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メルコ製 LSW10/100-5 Ethernet ハブと G4
PLANEX FX-08SMC との新型 Macintosh との非互換の確認
これまでいただいた不具合情報のあった Ethernet 自動認識ハブ
アピアランステーマ "Aqua" の問題
QuickTime 4.1 英語版とビデオキャプチャ
Kensington MouseWorks 5.3.1:EudoraPro の Type 11エラー回避法
ImageDrive :作成したボリュームへのコピーでフリーズ
RealPC 1.0.9 アップデート
Mac OS 9:システム CD-ROM 起動できない問題事例
iMovie Update 1.0.1 日本語版
Automatic Update Software 1.1.1 (北米版)
"MSL..." 機能拡張について
アプリケーション用機能拡張類を外すことについて
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[ 00/1/29]



●メルコ製 LSW10/100-5 Ethernet ハブと G4


これまで何度か項目化したように,最近の Macintosh 特に Power Mac G4 について 100Base-T 自動認識ハブとの相性のような問題が存在する.

河田氏からは,メルコ製 LSW10/100-5 と G4/400 で同様の問題が出ているとお知らせいただいた. "Apple Ethernet Speed & Duplex Tool" を使用すると,ハブのLEDでの確認では 10M/100M とも半二重では繋がるようであるが,全二重はできなかったそうだ.

Apple システム・プロフィールの表示では、100M半二重で繋がっているようでも 10M 半二重と表示されているそうである.メルコ製 LHB10/100-S8 につないだ場合は 100M 半二重で接続されるそうだ.



● PLANEX FX-08SMC との新型 Macintosh との非互換の確認


00/1/25 項目 "PLANEX FX-08SMC と最新 Macintosh" でお知らせいただいた高木氏からメーカ確認がとれたことをお知らせいただいた.

最新の iMac と G4 で使用している LAN チップとの相性の関係で, FX-08SMC/05SMC は正常にリンクができないそうである.ただし,現在出荷している製品は対応しており,対応していないバージョンについては注意書きが貼られているそうである.



●これまでいただいた不具合情報のあった Ethernet 自動認識ハブ

・ LinkSys EtherFast 10/100 Dual-Speed 5-Port Workgroup Switch

・アライドテレシス社製 CentreCOM MR815TRと820TR

・プラネックスコミュニケーションズ(PCI) 社 PLANEX FX-08SMC で対応シールのないバージョン

・メルコ製 LSW10/100-5
参照:

99/12/18 項目 "iBook:Ethernet HUB との相性"
00/1/8 項目 "新型 Macintosh と LinkSys EtherFast 10/100 Dual-Speed 5-Port Workgroup Switch の非互換"
00/1/20 項目 "アライドテレシス社製 CenterCOM820シリーズと Power Mac G4"
00/1/25 項目 "PLANEX FX-08SMC と最新 Macintosh"

99/5/7 項目 "100BaseT ネットワーク接続試験"
99/7/29 項目 "Apple Ethernet Speed & Duplex Tool"
TIL: 1377 : Full Duplex And Half Duplex And Echoplex 99/11/3 項目 "Open Transport 2.5.x: 10Base/100Base の自動認識での障害?"




●アピアランステーマ "Aqua" の問題


moto 氏からお知らせいただいた. The World of Mac Themes で配布されているアピアランステーマ "Aqua" を使用すると Microsoft Internet Explorer 4.5 で Type 2 エラーが発生する.

"Aqua" は他にも問題を波及させるようで, Macintosh コンフリクト情報でも, Outlook Express,PostPet,EudoraPro などでの問題が報告されている.新しい 2.0 バージョンでも改善はないそうだ.

アピアランスコントロールパネルでプラチナを指定することで解消される.



● QuickTime 4.1 英語版とビデオキャプチャ


山中氏からお知らせ下さった. Mac OS 9 日本語版に QuickTime 4.1 英語版をインストールしたところ, QuickTime 4 日本語版では問題なくできていたアナログビデオキャプチャがうまくいかなくなったそうである.

