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[ 98/6/11] 追加


● ATOK11 アップデート時の注意

本アップデータによるインストールに関して問題が起きると多数の方からお寄せいただいている.私自身は問題なくアップデートできているので以下のことを確かめられたい.

インストールはフロッピーディスクから行う. 2 枚のフロッピーディスクを用意しそれぞれの第1階層に入手した「disk1」「disk2」のフォルダをコピーする.

フロッピーディスクの名称を内包したフォルダと同じ名称にする.つまり,「disk1」「disk2」という 2 枚のフロッピーディスクがあり,それぞれのフロッピーには「disk1」フォルダと「disk2」フォルダが入っている状態が正しい.

(バックアップはあるものとの前提であるが)インストールは特に問題があるファイルを書き込むとは思えないのでそのまま起動中のシステムに書き込んで差し支えないだろう.「 Text Encoding Converter」機能拡張と「テキストエンコーディング」フォルダを新しいものに書き換えるので必要なら特にバックアップをとってもよい.また,前回配布されたアップデート版を書き込んだものにそのままアップデートしても問題ない.

全てのウィンドウを閉じる.特にポップアップウィンドウは必ず閉じること.


「disk1」のインストーラを実行する

特にポップアップウィンドウがあるままインストーラを実行すると再起動時 Finder 表示時にハングし,他の起動ディスクがなければ起動できなくなる場合がある.これは ATOK11 インストール時にも広く見られた障害であったが, ATOK11 だけの問題ではなく Mac OS 8.x でアプリケーションなどのインストールを行う際にはいつも注意すべきことである.

また,半野氏からは英語版の Text Encoding フォルダが日本語の「テキストエンコーディング」フォルダと同時にシステムフォルダルートに存在する場合にも類似の障害が起きるとお知らせいただいている.

佐藤氏から,問題が起きる場合フロッピーディスクに「disk1」「disk2」のフォルダをそのままコピーしないでフォルダの中身だけをコピーしているためではないかとご示唆いただいている.もしも,フォルダの中身だけをフロッピーディスク第1階層にコピーして実行した場合,「"disk1"の名前は正しいけれども,ディスクが正しくありません.....」というアラートが現れるそうである.

追記:
当初,フロッピーの名称を「disk1」「disk2」以外でもいいのではないかという主旨のカッコ書きを入れていたが,「disk1」「disk2」でなければならないと佐藤氏(上記の方とは別の方), jaja 氏ほかの方々からご指摘いただいたので,上記記述を修正した.

なお, jaja 氏は ATOK11 Updater 2というページを作成されている.分かりやすいので私の文章では分かりにくい場合もあると思うのでご参照願いたい.

追記 2 :
小松氏からディスクの名称は「disk1」「disk2」以外でもアップデートできたというメールをいただいた.



[ 98/6/11]


「初心者のための Macintosh セットアップ」および「 G3 DT の System 構築」について,全体の簡単な見取りを示すフローチャートを作成した. PDF 書類である.

これまでは記述が詳細すぎてセットアップの全体像がつかみにくいと思えたからである. G3 マシンは Mac OS 8.1 がインストールされた Rev.2 バージョンが出荷され始め, QuickTime 3.0J も公表されているが,上記ページではそれには未対応である.


Drive Setup 1.5

PowerMacintosh G3 をサポート.一部の ATA ドライブで再起動後ライトキャッシュが無効になるバグを修正.

ATA ドライバは v 3.1.0 となる.( ドライブ設定 1.4 は v 3.0.8)次項目にあるように ATA (IDE )ドライブを使用している場合( G3 マシン, Performa など)はドライバ更新をすべきであろう. SCSI ドライバは, v8.0.9 のままで変更がないので 1.4 からのドライバ更新は無意味である.


●ドライブ設定 1.4 :一部 ATA ドライブでの再起動後の速度低下

ATA ドライブで再起動後,ライトキャッシュが効かなくなり書き込みが著しく遅くなる問題について伊藤氏からお知らせいただいていた.私は自分のマシンでは問題が出ないため投稿を紹介しなかったのであるが, Drive Setup のこれまでのバージョン,特に 1.4 のバグであった可能性が強い.

伊藤氏によればこの問題は ドライブ設定 1.4 で起き,それ以前のバージョン(1.3,1.3.1)では見られない.ベンチマークを取ってみた結果,再起動後に書き込み関連でパフォーマンスが著しく低下することが見られた.( 20-30 パーセントしか出なくなる)いったんシステム終了後起動すると現象は見られない.

伊藤氏は Western Digital および IBM の製品でこの問題を確認し, Quantum では起きないことも確認された.私が追試したものは Quantum のもので,そのため問題が起きなかったのではなかろうか. ATA ドライブを Drive Setup またはドライブ設定 1.4 のドライバで使用している場合, 1.5 のものにドライバ更新をした方がよいだろう.

追記:
Apple は 6/9 に,上記の問題は Drive Setup 1.4 の問題であると明言している. Drive Setup が再起動時キャッシュをオフにしてしまうことがあるとしている.


●アップルメニューオプションと AppleShare ファイルサーバの問題

TIL: 32027 : Apple Menu Options: Clients Freeze when Connecting to Server

以下要約する.

