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Blue & White G3 :従来の PCI カードの互換性
Blue & White G3 : Panasinic LK-RM734UZ 対応状況
Blue & White G3 : NEC AtermIR450
Internet Explorer 4.5 のツールバー:回避法など(継続)
Internet Explorer の起動中の静止
Internet Explorer の日本語文字コード設定
Internet Explorer: Finder の異常終了?メモリリーク
TechTool Pro DNA 019 および TechTool 1.1.8
Ethernet ハードウェアアドレスの表示法
2 台の Macintosh を Ethernet 接続する
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[ 99/1/22]



先週から風邪(インフルエンザだろうか)を引いて,少しよくなったと思って大学に出るとまた発熱するという繰り返しで,とうとう寝込んでしまった.高温が続き,更新がままならない.

私は以前からの経験で本ページの更新に関して守っていることがいくつかある.そのうち,長く続けるためには絶対に無理をしないことと毎日の更新を避けることが秘訣だと信じている.だから,少しでも調子悪いなと思ったら意識して更新しないようにしている.お許し願いたい.

かといってなにもいわないで更新しないとご心配なさる方もいらっしゃる.ということで,昨年秋に書いてそのままになっていた Ethernet に関する項目を公開したい.



● Blue & White G3 :従来の PCI カードの互換性


ある情報によると, Blue & White G3 では SCSI カードのみならず,従来の Video PCI カード等がそのままでは動作せず,ファームウェアアップデートやドライバのアップデートが必要なようだ.

追記:
Go Kimura 氏から実際に SCSI カード, Video カードでほぼ問題なく従来製品が使用できているとお知らせいただいている.



● Blue & White G3 : Panasinic LK-RM734UZ 対応状況


99/1/15 項目に引き続き, Blue & White G3 周辺機器の対応状況について川口氏からお知らせいただいた.

Panasinic LK-RM734UZ(USB用スーパーディスクドライブ)の Blue&White への対応状況等についてメーカーからの回答を得られた.

・1999 年 1 月以前の Power Macintoshでは使用できない。付属のデバイスドライバはインストールしない事

・ Mac OS 8.5.1 は標準でデバイスドライバを持っているので,スーパーディスクを電源投入後 Mac に接続すれば動作する.同様に付属のデバイスドライバはインストールしない事

・付属のデバイスドライバは iMac 専用なので Power Mac G3 には対応していない.場合によっては起動しなくなる



● Blue & White G3 : NEC AtermIR450


上記項目同様川口氏からの情報.

氏の友人が Blue & White の 300Mhz 版と同時に NEC AtermIR450 を購入したが動作せず, NTT-TE製MN128SOHO-SL10と交換したそうである.どうやら仕様上の問題のように思えるが,詳細は調査中とのこと. USB 接続もできないそうだ.



● Internet Explorer 4.5 のツールバー:回避法など(継続)


98/10/15 項目 Internet Explorer 4.5 の Favorits メニューに関してお知らせいただいている.

これらの状況は 4.5 からではなく, 4.01 でも起きる問題だそうだ.

埜口氏によれば, Favorits メニューのカスタマイズ後戻ってしまうしまう現象は Mac OS 8.5 上の 4.01 から起きていると思われ,回避法は Internet Explorer 起動後 5 秒ほど待つこと.

また,倉田氏によれば,起動時に空白のページを表示するようになっていると遅くなるそうだ.メールなどからリンクをクリックして起動した場合やホームページを表示するように設定していると回避できるという方法をお知らせ下さった.



● Internet Explorer の起動中の静止


松瀬氏によれば, MacFixIt の指摘は Macintosh 版 Internet Explorer の昔からの特徴である.履歴ファイルまたはブックマークの数が多いと,起動画面が出たところでポインタが静止してしまう.ファイルの読込みに時間がかかっているのではなく,ブックマークからメニューを構築するのに時間がかかっていると思われる.(ブックマークを RAM ディスク上に置くようにして起動しても同じことから)

対策は履歴を可能な限り減らすしかないそうだ.小林氏からも情報をお寄せいただいている.



● Internet Explorer の日本語文字コード設定


松瀬氏からお知らせいただいた. Internet Explorer のブックマークファイルには charset が x-mac-roman に設定されるという仕様があるそうだ.このためにブックマークをブラウザで開くと,どの言語に指定しても x-mac-roman に設定されて,日本語などが文字化けしてしまうという不具合があり, Internet Explorer 4.5 でも治っていない. charset の部分を強制的に書き換えてもブックマークが更新される際に戻ってしまうそうだ.



