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[ 98/3/31]


新一体型 G3 All-in-one ( Artemis ) の写真とデータ

G3/233 と 266 の2モデル
512 K L2 ,117または 133-MHz 64-bit バックサイドバス
32 MB SDRAM 3スロット 上限384 MB
64-bit バス
4 GB EIDE, Floppyドライブ, 24 倍速 CD-ROM
ADB, DB-15, SCSI , RS-232/RS-422, 各ポート
10BASE-T, 7 インチ PCI
15 インチモニタ, VRAM 2MB ( 6MB まで増設可)
Video 入出力 ( 266 モデルのみ)
OS 8.1

高さ 50.5cm
幅 40.9cm
奥行き 45.7cm

これが噂の奥歯の Macintosh なのだろうか.現在の一体型より若干大きいが,筐体のカーブで見かけは小さく見えるのだろうか.このスペックで 1000 ドルだとするとこれはすごい.ただし,どこにも価格は出ていないので 1000 ドルの真偽のほどは現時点では判らない. 4/4 から北米の教育関係のみに発売される予定.なお,標記リンクに記載の 2GB 内蔵ハードディスクの記述はどうも 4GB の誤りではないだろうか.

追記:
MacWEEKによれば, 1,499 ドルと 1,799 ドルらしい.また,ハードディスク容量の誤記載は訂正されている.


● TechTool Pro 2.0.1 と HDT が非互換

MacInTouch 3/28-29 , 30 は TechTool Pro 2.0.1 と FWB のディスクドライバが非互換な場合があり,修復機能を使用するとデータ消失の可能性があることを 読者からの報告などから報じている. MicroMat は問題を修正した 2.0.2 をユーザに送付している.

MacInTouch は MicroMat のメールを紹介している.また, MacFixIt Troubleshooting TechTool Pro 2 を作成している.

MicroMat によれば,問題は Hard Disk ToolKit によって作成されたあるバーティション形式で TechTool Pro 2.0.1 が正しく計算できないアロケーションブロックサイズを用いることに起因する.そのため,間違ったマスターディレクトリブロックとして計算され,ボリューム構造テスト ( Volume Structure test ) 機能と修復機能をもちいたときに問題が起きる.問題が起きるのは以下の 3 条件が満たされている場合である.

・ドライブが FWB ドライバでフォーマットされていること
・ドライブが 1 GB 以上であること
・ドライブが 1 以上の小パーティションに分割されていること


● EGBRIDGE V9.0 R2の不具合の回避法

3/25 記事「 EGBRIDGE V9.0 R2 の不具合」に関して暫定的な回避法他を佐々木氏からいただいた.

1.学習機能について
(人名地名辞書オンで人名地名変換が優先され,他の変換が学習されない)


人名地名辞書の使用を停止する.(停止しても一般的使用だと変換される)

2.環境設定で「 / 」に「・」を割り当てると半角英数でも「 / 」となる問題

「 option 」+「?」キーまたはテンキー側の「 / 」キーを使用する.

また,佐々木氏によれば「 capslock 機能を直接英数入力にしてしまうと、大文字のキャラクタしか入力できなくなってしまう」現象は確認できなかったそうだ.


● B'sCrew 2.1.1 のパフォーマンス低下

B'sCrew 2.0.3 から 2.1.1 にアップデート後,システムの動作全体がかなり落ちるという複数のユーザの使用状況を踏まえての報告をまつの氏からいただいた.まつの氏は内蔵ハードディスクは ドライブ設定 1.4 によっているが, MO に B'sCrew を使用している.

98/1/26 記事には「フォルダを開くのが遅い」として B'sCrew 2.0.3 インストール後の類似の問題を紹介している.そこでは PRAM クリアで症状が改善された報告がなされている.


● Netscape : Type 2エラー(継続)

Mac OS 8/8.1 で Netscape 4.04.1 などを使用すると Type 2 エラーでアプリケーションが終了してしまう問題についていくつかメールをいただいているが,直江氏の情報からの Netscape 4.01までを使用することで基本的に改善されるようだ(4.01a は未対応).

ATOK ,B's Crew,Text Encoding Converter については ATOK ,B's Crew を外すことでは改善されないことが多いようだが,Text Encoding Converter では改善されることもあるようだ(八木氏他).B's crew のサポートははっきり問題なしと言っているそうであるが(細田氏),吉田氏は「B'sCrew DriveSupport」「B'sCrew Extension」のどちらかを外すと問題が解消したそうである.

奥寺氏は機種依存を報告下さっている.Performa 5440で "TARGET= "タグのリンクをクリックすると必ず Type 2 エラーが出るが,同じシステム構成の PowerBook 2400 では問題が起きないそうである.( Mac OS 8.1 )

Type 2 エラーは, CPU が 68000 のマシンでメモリの奇数アドレスにアクセスしようとして出るエラーのようなのだが,これは PPC マシンでは起きないはずのものである.私はクラリスワークス 4.0 v3 でファイル保存時に多発したが, v4 にアップデートすることで出なくなった. ( Mac OS 8 )

かつて PPC 移行期に Type 11 エラーが頻発した経緯から考えても, PPC ,040 マシンで Mac OS 8/8.1 下で Type 2 エラーが出る場合はアプリケーションが Mac OS 8/8.1 に非対応であるのではなかろうか. ATOK や Text Encoding Converter ,ドライバで問題が解決する場合があることからはシステムの低いレベルでの関わり,日本語との関わりも考えられる. Mac OS 7.6.1 以前にすることや,英語版 OS 8 を使用するなども回避法としては考えられる.なお,何度もこれまで取り上げてきたとおり, ObjectSupportLib が機能拡張に入っている場合は外すこと.


●ATOK11 の問題

伊菅氏からいただいた.

・ option+space で次候補 10 語の選択にならない

・ Microsoft Word 6.0 で漢字選択の際スクロールバーが動かない,また,変換ボックスが移動できない

私も確認した.


● PageMaker 6.5J のヘルプの問題(回避法)

長岡氏から PageMaker 6.5J のヘルプ表示の問題について回避法をお知らせいただいた.

私は PageMaker 6.52 J を使用していますが,ヘルプアイコンからヘルプを見ようとすると,「ヘルプアプリケーションかヘルプファイルが見つかりません.」という内容のアラートが表示されてヘルプが起動しません.

調べた結果, PageMaker 側がヘルプアプリケーション名を「 QuickHelpェ 4.1.0」とし ているのに, RSRC フォルダ内にインストールされているヘルプアプリケーション名が「 QuickHelp 4.3.3J 」であることが原因のようです.このヘルプアプリケーション名を「QuickHelpェ 4.1.0」にすることで正常に起動するようになりました.

QuickHelp「ェ」 4.1.0 の「ェ」は半角カタカナとなる.



[ 98/3/28]


● Macintosh 内蔵 CD-ROM ドライブの CD-RW ディスク読みとり

TIL: 30482 Apple CD Rom Drives: Support for CD-RW Discs

CD-RW ディスクをサポートしているのはデスクトップ PowerMacintosh に内蔵の 24 倍速ドライブだけである. PowerBook や古いデスクトップの CD-ROM ドライブはディスクの一部を読めるかも知れないが,サポートしていないので信頼性に欠ける. CD-RW は CD-RW ドライブで使用されるように作られている.他のマシンでも使用できるようにするためには, CD-RW ではなく, CD-R としてフォーマットすべきである.


● MathLib は不要

Apple Support は MathLib 機能拡張はシステムに組み込まれたので必要ないとしている.


● Mac OS 8 : Type 41エラー

TIL: 24431 Mac OS 8: Error Type 41

Type 41エラーは新しいが Mac OS 8 特有の問題ではない.これは「 Finder を読み込めない」という意味のエラーである.このエラーが出るときには Finder が損傷しているので Finder を取り替える.

Finder をロックすることは問題の再発を防ぐが,ソフトウェアをインストールする際に問題が起きることがあるだろう. Mac OS 8.1 にアップグレードすると問題の一要因をなくすだろう.もし,ソフトウェアインストール直後にエラーが発生するのであれば,インストール中に問題が発生したかソフトウェアに問題がある.再インストールする際に Disk First Aid を使用するように.


● PowerBook : VST Zip ドライブでの処理の遅れ

TIL: 24432 PowerBook 1400: Delays In Scrolling, Typing, Cursor Movement

PowerBook 拡張ドライブベイで VST Zip ドライブを使用すると,プルダウンメニューやスクロールバー,文字入力で大変遅くなる.ポインタやインサーションポイントが静止したり時には消える.

これは VST の Zip ドライブをアップデートすることで解決される.VST の WWW サイトからソフトウェアを入手できる.


この問題は 97/12/5 記事「 VST PowerBook 用 zipドライブの問題」として取り上げたことがある.併せてお読みいただきたい.


● Appearance Extension 1.0.2 の障害:システムスーツケースが開けない

TIL: 24436

Appearance Extension( Appearance 機能拡張) 1.0.2 がインストールされているとシステムスーツケースを開こうとすると「ファイルが壊れている」というメッセージが出る.これは Appearance Extension 1.0.2 で起きる問題でシステムスーツケースは壊れていない.

何かをシステムスーツケースに加えたり削除したりする場合,システムフォルダ外に作成したシステムスーツケースに加除し,アクティブなスーツケースと取り替える.

Appearance 機能拡張のバージョンは, Mac OS 8 が 1.0 , OS 8.1 が1.0.1 である.ここに書かれた 1.0.2 がどのようにして入手,インストールされるのか私は知らない.

追記:
水鳥氏から, 1.0.2 が Software Development Kits (SDKs) として Apple FTP にて公開されているとご教示下さった.


● Netscape : Type 2エラー(継続)

直江氏から,Netscape Communicator 4.03 (ja) Macintosh版に Netscape 4.03 (ja)は Mac OS 8 をサポートする予定がないことが述べられていることをお知らせいただいた.直江氏によるとそのためにソース表示など新しいウインドウを開く操作で頻繁に Type 2 エラーを生じるという.また,この障害は Netscape 社も確認していて, MacOS 8 上では Netscape 4.01a の使用を推奨しているとのことである.

ネット上やいただくメールから Netscape で Type 2 エラーが多く生じているらしいことは知っているのだが,私は 26 日に書いたように Netscape での新規ウインドウでエラーが生じたことはない.私はほぼ毎日 100 程度の数の新規ウインドウをNavigator 4.04.1 で表示させている.


DiskDriveTuneUp SE 2.0J , SpaceSaver

山田氏から DiskDriveTuneUp SE 2.0J に関して FAQ が公開されていることをお知らせいただいた. IDE は現時点では未サポート, CD-ROM からの起動はできないこと( Apple のライセンスではシステムの配布はしないため)が内容である.

なお,同社, StuffIt Deluxe 4.5J サポートページには MacOS 8.1に SpaceSaver が非互換で Macintosh を起動できなくなる問題が述べられている.SpaceSaver のこの問題について私は早くから認識していたのだが,かつて SpaceSaver が私の使い方では有益でないことを本ページで発表しているために,これまで触れていなかった.なお, SpaceSaver には SpaceSaver 圧縮ファイルを StufItt Expander などで復元するとファイルが壊れてファイルを失うことがあるという重大な問題があることを私は経験している.


HDT v2.5 to v2.5.2 Updater

FWB の Hard Disk Toolkit 2.5.2 updater の説明によると,以下の変更と解決されていない点がある.

「新機能と修正」

・ Create New Volumes window で HFS + を作成できる
・複数のボリューム作成を高速化
・ネットワークプロテクトによる問題の修正
・ 2GBを若干越えるドライブ またはいくつかのマシンで起動できない問題を修正
・ユーザが Configure Driver へのアクセスができないことがある点を修正
・ 5200/6200/6310/6350 でドライバ更新できない問題を修正
・大変大きいボリュームでローレベルフォーマットするなど時間のかかる処理中にクラッシュすることがある問題を修正

「 2.5.2 で分かっている問題」

・ Hard Disk ToolKit と Personal Edition は Quadra 630/PowerBook 190 の IDE/ATA ドライブを未サポート
・ PowerBook の SCSI モードの未サポート
・ドライバ更新後,自動マウントをオフにしているボリュームが自動マウントされる(再チェックすればよい)
・ power management (スリープ).多くのマシンで power management は機能するが,異なったドライブとファームウェアによっては全てのマシンで信頼性を欠く. Apple ドライブを所有している場合,ファームウェアアップデートをすること.



● Office 98 の問題(続): Office Utility によるシステムフォルダの削除

Microsoft のページ MacFixIt 3/26, 27 記事によると, Microsoft Office 98 の Office Utility を使用するとシステムフォルダがゴミ箱に捨てられる.そのまま何も知らないでゴミ箱を空にするとシステムフォルダが削除されてしまう.

MacFixIt 3/27 記事では 本ページ 3/21 記事で紹介したほか, PowerPoint で大きいファイルを PowerPoint 4.0 フォーマットに変換しようとするとメモリエラーが表示されることや PowerPort Juggler との問題が報告されている.

TIL では以下のファイルが作成されている.

TIL: 24438 Microsoft Word 6.0.1 For Macintosh: Printing Envelopes ( Word 6.0.1 での封筒へのプリント)

追記:
Remove Office 98 version 1.1が公開された.
また, PowerPoint の問題については, Microsoft Office 98 フォルダ/ Officeフォルダ / Translators フォルダ内の "PP Translator 8-4" のアプリケーションメモリ割り当てを増大させることで回避できる.

追記2 :
諏訪園氏から PowerPoint の問題について日本語版 Office 98 では "PP Translator 8-4J" が該当するとお知らせいただいた.



● SAM と PowerBook

MacFixIt 3/27 記事は PowerBook で WorldScript II と SAM 4.5.3 がコンフリクトし,再起動選択時システムフリーズを起こすという投稿を紹介している.( SAM Intercept の起動時の読み込み順を遅くする, SAM メモリ割り当てを増大させることでも回避できるという情報もある)



[ 98/3/26]


●省エネルギー設定で設定が保存されない:回避法

TIL: 21059 Energy Saver: Saving Preferences (3/97)

省エネルギー設定コントロールパネルでシステム終了時間を設定してもその時間には終了せず,別の時間に終了する.これは省エネルギー設定コントロールパネルで「起動およびシステム終了予定」の画面のまま省エネルギー設定を閉じることによって起きる.必ず「スリープ設定」画面に戻してから省エネルギーコントロールパネルを閉じることで設定が保存される.

この問題は 97/2/11 記事「省エネルギー設定での自動起動,終了の問題」として過去に記事にしたことがある.終了できないこともあるなど,終了について問題が発生し,起動には問題がない.その時点でこの回避法は判っていなかったために,当時私のサイトで初めてこの問題が発表されてからいろいろなニュースサイトでこの問題が取り上げられ,多くの方からメールをいただいた.その結果,自動電源オン/オフコントロールパネルによって回避する方法が取られることになった.しかし,私には納得できないことがいくつもあって現在まで不思議に思っていた.(機種によって異なったり,同一機種で起きたり起こらなかったり,はなはだしくは同一マシンで現れ方が異なった)

上記 TIL 記事の方法は日本では紹介されていないと思われるので,多くの人々が自動電源オン/オフコントロールパネルによる方法を採っているままなのではないだろうか.私のところで問題が出ていたマシンについて三日前から上記 TIL の方法を試しているが,正常に動作するようになったので確かに効果を認めることができる.(自動電源オン/オフを使用していた場合で今回使用をやめても改善がない場合,機能拡張マネージャで Mac OS 全てにして省エネルギー設定初期設定を捨ててシステム終了し,起動時に PRAM クリアを行い最初から設定をしなおすといいのではなかろうか)


● ATOK11 と Netscape : Type 2エラー(継続)

3/25 記事「 ATOK11 と Netscape : Type 2エラー」について岡崎氏と八木氏からいただいた.

八木氏も Netscape の Type 2 エラーが発生していたが, B's Crew (コントロールパネル?)を外すことで改善されたそうだ.ハードディスクは Apple 純正のドライブ設定, MO のマウントにマルチドライバーというコントロールパネルを使用されているそうである.(余談だが, PC Exchange にも SCSI マウントの機能が含まれている)

岡崎氏は ATOK11 と共存できていることをお知らせ下さり, Text Encoding Converter に問題が関連している可能性を述べておられる.岡崎氏は Text Encoding Converter 1.3.1 を使用されている.

ATOK11 と問題が関連するとすれば, Text Encoding Converter の線はあるかも知れない.私はというと,よく聞くType 2 エラーはクラリスワークスで一時お目にかかったのみで他で遭遇したことがない.(クラリスワークスは v4 にアップデートすることで解決した) ATOK11 , Navigator 4.01.1 J, Text Encoding Converter 1.2 で問題は起きない.ソース表示はよく使う方だろう.


● 9600 での EDO メモリはインターリーブが利かない

9600 に EDO メモリは使用できるが,そのいくつかはインターリーブが利かないかも知れないし,また異なったスロットに装着すると問題が起きる. Apple は fast paged mode の使用を薦めるがこれらを混在して使用することはできる.


● PB 150, 630, 5200 など IDE ディスクの容量上限

TIL: 17595 IDE Volume Sizes (4/95)

PowerBook 150, 630 シリーズ, 5200/75 の IDE インターフェースに組み込まれたドライバは 2 GB までの IDE で機能する.しかし,これらのシステムで使用される IDE ドライブは, 520 MB DOS-BIOS の限界を越えるためにドライブメーカが採用した方法である Logical Block Addressing (LBA) をサポートしていなければならない.そのようなドライブであれば 500 MB 以上を使用できる.

これは私には PowerBook 150, 630 シリーズ, 5200/75 では内蔵 IDE ハードディスクボリュームサイズの上限は 2 GB であると読める.「ボリューム」と書いてあるので, 2 GB 以上の IDE ハードディスクが内蔵できないということではないだろう.パーティションを作成して 2 GB 以上のボリュームを作らなければいい.

ビギナーの方へ:

ボリュームとはデスクトップにマウントされるパーティションされた一つ一つのハードディスクの単位や CD-ROM ,MO ,フロッピーディスクなど,多くの場合アイコンとして現れる記憶デバイスの単位.


● TIP : 「書類」フォルダを他パーティションに置く類似の方法

一般設定コントロールパネルで作成される「書類」フォルダはパーティションを施したハードディスクの起動ボリュームに作成される.そのため,保存したい希望ボリュームに書類を保存できない場合がある.希望ボリュームに作成したフォルダのエイリアスを「書類」フォルダに作成することで解決した.


B'sCrewVer 2.1.1 アップデータ

Ver 2.0.3/2.1.0 をアップデートする.2.1.0 からは次の修正があると書かれている.

一部のサードパーティ製SCSIカードに接続されたドライブから、システム起動できないことがある問題を回避

エラーメッセージ、エラー詳細情報の強化

その他、細部改良



[ 98/3/25]


● EGBRIDGE V9.0 R2 の不具合

アップデータ(昨日記事参照)によりアップデートした EGBRIDGE 9 で問題が出ている.(あるいはアップデート後も問題が解決しない?)

横田氏はをアップデート後以下のような不具合を発見し,サポートに連絡したところ,サポートも確認した.以下,横田氏のメールを引用する.

1 .学習機能の問題

人名地名辞書を接続している場合,「言うじゃないですか」と,いった常識的な文章に対し,変換第一候補として「藺生じゃないですか」と,いった人名,もしくは地名を含んだ非常識な変換がなされ,常識的な変換を選択し,確定しても以降,その確定が学習に反映されず,常に,第一候補として,「藺生じゃないですか」のような非常 識な変換が表示される.

上記の例のみならず,使い込めば使い込むほど,同様の問題が発生するようになり,現在ではとても使い続けられる状態ではありません.

この不具合に対しERGOソフトはEGBRIDGE9.0のトラブルであると認めており,その対策としては,

( 1 )辞書ツールのユーザ辞書一覧を起動

( 2 )表示内容:[全て表示]のポップアップを option を押しながら [ 全て表示 ] に選択し直す.

(3)すると,普通では見えない自動登録語が表示される.ここで,誤変換に関連しそうな語を全て削除する.この場合であれば「言」「藺生」などがあれば削除する.

と,していますが現在の状態ではあまりに誤変換が多いため,現実的な対処とは言えません.

また, ERGO で確認した再現手順と再現法則も返信FAXに含まれておりましたが,私自身の経験とは異なるものでした. ERGO 側では人名地名を含んだ変換で,一度確定してしまうと以後学習が効かなくなってしまうと認識しているようなのですが,私自身の経験では,あるとき突然,妙な変換が第一候補としてあげられ,そのとき,ちゃんと候補を選び直して確定しても,以後,その妙な変換が第一候補として現れ続けるといったものでした.

2 .「環境設定」→「ローマ字設定」→「記号キー」で「?」「・」キーに対し,「・」を割り当ててしまうと,半角英数入力時でも,半角の「・」が入力され,「/」を入力することが出来ない.

この問題は仕様の問題とも取れますが,私個人としてはあまりに非常識な仕様であると考えています.そもそも英語のキーボードでは「・」など存在しないはずですし,私自身は日本語入力中は「・」を英文入力中は「/」を多用するため,困っています.また,私は EGBRIDGE の capslock キーによる英数切替え機能が気に入ったため, ATOK からわざわざ乗り換えたのですが, capslock 機能を直接英数入力にしてしまうと,大文字のキャラクタしか入力できなくなってしまうので,この場合, capslock 機能をあきらめるほかありません.

ERGO からの回答も, EGBRIDGE の根本部分の問題のため, EGBRIDGE 9.0 では修正することが出来ないとしています.

追記:
暫定的な回避法他を佐々木氏からいただいている.

1.学習機能について(人名地名辞書オンで人名地名変換が優先され,他の変換が学習されない)

人名地名辞書の使用を停止する.

2.環境設定で「/」に「・」を割り当てると半角英数でも「/」となる問題

「option」+「?」キーまたはテンキー側の「/」キーを使用する.

また,佐々木氏によれば「 capslock 機能を直接英数入力にしてしまうと、大文字のキャラクタしか入力できなくなってしまう」現象は確認できなかったそうだ.

3/31 記事でもこの追記を紹介している.


● ATOK11 と Netscape : Type 2エラー

両角氏からいただいた.両角氏は Netscape Navigator 4.04.1J 使用中にページソースを見ると必ず Type 2 エラーが出て Netscape が異常終了していた.(英語バージョンの Netscape 4.04.1 では問題は発生しなかった)

両角氏は ATOK11 を外してみたところ問題が起きなくなったという.( Mac OS 8.1, 7600/132)


●システムソフト電子辞典:一部辞書の使用制限による問題

システムソフト電子辞典の以下の Macintosh 版辞書で 3月 1 日以降起動できなくなる問題が出ている.

日外最新ビジネス・技術実用英語辞典
日外コンピュータ用語辞典
日外 25 万語医学用語大辞典

匿名氏の情報では,これについてシステムソフトからユーザにダイレクトメールで「システムソフト電子辞典 2.0.1アップデータ」が配布されている.元の「システムソフト電子辞典 Ver.2.0.1」に使用期間制限があったようで問題が出ているものを 2.0.1Up に変更され元の 2.0.1 は自動的に削除されるらしい.

参考ページ:

「システムソフト電子辞典 Ver.2.0.1 for Power Macintosh」アップデータ
システムソフト電子辞典のページ
お詫びとお願い


● Eudora-Pro 3.1.1-Jr1 :文字が緑色になる問題

杉崎氏から Eudora-Pro 3.1.1-Jr1 の問題を 2 点いただいた.次記事と二つに分けてご紹介したい.

「メッセージ」→「返信」により作成したウインドウの本文の最初から入力した場合,文字色が緑色になる.かなりの度合いで発生する. 緑色が薄い場合と濃い(ほとんど黒)の場合とがある.一度保存し開けば文字色は黒にもどる(書式情報を捨てる設定にしている場合).当面はこの方法にて対処している.

サポートの回答

文字が緑色になる現象は,弊社でも確認いたしました.
この件につきましては修正する方向ですすめておりますが,具体的な時期等については,現時点では未定となっておりますので,申し訳ございませんが,ご了承ください.お手数でございますが,現在ご利用いただいている方法で,しばらくの間ご回避いただけますでしょうか.


● Eudora-Pro 3.1.1-Jr1 : MacVJE-Delta との問題

上記,杉崎氏の情報.サポートの回答とあわせ紹介する.

日本語文字列の変換中の変換対象文字列のアンダーラインが,下線でなく中線になってしまう.再変換の場合にも同じ.きちんと変換はされるので致命的ではない.日本語 IM は MacVJE-Delta 1.02A.他の日本語IMはインストールしていないので確認はしていない.

サポートの回答

お問い合わせの件について, MacVJE-Delta を使用して,弊社でも現象が確認できました.
弊社で確認した別の FEP (ATOK11,ATOK8,EGBRIDGE,ことえり)では同様の現象は確認しておりませんので, FEP の違いによる互換性の問題もあるかと思われます.この現象に関しましては,開発でも把握しております.確定後は線が消えるということですので,ご不便をおかけしますが,ご了承いただけますでしょうか.


● Eudora Pro :スタイル情報での問題

吉原氏は送ったメールが 1 行分余計に改行され空白行が挿入されることがあることに気が付き,クニリサーチのサポートに連絡を取った.サポートによれば,スタイル付き情報(色やフォントの情報)で問題が起きることがあるらしい.

サポートの回答

受信側のメールソフトによっては互換性の問題で,メール本文に「」等の文字情報が表示され,改行が含まれた状態で表示される場合がある. Eudora Pro 3.1.1-Jr1 のバージョンで,通常の方法で送信している(スタイル情報を付加せずに送信している) のに,受信側でスタイル情報が含まれた状態になる (受信側で各行に空白行が挿入された状態になる).メーカーはこの問題を確認しているが,修正時期は未定.

回避法としては,通常スタイルテキストを利用しない場合,「特別」メニュー / 「設定」 / 「スタイルテキスト」 / 「スタイル情報を捨てる」の設定にする.


● SoundEdit 16 Ver. 2.0.1J : MacOS J1-8.0/8.1 で起動できない

比舍氏からお知らせいただいた. SoundEdit 16 Ver. 2.0.1J を Mac OS 8.1 アップデート後起動すると SoundEdit 16 Ver. 2.0.1J のロゴを表示後すぐ Type 3 error で 終了し起動に失敗する.(仮想メモリーを ON にするとType 10 error で 終了する.MacOS J1-7.6.1 では問題なかった)

比舍氏は発売元のマクロメディアのページに,

SoundEdit 16 ver 1.0J や、ver 2.0.1 は Mac OS8 上では動作しません. Mac OS 8 で動作させるためには ver 2.0.7 というバージョンが必要になります. 2.0.1 の登録ユーザーの方にはこちらからアップグレード CD-ROM を送付していますが,まだお手元に届いていない方は下記までご連絡ください

マクロメディア株式会社 03-5563-1980 .. .」

という記述を発見された.

サポートに電話連絡したところ,登録確認の上で要求があったもののみに CD-ROM を送付しているとのことであった.


● Mac OS 8.1 :サウンド関連アプリケーションとリストビュー

八尾氏によれば,MacOS 8.1で,サウンドを再生するアプリケーション(ムービープレーヤー,オーディオ CD プレーヤー, VSC-88 等)を実行中,リストビューのフォルダを開くとフリーズする.標準インストールのシステムで起き, 8.0 では起きなかった.

現在分かっている回避法は

仮想メモリをオンにする

「フォルダ容量を計算する」をオフにする

のいずれかであるが,仮想メモリオンはサウンド再生,ビデオ取り込みのパフォーマンスが著しく低下してしまう.


● Mac OS 8.1 : CD-ROM や Zip 挿入時のフリーズ

3/4 記事「 Zip と Mac OS 8」( Mac OS 8.1 にしてから CD-ROM や Zip を挿入すると時々アイコンが出る前にフリーズする)について甲藤氏と吉原氏から続報をいただいている. この問題については MacFixIt が 2/18 記事としてアップルメニューオプションが疑わしいなどとしているのだが,甲藤氏によれば, Iomega Tools 5.5.1でも改善されず,アップルメニューオプションを外すことでも効果がない.しかし,ファイル共有を解除すると大幅に改善されるそうだ. Mac OS 8.1 と CD-ROM に関しては 3/2 記事「 Mac OS 8.1 : CD-ROM ファイル共有の問題」があり,関連があるかも知れない.

吉原氏は OS 8 から OS 8.1 にアップデート後, Zip の問題が出なくなったが,ディスクを排出するときにごくまれに Finder が 1 秒前後消えることに気が付くようになった.

追記:
吉原氏から原因が判明したとお知らせいただいている.他のハードディスクなどの複数起動可能ディスクのドライバ同士のコンフリクトが原因であったようである.


● PowerBook : 7.6.1 と CD-ROM

片山氏からいただいた.片山氏は PowerBook 5300 ce で Mac OS 7.6.1 にしたところパイオニア CD-ROM を接続していないと起動時に爆弾が出るようになった. PRAM クリアでも一時的に改善はあるが元に戻ってしまう.そこで,ハードディスクをドライブ設定 1.3.1 で初期化後,クリーンインストールをすると問題なく起動するようになった.



[ 98/3/24]


EGBRIDGE9.0R2.Updater : WWW での配布

98/2/20 記事「 EGBRIDGE 9 アップデータ 0R2 の配布」でふれたアップデータが ERGO ソフトの WWWページから配布され始めたと工藤氏からお知らせいただいた.私のページの六反田氏の情報から工藤氏が ERGO ソフトに要請し,今回のことが実現した.

このアップデータではキーボード最上段より記号が正しく入力されない問題を修正するなど多くの修正が施される.詳しくは標記ページか私の 2/20 記事を参照されたい.



[ 98/3/23]


● Mac OS 8/8.1 :ゴミ箱に捨てられない

TIL: 30461 Mac OS 8: Items Can't Be Left In Trash Message

ゴミ箱になにかをドラッグすると「ゴミ箱に残すことはでません.直ちに削除する必要があります」とメッセージが表示される.また,ハードディスクにいつもはない "Trash" というフォルダができている.

これは 1904 年など不適切な日付にリセットされると Mac OS 8 / 8.1 で発生する.特に PowerBook ではバックアップバッテリの放電によって PRAM がリセットされてよく発生する.「日付 & 時刻」コントロールパネルで正しい日付に設定すると回避できる.


● Mac OS 8.1 :コピープログレスウインドウでのマイナス表示

TIL: 30472 Mac OS 8.1: Negative Numbers in Copy Progress Window

Mac OS 8.1 でコピー中に,コピー元がフォルダかファイルやフォルダが複数の場合,コピープログレスウインドウの「コピーした項目」の残り項目数が 0 から マイナス表示になることがある.これは見かけの問題であり,コピーそのものに問題はない.将来のバージョンで改善される予定.


● Apple Telecom :「テレコムアプリケーション」フォルダが消えない

TIL: 32021 Apple Telecom - Telecom Applications folder reappears

Apple Telecom のハードディスク第1階層の「テレコムアプリケーション」フォルダを削除しても再起動すると中身のない同名のフォルダがまた現れる.これは「ファクス送信」 機能拡張が残っていると自動的に作成するためである.この現象を起こさないようにする唯一の方法はこの機能拡張を読み込まないようにすることである.


● QuickTake 200 :動作させ続ける方法

TIL: 30465 QuickTake 200: Keeping Power On

QuickTake 200 は AC アダブタを使用していても 2-3 分で自動的に停止してしまう. AC アダブタからの電源供給を続けるためには,カメラの電源をオンにする際カメラボタンを押し下げたままにしておく.


● 9600/350 搭載メモリ上限について

TIL: 30475 Power Macintosh M9600/350: 768MB RAM Limit Clarification

768 MB 上限の意味は 64 MB DIMM でしか実際にテストしていないということ.このテストとはハードウェアで128MB DIMM のテストをしていないということと同時に Mac OS 自体が 768 MB 以上のテストがなされていないということである.


● インターネットダイアラ:ウインドウが出ない

TIL: 30480 Apple Internet Dialer: Window Does Not Appear

インターネットダイアラをダブルクリックしてもウインドウが出ない場合,インターネットダイアラを終了して,初期設定フォルダにあるインターネットダイアラ初期設定を探してゴミ箱に入れ,インターネットダイアラを再起動する.


● LaserWriter 8.5.1 : -192, -8993 エラー

TIL: 30473 LaserWriter 8.5.1: -192 or -8993 Errors Through Print Server

LaserWriter 8.5.1 を含んだ Mac OS 8.1 をインストール後(日本語版ではそのようにはならないようだ), AppleShare Print Server 4.2.x でプリントしようとすると -192, -8993 エラーが出る. AppleShare IP Print Server 5.0.x では発生しない.

