研究・教育環境が変わる!
Macintosh ネットワーク
Last update : Jan.20,1996
「目からうろこが落ちましたよ」(友添氏談)
「いやー,ホント,便利してますよ」(池田氏談)
「わたしゃ,いいの」(間嶋氏談 . . . あれっ?)
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●秋山と経済学部のS 先生は最近頻繁に連絡をとり合っています.
大学内のMacintoshユーザーの情報や皆さんにネットワークを広げる方法の議論,コンピュータの使用法に関する情報をやりとりします.秋山は主に昼間デザイン室から,S 先生は夜ご自宅から.生活時間がかみ合いませんから会ったのはお互いに連絡を取り合いましょうと決めた2回だけ.離れた場所でまるで違った時間帯に生活していても連絡は必ず届き,二人の目が覚めていれば離れたところからリアルタイムに議論さえできます.電話を使用したことは一度もありません.電話は相手がそこにいたとしても邪魔をしてしまいます.二人はお互いの授業や研究,制作時間を考慮することを全くしません.その必要がないからです.自分の都合の良いときに連絡しても相手に迷惑が全くかからないことを知っているのです.
●デザイン室には20人近くの学生がいます.
彼女たちは学年や課程が違いますから一人一人に連絡を取るのは一苦労のはず.(全員が集まるなど不可能です)でもそんなことはありません.連絡など10人くらいだったときより楽になったぐらいです.一人一人にネットワークを通じて指示したり,全員に伝えることをネットワーク上で掲示したり,互いに時間に縛られず秋山も学生も自分のペースに合わせて無理なくなんとか指導が進んでいます.レポートや課題の出題,提出に学生を集める必要はありません.課題の評価もネットワークを通じて行います.全員がお互いの提出物や秋山の評価をネットワーク上で参照します.夜型の学生は秋山と一度も顔を合わすことなくそれでも研究できています.(逆も可能ですよね)S先生なら自宅から授業をすることだってできます.ネットワークがなければこの大人数の学生相手に秋山の指導はとっくに破綻しているところです.
●I 先生はアメリカの作家やロンドンの美術大学のスタッフとよく1日に数回連絡を取り合います.
ここで考えてください.日本が昼間でも相手はどうでしょう.でも,全く不都合はおきません.さらに考えてください.エアメールが返ってくるのに何日かかるでしょう.その日のうちに何度もやりとりをどうやってするのでしょう.電話ではありません.Faxでもありません.Faxは便利ですか?相手や自分が寝ているときに電話を鳴らすのですよ!電話代は海外には馬鹿にならないし,大学からは手続きやら支払いやら自分も大変なうえ,事務の方の手を煩わせてしまいます.Fax一枚送るのにけっこうな騒ぎです.がこの場合,費用や手続きなどいっさい不要です.
●秋山はJ大学のデザイン教官とも連絡を取り合っています.
授業や研究のことをMacintoshを通じて議論したり,世界中のグラフィックの最新情報を交換しています.その例えばイギリスの情報を自分のMacintosh上に表示させすぐに確認します.疑問に対する答えや新しい知識が必要なときはスタンフォードの図書館といったインターネットのデータベースが教えてくれます.また,辞書や専門用語辞典,最新のジャーナルはソフトや刊行物ではなくて(!)インターネット上にあってそれを利用します.それでも判らない他分野の専門的なことでも日本中,いえ,世界中の見ず知らずの専門家に質問して直ぐに答えをもらうことが可能です.相手の迷惑にならずにです.
●学生もルーブル美術館,スミソニアン博物館などに直接情報を取りに行きます.
画像データではあるけれどルーブルの情報をルーブルから受け取るのです.現在行われているコンサートをMacintoshで見て「聞いて」いる学生もいます.秋山は学生からの質問に答える代わりにインターネット上の情報を参照するようにいいます.そこには秋山より詳しい専門家が答えを用意して待っているからです.
これらのことが全て机の上のMacintoshだけで済んでしまいます!
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このファイルは以下に書かれているように香川大学の先生方のMacintoshユーザー向けに香川大学内での学内LAN接続のマニュアルとして95年12月から少しづつ書き始められたものです.
