Macintosh トラブルデータベース Archives |
|
項目での事項検索は Netscape の検索機能をお使い下さい.検索は各ページで command+F キー により検索語を入力できます.再検索は command+G でできます.
|
[ 98/12/11]
Mac OS 8.5.1 を日本語版 Mac OS 8.5 にインストールした例が報告されているのだが,日本語版アップデータが公開されたときに日本語版アップデータが正常に機能するかどうか保証はないので,自己の責任において行っていただきたい.私はいつも言っているようにリソースが異なる可能性のある場合,とてもできない.今回はSystem スーツケースのリソースを書き換える.
前回更新時の Norton Disk Doctor レコードキー重複修復による障害報告に関して何人かの方から情報をいただいている.項目ではドライブ設定1.6.2 と関係があるかのように読みとれるかも知れないが,これは関係ないことが分かった.ファイルと関係があると思うのだが,追って項目にしたい.
その項目のように私のメインマシンがクラッシュした.通常のデータはバックアップがあるので何の問題もなく,これら項目で書きかけのものもそのまま再現できたのだが, Sherlock の索引を作り直さなければならない.これがまたとてつもなく時間がかかる.そのため,本ページの更新に支障が出ている.申し訳ないが, Sherlock 索引作成までは本ページ更新にあまり時間をかけられない.
● Mac OS 8.5.1 : Sherlock プロキシサーバ対応は不完全
Mac OS 8.5.1 で改善された Sherlock インターネット検索であるが, SOCKS など未対応のプロキシサーバがあり,依然インターネット検索ができない場合があるようだ. Apple では次期バージョンで対応する予定.
● Mac OS 8.5 : Chinese Language kit の問題
Mac OS 8.5 で Traditional または Simpified Chinese Language kit をインストールした場合,文字入力等で問題が発生する. Apple も障害が起きることを確認した.
● Mac OS 8.5 :フォントアップデータとフォント名の字数
和嶋氏からお知らせいただいた. Mac OS 8.5 で長い名前の和文フォントをアップデートしようとすると -37 のエラーになり続行できないらしい.和嶋氏によれば,フォント名を短くすると回避できるようで,例の場合‘DF平成丸ゴ体W4’という名前に変えてみたところアップデートされたそうである.
- 例えば,‘DF平成丸ゴシック体 W4’というフォントの場合,そのフォントのあるディスクの第一階層に‘オリジナル DF平成丸ゴシック体W4’というフォルダを作り自動的にバックアップをとる(フォント自体と丸漢ファイル)のですが,その‘オリジナル DF平成丸ゴシック体W4’というファイル名が長いためにどうやらフォルダを作ることができずエラーになるというものです.
追記:
山崎氏からエヌフォーメディア研究所のエヌフォー外字キット DX に含まれるエヌフォー外字 ゴシック M でも同様の障害が発生し,フォント名を短い名前に変更することで改善されるそうである.また,同社のページでもこの症状は記載されているが,原因究明中となっている.
● Mac OS 8.5 :マルチモニタでのデスクトップ配置の仕様変更
Go Kimura 氏からお知らせいただいた. Mac OS 8.5 になって,それまでの Mac OS 8.1 からマルチモニタに関して仕様変更がある.以下大変興味深いので引用する.氏も御指摘なのだが, Mac OS 8.5 のデスクトップのボリュームマウント順の変更に関連しているように思える.氏はデバイスの表示順を変更するスクリプトを組んで「起動項目」に入れていたため,この現象にすぐ気が付いたそうである.なお,この件に関して,アップルに問い合わせたところ,アップルジャパンでは「そのような現象は報告されていない」との事だったそうである.
- 私は仕事柄3台のモニタを接続して使っておりますが,Macintosh はそれぞれの配置を終了時に初期設定ファイルに記憶し,起動時に引き戻します.そして Finder のスタート時にメインモニタに対する相対位置でアイコンやフォルダ,各種ウィンドウを再配置します.(と私は理解しています)
ところが,この「アイコンや各種ウィンドウの再配置」が 8.1 までと異なり,再現性に問題が出てきました.通常に,起動・終了・再起動をしている分には元通り再現されるのですがのです.
