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Illustrator での Photoshop ダブルトーン出力の障害:原因と回避法
G3 カードと 100Base Ether Card の相性(継続): Booster750 と PLANEX EM-502 など
G3 アップグレードカード:メモリインターリーブとの関連
CopyPaste 4.3 J とキー配列(継続)
プリント時の -108 エラー
Blue & White G3 : zip ドライブ用ベイの他機器使用と保証
PowerBook G3 Series :機種による発熱と音の違い
Mac OS 8.5.1 アップデート後のシステムアップデータ
command+option+shift+delete と C キー起動との違い
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[ 99/4/22]



● Illustrator での Photoshop ダブルトーン出力の障害:原因と回避法


99/4/16 項目に関して東内氏から,原因と回避法をお知らせいただいた.当該項目に以下を含んだ追記を行っている.

この障害は "インキ 1" につける名称を "黒" 以外にした場合に起きるそうである.例えば, "インキ 1" の名称を "プロセスブラック" などにしていると,ダブルトーン画像は, Illustrator 出力のプロセスカラー分解ではCMYKに分解されないため,スミ版に相当するインキ名称は "黒" にしなければならないという.そうすることで, Illustrator からの出力でもスミ版として扱われるそうである.



● G3 カードと 100Base Ether Card の相性(継続): Booster750 と PLANEX EM-502 など


99/4/19 "G3 アップグレードカードと 100Base Ether Card の相性" に関して,池谷氏から同様のトラブルについての情報をいただいた.

PLANEX 社の EM-502 という PCI 100Base-TX/10Base-T Ethernet アダプタは 7500/100 - MAXpowerG3220 の組み合わせでは問題ないものの,7300/180 - Booster750/233 の組み合わせで障害がある.

池谷氏が PLANEX 社に問い合わせたところ, PLANEX 社でも G3 カードとの相性について問題を認識していて,ドライバの開発予定はあるが具体的なリリース時期は未定とのことであった.

インタウェア社 Booster750 で動作するものがないかと探したところ,ディアイティ社の NET-G PCI-10/100BTX がドライバによっては動作することが分かったそうである.製品付属のドライバでは問題があるが,最新版(ver3.2.1)では動作した.このドライバには Booster750 専用のチェックボックス(コントロールパネル内)があり,それを使うと問題なく使えるそうだ.

ちなみに,ディアイティNET-G Series リリースノートには次のようにかかれている.

「安全なキャッシュ設定」を使用すると, NET-Gドライバは PCI バスマスタによるデータ転送のためのバッファメモリ領域のキャッシュを,通常の Write Back ではなく株式会社インタウェア社が推奨する Write Through に設定します. G3 以外のプロセッサを使用している場合,この設定は変更不可となり設定値は無視されます.



● G3 アップグレードカード:メモリインターリーブとの関連


長尾氏からお知らせくださった. G3 アップグレードカードとメモリインターリーブのある機種との間で起動できないという障害が発生する場合があり,その場合,メモリインターリーブしないようにすることで障害が改善されることがあるそうだ.

G3 カードに関して,興味深い事実をお知らせします. この内容は,MachONE BBS 上で聞いた話で実際に試して確証をもった事実です.

結論から先に言うと,「 G3 カードとメモリインターリーブは相性が悪い」という事実です.つまり,G3カードを差す場合,メモリインターリーブを利かないように設定しておくと,相性問題とされる,起動しないなどの不具合を解消する事ができます.
※私は,PowerMac 8500 に,PowerLogix PowerForceG3 300/120/512を使用していますが,このマシンでは,まだ試していません.(メモリインターリーブを使用しているが,問題はない.)

先日,父親が G3 マシンを購入しようか迷っていると言うので,私は迷わずG3カードの拡張を勧めました.父親の使用しているマシンは, PowerMac 8600/250 です.メモリは,172MB,ハードディスクを 1 台内蔵で増設しています.また,Ultimate Rez グラフィックカードを拡張しています.

そこで,秋葉館で,「XLR8 G3/300/150/1M」を購入しました.実家に帰省し,早速 G3 カードを取り付けたところ,起動途中(バーが伸びてゆくところ)で止まってしまいます.何度か再起動しましたが,やはりうまく起動できません.ディスプスイッチなどの設定は一切変更していませんでした.

先ほど述べたように,メモリインターリーブが気になったので,すぐさま,A1,B1スロットに入っている128M DIMMの一方を外し,16M-DIMMと場所を入れ替えました. その後は,一切止まる事無く順調に動いています.

勝手な憶測ですが,起動時のメモリチェックの段階で,メモリインターリーブが効いていると,タイミング的にシビアになり過ぎて,G3カードでは,起動できなくなる現象が稀に起こるのではないかと思われます.



● CopyPaste 4.3 J とキー配列(継続)


99/4/19 項目に関して,冴沢氏から,スティッキーズでも同じ現象(アプリケーションを終了してもなおデスクトップ上にウインドウの映像が残ったままの状態)が起きることと, CopyPaste 最新版 4.3.1(E) では解消されているとお知らせいただいた.

なお, CopyPaste 4.3 J で起きていた Eudora Pro 4.0.x J との非互換の問題については,コンフリクト情報掲示板によれば, 4.3.1 でも起きるようである.

