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モニタのトラブル
スクリーンセーバ,省電力プログラム
コンピュータを買ったばかりのユーザからの「モニタになにも映らない」「使用中にモニタが真っ暗になった」という報告の中には,スクリーンセーバや省電力プログラムによることがあるのでまず確認すること.また,実際に障害がある場合,これらプログラムは障害の特定を妨げる要因となるので切り分け時にはこれらのプログラムはシステムからあらかじめ除外しておくことが必要である.
モニタに電流が供給されていない
モニタが出ないというトラブルは多くの人が経験するものだ.次のようなことを確認する必要がある.
・モニタのスイッチが入っていない
・電源ケーブルが外れている
・コンセントに電流が来ていない
・ Macintosh 本体などのパワーサプライに接続している場合,本体を起動していない状態では電流は供給されない.異常ではない.
など.
接続
最も多いと思われるのは,ケーブルに関連したトラブルで, Macintosh 本体やモニタの問題ではないケースである.モニタが点灯しない場合は,モニタに電力が供給されているかどうかまず確認し,ビデオケーブルが正しいものか,あるいは正しく接続されているかを確認する.また, Macintosh にビデオカードがある場合,接続ポートが正しい方かどうか確認する.
長く使っているうちに,モニタケーブル内で断線などの接触不良を生じる場合がある.この場合は RGB または CMY のいずれかの色にモニタ色が傾く.ケーブルを触って一時的にそうなったり,改善される場合はまずケーブルの問題を疑う.
ADB ケーブルの接続,品質
ADB ケーブルポートのあるモニタでは ADB ケーブルにまつわる障害がある.接続,品質などを確かめることが必要である.
解像度が変更できない
本体とモニタの間にアダブタが存在する場合,アダブタの設定が間違っているとモニタに画像が出なかったり,解像度に異常が出る.
AV モニタの場合, ADB ケーブルがモニタに接続されていない場合,解像度の変更はできない.
Macintosh の本体によっては,モニタ&サウンドコントロールパネルでなく,モニタコントロールパネルが必要な場合がある.また,それらコントロールパネルで解像度を変更する際に Option キーを押しながら「オプション」ボタンをクリック,あるいは「推奨」メニューをプレスし「全て」にすることで希望の解像度が現れることがある.
ディスプレイ初期設定類の削除
システムフォルダ初期設定フォルダ内の「ディスプレイ初期設定」を削除することで問題が改善されることがある.同様に「モニタ&サウンド初期設定」も試してみる.
PRAM クリア
モニタに関する情報の一部が PRAM に蓄えられている.モニタに関して異常があったときに, PRAM クリアすることは処置の第一歩である.注意すべきこととして,システム終了状態から起動して PRAM クリアを行うこと.再起動からの PRAM クリアではビデオ関連の情報がクリアされない場合がある. PRAM と NVRAM のクリアを参照のこと.
モニタに関して接続等を変更した場合にも PRAM クリアした方がよい.
ただし,古いタイプのビデオカードにモニタを接続している場合,モニタの信号をユーザがセットしなければならないタイプが存在する.これらのカードではそれら設定が分からなくなるとモニタに何も映らないことが発生する.そのような場合に各カードのマニュアルに処置法が書かれているわけなのだが,紛失している場合,復帰することは大変困難となる.これらの場合の PRAM クリアは慎重に行うべきである.
LC 475, 6100, 600, 400 の問題
上記機種では PRAM バックアップバッテリが消耗するとモニタが点かなくなるという症状が出る. 475, 6100 , 600, 400 バッテリ切れの問題を参照すること.
基本的な問題切り分け 1
システムソフトウェアの問題でモニタに障害が発生することがある.システムソフトウェアの問題かどうか判断する一般的な方法はシステム CD-ROM から起動することである.もし, CD-ROM からの起動でモニタに画面が出るようであれば,いつも使っているシステムに問題がある.ここでも問題が発生するようであれば,ハードウェア上の問題である可能性が高くなる.
基本的な問題切り分け 2
モニタに障害が生じる場合に,障害を特定するために行う方法で最も基本的かつ確実な方法は,モニタ,本体,ビデオカード(使用している場合),ケーブル,アダブタを交換してみることである.このことによって問題がどこにあるのかはっきりする.
モニタの故障が疑われる場合,他の Macintosh に接続して同じ問題が生じる場合,症状によってはモニタのハードウェアが故障している可能性が強くなる(100パーセントではない).
これに対して他の Macintosh に接続したら症状が出ない場合は100 パーセントモニタに問題はないと言える.ケーブルを交換して正常になる場合はケーブルに問題がある.
一部古いモニタでの問題
Quadora など古い Macintosh では正常に表示されるサードパーティ製モニタが G3 マシンでは画面が震える症状が出る場合がある. Macintosh の画像の同期信号が変わったためで,それらのモニタも接続ケーブルを対応したものに取り替えることで使用できる.
古いタイプの Apple モニタでマルチスキャンでないモニタは解像度を変更できない.
Macintosh の同期信号の特殊性
Macintosh は他の PC/AT 互換機とは異なる映像信号を使用している.そのために省エネルギーモードでモニタが点滅するとか,途中でモニタが切れるなどという問題が発生することがある.
Macintosh の一部機種では AV カードが同期信号の出力をしなくなるのに対して RGB 信号は止めていないために起きる.モニタは一般に同期信号がなくなると省エネルギーモードに入るように作られているのだが,モニタが Sync on Green という RGB の G の信号に同期信号を混ぜるタイプにも対応しているため, G に載っている信号をみて同期信号が無くなっていないと判断してしまうとのこと.したがって, 6100に限らず AV カード搭載 Macintosh では多くのモニタで同様の問題が発生すると思われる.
新井氏は問題を回避する「Energy Saver Plus」というプログラムを個人的に作成されている.
画面が乱れる
モニタは磁気の影響を受けやすい.近くに別のモニタ,ファン,モータなど磁気を発生するものがあると影響を受けて,干渉縞が出るなど画面が乱れることがある.
モニタ高圧回路の危険性
モニタ内部には電源ケーブルが接続されていない状態でも高圧電流が帯電していて不用意に触ると生命に関わる事故につながることがある.十分な知識なしにモニタ内部を露出させないこと.
98/9/19
(C) Akiyama Satoru
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