- 1. デスクトップをグリッドに沿う設定にしている場合で
2. 手動ないしユーティリティ等でアイコン類を再配置した場合に
3. 再起動時に各モニタの配置が正確に再現されない.
各モニタの位置は,あたかもモニタ自身が「グリッドに沿う」かのように,メインモニタに対して上下・あるいは左右に「一定のずれ」を生じます.(「モニタ&サウンド」コントロールパネルを開けても,そのように変更されている)その結果,「アイコンや各種ウィンドウ類」はモニタからはみ出す,あるいは強制的にメインモニタに引き戻し配置される,などの弊害が出ます.
つまり, 8.1までのマルチモニタ時環境下ではという理に叶った仕様だったのが,Mac OS 8.5 では逆に
- ・「デスクトップ配置」が優先し,それに応じて「アイコンや各種ウィンドウ」を配置する
ようなのです.この現象は 2. で述べたようなアイコン類の再配置を行わない限り(Finderに任せたままなら)発生しません.
- ・「アイコン等の記憶された位置」を納めるべくモニタ位置を調整し直した「デスクトップ配置」が行われ
・その新しいモニタ配置に,(0.0)からの相対位置で前回終了時のアイコンやウィンドウ類を再配置しようとする
(中略)
この現象は,Mac OS 8.5 からモニタ関連の初期設定が増えた事と,例のマウントデバイス表示順が変わった事に関連深いように思えます.
● Mac OS 8.5 :ウィンドウのプリントでアイコンがプリントされない
TIL: 30859 : Mac OS 8.5: Print Window and Icons may get clipped
Mac OS 8.5 で LaserWriter と Color StyleWriter 2500 から Finder のファイルメニューの "ウィンドウのプリント... " からプリントした場合,アイコンが全くか一部プリントされないことが起きる場合があるようだ.(私が試したときには正常にプリントされた)
そのような場合,ウィンドウの整頓( Finder の "表示" メニューから "整頓する" )を行うか,リスト表示,アイコンの大きさを変える等すれば直ることがあるようだ.
● G3 マシン: IBM DTTA351680 大容量ハードディスクのマウント
高橋氏からお知らせいただいた.氏が IBM DTTA351680(16.8GB・5400rpm・Ultra-ATA)を G3 Rev.1 マシンで内蔵ハードディスクに交換したら,起動時に回転しアクセス音がジジジとするのだが認識されない.初期化しようとしてもドライブ設定および B'sCrew で認識されない.
氏が調査したところ, G3 Rev.2 では認識するものの,使用中にフリーズする等のトラブルが発生することがあるとのことであり,結局返品となった.(UMAX C500 では使用できる例もあったそうだ)
●赤外線ポート対応デスクトッププリンタの作成法
TIL: 30861 : PowerBook: Printing to an IrDA Printer
Apple Tech Info Library に PowerBook の赤外線ポートから IrDA 対応プリンタに接続する際, PowerBook で Desktop Printer Utilityを用いてデスクトッププリンタを作成する方法が公表された.画像で分かりやすく説明されている.
● Power Manager リセットユーティリティ
森田氏から "ResetPwrMgr1.0" ( Randall Voth 氏)という PowerBook での Power Manager をリセットするユーティリティをご紹介いただいた.
このフリーウェアはソフトウェアでリセットを行うものである. DUO の Power Manager のリセット用に開発されたものとキュメントに記載されているが,氏の PB550c でも動作する.機種によって可能なようであるが,どの機種で動作するかは分からない.興味のある方はお試しいただきたいが, PowerBook の Power Manager のリセットは慎重に行わないと結構困ったことになるかも知れないので,準備万端の上でお試しいただきたい.
[その他]
日本語版 Tech Info Library
(C) Akiyama Satoru