● Internet Explorer: Finder の異常終了?メモリリーク


松瀬氏は, Internet Explorer をしばらく使った後,再起動時にファインダーだけが終了したり,再起動後に Internet Explorer 関連のファイルがゴミ箱に入っているという現象をよく経験するそうである.

Internet Explorer については使用メモリがかなり増大する現象が起きるが,関係しているかも知れない.



TechTool Pro DNA 019 および TechTool 1.1.8


Mac OS 8.5.1 US 対応.



● Ethernet ハードウェアアドレスの表示法


"詳しい情報も指定" とした利用者モードで AppleTalk コントロールパネルで表示される "情報" ボタンをクリックすると表示される.



● 2 台の Macintosh を Ethernet 接続する


これは昨年の 11 月上旬に作成したものなのだが,手を入れようと思いつつそのままになっていた.手を加える時間など永遠にできないと思えるので公開する. iMac とのクロスケーブルでの接続がうまくいかないというケースをよく聞くので,昨年のその時点で公開すればよかった.

「 Ethernet 対応マシンであることの確認」

Macintosh を Ethernet 接続するためにはその Macintosh が Ethernet に接続できる仕様であるかどうか確かめる必要がある.そのためにはマシン背面のポートを確認する.双方向矢印の間に三つの点が並んでいるアイコンがついている接続口があれば対応している.そうでない場合は Ethernet カードを増設する必要がある.

そのアイコンのポートが電話のモデュラージャックのような形を一回り大きくした形の RJ45 ポートであれば,広く使われている 10BaseT または 100BaseTX ツイストペアケーブルを使用できる.最近の Macintosh にはこのポートが付いている.モデムポートよりは差し込み口が大きいが似ているので間違えないこと.

6100, 7100 など第一世代 Power Macintosh や Quadora 等のマシンでは AAUI ポートとなっている.この場合はトランシーバによっていくつかの Ethernet 接続形式に対応するようになっているので, 10BaseT ケーブル接続用 AAUI トランシーバが必要である.

7500, 8500 など第二世代 Power Macintosh には RJ45 と AAUI ポートの両方が装備されている.ただし,一台のマシンで両方を同時に使用することはできない.


「接続方式/ケーブルの選択」

マシン本体が対応していることが確認できたなら,接続方式と対応ケーブルを選択しなければならない.方式は二つあり,それぞれに使用する 10BaseT ケーブルの種類が異なっている.()内が 10BaseT ツイストペアケーブルの種類である.

・ HUB という中継装置を使う方式(ストレートケーブル)
・ケーブルだけで直接接続する方式(クロスケーブル)

一般にケーブルだけで接続する方が簡易だと思われているが,私はそのようには思えない.初心者には HUB 方式の方がよい.クロスケーブルでの接続は経験者にはよいかも知れないが,初めて Ethernet 接続しようとする場合には敷居が高い.接続できないトラブルに一度は見舞われるだろう.

HUB は将来的な拡張にも対応でき,接続時の柔軟性もあり容易に接続できるので,なるべくこの方が初心者にはよいだろう.欠点はコストなどであろう.ケーブルが 2 本必要なことを忘れないようにしたい. HUB 本体はポート数に従って価格が異なる.設置場所が必要だし,ケーブルの取り回しなど環境が乱雑になりやすい.また, HUB への電源供給が別に必要なので,コンセントが確保できるかどうかの確認も必要だ.

HUB は将来を考えて10/100 Ethernet 自動認識切り替え HUB を購入すべき時代になった.例えば, LAN 内でバックアップマシンを運用するというように大きいファイル転送が頻繁にある場合はそれらを選択すべきだ.この場合最適化されている Mac OS 8.5 以降を用いるべきである. Mac OS 8.1 の Open Transport では 10Base と 100Baseとの違いはあまり現れない.ただし, 100 Base はマシン側でそれに対応していなければその速度を享受することはできない.

クロスケーブル一本で直結する方式は簡便な方法であるが,将来的な拡張性がなく限定されたものだ.経験者が限定した使用であることを心得て行うにはよい方式である.マシンが対応していればケーブルだけで 100Base の速度が使える利点もある.しかし,接続できない場合があり, Ethernet 接続未経験者には向いていない.

