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[ 98/6/9]


● ATOK11 :空ウィンドウ修正版(続報)

ジャストシステムは ATOK11 空ウィンドウの問題を回避するアップデート版を 6 月上旬より提供する予定であるとダウンロードページで公表している.

アップデート版は次の問題等を修正するとある.

・複数のドキュメントの切り替え時に空ウィンドウが表示される場合がある

・Apple ビデオプレーヤで ATOK パレットが表示/非表示を繰り返す場合がある

北野氏からお知らせいただいた.

4/23 および 4/25 項目で報じた ATOK11 空ウィンドウ修正版の送付について,西山氏ほかの方から登録ユーザには送付されていず,直接ジャストシステムに請求しなければ送付していないとお知らせいただいている.私は 4/25 項目で登録ユーザに送付されているかどうか不明であると書いたまま放置していたので,遅くなったがお知らせする.

追記:
ATOK11 for Macintoshアップデータ最新版が公開された.上記以外の以下の問題にも対応したという.

・固定入力時,つづり字の母音が入力できない

・対象文節移動後にキャレットが表示される

・カスタマイズした(文節操作に関する)キーが縦書き入力無効になる

なお, 2 月 13 日から公開されていた,かな・英数キーの問題と外字が単語登録できない問題に対応したアップデータの内容も含んだものになっているそうである.

追記 2 :
アップデート時の問題については 6/11 項目を参照いただきたい.


● Disk First Aid 8.1 :共有ボリュームでエラー検出

6/7 項目 Norton System Info 追試中に気がついた. AppleTalk で共有されクライアント上でマウントされている HFS ボリュームを Disk First Aid 8.1 で検査すると「 MuntCheck で軽度のエラーを検出しました」と報告される.クライアントマシンでそのボリュームがマウントされない状態ではエラーが出ない.また, HFS + の場合には問題が起きない.

本エラーはそれほど気にするようなものではない.


● Mac OS 8.1 で扱える最大ファイル容量

Mac OS 8.1 で扱えるファイルサイズの最大制限は HFS ( Mac OS 標準フォーマット)では 2G であり, HFS + ( Mac OS 拡張フォーマット)では 2TB と言われている.この点について Apple は HFS + での 2TB に関して理論上はそうだが,現在の Finder ではそのようなファイルは認識できないとしている.また, Mac OS 8.5 で改善されるかどうか分からないが,もうすぐ改善されるだろうとしている.

追記:注
ここで書いているのは単一の「ファイル」サイズであって,「ボリューム」サイズではないことに注意.


● PowerBook G3 Series :メニューバーのアイテムが隠れる

TIL: : PowerBook G3 Series: Menu Bar Items are Covered

メニューバー右の時刻表示とバッテリのアイコンが電話のアイコンに隠れる,または,完全に出ない.これは Now Up To Date と Now Contact をインストールすると起こる. QuickContact コントロールパネルと QuickDay コントロールパネルをオフにすることで回避できる.


●日本語表示できる最小限の Mac OS 8.1 システムフォルダ

6/7 項目 の項目中に出てきたように,私は,障害発生時の切り分けやアプリケーションなどのインストール時に最小限のシステムを用いている.私が用いる日本語表示できる Mac OS 8.1 最小限のシステムフォルダは以下の構成である.

System

Finder

機能拡張フォルダ( Appearance 機能拡張,Text Encoding Converter,WorldScript II,丸漢サポート)

フォントフォルダ(大阪 J1-2.02DT,大阪 L1 J1-2.02DT)

ここで使っているフォントは「フォント機能拡張」が不要である.上記のようなバージョンの大阪を入手できない場合は機能拡張フォルダに「フォント機能拡張」が概ね必要となる.また,初期設定フォルダがないことに注目いただきたい.アプリケーションの障害の切り分け時に必要なシステムファイルは適宜追加するか,アプリケーションのルートに置けばいい.

Macintosh の Shift 起動では日本語表示に関係したファイルが読み込まれず日本語表示ができない.また,プライマリスクリプトが Roman になるというとんでもないことが起きるので, Shift 起動でのトラブルシューティングはそれなりの知識がないと Mac OS 8.1 以降では危険な場合がある.特に Shift 起動からの HFS + 環境でのファイル操作は重大な問題を引き起こす可能性がある.この危険性は Apple FTP で公開されている Mac OS 8.1 用といわれる Disk Tools PPC から起動した場合も同様である.( POSEIDON'S PAGE に詳しい)

システム CD-ROM からの起動でのトラブルシューティングも有効であるが,それでも問題が発生する場合にはさらなる切り分けにこのような最小限のシステムが有効であろう.また,システム CD-ROM からの起動ではアプリケーションに関して必要なシステムファイルを追加することができず試験できない場合もある.


(C) Akiyama Satoru



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