ところが,書き続けていくうちに学内学外の学生の皆さんや他大学,大学以外の方たちからの反響によって当初予想しなかった利用の広がりが明らかになってきました.そのため急きょ学生の利用を想定した部分を最後につけ加えることとなりました.また,学内LAN,社内LANでの利用者は香川大学特有のドメインネームなど以外そのまま当てはめられる内容であろうと思います.
基本的に接続編,設定編までは専用回線でのInternet利用を前提に書かれていますので,電話回線を利用した接続については何も記述していません.そのような方もアプリケーション編からは役に立つ内容であろうと思います.
多少でもお役に立てているようなのでうれしいかぎりです.
内容についてのご教示,ご指摘ほかご質問,ご意見をお待ちしております.(1996.2.10)
E-mail:akiyama@ed.kagawa-u.ac.jp
Macintoshからの学内LAN接続を広めましょう.このファイルは,学内LAN未接続のMacintoshユーザー,これからコンピュータを購入しようという人のためのFAQ(頻繁に繰り返されるよくある質問とその回答)です.そんな人にこの画面を見せたりプリントアウトしたりコピーしてさしあげましょう.
社会システム学科の斉藤和也先生のご提案で学内Macintoshユーザーの間でお互いに連絡を取り合い情報交換を促進し,特にビギナーや未購入者が安心してMacintoshを利用できる環境を作ることで意見が一致しました.
そのためにはとにかくMacintoshを利用されている先生方が学内LANに接続している状況を作らなければなりません.そこで,Macintoshから学内LAN未接続の方に接続していただけるようにここに接続法などを記し,参考にしていただきたいとおもいます.
(ここに書かれたことは全て秋山一個人の責任です)
このFAQの読み方
まだコンピュータをネットワークに接続していない方,コンピュータを使用していない方はイントロダクションからお読みください.
コンピュータをネットワークに接続している方で,メール,WWWブラウズ,ネットニュース(ニュースグループ)のうち,ご存じないものがあった方はその項目だけお目を通してください.
ネットワークの必要性にお気付きでも接続方法が解らなかった方は接続編からお読みください.
Netscapeの機能をほとんど使いきっていると自負されている方は最初からお読みくださり,gutenbergのkagawa.edを通じて私たち初心者にアドバイスいただけるようお願いします.
この書類は出典を明記すれば秋山や斉藤の承諾なしに全部または一部を自由にコピー,引用,配布してかまいません.リンクはご自由におはりください.他大学他の方がその事情に合うよう内容を一部改編してお使いになることも差し支えありませんが,その場合も出典と改編の旨は明記くださるようお願いします.
E-mail:akiyama@ed.kagawa-u.ac.jp
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[簡単な目次]
表紙 実際の利用例 このファイルについて このFAQの読み方 イントロダクション
接続編 設定編 アプリケーション編
NetscapeとWWW ネットニュース ネットニュース-Netscape
Eudora NewsWatcher NewsAgent 学生の利用,参考リンク
[詳しい目次]
イントロダクション
●学内LANて何?
●学内LANに接続したら何かいいことあるの?
1.電子メール
2.wwwいわゆるインターネット
3.NG(ニュースグループ)電子掲示板
4.他にもいろいろあります
●接続料金や電話代とか維持費は必要ありません
●新型Macintoshはそのまますぐ接続できます
●古いモデルでも8000-18000円程度の費用でできます
●全てのMacintoshがネットワークに簡単につなげます
●どのMacintoshを買えばいいの?
●Macintosh購入が決まったらすぐ申請しましょう
●Macintosh購入からLAN利用までの簡単な見取りを教えて
●不便なこと,デメリットはないのですか
接続編
●学内LAN接続の申請
●Macintoshのセット
設定編
●TCP/IPの設定
●MacTCPの設定
アプリケーション編
●最初に使用するアプリケーションは何でしょう
●アプリケーションの入手法
●NetscapeとWWW
Netscapeでできる事
Netscapeの入手
Netscapeのインストール
Netscapeの起動
日本語表示の設定
Netscapeの簡単な使い方
●ネットニュース
●ネットニュース-Netscapeの利用
Netscapeの設定
NetscapeでのNewsの簡単な使い方
記事のポスト
トラブルの相談
●電子メール-Eudora
Eudoraの入手
Eudoraの設定
Eudoraの使用法
●ネットニュース-ニュースリーダー(NewsAgent,NewsWatcher)
NewsAgent,NewsWatcherの入手
NewsWatcher
NewsWatcherの設定
NewsWatcherの使用法
NewsAgent
NewsAgentの設定
NewsAgentの使用法
●学生が研究室のMacintoshを利用するには
参考ページ
イントロダクション
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●学内LANて何?