回避法

1) プリンタに直接出力する

2) LaserWriter 8.4.3 かそれ以前のドライバを使用する

3) Adobe PostScript driver v.8.5.1, Hewlett Packard LaserJet driver v8.5.1 などを使用する

4) プリントサーバ( Apple でない場合)のメーカーに回避法があるか問い合わせる


MacsBug 6.5.4a4

MacsBugApp というアプリケーションがついてきている.私は Mac OS 7.6 以降システムがかなり安定しているため MacsBug を使用しなくなった.ただ,便利な機能もあったので MacsBugApp は Apple メニューにでも入れて使ってみたい.

私は MacsBug の使用法として MacsBug と使用法を書いたことがある.今回少し書き加えた.


● ColorSync 2.5 の問題

MacFixIt 3/20 は ColorSync 2.5 について ColorSync 特性ファイル "ColorSync Profiles" をシステムフォルダルート(ハードディスクルートではない)に移動し,初期設定フォルダにはエイリアスを残す(実際に試したが,システムフォルダルートに新しく "ColorSync Profiles" フォルダができるが,日本語版 OS 8 だったためか初期設定フォルダの「 ColorSync 特性」フォルダに変化はなかった)ことから Illustrator, Quark, FreeHand で新しい場所が見つけられずクラッシュなど問題が発生するという読者からの情報を載せている.

読者による回避法として,初期設定の ColorSync 特性とともに ColorSync 2.1.2 を再インストールし,Illustrator, Quark で認識することを確認してから,2.5 を再インストールする方法が記されている.



[ 98/3/21]


● HFS + :日本語システムと英語システムの互換問題:起動できない

Mac OS 拡張フォーマット( HFS+ )については扱いが難しいところがある. 98/2/18 記事などで紹介してきている.

日本語版での Mac OS 8.1 アップデートによる日本語環境下で作成した HFS + ボリュームを英語版 Disk Tools PPC から起動した場合について問題点を指摘しているが,今回この逆の場合も問題があるのではないかと思われる事態を経験した.

98/2/18 記事の事態は日本語版 Mac OS 8.1 あるいは英語版 Mac OS 8.1 を日本語化した環境下で初期化した HFS + を英語版システムで起動した場合の問題であった.これに対して,英語版 Mac OS 8.1 下で作成した HFS + ボリュームに日本語システムをインストールして起動した場合, Finder 読み込み時に文字化けしたアラートが出て起動に失敗する.つまり,起動できない.前者の場合起動,マウントはできたのだが,今回の場合は起動することも不可能のように思える.十分注意願いたい.

問題が起きた場合,英語システムでの起動,他ボリュームからの日本語システムでの起動は可能であるし,その際ボリュームのマウント,使用はできるように見えるが,英語システムを日本語化したものや日本語システムではデータの消失などの可能性があるのではなかろうか.

追記:
田中(俊)氏から上記記事について検証した結果,これは「日本語版以外のシステムで起動している場合, HFS + フォーマットのディスクにファイル名を正しくコピーできない場合がある」ことが原因であるとお教えいただいた. US システム上で、日本語のシステムフォルダを HFS から HFS + へコピーしたため,システムフォルダ内のファイル/フォルダの中に、名称が不正になったものがあり,そのために起動できなくなったのではないかと推測される.氏のページでも取り上げられているのでご参照願いたい.

私は当初 HFS から英語版 HFS + に日本語システムをコピーして問題が生じたため,英語版 Mac OS 8.1 DiskTools で起動し,初期化した HFS + に OS 8 日本語版 CD-ROM から文字化け状態のままインストールし,そのまま 8.1 アップデータを別の HFS ハードディスクからコピーし, HFS + ボリューム内で文字化けのままアップデートした.これでも同じ問題が発生したので,上記記事とした.これらのいずれかの過程で日本語のファイル,フォルダに異常が発生したのだろう.単にコピー時に発生する問題にとどまらない可能性もある.

いずれにしても,英語版と日本語版の OS 8.1 が混在する環境では問題が発生する.全く頭が痛い.

追記 2:
これらの問題は全て Disk Tools PPC とそこに含まれている Text Encoding Converter 1.3 DT が Japanese リソースを含んでいないことが原因であることが分かった. 98/6/28 記事「プライマリスクリプト問題: Text Encoding Converter 1.3 DT の限定機能」で問題が明快に解決された.



●機能拡張マネージャでのトラブルシューティング

コンフリクトを特定する際の機能拡張マネージャの使い方.

1.「 Mac OS 基本」で確かめて問題が起きるかどうか確認する.

2.「 Mac OS すべて」で確かめ,問題が起きなければ,そのセットを複製して新しい機能拡張をある程度加えて試す.(特に怪しいもののグループを加える)

2.それでも問題が再現されない場合,上記セットを複製し,さらにある程度の数の機能拡張を追加して試す.(見当が付かない場合,残りの機能拡張の半分を加える.)

3.上記の繰り返しの中で問題が再現された場合,その前に問題が確認できなかったセットに新たに加えられた機能拡張類の中に怪しいものがある.このセットを複製し,怪しいもののグループの半分を外して試す.

4.3 の繰り返しで原因と思われる機能拡張類が特定されるが,コンフリクト等では大概は一方の相手がいることがほとんどなので,次に「 Mac OS 基本」の複製セットを作成し,問題となった機能拡張を加え, 1 からの手順を繰り返し,他方を特定する.

私は,機能拡張マネージャでいちいちチェックを入れていくのはどうも時間がかかるのと,機能拡張マネージャに現れない機能拡張類が存在することが理由で,手動で行っている.手動の場合は機能拡張類についてある程度それらの機能を理解していないと Macintosh が起動しなくなる場合があるので注意されたい.


●セレクタでネットワーク上のプリンタを認識しない

Mac OS 8.1 では G3 マシンに LocalTalkPCI と呼ばれる新しい機能拡張, PowerPC 用の LocalTalk ドライバがインストールされる.これは LocalTalk を使用する際のパフォーマンスを向上させるが,これを使用すると LocalTalk ネットワーク上で標記の問題が起きることがある. Mac OS 8.1 の Readme (「 Mac OS 8.1 アップデートについて」)に書いてある.


● Mac OS 8/8.1 : Type 41エラー

Mac OS 8 または 8.1 (特に 8.0 )でアプリケーション使用中に Type 41 エラーが発生しクラッシュする. Finder を取り替えることで修復できるが,また起きる.

追記:
この問題は 2/27 記事で取り上げる.


● PowerBook : PlainTalk Speech Recognition の互換性

PowerBook: Which Models Support PlainTalk?

PlainTalk Speech Recognition は PowerBook 5300, 3400, 2300, G3 シリーズで使用可能である. Duo 2300 本体で使用できるが,Dock では 16 ビット音声をサポートしていないので使えない.

追記:
当初の記述に混乱があって,同一機種について使えると一方で書いて他方で使えないと書いたりしていた.林氏にご注意いただいた.訂正してお詫びする.


● Office 98 の問題

MacFixIt 3/20 は Microsoft Office 98 for Macintosh のいくつかの問題を報告している. Microsoft の Support Online で "Office 98 for Macintosh" で検索した結果興味ある記事として次の二つをあげている.

1) 機能拡張類が壊れている場合,壊れているとおぼしき機能拡張類を削除して first run installation process を行うことにより,なくなった機能拡張類が回復する.

2) クリッピングファイルがドラッグによって取り込めず,「メモリ不足」のメッセージが出る. Mac OS 8 ( 8.1でも? ) で発生する.

このほか,
RAM Doubler とのコンフリクト
Word 98 でセレクタから FaxSTF が使えない
インターネット設定が勝手に書き換えられている
ということが紹介されている.

また, 16 日には G3 マシンで Word Wizard から終了を選ぶとクラッシュする問題と, Word 98 と Adobe Type Reunion のコンフリクトが紹介されている.

追記:


TIL: 24438 Microsoft Word 6.0.1 For Macintosh: Printing Envelopes ( Word 6.0.1 での封筒へのプリント)


GV Tech Support Module

Global Village の HTML 形式のトラブルシューティング集



[ 98/3/19]


● ObjectSupportLib

ObjectSupportLib は Mac OS 8 / 8.1 では外してよい.しかし,入っていても,ユーザから報告されるような障害を確認できなかった.アプリケーションがインストールする場合,アプリケーション本体のある同じフォルダに移動させる.この問題は TIL で取り上げたい.
この問題は Mac OS 8 が発表されてから何度となくこのページで言い続けていることである.最近は私もくたびれてきて,最も最近書いたのは 1/24 記事「 Netscape Communicator 4.04.1 と PM-750 C の問題」の中でである.この問題については私の見解と Apple サポートとの間に見解の相違がある. Apple はもし ObjectSupportLib が機能拡張フォルダにあっても障害は確認できないと言っているのだが,私は障害を確認したことがあるし,私のページに書かれた回避法を知って問題が解決したというメールをいただいている.

ネットニュースなどを見る限り,未だに多くのユーザがこの問題を認識していないようなのは残念である.ブラウザに関するトラブルの大半はこの問題ではなかろうか.

また,このページで推奨しているように,インストール用最小限のシステムを別に作成することでもこのような問題は未然に防ぐことができるはずだ.最近も ADD-IAD 1.0.2 に関して似たような問題があった.最小限の別システムにインストールすることで事前に予想された問題であり,現に私のページでは事前にトラブルが発生することを予想でき,警告している.

多数の Macintosh を管理しているような場合,事情が許せば最小限のシステムをインストールしたインストール/動作確認専用マシンを用意したいものだ.インストール/動作確認用マシンは最新のマシンである必要はない.


● OS 8.1 / 4400 起動問題

この問題の回避法としては SCSI チェーン上の別ボリュームにシステムフォルダがあれば起動できることが分かってきた. CD-ROM ドライブ上のシステム CD や Zip である.これは 4400 と類似したロジックボードを持つ互換機でも起きる.技術者が問題を追究しているがまだアップデートできないでいる.

4400 について Mac OS 8.1 アップデート後起動できないという問題が発生することがあることを Apple が正式に認めたことになる.当初私のサイトに連絡していただいた出口氏によれば,新規インストールによって問題が出なくなったように見えたが, PRAM クリア後再発したことをお知らせいただいている.


● Mac OS 8.1 アップデート後, CD-ROM が認識されない

この問題は FAQ であって,ここでの Apple サポートの回答もドライバのアップデートである.互換機などサードパーティ製ドライバの問題である.この問題は Mac OS 8 発表時に私のページであらかじめ予想された問題として, Apple CD-ROM 5.3.1でも対応できることを発表している.今回の Mac OS 8.1 でも同様の問題が出ているようだが,私のページではこの問題は取り上げなかった.私はこのサイトで一度取り上げた問題をできれば何度も繰り返したくはないのである.

ところで,そうは言いつつもこの問題をここで書いたのは別の理由があったからである.この問題について書かれたサポートの情報に次のようなことが書かれていたのだ.


● CD-ROM のテスト法

CD-ROM を認識しない場合,ハードウェアの問題なのかどうかテストする方法がある.ドライブに Mac OS 8 CD を入れて再起動するという方法である. Mac OS 8 CD には多くのサードパーティ製ドライブを認識するようにドライバが埋め込まれている.もし,起動できたならばハードウェアに問題はなく,ドライバをアップデートすべきである.

なるほど,なぜ CD-ROM から起動できるのか,これで分かったぞ.


● Twentieth Anniversary Macintosh 専用 Mac OS 8.1

Twentieth Anniversary Macintosh 専用 Mac OS 8.1 CD-ROM は出ない.通常の Mac OS 8.1 アップデータでアップデートできる.

この中で私は Apple が Twentieth Anniversary Macintosh のことを TAM と言っているらしいということを知った.


●ゴミ箱に捨てても空にできないフォルダの消去法いろいろ

1) option キーを押したままゴミ箱を空にする.

2) shift 押し下げによる起動後,ゴミ箱を空にする.

3) CD-ROM や他のディスクから起動後,ゴミ箱を空にする.

4) 同じ名前の他のもの(フォルダやファイル)で置き換える.
(例えば,デスクトップに新しいフォルダを作成しそこに消えないフォルダを移動する.デスクトップに同名のフォルダを作成後,先のフォルダに入れて置き換え,それをゴミ箱に捨てる)



[ 98/3/18]


● Mac OS 8.1 :サウンドルーチンの変更

TIL: 24426 Mac OS 8.1: Can't Disable Sound Playthrough From Monitors& Sound

Mac OS 8.1 ではそれ以前の OS からサウンド関連ルーチンに変更が加えられている.このため,アプリケーションやモニタ&サウンドコントロールパネル関連で問題が発生している.これらのことについて上記 TIL で理由などが述べられている.

Mac OS 8.1 までのシステムではモニタ & サウンドコントロールパネルのどのサウンド入力源からも「音を鳴らす」チェックボックスによってスピーカーを鳴らしたり切ったり設定できていた.ところが Mac OS 8.1 ではこのオプションはなくなっている.

音声入力を行うアプリケーションのうちのいくつかはユーザーが行う設定をモニタ & サウンドコントロールパネルのユーザー設定によっている.アプリケーション内で設定できるアプリケーションがある一方, Apple は技術的にモニタ & サウンドコントロールパネルでグローバルサウンドセッティング( global audio settings )を維持するのが困難になってきた.このため,モニタ & サウンドコントロールパネルでは "Sound Monitoring Source" (サウンド入力)を用意している.このポップアップメニューから選択されたどの音源でも常に内蔵,外部スピーカ,ヘッドフォンから出力される.(秋山注:つまり,切ることができないということか?)

マイクを用いるどんなアプリケーションもユーザが音声に関して設定する必要がある. QuickTime を録音に用いるアプリケーションは QuickTime ダイアログを利用できる.ユーザが設定できないアプリケーションではモニタ & サウンドコントロールパネルの "Sound Monitoring Source" (サウンド入力)で "Sound in" (サウンド入力 −秋山注:日本語版ではこの間の区別がないのでややこしい)を選択すれば,マイクからの音がスピーカーから出るようになる.もし,音量が大きい場合フィードバックループを起こすかもしれない.スピーカの音を向け直す,ボリュームを下げるか,ヘッドフォーンジャックに何かをつなぐことでフィードバックを防ぐことができる. PlainTalk Speech Recognition でもこの問題が起きる.

これらの問題の回避法としては,アプリケーションに関して開発元に連絡して QuickTime によって入力をコントロールできるようアップグレードされるか尋ねる.(要請する?)短期的にはシステムの音量を下げるかヘッドフォーンジャックになにかつなぐ.

以上が TIL の説明であるが,要するに,仕様が変わったので対応していないアプリケーションでは問題が出る.音声フィードバックからのハウリング?(例えば起動時などにビーッという音がするなどの問題が報告されている)については上記対応が考えられるが,基本的にはアプリケーションが対応するのを待てということのようだ.

追記:
Macintosh 側に問題があるケースがあることが分かってきている.

98/4/2 記事「 Mac OS 8.1 : Performa などで雑音」
AudioTuneUp 2.098/4/29 記事「AudioTuneUp 2.0」
98/4/20 記事 Twentieth Anniversary Macintosh :スピーカの雑音
などを参照のこと


●Mac Tools Pro 日本語版のバージョンアップ !

MacWEEK-J にMac Tools Pro日本語版がバージョンアップ すると載っている.米国では Symantec 社に買収されそのままサポートも途絶えている.

追記:
Oya 氏からメディアビジョンホームページにソースコードライセンスを受けて独自に最新 OS 対応版の開発を行うことを決定したという内容が発表されているとお知らせいただいた.


Apple Data Detectors/Internet Address Detectors 1.0.2 の問題

MacFixIt はこの何日間かこの問題を扱っている.問題は主にキーボードのキー割り当てを変更するようなプログラムを使っていると問題が起きたり機能しなかったりするというのと, Microsoft Ofiice のコンテクストメニューで問題が起きるというものである.

ネットニュースなどでは日本語 Mac OS 8 / 8.1 で問題が起きる報告が散見される.これについては 3/9 記事に書いたことが原因ではなかろうか.


● Speed Doubler 8.1 と SAM

MacFixIt は 3/17 記事で多くの読者の報告として Speed Doubler 8.1 と SAM が起動時にフリーズするなど問題を起こすとしている.
対策としては,

SAM の初期設定でスキャンオプションから疑わしいアプリケーションの起動を許す設定にする

上記方法でうまくいかない場合,ハードディスクルート(第1階層)の SAM QuickScan (不可視かもしれない)を SAM のファイルメニューからの削除ファイルを選択して削除する

などの方法が述べられている.



[ 98/3/15]


●1710 / 1710AV モニタ:モニタ画面が出ない

TIL: 30450 AppleVision 1710 & 1710AV: No Screem Image Troubleshooting

AppleVision 1710 / 1710AV の画面が出ない問題が上記 TIL に記されている.以下,要約する.

モニタのインジケータは点灯しているのに画像が現れない場合以下のステップを実行する.(電源をオフにしてもモニタには高圧電流が帯電していることがあり,内部に不用意に触れると生死に関わるのでモニタカバーを開けないように)

1 )節電プログラムを可能な限りオフにする.(画面が出ないので困難であるが)

2 ) ADB およびモニタ接続ケーブルがコンピュータ本体にしっかり接続されていることと,キーボードケーブルが AppleVision の台座に接続されていることを確認する.

3 )コントラストと輝度コントロール(ボタン)が正しく設定されていることを確認する.(秋山注:これらのボタンが暗く設定されていることがあってその場合環境光の状態によって画面が出ていないように見えることがある.それを確認するステップである)

注意:
モニタが Macintosh に接続されている場合,次のステップの前にコンピュータとモニタの電源を切り,本体からの ADB ケーブルをモニタから外し,キーボードを Macintosh に直接接続する.
(秋山注:この部分の前後のつながりがよく分からないのだが,ここまでの 3 項目を確認したら次のステップに進む前にすることということだろうか)

4 )コンピュータが完全に起動した後,左から二つ目と右から二つ目のユーザーコントロール(ボタン)を交互に 5-7 回押す.(この部分,当初 alternately を simultaneously と読み違えて「同時に」としていた. TERO 氏からご指摘いただいている)
これは,モニタ内部の制御チップのカラーモードが壊れている可能性を減少させる.

5 ) Macintosh を使っている場合, AppleVision ソフトウェア のバージョン 1.5.3 かそれ以降を使っていることを確認する.(最新バージョンは 1.5.5 )

6 ) 1.5.3 以降を使って Macintosh を再起動するときに command + option + A + V を警告音がするかモニタに画面が出るまで押さえ続ける.これはディスプレイ内部のチップを初期化する.

ここまでで改善されない場合はハードウェア上の問題の可能性があるので Apple の正規サービスプロバイダに連絡する.


● Disk First Aid 8.1 の新機能

TIL: 22160 Disk First Aid 8.1: What's New

Disk First Aid 8.1 を使用すると「カスタムアイコンなし」と問題を報告するようになった.(本ページ 1/26 記事で報告している)また,それまで 7.2.4 バージョンが 63 k だったサイズが 156 k に増加している.上記 TIL にこれらの解説がある.

Disk First Aid 8.1 は HFS + をサポートしている. Disk First Aid 8.1 はファイルマネージャに組み込まれている "MountCheck" と呼ばれる確認,修復機能を利用できるようになった. "MountCheck" のコードを取り込むことにより Disk First Aid 8.1 は起動時に "MountCheck" が捉えるのと同じ問題を捉える.ディレクトリカタログを再構築することにより,マイナーな問題について Disk First Aid 7.2.4 より完全になった. ハードディスクのルート(第1階層)にあるフォルダだけでなく,すべてのフォルダのカスタムアイコンをチェックするようになった.

Disk First Aid 8.1 では Disk First Aid 8.1 のドライブアイコンをダブルクリックすることによってドライブをマウントできる.

Disk First Aid 8.1 は Disk First Aid 7.2.4 より多くのエラーメッセージを備えている.

これらのためにサイズが大きくなっている.なお, DiskTools PPC に含まれるバージョンは圧縮され,リソースを減らしているが機能的には同じものである.


● Apple ビデオプレーヤ 1.6.3 : NuBus PowerMacintosh での問題

TIL: 24421 Apple Video Player: Importing Audio On NuBus-Based Power Macintosh

Mac OS 8 下の AV カード NuBus PowerMacintosh (6100,7100,8100)でオーディオを Apple ビデオプレーヤ 1.6.3 から取り込む際に AV コネクタだけからしか入力できない.他の入力オプションを選択するとビーッと音が出ることが確認されている.

回避法は Apple ビデオプレーヤ 1.4.2 またはそれ以前のものをインストールし直す.問題は Apple ビデオプレーヤ だけのもので Adobe Premiere には関係ない.

参考:
2/14 記事:「 G3 マシン: Apple ビデオプレーヤの問題」
1/31 記事:「 G3 マシン: Apple ビデオプレーヤの問題」
1/9 記事:「ビデオプレーヤ で TV チューナがないと出る」


● LaserWriter 12/640 : -2804 エラー

TIL: 30446 LaserWriter 12/640 : Error -2804

回避法は,"PrintingLib" をゴミ箱に捨ててドライバを再インストールする.または, LaserWriter の最新バージョンをインターネットから入手する.


Disk Copy 6.2

6.1.3 から次の変更が加えられている.

・ HFS + 対応
・ ObjectSupportLib 共有ライブラリなしでアプリケーションが起動できるようになった.(ただし, AppleScriptでのコントロールなどはできない)
・セグメントイメージへの対応
・空の読み書き可能イメージファイルを作成できるようになった
・インターフェースをいろいろ改善


‾Re-Shutdown Bug Fix

Mac OS 8.1 / Open Transport 1.3 で Macintosh 終了時に一回では終了できないダブルシャットダウン問題を改善する AppleScript.システムフォルダの「システム終了項目」に入れておく.日本語 OS 8.1 で正しく動作するかどうかは未確認.



[ 98/3/13]


●クラリス製品インストール時の注意

TIL: 55105 : Installing on a Partitioned Drive

クラリスの製品をインストールする際,ハードディスクのボリューム名( Til はパーティションしている場合としている)がインストールディスク名と同じものがある場合,エラーが出てインストールできないことがあるとしている.多分,フロッピーベースでインストールする際の問題だと思われる.


● PRAM の内容

TIL: 55940 : Information on Parameter RAM (PRAM) Settings and Resetting the Parameter RAM ( PRAM 設定情報と PRAM リセット)

上記 TIL に PRAM に蓄えられる情報の一覧がある.以下かっこ内は初期設定である.タイムゾーンや PCI/NuBus カードの設定などがないのだが ... ? あくまでも TIL の記述ということでご理解いただきたい.

AppleTalk の状況:

AppleTalk のオン/オフ
LocalTalk/Ethernet

シリアルポートの設定と定義:

ポート A ( AppleTalk )
ポート B ( serial I/O )
ポートスピード ( bpsレート 9600, データビット 8, パリティ N, ストップビット 1)

アラームクロック設定 ( 12:00:00 AM )
アプリケーションフォント ( (for Finder) Geneva )(日本では Osaka )
シリアルプリンタロケーション ( プリンタポート)
キーの繰り返し速度(4)
キーの繰り返すまでの遅れ (2)
スピーカの音量 (3)
警告音 ( System Beep )
ダブルクリックの速さ (2)
挿入ポイントの点滅 (2)
マウスの速さ (2)
起動ディスク (ID 0)
メニューの点滅 (3)
カラー階調 ( 1 bit )
32ビットアドレッシング (オフ)
仮想記憶 (オフ)
RAM ディスク (オフ)
ディスクキャッシュ (32k)


● HDT などのデータファイル

FWB は Hard Disk ToolKit, HDT Personal Edition, RAID ToolKit v2.5 のためのDevice Data Files for v2.5 を公表した. New Supported Devices のページには Quantum Fireball ST6.4S, ST2.1S, ST4.3S について修正したとある.


●FAQ:なぜアプリケーションを終了してもメモリが解放されないか

皆様から多くお寄せいただくトラブルのご報告,ご質問に「アプリケーションを終了したのに Macintosh のメモリが解放されない」というものがある.実は本ページではこのことについてこれまで何回か記してきているのだが,その多くは Netscape 関連記事の中に書かれていてこのように独立した記事として扱ってこなかったこともあって分かりにくかったのかも知れない.改めて書いてみたい.

関連したトラブルのご報告,ご質問にとして「 Netscape を使っているとシステムのメモリが肥大してくる」というものも多い.これもここに書いたものが参考になるはずである.

「メモリが解放されない:その 1 :最大未使用ブロック」

まず,「メモリが解放されない」というのがどのような事態を言っているのか明確にしなければならない.メモリが解放されないと判断する根拠の多くは Apple メニューの「このコンピュータについて」(あるいは「この Macintosh について」)の表示によっている.そのウインドウには「内蔵メモリ」総量と「最大未使用ブロック」容量が表示される.アプリケーションを終了してもそのアプリケーションが占めていたメモリが「最大未使用ブロック」にプラスされない事態が起きることがある.これをもって「メモリが解放されない」と判断する方が多くいらっしゃる.

メモリの解放を RAM に確保,予約された領域を他のプログラムが使用できる状態に戻すこととするならば,「最大未使用ブロック」が増えない事態をメモリが解放されないとは言えない.アプリケーションを終了すればメモリは解放されているのである.

注目していただきたいのは「このコンピュータについて」で表示されているのは「最大」未使用ブロックであって,けして未使用ブロック「総計」ではないという点である.アプリケーションを終了するとメモリは解放されている.ただ,それが連続した領域として解放されていないため,未使用総量は増えていいるのに「最大未使用ブロック」に反映されない事態になっているのである.つまり,メモリの虫食い状態(メモリフラグメンテーション)が起きているのである.

このような事態は Memory Mapper などのユーティリティを使用すると視覚的に状態を知ることができる.アプリケーションをいくつも立ち上げた後にその内のいくつかのアプリケーションを終了すると未使用ブロックがメモリ上に断続して現れることが分かる.

「メモリフラグメンテーションを防ぐ」

最大未使用ブロックとして連続領域にメモリが解放されないことはメモリフラグメンテーションが発生していることとして説明した.それではメモリフラグメンテーションは回避できるのであろうか.

TIL:19064 :「 System 7.X :メモリフラグメンテーションの回避」

基本的にコンピュータの RAM はアプリケーションを起動したり終了したりするにつれてますます断片化する.この断片化を減らす方法は二つある.この二つの方法以上に最も完全かつ根本的な回避法はいったん Macintosh を再起動するというものである.

(1) Open Transport の設定

Open Transport を使用しているなら, TCP/IP コントロールパネルの TCP/IP オプションから「必要な時にのみロード」のチェックを外す.(オプションボタンは TCP/IP コントロールパネルを表示した状態で「編集」メニューの「利用者モード」から「詳しい情報も指定」を選択すると現れる)

TCP/IP アプリケーションが起動されると Open Transport はアプリケーションヒープに TCP/IP スタックをロードする.最後の TCP/IP アプリケーションが終了されると TCP/IP スタックはメモリから除去される.しかし, もしTCP/IP アプリケーションを終了する前に他の非 TCP/IP アプリケーションがロードされていると,メモリは断片化される.

オプションのチェックを外せば, Mac OS はアプリケーションが自アプリケーションヒープ領域を使う前に TCP/IP をメモリにロードするのでメモリフラグメンテーションを防ぐ.

(2) アプリケーションの起動順序

メモリフラグメンテーションを最小にする他の方法はアプリケーションを起動した順とは逆の順序で終了していくことである.これは連続した RAM の最も広い領域を最大化し,メモリフラグメンテーションを最小化する.具体的には Macintosh 起動中最も長く起動し続ける可能性のあるアプリケーションから起動していき,一時的に起動するだけですぐ終了させる可能性の高いアプリケーションほど後から起動する.

私の場合, Macintosh を起動すると,まずメールプログラムを起動し,次に WWW ブラウザを起動する.(そして,アプリケーションメニューから両者を隠してしまう) この二つとエディタは Macintosh を終了するまでいつも起動しているのだが,エディタはプログラムが小さいのでいつでも終了,起動し直せるのでエディタの起動順序は気にしていない.作業の区切りでアプリケーションを終了するときにはフラグメンテーションを解消するためメールプログラムと WWW ブラウザを除くアプリケーションを全ていったん終了し,次の作業のためのアプリケーションを起動させる.(自宅から PPP 接続する場合には最初に PPP 接続アプリケーションを起動してから上記のアプリケーションを起動する.インターネット接続が終了した際に全てのアプリケーションを終了して次の作業に移行する)ドライバなどはシステムヒープに読み込まれるのでアプリケーション起動順序とは関係ない.随時起動できる.

「メモリが解放されない:その 2 :共有ライブラリ」

ここまで述べたメモリフラグメンテーション関連の問題はメモリの非解放とは言えない面がある.しかし「アプリケーションを終了したのに Macintosh のメモリが解放されない」というとき実際にメモりが解放されない事態を指していることがある.

現象としてはインターネットを使用するようなアプリケーションを起動するたびにシステムのメモリ専有領域が増えてきて,アプリケーションを終了してもそのシステム領域がそのまま残ってしまうというものである.

TIL: 16889 :「 PowerMacintosh : RAM の最も効率的な利用のための仮想記憶の使用」

仮想記憶を使用していない場合,各アプリケーションはそれぞれが同じ共有ライブラリのコピーをロードする.この場合,共有ライブラリはプログラムのデータとして読み込まれる際に共有されるのであって,けしてメモリ上の共有ライブラリを共有するわけではないのである. 特にインターネットアプリケーションは Open Transport がたくさんの共有ライブラリを使用するためにシステムヒープを著しく増大させる.もし,アプリケーションを終了しても他のアプリケーションが同じライブラリを使用しているとメモリは解放されないことがある.そのため,インターネットアプリケーションを終了しても他にインターネットアプリケーションが起動されているとメモリは解放されないのである.

この状態を避けるには仮想記憶をオンにするか, RAM Doubler のファイルマッピング機能を使用することが考えられる.

仮想記憶は Mac OS 8.1 になって初めて現実的な選択肢となってきた.特にアプリケーション起動時間を劇的に短縮する場合があるというメリットが各処理の遅れのデメリットを上回るようになった.( Mac OS 8.1 以前の Mac OS 8 までについて Macintosh 関連情報雑誌で仮想記憶が速くなったなどと述べられ続けられたことは誤解を招きやすいことであった)

メモリ管理に関しても仮想記憶に有利な点がある.仮想記憶は一つの共有ライブラリを様々なアプリケーション間で共有させる.これは一つの共有ライブラリのコピーだけがシステムヒープ内に収められるということである.



[ 98/3/11]


●クラリスワークス 4.0 v.4 : Mac OS 8.1 で Finder 属性に問題

吉原氏からいただいた. Mac OS 8.1 でクラリスワークス v.4 の書類を保存すると Finder 属性のうち, " Use Custom Icon " がオンになる.ワープロやドロー,あるいはひな形などの書類の形式に関わらず属性がついてしまう.また,この問題は Mac OS 8.1 の日本語版でも英語版でも起き, Mac OS 8 では起きない.吉原氏によれば「プレファレンス」での保存オプションにある「カスタムアイコンを作成」のオン/オフは関係ない.

この問題はささいな問題であり,気にしなければいい程度のものである.しかしながら, Norton Disk Doctor では障害として報告されるのでビギナーには不安を与えるかも知れない.

ResEdit など Finder 属性を変更できるユーティリティで修正するか, Norton Disk Doctor で問題が報告された場合に解決させて差し支えない.


B'sCrew 2.1

"Mac"ware Information 星氏からお知らせいただいた.ビー・エイチ・エーによれば以下の点が 2.0.3 から変更されている.

Mac OS 拡張フォーマット(HFS+)に対応
パーティション編集コンテクストメニュー機能の追加
PowerMac G3と一部のMOドライブとの間で発生する相性問題を回避
PowerMac G3に最適化
その他、細部改良


● Mac OS 8.1 : システム終了の問題(継続)

MacInTouch 3/10 は Mac OS 8.1 でシステム終了を 2 度行わなければならないことがある問題の改善法について読者からの投稿を載せている.

それによれば,ハードディスクのルートにある 4 つの不可視ファイル ( Desktop DB, Desktop DF, AppleShare PDS, Shutdown Check ) を作り替える(可視にしてゴミ箱に捨てて再起動する)ことによって改善されているという.

MacFixIt 3/9 には読者から寄せられた AppleScript による方法を載せているが,その方法では改善されないとも書いている.


