バックアップをとっておく
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以下に書くように,システムアップデートは新規インストールが基本である.しかし,インストーラが新規インストールしてくれるかどうか,保証はない.新規インストールを選んでも上書きされることはこれまで何度も経験している.そのためにもシステムフォルダのみならず,全てのディスクの内容をバックアップしておく.(全てのバックアップは次のドライバの問題があって必要である)
ハードディスクドライバの更新,確認
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そのシステムに対応している最新のバージョンを使用する.ドライバが対応してない場合,全データがなくなることもありうる.また,当然だがディスク管理領域に問題があるハードディスクにインストールしてはならない. Disk First Aid などでの検査が必要.
ハードディスクを更新するのにフォーマットは必要ない. OS アップデートとは直接関係ない一般論だが,ハードディスクにハード以外で致命的な問題が起きた場合でもほとんどのケースでフォーマットはしなくてよい.イニシャライズでよい.(と言うよりフォーマットは原則としてしない方がよい)また,通常は OS アップデートでのドライバ更新にはイニシャライズも必要ない.ハードディスクには実はいくつかの不可視パーティションが存在している.ドライバ用のパーティションのサイズ変更がなければイニシャライズは必要なく,ドライバの書き換えだけで済むし,異なったベンダーのドライバでもサイズが同じであればそれだけを書き替えられる.
CD-ROM から起動する
新規インストールする
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これまでのシステムに上書きすることは悪いことではなかろう.特に全く問題なく動いている場合はそうしてもよいかもしれない.しかし,私の Macintosh はよくフリーズする.だったら,全く新しくするべきだ.
(フリーズしない Macintosh というものは私の経験からはないのである.経験を持ち出さなくても OS にはバグがあるのだから.私の経験からは PowerMacintosh で最も安定していたのは漢字 Talk7.5.3リリース1である.それ以降のものはアップデートするたびに悪くなってきている.今回の Mac OS 7.6は安定していることを期待したい )
初期設定なども可能な限り設定し直すが,アプリケーション,フォントフォルダなどあまりシステムと関連の強くないものは新規インストールしたシステムフォルダに戻して使用できる.
PRAMクリアとデスクトップの再構築を全ての作業終了後に行う.
日本語版システムに英語版のシステム関連リソースを書き込まない
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リソースが異なっている.どこでどのような問題が出るか把握できない.問題が出たときに原因の追究が大変難しくなる.
(97. 4/30トラブルニュースより)
(C) Akiyama Satoru