コンピュータ同士をケーブルで接続してデータをやりとりすることができます.小規模のオフィスや建物,施設レベルでコンピュータを相互接続したものをLAN(Local Area Network)といいます.LAN同士を互いに接続し世界中にネットワークを広げたものをインターネットと呼んでいます.学内LANはインターネットに接続されていますので,学内LANに接続することはインターネットに接続することになります.
香川大学は互いの建物や研究室間をLANのための光ケーブルで結んでいます.コンピュータをこのケーブルにつなぐことが学内LANに接続することになります.こうすることで,電子メール,WWW,ニュースなどのサービスを無料で利用できるようになります.
●学内LANに接続したら何かいいことあるの?
1.電子メールが使えます.これだけで十分価値あります
電子メール(MacintoshではEudora,e-mailともいったりします)の良いところ
(1)Macintoshがあれば,その前で全てが済んでしまいます.封筒や便箋を切らせてあわてて生協に走ることはなくなります.プリントアウトしなくてもワープロで入力したものがそのまま送れます.それで終わり.切手を貼ることもありません.つまりタダ.そしてなにより郵便局まで行かなくていい.
(2)その場で相手に届きます.池田先生が測ったところNYに40秒,ロンドンに30数秒でした.
(3)地球の裏で相手が寝てようが授業中であろうが気にすることはありません.相手のコンピュータが停まっていても関係ありません.相手がコンピュータを起動して好きなときに見てもらえます.自分の方でも好きなときにまとめて見ることができます.仕事中に電話で思考が中断されるようなことがありません.
(4)自分のコンピュータがなくても利用できます.これがどういうことか分かりますか?例えば,アメリカの大学からそこのコンピュータを借りて自分のメールを出したり受けたり,また,自宅のコンピュータで大学の自分宛のメールを取り出して読んだり,どこにいても大学の自分のMacintoshでできる事と同じ事ができるということなのです.
(5)コンピュータですからメールの保管や宛名の管理はしてくれます.整理,分類なども簡単です.メールの住所を自動的に登録して返事を書くときは本文だけ.宛名書きなどいっさい必要ありません.
(6)手紙のように文面を気にしなくて構いません.形式張らない実用本位の文章でやりとりできます.そういう習慣なのです.
これだけではありません便利な点は数え上げればきりがないくらいです.日頃,学会などの事務連絡など郵便物の整理,配送に追われている人,内地留学や国外留学を予定している方は今すぐMacintoshを購入しましょう.
(まだまだある便利なところ←この青い字をクリックするとその内容が表示されます)
2.www,よくいわれるインターネットが利用できます
実はインターネットでできることとはここで書いている学内LANにつなげてできることほとんど全部です.一般の人がインターネットといっているのはその一部のWWW(World Wide Web)などといわれている部分です.これは世界中の大学,研究機関,企業,インターネットサービス会社の無数のワークステーションの中にある特定の公開データを相互利用することです.有用な学術情報やデータベース,辞書や最新の雑誌,新聞などを無料でMacintosh上から利用できます.また,データそのもの,ファイルやアプリケーションを学内LANの光ケーブルを通じて自分のコンピュータに取り寄せることができます.世界中に巨大な電子の文書庫があってそれをいつでも自分の都合に合わせて24時間利用できるのです.もちろん,その気になれば自分からも世界中の人に情報を提供することもできます.
3.NG(ニュースグループ)よくいわれる電子掲示板が利用できます
世界中のワークステーション間で利用者が情報交換を行います.香川大学の情報処理センターにあるワークステーションにもそれらの情報がリアルタイムで蓄積されます.それから情報を得ることも自分から情報を追加することもできます.学内専用のものもあって学内での情報交換に使われています.Macintoshユーザはそこで分からないところを聞いたりします.初心者でも上級者でも気軽に利用しましょう.