クライアントの Macintosh でセレクタから AppleShare ファイルサーバに接続しようとするとメニューバー左端の双方向矢印が出たままハングする.ポインタは動くが強制終了するしかなくなる.

これはアップルメニューオプションに関連している.クライアントマシンではアップルメニューオプションを外すか,アップルメニューオプションの「最近使った項目の記憶数」を切ることで回避できる.最近使った項目のサーバの記憶数を 0 にしても回避できない. AppleShare 5.0.2/Mac OS 8.0 のサーバではアップルメニューオプションを使わないようにする.

アップルメニューオプションに関して様々な問題があることはよく知られていると思う.私もこれまで問題を指摘したり,以前の「初心者のための Macintosh セットアップ」などで外すように書いている.

ところが,私は最近はアップルメニューオプションを使用している.「最近使った項目の記憶数」のチェックを切った上での使用はそれほど問題ないかも知れないと思えるようになったからである.そのため,最新の「初心者のための Macintosh セットアップ」の「 G3 DT の System 構築」では外すのは「 Mac OS Easy Open 」「 LocalTalk PCI 」としていて,アップルメニューオプションは外すものから除外した.もちろん,「最近使った項目の記憶数」のチェックは切っている.サーバなどには必要ないものなのでそれらではアップルメニューオプションはもともと使用していない.

その上で言うのだが,サーバとのファイルのやりとりで上記のような問題は何度か経験している.この経験がアップルメニューオプションによるものなのかどうか分からないが,そうだとすれば,「最近使った項目の記憶数」のチェックを取る事だけでは改善されない場合もあるかも知れない.


● Virtual PC 2.0 日本語版: VPC20ADD.exe の問題

MacCentral Japan TODAY 特別記事において Virtual PC 2.0日本語版( Windows95 バンドル版)で VPC20ADD.exe が動作せず, FinderとVirtual P C間でファイルのドラッグ&ドロップができない,マウスをVirtual PCのウィンドウから外に移動するとき Optionキーを押さなければならないなどの問題が出ているとしている.インストーラーから 128MB、または256MBの起動ディスクイメージをコピーした場合は VPC20ADD.exeを実行する必要がないそうである.

この問題は 1.0 からのアップデート後には一部改善される場合もあるようで,それらも含めて, MacCentral Japan TODAY から発売元に問い合わせ中である.( MacCentral Japan TODAY 6/10 も参照のこと)


● Virtual PC 2.0 と Global Village 56K ソフトウェアとのコンフリクト

MacFixIt 6/8 は読者から Global Village 56K ソフトウェアと Virtual PC 2.0 がコンフリクトするという報告を報じている. Windows 95 の HyperTerminal により接続すると確立直後接続が絶たれる. Global Village Toolbox, Global Village Address Book Engine, TelePort を外すとコンフリクトは発生しない.


なお, Virtual PC 2.0 には v 2.0.1 アップデータ(日本語版用)が出ている.( MacCentral-J 記事参照.それによると, CDROM.SYS 2.0.1を追加し Mortal Kombat II Iなどのゲームで発生していた問題を修正, Windows 95バージョンで :¥CNTX¥FSHARE32.VXD の複製を削除するSYSINI.EXE を追加したそうである )


● Adobe Acrobat 3.0 J:プリント時の問題

6/1 項目「 Acrobat Reader 3.01:プリント時のエラー」に関連して Adobe Acrobat 3.0 J からのプリント時に 6/1 項目と同様のトラブルが起きる(「エラーの内容: dictfull オフェンディングコマンド: def 」などのエラーメッセージが表示される)と伊藤氏,奥寺氏からお知らせいただいている.

この問題は AdobePS8.5.2J を入手してインストール後使用することで回避法できるのであるが,その際, Adobe Acrobat Reader 3.0J についての注意が必要である.

奥寺氏によれば, Adobe Acrobat Reader 3.0J には同一のバージョンでインストーラのバージョンの異なるものがあり,新しいものでなければ問題は解決しない.インストーラのバージョンは 3.0b13 で区別できない.ファイル情報の作成修正日が異なるだけである.

「プリント可能なインストーラ」

インストーラの作成日:1997/12/4
修正日:1997/12/8

「プリント不能なインストーラ」

インストーラの作成日:1997/4/10
修正日:1997/4/10

追記:
インストーラのバージョンについてドライバであるとしたが, Adobe Acrobat Reader 3.0J の誤りであった.上記項目を修正している.


● Performa CD からのアプリケーションのみのインストール

Performa CD からアプリケーションをインストールする方法.通常, Performa ではアプリケーションのみのカスタムインストールができず,システムフォルダまで全てを元に戻してしまう.

(アプリケーションで作成した)必要なファイルなどのバックアップを取っておく

既存の「システムフォルダ」,「アプリケーション」フォルダ,「 Apple エクストラ」フォルダ,「書類」フォルダについて他の名称に変更する

Performa CD から起動する

ハードディスクのシステムフォルダを開き, System スーツケースを他の場所に移動してそのシステムフォルダを無効にする

Performa CD の「すべてを再インストール」を実行する

インストールされたもののうち不要なものを削除し,先に名称を変えたフォルダ類の名称を戻し,システムフォルダに System スーツケースをルートに戻して有効にする


[その他]
MacsBug for Non-Programmers MacFixIt のレポート



(C) Akiyama Satoru



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