● Netscape 4.0x と Shockwave プラグイン: Java 関連クラッシュ

MacFixIt 3/9 は Netscape 4.0x と Shockwave プラグイン を使用している場合に Java 関連のクラッシュの可能性について読者が聞いた Macromedia からの説明を載せている.

Macromedia はプラグインによっては Java をうまくロードしないことがある可能性を確認し,その場合はシステムクラッシュするとしている. Netscape 3.0 は起動時にロードするので問題は起きないという.回避法としてはブラウザを Java を使用しないように設定する.


● Mac OS 8.1 : PC Setup :サウンドの問題

TIL: 24416 Mac OS 8.1: PC Setup Sound Issue

PC Compatibility Card を Mac OS 8.1 使用する場合, PC 側からは音が聞こえない.音源を CD にしていると PC からオーディオを聞くことができる.

Mac OS 8.1 ではサウンドアーキテクチャがそれまでの OS と異なっている. PC オーディオを聞くためには音源を CD に手動で切り替えなければならない.


● VirusScan :処理の遅れ

MacFixIt 3/9 は, VirusScan について アプリケーション使用中にスタンダードオープンダイアログからフォルダを選択すると, VirusScan がボリューム全体をスキャンしに行くためにフリーズ,クラッシュしたかのように見えるとしている.回避法は VirusScan の「アプリケーション起動」オプションをオフにする.



[ 98/3/9]


5500-6500 Video Input Update

Power Macintosh 5500, 6500, Twentieth Anniversary Macintosh のビデオ入力プログラムを安定させる機能拡張であるとしか about には書いていない.

TIL: 24157 には 5500-6500 Video Input Update 1.0.7 は, Mac OS 8.0 で Adobe Premiere などのビデオキャプチャアプリケーションでウインドウの大きさを変えると形が歪む問題を修正したと書かれている.また,この機能拡張は System 7.5.5 , Mac OS 7.6.1 , Mac OS 8.0 で機能することと,この問題は将来の Mac OS で解決されるとも書かれている.


Apple Data Detectors/Internet Address Detectors 1.0.2

特定のアプリケーションで動作させないようにすることが各アプリケーションのヘルプメニューからできるようになった. Mac OS 8/8.1日本語にインストールするとバージョンの同じ「SOMobjects for Mac OS」機能拡張の英語版と「コンテクストメニュー機能拡張」の新しいバージョンの英語版が日本語版に加えて書き込まれる.使用にあたって動作に影響ないように思えたが,英語版と日本語版のどちらかを削除すべきであろう.


●スリープ後の?マーク点滅: Fireball ST SCSI ディスク(追加)

2/27 記事の Fireball ST のファームウェア問題についていくつかご報告をいただいている. Fireball ST が内蔵されている場合は 2-3-4-6 GB Firmware Utility を使用してみていただきたい.また,外付け,内蔵用などでハードディスクをお持ちの方は 2/27 記事の方法をお試しいただきたい.

Jos 氏からは "0F0C" の Fireball ST に 2/27 記事の方法でアップデートした際の注意点をご指摘いただいている.最後にアップデートする際は可視状態に戻した "DownloadQTM" を実行することと,テキストファイルは該当のハードディスクに相当するものを書き換えるという点である.


● TIP : Asante Print : Ether 未対応のプリンタを Ether で使う

Asante Print は Ether Print と呼ばれていた製品の新型である.このアダブタを使用することで Ethernet 上から Ether 未対応のプリンタを一部使用することができる.

対応できるのは AppleTalk または LocalTalk 対応となっているプリンタである.また, Ether 対応であっても Ether ボードがオプションとなっているプリンタの場合(つまりそのままでは接続できない場合)も AppleTalk または LocalTalk 対応であればボードなしで使用できる.これらを Asante Print を介することによって複数台 Ethernet 上で 8 台まで使用することができるようになる.

Asante Print には 10 Base-T ,10 Base - 5 の差し込み口がついていてこれをネットワークに接続する.(10 Base - 2 はマニュアルやWWWページの写真にはついているが試したもの付いているかどうか確認できなかった)プリンタが一台だけの場合, Asante Print からプリンタにシリアルケーブルで接続するが,プリンタが複数台の場合は LocalTalk や LocalTalk 互換( PhoneNet など)の接続キットを使用して一個の Ether Print から複数台を Ether 上で使用できる.製品には 10 Base-T とシリアル DIN 8 ケーブルが付属しているが,使用プリンタ台数 + 1の個数 LocalTalk コネクタキットなどを別に購入しなければならない. Asante Print は 2 万円以下の値段である.


クラリスワークス 4.0 v4 アップデータ

HTML および GIF/JPEG 形式で保存する機能が追加されたほか以下の点が改善されている.一ヶ月程前に出ていたようなのだが,私は気がつかなかった.

大容量ハードドライブに書類を保存する際に発生した問題

134MB以上のRAMを実装または仮想メモリで設定したシステムで,ヘッダあるいはフッタ付きの書類を閉じる際に発生した問題を解決

Hewlett-Packard 5L プリンタなどを使用して印刷する時の問題を解決

データベース書類上に PICT または GIF 書類をドラッグ&ドロップした時に起きる問題を解決

AppleScript を使用した時,書類が縮小されて印刷される問題を解決

異なる種類のタブを複数同じ行に設定した時の印刷の問題を解決


「大容量ハードドライブに書類を保存する際に発生した問題」とは 97/11 あたりにこのページでも頻繁に報告した 4GB 以上のボリュームにファイルを保存しようとすると "ディスクが満杯" というアラートができて保存できない問題を修正したと考えられる.


[その他]
TIL: 13998 Macintosh to Performa Comparison Chart
Performa と Macintosh の対照表




[ 98/3/6]


● Mac OS 8.1 : MathLib の問題

TIL: 24408 Mac OS 8.1: MathLib v3 Issue

上記 TIL に次のことが書かれている.

Mac OS 8.1 には MathLib v3 が含まれている.これは 以前のものに比べて計算がより正確に行われる.例えば MathLib v2 ではパイの計算が小数点 54 位まで行われるのに対して v3 では 107 位まで行われる.(ところが)以下のコンピュータでは ROM の MathLib v2 が使用され, MathLib v3 は使用されない.
PowerBook G3
PowerBook 2400
PowerBook 3400
Power Macintosh 6360
Power Macintosh 5400
Power Macintosh 6400
Power Macintosh 5500
Power Macintosh 6500
Twentieth Anniversary Macintosh


●Color LaserWriter : Windows の Office 97 での問題

TIL: 24407 Color LaserWriter: Wrong Colors From MS-Office 97 Apps

Color LaserWriter 12/600, 12/660 で Windows 95 の Microsoft Office 97 から印刷しようとすると次のような症状が出ることが報告されている.

薄く青みがかったり,青い影のようなものしか印刷されない.

(カラー?)画像がモノクロになるのに同じページの色の付いた文字は色が出ている.

色の付いた文字が違った色になる.

これらは Microsoft Office 97, Image Color Management (ICM), PostScript プリンタドライバ間のコンフリクトによって生ずる.回避法は以下の 3 通りある.

回避法 1

¥Windows¥System¥Color を開く

ICM ファイルを右クリックする.
Color LaserWriter 12/600用ファイルは APLWCOB1.ICM
Color LaserWriter 12/660用ファイルは APLWCSB1.ICMである

'Uninstall' を選択する

注意:この作業は全てのアプリケーションで ICM を使えなくしてしまう.

回避法 2

初期設定では ICM は "Host ICM" を使うようになっている.これを "Download ICM" または "Printer ICM" に設定する.

プリンタコントロールパネルを開く

該当するプリンタを右クリックしてプロパティを選択する

グラフィックタグを選択する

"Chooose image color matching method..." をクリックする

"Download ICM" か "Printer ICM" オフションを選択する

注意:いくつかの Apple LaserWriter ドライバでは "No image color matching" を選択できない.

回避法 3

Office 97 に異なった方法でデータを入れる.例えば, Word の書類に画像を入れる場合次のようにする.

Paste
Paste Special: Paste Picture
Paste Special: Paste Object
Paste Special: Paste Picture (Enhanced Metafile)
また, BMP に換えて JEPEG にするなど,グラフィックフォーマットを変更してもよい.


● TIP :プリントに問題が起きたら

上記記事を書いていて,私が知っていると思ったことがひとつあるので書いてみる.

プリンタ周りのトラブルの相談は解決が難しい場合がある. Macintosh の機種が異なるだけでなくプリンタの機種がほとんど異なる.従って,ケースバイケースでそのプリンタごとに一から確かめていかなければならず,そのプリンタのマニュアルを最初から読むというようなことになることがある.これにネットワークプリントでの問題も関わってくるとなると頭が痛い.

一般的にプリントトラブルは次の手順を踏んで対処する.

ケーブル,電源など接続を確かめる.

Macintosh 上での設定を確かめる

プリンタのセルフテスト(テストプリント)を実行する

最小限のシステムでの動作確認
(仮想記憶をオフにしてみる, AppleTalk を切る,バックグラウンドをオフにしてみる,接続ポートを変更してみるなども試す)

ここまでで大体は問題の所在が分かるので,原因に対応してドライバの入れ替え,アプリケーション,データの入れ替え,再起動, PRAM クリア,セレクタの入れ替え,スプールファイルや初期設定の削除などを行う.

OS のバージョンを上げて障害が出たなどの場合ドライバが対応していないということがあるのでドライバの最新バージョンや情報をWWWから入手したり,当然の事だがプリンタ,アプリケーションのベンダーのサポートに連絡してみる.

このうち,アプリケーション特有の問題なのか,ドライバまたはシステム関連の問題なのかを判断する方法がある.通常はアプリケーションからプリントしようとして問題が顕在化するものだが,そこで Finder から「デスクトップのプリント」または「ウインドウのプリント」を実行するのである.上記手順中では Macintosh 上の設定を確かめる段階でのテストプリントとして行う.

もし,最小限のシステムにしてこの方法で問題がなければアプリケーションのバグの可能性が高くなる.そこでも問題が再現されるようであれば,ドライバかシステム,あるいはもっと基本的(初歩的)な問題ということになる.


●ビギナーの方へ:「 TIL 」

本ページには「 TIL 」という言葉がよく出てくる.これは Apple の "Tech Info Library" の頭文字を取ったもので,省略形でよく使われる. TIL は Apple の Macintosh を中心とした製品とその関連についての技術情報を提供するものである.インターネット上で入手できる Macintosh 関連の技術情報としてもっとも信頼しうるものである.

私のページでは私が拾い読みして重要ではないかと思ったものを紹介している.ただ,私の知識,能力,語学力では毎日更新される全ての TIL に目を通し理解することは不可能である.そのため,あくまで拾い読みだし,内容を正確に理解できていないと思っている.私の非力さゆえのことなのでお許しいただきたい.

TIL では必要な情報を検索することができる.(複合検索もできる)ただ,ここで必要な情報を引き出すには結構苦労するかも知れない.また,最近 7 日間の更新というページがあって最新の技術情報を知ることができる.最近 7 日間の更新ページの "MOD" は modified のことで内容に修正があったものということである.



[ 98/3/4]


● Mac OS 8.1 HFS + :Avid Cinema

時吉氏から Performa 6420 で Mac OS 8.1 , HFS + にして Avid Cinema をインストールしようとしてもできないとお知らせいただいている.

私のうる覚えの記憶では一部 Performa にバンドルされている Avid Cinema は Mac OS 8 で動作保証されていない.

追記:
私のあてにならない記憶はまちがっていた.時吉氏から 1.1.5 アップデータについてる文書にはちゃんと 6420 の AVID Cinema も対象で, OS 8 にアップデートする方のためにとなっているそうだ.

追記 2 :
私のうる覚えの根拠だが,
TIL: 30358 Avid Cinema: Mac OS 8.1 Compatibility
だった.
ここには Apple と Avid Technology は Mac OS 8.1 での使用を「まだ」サポートしていないことと,現在 2 つのささいな問題が分かっていると書いてある.(ただし, HFS + の問題ではない)

私の当初の表記は Mac OS 8 であったのでこれはまちがいであった.


● Zip と Mac OS 8

吉原氏によると, Mac OS 8 の軽いシステムを Performa 6310 / 8.0 の外付け Zip にインストールして起動しようとするとアイコンパレード中に爆弾が出て起動できない.「インライン追加機能」を外すと起動できる.ところが同様に PM 6300/120 / OS8.1 で試すと問題なく起動できるそうだ.

甲藤氏はMacOS8.1にしてから,内蔵 Zip のカートリッジ,または CD-ROM を挿入すると,時々アイコンが出る前にフリーズするようになったそうだ. OS 8 ではこの問題は起きなかったそうである.(PM8600/250 ZIP , MacOS8.1)

Zip のドライバとしては Iomega Tools 5.5.1が出ている.これを使用することで問題が改善されたという報告もあるようなので試されたい.

なお,上記記事とは関係ないが,米国では "Iomega HFS+ Calculator" というトロイの木馬があるという話とそれはデマであるという話が錯綜しているようだ.


● Zip 「死のクリック」(続報)

西山氏によれば,この問題は障害が大きくなるまでメディアの読み書きがかろうじて行われるため,メディア側の故障として処理されることが多いそうだ.おおむね,初期化ができなくなり,次に読み書きに失敗するようになって最後には認識もしなくなるという順序で障害が進行するという.

少しでも異音がすると障害が発生している兆候であると疑う必要があり,特に初期化に失敗する場合は近い将来大きいトラブルに発展する可能性がおきるので修理に出したほうがよいそうだ.ドライブの故障がメディアを破損し,そのメディアが再び正常なドライブを破損させるという悪循環を生じるようなので,冨士のサポートは不良と思われるメディアは絶対に正常なドライブに使用しないように言っているそうだ.修理後のドライブにそれまでの不良メディアで再び故障しないように富士はメディアの交換を行っているらしい.

なお,この問題についてZip Click of Death というサイトができている.そこには Iomega Tools 5.5.1 (上記記事参照)のことが触れられている.それによると Iomega Tools 5.5.1 の Disk Infomation には " Format Life Remaining " と " Disk Life Remaining " という新しいパラメータができている.不良セクタ発生時のための予備セクタが" Format Life Remaining " だそうで,再フォーマットすると減っていくという. これが 25 パーセントを切るとそのディスクは寿命だそうだ.


● HFS + / HFS 間コピーの速度低下

西山氏(上記記事とは別の方)は HFS フォーマットドライブからドライブ設定1.4 を使用して HFS+ フォーマットしたドライブへ大容量(だいたい 15 MB 以上)のファイルをコピーする際,途中からフリーズしたかのように転送速度が異常に低下するというトラブルを経験された.

西山氏は Hard Disk Toolkit 2.5でフォーマット後,特別メニューからの「ディスクの初期化」で、HFS+を選択したところ問題は出なくなった.


● LibMoto

MacFixIt 3/4 は LibMoto でエラーが起きるという話を載せている. OS 8 以降の Mac OS は十分速いので LibMoto を使用しなくて良いとも.


● Mac OS 8.1 : 040 マシン LPR の問題

TIL: 30437 040 Computers: Desktop IP Printing Issue

Mac OS 8.1 で LPR (IP printing) 用デスクトッププリンタについて「情報を見る」を選択すると Finder のリセットが起きる. 7.6.1 以前では問題なかった.(秋山注- OS 8 ではこの機能は使えない)また, PPC マシンでも問題はない.現時点での回避法はない.


● 8500 :モニタ解像度を低く設定しすぎると元に戻せない.

TIL: 18857 Power Macintosh 8500: Screen Resolution Set Too Low

8500 モニタ & サウンドコントロールパネルでは 256x192 の解像度に設定できるが,いったん設定すると「スクリーンが小さすぎる」とメッセージが表示されコントロールパネルを開くことができなくなる.そのため,解像度を元に戻せなくなってしまう. PRAM クリアしても変化がない.

このような事態ではコントロールバーの解像度設定を利用する.コントロールバーが利用できない場合は次の手順で戻すことができる.

システム終了からの PRAM クリアを行い, 2度起動音を鳴らす

そのまま shift 起動する


起動後初期設定フォルダ内の「ディスプレイ初期設定」を捨てる


● Adobe PhotoDeluxe 2.0J アップデータ

PhotoDeluxe 2.0J に問題があるようで,アップデータが 4 月中旬に配布される予定だそうだ.アドビシステムズは一部のフォントが Adobe PhotoDeluxe 2.0J 上で選択できない等の不具合が発見されたためとしている.




[ 98/3/2]


● Mac OS 8.1 : CD-ROM ファイル共有の問題

TIL: 22158 Mac OS 8.1: Sharing CDs on PCI-based Mac Using the Apple CD-ROM Driver

PCI Macintosh で Mac OS 8.1 を使用すると, CD-ROM ディスクをファイル共有した場合に問題が発生する. CD-ROM ディスクが共有されたとき, CD から他の Macintosh , Macintosh 互換機にファイルをコピーすると正しくコピーされず,コピーされたファイルに互換がなくなりデータが壊れる.

この問題は次の状況を全て満たしていると起きる.

PCI を装備した Macintosh で,

Mac OS 8.1 が作動している Macintosh で CD-ROM をファイル共有し,

Apple CD-ROM ドライバが使われている.( CD-ROM ドライブが Apple CD-ROM ドライブであるかサードパーティ製であるかは問わない)

現在調査中で将来解決策を発表する.現在可能な CD-ROM の内容の共有法は,いったんハードディスクのフォルダに内容をコピーしそのフォルダを共有するというものである.


●二つの省エネルギー設定

TIL: 24399 Mac OS 8: Energy Saver Compatibility
TIL: 18127 Energy Saving Control Panels: Description & Compatibility


PCI Macintosh と非 PCI Macintosh では異なった省エネルギー設定コントロールパネルを使用する. ( 2.0 と1.0 ) ところが, Mac OS 8 CD は PCI Macintosh 用 2.0 しかインストールできない.そのため, 6100, 7100 ,8100 Performa 5200, 5300, 6200, 6300 シリーズなどでは Mac OS 8 クリーンインストール時に省エネルギー設定がインストールされない.

それらのコンピュータでは Performa CD など添付 CD-ROM か, Apple FTP の "Apple Displays 1.5.5" からインストールされる省エネルギー設定 1.0 を使用すること.


●PC Exchange 2.2 の 1 GB 以上のボリュームサポート

TIL: 30423 PC Exchange 2.2: 1GB or Large Volume Support

Mac OS 8.1 の PC Exchange 2.2 は 1 GB 以上のボリュームをサポートするようになったが,Windows 95 OSR2 で可能になった FAT32 はサポートされていない. ( FAT32 は HFS + と同じようなアロケーションブロックサイズである)そのため,「 PC Exchange はアロケーションブロックサイズ 32 k かそれ以上なのでマウントできない」とアラートを出す. PC Exchange 2.2 は FAT16 の 1 GB 以上のボリュームをサポートしている.


[その他]
TIL:16145 AppleShare: Platforms & Mac OS Releases Supported
各マシンで動作可能な AppleShare のバージョン一覧




[ 98/2/27]


●スリープ後の?マーク点滅: Fireball ST SCSI ディスク

97/11/22 記事 97/10/21 記事 97/10/18 記事の 7300 や 7600 ほかでスリープ後にクラッシュしその後起動すると?マークが点滅してハードディスクが壊れる問題について, MacFixIt に Sleeper の作者が Apple が搭載しているドライブ以外でも同じ問題が起きると知らせてきた.

MacFixIt 2/25 記事では Fireball ST などハードディスクのファームウェアのバグのために省エネルギー設定や Sleeper によってスリープ後復帰時にクラッシュし障害が出るとしている.問題の起きる Fireball ST は revision が "0F0C" だという.( revision の調べ方については 97/11/22 トラブルニュースデータベースを参照のこと)ただし, Apple が内蔵していないハードディスクの場合, 2-3-4-6 GB Firmware Utility がそのままではあてられない.

Sleeper の作者のページにサポートされていないドライブに 2-3-4-6 GB Firmware Utility を適用する方法が書かれている. 2-3-4-6 GB Firmware Utility に不可視のアプリケーション,ファイルがありそれらを利用,変更することで適用させるというものである.実行に際してはハードディスクの全てのファイルをバックアップし自己責任で行うこと.

2-3-4-6 GB Firmware Utility の不可視ファイルを ResEdit などを使用して可視にする

"DownloadQTM"を実行し,アップデートするかのとのダイアログで OK する

エラーメッセージ ( "Bus=x ID=x Mfg=Quantum Model=XXXXXXXXXXXXX FW=0F0C Download Code not available." ) が返ってくるので,エラーメッセージの "Model=" 以降のモデル名を正確に控え,プログラムを終了する

Finder に戻って 2-3-4-6 GB Firmware Utility 内の "FIREBALLST3200S " ファイルの名称を先に控えておいた名称に換える

再びアップデータプログラムを実行する

0F0J のファームウェアバージョンに改められ,問題は解決される.
不可視ファイルには以下のモデルについてのファイルがある.テキストファイルで内容は同じである.

FIREBALLST2100S
FIREBALLST3200S
FIREBALLST4300S
FIREBALLST6100S
FIREBALLST6400S

なお,これらは SCSI ディスクでの問題であるので IDE ( ATA ) ディスクは関連がない.

追記:
上記手順最後の「再びアップデータプログラムを実行する」とアップデートの必要がないというメッセージが出ることがあるようだ. Jos 氏は "DownloadQTM" を実行することで完了できるとお知らせ下さっている.


● G3 デスクトップ:ハードディスクの異音

Zap 2 氏小野氏から G3 デスクトップ機のハードディスクから異音が発生することがあるとお知らせいただいた.

Zap 2 氏のページのゲストブックに, Power Macintosh G3 DT/233 の内蔵ハードディスクが「がきっ」という感じの異音を発するという報告が届いている.異音がして数秒間( 3 秒とも ) System が応答しないがその後復帰する. Zap 2 氏ご自身の同機では異音を感じないそうであるが, Zap 2 氏が調査なさった範囲ではデスクトップ筐体の Quantum 4 GB のドライブユニットで生じるそうだ.

小野氏は G3 DT/266( Mac OS 8 )で経験された.ハードディスクから「ガリッ!」という異音がだいたい1日 4 時間ほど使用して2-3回発生する.日本語を入力しているとき一番多いが,変換のために度々読みにいっているためとお考えだ.

MacFixIt 2/25 記事にも同様の報告がある.何かをハードディスクで読みにいって数秒ハングする. Quantum FireBall で起きるとしている.また Apple のメッセージボードにも報告がある.

小野氏は Zap 2 氏から省エネルギー設定のスリープをしないようにしてはどうかとアドバイスされ現在のところ( 2 日間)異音は止まっている.

追記:
小野氏から再びお知らせいただいた.
・省エネルギー設定のスリープを切る(コンパネ自体外す)
・AppleMenuOptionもコンパネから外す
という対策をとったが,異音は消えないそうだ.問題のハードディスクは Quantum ST4300A/AOF.0800 と言われているそうである.


● PageMaker 6.52J アップデータ

Adobe から PageMaker 6.5Jファイルコンバートアップデータが配布されている. PageMaker 6.5 J で,ファイルサイズの大きな PageMaker 6.0 J ファイルをコンバートする際に「ブロックサイズが限界に達しました(内部エラー)」の表示と共にファイルコンバートが中断される不具合を解消したとある.


● Drive 7 Mac OS 8.1 対応状況

パワーによると, Drive 7 v 4.3.3 をベータテスト中である.現在ベータテスターを募集中とのことである.私のところでは経験的に Mac OS 8.1 に関して現在の 4.3 でも,HFS + でのイニシャライズができないことや既知の問題( PowerBook での SCSI ID 6 など)以外に問題はないようだ.


[その他]
Disk Copy 6.1.3-J
アップル FTP に 1/18 付けで登録されていた.アップル FTP には System 6.0.8 System 7.0.1(何れも英語版)が登録されている.古い Macintosh に使用できる.




[ 98/2/25]


● At Ease セキュリティ機能とドライバ更新で?マーク点滅

TIL によれば, At Ease でセキュリティ機能(使用制限のこと? 私は At Ease のことはよく分からない)を使用している場合,ドライブ設定 1.3.1 または 1.4 でドライバ更新すると Macintosh 起動時に?マーク点滅問題が生じる.この場合は以下のことを試してみる.

「 At Ease 使用下ドライバ更新後,問題が発生した場合」

1.システム CD から起動する

2.フロッピーのドライブ設定 1.3.1 を起動する

3.ドライバを再び更新し,コンピュータを再起動する

回復した場合は Disk First Aid をそのハードディスクに使用する.

ドライブ設定 1.3.1 または 1.4 でドライバ更新する際には At Ease のセキュリティをオフにしてから行うこと.( At Ease 管理者プログラムをセキュリティメニューから起動し「フロッピーから起動することでセキュリティをバイパスすることを防ぐ」オプションを選択しないようにする)

しかし,そのようにしてアップデート後に再びセキュリティ機能をオンにした場合でも?マークが出ることがある.この場合,データは失われたわけでなく次の方法で取り出すことができる.

「 SCSI ハードディスクで Mac OS 7.6.1 以前を使用している場合」

1.Mac OS 7.6.1 CD から起動する

2.CD の Apple HD SC Setup からドライバ更新をする.ボリュームがマウントされる

3.ワークステーションを再起動しバックアップを取る

4.ドライブ設定 1.3.1/1.4 を使用してハードディスクを初期化する

「 IDE ハードディスクの場合」

1.起動可能な CD-ROM ( Mac OS 7.6.1 CD や 8.0 CD ) から起動する

2.CD のドライブ設定からドライバ更新をする

3.ワークステーションを起動して At Ease 管理者プログラムをセキュリティメニューから起動し「フロッピーから起動することでセキュリティをバイパスすることを防ぐ」オプションを選択しないようにする

4.ドライブ設定 1.3.1/1.4 を使用してドライバ更新する

TIL: 22101 Global Product Support Flash: Drive Setup 1.3.1, 1.4 and At Ease
TIL: 22155 Drive Setup 1.3.1 & At Ease Security



● Mac OS 8.1 : Performa FM ラジオの問題(原因と回避法)

2/23 記事, Mac OS 8.1 アップデート後 Performa 一部機種で FM ラジオに障害が出る問題に関して市本氏から TIL 22141 をご紹介いただいた.

TIL: 22141 Mac OS 8.1: FM Radio Error After Installation

それによると, Mac OS 8.1 アップデート後「機能拡張フォルダの FM ラジオコンポーネントは正しいバージョンではない」と出る. Apple FM Radio アプリケーション 1.4.1 と FM Radio 機能拡張 1.2 が Mac OS 8 と互換がある. Apple FM Radio アプリケーションはアプリケーションフォルダ(秋山注−起動ディスクにあること)に格納されている.もし, Mac OS 8.1 アップデート時に Apple FM Radio アプリケーションをアプリケーションフォルダから移動させいている場合,適切に古いバージョンを削除できない.そのためエラーが出る.

要するに Mac OS 8.1 アップデート時に起動ディスクのアプリケーションフォルダ内に Apple FM Radio アプリケーション旧バージョンを入れておけということのようだ.

市本氏は起動ディスクの第1階層に " アプリケーション " というフォルダを作成し,そこに Apple FM Radio アプリケーション旧バージョンを入れてアップデートすることで 1.4.1 がインストールされ正常に作動していることを確認なさっている.


● Norton Utilities for Mac 3.5.2パッチでも修正されない NUM の問題

緑川氏からお知らせいただいた. Mac OS 8.1 に Norton Utilities for Mac3.5.2パッチをあてても WipeInfo が HD に対して「ハードディスクの整合性に疑問」というアラートが出る.緑川氏は Symantec サポートに連絡したところ,サポートも確認した.( Quadra650, PPC8500/180 で確認 )

追記:
帆幸氏のご指摘で不適切な表現を改めた.当初記事はパッチがそのような問題を生むかのような誤解を招く表現であった.


● Adobe PhotoDeluxe 2.0 J インストールの問題

大野氏からいただいた. Adobe PhotoDeluxe 2.0 J をインストールすると問題が生じる場合があるようだ.問題はインストーラが機能拡張フォルダに入れる機能拡張類にある.大野氏によれば以下の機能拡張類がインストールされていた.

「Qucik Time/2.5(E)」
「Qucik Time Musiccal instruments(E)」
「Microsoft OLE Extension」 
「Apple Guide」
「AppleGuideLib」
「AppleScript」
「DragLib」
「Macintosh Drag and Drop」
「Microsoft OLE Automation」
「Microsoft OLE Extension」
「Microsoft OLE Library」
「ObjectSupportLib」
「Scripting Additions」
「Type Libraries = Standard OLE Types (PowerMac)」

これらはすでに入っているか,不要なものである.特に Quick Time は日本語バージョンと混在することになり, Adobe PhotoDeluxe が終了できない,クラッシュするという障害を起こすかも知れない.また,他の機能拡張類も障害を起こす可能性がある.私のこのページをよくご覧の方はご存じの通り, Microsoft 関連の機能拡張類は機能拡張フォルダに入れておく必要はない.また,これも本ページで推奨している方法であるが,何らかのプログラムをインストールする場合,最小限のシステムフォルダを作成してそこから起動しインストールを実行することで様々な問題を未然に防ぐことができる.


● TIP : Microsoft 関連の機能拡張類

上記記事の関連で書いてみる.アプリケーションをインストールすると機能拡張フォルダに機能拡張をインストールする場合がある.それらの中にはシステム起動時には読み込まれないでアプリケーション起動時に読み込まれるだけのものがある.さらにそれらのタイプの機能拡張類はアプリケーションによって機能拡張フォルダになくてもアプリケーションのあるフォルダ内にあれば機能する場合がある.

Microsoft 関連の機能拡張類もほとんどがこの類のものである.従って, Microsoft のアプリケーション本体のあるフォルダ内に入れておけばよい.いくつかのアプリケーションが同時に同じ機能拡張類を使用する場合はどこかにオリジナルを一個だけいれておいて他はエイリアスでかまわない. Office 98 for Mac についても同様であると言われている.

追記:
「Type Libraries」フォルダは例外の場合があり,実際に機能拡張フォルダにないと動作しない.そうでない場合も経験しているので一概には言えないのだが....


● CD-ROM ToolKit CDT-Patch

FWB は CD-ROM ToolKit CDT-Patch ページ で公開した. Mac OS 8/8.1 で CD-ROM ToolKit を使用すると一部 68k 機種で Finder が突然終了したりハングアップする問題を修正する.


●Office : Shared Library Manager の問題

MacFixIt 2/23 は Microsoft Office を Mac OS 8.1 にインストールすると Shared Library Manager ( 1.1.2 ?) をインストールするが,バージョンが古いためにすでにある新しいバージョンと入れ替わるため,起動時にクラッシュするという投稿を紹介している.



[ 98/2/23]


● Mac OS 8.1 : 起動時のクラッシュ:アップルメニューオプション

宇都宮氏は Mac OS 8.1 アップデート後 3-4 回の起動後,起動時機能拡張類の読み込み時にフリーズするようになった.(PowerMac4400 )

氏は試行錯誤の末,アップルメニューオプションを外すことで起動できるようになった. 4400 での Mac OS 8.1 起動時のクラッシュは CD-ROM 関連の回避法, Disk First Aid による解決をここで紹介しているが,この方法も試していただきたい.なお,初期設定の削除では効果はないそうだ.

アップルメニューオプションについては様々な障害の原因と言われている.知られている障害の内,「最近使った項目の記憶数」のチェックを切るだけで回避できる場合もあるのでこの場合もそれだけで効果があるかも知れない.


● Mac OS 8.1 : Open Transport 1.3 関連プリント関連他を外すと起動時クラッシュ?

匿名氏から Performa 5260 で AppleTalk を含む Open Transport 1.3 関連とファイル共有,利用者 & グループ,アップル純正プリンタ関連デスクトップ・プリントモニタ,デスクトップ・プリンタ・スプーラ,プリントモニタを外すと Mac OS 8.1 起動時にクラッシュすると連絡をいただいた.機能拡張マネージャで Mac OS 8.1すべてに戻すと問題なく起動する.

投稿者は B'sCrew 2.0.3 を使用しているのだがその関連もお疑いである.また,ドライブ設定 1.3.1 でイニシャライズしたハードディスクではアイコンパレード前にフリーズし文字化けしたダイアログが出た.この場合は FileSaver3.5.2 を外すことで問題が解決している.

