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重要:Internet Explorer:option+クリックダウンロード時のファイル上書き
PowerBook (FireWire):Apple システム・プロフィールでのメモリ「低速」表示
Power Mac G4: Boot ROM バージョン 3.22f1 以前のマシンからの FireWire ボリューム起動
PowerBook (FireWire):パスワード保護非互換回避法
Internet Explorer 5:インストールされるファイルなど
Internet Explorer 5:縮小印刷の問題の解消
Internet Explorer 5:メモリリークの改善なし?
Internet Explorer 5:動作中のスリープでの問題
TIP: Internet Explorer でまず行う障害対処法
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項目での事項検索は Netscape の検索機能をお使い下さい.検索は各ページで command+F キーにより検索語を入力できます.再検索は command+G でできます.
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[ 00/3/30] 追加



●重要:Internet Explorer:option+クリックダウンロード時のファイル上書き


赤塚氏からお知らせいただいた. Internet Explorer で HTML ファイルを option+クリックしてダウンロードする場合,ダウンロードして保存する場所に同名のファイルがある場合,警告なしにそのファイルを上書きしてしまう.

ブラウザで表示されたハイパーリンクされた HTML ファイルについて,ハイパーリンクを option+クリックすると初期設定などで指定されたハードディスクのディレクトリにファイルがダウンロードされる (ユーザが変更していない場合,デスクトップが設定されている). Internet Explorer ではこのときに当該ディレクトリに同名のファイルがすでに存在している場合に,警告なしに元のファイルがダウンロードされたファイルとして上書きされる.このような事故が発生した場合,バックアップがなければ元のファイルを取り戻す手段はない.

私も確認した.確認したのは Internet Explorer 4.5 および 5 である.ファイルは Internet Explorer の HTML ファイルに限らず,例えばアプリケーションであっても Internet Explorer のファイルに書き換えられてしまう.同名のフォルダはエラーが起きて書き換えられない.(通常, HTML ファイルは拡張子 ".html" または ".htm" がついているため, HTML ファイルのダウンロードで HTML 拡張子がついていないアプリケーションなどを書き換えることは実際にはあまり考えられない)

Netscape で同様の操作をした場合は,ダウンロード先を尋ねてきて,同名のファイルがある場合は警告してユーザに注意を促すようになっている.




[ 00/3/30]



本日の更新量が比較的多いため「よもやま」の続きの掲載は次回以降にする.



● PowerBook (FireWire):Apple システム・プロフィールでのメモリ「低速」表示


PowerBook (FireWire) で Apple からの出荷時に組み込まれていた正規のメモリにも関わらず, Apple システム・プロフィールでは「低速」メモリとして表示されることがある (* 速度の違うDIMM(低速)).

Honda 氏からは Apple 社外品についてもこのように表示される場合をお知らせいただいている.

この問題について Apple も気がついていて調査中である.

追記:
田中 (俊) 氏から,より高速な CL=2 メモリを増設した場合に,元の CL=3 メモリが「低速」と表示されるとお知らせくださった.山本康仁氏が詳しくお書きになっている.



● Power Mac G4: Boot ROM バージョン 3.22f1 以前のマシンからの FireWire ボリューム起動


Power Mac G4 で FireWire ボリュームからの起動できるのは 00/2/24 項目 "FireWire ボリュームからの起動" に書かれたように, Boot ROM バージョン 3.22f1 以降のものである.しかし, Apple ではこれより前のバージョンでもアップデータにより起動が可能になるように検討中である.

参照:
99/9/14 項目 "Power Mac G4: FireWire ボリューム起動についての開発状況"




● PowerBook (FireWire):パスワード保護非互換回避法


00/3/3 項目 "警告:PowerBook (FireWire) での Mac OS 8.6 「パスワード保護」使用は危険" で警告したパスワード保護のインストールについて,インストール後起動できなくなったマシンやハードディスクのデータに関してはいくつかの回避法がある.

起動できなくなったハードディスクを取り出して PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) 以前のマシンに取り付け,起動することができるので,その後パスワード保護を解除するという方法が MacInTouch に投稿されていた.ROM のバージョンが原因とも書いてある.

