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警告:PowerBook (FireWire)/iBook:スリープ時のデータ損傷
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[ 00/3/10]



●警告:PowerBook (FireWire)/iBook:スリープ時のデータ損傷


Apple は, PowerBook (FireWire) および iBook を使用可能メモリが少ない場合にスリープさせると稀にハードディスクのデータが上書きされることがあることを発見した.

これは「 iBook 起動時の?マーク点滅フォルダ」として本ページでも取り上げた障害であり,上記障害の結果,次に起動した際に?マーク点滅フォルダが発生する. iBook について問題が発生していることが知られていたが, Apple は PowerBook (FireWire) でも起きるとしている.

上記のような?マーク点滅症状が発生した場合, CD-ROM から起動するとハードディスクがマウントせず, Disk First Aid は修復不能の障害を報告し,いくつかのケースでデータは失われ,初期化するほかなくなる.

Apple はソフトウェアによる修正を考えていて,今月末までに修正プログラムを公開する予定である.それまでの間,該当する機種のユーザは省エネルギー設定コントロールパネルの「スリープ中もメモリの内容を保持する」機能を使用しないようにすること.以下に具体的に手順を記す.


「当面の回避法」

1.省エネルギー設定コントロールパネルを開き,
2.ウインドウの「オプション設定」のボタンをクリックし,
3.「スリープ中もメモリの内容を保持する」のチェックを外す.

「対象電源」についてはバッテリと電源アダブタの両方について設定すること

この機能がオンになっている場合はスリープして 20 秒ほどしてからスリープランプが明滅し始めるが,オフになっている場合はすぐに明滅するのでその点も確認する.


以上が Apple から入手できた情報である.何らかの形でユーザに向けた発表が近いうちにあるものと思われる.

スリープ時に「スリープ中もメモリの内容を保持する」機能によってハードディスク上にメモリ内容を書き込む際にデータがある領域に書き込む場合があるものと思われる.ということは起動ボリュームにデータ損傷が起きるという事だろうが,とにかく,該当ユーザは上記のようにしていただきたい.また,これまで「スリープ中もメモリの内容を保持する」機能を使用していたユーザは起動ボリュームにデータ損傷が発生していないか確認した方がよいかもしれない.

参照:
00/2/19 項目 "追加: iBook:起動時の ? マーク点滅フォルダ ?"
同日項目 "iBook:起動時の ? マーク点滅フォルダ ?" "
00/2/23 項目 "iBook:起動時の ? マーク点滅フォルダ ? :国内での事例"
00/2/24 項目 "システムフォルダを認識させる方法"


追記:
TIL: 25130 : iBook, PowerBook (FireWire): Issue With Preserve Memory Contents On Sleepとして発表があったようだ.



(C) Akiyama Satoru



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