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iMac のスリープモード時に電源ボタンが緑色に点灯する現象について Apple が確認 Power Mac G4:モニタ解像度が選べない マルチユーザ:メモリ割り当て PowerBook (FireWire) :ハードディスクの音 Power Mac G4 の起動障害:Aterm ITX80/D の場合 AirPort (AirMac):169.254.x.x の IP アドレス AirPort Base Station (AirMac ベースステーション):192.42.249.12/13 の IP アドレス HDT (Hard Disk ToolKit) 3.0J で SCSI 機器がダブって表示されるほか (継続) ATOK13 でマックライト II インライン変換する |
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[ 00/3/24] 追加
● iMac のスリープモード時に電源ボタンが緑色に点灯する現象について Apple が確認
「 iMac のスリープモード時に電源ボタンが緑色に点灯する現象について」としてアップルから回答があった.回答が遅れたことを詫び,この現象についてアップル社は米国本社と調査を行ってきたとしたうえで,次のように述べている.
「このような現象が発生した場合の障害確認手順」
- ・ボンダイブルー iMac 233(1998年8月頃発売),初代5色の iMac 266(1999年 1月頃発売)の機種の一部に起きることが確認された.
・該当するものは一部であり,発生する頻度は稀である.
・修理は通常の保証規定範囲および修理方法にて対応する.
上記手順によって本障害であることが疑われる場合はアップル正規サービスプロバイダに連絡する.
- 1.command+control+パワーキーを押しながら iMac を強制再起動し, shift 起動する.
2.shift 起動するかどうかを確認する.起動するようであれば,機能拡張類のコンフリクトであり,本件には該当しない.
3. shift 起動で 画面が真っ暗で起動した場合には本障害であることが疑われる.
「類似の現象で本障害と紛らわしい例」
・電源ボタンがこはく色に点灯するが画面が真っ暗(スリープモード)な場合Apple が述べた内容では,従来, "Green Light of Death" として問題になっていた障害かどうか判然としない. "Green Light of Death" の典型的な症例であるシステム終了しても本体パワーランプが点灯したままになるという現象は上記の説明を読む限りでは該当しないと読める.
- キーボード上の任意のキーを押してもスリープモードから復帰しない場合,本体前面の電源ボタンを押して復帰するかどうか確認する.復帰した場合,キーボードを一旦抜き再度差し込みUSBをリセットすることによって改善される.
つまり,繰り返すが,ここで述べられた Apple の回答はあくまで「 iMac のスリープモード時に電源ボタンが緑色に点灯する現象」についてであり,いわゆる "Green Light of Death" のことを言っているかどうかは確認できない.
参照:
00/1/20 項目 "iMac:システム終了後も電源が落ちない"
00/2/13 項目 " iMac Firmware Update 1.6,および,誤配の注意"
00/2/16 項目 "iMac Firmware Update 1.6 での Green Light of Death 発生?"
[ 00/3/24]
● Power Mac G4:モニタ解像度が選べない
Power Mac G4 に接続したサードパーティ製モニタの解像度が 800x600 または 1280x1024 しか選べなくなり,1024x768 などにできない場合がある. Apple もこの問題について調査している.
現在のところ回避法は SwitchRes を使用して変更する.
●マルチユーザ:メモリ割り当て
マルチユーザを使用して,ログイン後使用中に突然終了し,「ログインアプリケーションが予期せず終了した」というようなメッセージが表示されることがある.このような場合, "マルチユーザ" コントロールパネルのメモリ割り当てを増大することで安定することがある.
● PowerBook (FireWire) :ハードディスクの音
Apple は PowerBook (FireWire) のハードディスクから発生する頻繁なクリック音について調査をしている.熱によるものではないかとの疑いがある.
● Power Mac G4 の起動障害:Aterm ITX80/D の場合
鈴木氏からお知らせくださった. Power Mac G4 の動作について, NEC 製 TA Aterm ITX80/D は未確認であり,問題が起きる場合があるそうだ.
障害が発生する場合は, 00/3/17 項目 " Power Mac G4 (AGP Graphics) :ハードディスクを認識しない" と同様の症状となる (起動音がせず,前面の電源ランプが点灯しファンが回り出すだけで,?マークも出ずに起動できない).グレー画面となるが,短時間に本体前面のリセットボタンを押すと起動できる.時間がたってしまうと起動できず,リセットしても同じ現象の繰り返しとなる.また,長時間のスリープを解除した場合にも障害が発生する.