応用すれば,そうした対応マシンに PC カード接続などしてでも回避できるかもしれない.対応マシンに接続して Sherlock などから不可視ファイルを検索し, ".............pwd_APWD" といったファイルを削除する方法はどうだろうか.

また,ハードディスクを取り出さなくても FireWire ターゲットディスクモードで他マシンでマウントできるようであれば,その状態から不可視ファイルを削除してもいいかも知れない.

参照:
00/3/3 項目 "警告:PowerBook (FireWire) での Mac OS 8.6 「パスワード保護」使用は危険"
00/3/20 項目 "PowerBook (FireWire):パスワード保護との非互換 (事例)"




● Internet Explorer 5:インストールされるファイルなど


Internet Explorer 5.0 Macintosh Edition 日本語版が公開された.私も 3/28 に入手してインストールできた.

インストールは Office 98 など以降の Macintosh 用 Microsoft 製品と同様である. "Internet Explorer 5.smi" イメージファイルをダブルクリックしてマウントしてからその中の "Internet Explorer 5" フォルダをハードディスクにコピーし,アプリケーションを起動すると "Microsoft Internet First Run" が起動し,必要な機能拡張類をシステムフォルダ内にインストール/削除する.


「インストールされる System ファイル等」

今回の Internet Explorer 5 がインストールするものは従来の Microsoft 製品と比べるとかなり少ない.私は Mac OS 9 の最小限のシステムフォルダにインストールしてみたが,インストールされたファイルは以下のようであった.

機能拡張フォルダ内

"Internet Config Extension" 1.3
"Microsoft Component Library" 2.22
"Microsoft Framework" 5.02
"Microsoft Internet Library" 5.0.2
"MS Font Embed Library (PPC)" 2.1.3

初期設定フォルダ内

"Explorer" フォルダ

"DefaultFavorites.html" ("Explorer" フォルダ内)

フォントフォルダ内

"Andale Mono" 2.00
"Arial" 2.60
"Arial Black" 2.33
"Comic Sans MS" 2.10
"Courier New" 2.61
"Georgia" 2.05
"Impact" 2.35
"Times New Roman" 2.60
"Trebuchet MS" 1.15
"Verdana" 2.35
"Webdings" 1.00

フォントに関しては,インストールするかどうか確認するダイアログがインストール中に表示され,その場で許可しなければインストールしないことも可能である. System スーツケースの書き換えは起きなかった.これらの総容量は約 15.9 MB であった.

私の言う最小限のシステムフォルダには "Text Encoding Converter" 機能拡張を入れていないが, "Microsoft Internet First Run" は同機能拡張もインストールしなかった.

和嶋氏は Internet Explorer 4.5.1 がインストールされていた Mac OS 8.6 に Internet Explorer 5 をインストールし,その結果をご報告いただいている.

「新規インストールされたファイル」

システムフォルダ:初期設定:Explorer:Toolbar.xml

「上書き更新されたファイル」

MS Preference Panels:Proxies(←バージョンが5.0.1から5.0.2になった)
同 Cookies(←バージョンが5.0.1から5.0.2になった)

「削除されたファイル」

システムフォルダ:機能拡張:MS Library Folder:
MS Configuration Lib PPC
MS Container Lib (PPC)
MS Favorites Library (PPC)
MS Internet Library (PPC)
MS JScript (PPC)
MS Preferences Library PPC
MS Variant Lib (PPC)

これらは TroublesBBS に記載されている.


「インストール時のトラブル?」

私の特異な環境あるいはインストール法によるものかもしれないが,インストール時に "Microsoft Internet First Run" が起動してインストールが終了したと思えた時点でまた "Microsoft Internet First Run" が起動し,いつまでたってもループした.アプリケーションの強制終了を行って抜け出した.


「インストールされた機能拡張類の待避」

これまで何度か本ページで示している機能拡張類のアプリケーションフォルダへ移動する方法によって Internet Explorer 5 も一応動作するようである.上記の 5 つの機能拡張ファイルを Internet Explorer 5 アプリケーション本体がある "Internet Explorer 5" フォルダに移動し,機能拡張フォルダからそれらを削除した状態で起動し,私が日常よく訪れるようなページをいくつか表示させてみたが問題ないようだ.

