[ 98/5/22]
● AutoStart 9805-C
Virex は
Auto Start 9805-Cの警告をした.
それによると, Auto Start 9805-C は Auto Start 9805 の変種で他のものと違って,ファイルに損害を与えない.特徴は次.
-
・ "DELDB" および "DELDesktop Print Spooler" という名称のアプリケーションである
・ 10 分毎に他のボリュームに感染する
・ 他の AutoStart ウイルスに置き換わる
・ 意図的に他のファイルに損害を与えようとはしない
・ 1998年6月8日以後,自己と他の AutoStart 変種を削除する
最後の項目の自己削除であるが,削除プログラム自体を消すことはできないので完全に消えるわけではない.しかし,残ったものは無害となる. Virex Virus Update 05_20_98 以降が対応している.
Auto Start は QuickTime 設定コントロールパネルの CD-ROM の自動再生のチェックを取ることで感染を防ぐことができる.ディスクからの感染が主であるが,イメージディスクをマウントしたり,それからディスクにしたりしたものからは感染する.インターネットなどネットワークからイメージディスクを入手した場合,マウントされたイメージディスクには注意されたい.
イメージディスクがイメージの状態であったり,圧縮ファイルの状態ではウイルスは起動できず被害を与えないが,同時にその状態ではユーザがウイルスをファイル検索で検出することもできない.今回,感染したところで感染下に作成されたイメージディスク,システムフォルダなどのバックアップを圧縮している場合などウイルスはそのまま残っていてファイル検索では引っかからないことに留意しなければならない.市販抗ウイルスプログラムがこの点にどの程度まで対応しているかは不明である.
●
Symantec Virus DataBase
Symantec が Auto Start 9805 をデータベースに加えている.(日本語)その中にも Auto Start 9805-Cの記述があり近日対応予定とされている.また, AutoStart は特に Windows と混在する環境で被害が予想されるとしている.
Fix.Web 柳沢氏よりお教えいただた.
●
Speed Doubler 8.1 日本語版アップデータ
Mac OS 8.1 でも高速コピーなどができるように対応したもの.同時に
Speed Copy Server 8.1日本語版も出ている.
Speed Doubler 8.1 では「 Speed Doubler 8 を常に起動しておく」というオプションが追加された.これまではコピー時にいちいち Speed Doubler がロードされていた.また, Mac OS 8.1 では高速ディスクパフォーマンス機能は自動的にオフになる.
他に,
-
・ HFS + 対応
・ Finder のコンテクストメニューからのコピー,削除でも動作する
・ Finder に送られる“複製”と“ゴミ箱を空にする” AppleEvent を代行できる
などの改善が行われている.前バージョンで問題だったコピー元やコピー先のウィンドウのアイコンが整頓される問題は残っている.(参考:
SD8.1での不都合)
常に起動している状態でアプリケーションメニューに現れるが,それを選択しても Speed Doubler コントロールパネルは現れない.直接コントロールパネルを開く.
Speed Doubler を使用し,かつシステム終了項目フォルダにコピーしたりゴミ箱を空にする AppleScript が入っている場合,システム終了や再起動が途中で止まってしまうことがある.これは Speed Doubler 8 の「 Finder の Apple Event を代行する」がオンになっている場合に起き,「 Speed Doubler 8 を常に 起動しておく」をオンにしておくか 「 Finder の Apple Event を代行する」をオフにする.
このアップデータはフロッピーディスクをアップデートすることはできないようで,直接システム内の Speed Doubler 関連ファイルを書き換えることしかできないようだ.
余談だが,私は Speed Doubler が対応していないために,同期コピーや差分コピーができないという理由で Alchemy 以外の機種では Mac OS 8.1 にせず,これまで OS 8.0 を使っていた.これで 8.1 にアップデートすることができる. 8.1 では Finder での処理がやや速くなっていて, Open Transport 1.3 も速度に改善がある.
私と同様に今回 OS もアップデートしようという場合, Finder が新しくなるためにメモリ割り当てをし直さなければならない. Finder のメモリ割り当ての増大法については
97/11/1 トラブルニュースデータベース「 Finder関係のエラー」を参照願いたい.
● Power Macintosh G3 MT 300 出荷済み分にクロック設定の誤り
MacWEEK-J によると既出荷分の Power Macintosh G3 MT 300 にクロック周波数設定を誤って 291 MHz にしたものがあり, 300 MHz でないものが 200 台ある.このため回収され改めて今週中に出荷されることになった.既出荷分についてはピックアップ&デリバリーで対応するとある.
● Mac OS 8.1 :ランチャーのクリック音がしない
Mac OS 8.1 でランチャーのボタンをクリックしたときにクリック音がしないことがあることが確認された.
追記:
河本氏から仮想記憶をオフにすることによって改善されることをお知らせいただいた.
(
参考ページ)
● QuickTime 3.0 : MPEG ムービーのサウンドが変換されない
MPEG でサウンドを含むムービーをムービープレーヤ 3 で QuickTime ムービーに変換するとサウンドが失われてしまう.これは MPEG が画像とサウンドを同一のトラックにしているが, QuickTime 3 は対応していない.単に MPEG として再生するだけなら音声も再生できる.将来的に QuickTime で対応したい.
●ゴミ箱が元の位置に戻る
TIL: 30549 : Trash Can: Always Reverts to Original Position
ゴミ箱の位置は「 Finder設定」初期設定ファイルに記録されている.ゴミ箱を移動しても再起動すると位置が元に戻っている場合,この初期設定が壊れていることがある.その場合,「 Finder設定」をゴミ箱に捨てて再起動してから,ゴミ箱を空にする.
● Apple Remote Access 3.0 : PowerBook 150 内蔵モデムと非互換
TIL: 30550 : ARA 3.0: Incompatible with PowerBook 150 Internal Modem
「要約」
ARA 3.0 でモデムコントロールパネルの経由先をモデム/プリンタポートから内蔵モデムに変更できない.このため,リモートアクセスコントロールパネルは外部シリアルポートを使ってダイヤルすることになり,ダイアルトーンを検知できず,ポートが使用中ですと報告することもない.現時点での回避法は ARA 2.1を使用するか,外付けモデムを使用することである.
他のモデルでも起きる可能性はあるだろう. TIL で報告される障害は機種の範囲が特定されているものと,ある特定の単一機種を例にして障害が報告されている場合がある.範囲が特定されていたり,単一機種の例であっても他の機種では起きないと明記されている場合はその限りである.この場合,他の機種では起きないとは書かれていない.
● Mac OS 8 :
Windows NT サーバパッチ
98/2/2 項目「 UNIX, NT サーバのアイコンの問題」( Mac OS 8/8.1
クライアントから Unix, NT サーバをマウントしたらアイコンが動く)のパッチ.
● PageMill 2.0 J : Mac OS 8 で Type 2 エラー
2/19 に出ている
Adobe PageMill 2.02Jにアップグレードする.それ以前のバージョンは Mac OS 8 に未対応.入手,使用にはシリアル番号の入力が必要.
(C) Akiyama Satoru