Macintosh トラブルデータベース Archives |
arvel 製 USB ハブ "H21 USB-MT" の iMac での障害 MAXpowr 2.0 と MacsBug の非互換 静電気の季節 終了時のフリーズ Netscape Communicator 4.7:PDF 出力回避法 ハードディスクドライバとマウス FAQ:モデムやルータが勝手に接続する |
項目での事項検索は Netscape の検索機能をお使い下さい.検索は各ページで command+F キーにより検索語を入力できます.再検索は command+G でできます.
|
[ 00/1/18]
● arvel 製 USB ハブ "H21 USB-MT" の iMac での障害
近藤氏からいただいた. arvel 製 USB ハブ "H21 USB-MT" について iMac 接続時にシステム終了しても再起動してしまうという障害が発生する場合がある.これは "H21 USB-MT" に電源が入っている機器を接続すると, USB 機器や iMac の Revison に関わらず発生する.
近藤氏がメーカに問い合わせて 2 ヶ月後の今月10日に「今週よりより改修品がデリバリー開始された」との返事があり 12 日にその改修品が手元に届いたそうである.改修品では障害は発生しなくなっている.
同製品で同様の障害が発生する場合はメーカや販売店に問い合わせてみるべきであろう.
● MAXpowr 2.0 と MacsBug の非互換
佐藤氏からいただいた.Newer 社の G3 カード用のドライバ MAXpowr 2.0 と MacsBug 6.5.4a6 がMac OS 8.6 下で非互換であり, Macintosh 起動途中でデバッカーに落ちてしまうとのことである. MacsBug を外すことで正常に起動できるそうだ.
●静電気の季節
今井氏から iMac などポリカーボネート筐体の Macintosh での静電気問題について,発生しやすい季節となっているとお知らせいただいた.
システム終了後も電源が落ちないとか,スリープ復帰障害などももともとは静電気からくるフリーズ時のリセットからの影響によるアナログボード (映像回路基板) の損傷が起きているのではないかとご指摘になっている.(以下「 Tech Exchange にみる最近の事例)
氏は田中求之氏の掲示板で事例を収集されている.
参照:
99/2/1 項目 " iMac :静電気による障害" ほか
●終了時のフリーズ
上記項目のように静電気に起因する起動,終了障害は,一方で USB 機器,ドライバとの関連でも発生する. USB 機器も外してテストしてみる必要もあるだろう.
上野氏からは, Power Mac G4 350/DVD について,終了時にフリーズするようになったが, Mac OS 8.6 では問題なかったコントロールバー項目を外したところ改善したそうである.
● Netscape Communicator 4.7:PDF 出力回避法
00/1/14 項目 "Netscape Communicator 4.7:PDF Writer 出力の問題" で触れた Netscape Communicator 4.7 から Adobe PDF Writer 出力時の問題回避法として,つかはら氏から PrintToPDF というシェアウェアを使用する方法をお教え下さっている.
Adobe Acrobat 4.0 があれば,直接 Acrobat で Web ページを PDF として保存することもできる.
●ハードディスクドライバとマウス
今野氏からいただいた.氏の環境 (G3 MT 266+テックパーツキーボード+Apple ADB マウス) においてマウスポインタの動きがぎこちない場合があり (移動時に小刻みにふるえながらワープするような症状が発生する),システムフォルダ CD からの起動でも問題が発生することから,ハードディスクドライバとの関連が疑われた.そこで, Mac OS とドライブ設定のバージョンとの関連をお調べになったところ,次のような結果となった.
ただし, Finder で異常が見られる場合でも,Jedit や Netscapeなどの一部のソフトウェアがアクティブであったり,マウスコントロールパネルを開いた状態だと症状が見られないそうである.
- 8.6 & J1-1.7.2=異常
8.6 & J1-1.6 =異常
8.5 & J1-1.7.2=異常
8.5 & J1-1.6 =正常
● FAQ:モデムやルータが勝手に接続する
Q : 何もしないのにモデムやルータが接続し始めてしまいます.
A : 次の各項を確認するか試すかする.
考えられる原因を以上のようにあげていくと,最近の Macintosh はインターネット接続環境下で使用することが当然のようになっているのだと今更ながらに思ってしまう. Netscape Communicator/Navigarotr 4.0 以降のアプリケーション終了後の自動接続は,特定のページをブラウズした後に「tcpfin」パケットがその WWW サイトに向けて発信されることが原因.
- 1.「リモートアクセス」コントロールパネルの「プロトコル」タグの「TCP/IP 利用アプリケーション起動時に自動接続する」のチェックを外す.
2.「TCP/IP」コントロールパネルの利用者モードを変更して出てくる「オプション...」ボタンを押して出るダイアログの「必要な時のみにロード」にチェックを入れる.
3.「日付 & 時刻」コントロールパネルの「ネットワーク・タイムサーバを使用する」のチェックを外す.( Mac OS 8.5 以降)
4.「Web 共有」コントロールパネルを使用停止にする.
5.「ソフトウェアアップデート」コントロールパネルの「自動的にソフトウェアアップデートする」の予約を切る.
6.ファイル共有でネットワーク上のボリュームを自動的にマウントする設定にしない.
6. Mac OS 8.6 で「TCP/IP」コントロールパネルの設定が DHCP 接続になっていて定期的に接続に行くような場合,他の方式に変更する.
7.「機能拡張拡張マネージャ」コントロールパネルで「 Mac OS 」全てを選択して起動して試す.
8. Netscape Communicator/Navigarotr 4.0 以降についてアプリケーションを終了すると回線が切断されていても接続し始める場合,先に Netscape を終了してからモデム/ルータを切断するようにする.
9. Outlook Express を使用している場合,初期設定で自動的にメールのチェックをするのチェックを外す.また,他のメール等インターネットソフトウェアでの同様の設定を確認する.
(C) Akiyama Satoru