Macintosh トラブルデータベース Archives |
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[ 01/4/9]
本日項目のうち, Mac OS X 発売直後に公開された Apple Tech Info Library の紹介については,データベース移行時 01/3/31 に移動した.
● FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 問題:「DIMM First Aid」の公開
01/4/5 項目( "FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:メモリ認識プログラムが開発中" )において紹介した Glenn Anderson 氏によるユーティリティ「DIMM First Aid」が公開された.
DIMM First Aid
Apple が最近の機種用に発表した Firmware Update 4.1.7/4.1.8 によって認識しなくなったメモリを認識できるようにするプログラムで,公開が予告されていた.本ユーティリティを使用することで,認識されなくなった DIMM メモリを認識できるようになる場合がある.ただし,必ずそうできるわけではなく,「DIMM First Aid」 自体さらにアップデートされるかもしれない.
今回, FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 によってアップデートされたメモリの認識障害について, Apple 側に問題があったわけではなく,メモリがもともと規格外であったことが明らかになりつつある.問題の詳細については,下記参照項目の 01/4/5 項目 をご覧いただきたい.
仮に本ユーティリティを使用して認識されるようになった場合でも,本ユーティリティは各メモリに最適化されているわけではなく,一般的な数値を書き込むだけである.そのため, Firmware Update 4.1.7/4.1.8 によって期待される本来の性能を得たい場合は,メモリの交換が望ましい.
FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 を利用する場合,次のような方法が考えられる.ただし, CD/DVD ドライブが使えなくなったなどという一部の情報もあるので,メモリ問題以外の可能性も考慮されたい.
今村氏からは,ファームウェアアップデート後,認識されなくなったメモリに関して,「DIMMCheck」による診断結果を Glenn Anderson 氏に連絡し,返送されたプログラム(「DIMM First Aid」であったそうだ) を実行したところ,認識されるようになったとお教えいただいた.今回の「DIMM First Aid」にも同様の効力が期待できるだろう.
- 1.メモリ製造元等に FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 を実行しても動作保証されていることを確認して実行する.
2.1 が困難な場合,「DIMMCheck」によって診断する.問題があると診断された場合は代替メモリを入手する.問題があるとされたメモリが PC-100 規格であるとされている場合,製造元等に交換をお願いする.
3.「DIMMCheck」による診断で「OK」と表示された場合は,「多分」大丈夫だろう.しかし,自己責任でアップデートを実行すること.認識されなくなっても作者や私は何の責任もとらない.
4.もし,実行してしまい,メモリ認識障害が発生した場合,「DIMM First Aid」を実行するか,メモリ製造元に交換可能かどうか確認する.
5.こうしたリスクを冒してまで実行する必要がないと考える場合は実行しないという選択肢もある.
プログラム起動して,ダイアログの「FIX」というボタンを押すだけだそうである.あきらめてメモリを新規購入する前に実行する価値はあるだろう.作者に感謝しなければならない.
参照:
01/5/1 項目 " Firmware Update 4.1.8: PowerBook (FireWire) Mac OS 9.0.4 以前で輝度ボタンが使えなくなる"
01/4/13 項目 "FirmWare Update 4.1.7/4.1.8 日本語版"
01/4/5 項目 "FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:メモリ認識プログラムが開発中"
01/4/4 項目 " FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:MacInTouch 掲載 Apple 公式見解"
01/3/29 項目 " FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害:Apple 対応状況など"
01/3/25 項目 "注意:FirmWare Update 北米版での RAM 認識障害"
01/3/25 項目 "各機種用ファームウェアアップデート北米版"
●イーヤマ製モニタの USB ハブ使用時 Macintosh 終了後の再起動:モニタ交換
続池氏よりイーヤマ販売の対応策について,モニター購入業者から次のようなイーヤマの対応があったという情報を得たとお教えいただいた.
イーヤマでは, USB HUBの部品に問題があったので,部品交換で対応するとのこと.ただし,期日に関しては明確な回答を得ていないそうである.
問題のあった, Macintosh ユーザは販売店に問い合わせてみていただきたい.
参照:
01/2/23 項目 "イーヤマ製モニタの USB ハブ使用時 Macintosh 終了後の再起動"
● iTools:HomePage Manager に公開されたページが表示されない
TIL: 60836 : iTools: Published Pages List Doesn't Appear in the HomePage Manager Screen
同日本語 TIL「iTools: HomePage Manager 画面に公開したページの一覧が表示されない」
HomePage Manager の公開ページ一覧に公開してるはずのページが表示されないことがある.ブラウザの設定で,Script, JavaScript,スタイルシートがオンになっていないことが原因.
● AppleWorks 6.1:アップデート時の問題対処法
TIL: 88107 : AppleWorks 6.1: Troubleshooting Installation Problems
AppleWorks 6.1 アップデートに失敗する場合の対処法.
● iTools Mail: Mac OS X 10.0 での IMAP メール削除の解説
- 1. AppleWorks 6.0.4 の複製がハードディスクにインストールされていることを確認.
2. Sherlock などで「AppleWorks 6.app」の検索後で検索して,複数の AppleWorks 6 がないことを確認する.もし,あった場合,アップデートが成功していれば,複製をゴミ箱にドラッグする.
3. AppleWorks 6 アプリケーションが AppleWorks 6 フォルダに入っていることを確認する.
4.機能拡張のコンフリクトが原因になっていないか確認する.
5.アプリケーション作成日を確認し,「2000年 5 月 19日 (金)」であることを確認する.もしも変更されている場合, AppleWorks 6 再インストール後 6.0.4 アップデートし,やり直す.
TIL: 25276 : iTools Email: Mac OS X 10.0 and Managing Deleted IMAP Emails
同日本語 TIL「iTools Email: Mac OS X 10.0 と削除された IMAP メールの管理」
Mac OS X 10.0 で iTools Email が初期設定で使用される IMAP でのメール削除の解説.
追記
- Mail アプリケーションで削除されたメールは "Deleted Messages" フォルダに移動され, 30 日間残された後,メールサーバおよび,ユーザのハードディスクから削除される. iTools のメール 5MB 制限のために,それらのメールを削除したい場合,メールボックスメニューから「削除したメッセージを空にする」を選択する,
"Deleted Messages" フォルダに残す時間は, 「Mail 環境設定」の「表示」 にある「削除したメールを消去するタイミング」のいくつかの選択肢から設定可能.
当初,本項目の Mail アプリケーションの日本語版でのメニューなどの翻訳が秋山に不明のため,英語やいいかげんな日本語で表記していたのだが,遠藤氏より,お教えいただけた.上記は氏に従って書き改めている.
(C) Akiyama Satoru