Macintosh トラブルデータベース Archives |
iMac :静電気による障害 ネットワークタイムサーバへファイアウォール内からアクセスできない PowerBook 1400 用 インタウェア BOOSTER G3 アップグレードカードの問題 Power Macintosh G3 :デスクトップ再構築で Iomega ドライバが読み込まれない クラリスメール Lite 1.1 の 1999 年日付問題について TIL で発表 iMac Firmware Update による障害改善 Blue & White G3 : PCI ブリッジチップの変更 Blue & White G3 : Umax Astra 2400S と Adaptec 2940U2B SCSI カードの非互換 Internet Explorer ウインドウ位置の維持法 Speed Doubler 8.1.2a-J アップデータ EGBRIDGE10.0.1 アップデータ ネットワークアシスタント J-3.5.2 日本語版アップデータ |
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[ 99/2/1]
「本サイトについて」というページを作成した.
● iMac :静電気による障害
今井氏から iMac について重要な御指摘をいただいている.今井氏は 20 台の iMac の管理をされているが,静電気が逃げにくい構造になっているのでそこから問題が発生しやすいとご指摘なさっている.
そのため, iMac では次のような障害が発生することがあるそうだ.こうした場合,しっかりとアースを取る事で改善されることがあるそうだ.
- ・電源を切断するときにハングアップする
・キーボードだけハングアップする(マウスは動く)
・マウスだけハングアップする(キーボードは動く)
また, iMac に接続する機器(別に外部AC電源を取るようなタイプ)はすべてアースをちゃんと接続する必要があることと,アース線自体にノイズがのっている可能性もあるためアース線には高周波を通さないようにフェライトコアを巻く対策が必要な場合もあるそうだ.
今井氏が御指摘の症状は iMac で頻繁にユーザーから報告される障害である.これらの障害について Apple は,終了時のフリーズに関してサードパーティ製の機能拡張類によるコンフリクト, USB 機器の障害の場合機器あるいはドライバ(サードパーティ製)の不良と考えているようだ.
iMac に有効かどうかは私には分からないが,一般的に静電気対策に関してはコンセントの差し込み方向を逆にすることで効果がある場合がある.
追記:
本項目に関し,今井氏はMacは静電気に弱いというスレッドを田中求之氏の会議室に作成し,議論が継続している.
●ネットワークタイムサーバへファイアウォール内からアクセスできない
Mac OS 8.5 からの日付 & 時間コントロールパネルのネットワークタイムサーバを利用する設定がファイアウォール内からできないことがあるらしい.その場合アクセスに失敗し,「サーバが使用されている可能性があります」というようなアラートが表示される.(このアラートは単にサーバビジーやネットワークの他の要因でアクセスできない場合でも出るので常にこのケースであるわけではない)
Apple でもこの問題を認知していて,次期アップデータで改善する予定だそうだ.
● PowerBook 1400 用 インタウェア BOOSTER G3 アップグレードカードの問題
PowerBook 1400 用 インタウェア製 BOOSTER G3 アップグレードカードの初期の製品に問題があり,起動途中にフリーズしたり,スリープを数時間した後復帰できずフリーズするなどの障害が発生する場合がある.この問題は POWERBOOK ARMY 日本語会議室に98 年 11 月から報告されていたものである.(同会議室はリニューアルされる)
原因は判明しないままだが,同会議室では CPU 温度との関係(放熱のしすぎなど)が疑われていた.メーカーでは公表していないが,M-412xxx かそれ以前の製造番号のものに障害が発生するようだ.製品に起因する障害であると考えられるので,障害がある場合修理のため購入店等に持ち込まれたい.
● Power Macintosh G3 :デスクトップ再構築で Iomega ドライバが読み込まれない
TIL: 30897 : Power Macintosh G3: Rebuilding the Desktop can disable Iomega Driver extension
Power Macintosh G3 で Macintosh 起動後直後から command+option キーを押したままデスクトップ再構築を行うと Iomega ドライバ機能拡張が読み込まれず, Zip が使えない.
回避法としては command+option キーをすぐに押さずに機能拡張類が読み込まれてから押すとか,デスクトップ再構築後すぐ再起動するなどの方法が記されている.
皆さんはデスクトップ再構築をどのようにされているだろうか.私は Finder がロードされ,ハードディスクがマウントされる直前に command+option キーを押している.慣れないうちは Finder のメニューバーが現れたら押すようにすればよい.そうしている場合はこの問題は起きない.この問題は何も上記機能拡張だけでなく,いくつかの機能拡張で同様の問題がこれまでにも起きていたことで私は常識的なものと思っていた.回避法は私がしているようにすればよい.
追記:
Iomega Ware 1.1.3J では command+option キーを押していても読み込まれるようになっていると橋本氏からお知らせいただいた.
●クラリスメール Lite 1.1 の 1999 年日付問題について TIL で発表
TIL: 30896 : Claris Emailer 1.1: Year 1999 Issue
内容的に新しいものはない. 99/1/10 項目「クラリスメール Lite の 99 年日付の問題」参照のこと.
