: Published Pages List Doesn't Appear in the HomePage Manager Screen
HomePage Manager の公開ページ一覧に公開してるはずのページが表示されないことがある.ブラウザの設定で,Script, JavaScript,スタイルシートがオンになっていないことが原因.
● AppleWorks 6.1:アップデート時の問題対処法
TIL: 88107 : AppleWorks 6.1: Troubleshooting Installation Problems
AppleWorks 6.1 アップデートに失敗する場合の対処法.
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1. AppleWorks 6.0.4 の複製がハードディスクにインストールされていることを確認.
2. Sherlock などで「AppleWorks 6.app」の検索後で検索して,複数の AppleWorks 6 がないことを確認する.もし,あった場合,アップデートが成功していれば,複製をゴミ箱にドラッグする.
3. AppleWorks 6 アプリケーションが AppleWorks 6 フォルダに入っていることを確認する.
4.機能拡張のコンフリクトが原因になっていないか確認する.
5.アプリケーション作成日を確認し,「2000年 5 月 19日 (金)」であることを確認する.もしも変更されている場合, AppleWorks 6 再インストール後 6.0.4 アップデートし,やり直す.
● iTools Mail: Mac OS X 10.0 での IMAP メール削除の解説
TIL: 25276 : iTools Email: Mac OS X 10.0 and Managing Deleted IMAP Emails
Mac OS X 10.0 で iTools Email が初期設定で使用される IMAP でのメール削除の解説.
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Mail アプリケーションで削除されたメールは "Deleted Messages" フォルダに移動され, 30 日間残された後,メールサーバおよび,ユーザのハードディスクから削除される. iTools のメール 5MB 制限のために,それらのメールを削除したい場合,メールボックスメニューから「削除したメッセージを空にする」を選択する,
"Deleted Messages" フォルダに残す時間は, 「Mail 環境設定」の「表示」 にある「削除したメールを消去するタイミング」のいくつかの選択肢から設定可能.
追記
当初,本項目の Mail アプリケーションの日本語版でのメニューなどの翻訳が秋山に不明のため,英語やいいかげんな日本語で表記していたのだが,遠藤氏より,お教えいただけた.上記は氏に従って書き改めている.
(以下, Mac OS X 10.0 関連 Apple Tech Info Library 文書の紹介)
■ 印刷
● Mac OS X 10.0:インクジェットプリンタドライバを含んでいる
TIL: 106219 : Mac OS X 10.0: Many Third-Party Ink Jet Printer Drivers Are Built In
同日本語 TIL「多くの他社製インクジェットプリンタドライバが組み込まれます」
Mac OS X 10.0 を簡易インストールと以下プリンタ用ドライバがインストールされる (カスタム用紙サイズ,バナー印刷,小冊子印刷,透かし,ネットワーク接続など一部機能を使えない場合がある.).以下のプリンタを Macintosh に接続している場合, Mac OS X は自動的に Print Center を設定する.