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● FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:メモリ認識プログラムが開発中
● Mac OS X:フォント関連の起動障害
● Mac OS 9:VistaScan 関連スリープ解除時の 41 エラー


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[ 01/4/5]



本日項目のうち, Mac OS X 発売直後に公開された Apple Tech Info Library の紹介については,データベース移行時 01/3/31 に移動した.

最近,また,私あてに個別のトラブルに関する個人的なお問い合わせをいただくことが増えてきている.直前に記載しているように,私にはそのような能力がないのでご容赦願いたい.また,メールについては返信することができないのでそれもお許しいただきたい.(Macintosh の保守管理,使用に関する公開すべき情報についてのメールはぜひお寄せいただきたい)



● FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:メモリ認識プログラムが開発中


Apple が最近の機種用に発表した Firmware Update 4.1.7/4.1.8 によって認識しなくなったメモリを認識できるようにするプログラムが Glenn Anderson 氏によって開発中である.

川嶋氏から,Accelerate Your Macに関連した報告があるとお知らせいただいた.これは Glenn Anderson 氏作成の「DIMMCheck」を用いて氏に連絡したところ,認識しなくなっていたメモリが認識されるようになったという投稿である.同ページおよび MacFixIt 4 月 4 日記事には Glenn Anderson 氏の見解が記載されている.

Glenn Anderson 氏によれば,今回認識されなくなったメモリは Serial Presence Detect (SPD) EEPROM の情報が PC 100 規格に適合しないもの (特にCL2 のみの情報で CL3 モードの設定がないもの) である.(つまり,厳密に言うと Apple が言うように規格外のメモリである)

Glenn Anderson 氏が,それらメモリについて CL2 および CL3 モード両方の情報が取得できるように SPD EEPROM を書き換えたところ,メモリはマシンから認識されるようになった (SPD EEPROM は書き換え可能である).しかし,認識できなくなった個々の事例によって,メモリ,マシンの状況が異なるため, Glenn Anderson 氏はそれらの情報を必要としている.

「DIMMCheck」はメモリとマシンの情報を取得するためのもので,これが認識障害を修正するプログラムではない.障害の起きているユーザは「DIMMCheck」を実行した結果表示をそのまま Glenn Anderson 氏に送付することで,週末にはユーティリティを完成させたいというものである.

使用したユーザの報告によると,互換のあるメモリが使用されている場合,アップデートしても問題ないといったメッセージが表示されるそうだ.



● Mac OS X:フォント関連の起動障害


quem3 氏よりある種のフォントに起因すると考えられる起動障害についてお知らせいただいている.

古い (CIDでない) ポストスクリプトフォントやATMフォントを使用している Mac OS 9.1 を Classic 環境用として Mac OS X をインストールした場合 Mac OS X のインス トールには成功するが,起動に失敗するそうである.

起動プロセスの最後のデスクトップが表 示される直前でブルースクリーンが表示され,ディスクの回転カーソルと矢印カーソルが交互に表示されたままハングする. Mac OS 9.1 から起動してそれらのフォントを外すと Mac OS X は起動するようになる.

新規インストールした Mac OS 9.1 を Classic として Mac OS X をインストールし,再起動後に コントロールパネルから Classic 環境を上記で起動できなかった Mac OS 9.1 に切り替えた場合でも同様の症状を呈すそうである.フォントの種類が多いので特定中だそうだが,フォントの種類,また,フォント関連情報の損傷などと Mac OS X での起動が関連している可能性が考えられる.

Apple は OCF について Mac OS X でも何も問題はないとしている.私自身は Mac OS X をまだ入手もしていないので何とも言えないし,確認する手段がないのだが, Mac OS X Public Beta のときには問題なく使用できていた.



● Mac OS 9:VistaScan 関連スリープ解除時の 41 エラー


TIL: 60834 : Mac OS 9: Type 41 Error and VistaScan Software

UMAX VistaScan ソフトウェア 3.75 かそれ以前のソフトウェアを Mac OS 9.x で使用している場合, Macintosh をスリープから解除したときに, 41 あるいは -41 エラーの警告が表示される.システム終了時,再起動時, Finder の強制終了時,マルチユーザ環境で Finder が再読込される際にも同様の警告が表示される場合もある.


UMAXで新しいソフトウェアを入手して入れ換えるか,VistaScan コントロールバー項目を外す.





(以下, Mac OS X 出荷時一週間以内に公開された Apple Tech Info Library の紹介)

(C) Akiyama Satoru



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