USB 接続を解除した場合にはこの問題は起きないため, Power Mac G4 の USB 接続または Aterm ITX80/D との問題が考えられる. Mac OS 9.0.2/3 での USB 機器接続時の問題は知られているが,鈴木氏の場合は Mac OS 9.0 であり,該当しない.( Power Mac G4 (AGP Graphics) 350)
参照:
00/3/22 項目 "Mac OS 9.0.2/9.0.3:特定の USB 機器接続での問題"
● AirPort (AirMac):169.254.x.x の IP アドレス
TIL: 58618 : Reason for 169.254.x.x IP Address
従来から Open Transport での DHCP IP 取得に失敗した場合に表示されることが知られていた 169.254.x.x の IP アドレスについての TIL での解説. AirPort (AirMac) から AirPort Base Station (AirMac ベースステーション) に接続する際に表示されることに関連して述べられている.
DHCP サーバが見つからないといった場合に 169.254.0.0 から 169.254.254.255 の間の数字IPアドレスとして,また,サブネットマスクとして 255.255.0.0 が表示される.これは Mac OS 8.5 の Open Transport 2.0 以降の機能で, Windows 95 以降も同様である. (プライベートアドレスではない)
参照:
99/10/29 項目 " Open Transport 2.5.x:DHCP の障害: RTA50i の場合"
AirPort (AirMac) マシンから AirPort Base Station (AirMac ベースステーション) への接続時に表示される場合,多くの場合,接続できていない.
AirPort Base Station (AirMac ベースステーション) が異なったサブネットにある可能性もあり, AirPort Base Station (AirMac ベースステーション) に接続するには,同一サブネットの適切なアドレスを割り当てる必要がある.
● AirPort Base Station (AirMac ベースステーション):192.42.249.12/13 の IP アドレス
TIL: 58619 : AirPort Base Station: Reason for 192.42.249.12 IP Address
192.42.249.12 は Apple によってベースステーションに割り当てられたグローバル IP アドレスである.この IP が表示される AirPort Base Station (AirMac ベースステーション) を AirPort (AirMac) 管理ユーティリティから設定することが困難な場合,次の二つの方法をとることができる.
「192.42.249.12 が表示される場合」
- ・ TCP/IP コントロールパネルでいったん AirPort (AirMac) から PPP に設定して閉じ保存してからもう一度開き,再度 AirPort (AirMac) を選択し DHCP とする.「IP アドレス」「サブネットマスク」「ルータアドレス」は「サーバを参照」と表示されるので,閉じて保存する.
・ TCP/IP コントロールパネルで IP アドレスを 192.42.249.14 に設定する.
「192.42.249.13 が表示される場合」
- ・ AirPort Base Station (AirMac ベースステーション) の初回起動時
・ソフトリセット後
・ベースステーションのソフトウェアをアップデートした後
・ベースステーションに DHCP サーバやプロバイダから動的 IP アドレスが割り当てられていない場合
● HDT (Hard Disk ToolKit) 3.0J で SCSI 機器がダブって表示されるほか (継続)
- ・ベースステーションをハードウェアリセットしソフトウェアを転送する前
三井氏から 00/3/17 項目 "Adaptec SCSI Connect 2906 のドライバ 1.2 による改善" に記された HDT (Hard Disk ToolKit) 3.0J でスキャナ等の SCSI 機器がダブって表示される問題について, FWB に問い合わせた結果をお知らせいただいた. HDT (Hard Disk ToolKit) のバグであるので, 3.5 で修正するというものであった.
同項目のアルプス製プリンタが Adaptec SCSI Connect 2906 で Apple システム・プロフィール に表示されないことについては Adaptec でも確認されたが,使用できるので問題はないということであった.
なお,当該項目について項目名等私のミスがあったので訂正している.
● ATOK13 でマックライト II インライン変換する
ATOK13 でのマックライト II インライン変換について fj.sys.mac に永田氏から方法が掲載された.夢荘にも掲載されている.
(C) Akiyama Satoru