● iMac Firmware Update による障害改善
笹原氏からこの度日本語版が発表された iMac Firmware Update 1.0で障害が改善されたご報告をいただいた.氏の 2 台目の iMac(Rev.B)の CD-ROM が異常にマウントが遅かった.(1台目 Rev.A が 12 秒程度のところ,1分かかる) そこで, Firmware Update を試してみたところ,障害は解消した.
iMac Firmware Update は様々な問題を解消するようだ.また,現在起きていなくても潜在的な問題が未然に防止できる.一方でアップデートに伴う障害が報告されているのだが,確認されているわけではない.ファームウェアの書き換えはリスクを伴うので慎重に行うべきではある.
iMacアップデート 1.1の方はアップデート後障害が出てもバックアップのシステムに戻すかシステムを再インストールすることで復帰させることができる.
iMac がこれらのアップデータによりアップデートされているかどうかは,これらアップデータを起動すれば必要ない場合その旨表示されるので分かる.なお,詳しい説明は 98/12/20 項目「 iMac Firmware Update と iMac Update 1.1」ほかを参照のこと.
● Blue & White G3 : PCI ブリッジチップの変更
MacInTouch 99/1/30 の読者からの情報によると, Apple は Blue & White G3 の PCI ブリッジチップに従来の PCI カードと firmware との互換に問題があるため新しいチップに置き換えたとしている.
● Blue & White G3 : Umax Astra 2400S と Adaptec 2940U2B SCSI カードの非互換
MacInTouch 99/1/30 に投稿として Umax Astra 2400S と Adaptec 2940U2B SCSI カードの非互換のため Blue & White G3/400 が起動できないことがあるとしている.
投稿によれば,スキャナの電源を切っていても G3 に接続しているとマシンが起動しない. Adaptec 2906 および 2930U では問題ないそうだ.
● Internet Explorer ウインドウ位置の維持法
MacFixIt 99/1/29 には Microsoft Internet Explorer を終了してもウインドウ位置を維持する次のような方法の投稿があった.MacFixIt の記述(投稿)には誤りあるいは日本語版との相違があるようだ.上記は修正してある.
- 1. Internet Explorer を起動して希望のウインドウサイズに変更して終了する.
2. ResEdit で初期設定フォルダの "Internet Preferences" を開き, "ICRP" リソースを開く.
3. "InternetExplorerWindowPosition" を選択し(開かないで)Resource メニューから " Get Resource Info" を選択し, "Protected" にチェックを入れる.
● Speed Doubler 8.1.2a-J アップデータ
次のようなことが書かれている.インストーラの「フォルダ選択」ボタンでのフォルダ選択は無効だそうだ.
- ・ Mac OS 8.5 でスケジュールを行うとクラッシュする問題の修正
・ Mac OS 8.5 に対応
・より高速なファイルコピー
・ Mac OS Easy Open との互換性の向上
・ FinderPop などサードパーティソフトウェアとの互換性の向上
・ SpaceSaver との互換性の向上
・ロックされた項目が入っているゴミ箱を空にするとクラッシュする問題の修正
・ Mac OS 7 でデスクトップ再構築をするとクラッシュする問題の修正
・ ARA や PPP の接続解除直後にマシンをシステム終了するとまれにマシンが動作しなくなる問題の修正
・ Mac OS 8.0 で,サードパーティ製のファイルシステムとの互換性が向上
・ Adaptec 社の DirectCD との互換性の向上
・キーボードパワーが PowerPC ネイティブになった
・メニューバーに独自のメニューを追加するようなサードパーティ製の機能拡張との互換性の向上
・オートタイプの動作中には,マウスクリックへの反応を遅らせるようにした.(誤って挿入ポイントを変更してしまうことを防ぐため)
●EGBRIDGE10.0.1 アップデータ
以下を改善.●ネットワークアシスタント J-3.5.2 日本語版アップデータ
- 文字パレットの描画不良
かな入力時,まれに動作が遅くなる
以下を修正.(C) Akiyama Satoru
- ・Mac OS 8.5 を使用しているコンピュータ,および Power Macintosh G3 コンピュータの画面共有,監視,または 制御に関する問題
・Mac OS 8.5 を使用しているコンピュータを制御した際,デスクトップ上のアイコンの表示が,まれに正しく行われなくなる問題
・ネットワーク上のワークステーションが,DHCP サーバを使用している場合,Ethernet および,TCP/IP アドレスが正しくレポートされなくなる問題
・iMac コンピュータでの対話,アナウンス機能の問題
・管理者用コンピュータから,iMac コンピュータまたは,USB マウスを使用している他のコンピュータを制御する際に,利用者用コンピュータのマウス操作が優先されてしまう問題
・Mac OS (日本語版)を使用している場合,ネットワークアシスタント 3.5 においてワークステーションリストに表示されたワークステーションが際限なく増えてしまう問題