ストレートケーブルとクロスケーブルが混在するとケーブルの区別がしにくく,トラブルや混乱の原因となる.できればストレートで統一したい.クロスケーブルで接続する場合はストレートケーブルをクロスケーブルに変換するアダブタがあるので,ストレートケーブルとアダブタを揃えればよい.最近のケーブルは10/100 Ethernet のものがほとんどである.


「機器の接続」

接続に順序などはない.電源投入順も関係ない.また,使用中に接続している機器の電源を終了したり,ケーブルを着脱しても機器が壊れることはない.

HUB の中にはカスケード接続( HUB 同士を接続する)をデフォルトにしたポートを持つものがある場合があり,説明書などで確認してそのポートは今回のような用途に使用しないようにするか,切り替えスイッチなどがある場合は切り替える .


「ソフトウェア」

Ethernet 接続するためにはシステムソフトウェアが必要である.最初から製品仕様として Ethernet ポートが組み込まれている Macintosh や Apple 製 Ethernet カードを増設した Macintosh の場合,システムインストール時に必要な機能拡張類がインストールされているので何も必要ない. Performa など Ethernet 接続機能が最初からない製品に Apple 製またはそれ以外の Ethernet カードを増設した場合にはそれらをコントロールするドライバが必要である.製品に添付されているドライバ類をインストールしなければならない.サードパーティ製のカードの場合は Apple の Ethernt ドライバではなくそれら製品添付のものを使用しなければならない.


「設定」

二台の Macintosh あるいは限られた範囲での Macintosh やプリンタ間の接続では TCP/IP 接続は必要ないことがほとんどである. AppleTalk でまず事足りる.従って,互いの Macintosh での設定は AppleTalk ,ファイル共有,利用者&グループ,共有するフォルダの共有設定だけでよい.具体的な方法,手順はヘルプセンターや Mac OS ヘルプを参照すればよい.

Web 共有を使用したり,インターネット接続を Ethernet で共有するような場合には, TCP/IP の設定が必要である.インターネットを利用しないでWeb 共有を利用する場合の IP アドレスはプライベート IP アドレス (192.168.以下) を使用すればよい.インターネット接続を共用する場合はインターネット接続機器,あるいはソフトウェアの説明書に従って設定する.


「 Internet ダイアルアップ接続を Ethernet 上で共有する」

すでにどちらかのマシンでモデムによる IP 接続ができている場合,ソフトウェアルータ(例: IPNetRouter など)を使用するか,シェアリングハードウェアを用いる. ISDN が利用できるのであればダイアルアップルータを購入すれば Ethernet 接続ポートがついている.ただし,10/100 Ethernet 対応という製品は限られている.

私自身は VICOM Internet Gateway というソフトウェアルータを使用し, HUB 接続した Ethernet 上で共有している.ただし,日本語版は Mac OS 8.1 まで対応でサポート終了してしまった.


「トラブルシューティング」

以下の点を確認したい.

・ AppleTalk コントロールパネルは Ethernet にする. TCP/IP の設定は Web 共有や一方のマシン上でソフトウェアルータを使用しないのであれば関係ない.

・ AppleTalk コントロールパネルで Ethernet の選択項目が現れない場合,物理的に接続できていない.

・ Ethernet カードや HUB にあるランプが点灯しない場合,物理的な接続ができていない.
逆に言えば点灯する場合,接続はできている.

・ Ethernet カードや HUB にあるランプが点灯しっぱなしで点滅しない場合,信号が流れていないことを示す.システムかソフトウェア上の設定,ケーブル異常ほかの何らかの問題.

・クロスケーブル直結の場合,双方のマシンが起動していなければならない.片方だけ起動して設定等することはできない.

・ファイル共有するマシン上で,ファイル共有コントロールパネルのマシン名の設定がない場合,他マシンのネットワークブラウザやセレクタにファイル共有元のマシン名は現れない.

・利用者&グループの設定ができていないと設定されていない共有マシン上のフォルダなどにアクセスできない.

・クロスケーブル直結の場合,片方だけ設定しても AppleTalk を Ethernet に切り替えできず,エラーが出る場合がある.



(C) Akiyama Satoru



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