Interware 社のアナログキャプチャボード「Digital Blue」を利用して QuickTime ムービーを制作していると,いくつかのアプリケーションでのキャプチャ時に Mac OS の命令違反が出てキャプチャに失敗してしまったり,以前よりもコマ落ちが多くなる現象を確認なさったそうである.現在のところ,自分の環境では VIDEO SHOP 3.0 でのキャプチャが最も安定しているという.

山中氏は関連して,Sorenson ビデオ圧縮のレンダリング時間が自分の環境では QuickTime 4 に比較して半分以下になることをお知らせいただいた.(今まで 4分程度のムービーのレンダリングに 2 時間かかっていたものが,45分程度で完了するそうだ)

QuickTime 4.1 英語版は既に 25 日に公表した iBook での問題ほかがあり,これらの問題が解決されるまではわざわざ日本語版にインストールするのは考えものではないだろうか.

参考:
00/1/25 項目 "QuickTime 4.1 英語版: iBook で省エネルギー設定を開くとフリーズ"



● Kensington MouseWorks 5.3.1:EudoraPro の Type 11エラー回避法


00/1/25 項目 "Kensington MouseWorks 5.3.1:EudoraPro で Type 11エラー" に関して,奥山氏から障害の確認と, EudoraPro のメモリ割り当てを増やすことにより回避できるとお知らせ下さった.奥山氏は 24 MB 割り当てられているそうである.(メーラのメモリ割り当てはメールボックスにあるメールの量によってことなるので一概には言いづらい)



● ImageDrive :作成したボリュームへのコピーでフリーズ


99/12/10 項目 "Alchemy: ImageDrive と仮想記憶 (継続)" ( Performa 54xx, 64xx ほかにおいて B's Recorder Pro および B's Recorder Gold の ImageDrive により作成したイメージディスクへのコピー時にフリーズが発生する)に関連し,匿名氏からお知らせいただいた.

Alchemy だけでなく,氏の G3/300MT, G4/350 で仮想記憶がオフでも起きた. EPS データ等容量の大きいファイルがあるとフリーズしやすいそうだ.

そこで, ImageDrive のバージョンを 1.06( B'sRecorderPro 4.11 アップデータに入っていたもの)から 1.05(4.09アップデータのもの)にして,なるべくボリュームに余裕を残してデータを焼き付けるようにしたところ,フリーズが解消したそうである.



RealPC 1.0.9 アップデート


村上氏から RealPC 1.0.9 アップデートに関してご報告をいただいた. Mac OS 9 での文字化けがまだ起きるようである.

RealPC 1.0.9アップデータを早速ダウンロードしてためしてみました.マシンは G4 350/AGP+ Mac OS 9 です.

RealPC 1.0を入れてアップデートしたところ, Country Code が相変わらず "Britain" のままで,メニューバーなどが文字化けしてしまいました.これは ResEdit で対処しました.動作自体はとくに問題ありませんでした.1.0.5のときは Dos は動くのですが, Windows 95 を入れると win を起動するところで動かなくなっていましたが(別のマシンでインストールした HD ファイルを持ってきても, win の起動のところでかたまってしまう),正常に動作するようになりました.

なお, HD Expander, HD Mounter といった付属のユーティリティも以前は Country Code がそれぞれ Britain, USA となっており,HD Expander のほうはダイアログなどが文字化けしていたのですが( HD Mounter のほうは特にダイアログなどはでてこない),今回のアップデートでどちらも"Japan"に修正されていました.version は特に変わっていないようです.

こうした文字化けや対処法など以下を参照

99/10/31 項目 "Mac OS 9:文字化けが起きるアプリケーションがある"
99/11/5 項目 "Mac OS 9:SoftWindows と RealPC の動作 (継続)"

追記:
SoftWindows アップデータ使用後も同様に文字化けすると夢荘氏からお知らせいただいた.同ページに初級者用に解説しているそうである.



