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Open Transport 2.6 の公開
Final Cut Pro:シリアル登録できない
iMac DV:Final Cut Pro 1.2 非互換
Open Transport Tuner 1.0
Special Report: Y2K and the Mac
Virex:B's Crew による SCSI 機器マウント時のフリーズ
Finder メモリ増大による USB 機器の安定
USB DDK:フリーズ後の問題
KaleidoScope のバージョンの異なるスキーム: Acrobat Reader の 異常終了ほか
Kensington MouseWorks と Allegro Themes Project
MN128-SOHO SL11ファームウェア Ver.1.40 および MN128-SOHO FR ファームウェア Ver.1.40
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[ 00/1/5] 追加分



● Open Transport 2.6 の公開


Mac OS 9 あるいは Power Mac G4, iBook , iMac (Slot Loading) の一部機種にインストールされた Mac OS 8.6 の Open Transport 2.5.x で起きていた DHCP に関する障害を修正する Open Transport Update (北米版) が公開された. Open Transport Tuner 1.0 で修正された DoS 関連攻撃にも対応している.

未入手のためよくわからないが,これまでの経験からすると Open Transport 関連は北米版であっても,日本語版に使用して問題はなかった.ただし,日本語版での初期設定に記録された設定は受け継がれないだろう.(かつて Open Transport 関連をインストールすると System スーツケースが書き替えられた場合があったので注意.そのような場合,日本語版アップデータが公開されてもアップデートされなかったり,アプリケーションなどがインストールできないというようなことが起きる可能性がある)

追記:
入手して, Mac OS 9 インストール用日本語システムにインストールしてみた.書き替えられるのは以下の機能拡張である.

"Open Transport" 2.6
"Open Transport ASLM Modules" 2.6
System スーツケースの書き換えなど他のファイルの書き替え,インストールはなかった.日本語の設定はそのまま使用できている.日本語システムにインストールして使うことは可能のようだ. OT Tuner 機能拡張がインストールされている場合は自動的に外すそうだ. (私は北米版を推奨しているわけではない.日本語版が出るまで待つことを推奨するが,暫定的に置き換えて使用することは可能だと思われる)

私は DHCP の問題が起きる環境でなかったため, DHCP に関する改善がどの程度かは確認できない.また, Open Transport Tuner を使っていないので Open Transport Tuner で問題が起きていたわけでないため確言できないが, Open Transport Tuner で起きるといわれていたような再接続時の問題を Open Transport 2.6 インストール後に確認することはできなかった.

追記 2 :
竹内氏より,氏の PowerBook 2400c/180 + BOOSTER G3 320 と MN128-SOHO の環境で DHCP からの IP 取得が正しく行われるようになったとお伝えいただいた.




[ 00/1/5]



● Final Cut Pro:シリアル登録できない


Final Cut Pro 日本語版のシリアル登録ができない問題がおきているようだ.アップルのサポートに連絡すると暫定のシリアル番号を告げられるそうだ.また,連絡した場合は後日対策ができた時点でアップルから知らせてくれるという.



● iMac DV:Final Cut Pro 1.2 非互換


アップルは TIL: 58498JC : iMac DV: 現在のところ Final Cut Pro 1.2 はサポートされていません

において, iMac DV と Final Cut Pro 1.2 の間に機能拡張のコンフリクトがあるため断続的なフリーズを引き起こす場合があると発表した.

外部ビデオ入力として FireWire を選択した場合にフリーズが発生する場合があるほか,他の問題に遭遇する場合があるとしている.



Open Transport Tuner 1.0


ある種の DoS (Denial of Service) が Macintosh をハングさせる可能性があり,それをなくすために Open Transport のオプションを切るための "OT Tuner 1.0" という機能拡張を含む. Mac OS 9/Open Transport 2.5.2 または Open Transport 2.5.1 を組み込まれた Mac OS 8.6 (PowerMacintosh G4, iBook, iMac (Slot-loading) の最初に出荷されたモデルにインストールされている) のみが対象.固定 IP による接続形態において可能性があるが, DHCP や PPP による動的 IP 取得によるネット接続では不要 (問題が出る場合がある).

この問題は,昨年末にジョージア工科大学 の John A. Copeland 氏が Mac DoS Attack として発表したものである.それは,悪意ある攻撃を固定 IP をもった Mac OS 9/Open Transport 2.5.2 の Macintosh に対して行うことのできる可能性を理論的に示したものであるが,実際にこのような攻撃が行われたことはない.

29 バイトのパケットを受け取った Mac OS 9 の Open Transport 2.5.2 はやや大きい 1500 バイトのパケットを返すことを利用したもので,分散した多くのマシンから誤ったターゲット IP を Macintosh に送りつけることで Macintosh がダウンする.また,複数の Macintosh を分散マシンとして利用し,他のコンピュータに対して増大したパケットを送りつけるようにすることも可能である.

