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QuickTime 4.1 英語版: iBook で省エネルギー設定を開くとフリーズ
QuickTime 4.1 英語版による描画不良
PLANEX FX-08SMC と最新 Macintosh
Kensington MouseWorks 5.3.1:EudoraPro で Type 11エラー
iMac:スクリーンセーバ解除時の問題
ファイル共有がらみのハングアップと MSLxxx 機能拡張
HP DeskWriter 640C 英語版ドライバでのはがき印刷
SpellTools と Mac OS 9
Temporary Items フォルダ内のファイル
EmptyTempFolder 1.5
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[ 00/1/25]



● QuickTime 4.1 英語版: iBook で省エネルギー設定を開くとフリーズ


iBook に QuickTime 4.1 英語版をインストールし,省エネルギー設定を開くと Macintosh がフリーズするという複数の報告がある. Apple ではこの問題を認めているが, 100 パーセントの再現性があるわけではないらしく,調査中である.

別の報告によれば,Mac OS 9 Audio Update をインストール (ソフトウェアアップデート機能) しても同様な症状が発生するというものもある.



● QuickTime 4.1 英語版による描画不良


ヒロ氏からお知らせいただいた.氏が日本語 Mac OS 9 に QuickTime 4.1英語版をインストールしたところ, Canvas 6 や Photoshop 5 のようなアプリケーションを使用した際にウインドウを閉じたり Finder に切り替えたりするとデスクトップの描画が遅くなるそうである.なお,オーディオ CD 関連の問題は発生していないとのこと.



● PLANEX FX-08SMC と最新 Macintosh


プラネックスコミュニケーションズ(PCI) 社の PLANEX FX-08SMC(100BASE-TX/10BASE-T 自動認識スイッチングハブ) について高林氏からお知らせいただいた.

氏がこのハブを 2 台の Power Mac G4 (AGP Graphics) に接続したところどちらに対しても, Link が点灯せずに認識できないそうである.(PowerMac G3 MT 266 やその他の NIC との接続は問題ない) 一部の店舗では,iMac には未対応と表示されている場合もあるそうなので新型各種 Macintosh では問題が起きるものと考えられる.



● Kensington MouseWorks 5.3.1:EudoraPro で Type 11エラー


広重氏からお知らせいただいた. Kensington 社のマウスユーテリティ, Kensington MouseWorks 5.3.1b3 および 5.3.1 を使用していると, EudoraPro 4.0.1/4.2.1J で問題が起きる.( Mac OS 8.6/9)

EudoraPro でメールリストをダブルクリックして本文ウインドウを開くなどの動作時に頻繁に Type 11 等のエラーが発生する. Kensington MouseWorks 5.3 では問題は発生しない.広重氏は Kensington 社に報告しているが,現時点で同社は確認していない.



● iMac:スクリーンセーバ解除時の問題


案浦氏から, iMac Rev D, 192MB, MacOS X Server1.0J という環境 で,これまで (半年) 2 回ほどスクリーンセーバから復帰できないことがあったとご報告いただいた. iMac のスリープ解除障害と関連があるかもしれないとのことである.

参考:
00/1/20 項目 " iMac:スリープから復帰できない"



●ファイル共有がらみのハングアップと MSLxxx 機能拡張


中尾氏からお知らせいただいた. Mac OS 9 ではあまり起きなかったイメージディスクマウント時のファイル共有がらみのハングアップが最近起きるようになったため,調べたところ,機能拡張フォルダにエイリアスだけを残してあったはずの MSL C.PPC.DLL, MSL RuntimePPC++.DLL, MSL RuntimePPC.DLL の 3 つのファイルが復活していたそうである.それらを外してエイリアスのみ作成したところ問題は起きなくなったそうである.

MSL.... という機能拡張類は Netscape Communicator や RealAudio,RealPlayer がインストールする機能拡張類である.(Microsoft Excel 98 アップデータがそれらの機能拡張をインストールするというご報告をいただいているが,確認できなかった.) 私は通常の使用ではそれら機能拡張を外しているので,それらをインストールして試してみた.試した範囲では問題を再現できなかった.ただし,ファイル共有がらみのハングアップはあまり確実な再現性がないのでそれだけでは何とも言えない.

