Macintosh トラブルシューティングの方法 Tips & FAQs Macintosh News |
Tips & FAQs 目次 |
Macintoshは米国アップルコンピュータ社の商標です
E-mail:香川大学 Design室 |
Tips & FAQs 目次 Macintosh トラブルニュース Macintosh News HomePage
Macintosh トラブルシューティングの方法
今回の漢字 Talk 7.5.3 アップデータの配布ではたくさんの情報,ご質問をいただいている.そのことは基本的に歓迎なのだが,その数は日増しに増加する一方で,目をお通しすることでさえ私の能力をこえようとしている.返信等必ずしもお送りできないことをお許しいただきたい.また,トラブルの情報,ご質問では確認に大変な手間を要している.その多くが初めて聞くようなもので,私の方で確認できるものはしたいのであるが,1件のトラブルを確認するために半日つぶれる場合もあり,全てに対処することはとうにあきらめている.また,状況が不明確なことなど私から問い合わせをすることもあるのだが,失礼をすることもあって,このままでは記事を更新するなどできない状況になりかねない.そこで,トラブル情報やご質問をいただける方にお願いがある.また,以下に書くことは,一般的なトラブル時にも知っておいていいことであるので,今回のトラブルの情報質問などに関わらずご参照いただければと思う.
トラブルのご質問の場合,まず,アップルやアプリケーションのベンダーなどのサポート,購入店に確かめていただきたい.彼らはそれが職業であり責任もあり,確実な情報をもっている.私は自分で問題が解決できないときはいつもそうする.(サポートなどで得られた貴重な情報はぜひご提供いただきたい)
その上で,またどうしてもそれができない場合には,できるだけ事態を確実にするため,私が通常トラブルシューティングするような方法をあらかじめとっていただいて,確認をお願いしたい.情報をいただける場合も下記で確認いただければすぐに記事にして掲載できる.
私はコンフリクト,アプリケーションやシステムの挙動がおかしい,といった場合,原因を特定するためにいくつかの方法をとっている.ここで述べたい方法は大きく二つである.日本語文字入力などでの問題はこのような方法では分からない場合がある.上記のプロセスでファイルが特定できた場合にも確実性はあるとは言えない場合がある.そこで最小限のシステムが必要となる.
- その1 トラブルシューティングの基本プロセス
1.アプリケーション,システムの異常では,Macintosh を shift キーを押して起動し,そこで同じ操作をして同じ症状が出るかどうか確かめる.これで症状が出るようだと明らかにアプリケーション,システム,ハードウェアなどかその関連に問題がある.
追記:
shift 起動では日本語環境ではなくなる.場合によっては,システム CD-ROM からの起動によってトラブルシューティングを行う.ただし,アプリケーションの問題などそれではできない場合があり,後述の最小限のシステムが必要となる.
2.そこで問題が出ない,または,もともと起動しなかったシステムが起動できたという場合,機能拡張等のファイルがおかしいと思われるので,システムフォルダから,機能拡張フォルダのみを外して起動し,異常が起きないか確かめる.
( Mac OS 8 以降では機能拡張フォルダに「 Appearance 機能拡張」 Mac OS 8.1 以降では「 Appearance 機能拡張」「Text Encoding Converter」がないと起動できない(「Text Encoding Converter」なしでも起動できることがあるが)のでそれらを残した状態で他を全て外して起動すること)
これで異常が起きなければ,機能拡張フォルダの中身が疑われる.もし,問題が起きれば,外した機能拡張フォルダには問題がないことになる.次にコントロールパネル,初期設定,フォントの各フォルダを一回一回外しては起動し問題が起きるかどうか確かめる.(他のシステムフォルダ内のファイル,フォルダが問題を起こしている場合がある.ここまでで問題が出ない場合はそれを疑う.例えばフォントキャッシュ,コントロールバー項目など)(これで大概は問題があるフォルダを特定できるが,これでは問題が起きないこともある.ここではそのケースまでは触れない)
3.次に問題の出たフォルダの中身を半分だけデスクトップなどのシステムフォルダの外に出して起動する.そこで問題が起きればフォルダの中の残ったファイルに原因がある.問題が起きなければ取り出したファイルに原因がある.
問題が起きた場合,取り出したファイルを戻し,問題が起きたファイル群の半分だけ取り出す.また,問題が起きなかった場合,取り出したファイルの半分を戻し,再起動する.この半分半分のくり返しで問題のあるファイルを絞り込んでいき,最後には特定できる.( Mac OS 8 以降では機能拡張フォルダに「 Appearance 機能拡張」 Mac OS 8.1 以降では「 Appearance 機能拡張」「Text Encoding Converter」がないと起動できないのでそれらは必ず残しておく)
4.それらファイルは通常は相手があるので(アプリケーションでの異常のケースを除く)そのファイルを戻し,これまでのプロセスをくり返し,相手方を見つける.(ハードディスクドライバ, System スーツケース,Finder が相手側の原因の場合はこれでは分からない)
('96 10/15 記事より)
(C) Akiyama Satoru
Tips & FAQs 目次 Macintosh トラブルニュース Macintosh News HomePage
Tips & FAQs 目次 |
Macintoshは米国アップルコンピュータ社の商標です
E-mail:香川大学 Design室 |