私もようやく一台の Macintosh ( 5430 )を Mac OS 8.1 にアップデートすることができたので試してみた. Drive Setup 1.4 では確認することはできなかった.私は B'sCrew についてはこれまでの経験からなかなか使いがたいものがあって現在のものを使用していないし, FileSaver も使っていないので,それらがない状態での確認である.


●注意: HFS + :ファイル同期の問題他

HFS + と HFS ハードディスク間のコピーについては 2/18 記事で注意を呼びかけた.このことに関連して特にファイルの同期コピーで問題が発生すると小林氏田中(淳)氏からお知らせいただいている.

PowerBook 「ファイルアシスタント」および SwitchBack 2.6J (小林氏)

小林氏は HFS PowerBook のデータをファイルアシスタントを使い、 HFS + デスクトップ機とシンクロさせていた.ところが Mac OS 8.1 にアップデートしてからシンクロさせるとほとんどのファイルを書き換えてしまう.

SwitchBack 2.6J を使ってみたところ、HFS+フォーマットしたマシンの日付が 1958 年と認識されていることが判明した.このため、何度シンクロさせても、ファイルの書き換えが起きる.コントロールパネルの日付や場所の設定などは正しく設定されている.

「Syncronize!」(田中氏)

Syncronize!(http://www.qdea.com/)をHFS Plusをマスターにして, HFS をバックアップ用 に使用すると「色」「診」のファイルについて警告ダイアログが出ないまま書き換えてしまう.

追記:

伊東氏から「色」「診」と同様に Macintosh の HFS ファイルシステムで問題が起きる一覧をお知らせ下さっている.これらは Shift-JIS の 16進数処理と Macintosh ファイルシステムが欧文大文字と小文字を区別しないことから生じる問題である.

<全角カタカナ>
イ と ツ
ウ と テ
エ と ト
オ と ナ
カ と ニ
キ と ネ
ク と ハ
サ と フ
セ と ホ
メ と レ
ム と リ
モ と ロ

<全角ひらがな>
け と ち

<全角漢字>
葉 と 裕

<全角アルファベット>
a と l
b と m
c と n
d と v
e と z

例えば「メール」と「レール」は HFS では同じものと扱われてしまう.「イ」と「ツ」は 16進数 Shift-JIS では 8343 , 8363 となるが 43 は ASCII チャートでは "C" , 63 は "c" となって大文字小文字の違いとなってしまい区別されないことになる.上記の組み合わせ以外にも大量にあるはずだ.もちろん,英文の大文字と小文字も区別されない.


● Mac OS 8.1 : PC Compatibility Card で音がしない.

澤田氏から Apple PC Compatibility Card (Pentinum166Mhz) で音がしなくなる問題と回避法をお知らせいただいた. (PowerMacintosh 4400/200 )

Mac OS 8.1アップデート後, PC Compatibility Card に切り替え, DOS モードや Windows モードで使用した時, 「SoundBlaster16」が内蔵されて再生は行われているようなのだが,音が聞こえてこない現象が起きる.

PC Compatibility Card のサウンドは内蔵 CD-ROM のサウンドラインを経由している.ところが, Mac OS 8.1 インストール後はコントロールパネルの「モニタ&サウンド」のサウンド入力という項目が CD-ROM になっていないためにこのような現象が起きる.同コントロールパネルでサウンド入力を CD-ROM にすることで解決する.

なお,カードはカード用の起動ボリュームをハードディスク内に置くが HFS + でも問題なく動作するということもご追記いただいている.


● Speed Doubler 8 : Mac OS 8.1 対応は 3 月末

樽角氏はメディアビジョンが Speed Doubler 8 の Mac OS 8.1 対応について 3 月末に対応版をリリースする予定であると知らされた. Mac OS 8.1 では Speed Doubler 8 のコピー機能が動作しないが,ディスクキャッシュとエミュレーションは動作しているようである.しかし,メディアビジョンは使用を中止するよう言っているとのこと.


● Mac OS 8 / 8.1 :コンテクストメニュー項目の問題

村上氏から Mac OS 8.1 アップデート後,コンテクストメニュー項目のプラグインが使えなくなるとお知らせいただいている. Mac OS 8.1 のみの機能拡張読み込みでも問題が発生する.

樽角氏は Mac OS 8 でも同様の問題をご指摘なさっている.樽角氏によれば,ハードディスクによって問題が起きる場合と起きない場合がある.機種によって起きたり起きなかったりしたために内蔵ハードディスクを交換したところ,ハードディスクに依存していて機種依存ではないことが確かめられた.さらに問題の起きるハードディスクに問題の起きないシステムをインストールすると問題は解決する場合もある.ドライバ,ハードウェア,システムのいずれが関係しているのか不明の状況のようだ.

Text Encoding Converter, SOMobjects for Mac OS なども関連する問題なので複雑であろう.私(秋山)自身は問題が起きたことはない.また,家内は Mac OS 8.1 E なのだが,正常に機能しているという.

追記:
この問題は樽角氏からさらにご報告いただいたことで樽角氏の場合の原因は判明した.樽角氏はカスタムインストールで問題が起きていて,簡易インストールで問題が解決したとお知らせいただいた.カスタムインストールでは OpenDoc を除外していたそうである.上記記事に私が書いた通り,コンテクストメニュー項目が動作するためには「 SOMobjects for Mac OS 」が必要であるが,これは OpenDoc をインストールしなければインストールされないのである.そのために問題が生じたと思われる.

追記 2 :
村上氏からお知らせをいただいて,これらの問題は全て「 SOMobjects for Mac OS 」がインストールされないことが原因であることが明らかになった. Mac OS 8 では簡易インストールで入っていたものが Mac OS 8.1 アップデートでは入らない場合があるようだ.上記のようにカスタムインストールとして OpenDoc にこの項目があるのでそれのみをインストールすることができる.


● Mac OS 8.1 : Performa FM ラジオの問題

Mac OS 8.1 アップデート後 Performa 一部機種の FM ラジオの機能拡張がアップデートされるのにアプリケーションがインストールされないため機能しないと Uetsuhara 氏,和嶋氏からお知らせいただいた.

機能拡張を古いもの( 8.0 用 J1-1.1 )に戻すことで機能するようになる. FM ラジオについては CD-ROM のフルバージョンが必要かも知れない.

追記:
市本氏からこの問題は Mac OS 8.1 アップデート時に FM ラジオアプリケーションが起動ディスクのアプリケーションフォルダ内にない場合に起きるとお教えいただいた.2/25 記事で詳述する.


● AppleTalk を切る方法についての問題

最近, Apple は AppleTalk をセレクタやコントロールバーによらないで AppleTalk コントロールパネルから切る方法を TIL で推奨している.本ページでは 1/26 記事でお伝えしている.このことについて,匿名氏から PowerBook で Open Transport から AppleTalk の設定を有効にするときには AppleTalk をオンにする必要があるとお知らせいただいた.オフに設定しても終了するとオンに変わるという. ( PowerBook 3400c/200でAppleShareJ1-3.7.2とOpen Transport 1.1.2J )

投稿者によれば,以前はシリアルポートを利用するときコントロールバーで一度 AppleTalk をオンにし、再度オフにしていた.するとその直後だけシリアルポートが利用できていたという.

現在は機能拡張から AppleShare を組み外しているとのこと.その状態では Personal LaserWriter のように未だにプリンタポートとモデムポートを別々に認識するドライバを利用してもプリンタ / モデムポートから印刷はできるそうだ.

なお, AppleTalk コントロールパネルでの経由先を Ethernet に切り替えるという方法もあるのだが,この場合は実際に Ether による LAN に接続されていないマシンではエラーが出る.

このことに関連して本ページでは Apple Remote Access を組み込むことで( ARA は実際に使用するしないに関わらず) AppleTalk コントロールパネルでリモートのみを選択することで回避できる場合があるという情報もお伝えしている.


● Mac OS 8/8.1 : Photoshop カスタムアイコンの問題

Mac OS 8 /8.1 で Photoshop のカスタムアイコンが更新されない場合があると佐藤氏からお知らせいただいた.私も以前から気がついていた.( Photoshop 4.0.1 J )私のとっておきの回避法「気にしない」で対処している.


● Zip :死のクリック(継続)

西山氏から富士(フィルム)とエプソンのドライブとサポートについてお知らせいただいた.

西山氏は富士製のドライブを使用していたところ,半年後くらいから激しい音がするようになりサポートに連絡した.サポートの回答から以下のことが分かった.

1.メディア挿入時にアクセス音が2回生じた場合はすでに故障している.
 (2回以上音がするのはすでにヘッドがしかるべき位置になくなんども探しにいっている証拠)

2.書き込み、読み込み時にアクセス音のあるときもすでに故障している.
  (正常であれば使用中ほとんど音はしない)

3.正常だと思われるドライブで上記のような動作があるときはメディアも故障している場合が多い.
 (不良メディアを分解したところヘッドの残したと思われる大きな傷が同心円状に残り,円盤そのものの変形がある)

富士のサポートは「この故障はよくあるようです」とも言っていたそうである.西山氏は保証期間内のため無料修理となったがその際不良メディアも交換してもらえた.(その 2ヶ月後また同じ事が起きさらに無料修理となった.乱暴な扱いは一切していない)

西山氏の友人はエプソン製のドライブを所有していて問題が発生したため,エプソンのサポートに連絡したところ,「そんなことは知りません」との回答であったそうだ.


● Global Village PC Card :スリープ復帰後の問題: OT 1.3.1による解決

MacFixIt 2/20 は Global Village PC Card :スリープ復帰後の問題についてOpen Transport 1.3.1 update patch によって解決するとしている.


● Outlook Express の問題

宮田氏から Outlook Express を使用し始めたところ,クラッシュの嵐となり NU3.5.1 の Crash Gurard が動作するとお知らせいただいている.ネットニュースを見ていると動作している場合もあるようなのだが,他に問題がある場合も見られる.



[ 98/2/20]


皆様からのメールのご紹介が滞ってしまっている.とにかくご紹介していきたい.


● EGBRIDGE 9 アップデータ 0R2 の配布

六反田氏に 2/16 日 ERGO ソフトから EGBRIDGE 9 のアップデータが届けられた.アップデート後,辞書設定をやり直さなくてはならないそうだが,この入れ換えによってキーボード最上段より記号が正しく入力されない問題は解決されたそうだ.

このアップデートによって次の項目が修正されたと添付書類に書かれている.

・ Illustrator 5.5J, 7.01 J 使用時,EGBRIDGEの操作パレットから入力モード変更または,文字種変更を行った後, Illustrator の文字パレットのフォントをポイントして発生する不具合

・内蔵ハードディスクが起動ディスクで外付けのハードディスクに EGBRIDGE をインストールした場合,辞書のリンクが切れ,変換でき ない場合がある

・ JIS 配列のキーボードを持つ PowerBook2400 などの PowerBook 使用時,テンキーやマウスを接続している状態でキー入力を行うと,キーボード上段の“(”“)”などの記号のキー入力がずれる

・羽根メニューから直接半角入力に切り替えると最初の1文字目が入力されない

・入力モードを直接半角に切り替え, EGWORD などのアプリケーションで新規を選択した直後に入力すると1文字目が抜けて入力される

・専門語辞書を多数接続すると動作が不安定になる場合がある

・ Apple Adjustabke Keyboard 使用時, キーボード上段の“(”“)”などの記号のキー入力がずれる

・ ASCII 配列のキーボード使用時, EGBRIDGE の環境設定:ローマ字設定:キーボード配列を「かな」に設定している場合, Option+Shift+め で「?」が入力できない

配布は不具合をサポートに報告した場合にフロッピーディスク 1 枚で送られているようだ.内容は EGBRIDGE の本体であるのでページを通じての配布には向いていないということか.


●ATOK11 : Eudora Pro でグレーの太い線が現れる問題など(継続)

2/8 記事に関して,グレーの太い線は Eudora Pro 以外でも起きるとご報告いただいている.遠藤氏からは「まな板 ProVER1.1」,荒牧氏からは,「 ORGAI2.0 」でよく発生するとのこと.また, Goto 氏は Netscape Navigator 3.01 [ja]、Jedit2.0.3、FirstClass Client3.51 (+Jパッチ) でのテキスト入力時に発生するとのことである.ただ,残念なことに確実に再現させることは困難なようである.

関連して渋谷氏からは ATOK11 使用中に Eudora Pro 3.1.1 で次のような現象が起きるとご報告いただいている.

・入力していってもアンダーラインが出ず、そのまま入力されてしまう
・アンダーラインが表示されていて、漢字に変換しようとスペースキーを押下してもスペースが挿入されて漢字に変換できない


●ATOK11 : 細長いウインドウの問題(回避法?)

2/8 記事に関して,細長いウインドウについて荒牧氏から回避法をお寄せいただいている.

ATOK11 の「縦スクロールバーのみのウインドウ」の正体は,「全候補変換」の変換候補ウインドウです.すべての環境ファイルのキー割付を確認してはいませんが, ATOK11キー設定では,「 control +スペース」に割り付けられた機能です.

現れた際の回避法としては,適当に入力して「control+スペース」で適当に変換,そしてescで解除すれば消えてくれます.

あらかじめ「全候補変換」のショートカットを削除すれば出なくなるか?と言うシロート発想を現在確認中.

たまたま現象が現れた際に試してみたのだが,私の場合は消えてくれなかった.私はウインドウが現れた場合には他の日本語入力変換プログラムにいったん切り替えてからもう一度 ATOK11 に戻すという操作をしている.


● G3マシン: CinemaGearの使用制限

井沼氏からお知らせいただいた.インタウェア 社 M-Jpeg 圧縮ボード「CinemaGear」に関して同社が告知している.

それによると, PowerMacintosh G3 DT 233, 266に本体のサウンド入力が正常に行えない問題があり,これはサウンド入力端子に接続された機器を正常に認識しないためであるとしている.その問題に起因して, CinemaGear でも Premiere 等のビデオ録画ソフトウェアでは音声を録音できないとしている.ビデオ録画はVizItUniversal (v1.5.2) を使うようにとのことである.


● HP HP ScanJet 4 シリーズドライバ更新

Hewlett-Packard 社,ScanJet IIp/IIc/IIcx/3p/3c/4p/4c Scanner用、Macintosh対応英語メニュー表示スキャンニング・ソフトウェア、バージョン2.4 ( Mac OS 8 対応) が出ている.

また, HP DeskScan II 2.3 等を「 Mac OS 8 環境にインストールを開始すると, "must have system7" というメッセージが表示されインストールできません.」と出ることが MAC OS 8.0 環境におけるサポートについてで告知されていて,その際の回避法が次のように記されている.

1.漢字 Talk7.x.x ディスクによる起動
2. Mac OS 8 の機能拡張を OFF にして起動後,ソフトウエアのインストーラでカスタムインストール


● Zip 死のクリック

2/14 記事の問題について,Macintosh で内蔵している機種や EPSON 製 EZ-110A RY9G15A27H (S/N) で起きたことをご報告いただいている. ( Goto 氏,島津氏 )

この音はヘッドがディレクトリを探しに行って目的のものが見つからない場合に大きくディスクを外れてケースにヘッドが当たる音らしい.ご報告によるとかなり大きい音がするようだ.



[ 98/2/19]


このところ実はファイルメーカーで作成したデータベース用のアイコンの制作がおもしろくて,自宅での更新をさぼってしまいがちだ.大学での仕事のうさを自宅でそうやって発散しているというところなのだが,重要な時期に申し訳ない.本日は少しずつ追加していきたい.


● Mac OS 8.1 : Tanzania 使用機種での起動時のクラッシュ(継続)

Disk First Aid 8.1 (J) を使用することで改善されたという報告が入った.(羽佐田氏)

羽佐田氏は Mac OS 8 の CD-ROM から起動し,フロッピーにコピーした Disk First Aid 8.1 (J) を実行したところ, 4400 の問題が改善されたという. Mac OS 8 の Disk First Aid 7.2.4 では効果はないそうだ.

Disk First Aid 8.1 ではこれまでの Disk First Aid では感知されなかったエラーを発見する場合があると伊藤氏からもいただいた.


● Mac OS 8.1 :サウンド関連の問題

MacWEEK-J の記事に Mac OS 8.1 ではサウンド関連ルーチンに根本的な変更があったとし,そのため新たな障害が起きる例が紹介されている.


●AppleShare IP : G3 マシン, Mac OS 8.1 と非互換

MacInTouch 2/18 は Apple が AppleShare IP について G3 マシンと Mac OS 8.1 をサポートしていないという読者の投稿を紹介している.アップルメニューオプションを外すという回避法も書かれている.その一方で G3 サーバの今月末リリースの話が別記事となっている.


● HDT 2.5 : Speed Disk との問題

MacFixIt 2/18 記事によると Hard Disk Tool Kit 2.5 でNorton Speed Disk を実行したディスクにドライバ更新ができないことがある.これは Speed Disk がオプティマイズする際にパーティションの最後に書き込む方法を取る場合に起きる.回避法はオプティマイズの方法をデフォールトから変更する.


Apple Spec 2-98

ここのところ更新されていなかった Apple Spec が出た.ご存じない方はぜひ一度ご覧になっていただきたい. Apple の歴代マシンの仕様が詳細に記されている.ファイルメーカー Pro 書類であるがファイルメーカーPro がない場合は同ページの app を入手する.


● Illustrator 7 :回転ツールの不具合

MacFixIt 2/18 は Illustrator 7 では回転ツールを繰り返した場合回転の中心が動くとしている. Adobe はこの問題を確認していて次のバージョンで修正するとある.


● Mac OS 8.1 :アイコンの消滅

Apple Discussion Boards のApple Response によれば, SAM の最新バージョンを使っていない場合,デスクトップのハードディスクやゴミ箱などのアイコンが消えてしまい,リスタートするまで出てこないとしている.


Iomega Software 5.5.1

Jaz/Zip用だそうだ.私は未確認である.


● Netscape 4.0x のバグ:WebSTAR SSLからのデータ

MacInTouch 2/18 は Starnine の話として, Netscape 4 の既知のバグのため, WebSTAR SSL から返された CGI で 5649-5863 バイトの大きさの場合問題が起きるとしている.



[ 98/2/18]


●注意: HFS + :ユニコードによる問題

HFS + についてはこれまで本ページで注意点を記してきたが,それ以外に問題となる可能性があることを田中 ( 俊 ) 氏からお知らせいただいている.

問題の可能性は HFS + と HFS が混在する場所で, HFS + から HFS にファイルをコピーする場合に起きる可能性がある.起きる可能性はかなり低いとは思われるものの重大な結果となる可能性がある.

Mac OSでは,ファイル名の大文字/小文字を区別しませんので,従来の HFS ディスクでは,たとえば「診」と「色」という名称のファイルを同一の場所に作成することができませんでした.

( 中略−秋山 ) これは, Shift-JIS コードで「診」は「9066」,「色」は「 9046 」ですが,「 66 」は小文字の「 f 」,「 46 」は大文字の「 F 」と同じ値であるため, Mac OS はこの 2 つのファイルを同一名称と判断してしまうためです. ( 秋山注− Macintosh のファイルシステムは欧文の大文字と小文字を区別しない )

しかし,前述のように HFS+ では,ファイル名を Unicode で管理するため,この2つのファイルを異なる名称と判断します.このため,たとえば HFS+ ボリュームからHFSボリュームへファイルをコピーする場合, HFS+ では異なる名称のファイルと認識されていたファイルが HFS では同一名称と認識され,予期せぬ結果(ファイルの上書きなど)を招く可能性がありますので,注意が必要だと思います.

アップルの「 Mac OS 拡張フォーマットについて」ではこの問題は記されていない.その替わり, Shift 起動などの場合,コピーが正しくできないことが記されている.これもユニコード関連から来る問題である.

HFS + に関しては以下のトラブルニュースデータベースを参照されたい.

98/1/23 記事「警告: Mac OS 8.1 : HFS + は Mac OS 8.1 以外から起動できなくなる」
同「 HFS + 注意点など」
同「 HFS + : 68k では起動ディスクや仮想記憶ディスクに使用できない」
98/1/24 記事「 HFS + : Erase Disk での初期化は危険 ?」
98/2/6 記事「重要: HFS + : Disk Tools PPC の問題」
などが重要な記事である.これ以外にもトラブルニュースデータベースを「 HFS + 」で検索されたい.

その中の「警告: Mac OS 8.1 : HFS + は Mac OS 8.1 以外から起動できなくなる」と「重要: HFS + : Disk Tools PPC の問題」で触れられた Disk Tools PPC に関わる問題を再度ここで記したい.

TIL: 30345 の「 Mac OS Extended and Language Kit s」の項目には次のように書かれている部分がある.

Disk Tools PPC はプライマリスクリプトと英語での使用を意図して供される. Language Kit (secondary script) で使用している場合, Mac OS 8.1 CD を使用しなければならない. Disk Tools PPC フロッピーを使用してコンピュータを起動すると, secondary script で作成されたファイル名とボリューム名がでたらめになったり失われる.もし,それらを変更しようとするとファイルは失われるかも知れない.

今回日本語版での Mac OS 8.1 アップデートによる日本語環境下で作成した HFS + ボリュームを英語版 Disk Tools PPC から起動した場合この問題が起きる. Disk Tools PPC があるからと安心してはいけない. Disk Tools PPC はむしろこの場合重大な結果を招くことになる.

田中 ( 俊 ) 氏のページにはこれらの問題が詳しく触れられている.ご参照いただきたい.


● Mac OS 8.1 : B'sCrew 2.0.3 の問題?

Mac OS 8.1 アップデートに添付される「Mac OS 拡張フォーマットについて」には重要な事項がいくつか書かれている.それによると,従来の B'sCrew 2.0.x 以下のバージョンは HFS + パーティションと互換がない.B'sCrew 2.1以上を使用しなければならないが BHA アップデータのページにはまだ 2.0.3 が最新版と記載されている.

この「Mac OS 拡張フォーマットについて」に記載された HFS + フォーマットとの問題以外に Mac OS 8.1 との相性でも問題が生じる可能性についてお知らせをいただいている.

菅氏から Mac OS 8.1 と B'sCrew 2.0.3 の組み合わせでスリープからの復帰時にフリーズが起きる,ディスクを認識できない他様々な問題をご報告いただいている.菅氏が Norton Disk Editor でドライバ記述子マップをみたところ,何も書き込まれていない状態であった.菅氏が識別子バイトに "$504D" と書き込むと認識されたそうである.( Norton Disk Editor の使用は十分な知識の下に使用しないと重大な結果を招くのでビギナーは使用しないで欲しい)


● Mac OS 8.1 : SimpleText の消滅

Yamada 氏から Mac OS 8.1 アップデート後, SimpleText が消滅しているとお知らせ下さった.私も確認した.アップデートした起動ディスク直下(第1階層)の SimpleText がなくなる.いくつか試した範囲では SimpleTest のバージョンは関係ない.また, Yamada 氏は B'sCrew2.0.3 との関連を気にかけておられるが,私は Drive Setup 1.4 によるハードディスクであるので関連はないと思われる.


● Eudora PRO 3.1.1Jr1 アップデータ

EUDORA PRO for Macintosh ver3.1.1-Jr1 アップデータが出ていると柳沢氏からお知らせ下さっている.クニリサーチのページによると以下の15項目の修正がなされている.

私が 3.1.1 にしない理由のフィルタの不具合は修正された項目に入っていて,柳沢氏によると修正されているとのことである.ただし,私が少し試してみたところ一部動作したが,これまでどおりには動作しなかった場合がある.私の設定の仕方が悪いのかも知れない.

1.漢字 Talk7 で Eudora Pro が起動しない. Drag Manager がインストールされていない マシンでは, Eudora Pro の PPC 版が起動しない.
2.インライン入力時にシステムエラーになる.
3.日本語入力使用時に再変換の機能がきかない.
4.フィルタの一致条件に以下を設定すると動作しない.
    <<受取人のいずれか>>
    <<ヘッダのいずれか>>
    <<本文>>
5.「引用としてペースト」で,引用符を編集するモードにしていても引用符のダイアロ グが出ない.
6.引用符「 > 」の後ろに半角スペースが入っていない.
7. FontPatchin を使用時にプルダウンメニューが文字化けする.
8.インライン変換中にマウスカーソルをあてて文字を削除するとゴミが出たり,文字化 けが起こる.
9.フィルタ使用時に「フィルタ処理の報告を作成」にチェックしておくと,報告内容の最後に「 B 」という文字が入る.
10.文字列をドラッグコピーする際,「 Option 」キーを押してから移動しないとコピーできない. ( 英語版 3.1.1も同様 ) 3.0.2-J は,ドラッグしてから「 Option 」キーを押してもコピーできる.
11.「添付書類名の漢字コード変換をする」が OFF のときにファイル名が文字化けする.
「添付書類名の漢字コード変換をする」を OFF にして送信しても,添付ファイル名を Shift-JIS で送信しない.
12.設定の「警告音を鳴らす」のポップアップメニューが文字化けする.「設定」の「ユーザ報告」の「警告音を鳴らす」のポップアップメニューに日本語の文字列がある場 合,その文字列が文字化けする.
13.漢字コード自動判定が ON にしていても, EUC メール が文字化けする.
14.「 At ◯◯, ◯◯ wrote: 」の記述が入らない場合がある.
15.「 X-Mailer: 」の「 X-Mailer 」と「:」の間に半角スペースが入る.

追記:

藤原氏からアップデート後,変換スピードが 3.0.1 当時の遅い入力しかできなくなってしまうとお知らせいただいた.アップデートは慎重に行った方がいいかも知れない.私も再度フィルタを他のマシンで動作させるなど試したが問題があるようなので, 3.0.2 のまま移行しないつもりである.

実は見てくれがいいのとフィルタが Eudora 以上に複雑な処理ができそうなので「クラリスメール 2.0」を購入した.ところが,これも私の意図通りフィルタが動作してくれない場合がある.


Open Transport 1.3.1アップデータ

リソース損傷の問題(機能には関係ない)などを修正.日本語版には不要である.



[ 98/2/17]


Mac OS 8.1 アップデータが Macintosh 関連雑誌付録で公開されてからメールをたくさんいただいている.このところ毎日毎日が学生の卒業など相手のある仕事に追われていて,おまけに私の周りで新たに 3 台の G3 Macintosh が導入された.そのうちの一人は全く初めてコンピュータを触る同僚だ.それらのために,このページに時間を割くことがなかなかできない.皆様のメールの情報はそれでも少しずつご紹介していきたいので気長に構えていただきたい.

Mac OS 8.1 アップデータは私も雑誌付録で入手しているのであるが,私自身まだインストールできる時間がない.私は Mac OS 8.1 に本格的に移行するつもりは全くない.ただし,試験用のマシンにインストールして様子をみてから Alchemy マシンだけに使用するかもしれない.

Mac OS 8.1 にしない理由は Speed Doubler 8 が未対応であるためである.ただし, Alchemy の 54xx/64xx マシンでは起動 30 秒問題が解決されているので Speed Doubler 8 のコピー機能が必要なければ移行する価値はある.また,一部 Macintosh でフロッピーディスク読み込みに時間がかかっていた問題も改善されているという情報がある.

HFS + はひととおり本ページでも触れたが,68k 混在の環境での問題,トラブル発生時の Norton などディスク修復プログラムでの対応が不十分な点,起動 CD-ROM を各ユーザが未入手という点から,導入について時期尚早であると思う.


● Mac OS 8.1 : Tanzania 使用機種での起動時のクラッシュ

2/16 記事「 Mac OS 8.1 : PRAM クリアしないと立ち上がらない」は Tanzania 基板使用機種での問題であることが明らかになりつつある.この問題は 1/31 本記事で報じた問題と関連があるが原因,回避策は明らかでない.

Tanzania 基板は 4400, StarMax などで使用されている.これらの機種で症状が必ず起きるわけではなく, 4400 で起きない例もご報告いただいている.

症状は Mac OS 8.1 インストール後起動しようとすると Macintosh がハピーマックを出したままフリーズしてしまう. PRAM クリアで起動できるが毎回 PRAM クリアが必要である.

ある方からは Mac OS 8.0 の起動 CD-ROM ( 8.1 でないことに注意 )をトレイに入れ,なおかつ起動ディスクで内蔵ハードディスクを指定していると回避できるとお知らせいただいている.

1/31 記事は海外のサイトの情報なのだが,それは起動可能な CD-ROM をトレイに入れておくと 4400 + 8.1 で起動にクラッシュするというもので上記情報とは正反する.


● Mac OS 8.1 :起動時の Type 10 エラー: HFS + との関連

Mac OS 8.1 アップデート後,起動時に Type 10 エラーが出て PRAM クリアで立ち上がる問題はウイルスとの関連は確認されなかった.

輪嶋氏によれば,この問題は HFS + と Tanzania との問題であり, HFS + にしていると問題が生じるため HFS に戻すことで回避できる.


●ATOK11 :アップデータ

ATOK11 for Macintosh アップデータが出たようだ.残念ながら JIS キーボードでの問題について,どうも問題が解決されているとは言い難いようだ.

このアップデータには「 Text Encoding Converter 1.3 」が含まれている.「 Text Encoding Converter 」に関しては本ページのトラブルニュースデータベースで検索して使用には注意願いたい.

次に匿名氏からのインストーラを使用しないインストール法を紹介する.

インストーラを使わず以下の方法でアップデート?しました.
(PB5300ce/117,OS8.0J,英数かなキー付きJISキーボード)

1.ATOK11 Updaterフォルダ中の,スタイルファイルに入っている,「ATOK11キー設定(JIS)英数・かな」を「初期設定フォルダ」に入れる.

2.えんぴつメニューから「カスタマイザ起動」を選び,「ATOK11カスタマイズユーティリティ」の「キー・ローマ字」タブシートの「スタイル一覧」から「ATOK11キー設定(JIS)英数・かな」を新たに「スタイル選択 」する.

通常は「ATOK11キー設定(JIS)」になっているはずです.
(2は,アップデータに添付されていたReadMe書類と同一の方法です.)

3.この設定で,
えんぴつメニューが「ATOK11キー設定(JIS)英数・かな」仕様 (*) に変更され,
英数キーを押すと「半角入力 英数」が選択され「鉛筆がたち」,
カナキーを押すと「ひらがな入力 かな」が選択され「鉛筆が傾き」ます.
ただし,それぞれのキーを続けて2回押しても元にはもどりません.

小岩氏からはアップデータの問題について次のようなご指摘をいただいている.

「かな・英数」キー対策としてインストールされたのはキー設定の新しい雛形だけなのです.つまり設定はいままでのシステムに依存していて,前にジャストシステムが公表した対策設定例の初期設定ファイルを追加しただけなのです.これには本当に心底がっかりしました.これではやはり完全な解決にはならないのです.

たとえば,これでは「かな・英数」キーは使えるようになりましたが,「シフト+かな」キーを使っても「カナ」にはならないのです.さらにカスタマイズしてこれを使えるようにしても,その後「かな」キーを押しても「かな」には戻らなくなるのです.再度「シフト+かな」を押さないと元には戻らないのです.カナ変換なんて「Control+I」でいいじゃないかとおっしゃるかもしれませんが,「シフト+かな」になれてきた者にとっては非常に億劫なのです.

小岩氏は EGBRIDGE への乗り換えを検討されているそうである.


●フォントワークス「ATOK11用のフォントワークス外字辞書」の配布

フォントワークス[サポート/アップデート]セクションで「ATOK11用のフォントワークス外字辞書」を本日公開予定である.

また,同社は Mac OS 8/8.1 用ことえりフォントワークス外字辞書を2/16 付で公開している.


●アップルメニューオプションと CD-ROM のフリーズ

MacFixIt 1/13, 14 記事は, PowerBook 3400 Mac OS 8/8.1 で CD-ROM を挿入するとフリーズする原因はアップルメニューオプションであると記している. G3 MT/266 でも問題が起きるという投稿もある.



[ 98/2/16]


● Mac OS 8.1 で Type 10 エラー:ウイルス汚染ファイルが原因

複数の読者から Mac OS 8.1 にアップデート後,アプリケーションを起動しようとすると Type 10 エラーが出ることがあるとお知らせ下さっている.

momma 氏によると MBDF A ウイルスに汚染されているアプリケーションについて, OS 8.1 ではそれを感知して Type 10 エラーを出すようなのだ. Mac OS 8 ではそのまま起動されていたため汚染に気づかず, Mac OS 8.1 アップデートに原因があるかのように受け取られる可能性があるが,そうではない.

Mac OS 8.1 にアップデートしてからアプリケーション起動時に Type 10 エラーが出る場合は Disinfectant で調べていただきたい.なお, MBDF ウイルスはそれほど悪性のものではなく, Disinfectant で検知,除去できる.私のMacintosh のコンピュータウイルス (64k)を参考にしていただきたい.