私は最近では必要なときだけファイル共有をオンにするようにし,通常はオフにしている.

参照:
99/6/20 項目 " Mac OS 8.5/8.6: CD-ROM 挿入でのハング"
99/6/28 項目 " Mac OS 8.5/8.6: CD-ROM 挿入でのハング (継続)"
99/10/15 項目 "ファイル共有がらみのハングアップ:一部回避法"
99/11/5 項目 "Mac OS 9:ファイル共有がらみのハングアップ未解決"




● HP DeskWriter 640C 英語版ドライバでのはがき印刷


栗原屋氏から Mac OS 9 対応の HP DeskWriter 640C 英語版ドライバの用紙設定の中の Media Size(用紙サイズの選択)の項目をプルダウンすると "Hagaki Card" が選択項目にあるとお知らせいただいた.

参照:
99/11/12 項目 "Hewlett-Packard 一部インクジェットプリンタ:HP 600 & 800 Series Updater"




● SpellTools と Mac OS 9


淡路氏から SpellTools というスペルチェッカーが Mac OS 9 では起動しなくなることと,それを修正するSpellTools 1.4 updaterが出ているとお知らせいただいた.

SpellTools 1.3.3は Newer から無料で提供されている.1.4 は暫定的に無料で提供されているが,近い将来には 10 ドルのシェアウェアとして改めてリリースされる予定だそうだ.



● "Temporary Items" フォルダ内のファイル


橋本氏から the Macintosh News Network の Temporary Items Folder と "EmptyTempFolder" に関してお知らせいただいている.

このページは the Macintosh News Network 1999.1.21 に掲載された Michel Vrana 氏の投稿に対して寄せられた投稿をまとめたものである.最初の投稿はハードディスクの空き容量が少なくなったことについて, Acrobat が作成した不要の一時ファイルが不可視の "Temporary Items" フォルダ内に 1GB 占めいていたというもの.

この問題についてはかつて本ページで何度か話題にしたことがあり,当該ページに特に目を引く内容は残念ながら見あたらなかったが,次項で紹介する "EmptyTempFolder" がこのページがきっかけで作成された.

Photoshop が作成する一時ファイルの捨て方に関しては以下の項目を参照.

99/11/15 項目 "FAQ:Photoshop 仮想記憶ディスクの一時ファイルの捨て方"
98/8/17 項目 "Tip:Photoshop 仮想記憶ディスクの一時ファイルの捨て方"

また,以下も参照願いたい.

Sherlock による不可視項目の検索と削除

不可視一時ファイルはアプリケーションなどが処理のために必要とするもので,多くは起動ディスクのルートまたはこのTemporary Items フォルダ内に作成される.アプリケーションを正常に終了すれば消去される筈であるが,消去されない場合がある.アプリケーションや Macintosh などがクラッシュした後に Macintosh を起動するとよくゴミ箱に残っている「救出された項目」はこの消去されなかった一時ファイルである.Photoshop はよく知られた例であるが, Acrobat の PDF 作成がうまく行かなかった場合なども残ることがあるようだ.他にも PageMaker などのアプリケーションがこうした一時不可視ファイルを残すことがある.



EmptyTempFolder 1.5


John Schilling 氏の手になるユーティリティ. Mac OS 9 の "Temporary Items" を一覧にし,それぞれのファイルを消去することができるアプリケーションである.

一覧にはファイル名,ファイルサイズとともに,その一時ファイルが使用中かどうかも表示されるので, "In Use" の項目について "No" となっているファイルを選択して "Trash" ボタンを押せばよい.使用中の項目は "Trash" ボタンを押しても捨てられないので,全てを選択して "Trash" しても支障はないだろう. Sherlock では見つけにくい "Unknown" の一時ファイルを見つけてくれた.

最初に発表されたものは起動ディスクのみを対象とするものであったが,ディスクを選択できる 1.5 バージョンがすぐに公開された.

完全なフリーウェアであり,最初のバージョンにはソースコードまでついていた.プログラムの変更など,どのようなものでも作者に連絡する必要がないそうだ.アプリケーションフォントを変更するユーティリティなどを使用していない場合,日本語ファイルは文字化けして表示されるが,こうした一時書き込みファイルが日本語である場合は少ないのでほとんど問題ないだろう.



(C) Akiyama Satoru



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