参照:
99/3/24 項目 " CopyPaste 4.3J と Eudora Pro との非互換"



●プリント時の -108 エラー


Netscape やメールなどのプリント時に -108 エラーが出る場合は, "デスクトップ・プリントモニタ" 機能拡張へのメモリ割り当てを増やすことで改善される. 512K 程度に増やしてみる.



● Blue & White G3 : zip ドライブ用ベイの他機器使用と保証


Blue & White G3 の Zip ドライブ用ベイにハードディスクなど他の周辺機器を使用することは発熱の問題があり,避けた方がよいという事はこれまでもお知らせしたとおりである.このことについて,最近,そのように他機器を Zip ベイに使用した場合で,発熱による障害が発生した場合は保証外になるということを聞いた.

Apple の製品保証について,ユーザが Macintosh のケースを開けただけで保証外になるとかいう理解がいまだにあるようだが,誤りである.上記のような場合でも他の機器を追加することで全ての保証が受けられなくなるということではなく,このような処置が原因で起きた障害に関してのみ保証が免除されるということである.



● PowerBook G3 Series :機種による発熱と音の違い


山本康仁氏のページでは1月くらいに PowerBook G3 Series の 233 及び 266 モデルと, 300 モデルとの間で発熱の程度が違うことが述べられていた.( 99/1/22 記事など )

最近, 266 と 300 とを並べて使う機会があったのだが,確かに違う.並べて使ったので全く同一の環境であったわけだが, CPU 温度で 8-12 度違っていた.キーボード上面や底面に手を触れた感じも全く異なるものであった. 266 はかなり熱く,キーボード上面は夏はまだなのに不快といってもいいような感じがするかもしれない. 300 では感じられなかった左右のパームレストの温度差も 266 では感じることがあり,右側パームレストがより熱く感じた.

山本氏のページではこれらは機種によって異なる搭載 CPU の消費電力と発熱の違いのためと説明されている.私はこれまで 300 を使ってきていたのであるが, 233 や 266 とは使用感が異なるのではなかろうかと思われた.また,これまでこのページで書いてきた PowerBook G3 Series の実際の私の使用に基づいた項目の中には注意すべきものもあるように思われた.例えばバッテリ持続時間や PowerBook 2400 の軽量電源アダブタの互換についてこれまで私が書いたものは PowerBook G3 Series 300MHz について当てはまるものであって, 266 以下については確認していないことをご注意いただきたい.

これらの違い以外にもいくつか気がついたことがある.ハードディスクの回転音が異なる. 300 の方(IBM DYLA )がうるさい. 266 (IBM DTCA) は静かだ.人数の少ない会議で私だけ PowerBook を使用していると, 300 は結構気になる場合がある.ハードディスクがスリープしたり,再回転したりするときに特にそうだ.自宅でもそれまでは気にしなかったのに, 266 との違いを認識した後は気になるようになった.そういえば, PowerBook 2400 でも当初の 2G を 4G にハードディスク換装したとき音が大きくなったと気になったものだ.その 4G ハードディスクは 266 の現在では静かに感じられるハードディスクと同じものだ.気の持ちようである.

ささいなことだが,266 と 300 とでは筐体のプラスティックの表面仕上げが異なることに気がついた.(単に個体差かもしれない)



● Mac OS 8.5.1 アップデート後のシステムアップデータ


吉澤氏から Mac OS 8.5 を 8.5.1 にアップデートした後, Mac OS 8.5 システム CD からカスタムインストールできないために追加インストールやカスタム削除することができなくなっていることについて,注意が必要だというご主旨のお知らせをいただいている. Mac OS 8.6 の発表も近づいているといわれているので, Mac OS 8.6 になればこのようなことも必要なくなるが,何らかの必要があって,将来 8.5.1 を使用しなければならない場合もあろうと思い記した.

私が特に項目に残しておいた方がよいだろうと思うことは, Mac OS 8.5.1 アップデートに Mac OS 8.5 アップデートの内容が含まれていないにも関わらず, Mac OS 8.5.1 アップデート後に Mac OS 8.5 アップデートが当てられないということである. Mac OS 8.5.1 を Mac OS 8.5 から作成する場合は,まず, Mac OS 8.5 アップデートをあててから Mac OS 8.5.1 アップデートでアップデートする必要がある. Mac OS 8.5 に Mac OS 8.5 アップデートをあてないまま, Mac OS 8.5.1 にした場合, Mac OS 8.5 アップデートをあてられない.



● command+option+shift+delete と C キー起動との違い


TIL: 24881 : Macintosh: Using Command-Option-Shift-Delete To Start Up From CD

起動時の内蔵ハードディスク無視のキーコンビネーション(command+option+shift+delete)はハードディスクドライバを読み込まないのに対して, CD-ROM 起動の C キーは CD-ROM を起動ディスクにするが,ハードディスクドライバも読み込む.

以上のようなことが書いてある.結果として, command+option+shift+delete は起動後にハードディスクはマウントされないけれど, C キー起動ではマウントされる.ハードディスクドライバ異常があった場合などで(起動ディスクにしなくても)起動できない場合に command+option+shift+delete を使用することで起動できることがあるため有効である.ところで,この文書は, iMac や Blue & White G3 で command+option+shift+delete が利かないのではないかという質問に答える形式になっているのだが,その回答は記されていない.(ので,私にはこの TIL の主旨がよくわからず,上記のように紹介してみた. iMac では command+option+shift+delete は利かないようだ.ただ,このキーコンビネーションが利かない場合は iMac 以前でもあったことだ)



(C) Akiyama Satoru



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