● Mac OS 8.1 : PRAM クリアしないと立ち上がらない

何人かの方から, Mac OS 8.1 アップデート後,起動するたびに PRAM クリアしなければ Macintosh が起動しないというメールをいただいている.原因等は不明.

メールの中には Type 10 エラーが Macintosh 起動時に表示されて PRAM クリアしなければ立ち上がらなくなるというものもあるので,上記記事との関連からシステムファイルが MBDF 感染していないか一応確かめられたい.

追記:
この問題は Tanzania 基板搭載機種での問題であることが明らかになりつつある. 2/17 記事を参照していただきたい.この問題とウイルスとの関連はないと思われる.ただし, Type 10 エラーでの起動時のクラッシュについてはこの問題とは別であると思われる.


● Mac OS 8.1 : サウンド関連のトラブル

Mac OS 8.1 アップデート後,モニタ & サウンドコントロールパネルの設定ができない,設定が保存されないというトラブルが出ている.

Sakaguchi 氏の 6100 では設定を変更するとフリーズする.設定は再起動後保存されている. 6100 などでは以前 8.0 などでモニタ & サウンドコントロールパネルではなく,サウンドコントロールパネルを使用する対処をしていた.

佐藤氏はアップデート後,モニタ & サウンドコントロールパネルの「消音」のチェックを外してもまたオンになってしまう現象に遭遇している.


● Mac OS 8.1 : Finder 割り当てメモリ

Mac OS 8.1 でも Finder の割り当てメモリを増やした方が Macintosh は安定する.方法については本トラブルニュースデータベース(例えば 97/11/1記事「Finder関係のエラー」)を参照するか,関氏のページが画像入りで分かりやすい.

追記:
Mac OS 8.1 アップデータでアップデートした場合, Finder の割り当てメモリは Finder 自体が更新されるため初期化される.もう一度割り当てを増やさなければならないので注意.



[ 98/2/14]


● PowerBook 3400 : ポインタのリドロー

TIL: 24348 によると, PowerBook のスクリーンが減光されている状態でポインタのリドローがされない. Mac OS 7.6/7.6.1 で起きる問題で, Mac OS 8 で改善されている. Mac OS 7.6/7.6.1での回避法は 減光しない設定にするか,パワーオンキーを押してキャンセルをクリックする.


● PowerBook Apple Discussion Board FAQ から

2/6 記事で紹介した Apple Discussion Board FAQ のうち PowerBook Discussion Board FAQ の内容を紹介する.ほとんどが PowerBook 3400 の内容である.

「 PowerBook 3400 内蔵モデム/ Ethernet カードの問題」

TIL: 30171 "PowerBook 3400: Modem Driver Update"
TIL: 26046 "PB 3400 Modem Driver Update - Read Me"
TIL: 20165 "PowerBook 3400: Ethernet/Modem Card Questions"

PowerBook 3400 の内蔵モデム/Ethernetカードを使用した場合,しばしばフリーズやモデムのリセットが起きる. Apple からのアップデータ PB 3400 Modem Driver Update を使用する.( OS 8.1 には)

「シリアルプリントの問題」

TIL: 30340 "Mac OS 8.1: Late Breaking Tips"
TIL: 16067 "PowerBook: Printing to Serial Printer w/One Serial Port"

「 AppleTalk 」コントロールパネルで AppleTalk をオフにする.(この方法については本トラブルニュースデータベース98/1/26 記事)「 TIP : Open Transport で AppleTalk を切る方法」で書いた)

「 PowerBook 3400 が Enhanced または CD Plus CD-ROM を読めない」

TIL: 24222 "PowerBook 3400: 12x CD-ROM Drive Not Reading Enhanced or CD Plus CDs"

全部ではないがいくつかの PowerBook 3400/200 ではそのようになる.障害の出るユーザは Apple 技術サポートに連絡を取る.

「 PowerBook 3400 が電池を認識しない」

TIL: 30148 "PowerBook 3400: Battery Gasket Installation"

3400 の初期製造モデルはバッテリで動作しているときにバッテリのある部分を押したりすると不意にシステム終了してしまうことがある.これはバッテリ接続が切れてしまうためで,発泡材を入れることで回避する.

「 PowerBook 3400 が RAM カードを認識しない」

TIL: 24109 "PowerBook 3400: RAM Gasket"

RAM カードがゆるくなって基板から外れる例があった.発泡材を入れて固定する.

● G3 マシン: Apple ビデオプレーヤの問題

TIL: 24353によると, G3 マシンのミニタワー型で Apple ビデオプレーヤが青いウインドウのままで画像が出ないことがある.これはモニタが 32000 色に設定されているためである. 256 色か 1677 万色に設定することで回避される.


● Zip :「死のクリック」

CINET の記事 ( 同日本語訳 ) は, Iomega Zip ドライブの一部に問題があり,ドライブからクリック音がして,ディスクを読めなくなるものがあるという. Iomega はこれを否定していたが,肯定するような表現をするようになったという.



[ 98/2/12]


● PowerBook 1400 : Global Village カードでフロッピーを認識しない

TIL: 24349 によると, PowerBook 1400 で PC カードを二枚使用していて,一枚が Global Village PC カードの場合,フロッピーディスクを認識できないし,排出できない.同カードのソフトウェアのバージョンを 2.5.9 かそれ以上にバージョンアップする.


●内蔵ハードディスクの無視キーコンビネーションで内蔵ディスクがマウントされない

TIL: 24347 は command + option + shift + delete の内蔵ハードディスクの無視のキーコンビネーションで CD-ROM などから Macintosh が立ち上がった場合,内蔵ハードディスクがマウントされないことの原因に触れている.それによれば,これはそのキーコンビネーションを長く押しすぎたためである.キーを押し続けるのはスタートアップスクリーンが現れるまででよく,デスクトップが現れるまで押し続ける必要はない. TIL は PowerBook 1400 の問題として書いているが一般性があると思う.


● Appearance 機能拡張のバグ

Wolfram Research によると, Mac OS 8/8.1 の Appearance 機能拡張にバグがあり, Mathematica に影響が出る.フォントに関連した場面で問題が出るという.そのページでパッチを配布している.パッチは Appearance 機能拡張のコピーに対して施し,動作中のものと取り替えるようにすること.


● Mathematica 3.0 :インストールの問題

貝崎氏からいただいた.ポップアップウインドウが開いている状態で Mathematica 3.0 をインストールしようとすると,インストーラがフリーズする.ポップアップウインドウを全て閉じるとインストールできたそうである. OpenFolderListDF との関連なのかどうかは不明.


● G3 マシン: US Robotics モデムの問題

TIL: 30378 によると, G3 マシン OT/PPP で US Robotics 社製モデムが機能しない.このため US Robotics 社は対応したモデムスクリプトを配布している.

Apple Remote Access Scripts の "usrara.hqx"がそのファイルらしい.


Apple System Profiler 1.3.2

G3 マシンと HFS + に対応した.


● Power Macintosh ディスクの回転再開

TIL: 30376 によると PowerMacintosh で画面が数秒間停止し,ポインタも動かないことがあるが,これはハードディスクか CD-ROM が回転を停止しているものが再び回転し始めるまでの時間である.回避法は,ディスクキャッシュを大きく取るか, CD-ROM の場合は CD-ROM ディスクを排出しておく.

なお,TIL: 30379 には ZIP での同様の問題が記述されている.


● Performa Apple Discussion Board FAQ から

2/6 記事で紹介した Apple Discussion Board FAQ のうち Performa Apple Discussion Board FAQ の内容を紹介する.注目すべきは Alchemy の起動時の?表示について Mac OS 8.1 で問題は解決されたと明言している点である.

「 Alchemy の起動時の?表示」

Mac OS 8.1 で問題は解決された.

「バックアップ電池の問題」

TIL: 15609 "Macintosh: System Loses Date, User Settings"
TIL: 11751 "Macintosh Family: Batteries & Part Numbers"

Macintosh を終了状態から起動する度に,

白黒のデスクトップになる
デスクトップパターンが変化する
日付が 1956 年に戻る
プリンタ,セレクタ,時間の設定を忘れている

という症状が出る.

これはバックアップ電池切れの症状である.

「 CD-ROM が画面に現れないか,読めないと表示される」

TIL: 17927 "CD-ROM: This disk is unreadable" Message"

CD-ROM ソフトウェアが正しくインストールされていない, CD-ROM ソフトウェアが一部壊れている,サードパーティ製機能拡張類とコンフリクトするということが考えられる.

「自分のコンピュータのアップグレード」

TIL: 17055 "Macintosh Family: Upgrade History"

「 Type 11 エラー」

TIL: 16004 "Power Macintosh: Meaning of Error Type 11"
TIL: 18912 Power Macintosh: Type 11 & No FPU Errors Technote

Type 11エラーについては私が別記事として記した.

「 Performa 6400 シリーズのモデムの種類」

TIL: 20642 "Macintosh Performa 6400: Which Modem Is Included?"

Global Village Teleport Platinum V か Geoport modem である.TIL 20642 には製造番号で区別する方法が述べられている.日本未発売なので省かせていただく.

「モデム内蔵機種で外付けモデムを使いたい」

TIL:18250 "Power Macintosh: Modem Port Disabled w/Internal Modem Present"

内蔵モデムカードとモデムポートの栓取り外し,それまでの内蔵モデム用ソフトウェアを外して,外付け用モデムソフトウェアをインストールする.

TIL:17749 "How To Remove Global Village Software"
TIL: 20974 "Performa 6400/GVC: How to Remove Modem Software"
TIL: 20973 "Performa 6400/6360/GeoPort: How to Remove Modem Software"

「内蔵モデムの 56k へのアップデートはあるか」

TIL: 24326 6Kbps Modems: No Apple Upgrade Available

Apple は予定していない.


● Type 11 エラーは何だったのか

Performa Apple Discussion Board FAQ 中に設けられている事項について,過去に本サイトの TOPICS で触れたことではあるが,再度ここで記したい.

Macintosh は 1994 年 System 7.1.2 から PowerMacintosh となった.これはそれまでの Motorola 社製 68030, 68040 などの CPU を IBM, Motorola 共同開発による PowerPC という形式の CPU に乗り換えたことであった.( 68k Macintosh というのが前者のこと,68 とゼロが 3 つ ( k ) という表記法)

通常根本的な構造の異なる CPU を動作させるためにはプログラムを一から書き直さないといけないのだが, Apple はそれまでの 68k コードを PPC コードに読み替えて実行する,エミュレーションという離れ業を行った.しかし,このエミュレーションが完全でなかったため Type 11 エラーの嵐となって新型 PPC マシンユーザを襲ったのである.

Type 11 エラーはエラーコード表を参照するとハードウェア例外エラーと書かれている. 68k マシンではそれまでまずお目にかからなかったエラーであったが,突如当時の第1世代 PowerMacintosh で頻発した.ハードウェア例外エラーという意味はここでは直接の関連はなく,当時のユーザは何のことやら判らず困惑したものである.

Type 11 エラーはエミュレーションと様々なバグに原因があった. 68k コードを PPC コードに翻訳する際にうまくいかなかった場合,それらが全てこの Type 11 エラーとなって表示されたのである.例えば,それまでメモリやアプリケーションのバグによる Type 1 エラーが発生したときにエミュレータは翻訳のしようがなく PowerMacintosh はそれを Type 11 と表示した.もちろん,エミュレータ自身も不完全であった.これが Type 11 エラーの正体であった.

エミュレーションは 68k ユーザをスムースに PowerMacintosh に移行させたとして一方で大変評価されることであった.しかし,それが当時 PowerMacintosh を遅いと評価させることになったし, OS の PPC ネイティブ化を遅らせる遠因ともなったように思える.現在に至ってもシステムソフトウェア = 0S の大部分や古いアプリケーションは PowerMacintosh でエミュレーションで動作している.

エミュレーションでの移行は System 7.5.2 の Open Transport の見るも無惨なつまづきと共に Macintosh は不安定だという世評を決定的にしたように思えて残念である.ようやく Mac OS 7.6 以降になって Type 11 エラーを目にすることはほとんどなくなったが,それはエラーを正しく表示させるようにしただけである.

System 7.1.2 から Mac OS 7.5.x の PPC マシンユーザで Type 11 エラーに悩まされているユーザは Mac OS 7.6 以上に OS をアップデートすることが最もよい改善法である.



[ 98/2/10]


● Mac OS 8.1 :システム終了の問題

MacFixIt 2/6 は投稿として Mac OS 8.1 にアップグレード後,システム終了を選んでも 1 回では終了できず,繰り返しシステム終了を選択しなければならない問題を報告している. 報告では 1 回目は Finder のリセットが起きるだけであるとしている.

Apple によればこれは Communicator 4.04 との関連を指摘していて,回避法は Communicator のメモリ割り当てを増やすとのことである.また, Communicator 4.04 を使用していない場合は機能拡張類とのコンフリクトであるとしている.投稿には Internet Explorer, Norton Utilities FileSaverなどがあがっている.


● Mac OS 8.1 : PC Exchange 2.2 の問題

MacFixIt 2/6 は Mac OS 8.1 で Hard Disk ToolKit 2.5 と PC Exchange 2.2 の組み合わせが場合によってディスクエラーを報告する原因となっているという投稿などを紹介している. Hard Disk ToolKit 2.5 を使用し, PC Exchange がインストールされている場合, Norton Disk Doctor 3.5.2 がマスターディレクトリブロックエラーを返すという.他にも PC Exchange が使われている場合,ディスク修復プログラムがディスクエラーを報告する場合があるようだ.回避法としては PC Exchange 2.2 を外すか, Mac OS 8 の v2.11に戻すことが書かれている.


● OS 8 : Color OneScanner 600/27及び1200/30

アップルはApple Color OneScanner 600/27及び1200/30をご利用になる際の注意点を公表している.それによると「Apple Color OneScanner ディスパッチャ」をインストールする必要があり,仮想記憶をオフの状態でスキャナの電源を入れてから Macintosh を起動してインストールする手順が記されている.


● e.Typist インストール: Dr.Surfスケジューラ とのコンフリクト

上記ページには同時に, e.Typist (LE2/v 2.0) のインストール時に「 Dr.Surfスケジューラ」機能拡張を外すように記されている.「 Dr.Surfスケジューラ」機能拡張は 5500/4400 に組み込まれている.また, e.Typist (LE2/v 2.0) は Apple Color OneScanner 600/27及び1200/30 にバンドルされている.


●古いサードーパーティ製モニタの問題

TIL: 24346 に Quadora など古い Macintosh では正常に表示されるサードパーティ製モニタが G3 マシンでは画面が震える症状が出る場合があることが書かれている. Macintosh の画像の同期信号が変わったためで,それらのモニタも接続ケーブルを対応したものに取り替えることで使用できることが書かれている.


●"CopyDeepMask" ルーチンのバグ

MacInTouch 2/6 によると,System 7.5.2 から Mac OS 8.1 について "CopyDeepMask" ルーチンにバグがあり,いくつかの状況で多くの Macintosh がクラッシュする.このバグに対してQuickTime 2.5 がパッチをあてているので, QuickTime 2.5 がないとクラッシュは起きる.発生する機種は PPC Macintosh, PowerBook と 7.5.3 でスタートした(意味がよく分からない - 秋山) Quadra 660AV and 840AV で, 68k では起きないそうだ.


● HFS + : アプリケーションインストーラでの問題

MacFixIt 2/6 は Alsoftの PlusMaker によってファイルシステムを HFS + に変更した HFS + のディスクに Adobe FrameMaker 5.5, Claris Office 5.0, Claris Home Page 3.0 をインストーラを使ってインストールする際,ディスク容量を正しく計算しないことに気づいたという投稿を紹介している.



[ 98/2/8]


●EGBRIDGE 9.0: JIS キーボードの問題(継続)

97/12/11 記事 97/12/16 記事で触れられた EGBRIDGE 9.0 を使用すると JIS 配列のキーボードで記号が正常に入力できなくなる件について六反田氏のところにエルゴソフトの担当の方から電話があり,対応版を今月下旬に発送するとのことであった.


●ATOK11 : アップデートモデュール提供予告

ジャストシステムのダウンロードセンターに「ATOK11 for Macintosh」をアップデートするモジュールを近日中に提供開始すると発表されていて,次のことが可能となると書かれている.

1.かなキー、英数キーによる入力切り替え
2.一部フォントで外字登録ができない現象の回避


●ATOK11 :変換後の?問題:サポートからの回答:究明中

97/12/11記事他の問題( Macintosh 起動後,特定の文字がシステム辞書からなくなり,その字が「?」の記号となって変換される問題)について,私がジャストシステムに問い合わせていた結果がきた.この問題はジャストシステムでも確認され,現在原因を究明中とのことである.

また,併せて, Finder に細長いウインドウが現れる問題と Eudora Pro でグレーの太い線が現れる問題についても問い合わせていたのだが,こちらは再現できなかったそうだ.

私の経験では「?」問題が起きるより後 2 者の起きる頻度の方がかなり高いにしても,これらどの問題も必ず再現できる問題ではなく,たまにしか起きないので確認できなかったのだろう.ジャストシステムで再現性についてどの程度の追試を行っているのか不明である.

ジャストシステムでは私の問い合わせによって Eudora Pro 3.1.1 を導入して追試したそうだが,結果が現れなくて残念だ.必ず現象を確認できる環境と操作をご存じの方はご一報いただければ私からジャストシステムに知らせたい.

なお,最初にこのページで変換後の?問題を記載して後,次のことが判明している.

ATOK8 を削除することで起きにくくはなるが, ATOK8 がなくても起きる.

もし,起きても再起動すると改善されることがある.つまり,システム辞書そのものから当該文字がなくなっているわけではない.あわててシステム辞書を取り替えたり捨てる必要はない.


● G3 マシン: VirtualPC でのネットワーク使用に問題

MacFixIt 1/4 記事は VirtualPC 1.0/1.0.1 を G3 マシンでネットワーク接続する際に問題が出ることがあるという投稿を紹介している. Connectix は 99 パーセント Apple の問題であると言っているようだ.


● HFS + :初期化時 PowerBook のパスワード設定は切ること

TIL: 30371 に, Mac OS 8.1 から可能となった HFS + フォーマットと PowerBook のパスワード設定との関係が述べられている.

Mac OS 8.1 で HFS + フォーマットを施すためには 2 つの方法がある. Drive Setup で初期化する際に Custom Setup 画面から HFS + を選択する方法と, Finder メニューから Erase Disk を実行する際に選択する方法である.TIL は PowerBook のパスワード設定についてこれら 2 つのケースを区別しているが,いずれにしてもパスワード設定は機能しない.

Drive Setup で HFS + に初期化した場合パスワード設定は自動的に削除される.それに対して, Erase Disk から HFS + に初期化するとパスワード設定は保持されるが機能しない.

パスワード設定をしたまま Erase Disk から HFS + に初期化すると,将来 Drive Setup でドライバ更新を行えなくなる問題が起こる. Drive Setup はディスクがロックされていると認識するためである.そうなった場合の回避法はパスワード設定をインストールしてオンにしたあとオフにする.これによってパスワード設定を削除でき, Drive Setup でドライバ更新ができる.

しかし,そのような事態を招かないために HFS + に初期化する前に PowerBook のパスワード設定はオフにしておかなければならない.


● IDE マスター,スレーブについて

TIL: 24342 には IDE のデバイス(装置)が同一回路でマスター,スレーブと 2 つ使用できることと, EIDE で同様に同一回路に 4 台の装置を接続できることに関して,そのどちらも Macintosh は「現在」サポートしていないとしている.

また, 4400 と G3 ではハードディスクと CD-ROM が IDE であることについて,二つの別 IDE バスにそれぞれがマスターとして接続されているとしている.


●Power Macintosh Apple Discussion Board FAQ から

2/6 記事で紹介した Apple Discussion Board FAQ のうち Power Macintosh の内容を紹介する.多くの方に特に有用な一般的項目はあまり見あたらない.

「内蔵モデムを 28.8 Kbps から 56 Kbps のものにアップグレードできるか」

TIL: 24326

Apple はアップグレードする予定はない.外付けとして使用したい場合は,現在通信スロット ( communications slot ) に内蔵されている機種についてはそれを外して,モデムポートのプラスチックのキャップを外して使用する.

「 PC Compatibility カードで 32 ビットドライバが必要だと言われる」

TIL: 19781

Windows 95 は16 ビットと 32 ビットの両方で動作する部分がある. PC Compatibility カードは 32ビットプロテクトモードで Windows 95 の 32ビットモードを使えない場合がある.特に,アプリケーションによっては 32 ビットプロテクトモードでのみ動作するものがあり,問題が起きる.

「 PC Compatibility で 動かない CD-ROM がある」

TIL: 20752

CD-R で CD-ROM を作成しているとロミオとジュリエットという名称に遭遇する場合がある.これは Microsoft が ISO-9660 フォーマットの二つのバージョンをそう呼んだもので,ファイル名に関する規約である.このうちロミオフォーマットとジュリエットの一部は ISO 規格でないため PC/ DOS Compatibility Card と非互換である.共有ディスクにすることで読むことができる.

「 Power Computing のサポート先」

TIL: 24325

「古い Power Macintosh でモニタに何も映らない」

TIL: 24325

6100 , 61XX などのバックアップ電池切れの問題.本サイトのリソース,本ページのトラブルニュースデータベースをあたっていただきたい.

「何の理由もなくフリーズする」

TIL: 19468

一般的なトラブル解決法が記されている.

「 G3 マシンで Speech Recognition 他で問題がある」

Apple で現在サウンドに関しての問題を調査中である.



[ 98/2/6] 追加


●Millennium BIOS ver 3.00 の問題:フォーカルポイントの警告

SEI 氏よりこの問題についてフォーカルポイントが警告していることをお知らせいただいた.

フォーカルポイントは Matrox(http://www.matrox.com) の BIOS3.0 は起動しないなどの不具合が起きるとし,使用しないように警告し,回避法を載せている.回避法(外し方)は以下の通り.

ボードを取り外し, 4 MB のメモリカードをボードから抜く.

ボードを PCI バスに装着しモニタに接続し, Macintosh を起動する

元のバージョンの BIOS とドライバをインストールする

再度,ボードを外し, 4 MB のメモリカードをボードに取り付け, Macintosh に装着する

なお, Matrox(http://www.matrox.com)では 2/5 にBIOS3.0 を削除したようである.この問題については耳かきにも情報が寄せられていると渡部氏からお教えいただいている.



[ 98/2/6]


●重要: HFS + : Disk Tools PPC の問題

Disk Tools PPC( 1/22 本記事で最初に紹介した)から起動した場合, HFS + ボリュームを利用できないことがある問題について 田中俊光氏から原因と回避法をご教示いただいた.この問題については(98/1/23 記事「警告: Mac OS 8.1 : HFS + は Mac OS 8.1 以外から起動できなく なる」中に記述している.

田中氏はTIL: 30345 : Mac OS 8.1: About Mac OS 8.1 Update の「Mac OS Extended and Language Kits」の項目中に関連する記述を発見された.それには次のように書かれている.

Disk Tools PPC はプライマリスクリプトと英語での使用を意図して供される. Language Kit (secondary script) で使用している場合, Mac OS 8.1 CD を使用しなければならない. Disk Tools PPC フロッピーを使用してコンピュータを起動すると, secondary script で作成されたファイル名とボリューム名がでたらめになったり失われる.もし,それらを変更しようとするとファイルは失われるかも知れない.

Language Kit を使用したり,英語版 Mac OS 8.1 を日本語化して使用している方々は Disk Tools PPC の使用に注意しなければならない.それらで HFS + を作成し, Disk Tools PPC から起動する可能性がある場合には英語のスクリプトの状態で作成した方がよいだろう.すでに日本語環境で作成している HFS + について Disk Tools PPC を使用する場合はファイル名などの変更はもちろんファイル操作は避けた方がよい.

私の場合は Disk Tools PPC から起動した場合にファイル名がなくなっていて,変更しようとしてもできなかったことがあった.そのため, Disk Tools PPC から起動した HFS + ボリュームは修正などできないと最初考えたのだが,別の HFS + ハードディスクに関して何の支障もないことが後で分かり原因が分からなかった.この原因は,日本語化した Mac OS 8.1 US を起動して初期化したハードディスクが前者で, Mac OS 8.1 US をそのまま英語版の状態で起動して初期化したハードディスクが後者だったのだと理解できる.


●デスクトップピクチャトラブルシュート

TIL: 24305にデスクトップピクチャで起きる問題と回避法が記されている.主な内容を以下に要約する.どうも他の機能拡張とのコンフリクトが多いようだ.

デスクトップピクチャコントロールパネルを開いてピクチャを選ぶことができるがデスクトップにセットするとピクチャが消え「デスクトップピクチャコントロールパネルがコントロールパネルフォルダにない」と表示される.この問題は「 AppleScript 」機能拡張が入っていないからである.

Conflict Catcher 3 とコンフリクトする.最新のものを使用すること.

機能拡張マネージャで Mac OS 基本にしてもデスクトップピクチャが働かない場合, Desktop Pictures Prefs をゴミ箱に入れる.それでも解決できない場合は,ゴミ箱を空にし, Mac OS 8 CD からデスクトップピクチャをカスタム再インストールする.

機能拡張マネージャで Mac OS 基本にして問題が起きない場合は他の機能拡張が問題の原因である.


● Apple Discussion Board FAQ

TIL の次の Apple Discussion Board FAQ が更新されている.

Mac OS Discussion Board
Power Macintosh
Performa Discussion Board
PowerBook Discussion Board

なお, Apple Discussion Board は次のとおり

Mac OS Discussion Forum 同フレームページ
PPC Desktop Computers Discussions同フレームページ
680x0 Desktop Computers Discussions同フレームページ
Performa Desktop Computers Discussions同フレームページ
Powerbook Discussion Forum ( 同フレームページ )


Mac OS Discussion Board FAQ

上記,Discussion Board FAQ のうち Mac OS に関して記されているトラブルを要約してみる.

「フロッピーを認識しない」

Mac OS 8.1 をインストール後,フロッピーを挿入してもコンピュータが認識しない.起動フロッピーで起動できるのでドライブの問題ではないことが分かる.

この問題は Mac OS 8.1 未対応のサードパーティ製機能拡張によって起きる.( RAM Doubler が一部機種と非互換のようだ - 秋山注)

「 script system (OSA) error 」

Mac OS 8.1 インストール後,"Could not run the script 'ConvertAICK' because of a script system (OSA) error"( スクリプトシステム ( OSA ) エラーのため 'ConvertAICK' スクリプトを実行できません.)と起動時に表示される. AppleScript 機能拡張が外されているか,サードパーティ製機能拡張によって起きる.

「起動時の赤い×マーク」

起動時のアイコンパレード時に CFM-68K Runtime Enabler など赤い×マークの機能拡張が表示される.

CFM-68K Runtime Enabler は Mac OS 8 のシステムに含まれているので不要である.その問題も含め以下を参照のこと.

TIL: 22137
TIL: 24305
TIL: 30077

( 2番目のリンク( Avid Cinema: How To Troubleshoot Red 'X'At Startup ) はオリジナルのリンクが間違っている.)

「メニューバークロックが機能しない」

Mac OS 8 と非互換のサードバーティ製機能拡張がある.それら機能拡張についてはMac OS Discussion Forum を参照のこと.

「 Mac OS 8.1 で改善された PC Exchange の問題他 」

TIL: 22014 "PC Exchange 2.1.1: Cannot Read Some DOS Floppy Disks"
TIL: 18505 "PC Exchange: Will it Recognize Windows 95 File Names?"
TIL: 19976 "PC Exchange & ZIP Drive issues"

( I 番目のものはリンクが不正である)

「 Mac OS 8.1 のいくつかの機能拡張が損傷していると報告される」

(本ページで既報であるので省略する)


●「 .smi 」の拡張子

Mac OS 8.1 のアップデータは「 Mac OS 8.1 Update.smi 」という名称である.これには「 .smi 」の拡張子が使われている.この拡張子は self-mounting image から来ていて, Disk Copy の自己マウントイメージファイルである.


[その他]

2/4 記事「 Millennium BIOS ver 3.00 の問題」に追記している.

TIL: 15460
AppleShare File Server: Chart of All Limitations




[ 98/2/4]


● Hard Disk ToolKit 2.5 : 2.0.6 からのアップグレード後の問題

MacInTouch 2/2 は読者からの投稿で, FWB HDT 2.0.6 を 2.5 にアップグレードした後,パーティションの作成やドライブの属性を変更しようとすると問題が出ることを紹介している. FWB のサポートは 2.0.6 で作成されたパーティションやドライブ属性は, HDT 2.5 によってもう一度パーティションし直したり,ドライブ属性を初期化し直さないと( reset )変更できないと言ったという.

これは, HDT 2.5 を使用する場合は最初から初期化した方がいいということだろうか.


● Silverlining 5.8.2 : 起動時のエラー

MacInTouch 2/2 の投稿によると,いくつかの Macintosh のモデルに Silverlining 5.8.2 を使用すると, 2G 以上のボリュームをマウントする際にエラーを起こす. LaCie のサポートによると, Silverlining 5.8.2 は起動時に OS がボリュームサイズを適切に扱えるかテストする.このテストは OS が読み込まれる前に行われるので OS が対応していても起動用 ROM が対応していない場合に警告を起動時に出すことがある.将来のリリースで改善されるという.


● Millennium BIOS ver 3.00 の問題

渡部氏から Millennium BIOS ver 3.00 で問題が起きることをお知らせいただいている.( UMAX Pulsar. MacOS 8.0 )

私が自宅で使用しているグラフィックカードのMatrox Millennium 4Mに http://www.matrox.com/ で 1/29 付で Millennium 用の BIOS ver 3.00 が登録されているのを見つけ,ドライバ( Matrox PowerDesk )も ver 3.00 になっていたので両方をダウンロードしインストールしました(もちろん Millennium II 用ではない).

それまでは BIOS は ver 1.16 が最新だったのでそれを使用していて何も問題はありませんでしたし,逆に前のバージョンのものよりも速くなり安定していました.ところが再起動をしたら内蔵しているどのハードディスクからも起動できなくなりました.

とりあえず PRAM をクリアしたら起動ディスク指定無しの SCSI 0 からなんとか起動でき(しかし起動ディスクコンパネで ID 0 の HD を指定すると起動できない), Bios 1.16 に書換え直したら無事に全ての内蔵ハードディスクから起動させることができました.発生してから復旧までいろいろやっていたので結局, 4 時間もかかりました.使用機種が Mac 互換機なので CD-ROM から起動できないので, PRAM クリアで起動できなかったらと思うとゾッとします.

追記:

この問題は AKIA の互換機や Macintosh でも起きることが SEI 氏と佐藤氏によって確認されている.

追記 2 :

SEI 氏よりこの問題についてフォーカルポイントが警告をしている.そのページをご覧になるか, 2/6 本ページの記事をご覧いただきたい.なお, Matrox(http://www.matrox.com)では 2/5 にBIOS3.0 を削除したようである.また,追記としてお寄せいただいた回避法を掲載したがフォーカルポイントのものがあるので省かせていただいた。


●デスクトッププリンタの問題: TIL から

TIL: 18107はデスクトッププリンタを認識しないケースについて述べている.簡単に要約してみる.以下の各々の項目に記された回避法に問題を回避できるデスクトッププリンタモニタなどのバージョンが書かれているが,統一されていないようなのでとにかく最新版を使用するといいだろう.

「プリンタアイコンがデスクトップにいくつも作られ,再起動するしかない.」

「デスクトップ・プリントモニタ」 v1.0.2 未満の場合,「デスクトップ・プリンタ・スプーラ」がシステムフォルダにないと発生する.「デスクトップ・プリントモニタ」 v1.0.2 以上で改善されている.

「プリント中のクラッシュ後,類似の(上記のような? - 秋山注)問題」

スプールファイル作成中にクラッシュして再起動すると類似の問題が発生する.発生した場合は機能拡張を読み込まないようにして起動し,( shft 起動またはスーペースキーからの機能拡張マネージャの呼び出し - 秋山注)プリントモニタ書類フォルダからスプールファイルを移動する.この問題は調査中である.

「At Ease 3.0 でのクラッシュ」

At Ease 3.0 で各自の Finder ( "Restricted Finder" )にデスクトッププリンタを作成しようとすると Finder がクラッシュする. デスクトッププリンタソフトウェア v1.0.3 で改善されている.