Apple は次の Open Transport のバージョンにこの問題を防ぐ機能を組み込む予定である.本機能拡張を使用することによってネットワーク接続が不安定になるとか,一度接続を切ると再起動しないと再接続できないとかの報告がある.必要だと思わなければ (攻撃を受けたことがないのならば) 使用する必要はないだろう.



Special Report: Y2K and the Mac


MacInTouch が Macintosh に関わるコンピュータの西暦 2000 年問題についての情報ページを開設している.Claris Emailer 2.0v2 でメールが日付を正しく表示しない問題と v3 アップデートによる回避法, Cyberdog 2.0 の非対応と回避法, FileMaker 4.0/4.1 の対応バージョン, Netscape,Internet Explorer の認証切れと対応バージョンなどの情報がある.(多くが既知の問題であるが,これから新しい情報が加えられる可能性はある)

Moacintoshh とは直接関係ないが, 2000 年問題としては CGI について掲示板等の日付表示ほかに問題が起きこることがある.(回避法)



● Virex:B's Crew による SCSI 機器マウント時のフリーズ


伊菅氏からいただいた. Power Mac G4 で Virex コントロールパネルで Preference の "automatic scan when mounted... floppy disk" をオンにしていると B's Crew による SCSI 機器マウント時にフリーズするそうである.



● REX-PCI30P と OpenTpt Modem 機能拡張


吉岡氏からいただいた.氏の環境 (Blue & White G3 400/DVD. REX-PCI30P SCSI PCI カードにより I・O DATA 8.4G 外付けHD (SCSI), USB を iDock にてシリアル変換をしてISDNを接続) において,インターネット接続時にフリーズ,本体内部での異音(カチッカチッというようなもの)が発生していた.調べたところ,異音は REX-PCI30P カードから出ていたためカードを外したところ障害は収まったため, REX-PCI30P カード関連と思われた.さらに探求すると問題は REX-PCI30P と OpenTpt Modem 機能拡張との非互換が原因であった. (PCI スロットの REX-PCI30P をモデムカードとして認識しアクセスするのではないかとのこと) OpenTpt Modem 機能拡張を外すことで障害は解消した.



● Finder メモリ増大による USB 機器の安定


小川氏から Performa5420 (Mac OS 8.6) に USB カードを装着してホイールマウスを使用している環境で,安定性に問題があったが, Finder のメモリ割り当てを増やすことにより安定性が増したとお知らせいただいた.

参考:
Finder メモリ割り当ての変更



● USB DDK:フリーズ後の問題


小早川氏からいただいた.氏の環境 (Power Mac G4 (AGP Graphics) 400/8.6) に USB1.3.5f8 (USB1.4b2) を組込み使用していて,フリーズ時に本体の起動ボタンからリセットして再起動するとマウス/キーボードからの入力ができなくなる障害が発生する.

USB 機能拡張拡張類の再インストールでは問題は解決しない場合があり,今のところ, CD-ROM から起動後,いったん USB 関連機能拡張類 (Mac OS USB DDK) を外してから再起動後し,外した機能拡張拡張類を戻して起動することで正常な状態に復帰させているそうである.

追記:
中澤氏から,障害が発生した場合, CD-ROM から起動しなくても shift 起動させて,そのまま再起動することで復帰できるとお知らせいただいた.



● KaleidoScope のバージョンの異なるスキーム: Acrobat Reader の 異常終了ほか


99/12/6 項目 "Acrobat Reader 4.0 と標準以外のアピアランステーマ" に関連して田中氏からいただいた.

田中氏によれば, Mac OS 9 において KaleidoScope 2.1.1J や 2.2J に KaleidoScope 1.5 バージョンの NotePad 1.5 スキームを用いて表示させた状態で,Adobe Acrobat Reader 3 および 4 が起動途中で異常終了することが起きるそうである. Mac OS 8.6 では起きないし,また,バージョン 2 のスキームでも問題は起きない.

また, Mac OS 9 + KaleidoScope 2J + 1.5 スキーム のもとでは、他に Sherlock 2 の検索中のフリーズや, Netscape 4.5 のフリーズが起きたそうである.



● Kensington MouseWorks と Allegro Themes Project


同じく 99/12/6 項目 "Acrobat Reader 4.0 と標準以外のアピアランステーマ" に関連して前田氏からいただいている.

標準以外のアピアランステーマ (Allegro Themes Project) を指定している環境で,氏が Kensington MouseWorks5.3.1b3 をインストールして ThinkingMouse を使用しているといくつかのアプリケーションを起動した後 Finder が異常終了し, Finder の動作異常が起きる.Allegro Themes Project の Neutech Lite をプラチナに戻すと問題は解決するそうである.



MN128-SOHO SL11ファームウェア Ver.1.40 および MN128-SOHO FR ファームウェア Ver.1.40


NTT-MEのダイヤルアップルータの Mac OS 9 DHCP 問題を解消するアップデータ



(C) Akiyama Satoru



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