Macintosh トラブルデータベース Archives |
項目での事項検索は Netscape の検索機能をお使い下さい.検索は各ページで command+F キー により検索語を入力できます.再検索は command+G でできます.
|
[ 98/2/6] 追加
●Millennium BIOS ver 3.00 の問題:フォーカルポイントの警告
SEI 氏よりこの問題についてフォーカルポイントが警告していることをお知らせいただいた.
フォーカルポイントは Matrox(http://www.matrox.com) の BIOS3.0 は起動しないなどの不具合が起きるとし,使用しないように警告し,回避法を載せている.回避法(外し方)は以下の通り.なお, Matrox(http://www.matrox.com)では 2/5 にBIOS3.0 を削除したようである.この問題については耳かきにも情報が寄せられていると渡部氏からお教えいただいている.
- ボードを取り外し, 4 MB のメモリカードをボードから抜く.
▼
ボードを PCI バスに装着しモニタに接続し, Macintosh を起動する
▼
元のバージョンの BIOS とドライバをインストールする
▼
再度,ボードを外し, 4 MB のメモリカードをボードに取り付け, Macintosh に装着する
[ 98/2/6]
●重要: HFS + : Disk Tools PPC の問題
Disk Tools PPC( 1/22 本記事で最初に紹介した)から起動した場合, HFS + ボリュームを利用できないことがある問題について 田中俊光氏から原因と回避法をご教示いただいた.この問題については(98/1/23 記事「警告: Mac OS 8.1 : HFS + は Mac OS 8.1 以外から起動できなく なる」中に記述している.
田中氏はTIL: 30345 : Mac OS 8.1: About Mac OS 8.1 Update の「Mac OS Extended and Language Kits」の項目中に関連する記述を発見された.それには次のように書かれている.Language Kit を使用したり,英語版 Mac OS 8.1 を日本語化して使用している方々は Disk Tools PPC の使用に注意しなければならない.それらで HFS + を作成し, Disk Tools PPC から起動する可能性がある場合には英語のスクリプトの状態で作成した方がよいだろう.すでに日本語環境で作成している HFS + について Disk Tools PPC を使用する場合はファイル名などの変更はもちろんファイル操作は避けた方がよい.
- Disk Tools PPC はプライマリスクリプトと英語での使用を意図して供される. Language Kit (secondary script) で使用している場合, Mac OS 8.1 CD を使用しなければならない. Disk Tools PPC フロッピーを使用してコンピュータを起動すると, secondary script で作成されたファイル名とボリューム名がでたらめになったり失われる.もし,それらを変更しようとするとファイルは失われるかも知れない.
私の場合は Disk Tools PPC から起動した場合にファイル名がなくなっていて,変更しようとしてもできなかったことがあった.そのため, Disk Tools PPC から起動した HFS + ボリュームは修正などできないと最初考えたのだが,別の HFS + ハードディスクに関して何の支障もないことが後で分かり原因が分からなかった.この原因は,日本語化した Mac OS 8.1 US を起動して初期化したハードディスクが前者で, Mac OS 8.1 US をそのまま英語版の状態で起動して初期化したハードディスクが後者だったのだと理解できる.
●デスクトップピクチャトラブルシュート
TIL: 24305にデスクトップピクチャで起きる問題と回避法が記されている.主な内容を以下に要約する.どうも他の機能拡張とのコンフリクトが多いようだ.● Apple Discussion Board FAQ
- デスクトップピクチャコントロールパネルを開いてピクチャを選ぶことができるがデスクトップにセットするとピクチャが消え「デスクトップピクチャコントロールパネルがコントロールパネルフォルダにない」と表示される.この問題は「 AppleScript 」機能拡張が入っていないからである.
Conflict Catcher 3 とコンフリクトする.最新のものを使用すること.
機能拡張マネージャで Mac OS 基本にしてもデスクトップピクチャが働かない場合, Desktop Pictures Prefs をゴミ箱に入れる.それでも解決できない場合は,ゴミ箱を空にし, Mac OS 8 CD からデスクトップピクチャをカスタム再インストールする.
機能拡張マネージャで Mac OS 基本にして問題が起きない場合は他の機能拡張が問題の原因である.
TIL の次の Apple Discussion Board FAQ が更新されている.
なお, Apple Discussion Board は次のとおり●Mac OS Discussion Board FAQ
- Mac OS Discussion Forum (同フレームページ)
PPC Desktop Computers Discussions(同フレームページ)
680x0 Desktop Computers Discussions(同フレームページ)
Performa Desktop Computers Discussions(同フレームページ)
Powerbook Discussion Forum ( 同フレームページ )
上記,Discussion Board FAQ のうち Mac OS に関して記されているトラブルを要約してみる.●「 .smi 」の拡張子
- 「フロッピーを認識しない」
「 script system (OSA) error 」
- Mac OS 8.1 をインストール後,フロッピーを挿入してもコンピュータが認識しない.起動フロッピーで起動できるのでドライブの問題ではないことが分かる.
この問題は Mac OS 8.1 未対応のサードパーティ製機能拡張によって起きる.( RAM Doubler が一部機種と非互換のようだ - 秋山注)「起動時の赤い×マーク」
- Mac OS 8.1 インストール後,"Could not run the script 'ConvertAICK' because of a script system (OSA) error"( スクリプトシステム ( OSA ) エラーのため 'ConvertAICK' スクリプトを実行できません.)と起動時に表示される. AppleScript 機能拡張が外されているか,サードパーティ製機能拡張によって起きる.
「メニューバークロックが機能しない」
- 起動時のアイコンパレード時に CFM-68K Runtime Enabler など赤い×マークの機能拡張が表示される.
CFM-68K Runtime Enabler は Mac OS 8 のシステムに含まれているので不要である.その問題も含め以下を参照のこと.
TIL: 22137
TIL: 24305
TIL: 30077
( 2番目のリンク( Avid Cinema: How To Troubleshoot Red 'X'At Startup ) はオリジナルのリンクが間違っている.)「 Mac OS 8.1 で改善された PC Exchange の問題他 」
- Mac OS 8 と非互換のサードバーティ製機能拡張がある.それら機能拡張についてはMac OS Discussion Forum を参照のこと.
「 Mac OS 8.1 のいくつかの機能拡張が損傷していると報告される」
- TIL: 22014 "PC Exchange 2.1.1: Cannot Read Some DOS Floppy Disks"
TIL: 18505 "PC Exchange: Will it Recognize Windows 95 File Names?"
TIL: 19976 "PC Exchange & ZIP Drive issues"
( I 番目のものはリンクが不正である)
- (本ページで既報であるので省略する)
Mac OS 8.1 のアップデータは「 Mac OS 8.1 Update.smi 」という名称である.これには「 .smi 」の拡張子が使われている.この拡張子は self-mounting image から来ていて, Disk Copy の自己マウントイメージファイルである.
[その他]
2/4 記事「 Millennium BIOS ver 3.00 の問題」に追記している.
TIL: 15460
AppleShare File Server: Chart of All Limitations
(C) Akiyama Satoru