「 Retrospect でのクラッシュ 」

Retrospect でネットワークを介さないスケジュールバックアップをすると, デスクトッププリンタソフトウェア v 1.0 の場合,クラッシュする.この 1.0 バージョンは限定出荷された StyleWriter 1200 に添付されている.回避法は デスクトッププリンタソフトウェア v 1.0.1 以上を使う.

「PDF Writer での問題」

PDF Writer v.2.0 がバックグラウンドで PDF を作成すると一般的なデスクトッププリンタが作成される.このデスクトッププリンタは十分機能するが,サポートされない.

「表示メニュー選択でバスエラー」

デスクトッププリンタの情報を見るの画面が前面にある時,「表示」メニューが選択可能となり,選択するとバスエラーが起きる. デスクトッププリンタソフトウェア v1.0.3 以上で改善されている.



[ 98/2/2]


● Mac OS 8/8.1 : UNIX, NT サーバのアイコンの問題

MacInTouch 1/29,30 は Mac OS 8.1 のクライアントから UNIX, NT サーバに接続したらアイコンが動く問題が起きるとしてる.

この問題に対して以下のパッチが公表されている.

Netatalk patches
Microsoft FTP
Windows NT server patch


● Mac OS 8.1 : Chooser アイコンの白紙化

MacFixIt 1/30 によると,アップデートした Mac OS 8.1 でデスクトップを再構築すると Chooser ( セレクタ ) のアイコンが一般的な白紙アイコンになる.バンドルビットがオフになっているようなのでオンにする.

バンドルビットのオン,オフについてはトラブルニュースデータベースで何度も触れれているので探して欲しい.


● PowerBook 3400 で PowerBook G3 用バッテリを使用可能

TIL: 24335 による.ただし, PowerBook 3400 は Mac OS 8.1 にアップデートしてあることが条件.


● Mac OS 8.1 : Xclaim VR カードでの問題

MacFixIt 1/30 は投稿として Mac OS 8.1 で Xclaim VR カードに問題が起きるとしている. Xclaim TV Video Player でチャンネルを変えると音源がなくなる (選べなくなる? ) .チャンネルを変える前に Video Player のリモートコントロールウインドウで無音にしておけば回避できるという投稿者の方法を紹介している.

また,この問題がテレビウインドウの大きさを変更しただけでも起きるという投稿もある. ATI はいったん テレビサウンド設定をクリックすると無くなることが分かっていて,現在調査中と答えたそうだ.ビデオ取り込みをしたら同じような問題が起きるとの報告もある.


● Mac OS 8.1 : Avid Chinema の問題

TIL: 30358 は, Avid Chinema は Mac OS 8.1 をサポートしていないため, ムービーメニューでオーディオソースがグレーになってしまい録音できない問題があるとしている.

また,この問題の回避法については Mac OS 8.1 でインストールされるコントロールバーで入力音源を選択できるようになっているのでそこで選択しておくとしている.


Mac OS Extended Calculator

Mac OS 8.1 でサポートされた HFS + ファイリングシステムについて,従来の HFS のディスクを HFS + にした場合どの程度ディスクスペースが変わることになるのか計算してくれる.


● Mac OS 8.1 : PPP Menu 2.0.3 のコンフリクト

MacFixIt 1/30 記事. Mac OS 8.1 で PPP Menu 2.0.3 が,仮想記憶がオンになっているか RAM Doubler が使われているとクラッシュする. PPP Menu の新バージョンがアップデートされる予定だそうだ.


[その他]
TIL: 22143 : Printers & Imaging: Frequently Asked Questions




[ 98/1/31]


● G3 マシン: Apple ビデオプレーヤの問題

TIL: 24334 によると, A/V A/V Personality card を使用した G3 マシンで Apple ビデオプレーヤを起動しても操作パネルを切り替えるボタンなどが現れず操作できないことがある.これはモニタがビルトインビデオポートに接続されていないからである. Apple ビデオプレーヤはビルトインビデオポートを使用することを前提としている.


● HDT 2.5 : IDE ディスクで起動時の ? マーク点滅か?

MacFixIt 1/26 は投稿として,Hard Disk Toolkit 2.5 で G3 266 の内蔵 IDE ハードディスクをパーティションしたら,起動時に ? マーク点滅問題が起きたことを報告している.報告者によれば, FWB にこの問題を確かめると FWB には同様の報告が入っていてとりあえず内蔵ディスクには使用しないようにと薦めたという.

HDT で IDE ドライブをパーティションするとこのような問題が起きることは以前のバージョンでも指摘されていたことである.


● Mac OS 8.1 : Kaleidoscope 1.8.1 と仮想記憶

MacFixIt 1/26 は Mac OS 8.1 でアプリケーションを終了するとバスエラーなどクラッシュすることがあるとしている. Kaleidoscope 1.8.1 を外すか,仮想記憶を切ることで改善される.


● 6100 の電池切れ

柳沢氏から,氏のサイトに最近 6100 の電池切れの情報がいくつか寄せられているとお知らせいただいた.私もネットニュースなどで散見するので,依然として問題が出ているようだ.

これはかつて LC475 の電池切れとして知られた問題で,キーボードからの ADB を介して起動する方法をとらず,本体のスイッチで起動するタイプの Macintosh に起きる.起動しようとしても起動しなくなる.これは本体基板のバックアップ用リチウム電池の寿命がきたもので,基板の交換のようなことは必要ない.症状は先の私の「 LC475 の電池切れ」でも触れているが,兆候があり,それを柳沢氏が次のようにまとめて下さっている.

・ Mac の時計が頻繁に狂う
・PRAMクリアすると日付がとんでもなく狂う
・最初の起動では、モニタ表示しない
 (すかさず電源スイッチ入れ直せば、表示します)
・起動中に勝手に再起動し、PRAMがクリアされる
・しばらくぶりに電源入れたら、起動しない

電池は 800 円程度のものだ.電池を入れ替えるには少々コツがある.黒いプラスチックケースには電池の + - の電極接点側下にツメがあって外から持って外そうとしても外れない.外からでなく,内側から何か細い棒状のもので広げると簡単に外れる.

この問題については,

TIL: 11751
The Macintosh Battery Web Page!

を参照されたい.なお, TIL については先の私のページに抄訳してある.


● Mac OS 8.1 : JIS キーボードの問題

Mac OS 8.1 US で JIS キーボードの問題(一部記号が ASCII 配列となって入力され, JIS キーボードキー配列で入力されない)が出る.

Mac OS 8 US の日本語化の時にも問題となったが,これはもう FAQ だと思う. 97/11/10 項目を参照願いたい.その時に明らかになったが,方々で紹介された KCHR リソースの書き換え,Systemスーツケースに「 Roman-JIS 」キーボードスクリプトを入れる,アップル配布の「 JISキーボードインストーラ」をインストールする,といった方法は確かに症状は改善されるが, Mac OS 8.x に最適な方法とは言えない. OS 8 のせっかくの機能を殺してしまう. 97/11/10 項目のとおり,System スーツケースの itlkリソースに Roman-JIS のリソースをコピーする方法がよりよいと思われる.

参考:
「Mac OS 8で導入されるJISキーボードをサポートするための新しい仕組について」


● Mac OS 8.1 : 4400 起動時の問題

MacFixIt は 1/28 記事などで Power Mac 4400 に Mac OS 8.1 の起動可能な CD-ROM を入れたまま起動するとクラッシュすると報告があるとしている.また, StarMax 3000/160 でも起きる,一部のモニタに接続されている場合に起きるなどのことも書かれている.


●TIP : インターネットダイアラ による設定の一括切り替え

Higuchi 氏から次のような使用法をお知らせいただいた.

Internet Dialer 1.03 を使用することによって「 TCP/IP 」「 モデム 」「 リモートアクセス3.0」「インターネット設定 1.4」の各設定を同時に自動的に切換することができるようになりました.

これにより,OS8.1で予定されている作業環境マネージャーのディスクトップ機での使用と「 PPP 環境」モジュールの追加による「 TCP/IP 」「 PPP 」「モデム」の同時切り替えを待つことなく,「インターネットダイアラ」にて ARAP , PPP 接続時における TCP/IP プライベートアドレス, TCP/IP ダイアルアップアドレス, Internet Preferences の自動切り替え,モデムポート (アナログ, ISDN ) の切り替えが同時に可能となります.

1.「 Internet Editor Assistant1.0.3 」を利用して設定 「 Internet Editor Assistant 1.0.3 」は設定名称を日本語入力できない.日本語の名称は文字化けしたまま設定を続けます.

2.「 TCP/IP 」「モデム」「リモートアクセス 3.0」コントロールパネルに同名の設定ファイルができるので,設定確認.

3. Internet Dialer1.03を起動し設定切換後,接続.

問題点は,この方法で「モデム」を切り替えたとき「リモートアクセス 3.0 サーバ」電話応対の設定にて「かかってきた電話に応対」がチェックされていてもポートの切り替えまでで,モデムと再接続をおこなっていない.一度このポートを使用して接続する(途中でキャンセル可)必要があります.

FaxSTF にてのファックス送信は,シリアルポート調停が利かなくなってしまったので,電話応対の設定にて「かかってきた電話に応対」のチェックを外す必要があります.


●ATOK11 :ことえり設定でのバグ

林田氏から ATOK11 でキー設定から「ことえり」を選んだ際,変換候補を切り替える順送りの「スペース」キーと逆送りの「シフト・スペース」が逆になる現象が起こったとお知らせいただいている.キーカスタマイズでさらに逆に設定すると解消されるそうである.


[その他]
Power Macのサウンドハードウェアの問題
これまで本ページでも紹介した MacInTouch によるサウンド問題が MacWEEK-J に掲載されている.




[ 98/1/27]


● Silverlining 5.8.2/5.8.1 : Mac OS 8.1 でのフリーズ

1/22 項目「 Mac OS 8.1 : Silverlining 5.8.2 でトラブルか?」について,荒木氏と落合氏から詳細な障害報告,テスト,回避法をいただいている.

お二人の情報を総合すると, Mac OS 8.1 では起動ボリュームのあるドライブと他のドライブ間で異なったドライバを使用している場合に組み合わせによってはファイルのコピーでフリーズする場合がある. Silverlining 間のバージョンの違いでも問題が起き,特に Silverlining Lite との併用で問題が出る.症状は次のような場合に起きる.

・内蔵ドライブか外付けのドライブ( MO を含む)のどちらか一方に Silverlining 5.8.2 を使用し,かつ一方にDrive Setup 1.4, Silverlining 5.8.1,Silverlining Lite 2.2 のいずれかが使用されている.

・Silverlining Lite 2.2 をどこかに使用している.

回避法は現在のところ以下の二つがお二人によって確かめられている.

・全てのドライバを Silverlining 5.8.2 に統一する.   ( Silverlining Lite 2.2 を使用しないこと)

・ Drive 7 を一方に使用し, Silverlining 5.8.2 と併用する.

1/22 項目で私が試した範囲で問題が生じなかったのはたまたま私が Drive 7 を使用していたからに他ならない. HDT との相性は現在のところまだ不明である.



[ 98/1/26]


● Mac OS 8.1 : 5xxx/6xxx マシンのフロッピー読み込み問題の解決

MacFixIt 1/23 投稿記事によると, Mac OS 8.1 にアップグレードすることによって, 5xxx/6xxx マシンでフロッピー読み込みに時間がかかる場合が起きていた問題は解決されるようだ.


● Mac OS 8.1 : Password Security がインストールされない問題

TIL: 26056 によると PowerBook 2400/3400 に Mac OS 8.1 アップグレードする際,もしも 8.0 のコントロールパネルから Password Security が外されている場合, 1.0.6 バージョンがインストールされない.

Password Security 1.0.6( 127k )


● Mac OS 8.1 : Plaintalk Text To Speech と GeoPort の問題

TIL: 30340 によると, Mac OS 8.1 で Plaintalk Text To Speech を使用する場合, GeoPort が使われているとクラッシュする.次期 OS で対応予定


● Disk First Aid 8.1 :カスタムアイコンが見つからないと報告

Mac OS 8.1 の Disk First Aid 8.1 でディスクボリュームを検査すると,「カスタムアイコンが見つからない」問題があると表示されることがある. Disk First Aid 7.2.4 や Norton では問題は報告されない.

なお, Disk First Aid 8.1 ではボリュームのカスタムアイコンがカラーで表示されるようになった.


● G3 マシン: ATI Xclaim GA カードの問題

TIL: 24322 は, 項目「 Apple G3 マシンと ATI Xclaim GAカードの問題」で触れた, G3 マシンで同カードが機能しない問題について, ATI 社が同カードの BIOS ROM の無償アップグレードをするとしている. ATI 社に直接連絡を取り,必要事項を知らせる.


● G3 マシン:システム再インストール時の注意

TIL: 30354 は次の機器を搭載した G3 マシンにシステムを再インストールする際, CD の「 Important Extra System Software 」フォルダから必要な項目をドラッグしてインストールするように述べている.

Ultra Wide SCSI 内蔵ハードディスク
10/100Base-T Ethernet カード
128-bit 2D/3D professional graphics カード( VRAM 8 MB )

必要な項目など以下の TIL を参考のこと

TIL: 24330( Ultra Wide SCSI)
TIL: 24329(10/100Base-T Ethernet カード)
TIL: 24328( 2D/3D professional graphics カード)



● PowerBook 1400 : Mac OS インフォセンターのエラー

TIL: 24324 によれば,PowerBook1400 専用 CD から Mac OS インフォセンターをインストールしようとすると「 インフォセンターのインストーラドキュメントが見つかりません.オリジナルの CD かフロッピーを使用していることを確認して下さい」と表示される.

回避法はインフォセンターインストーラのチェックをとり,他のインストールを終了後, CD の「 Software Installers 」フォルダ内の「インフォセンター」インストーラから別にインストールするか, 「 Restore Installed Software 」フォルダの 「 Apple Software Restore 」を起動し,工場でインストールされた Mac OS 8 の状態にハードディスクを戻す.


●フォルダを開くのが遅い

中山氏は B'sCrew2.0.3 を MO で使うため, B'sCrew2.0.3 関係の機能拡張類をインストール後,フォルダを開くのに 5-10 秒程度かかるようになった. PRAM クリアで症状が改善されたのでディスクキャッシュ関連でなにか問題が生じていたのかも知れない. B'sCrew2.0.3 がこれにどのように関連していたのかは分からない.


●TIP : Open Transport で AppleTalk を切る方法

TIL: 30340 . Open Transport での AppleTalk の振る舞いについて興味深い事実が書かれている.以下要約.

AppleTalk はデフォルトでプリンタポートに設定されている.プリンタポートをシリアル機器のために使用する際にはプリンタポートを AppleTalk が使用するのをやめなければならない.そのためには二つの方法がある.

「第 1 の方法」

AppleTalk を Ethernet など他のポートに移す
( 秋山注: AppleTalk コントロールパネルで切り替える)

「第 2 の方法」

AppleTalk をオフにする.

クラシックネットワーク(秋山注: MacTCP ,ネットワーク などのコントロールパネルなど )を Open Transport に移植する際に古いネットワークソフトウェアコンポーネントを完全に Open Transport にアップデートできなかった.そのようなコンポーネントが「セレクタ」と「 AppleTalk スイッチ」コントロールバー項目である.

もし,セレクタかコントロールバーで AppleTalk をオフにしてクラシック AppleTalk コンポーネントをオフにできても, Open Transport の AppleTalk は機能したままである.

シリアル機器をプリンタポートに接続して使用した場合に次のようなメッセージが出ることがある.

「プリンタポートは他のアプリケーションが使用中です」
「プリンタが見つかりません」
「プリンタは AppleTalk が必要ありません. AppleTalk を切って下さい」

「 Open Transport で AppleTalk を切る方法」

1. AppleTalk コントロールパネルを表示した状態で「編集」メニュー / 「利用者モード」で「詳しい情報も指定」を選択する.

2.オプションボタンから「 AppleTalk 設定」を「切」にして設定を保存する.

(ロケーションマネージャを使うともっと簡単に切り替えられる)


●よもやま:機能拡張マネージャの「省略時設定」の意味

機能拡張マネージャではユーザの設定が「省略時設定」と表示される.これは「デフォルト」のことなのだろう.

default は「指定がない場合」とか「指示が省略された場合」といったような意味だと思うのだが,コンピュータの用語としては「省略時設定」などと訳されるようだ.英語版では機能拡張マネージャのユーザ設定は「 My Settings 」となっているので単に訳しただけでもないようにも思える.

なお,「省略時設定」という名称は機能拡張マネージャを表示させた状態で「ファイル」メニューから「セットの名前を変更」を選択して変えることができる.



[ 98/1/24]


● Mac OS 8.1 :リソース損傷(継続)

1/21 項目「 Mac OS 8.1 :リソース損傷」について,TIL: 22104 にこの問題が取り上げられた. Apple はこの問題でリソースを修復する必要はないとしている.そのため, 1/21 項目は修正した.


● HFS + : Erase Disk での初期化は危険 ?

TERO 氏は次のような経験をされている.

Drive Setup 1.4 で純正 HDD を HFS Standard で初期化した後,Erase Disk で HFS+ を初期化しました.これを Disk First Aid やApple System Profiler で調べると, HFS+ フォーマットのディスクとして認識されています.ところが, Drive Setup 1.4 からこのディスクを見てみると,プライマリフォーマットが HFS+ ではなく HFSになっています. Drive Setup 1.4 のプライマリフォーマットは前回のフォーマット形式となるはずなのです.

次にサードパーティ製のフォーマッタ( Drive7. 4.3 )でこのディスクを初期化し, Erase Disk で HFS+ を再度初期化しました. Drive7 4.3 からディスクドライバのアップデートをかけると,アップデート終了時にこのディスクは壊れてしまいました.

これは私見なのですが, HFS フォーマットのディスクを異なるフォーマット形式で Eraseするのは,たいへん危険なことだと思います.また,これはサードパーティ製のフォーマッタが HFS+ するかどうか以前の問題があるように思います.

私自身は Erase からの初期化はしていないのだが,似たようなことを Drive Setup 1.4 , Drive 7 で行っていて,幸いまだ動いている.上記のようなことはプライマリフォーマットも含めて起きていない. 違いは Erase を使って行ったかどうかだと思う. Erase Disk からの初期化は今回 Mac OS 8.1 で Apple が HFS + フォーマットする方法の一つとして発表したものだが,これまで多くの方々が一般的に行ってはいない方法である.おいそれと追試できるようなことではないので確かなことは言えないのだが, Erase Disk からの初期化は避けた方がいいのではないだろうか.


● Mac OS 8.1 :未サポートディスクにインストールできない

Mac OS 8.1 インストーラが Apple 純正でない未サポートディスクにインストールできないと MacFixIt 1/22 記事投稿にある.

これは実は私も経験したのだが,インストール時の設定でアップルドライバの更新をするというオプションを取れば問題を回避できる.


● Netscape Communicator 4.04.1 と PM-750 C の問題

柳沢氏からお教えいただいた. Netscape Communicator 4.04.1 をインストールすると「 EPSON Launcher1.01j 」とぶつかり, Netscape でソース表示や 新規ウインドウを開こうとすると落ちるそうだ.回避するために 4.01 a に戻されたそうだ.柳沢氏は Communicator の外し方のページを作成されている.このようなページを作成するには相当の労力が必要だ.

私自身は Netscape Navigator 4.04 を使っているのだが,あまり問題は出ていない. ( 現在,手元に PM-750 C がないのでこの件は確かめられない ) 私は Netscape をインストールする場合に限らずインストーラを使用する場合,たいていはインストール用の最小限のシステムにインストールする. Netscape の場合はいくつかの機能拡張が入るのだが,普段使用しているシステムフォルダにそれらをひとつも入れていない. 「 npacrx_ppc.Lib 」 「 sx8300.Lib 」は Netscape のルートフォルダ( Netscape のアプリケーション本体のあるフォルダ)に入れている.読み込んでくれているのかどうかは分からない.これらがどのような機能を果たしているのかも知らない.

Mac OS 8 では「 ObjectSupportLib 」はシステムに組み込まれたので必要ない.もし,「 ObjectSupportLib 」が機能拡張フォルダに入っていても OS は起動時に読み込まないようになっているそうだ.( TERO 氏)しかし,どうも実際には問題を起こすようで,私自身も他の方の Macintosh でファイルメーカーPro に障害が出,外すことで回避できたことを確認している.システムは読み込まなくても機能拡張を探して読み込むタイプのアプリケーションとかで問題が出るのかも知れない.

追記:
柳沢氏から再度連絡があり,上記の私の方法(インストールされた機能拡張などをアプリケーションのあるフォルダに納め,機能拡張フォルダなどシステムフォルダに置かない)で問題は回避できているとお知らせ下さっている.また柳沢氏は直江氏から Netscape 3.x のユーザーは 3.x の初期設定を引き継いだ方がいいとの情報を得ている.直江氏も上記方法を試されたようだが,全て改善されたわけではないとページの方に出ている.私の場合は 97/6/30 項目「Netscape Communicator 4.0.1の問題」で記したようにしていて全く快調だ.


● Mac OS 8.1 :サウンド問題

MacFixIt 1/22 記事は, Mac OS 8.1 にサウンドにまつわる多くの問題があるという投稿などを二つ紹介している.

7100/8100 でサウンド入力 ( sound input ) で音を鳴らす ( Playthrough ) を切れなかったり,サウンド入力再起動ごとにサウンド入力がマイクの設定に戻る. ( 「 when using Apple Speech Recognition version 1.4.1 software on some computers 」の記述通りにしても改善されない )

Performa 5215 CD / 6214 で起動中に高音を発し続けるか 10 秒程度続き,ビープ音などの他の音が出るまで止まらない.


● Mac OS 8.1 : ATM のコンフリクト

MacFixIt 1/21, 22 項目は Mac OS 8.1 でATM がコンフリクトするとして,回避法として ATM の再クリーンインストールと ATM コントロールパネルの名称の「 ‾ 」を取っての読み込み順序を早めるという投稿情報を掲載している.


● Mac OS 8.1 : Global Village K56 flex PC カードの問題

O'Grady's PowerPage および, MacFixIt 1/21 投稿項目

3400 で Mac OS 8.1 アップデート後,スリープ復帰後ダイヤルしても何も起きず接続できなくなる. GV PC Card Enabler 機能拡張を削除することで回避できるが, Fax は使えなくなる.


● Mac OS 8.1 : NetDoubler の問題

MacFixIt 1/21 投稿項目

Mac OS 8.1 にすると NetDoubler 1.5 を使用しているとネットワーク越しのコピーでディスクエラーと表示されてコピーできない.投稿者が Asanate に問い合わせたところ,同社でも問題を確認して調査中とのこと.

追記:
Asanate は NetDoubler (beta) 1.5.1B2を公開している.とりあえず当面は Mac OS 8.1 で動くそうだ.


● Mac OS 8.1 : JLK インストールの問題

MacInTouch 1/22 は投稿として, 8.0+ JLK を 8.1 にアップデートした場合, Language Kit Additions フォルダから次のファイルが移動されているとしている.

LaserWriter 8.4.3 Z
PrintLib 8.4.3 Z
LaserWriter 8.4.3 J

この状態で日本語アプリケーションの用紙設定ダイアログではフォントがシステムフォントで表示されず,いくつかのプリントオプションが読めなくなるが,印刷は正常に行える.もし上記のファイルがそのまま残っている場合,アプリケーションはプリントできないと投稿者は言っている.


● Mac OS 8.1 : Apple 以外の CD-ROM ドライブ使用マシンで Mac OS CD からインストールできない

TIL: 30346 はクローン Macintosh など Apple CD-ROM を使用していないマシンで Mac OS 8/ 8.1 を使用する場合そのままでは使用できないとしている.特にインストール時に CD-ROM から起動できない.

これは Apple のサポート外のことである. Apple CD-ROM かどうかは現在のシステムフォルダの機能拡張フォルダ内に Apple CD-ROM 機能拡張があるか,他の CD-ROM 用ドライバが入っているかで見分けることができる.もし, Apple CD-ROM 以外のドライブである場合に CD-ROM から起動するには, Mac OS CD 内の ディスクツールフロッピーディスクを作成し,そこにサードパーティ製ドライバを入れた起動フロッピーを作成し,そのフロッピーから起動し, CD-ROM をマウントする.


● G3 ミニタワー:ビデオミラーリングの仕方

TIL: 30349 は G3 ミニタワー型でのビデオミラーリングはコントロールバーから行うとしている.


● Apple Fax :再試行回数変更時のエラー

TIL: 22140 は Apple Fax の初期設定で再試行(retry)の回数を設定しようとすると「この国で認められている範囲の数でなければならない」とメッセージがでることについて,再試行の入力時に既に入力されている数をいったん delete キーで削除した場合にそのような現象が起きるとしている.変更したいばあいは現在入力されている数字をハイライト表示させて数字をそのまま入力することとしている.


●クリーンインストールについて

TIL: 26055 は Mac OS 8 でのクリーンインストールの目的,方法などをまとめている.


●ATOK11 : ユーザー辞書を認識しない

最近,私は ATOK11 のユーザー辞書を外付けハードディスクに置いて,自宅と大学で同一のユーザー辞書を使用するようにしたのだが, Macintosh を起動するたびにユーザー辞書を認識しなくて困っている.一応 ATOK11 の環境設定を表示させるだけで認識してくれるようになるのだが,それは面倒だ.

しょうがないので,外付けハードディスクのユーザー辞書のエイリアスを自宅と大学のそれぞれの Macintosh の機能拡張フォルダに入れて指定してみたのだが,どうもエイリアスは認知してくれないようなのだ.

ところで, Mac OS 8 から command + option キーを押しながら目的の位置にそのファイルをドラッグするとエイリアスができる.

追記:

増田氏からお知らせをいただいた.この問題については MacPower 誌 1 月号 ATOK11とEGBRIDGE Ver.9.0 の評価記事中で触れられている.ジャストシステムはこの問題について, ATOK11 の機能拡張が読み込まれた際に辞書の格納されたディスクがマウントされていないといけないとしている.

つまり,辞書は必ず起動ディスクにないと認識してくれないということらしい.


[その他]
極私的PB2400c頁
crispy氏から PowerBook 2400 の熱問題等他大変有用なページとしてご紹介いただいた.




[ 98/1/23]


●警告: Mac OS 8.1 : HFS + は Mac OS 8.1 以外から起動できなくなる

HFS + フォーマットしたボリュームに Mac OS 8 を入れたり, OS 8.1 を OS 8 にダウングレードした場合,そのディスクを起動ディスクにして起動することはできない.そのような場合, Mac OS 8.1 用ディスクツールから起動しても修復できないことがある.また, OS 8 の CD-ROM や OS 8 の別ハードディスクなどから起動しても修復できない.

そのようになったハードディスクを認識できるようにするには, OS 8.1 のシステムの別ディスクから起動する.最悪の場合は, OS 8 CD-ROM やハードディスクから起動して初期化し直す.この場合はハードディスクの内容は失われる. Mac OS 8.1 用ディスクツールから起動した場合で修復できない場合は HFS + のシステムフォルダをゴミ箱に入れて捨て,ディスクツール内のシステムフォルダをコピーする.

上記のような手段(別の Mac OS 8.1 起動用ハードディスク)を持たないユーザは OS 8.1 CD-ROM が出るまで OS 8.1 にすべきでないだろう.

追記:
当初, Mac OS 8.1 用ディスクツールから起動しても修復できないとしたが,修復できる場合もあることが分かったので修正している.

追記:
Mac OS 8.1 用ディスクツール ( Disk Tools PPC )で起動したときに修復できない問題の原因と回避法については2/6 項目「重要: HFS + : Disk Tools PPC の問題」で扱っている.


● HFS + 注意点など

・ HFS + を起動ボリュームとする場合, OS 8.1 以外のシステムでは起動できない.

・ HFS + ボリュームで起動した場合(それはとりもなおさず OS 8.1 で起動することになる),その Macintosh に接続された HFS スタンダードボリュームはマウントされ,使用できる.

・ OS 8 の HFS スタンダードディスクから起動した場合,マウントした HFS + の内容は認識できない.

・ HFS + を起動ボリュームにした Macintosh にマウントされたボリュームは共有設定により, HFS スタンダードと HFS + を問わずネットワーク上の他の Macintosh からマウントし使用できる.ネットワーク上の他の Macintosh のシステムは問わないし,また,その起動ボリュームも HFS スタンダードでも HFS + でも関係ない.

・ HFS スタンダードの OS 8 で起動した Macintosh の HFS + ボリューム(当然その Macintosh でこの HFS + の内容は認識できない)は共有設定によりネットワーク上の他の Macintosh にマウントできるが内容を認識できない.


● HFS + : 68k では起動ディスクや仮想記憶ディスクに使用できない

TIL: 30339 および, Mac OS 8.1 の About Mac OS Extended Format によると, 68k Macintosh は HFS + ディスクを起動ディスクや仮想記憶ディスクに使う事はできない.しかし, Mac OS 8.1 で起動した( HFS スタンダード)ディスクの 68k Macintosh に接続して使用することは可能である.


● Mac OS 8.1 :エイリアスの問題: Text Endocing Converter が必要

TIL: 30350 によると, Mac OS 8.1 では Text Endocing Converter が必要である.それがない場合,エイリアスが機能しなかったりエイリアスからオリジナルを見つけることができなくなる.

このようなことが起きないため, Mac OS 8.1 の機能拡張マネージャでは Text Endocing Converter が現れないようになっていてユーザが不用意にオフにしないようになっている.


● Mac OS 8.1 :インストール後エイリアスが機能しない

TIL: 30350 によると, Mac OS 8.1 インストール後,上記項目の Text Endocing Converter がインストールされているのにエイリアスに問題が起きることがある.

これは Mac OS 8.1 アップデート時に Mac OS 8 の Text Endocing Converter が不使用になっている場合に起きる. Mac OS 8 に上書きして Mac OS 8.1 をインストールする場合には必ず Text Endocing Converter が機能拡張フォルダにあることを確認してから行う.


●ATOK11 :外字登録の問題:回避法追記

1/15 項目「 ATOK11 :外字登録の問題:回避法」に次の内容を追記した.

森田氏から Micosoft Internet Explorer 4.0 がインストールする Text Encoding Converter 1.3.1 を使用すると,DTPセンタービブロス製外字の辞書登録ファイル(ATOK8形式)を一括登録したところ,エラーも発生せず無事登録完了できたとお知らせいただいた.



[ 98/1/22]


Mac OS 8.1 用ディスクツール


● Mac OS 8.1 : Silverlining 5.8.2 でトラブルか?

荒木氏は Mac OS 8.1 + JLK でSilverlining 5.8.2 または Silverlining Lite v2.2 で初期化 MO を使用したところ,問題が出ていると連絡をいただいた.

書き込みはできるのだが,読み込みコピーで大きいファイルのところでフリーズする. Mac OS 8 に戻して起動し同じ動作をすると問題は出ない.( 7300/180 OLYMPUS DELTUS TURBO III+/230MB,スタンダード HFS )

私(秋山)が試した範囲では Silverlining 5.8.2 で問題なく動作した.
(Mac OS 8.1 US 日本語化.5430/180 富士通 M2513A OEM 640 MB )


● Mac OS 8.1 : 仮想記憶の改善はどの程度か

Mac OS 8.1 では仮想記憶が改善されているというが,どの程度なのか起動時間について試してみた.差は 5-6パーセントとなり,かなり改善されている. MacInTouch, MRP, MacFixIt 合同の Mac OS 8.1 Special Report にはアプリケーションの起動で差がないという結果も出ている.

仮想記憶切 = 85 秒
仮想記憶入 = 89 秒


● Mac OS 8.1 : HFS + の容量改善の程度

Mac OS 8.1 で最大の変化は HFS + フォーマット対応だと思う. HFS + はこれまでの HFS のアロケーションブロックサイズの制限( ファイル数 65536 )を大幅に改善したもので,その結果, 1 ボリューム当たりの書き込み容量を改善できるというものである.また, 1 ファイル当たりのサイズの上限も 2 GB から 2 TB に改善されている.

HFS + では以下のようにアロケーションブロックサイズが改善された.

32-256 MB = 0.5 KB (従来:1 - 4 k)
256-512 MB = 1 KB (従来: 4 - 8 k)
512-1GB = 2 KB (従来: 8 - 16 k)
1GB以上 = 4 KB (従来: 1G =16 k, 2G =32 k, 4G =64k など )

結果から言うと,大容量のハードディスクでかつ小さいファイルがたくさんある場合は大変有効である. Apple は 1 GB 以上のボリュームで効果が出るとしている.