ただし,初回起動時に "Microsoft Internet First Run" が起動した.5 つの機能拡張のエイリアスを機能拡張フォルダに作成して起動しても同様に "Microsoft Internet First Run" が起動する.そこで Macintosh を再起動してから起動したら起動できた.その後,エイリアスを機能拡張フォルダから削除しても問題なく起動する.

参照:
00/1/29 項目 "アプリケーション用機能拡張類を外すことについて"



「使用サイズ等」

Internet Explorer アプリケーションの仮想記憶使用時の推奨使用サイズは 4096 KB であったが (仮想記憶オフ時 7634 KB) , Netscape 同様安定使用のためにはメモリ割り当てを増やす必要がある.


「初期表示のフォントサイズ」

Internet Explorer 5 は,ほとんどの場合標準の解像度を 96 dpi として設定されていて,自動的に選択される.これは Windows の標準である. Macintosh 用としての標準的な表示は 12ポイント 72 dpi 表示であるので,私は初期設定の「言語/フォント」からそのように設定し直した.

山田氏からここでの表現が 96 dpi が Windows の解像度であるため Internet Explorer もそうなったかのように読める場合があるとご指摘をいただいた.96 dpi は W3C の規定によるものだそうだ.


「セキュリティ関連初期設定」

私は初期設定で次のセキュリティ関連設定を確認,改めた.

・ActiveX 無効に
・Jaba 無効に
・警告:全て警告
・個人情報:全て消去
・Cookie:受け入れない
・パスワードの設定:消去

これらの設定ではブラウズできない Web ページやファイルの FTP 等で困難が発生する場合があるので全ての方に推奨するものではない.私はこうした設定をしているが,もともとそのような設定が意味を持つようなページ自体になるべく近寄らないようにしている.こういう設定で表示できないページは見ないことにしている.


「その他」

私は Microsoft Internet Explorer をメインに使ってはいない.従って, Internet Explorer のことはよく分からない.その前提でだが,動作は良好ではないかと思えた.しかし,いくつかのページで表示にやや問題があるようだ.



● Internet Explorer 5:縮小印刷の問題の解消


Internet Explorer 4.5 上で表示された Web ページを印刷しようとした場合に初期設定である縮小印刷が選択されている状態で印刷できない問題に関して Internet Explorer 5 の「縮小してページ全体をプリント」を選択しても印刷できるという報告が入っている.私自身は未確認であるが複数の確認があるので改善されたようだ.

参照:
99/2/19 項目 "Internet Explorer 4.5:プリントできない場合"




● Internet Explorer 5:メモリリークの改善なし?


Internet Explorer 4.5 で顕著に起きていたメモリリークと見られる問題 (Microsoft 社の見解は異なる) について, Internet Explorer 5 でも同様の状態になるそうだ.私は使っていないので未確認である.

参照:
99/1/22 項目 "Internet Explorer: Finder の異常終了?メモリリーク"
99/2/13 項目 " Internet Explorer 4.5 日本語版:その他"
ほか




● Internet Explorer 5:起動中のネットワーク設定変更での問題


Internet Explorer 5 を起動したままネットワークに関する設定を変更するとその後の動作が不安定になることがある.ネットワーク関連の設定を変更する場合は Internet Explorer 5 をいったん終了させてから行う. Netscape ではこのようなことはない.



● Internet Explorer 5:動作中のスリープでの問題


Internet Explorer 5 を起動したままスリープするとスリープから復帰した後での動作が不安定になる場合がある. Internet Explorer を終了させてからスリープするようにすること. Netscape では問題ない.



● TIP: Internet Explorer でまず行う障害対処法


以下の Internet Explorer や他のブラウザでとられていた障害対処法は Internet Explorer 5 でも同様に有効と認められる.

Internet Explorer で安定性に問題があるといった場合,特定のページでの表示時にフリーズするなどの場合はブラウザ一般で行われているキャッシュのクリアまたは "MS Inrternet Cashe" フォルダの削除を行う.

特定のページに限らず,起動できないとか起動時にフリーズする,ブラウズ中にフリーズするなどの問題が発生する場合は, "Explorer" フォルダを削除する.この場合,必要なファイルがある場合はバックアップをとっておく.

これらの方法でも改善されない場合は "Internet Preferences" 初期設定をバックアップ後削除してみる.



(C) Akiyama Satoru



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