4.他にもいろいろあります
・プリンタを共同利用できます.
一台のプリンタをLANにつなぐことで複数のコンピュータから利用できます.学科でレーザプリンタを一台持っていれば清刷りの時に利用できます.教室内には一台だけプリンタがあれば事足ります.
・ファイルなどデータの共有
Macintoshは他のMacintoshの許可さえあればそのデータをあたかも自分のコンピュータのデータのように利用することができる機能が最初からあります.学内LANに接続することで,例えば農学部のMacintoshにあるアプリケーションを自分のMacintosh上に起動させて,経済学部のMacintoshの中にあるファイルデータを画面上で自分のMacintoshを操作するのと何の変わりもなく操作するようなことができます.学科内の開講科目表や時間割のどのファイルが最新のものなのか,誰のコンピュータにデータがあるのか,このような混乱も全員が同一ファイルを共有して扱うことでなくなります.
・リモート
ネットワーク上のMacintoshを遠隔操作できます.特別なアプリケーションを使用することなく離れた所にあるMacintoshを終了させたり,アプリケーションを起動させたり,でも複雑なことをさせるのは初心者には少し難しいかも.
・学内,学外のワークステーションを使用できます
UNIXというコマンドラインを用いることでMacintoshではできない専門分野に関わる様々な処理をワークステーションで行えます.もちろん,研究室のMacintoshの画面で行います.世界中のワークスステーションに入ることもできますし,その逆も可能です.この利用を考える人はここに書かれてあることは理解できていますね.
●うーん,便利そうだな.でも大変なんじゃない.接続料金や電話代とか費用がかかるんでしょ?
ほんとの便利さ有用さは使い始めて実感できます.大学からの接続料金や電話代は不要です.使用料金はいっさいありません.ここに書いているサービスは無料です.(関係の先生方のボランティアの労力によって支えられています)また,これらを可能にするアプリケーションは大学や教育関係者には無料で配布されます.特にMacintoshには優れたフリーのプログラムが多いのです.
ただし,Macintoshは必要ですよ.
●Macintoshは持ってるさ.でも,つなげるのに何か機械が必要なんでしょ?
Macintoshの最新のモデルは何も要りません.研究室にきているケーブルを直接Macintoshの背面に差し込むだけ.Performaやそれ以前のモデルではトランシーバかEtherカードと呼ばれる部品が必要です.トランシーバはやはり差し込むだけ.(¥6000-8000くらい?)EtherカードはMacintoshのふたを開けなければなりません.こればかりは近くのMacintosh熟練者にお願いしましょう.他のコンピュータとは違ってとても簡単ですから遠慮することはありません.数分で取り付けられます.ただ,将来的に複数のMacintoshを使用してLANにつなげるプランをお持ちならHUBという機械を購入した方がいいですね.でも,そんなことをいう人はここに書いてあることなんか先刻ご存じですね.
(教育学部の中には幸か不幸か費用が特別に必要なケーブルが来ている場所があります.美術はそうでした.10Base-5という太いケーブルが来ている所はここに書かれたものの他にHUBが必要な事があります.15000-20000円くらいです.機種によってはHUBは必要ないケースもあります)
自分の機種や研究室に来ているケーブルがよく分からない人は近くのMacintoshユーザーに自分のMacintoshと研究室にきているケーブルの種類を見せましょう.何が必要か,一目で教えてくれます.他の機種ではこうはいきません.
●LAN接続,制御のソフトは何を使えばいいの?
そんなものはMacintoshにはありません.Macintoshは最初から機能が組み込まれています.さらに前にも触れたインターネットを利用するアプリケーション(ソフト)は作者やボランティアの方たちのご厚意で無料で使用できます.それらには次のようなものがあります.
電子メール=Eudoraなど(Netscapeでもできます)
WWW=Netscapeなど
ニュースグループ=NewsWatcher,NewsAgentなど(Netscapeでもできます)
●無料のプログラムはどうやって入手すればいいの?
最初は近くのMacintoshユーザーに分けてもらってください.インターネットの事を掲載した雑誌付録のCD-ROMに入っている場合もあります.それらをコピーするだけです.一旦,ネットワークにつなげたらそれからはインターネットを通じて自由に入手できます.
