laplaceやgutenberg,その後の記号の意味は?
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ネットワークに接続されたコンピュータ一台一台にはIPアドレスという番号がつけられています.そのIPアドレスによって個々のコンピュータを識別できます.IPアドレスは4つの数字の組み合わせですが,これとは別にサーバコンピュータを識別する方法があります.コンピュータに任意の名称(例えばlaplace)をつける方法です.ですから,laplaceとかgutenbergとはサーバコンピュータのことなのです.

これらは単にコンピュータ1台につけられた個々の名前なのですが,インターネット上で世界的に通用させるためにはその名称のコンピュータに至る経路を同時に付けます.laplace.ed.kagawa-u.ac.jpのうちlaplace.より後の部分がその経路を示します.IPアドレスもそのような構造を採っていましたが順序が逆になっています.サーバの名称の後に学部名(サブドメイン),大学名(組織名),機関種別(組織の種別),国名となっています.(サブドメインはないこともあります.またアメリカとカナダの一部は国名を付けません) このようなIPアドレスと同時にサーバを識別する記号のことをドメインネームといいます.

ドメインネームは単語(小文字の欧文)か省略形ですから,無意味数列のようなIPアドレスと違ってわかりやすいという特徴を持っています.また,経路を見ることでそのサーバがどういう性質であるのか少し理解できます.

特に,acにあたる組織の種別の部分には次のようなものがあります.

 ac:学術,教育研究
 com:企業(coと書かれる場合もあります)
 go:政府機関
 or:プロバイダー,パソコン通信,団体
 ad:ネットワーク運用組織
 など

ドメインネームは人間には解りやすいのですが,コンピュータはIPアドレスでお互いを区別します.ドメインネームで人間が入力してもコンピュータはドメインネームとIPアドレスの対照一覧を持っていてIPアドレスに変換します.従ってドメインネームは世界的に登録する必要があります.インターネットはそれを統轄する団体,組織はないのですが,このIPアドレス,ドメインネームの管理機構はお互い必要なので存在します.昨今comのドメインネーム取得に関するとんでもない振る舞いが問題になりドメインネームの取得はやや難しくなりました.ドメインネームはサーバにつきますから私たち一台一台のMacintoshにつけることはなかなか困難です.




香川大学にあるサーバにも当然ドメインネームがあります.お馴染みのものを次にあげてみましょう.

●laplace:私たち教育学部のメールサーバ.Post Office ProtocolとSimple Mail Transfer Protocol及びhttpdが走っています.宮崎先生が面倒を見てくれています.いつもありがとう.
●gutenberg:学内用ニュースサーバです.kagawa.edなどのNewsGroupがあり 学内のlocalな情報交換に使用します.次のgoethe同様情報処理センターにあって経済学部今井先生が私たちのために時間を割いて運営してくださっています.
●goethe:fjを受信しているニュースサーバです.でもなんで香大のサーバはわざわざ読めないので有名な名称をつけるのでしょうか.




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