私はたまたま手元にあった MO に入っている 120数 MB のデータを使って, 128 MB MO ,1GBハードディスク, 2GB ハードディスクで試してみた.それぞれを従来の HFS と新しい HFS + フォーマットにし,各々に同一の 120 MB 程度のデータ(ハイパーカードスタック)を書き込んだ.表の「換算」はボリュームにデータを一杯に書き込んだ場合どの程度 HFS + で空き容量が稼げるか換算した計算値で,かっこ内はボリュームに空きができる比率である.

ボリュームサイズ

HFS

HFS +

換算

128 MB

120.9 MB

119.1 MB

+1.8 MB (1.4%)

1 GB

141.2 MB

129.1 MB

+80 MB (8%)

2 GB

165.8 MB

122 MB

+528 MB (26%)



これをみるとボリュームが大きいほど効果があることが分かる. 2 GB では従来のデータは 4 分の 3 になった. 1 GB 程度だとそこそこに効果が見られるが,100 MB 程度のボリュームではあまり効果は認められない.

大きいボリュームでは小さいファイルがたくさんあるときに有効で,大きいファイルが数少い場合はほとんど何の効果もない.(理論上は読み書きに時間が余計にかかるだけ)

私は 127 MB の単一ファイルを 2 GB ボリュームに書き込んでみたが, HFS , HFS + でファイル容量の変化は全くと言っていいほどなかった.


[ 98/1/21] 追加


● Mac OS 8.1 :リソース損傷

Mac OS 8.1 インストーラによってインストールされた次のファイルのリソースが損傷していると表示されることがある.

Open Transport 1.3 関連の六つの機能拡張
AppleTalk コントロールパネル
TCP/IP コントロールパネル
修復しなくて問題は起きない.修復したい場合には ResEdit を使用する. ResEdit の File メニューの Verify からそれらのシステムファイルを開くと修復される.このとき option キーを押しながら Verify を選択すると記録が出る.また,単に ResEdit でそれらのシステムファイルを ResEdit にドラッグ&ドロップして開くと 「 This file needed minor repaire and is ok 」と報告されるのでウインドウを閉じればよい.

追記:
TIL: 22104 にこの問題が取り上げられた. Apple はこの問題でリソースを修復する必要はないとしている.そのため,上記項目は修正した.

Chooser も同じ問題がある場合があると MacFixIt 1/22 に出ている. Chooser の損傷は私の場合は 68k Macintosh をアップデートしたものに起きていた.


● Mac OS 8.1 :起動 30 秒問題の解消

私の 5430 にインストールしたところ,起動 30 秒問題は Mac OS 8.1 で解決されたようだ.


● Mac OS 8.1 の入手

Fetch などの FTP ツールを使用した方が Netscape を使用するより高速だと MacFixIt に投稿され, MacFixIt も確認している.


●項目削除

「 Mac OS 8.1 : HFS + は Mac OS 8.1 以外から起動できなくなる」の項目は元記事が掲載されたサイトに見あたらなくなっている.そのため,ここでも削除した.この問題については,重大なので秋山も追試したが所期の事態を確認することはできなかった.

元項目は「ハードディスクを HFS + でフォーマットした起動ディスクのシステムを Mac OS 8.1 から Mac OS 8 に戻すと認識できず, Mac OS 8 の CD-ROM や起動フロッピーからも認識できない」というものだった.

追記:
本項目は 1/23 項目に正しく記述した.上記の元記事はある条件の下で実際に起きることが分かった.


● Mac OS 8.1 : Speed Doubler 8 :コピー機能しない

北野氏によれば Speed Doubler 8 は Mac OS 8.1 でキーボードパワーと高速ファイルコピー,削除が使用できなかったが,エミュレーションは機能しているとお知らせいただいている.北野氏は本ページの方法で日本語化した Mac OS 8 US を 8.1 にアップデートしている.

私のところは家内が Mac OS 8.1 にして使っているのだが, Speed Doubler 8 はインストールしていても一応は動作する部分があるようだ.端で私が見ている範囲では Speed Doubler 8 をインストールすることによって明らかに Macintosh が速くなったように見えた.つまり,ディスクキャッシュは効いているようだ.

MacFixIt によると Speed Doubler 8 は Mac OS 8.1 と非互換でアップデートはすぐ行われる.


● Mac OS 8.1 : EGBRIDGE 9 HFS + と一部非互換

TERO 氏の情報

EG Bridge 9 を HFS+ フォーマットの起動 HDD( MacOS 8.1 + JLK )にインストールしたところ,以下の不具合がありましたので,ご報告させていただきます.

・鉛筆メニューから「ヘルプ」を参照できなくなる.
・鉛筆メニューから ERGO フォルダ内のアプリケーションを起動できなくなる場合がある.

EG Bridge 9 を CD から再インストールしたところ,同名の 「 EGRO フォルダ」が Extensions フォルダに複数作成される不具合がありました.またこのフォルダの 1 つを開くと空で,もう 1 には同名のファイルが 2 つずつ作成されていました.危険を感じ, EG Bridge 9 は HDD から完全に削除しました.

ご存知の通り, EG Bridge 9 のインストーラーは JLK に対応していませんが,これはもっと別の問題であるようです. HFS フォーマットの MacOS 8.1 では,上記の問題は発生しませんでした.

ERGOのサポートに問い合わせましたところ,「JLKはいっさいサポートせず」との回答でしたので,上記の件,情報として伝えておきました.


● Mac OS 8.1 : EGBRIDGE 9 と一部非互換?

家内は Mac OS 8.1 (従来の HFS )にして EGBRIDGE 9 で変換できなくなる場面を経験しているようだ.


● Mac OS 8.1 : Norton Utilities 3.5.2/3.5.3 英語版:非互換

TERO 氏は HFS + でフォーマットしたハードディスクを Norton Utilities 3.5.2 でメンテナンスできなかった.(説明書には Mac OS 8.1 での HFS フォーマット( HFS + ではない)に対応とあるらしい)

MacFixIt によると 3.5.3 の方は HFS + のディスクを認識するが,修復できないとあり,アップデート版が開発中のようだ.


● Mac OS 8.1 : Click, there it is! :機能しない

私が愛用している Click, there it is! 1.0.8 は Mac OS 8.1 で効いてくれない.

追記:
ベータ版 1.09 b1が出ていると加藤氏からお知らせいただいた.



● Mac OS 8.1 : Default Folder 2.7.8 Default Folder 2.7.8 が Mac OS 8.1 対応.


● Mac OS 8.1 : SpaceSaver 起動できない

家内は Mac OS 8.1 にアップデート後に Macintosh を起動できなかった.メニューバーが表示されディスクがマウントされようというときにハングする. SpaceSaver が犯人だそうだ.


● Mac OS 8.1 : Smart Scroll 3.1 機能しない

● Mac OS 8.1 : DiskExpress Pro 非互換



[ 98/1/21]


● Silverlining 5.8.2 : NuBus Macintosh 起動時のクラッシュ

MacFixIt 1/19 記事は投稿として, Silverlining 5.8.2 で起動時にクラッシュした読者が La Cie に連絡したところ,その問題を認め, NuBus Macintosh で起き PCI Macintosh では起きないこと当面の回避法は 5.8.1 を使用することを言ったという情報を伝えている.


● Hewlett-Packard 4000シリーズ:ドライバが現れない

Hewlett-Packard はページで Hewlett-Packard 4000シリーズが Macintosh にドライバをインストールせずセレクタにドライバが現れない問題について, LaserWriter 8.3.4 / 8.4.3 が使えるとしている.


● Hewlett-Packard 4000シリーズ: Adobe ソフトとの非互換

上記ページの注に, Hewlett-Packard 4000シリーズの PostScript Level 2 対応に関し, Adobe 社からライセンスを得られずエミュレーションであることと,そのため, Adobe ソフトウェアの使用は薦められないとしている.


● HDT 2.5 と Speed Disk の問題

MacFixIt 1/19 投稿による記事.

IBM DCAS シリーズを HDT 2.5 にバージョンアップすると Speed Disk が機能せず, Type 4 エラーが出る.Symantec は問題を解決できないと言っている.投稿者の Quantum ドライブでは問題は起きないという.

追記:
井沼氏より G3/233/DT 内蔵の Quantum Fireball ST 4.3 A ( IDE ) を HDT 2.5 でイニシャライズしたところ上記の現象が見られ, Speed Disk を実行すると エラ -22 という表示が現れてマウントされていたハードディスク が消えたそうである.再起動させるとマウントしたようだが,ドライブ設定にドライバを変更なさったとのこと.


● Vicom Internet Gateway 3.8.8 アップデータ-

Vicom Internet Gateway のページが更新され, FAQ v3.8.8 日本語版アップデーター FAQ などがある.また, NEC ATerm ITシリーズ についての記述もある.

これまでの 3.7.4 は Mac OS 7.6.1 までの対応で Mac OS 8 に対応していなかった.私も試しに使っているのだが, 3.7.4 では問題が出て基本的な使用ができていなかった.それがアップデートによって嘘のように快調に使えるようになった.また, 3.7.4 では Speed Doubler とコンフリクトしたが, Mac OS 8 + Speed Doubler 8 で接続は可能である.ただし, Speed Doubler の高速コピーで一度問題が出た. Vicom Internet Gateway 関連かどうかまだ確定的なことは言えない.

Vicom Internet Gateway は米国の Apple Workgroup Server でも採用されているソフトゲートウェイで,これをインストールすることによって,そのマシンがあたかもゲートウェイマシン,ルータかのように動作する.ISDNハードウェアルータと同じような機能をソフト的に実現するとも言えるかもしれないがそれより多機能である.

Apple IP Gateway という製品が知られているが,それとは根本的に異なる製品である.ルータとしては仮想的に動き, VIG サーバの実際の IP アドレスとルータとしての仮想 IP アドレスを設定することにより, VIG サーバをルータとして指定したクライアント Macintosh は自由に IP アドレスを振ることができる.それらの IP アドレスは VIG マシンからインターネットに流れることはないので IP アドレスを取得していなくてもクライアントは自由に設定できるのである.クライアントからのパケットの要求は VIG マシンに割り当てられた本来の IP アドレスでインターネットに流し,インターネットから得たパケットを今度は VIG マシンが仮想 IP アドレスルータとしてクライアントに送るのである.従って, IP アドレスを取得していないクライアントユーザが( VIG アプリケーションのユーザ数制限内で)自由にIPアドレスを使用できるのである.

説明がややこしいが,要するに,自宅やオフィス内で VIG をインストールしたマシンから VIG によって PPP 接続すれば, VIG マシンに Ether か LocalTalk で自宅やオフィス内 LAN を組んでいる他の Macintosh も同時にインターンネットを使用できるのである. もちろん PPP に限らず中規模以上の LAN 内で直結された Ether 環境内で独自のルータ,サーバとして上記機能を果たすことも可能だ.

このほか, VIG には PPP サーバや DHCP サーバとしての能力もあり, ISDN ハードウェアルータと比較して大変多機能であるし,同時接続数制限なしという製品もある.(ただし,パフォーマンスは低下すると思われる.ほどほどの接続数にすべきだろう)言い忘れたが VIG に接続するのは何も Macintosh とは限らず, Windows や UNIX マシンでもかまわない.一般のプロバイダから IP アドレスを動的に割り当てられる場合も問題ない.もちろん, VIG サーバはサーバ専用とする必要はなく,一般用途に使用しながら VIG を使用できる.

モデムや TA ,電話番号が一つでもそれを他のマシンから同時に共有するといった使い方や,会社や学校で IP アドレス不足に悩んでいる場合に有効である.


● 7桁郵便番号への対応: RAKU^2 郵便番号変換 1.01,ATOK11 用辞書

お二人の方から新たな情報をいただいている.宮崎氏から Macintosh 用フリーウェアについてお教えいただいている.

仕事がらWindowsも使うので,MPCデータのソフトを試したことがあるのですが(昨年10月のこと),ずいぶんとよくできたソフトでした.

あと Macintosh では「 RAKU^2 郵便番号変換 1.01」というフリーウェアもよかったです.ただ MPC データのものより時間はかかるのですが,ファイルメーカ形式になっているため,1度変換したあとも1種の辞書として使えます.新郵便番号を打ち込めば,自動的に住所も出るようなスクリプトもファイルメーカー形式なので,作れ ます. www.vector.co.jp からダウンロードできます.

もう1つ,ATOK11形式の郵便番号変換辞書も出ていました.「7桁郵便番号変換辞書 for ATOK11」という名前でした.Windows95用ですが,辞書形式なのでMacintoshのATOK11にも変換できると思います.これもwww.vector.co.jpからダウンロードできます.

お教えいただいたページには結構たくさん同種のユーティリティがあった.


● 7桁郵便番号への対応:郵政省新郵便番号のCD-ROM

斉藤氏からは郵便局に CD-ROM のデータがあるという話をいただいた.私が「郵便花子」を購入したのは要するにデータがなかったからなのだが,このことを知っていればファイルメーカーで斉藤氏や上記宮崎氏がお書きになっているように比較的簡単に対応することができたのにと少々後悔している.

郵政省は,企業向けに新郵便番号のCD-ROMを用意しており,無償で配布しています.
(個人で下さいと言うとなぜか拒否される場合があり,企業と個人をこのような面で差別するのは問題とは思いますが.)

一応会社で入手したところ, ISO 9660 フォーマットのの CD-ROM で,全国,および都道府県別の新旧郵便番号/住所表示が CSV 形式で入っており, WIN でも MAC でも読み込み可能です.
( WIN-NT のようなユニコードの OS では,注意が必要. NT 上のファイルメーカでは読み込み時,字が化けた. MAC で読み,サーバーでわたせばOK)

全国版は 118000 レコードあり,エクセルでは読み込み中におかしな状態になりますので,都道府県別のファイルを使ったほうが良いと思います.

私自身は,7600/120で,ファイルメーカー・プロで全国版を読み込み,( 20 分程度?)住所のフィールド(都道府県名,市区町村名,町域名に別れている)を連結し,新旧郵便番号と,連結住所でインデックスをかけて使っていますが(ここまでの作業時間2時間程度),非常に快適です.

変換は,個人の住所録(約 900 件)に新郵便番号フィールドを作って住所からルックアップして完了ですし,新たに住所録に追加する部分は,新郵便番号を入力すれば,住所が表示され,住所フィールドの取り込まれるボタンを用意して実用にしています.

社内では,サーバーに載せて,ネットワーク経由で閲覧可能としておきましたので,年賀状シーズンには好評でした.近場の郵便局でリクエストして,事務通信として配達してくれましたので,費用も時間もかけたくない方にはお勧めの方法です.

使用時の注意として,ファイルメーカーでは,カタカナ/漢字を分けてインデックス作成しますので,カタカナの入った住所は,単純ルックアップが難しいことぐらいでしょう.また「自由が丘」などの「が」の字は「ケ」や「ヶ」の表記もありますので多少の修正は必要でした.( 900 件中 40件程度)それでも, 900 件の住所録で, 30 分ほどで新郵便番号の記入が完了しました.

追記:
埜口氏から上記データはhttp://www.postal.mpt.go.jp/down.htmからも入手できるとお知らせいただいた.


● Netscape 4.04

Netscape Communicator および Navigator 単体が出ている.

私は Navigator PPC 版を最小限のシステムにインストールしたが,機能拡張に ObjectSupportLib 1.2 ,Internet Config Extension 1.3 を書き込む. Mac OS 8 ではこれらの機能拡張は不要か既に同じものが日本語化されて入っているので外すこと.特に ObjectSupportLib 1.2 は問題を起こす.

インストール後これまでのバージョンの Netscape に入っていたプラグインを移行すること.



[ 98/1/19]


● Mac OS 8 :音の出るページで 64xx / 63xx がフリーズ

この問題について Performa Discussion Forum への問い合わせに対し, Apple が回答を寄せていることから判明した.

それによると, 64xx / 63xx マシン + Mac OS 8 で Netscape などのブラウザから MIDI や WAV の組み込まれたページにアクセスするとマシンがフリーズする.これはブラウザの問題ではなく,それらのマシンと Mac OS 8 の問題である. 7.5.5 では問題が出ないらしい. QuickTime や GeoPort の関与が疑われている.


●ビデオプレーヤ で TV チューナがないと出る

TIL: 30342 によれば, Apple ビデオプレーヤ が TV チューナがないと誤って報告することがある.

もし, Apple ビデオプレーヤと Video Startup 機能拡張との間でバージョンが合ってなかったり,現在使用中の Mac OS には古かったりすると Apple ビデオプレーヤ は正しく機能せず,正しく装着されているにもかかわらず TV チューナ モデュールがないと報告する.また,ビデオソフトで他の問題が起きるかも知れない.

対応表
System 7.5.3 . . . Apple Video Software 1.4
System 7.6 . . . Apple Video Software 1.4.2
Mac OS 8 . . . Apple Video Software 1.6.3 (Power Macintosh G3 では v1.7)
Mac OS 8.1...Apple Video Software 1.7.1


● CD-ROM ToolKit のフィリップ製 PCA8OSC ドライブの未サポート

MacFixIt 1/16 は FWB 社が同社の CD-ROM ToolKit でフィリップ製 PCA8OSC ドライブをサポートしていないことや, FWB 社がその理由を PCA8OSC ドライブに問題があるからとしたことなどを述べている.


● Open Transport 1.3 は Mac OS 8.1 のみにインストール

MacInTouch 1/17 記事は Mac OS 8.1 のインストーラは Open Transport 1.3 を Mac OS 8.1 以外にはインストールしないとしている.


● UMAX C500 と ATI Xclaim 3D カード

MacFixIt 1/16 は投稿として, UMAX C500 が内蔵ビデオカードをオフにしないために ATI Xclaim 3D カードが働かないことがあるとしている.2台目の別モニタに接続すれば表示される.

追記:
UMAX はこれを否定し,使えるとしている.オンボードのポートにケーブルを接続しない場合は PRAM クリアをするように言っている.( MacFixIt 1/19 記事)


[その他]

いくつかの米国サイトで Claris が Emailer (クラリスメール)の開発継続について否定的な情報とさらにそれを否定する情報が流れている.




[ 98/1/17]


● Speed Doubler 8 と AutoDoubler 圧縮ファイル:ネットワークコピーでハング

デザイン室で最近起きたことから発見した.

Speed Doubler 8 でネットワーク越しにフォルダをローカルハードディスクにコピーするときに「高速ネットワークコピープロトコルを使用」オプションにチェックを入れている場合,そのフォルダ内に AutoDoubler で圧縮したファイルがあるとコピー中にハングする.( Mac OS 8 )

command + esc キーで Speed Doubler 8 が強制終了できるが, Macintosh は再起動した方がよい. AutoDoubler で圧縮していないファイルのところでハングするため,原因が分かりにくい.

AutoDoubler で圧縮したファイルを含むフォルダをネットワーク越しにコピーする場合,「高速ネットワークコピープロトコルを使用」オプションを使用しなければ回避できる.

1/13 項目「 Speed Doubler 8 : AutoDoubler 圧縮ファイルのスキップ」に関連項目がある.

追記:
当初の項目から内容を加筆修正した.当初の項目は AutoDoubler 圧縮ファイルとの関連が書かれてなく, Speed Doubler 8 のネットワークコピーでのハングと記述していた.


● Speed Doubler 8 : True Finder Integrationのコンフリクト

追記,訂正:

当初,本項目は Flash Back 1.0 J と Speed Doubler 8 の問題としたが, Flash Back 1.0 J には True Finder Integration が含まれていないと,野沢氏,前田氏からご指摘をいただいていた.もし, StuffIt 4.5 Deluxe のものであれば既知の問題である.

元項目(一部省略加筆)

投稿によると, Speed Doubler 8 コントロールパネルと Aladdin Systems の, Flash Back 1.0J をインストール した際にはいる True Finder Integration (バージョンは 1.0 )コントロールパネルがコンフリクトを起こし, Macintosh 起動時にデスクトップのアイコンが表示される直前にマウスポインタ(矢印)と時計のアイコンのポインタが交互に点滅し,ハングする. True Finder Integration を外すと問題は回避できる.

追記 2 :

問題は単純ではないかも知れない

前田氏からは Flash Back 1.0 J インストールで True Finder Integration はコントロールパネルにはインストールされないものの Flash Back 1.0 Jをインスト−ルした場所と同じ階層にできていたとお知らせいただいている.ただし,これをコントロールパネルフォルダに入れても上記の症状は起きなかったそうである.


● ATOK11 : JIS キーボードの問題:ジャストシステムのページ

吉岡氏からジャストシステムにキー割り当ての変更が載っているとお知らせいただいた.以前はたしか「英数キーを二度押す」だけだったように思うが,(その解決法も残されているけれど)新たに ATOK8 と同じキー操作にする方法が載っている.

1/15 項目と比較すると,最後の英数キーに半角モードを割り当てるところが異なる.( 1/15 項目はその部分「ATOK8 風 JIS をスタイルに設定する」)吉岡氏によると「完璧」だそうだ.

ただ,この方法は 97/11/25 項目で紹介した方法であると思う.その際にも問題が残ると記している.
  1. キーカスタマイズを起動する
    1. 入力メニューから,[ATOK11]を選択する.

    2. えんぴつメニューから,[カスタマイザ起動]を選択する.

    3. [キー・ローマ字]タブを選択する.

    4. [現在のスタイル]に表示されているスタイルを[スタイル一覧]から選択し,[キーカスタマイズ]をクリックする.


  2. [かな]キー,[英数]キーに割り付けられている機能を削除する
    1. 見出しの一覧から,「機能操作」を選択する.

    2. [入力文字種全角ひらがな(あ)]の設定キーの「かな」をクリックし,[削除]をクリックする.

    3. 「このキー設定を削除しますか?」とメッセージが表示されたら,[OK]をクリックする.

    4. [固定入力(A)ON/OFF]の設定キーの「英数」をクリックし,[削除]をクリックする.

    5. 「このキー設定を削除しますか?」とメッセージが表示されたら,[OK]をクリックする.


  3. [かな]キーに[漢字モード],[英数]キーに[半角モード]の機能を割り付ける
    1. [漢字モード]の[設定1]の欄をクリックして選択状態にし,[変更]をクリックする.

    2. 「設定したいキーをタイプしてください」とメッセージが表示されたら,[かな]キーを押す.

    3. [半角モード]の[設定1]の欄をクリックして選択状態にし,[変更]をクリックする.

    4. 「設定したいキーをタイプしてください」とメッセージが表示されたら,[英数]キーを押す.    

    5. [OK]をクリックし,キーカスタマイズ画面を終了する.

    6. 「〜のカスタマイズ内容を保存しますか?」とメッセージが表示されたら,[保存]をクリックする.

    7. ATOK11カスタマイズユーティリティを終了する.


追記:
小松氏から上記,ジャストシステムの方法では日本語入力の途中で abc などの半角入力はできず, 1/15 項目の方が優れているとご指摘いただいた.小松氏にはこの問題の当初から私がここで紹介した方法について検証してご報告を下さっている.私は JIS キーボードを使用していないので大変助かっている.


● ATOK11 と B'sCrew 機能拡張類の問題

東氏から ATOK11 インストール後 Netscape などで問題が生じ, B'sCrew 2.0.2 の機能拡張とコントロールパネルを外すことで障害は出なくなったとお知らせいただいた.

問題の症状は, Netscape Communicator 4.0.3 J で TARGET タグを使用しているページの TARGET から新しいウインドウを開こうとすると Type 2 あるいは Type 3 エラーが出るというもの.(プレスして新しいウインドウを開くと問題は出ない)

私(秋山)の経験だが,これまで B'sCrew の機能拡張とコントロールパネルに起因するトラブルは結構見聞きしてきた.

追記:回避法

東氏から 2.0.3 (次項目参照)にアップデートすることで回避できたとお知らせいただいた.


BHA ページ開設

BHA のホームページができたと星氏からお知らせいただいた. B'sCrew 2.0.2->2.0.3 などがある.


● TIP : 7 桁郵便番号への対応

須山氏から 7 桁郵便番号への変換を Windows 用フリーウェアを Windows エミュレータ上で使用することで対応する方法を投稿いただいたので紹介する.

郵便番号変換に関しての項目がありましたが, Real PC や Soft Windows があれば,WIN系にフリーの変換ソフトがあります. MPC データの「新郵便番号変換ソフト」は,住所から 7 桁の郵便番号を抽出しますが,使用方法も分かりやすく,ファイルメーカーで作成した勤務先のデータベースの変換も問題なく行うことができました.

ファイルメーカーの変換を行うファイルを CSV で書き出し,ファイル名を「 IN.TXT 」とします.これを「新郵便番号変換ソフト」アプリケーションと同ディレクトリに置き同ソフトをエミュレーター上で起動.郵便番号と住所のフィールドを指定すると「 OUT.TXT 」として変換結果を書き出します.

私が変換を行ったのは顧客データベースであったので,顧客シリアル番号を含んだデータを書き出し,「新郵便番号変換ソフト」にかけ,内容を確認して元データとリレーションを組みルックアップを行いました.変換結果は上々で,ほとんど問題はなかったようです. 80 0件程のデータでしたが,「新郵便番号変換ソフト」の稼動時間は 3 〜 5 分程度でした.(使用機種は Newertech Macpower Pro を搭載した PM8500 )


[その他]

POSEIDON’s PAGE
本ページに情報をよくご提供下さっている田中(俊)氏がページを作成された.
私も知りたいと思っていた, G3 Mac OS 8 での LibMotoShのベンチマークなど大変有益である.また,「G3 Macとドライブ設定について」については皆様にもここでご紹介した項目について詳しく触れられている.

1/15 項目「 ATOK11 :外字登録の問題:回避法」に補足している.




[ 98/1/15]


● ATOK11 : JIS キーボードでの問題回避法は有効

1/13 項目の回避法は有効であるとメールをいただいている.私自身は JIS キーボードのことが分からないので何とも言えないのだが,どうやら決定版のようなので,再度掲げる.

1.カスタマイザを起動し,キー・ローマ字パレットからATOK11キー設定(ATOK8風JIS)を選び,キーカスタマイズボタンを押す
2.見出しで機能操作を選択する
3.入力文字種全角ひらがな「あ」の「かな」を選び,削除する
4.固定入力「あ」ON/OFFで,設定1に「かな」を設定する
5.最後にATOK11キー設定(ATOK8風JIS)をスタイルに設定する

追記:
1/17 項目でジャストシステムが発表したキー割り当ての変更方法を紹介した.ほとんど同じだが,最後の 5 を英数キーに半角モードを割り当てるところが異なる.そちらが完璧だという話もいただいているが従来知られていた方法のようなので本方法の方がいいのではなかろうか.


●ATOK11 :外字登録の問題:回避法

ATOK11 で外字登録が一部できない場合がある問題に関して,岡崎氏から回避法をいただいた.「 Text Encoding Converter 」を MRJ 2.0 に含まれる 1.3バージョンにアップデートするというものである.

私共の環境でも例外でなく外字を含む ATOK8 のユーザー辞書の取り込み,及びダイナフォントの外字の登録が出来ず,ジャストシステムのサポートからの回答も OS 側の問題であり,こちらでの問題ではないので仕方がありませんというご返事でした.その際の問題点としてテキストエンコーディング関係ではないかと言うことでした.

そこで MRJ 2.0 が UP された時,それに含まれるテキストエンコーディングが 1.3 にバージョンアップされていたので,試しに ATOK8のユーザー辞書を取り込んでみたところ 100% ではありませんでしたが,ほぼ取り込みに成功しました.また出来なかった外字の単語登録も出来るようになり私共の使用環境においては問題なく使えるようになりました. 次にATOK8の辞書のクリエイターとタイプを ATOK11 用に換えて ATOK11 の辞書ユーティリティで辞書合併を 行ったところ一応エラーなしで終了しました.しかし一部外字登録において読みと単語が合っていない等の不具合がでましが,これはあとで訂正できる程度だったので私は良しとしました.
( 8500/150(166)176MB/2.1G OS8)

追記:
岡崎氏から補足をいただいた.

MRJ2.0 の Text Encoding Converter インストールについてですが,日本語版の OS にインストールした場合そのままでは認識されません.その原因はシステムフォルダー内に日本語版の場合は,テキストエンコーディングという名のフォルダーなのですがインストールされるフォルダーは, Text Encoding という英語のフォルダになります.ですから

1.”テキストエンコーディング”フォルダ内のファイルを外に出す.
2.”Text Encoding”フォルダ内のファイルを”テキストエンコーディング”フォルダに移して, ”Text Encoding”フォルダをゴミ箱に捨てる.
3.機能拡張フォルダにText Encoding Converterが重複してないか確認する.
 (バージョンが1.3になっていればOKです.)
4.再起動する.

以上でテキストエンコーディングのインストールは完了です.

追記:
森田氏から Micosoft Internet Explorer 4.0 がインストールする Text Encoding Converter 1.3.1 を使用すると,DTPセンタービブロス製外字の辞書登録ファイル(ATOK8形式)を一括登録したところ,エラーも発生せず無事登録完了できたとお知らせいただいた.


● Internet Explorer 4.0 の問題

Internet Explorer 4.0 に相当のバグや問題があるようだ.

MacInTouch は簡単に数行の記事でとんでもなくバグが多いと書いて済ませていたように思うが, MacFixIt 1/12 は読者からの投稿をたくさん紹介し,クラッシュ,フリーズ,予期せぬ終了,メモリ不足, Type1 エラー, Type 2 エラーなどエラーのオンパレードのように書いてある.ここではとても紹介しきれないので詳しくは MacFixIt をあたって欲しい.

回避法としては以前の初期設定ファイル類を削除する, InternetConfig 1.4 がインストールされるのでそれ以前の InternetConfig 1.3 の初期設定を捨てる,IE が入れる Text Encoding Converter 1.3.1 を削除し 1.3 に戻す,システムの再インストール, "MS Preference Panels" "MS Library Folder" を機能拡張フォルダから削除するなどがあげられていてこれはベータ版相当のできのように受け取れるとしている.中には Netscape まで Internet Explorer インストール後おかしくしてしまうというものまである.


● PowerBook バッテリ交換時のシステム終了

TIL:24308 は PowerBook をスリープしてバッテリを交換してもシステムが終了してしまい, AC アダブタを接続するまで起動しない場合がある問題を取り上げている.

それによると, PowerBook ではバッテリ交換時にバッテリがない時間の RAM への電源供給を内蔵バックアップ用リチウム電池に依っている.このとき, RAM カードを使用しているとこのような問題が起きることがある.

RAM カードの容量が大きい場合はバックアップ電池を急激に消費してしまい,取り替えたバッテリが間に合わない.また,容量が小さい場合でも RAM カードに問題がある場合があり,同様の結果となってしまう.

もし,このような症状が現れる場合は RAM カードを外して同じ症状が現れるかどうか確かめる.


●旅客機のシートのトレイを止める磁石は問題ないか

旅客機のシートにトレイを止める磁石によって PowerBook などの電子機器が損傷を受けるという情報がインターネットで流れていることに関して,TIL: 24311 は,http://www.iata.org/pr/pr97dece.htmにおいて The International Air Transport Association(国際航空輸送協会?)が噂されている航空会社のシートを調査したところそのようなことは起きなかったとしている.実際にそのように磁性をもったシートはなく,電子コンポーネントに影響は及ばないと報告されているという.


●販売終了機種

MacInTouch 1/12 は以下の機種が米国業者向けリストから消えているとしている.

1.7300 (/180 , /200)
2.8600/250
3.9600/350
4.180- ,233-MHz CPU アップグレード
5.WGS 7350/180, 9650/350
6.3400/180
7.1400/133
8.17インチマルチスキャンディスプレイ, ColorSync 750AV
9.Color StyleWriter 4100, 4500, 6500, LW 4/600, 16/600
10.Color OneScanner
11.MessagePad 130, 2000


[その他]
98/1/10 項目「 Mac OS 8 インストール後のデスクトッププリンティングの問題」について誤りがあったので修正している.
回避法のところで,当初,外すべきファイルをを機能拡張フォルダ内「デスクトッププリンティング機能拡張」としたが「デスクトップ・プリンタ・スプーラ」と「デスクトップ・プリントモニタ」に改めた.
Mac OS 8 ではそれまでの「デスクトッププリンタ機能拡張」は必要なくなっている.もし入っている場合はフリーズなどの障害を起こす.長岡氏からご指摘いただいた.




[ 98/1/14]


本日は項目の更新はない.

このたびミラーサイトが立ち上がり,「ミラーサイトについて」のページを作成した.ミラーサイトは既にご紹介した小島,豊川,菅原のお三方だけでなく,農林水産研究情報センター林氏,農水省サーバ利用者の方々のご理解なしには実現しなかった.そして,それは Macintosh ユーザのお支えであったと理解している.