●ソフトを使えるようにするための設定が難しそう
そんなことはありません.もしかして,あなたはなんとか9とか8とか,なんとか太郎やMSなんとかのことを考えていませんか.ここで紹介するアプリケーション(ソフト)の中には少しだけ面倒なものが一つはありますが,それでも天と地ほどに違います.ほとんどのものは自分のメールアドレスなどを教えてやるか何もしないでダブルクリックして画面の指示に従うだけです.
ただし,Macintosh本体にはネットワーク上のそのMacintoshのIDや建物の番号などを教えてやる必要があります.これは初めての人には難しいかも知れません.(VTRの設定よりよほど簡単ですが)難しければ通りすがりのMacintoshユーザーにお願いしましょう.
●じゃあ,要するにMacintoshさえあればすぐネットワークできるんだ!
そう,そのとおり
●私はMacintoshをこれから買うの.ネットワークをするにはどれくらい以上のモデルを買えばいいの?
Macintoshは全てのデスクトップモデルでネットワークが最初から可能です.最も安価なモデル(10万円を切っています)でもEtherカードという部品が必要なだけです.最初から組み付けて購入すればなにもいじる必要はありません.(研究室に引かれているケーブルの種類をMacintoshユーザーに見てもらってアドバイスを受けた方がいいですよ)
もう少し購入する機種についてアドバイスが欲しい
(青い字をクリックするとその内容が表示されます)
●Macintoshを買ったらすぐ申請しましょう
以上のようにMacintoshは簡単に低費用あるいは全く出費なしでインターネット他のサービスを利用できます.ただし,学内LANを利用するためには手続きが必要です.でも書類を2枚書いて出すだけ.内容も簡単です.
●Macintosh購入からLAN利用までの簡単な見取りを教えて
Macintosh購入決定(Performaはアダブタも購入)
端局設置申請書とメールアドレス申請書を提出
▼
Macintosh設置
学内LANケーブル接続
▼
Macintoshに端局設置申請書の内容を教える
▼
Netscapeを使ってWWWを経験する
Netscapeでニュースグループを経験する
Eudoraでメールを使用する
▼
使用法などで分からないところは学内ニュースグループで相談する
●不便なこと,デメリットはないのですか?
いくつかあります
・費用がかかること
接続に費用がほとんどかからないことはすでに書きましたが,Macintoshそのものには費用がかかります.Macintoshは全て込みでも10万円を切って購入できるようになりましたが,十分使いこなすためにはメモリを足して10数万円は必要です.Macintoshは他の機種と比較してやや割高だといわれます.ここで書くことは他の機種でもできる事です.苦労を厭わないならMacintoshでなくてもかまいません.しかし,コンピュータに費用がかかることは同じです.
・メールは結構うるさいぞ
日本はまだそこまでなっていませんが,電子メールで来るダイレクトメールの中に大事な連絡が埋もれる日は早晩やってきます.いったいどこで調べるのやら,もうすでに私はアメリカからのダイレクトメールやニュースにはうんざりしています.匿名の剃刀メールが来るとも聞きました.
・停電には困ってしまいます
停電の日にはほとんど無力です.仕事にはなりません.秋山は停電の日はあきらめて自宅のコンピュータに向かうことにしています.この停電が結構多いのです.インターネットの中継地点で停電があるとここに書かれた便利なサービスが中断してしまいます.そうなったら,やっぱりお休みにするしかありません.
・コンピュータやネットワークの知識を学習しなければなりません
ペンや原稿用紙の使用方法に慣れるのに時間などほとんど必要ありませんがコンピュータはそうはいきません.一度導入したら常に新しい情報に触れるために不断の努力と時間が必要です.コンピュータの進歩についていくのは大変です.覚悟しましょう.ワープロのようにその機種と心中ということであればかまいませんが.
・学生などから能力を比較されます
ネットワークは学生も使用します.学生はインターネットで世界のレベルと最新の研究を目にします.他大学の研究室ものぞいてそこの学生の水準と自分の水準を比べます.そして,指導教官を値踏みするのです.少なくとも情報処理能力について比較されます.専門に関する本質的な能力ではない場合もあるでしょうが,それゆえ比較しやすいのです.理不尽であろうがなかろうが事実です.
でも,これって,デメリットなの?
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