● Mac OS 9:システム CD-ROM 起動できない問題事例


99/11/2 項目 "Mac OS 9: Mac OS 9 CD 起動でフリーズ (ハング) する (継続)" で Mac OS 9 CD-ROM から DHCP 問題以外で起動できない事例をお寄せいただいた久保田氏から原因が判明したとお知らせいただいた.久保田氏が内蔵していた 100 Base-T Ethernet PCI カードを外すと起動できたそうである.



iMovie Update 1.0.1 日本語版


改善点等

・ Mac OS 9 との互換性を改善.
・ QuickTime プレーヤが対応している MP3 ファイルを取り込めるようになった.
・ Cross Dissolve, Push Right, Scale Down はトランジション中でも映像速度が維持され,project duration が短くなった.
・上記 3 方式にスローバージョンが加わった. 1.0 での 3 方式の動作と同じことになる.



Automatic Update Software 1.1.1 (北米版)


北米版 Mac OS 9 のソフトウェアアップデートについて,アップデート速度を改善する.



● "MSL..." 機能拡張について.


00/1/25 項目 "ファイル共有がらみのハングアップと MSLxxx 機能拡張" について,橋本氏からお知らせいただいた.当該項目での私の書き方が誤解を招くような表現だったようだ.

よくある誤解だが, "MSL..." 機能拡張は Microsoft 社のソフトウェア関連のものではない.実際には当該項目に書いたようなアプリケーションのインストーラがインストールするもので,「CodeWarrior」を使用して作成されたアプリケーションが使用するものである.当該項目を作成するときにも確かめたが, Macintosh 起動時に読み込まれる性質のものではなく,私はアプリケーションルートに置いて読み込まれるような場合はそれでもよいと思っている.



●アプリケーション用機能拡張類を外すことについて


上記項目に関して,さらに誤解や混乱を生むようで申し訳ないが,ライブラリなどの機能拡張は Open Transport などシステムソフトウェアが使用するものでなく,かつ,アプリケーションが機能拡張フォルダ以外の場所も参照するようになっている場合は機能拡張フォルダに必ず置かなければならないものでもない.

アプリケーションが使用するライブラリの類を機能拡張フォルダに置いたからマシンが不安定になるというようなことは基本的には考えにくい.それでも,私はよく本ページでアプリケーションが不安定な場合,アプリケーションがインストールする機能拡張類をアプリケーション本体と同じ場所に移動させるという方法を書くことがある.これは理論的にその方がいいということではなく,そうすることで障害が改善される場合が実際にあるように思われるという経験則に基づくものである.

これまで, Microsoft Office や Microsoft 社のインターネット関連ソフトウェア, Netscape といったアプリケーションについてそのように書いたことがあるかと思う.注意してお読み下さればお分かりいただけると思うが,そうすべきだとは決して書いてない.私自身は機能拡張フォルダ以外に置いているが,それは,むしろ管理上の利便という理由であると書いたことがある.私のページの記述を元に,そうした機能拡張類を「必ず」外すべきだというように理解する風潮があるとすれば,私の不明の致すところであり,説明不足であったと思っている.

ただ,私の環境でこれまで機能拡張フォルダから外すことによる問題はあまり感じていない.マシンも安定していることからこの習慣を変えるつもりは現在のところない.また,私自身はあまり経験したことはないが,発生していた障害が私の方法を採ることで解消されたというご報告は実際にある.

こうした方法のメリットはここまで書いた以外にもある.アプリケーションがインストールする機能拡張類のうちで,システムが読み込まないものでなおかつ複数のアプリケーションが使う場合がある.このような場合,例えば,あるアプリケーションがインストールしたものより古いバージョンの同名の機能拡張,あるいは名称の異なった機能の同じ機能拡張を別のアプリケーションがインストールする場合がある.私の方法を採ることでこのような問題の可能性を減少させることができる.また,障害時の原因追求時にシステムフォルダに存在する項目が一つでも少ないことは悪いことではないだろう.

私の方法で問題があるなぁと私が思っている点は以下である.複数の同一機能拡張類をいちいち各アプリケーションに保持させるとハードディスク容量がやや必要となる.そのためエイリアス等を活用する場合は時間がたったり,多数のアプリケーションが参照している場合,いったいどこにオリジナルを置いたのか分からなくなったりする.初級者が何も分からずこの方法を採った場合,例えばアプリケーションの再インストール時などに対処できないことが考えられる.



(C) Akiyama Satoru



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