「ミラーサイトについて」でも少し触れたが,私のサイトをよくご利用いただいている方々には「 Mac OS 8 について」を公開した昨年秋にアクセスが集中し,私どもの旧サーバが毎日のように長時間にわたってダウンするということが続いたことをご記憶ではなかろうか.私どもの旧サーバはもともとがメールサーバであったため,私のページによってメールの遅配ならまだしも消失ということが起きていて,実は毎日悲鳴を上げ頭を抱え込んでいた.当時,緊急にミラーをご提供下さった方々のご厚情は忘れられない.

メールの使用に根本的な支障が生じたため,香川大学では昨年末までにメールサーバから UNIX 用サーバソフトである HTTPd を削除することが決まった.その時点では私は自前のサーバにページを移すことでやっていけると考えていたのであるが,それはそれで問題が持ち越される点があり,また,場所によってはただでさえ遅い私のページがさらに遅くなることが予想された.事はそれほど簡単ではなかったのである.香川大学内のデザイン室のサーバに移したところで問題は解決せず,(問題は拡大するという指摘もあった)結局はサイトの行き場所がないということになると思われた.そのため,一時,本サイトは存続が危ぶまれるような事態に立たされていたのである.

そこで,「Mac OS 8 について」発表後の混乱時にミラーサイトをご提案下さった方のうちのお三方にお願いしてミラーをご提供願えないかご相談申し上げたのである.快く引き受けていただけ感謝の言葉もない.

救いの手は香川大学内からも差しのべられることになった.私のページが原因だということから私のページの存在と内容が香川大学内で認識されるにつれて,必要であればサーバを新設するということが考えられ始めたのである.その結果,現在のメインサーバが急遽立ち上がることになった.口幅ったいが,教育学部の新サーバは私のために立ち上がったと言って差し支えないと思っている.また,旧サーバにはページ移行のためしばらくは HTTPd を残すことも了承された.昨年秋からサーバダウンと戦い,新たにサーバを短時間で立ち上げて下さった私どもの管理者と,私のページを必要なものとご理解いただきサーバを用意していただいた香川大学情報処理センターの関係の皆様にお礼申し上げる.

このように何事もなかったかのように移行が進んだ裏には上記のように多くの方々のご尽力があったからである.私はすでに自分のページが自分のものと思えないようになってから久しいが,ますます責任を新たに感じている.皆様に有用な情報を提供することがいつまでできるか分からないが,とにかくやってみたい.最後になったが,この間私のサイトの危機的状況を敏感に察して励ましやお気遣いのメールをいただき,旧サーバへのアクセスを極力少なくするようにしていただいていた多くの皆様に感謝したい.私は本ページでサイトの存続の危機について皆様に悟られないように気をつけていたつもりではあったのだが,皆様には全てお見通しであったようだ.皆様のおかげでこのように新年を迎えられたと思っている.また,多分もうアクセスを控えていただく必要もなくなったはずだ.今後も皆様には変わらずご指導をいただきたい.



[ 98/1/13]


ミラーサーバのお知らせをしたい.下記の方々のひとかたならぬご協力のたまものである.

龍谷大学ミラーサーバ
(京都: Macintosh 関連のみ:協力 小島肇氏)
(経由ルート:龍谷大 - (1.5Mbps) - NCA5 - (50.0Mbps) - SINET - ( 1.5Mbps) - WIDE )

農水省ミラーサーバ
(筑波: Macintosh 関連のみ:協力 豊川雅哉氏)

neドメインミラー
(東京: トラブルニュースデータベースを主とした Macintosh 関連:協力 菅原淳也氏)

香川大学サーバはアクセスする場所によって相当重いらしい.その場合は上記ミラーサーバをお試しになり,速いものをお使いいただければ,ご協力いただいた方々にも報えることとなり,幸いである.


●Speed Doubler 8 : AutoDoubler 圧縮ファイルのスキップ

加藤氏より. Speed Doubler 8 がコピーをスキップしている場合があるという.

Speed Doubler8でのネットワークコピーでAutoDoubler 圧縮がかかったファイルをコピーする際,以前のようにファイル異常をアラートしない場合があるようです.おーAutoDoublerの圧縮ファイルに対応したのか,と,思っているとどうも密かにスキップしているようです.とくに「高速置換」オプションを選択している場合に頻発しているようなので要注意です.大切なデータは必ずコピーされているか確認した方がいいようです.

私も試してみたが,簡単なテストなのか,症状は確認できなかった.


●Mac OS 8 : Finder のリセットとデスクトップピクチャの関連

上記加藤氏から Mac OS 8 で Finder がリセットされる問題についてデスクトップピクチャが関連する場合があるとお知らせいただいた.

デスクトップピクチャを使用していて Finder のメモリ割り当てを増やしても Finder リセットが起きる場合,画面いっぱいに画像を伸張するオプションをやめ画像サイズを維持する設定にすることで改善されることがあるという.

デスクトップピクチャに関しては,設定しても一瞬ピクチャが現れてるだけで元のデスクトップパターンに戻るような症状が出ることがある.これらも含めて,デスクトップピクチャのメモリ割り当てを増やすことが必要である.


● PowerBook と AppleTalkエラー:回避法

97/12/24 項目「 PowerBook と AppleTalkエラー」について,池田氏から, Apple Remote Access をインストールし, AppleTalk を「リモートのみ」に接続すると AppleTalk をオンのままモデム / プリンタポートに AppleTalk を流さないで使用できるとお教えいただいた.

PowerBook のシリアルポートとプリンタポートが共有されている機種ではシリアルポートを使用する際 AppleTalk を切らなければならない場合がある.(例えば AppleTalk 未対応プリンタをシリアル接続するような場合)しかし, AppleTalk を切ったまま終了するとバスエラーが起きることになる.それを避ける方法が上記方法である.
(該当項目にも追記した)


● G3 マシン:終了時?スリープ後の復帰?の問題

埜口氏から氏の PowerMac G3/233 で,次のような問題が起きることがあるとお知らせいただいた.

Finder で「システム終了」を選択すると,Finderは終了しようとするのだが,すべてのウインドゥが片付いた状態まで行き,そこでフリーズする.しかも,その状態でHDDが1回/秒程度アクセスを繰り返したままになっている.

直前のシステムの状態:
Photoshop でスキャナから数 MB の画像をスキャンし, JPEG で保存.その後 IE3.01で ダイヤルアップ IP 接続で Web を見に行った後,回線切断.その後長電話をしている間に「省エネルギー設定」の設定通り30分後にスリープ.スリープから復帰後,何もせずにシステム終了しようとしたら上記の現象に遭遇した.
(標準のシステム以外に入っている機能拡張,コンパネ類: ATOK11, FreePPP 2.6.1b6, FixTECaret 1.0.0)

追記:
この問題について,尾崎氏から Mac OS 8 対応になっていないプリンタドライバのバックグラウンダによって 9500/120 で似たような障害が出たとお知らせいただいた.尾崎氏の場合はそのバックグラウンダのみを外すことで問題は回避できたそうである.


● G3 マシン:ドライブ設定の問題

G3 マシンの内蔵ハードディスクがドライブ設定 1.3.1 で初期化されているのに付属 CD-ROM は 1.3 が収録されている問題で,田中(俊)氏がアップルカスタマーアシストセンターに問い合わせたところ,「 G3 Mac に関しては,ドライブ設定 1.3 を使用しても問題はない」との回答を得た.


● ATOK11 : JIS キーボードでの問題回避法

澤氏からお教えいただいた, Macintosh 情報(百合子の部屋)に次の回避法が載っている.

1.カスタマイザを起動し,キー・ローマ字パレットからATOK11キー設定(ATOK8風JIS)を選び,キーカスタマイズボタンを押す
2.見出しで機能操作を選択する
3.入力文字種全角ひらがな「あ」の「かな」を選び,削除する
4.固定入力「あ」ON/OFFで,設定1に「かな」を設定する
5.最後にATOK11キー設定(ATOK8風JIS)をスタイルに設定する



[ 98/1/10]


● Mac OS 8 インストール後のデスクトッププリンティングの問題

TIL: 24306 によると, Mac OS 8 インストール後にデスクトッププリンティングで問題が出ることがある.以下に簡単に症状と回避法を要約するが,回避法は要するにメモり割り当てを増やせというもの.ただし,症状が出ている場合はそれでは済まないようだ.

症状

・プリントを選択しても何も起きないか,プリントキュー中にハングする.
・「プリンタが見つからない」と出る
・「ファイルは適切なプリントファイルでないためデスクトップに移動しました」と出る
.セレクタでプリンタドライバアイコンを選択してもデスクトッププリンタが作成されない( StyleWriter 4000 以外)
・デスクトッププリンティングが原因の -192エラーが起きる
・同じデスクトッププリンタがいくつもデスクトップに作成される
・デスクトッププリンタが出たり消えたりする
・デスクトッププリンタアイコンが作成できない

回避法

1.(重要)デスクトッププリンタを使用しないでスタートする
( Macintosh を起動するということか?以下の文脈からするに機能拡張マネージャで「デスクトップ・プリンタ・スプーラ」と「デスクトップ・プリントモニタ」のチェックをとり起動することと思われる - 秋山)

2.デスクトッププリンタを全てゴミ箱に捨てる

3.初期設定フォルダ内の「プリント初期設定」フォルダをゴミ箱に捨てる
(必要なら,すかしファイルをセーブするか,問題解決後再インストールする)

4.システムフォルダ内「プリントモニタ書類」フォルダをゴミ箱に捨てる

5.「機能拡張(使用停止)」フォルダ内の「デスクトップ・プリント・モニタ」の「情報を見る」で最小サイズおよび最大サイズを 100k 増やす

6.デスクトッププリンティングに関する機能拡張類(「デスクトップ・プリンタ・スプーラ」と「デスクトップ・プリントモニタ」のことか)を読み込むように戻して再起動し,デスクトップ再構築する

再構築終了後も数秒は command + option キーを押したままにすること

7. AppleTalk経由で使用している(例えば多くの LaserWriter )は Apple Printer Utility を使用して名称を変更する

デザイン室では Mac OS 8 インストール時に「デスクトップ・プリント・モニタ」のメモリ割り当てを増やしているためか,これらの症状は出ていない.

デスクトップ・プリント・モニタは上記のような方法をとらなくても shift 起動で簡単にメモり割り当てを変更できる.最近の Mac OS ではデスクトップ・プリント・モニタやサードパーティ製のプリントモニタに相当する機能拡張のメモリを増大させるのは常識だと思う.

追記:
上記,回避法のところで,当初,外すべきファイルを機能拡張フォルダ内「デスクトッププリンティング機能拡張」としたがこれは誤りであった. ( 少々弁解させていただきたい.これは TIL の書き方が悪い.原文は「 desktop printing extensions」なのだ)「デスクトップ・プリンタ・スプーラ」と「デスクトップ・プリントモニタ」に改めた.
Mac OS 8 ではそれまでの「デスクトッププリンタ機能拡張」は必要なくなっている.もし入っている場合はフリーズなどの障害を起こす.長岡氏からご指摘いただいた.


ダイエット可能なシステムフォルダの内容

アップルの PowerBook サイトのうち PowerBookソリューションというのがあり,その 1ページ.


● Mac OS 8 ではディスクキャッシュを最小にとアップルのページに書かれている?

上記項目の PowerBookソリューションにはバッテリを長持ちさせるというページがあるのだが,そこに「 ディスクキャッシュのサイズを最小にする」ことが書かれている.

「 Mac OS 8では,ディスクキャッシュを大きくすると, Finderの動作が遅くなることがあります.最小の 96KBに設定することをおすすめします.」

とあるのだが,これは???.このようなことは初めて聞く. Mac OS 8 で Finder を速く使うためにはディスクキャッシュは大きくとることが常識化していると思うのだが ... .バッテリ持続時間との関連から言っても反対のことが書かれているのではないだろうか?


● SpaceSaver は Mac OS 8.1 と非互換

MacFixIt 1/9 は Macworld Expo の Aladdin ブースで得た情報として, SpaceSaver は Mac OS 8.1 と非互換であるとし, Mac OS 8.1 発表後アップデートするよう作業していると記している.


●20周年記念 Macintosh のセキュリティスロット

TIL: 24301 は Apple 標準のセキュリティキットが筐体の突起のために合わない. Kensington 社が専用の「 Micro-Saver (p/n 64068) 」というセキュリティキットを出荷している.


●B'sCrew 2.0.3

B'sCrew 2.0.3が Nifty ( FMACDEMO の 8 番ライブラリの 54 , 55 にリリースされていると,星氏からお教えいただいた.

以下星氏にお教えいただいた変更点の全文引用

・“ Apple 純正互換ドライブアイコンを使用する”チェックボックスを追加
・ PD ドライブにてオーディオ CD のマウントに失敗することがある問題を修正
・旧タイプ IDE インターフェースハードディスクに対応
・最後に使用したドライブアイコンをリムーバブルドライブと固定ドライブで別々に記憶するように改良
・ B'sCrew Control の初期設定項目“既にドライバがインストールされている時の処理”の初期値を“スキップする”に変更
・その他,細部改良

[その他]
エプソン PM-750C プリンタドライバ Ver.5.06J (耳かきより)

MS-Word 97 の問題(バグ・トラブル)
Windows 版についてである.このページを私はがんばれ !! ゲイツ君で知った.怖くなるほどのトラブルの数々だ.




[ 98/1/09]


●「郵便花子」の変換

2 月 2 日から郵便番号が 7 桁となる.頭が痛いのがファイルメーカー Pro で作成したデータベースの更新である.私は 600 件くらいの住所録を作成しているが,「郵便花子」(ブレインハウス ¥ 9800 )を購入して対処することにした. 7 桁に変換するシェアウェアも出ているのでそれらを使用してもよい.今回「郵便花子」を使ってみてビギナーがつまづくのではないかと思えた点があったのでここで書いてみる.

「郵便花子」はデータベースのレコードをタブ付きテキストに書き出してから「郵便花子」に読み込ませて変換後,レコードを書き出して,もう一度データベースに読み込み直させるという手順をとる.パッケージにはファイルメーカーPro 3.0 用 という意味の記載があるが,他のアプリケーションでも Excel などデータを書き出せるアプリケーションであれば同じように「郵便花子」で変換が可能である.私はファイルメーカー Pro 4.0 を使用した.

「郵便花子」はいくつかのファイルからなっている.これらのファイル名を変えると正常に動作しない.「現住所録」などのファイル名を変えたファイルを作成することはできない.そのような場合は別のフォルダなどにまるごと複製してそのフォルダ内で使用する必要がある.

「郵便花子」で変換する際,書き出したデータに現在の3-5桁郵便番号が含まれていないと変換ができずエラーとなってしまう.そのため,現在使用しているデータベースに郵便番号のフィールドがないとか入力していないとかの場合は購入してもあまり意味がない.また,フィールドに郵便番号の記載のないレコードが含まれた状態で書き出すことは不適切である.つまり,データベースから現在の3-5桁の郵便番号の記載されたデータのみを抽出する必要がある.そのため,私は検索モードで現郵便番号を記載したフィールドに「>=0」を入力して検索するという方法をとった.

「ファイルメーカー Pro の郵便番号データの書き出し」

当該データベースをバックアップしておく

当該データベースを開く

検索モードで現郵便番号を記載したフィールドに「>=0」を入力して検索する

「ファイル」メニュー/「取り込み/書き出し」から「レコード書き出し」を選択し,ファイルタイプを「タブ区切りテキスト」にして保存する.必要なデータは現在の3-5桁の郵便番号と住所だけでよい.

あとはマニュアル通りであるが,ファイルメーカー Pro に取り込む時にデータを書き出したのと同じ状態にしておく必要がある.また,「現対象レコードのデータと置き換える」を選択しておく.

当然の事だが,データベースのフィールドなどが 7 桁を書き込める状態になっていなければならないし,郵便物に印刷するレイアウトを作成している場合は郵便番号枠フィールドを新設しなければならない.(「 Middle(「郵便番号フィールド名称」, 6, 1)」「 Middle(「郵便番号フィールド名称」, 7, 1)」の計算を含んだフィールドをくっつける )

マニュアルには「大字」や「字」がついている住所の変換には時間がかかると書かれているが,変換ルーチンが長くかかるとは思えなかった.むしろ「大字」や「字」がついている住所で問題なのは,変換されないことが多いということである.その場合は「郵便花子」の「未変換リスト」の機能を使用して変換する必要がある.この作業が手動で一件一件確かめていくためにかなり時間がかかる.マニュアルの時間がかかるという記載はこの点を指しているのかも知れない.大量のレコードがある場合は事前にデータベースから「大字」や「字」で不要なものを削除しておいた方がよい場合もあろう.

一部変換できない住所が残ったが, EGBRIDGE 9.0 の郵便番号パレットの機能を使用するとちゃんと出てきたので手動で代入した.変換の一連のプロセスでの副産物として,不適切に入力された住所を未変換リストから発見できた.データベースの一応のチェックができる.


●デスクトッププリンタ -192エラー

TIL: 30334. Desktop Printing: Error "-192 at 18" at Startup によると, Macintosh 起動時に"Desktop printer unknown error -192 at 18" というメッセージが出ることがある.ダイアログで「 OK 」を選択すると起動するし,プリントに影響はない.

これはプリントジョブが壊れているために起きる.回避法は機能拡張マネージャでデスクトップ・プリンタ・スプーラとデスクトップ・プリントモニタのチェックをとり, Macintosh を起動し,プリントモニタから(プリントモニタを開くということか?)プリントジョブについてメッセージを表示させ,削除を選択し,デスクトップ・プリンタ・スプーラとデスクトップ・プリントモニタを再び読み込ませるようにして再起動する.


● PowerBook G3 :インストーラの注意点

TIL: 24303. PowerBook G3: Some Installers Cannot Be Run Separately によると, PowerBook G3 の CD-ROM の "Software Installers" は基本的なアプリケーションのインストールをするためのもので,起動した場合 Mac OS 8 installer や Cyberdog installer が機能しない. CD-ROM トップレベルの "Mac OS Install" を使用すること.

TIL: 24304. PowerBook G3: Custom Install/Remove Installs PowerBook G3 Software によると, PowerBook G3 でカスタムインストールまたはカスタム削除しようとしても一部できないものがある.これは OS に必要な書類がないような事態を避けるためである.


Mac OS 8.1 at a Glance

Apple の Mac OS 8.1 ページのひとつ. Mac OS 8 と 8.1 で変わったシステム書類の一覧がある.当然日本語版 Mac OS 8 とは合っていないものがあるので注意.


[その他]

TIL: 30284. Apple One-Year Limited Warranty: US & Canada

Hannya.Web
Macintosh関連ニュース他, Mac OS 8 の機能拡張,コントロールパネル書類を解説した Mac OS J1-8.0 など.




[ 98/1/8]


●AppleShare エラーによる様々な問題

関谷氏からいただいた.AppleShare あるいは AppleTalk エラーを引き金にして様々な障害が生じる場合があるというものである.

何らかの理由(再現性が確認出来ない)で AppleShare エラーが出た後,AppleShare の利用時に起動のごく初期の段階(機能拡張マネージャが起動出来る以前)で爆弾を出し,そのまま対処を行わずに無理に(再)起動を繰り返すと CPU が暴走(?)してハードディスクを認識しなくなったり,たとえ何らかの方法で無事起動出来,解決したように見えても以下の様なトラブルが出て動作がかなり不安定になることを確認しました.

・各種システムファイルのリソースや初期設定を認識しなくなり,一部アプリで必要なリソースがないなどのエラーが出て使用出来ない
・システムインストールが上手くいかない
・ AppleShare を利用しないにも関わらず,起動のごく初期の段階で爆弾を出すようになる(他の初期設定ファイルが壊れる?)

対処方法は色々試しましたが,
AppleShare User Prep を削除,起動時に爆弾が出る様な場合では,シフトキーを押して起動し,AppleShare User Prep と”起動時に常に書き換えられる初期設定ファイル群”を削除するのが確実なようでした.

(これらはすべて Performa 5280/48M/256K cache,MacOS8,AppleShare 3.7.1,3.7.2で起きました.漢字Talk7.5.Xでは検証していません.ドライバはドライブ設定 1.3.1( ATA3.07 )ファームウェアは1.35 -> 1.38 にアップデート済. Performa 550 は漢字Talk7.5.5,AppleShare 3.7.2 です)


関谷氏は以前( 97/11/10項目「Performaなど一部機種の 1.2GB IDEハードディスク不良:新たな問題?」)としてこの問題をご報告いただいている.症状としては 97/12/24 項目の「 PowerBook と AppleTalkエラー」( AppleTalk を切ったまま起動するとバスエラーが起きることがある)に近いものがある.


●アイコン配列が変わる問題(継続)

97/12/20 項目「ウインドウのアイコン配列が変わる問題」に関して,何人かの方から確認のメールをいただいている.当初「ウインドウのアイコン」としたが,デスクトップでも起きるのでウインドウ内のアイコンとは限らないようだ.

皆様からのメールでは「常にグリッドに添う」オプションを選択しているときに起きるのではないかというご指摘が多かったのであるが,そのオプションを選択していない場合でも起きることが確認されている.また,コピー先だけでなく,コピー元のウインドウやデスクトップのアイコンの配列が変わることがあることも確認された.

私はどうも各ファイルやフォルダの名前が重なっている場合に起きるのではないかと思っている.その際, Finder の表示メニューの「整頓する」を実行したのと同様の事態が起きる.したがって,私は現在アイコン配列が変わって困る場合,アイコンの名前が重ならないように配列し直している.今のところこの状態での異常は起きていない.

これらは Speed Doubler 8 インストール後に起きているように思えるのだが,皆様のメールではこの点について触れられていない方もいて,確言できない.

追記:
ウインドウが開いている状態でコピー(高速コピーというご指摘もあるが,私は単一ファイルのコピーの上書きで起きているので高速コピーとは限らないと思う)すると起きるので,ウインドウを開かないでフォルダにドラッグするとよいというご意見もいただいた.ただし,この方法ではウインドウ内のアイコン配列が希望通りにはならなくなってしまう.
熊谷氏からは名前が重ならないようにしていても起きるとお知らせいただいている.


●Disk Copy6.1.x : checksum error (継続)

木藤氏から 97/11/25 項目「 Disk Copy6.1.3 : checksum error 」に関して詳細な実験結果をいただいた.この問題は Disk Copy 6.1.xでイメージファイルをマウントしたり読み込もうとすると,同じイメージファイルであっても異なるヴォリュームにある場合 checksum error が出て読み込めない場合と読み込める場合があるというものである.

氏は,マシン,内蔵ハードディスクか外付けハードディスクか,ドライブとヴォリューム,フォーマッタ, Disk Copy がそのボリュームにあるかどうか,リモートかローカルか,に関して調査した.結果としては氏は異なるドライブに Disk Copy があると起きることがあるのではないかとされている.氏はフォーマッタを ドライブ設定と Silverlining において試されているがドライブ設定を外付けハードディスクに施す場合が未験で内蔵か外付けかという点とドライバの関連の可能性も捨てきれないように思える.

私自身も checksum error が出ることがあるのだが,私は Drive 7 である.私は問題なくマウントできるイメージファイルをデスクトップに移動してマウントさせようとしただけで checksum error が起きた経験がある.また,同条件で起きたり起きなかったりするのでよく分からない.(外付けか内蔵か,あるいは Disk Copy がそのボリュームにあるかどうかに関係なく起きるたように思える)最近, fj.sys.mac で この問題は Drive 7 の問題だという投稿が複数あったが,木藤氏の Silverlining (5.8.1)でも発生している.


●インターネット接続アシスタント 1.0 と Apple Remote Access 3.0 のコンフリクト

TIL: 22128. Internet Assistant 1.0 and Apple Remote Access 3.0 Incompatibility によれば,インターネット接続アシスタント 1.0 と Apple Remote Access 3.0 がコンフリクトし, Apple Remote Access 3.0 をインストール後,インターネット接続アシスタントでモデムの設定をしようとすると CCL リストが表示されなくなる.回避法は Internet Assistant 1.0.3 にアップデートすること.


●G3 マシン: IXMicro ビデオカードとの問題?

MacFixIt 1/5 は読者から G3/233 と IXMicro 128M 4MB ビデオカード(ドライババージョン 4.0.2)で起動時にクラッシュする場合があり, IXMicro はカードと G3 マシンとの間のハードウェアの問題がありうると言ったという情報を載せている.


●G3 マシン: PlainTalk マイクとの問題?

MacFixIt 1/5 は読者からの情報として, G3 マシンのモニタ&サウンドコントロールパネルや SimpleText で適切に録音できないとしている.また, Internet Phone でも話せないとしている.


● PowerBook 2400 放熱の問題

crispy 氏から PowerBook 2400 をハードディスクアスセスが頻繁な状態で3時間程度使用すると不安定となり,フリーズ,バスエラー,起動中のフリーズ,起動できない,最大音量で起動するなどの問題が出るとお知らせいただいた.

かつて,私は本ページで PowerBook 2400 について開発時に CPU クロック周波数を当時の最速のものとしなかったのは放熱の問題があるからだと書いたことがある.私はたまたま年末に1-2週間ほど PowerBook 2400 を使用する機会( ISDN 接続の設定の依頼)があったのだが上記のような症状には至らないものの確かに使用中に PowerBook の背面の温度が顕著に上がった.もともと放熱に難点があるかも知れない.問題が出るとすればしばらく終了して温度を下げると症状は改善されると crispy 氏はお書きである.使用場所など放熱のことを心がけて使用するのも方法である.


● EGBRIDGE 9.0 :「?」と「\」の問題

尾崎氏からいただいた.

「かな入力」時に記号を入力する場合, EGBRIDGE では「コントロール+シフト+キー」を押します.これでほとんどの記号は問題なく入力できるのですが,「?」だけは「\」になってしまいます.Apple純正のアスキーキーボードとNeeds製拡張キーボードで確認しました.新規インストールしたばかりの標準システムでも起こりました.

私はローマ字入力なのだが,かな入力にしてみたところ症状を確認した.「?」が入らない(と思う.なにせ私のキーボードは E 仕様なのでよく分からない上に,ことえりや ATOK11 でも試したが,皆結果が異なる.果たしてどれが標準なのか目を白黒させるばかりであった)



[ 98/1/5]


SilverLining 5.8.2, SilverLining Lite 2.2

LaCie は Mac OS 8.1 の新ヴォリュームフォーマット HFS Plus に対応した SilverLining 5.8.2, SilverLining Lite 2.2のアップデートを発表した.アップデートはパスワードなどの既知の問題にも対処している.


● StuffIt Deluxe 4.5 Update 1

Aladdin は StuffIt Deluxe 4.5 に関して StuffIt Deluxe 4.5 Update 1 StuffIt 4.5 problems のページで StuffIt Deluxe 4.5 Update 1というパッチを公開している.


●Global Village Toolbox の問題

MacFixIt 12/31 は Global Village Toolbox 機能拡張のバグのため Conflict Catcher 4.1 とコンフリクトするように見えるという以前掲載された投稿について,問題は Global Village Toolbox 機能拡張のバグのためで, Conflict Catcher 4.1 との間に問題があるわけではないという投稿を載せている.考えられる回避法は Conflict Catcher の Guarantee System Heap preference でシステムヒープを 2048k 以上に設定することと,システム起動時に最初に読み込まれるようにするとある. また, PowerPeek が Conflict Catcher 4.1 とコンフリクトするとしている.

追記:
私のミスから PowerPeek が Global Village Toolbox とコンフリクトし, Guarantee System Heap preference を Global Village Toolbox のものと書いてしまっていたので訂正している.柴田氏からご指摘をいただいた.

ビギナーの方へ:

Macintosh OS はシステムスーツケースと Finder (さらに機種,OS のバージョンによっては若干のシステムファイル.例えば Mac OS 8 では Appearance 機能拡張 )があれば起動できる.( Finderさえ場合によっては不要だ.ただし使用には困るが) Macintosh OS はそれら最小限のシステムファイルに様々な機能拡張を拡張し追加できるように作られている.そのような機能を追加するものがシステムフォルダ内の様々なフォルダ類に入っている.起動時に Mac OS ロゴの起動画面の下でアイコンがパレードするが,それらが機能を拡張するファイル類であり,そこに並んでいる順番に読み込まれていて表示されたものが読み込まれたことを示している.(表示途中で Macintosh がフリーズするような場合,フリーズした時点の次に表示されるはずのものか表示された最後のものが怪しいということにもなる)

これらが読み込まれる順序はそれらにつけられたファイル名の ASCII 順であるため,主に機能拡張フォルダとコントロールパネルに入っているシステムファイルの名称を変更することで読み込み順序を変えることができる.(ウインドウのリスト表示やアップルメニュー表示時の順序を変えるのも同じである)

順序を変更するには名称の最初に記号などを追加する.読み込まれる順番は,
改行文字等コントロールコードなど,「 」(半角スペース)「!」「"」「#」「$」「%」「&」「'」「(」「)」「*」「+」「,」「-」「.」「/」,数字0から9,「;」「<」「=」「>」「?」「@」,アルファベット(大文字小文字は区別されない)
などとなる.ただし,「.」(ピリオド)は AppleTalk を通じてそのファイルをコピーする際他に問題が出るので使用しない方がいい.「:」(コロン)は Macintosh OS でディレクトリ構造(パス)を示すために使われるのでファイル名やフォルダ名中に使用することはできない.

リスト表示やアップルメニュー内でスペースよりも先に上に位置できる記号もあるのだが,機能拡張類で試したことはない.( command キーに使われている図形やチェックマークなど, option キー併用で出てくる文字の類.これらは機種依存文字 - Macintosh でしか表示できず他のコンピュータでは表示できない文字でもあるので使用しない方がよい.)


● Mac OS 8 : PowerBook 1400 へのインストール時の問題

TIL: 30324. PowerBook 1400: Mac OS 8 Installation Crashes によると, PowerBook 1400 に CD-ROM から Mac OS 8 をインストールしていると次のようなエラーがでる.

1.インストール中にインストーラが「予期せぬエラーのため終了した」というメッセージとともに終了する.
2.インストールが完了した後再起動したら「不法な命令」または「 Finder エラー」とのメッセージで起動が中断され,機能拡張をオフにして起動するよう促される.

これらはカスタムインストールで IrDA (赤外線)ソフトウェアをインストールすることと関係がある.それらのソフトは新しい赤外線通信機能を持っている PowerBook にインストールされ, 旧来の IR のみサポートする PowerBook 190, 5300, 1400には不要である. PowerBook 190, 5300, 1400 には IRTalk機能拡張と AppleTalk コントロールパネル内の IRTalk オプションのみで IrDALib, IrLanScannerPPC, 赤外線コントロールパネルをインストールしてはいけない.


●IP Gateway :サードパーティ製 Ethernet ドライバでハング

TIL: 30302. IP Gateway: Third-party Ethernet Drivers によれば, Apple 社以外の Ethernet カードを搭載しそのドライバを使用している場合, IP Gateway の起動時にハングすることがある.

そのような場合サードパーティ製ドライバの削除だけでは問題を解決できない.(サードパーティ製ドライバがシステムリソースまで書き換えているため) OS のクリーンインストールと Network Software Installer 1.4.5 の再インストールが必要である.( Network Software Installer 1.4.5 は 7.5.1以上のシステムではインストールされている)


● G3 マシン: Personality Card 上のモデムスロットは CSカード非互換

TIL: 24297. Power Macintosh G3: Ethernet/Comm Slot Support およびTIL: 22125. Power Macintosh G3 Does Not Have a Comm Slot による.

G3 マシンは新設計の Personality Card スロットを持つ. DT 233 と DT 266 にはそのスロットに「 Standard Personality Card 」が標準搭載されている.「 Standard Personality Card 」上には内蔵モデム用のスロットがついているのだが,そのスロットが従来の Communication Card 用スロットと同じように見え,実際 Communication Slot II 用モデムカードが物理的には挿入可能である.しかし,それは動作しない.


● Mac OS 8.1 HFS Plus はユーザー選択可能

MacInTouch 12/23 は HDT 2.5に関する FWB の記述に Mac OS 8.1ではユーザーは HFS Plusを使う必要はないし,既存のボリュームを HFS Plus に変更する必要もないという内容を見つけた.


Norton Utilities 3.5.2 updates

Norton Utilities の Mac OS 8.1 用アップデート. Mac OS 8.1 HFS Plus を用いない場合は必要なく,従来バージョンを用いる.


TIL: 22129 . Power Macintosh G3: Error in Apple Video Player on Second Monitor



(C) Akiyama Satoru



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