Macintosh トラブルデータベース Archives |
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[ 01/9/19]
● Microsoft 社 OS に感染する W32/Nimda ウイルス
本日 (18 日) 発見され,現在猛烈な勢いで感染が広がっているそうだ. Macintosh には感染しないが,多分ユーザには Windows ユーザからの感染メールが大量に送られてくる可能性がある.また,感染が広がるに従いネットワークの一時的マヒに遭遇するかも知れない.感染した 「Internet Information Server」(IIS)にアクセスするだけで Javascript により "Readme.exe" をユーザのボリュームに書き込むという性質から, Windows マシン (95/98/Me/2000) に感染の拡大は必至のようだ.
ホームページやメールを見ただけで感染するウイルス−W32/Nimda-mm−
繰り返すが, Macintosh には感染しない.
● Mac OS 9.2.1:フレッツ接続ソフトウェア関連,起動時のバスエラー (継続)
"Mac OS 9.2.1:フレッツ接続ソフトウェア関連,起動時のバスエラー" について,同様の障害が発生することなど,何人かの方々からお知らせいただいた.
Takei 氏は "Internet Config Extension" を手動で削除することによって改善しない場合をお知らせいただいた (接続ソフトウェアを外して Mac OS 9.2.1 アップデート後,再インストールし, "Internet Config Extension" を削除) . Mac PoET を使えば接続は可能だそうだ.
高部氏もバスエラーが発生し, "Internet Config Extension" を手動で削除したがやはり改善せず,100 パーセントではないが再起動でも発生する頻度が高い.また,9.2/9.2.1 のどちらでも発生しするそうだ.
高部氏が究明したところ,起動時 Open Transport を読み込んだ時点で発生することから,フレッツ接続ソフトウェアインストール時に "Open Transport ASLM Modules" 機能拡張に何らかの変更を加えていることが判明した.このため,元の "Open Transport ASLM Modules" に戻すとバスエラーは発生しないそうだ.
しかし,フレッツ接続ソフトウェアは変更された "Open Transport ASLM Modules" が必要で, "Open Transport ASLM Modules" を元に戻すと ADSL 接続はできない.これらの事実をもとに氏が NTT に問い合わせたところ,次のような回答を得た.
「NTT の回答」
なお, 01/9/15 項目 でお知らせした藤田氏の発見である "Internet Config Extension" については削除して問題はないどころか,現行 Mac OS 日本語版では削除すべきものである ("インターネット設定機能拡張" と同じものであるため問題が発生する).これで解決する場合は多い.
- Mac OS 9.2.1 には現状のフレッツ接続ツールは対応していない.今後どうするかについてはわからない.
● Power Mac G4 (QuickSilver):内蔵スピーカの雑音 (継続) ほか
小林氏より, 01/9/9 項目 "Power Mac G4 (QuickSilver):内蔵スピーカの雑音" について情報をいただいた.障害は同様に発生するものの,ダイアログが表示されたときに発生するそうである.
例えば, Internet Explorer の初期設定の【履歴】を消去しようとすると確認ダイアログが表示されますが、このタイミングなどで,必ず,内臓スピーカーからホワイトノイズが発生するそうだ.Mac OS 9.x などよりも Mac OS X の方が発生確率が高いとのこと.また、System Preference のサウンド設定はあまり関係ないように思われるとのこと.
氏によれば,サウンド設定の保存が有効にならない場合があるそうだ. Mac OS 9.2.1 について,秋山はアップデート後,"Norton AntiVirus Auto-Protect" 機能拡張読み込み時にボツッという雑音が出るようになった( PowerBook G3 Series).
● Power Mac G4 (QuickSilver):USB 機器オン/オフ時の Macintosh 起動
小林氏よりお知らせいただいた.シャットダウン状態の Power Mac G4 (QuickSilver) に接続した USB 機器のスイッチを入/切すると Power Mac G4 (QuickSilver) 本体が起動してしまうそうである.(以前の Power Mac G4 でも確認されていた障害)
(NEC Sterm ITX70D をマシン USB 端子に直接接続)
電源が投入されている TA を本体 USB 端子に接続しても起動してしまう場合があったそうだ.
● Power Mac G4 (QuickSilver):Apple Pro Mouse の誤動作 (継続)
小林氏より Power Mac G4 (QuickSilver) における Apple Pro Mouse の誤動作について,障害発生の確認といくつかの特徴をお知らせ下さった.
氏によれば,画面上に開いているウィンドウをドラッグしている際に発生する.画面表示左側 (Apple メニュー側) から右方向にドラッグすると特に顕著に発生するように思われるそうだ.またマウスを浮かせた状態にして再度マウスを着地させた場合も同様の症状が発生するそうだ.リモートアクセスにて PPP 接続する際,リモートアクセスがフォアグラウンドになっている場合,接続中にマウスポインターが動作しなくなる症状が発生するそうだ.
これらの症状は Mac OS X では発生せず, Mac OS 9.2 で発生するとのこと.
なお,なぎさ氏より,光学式マウスの一般的特質として,光学式マウスの発光する光の色とマウスパッドの色との相性があるのではないかとご意見いただいた.
● Mac OS 9.2.1:DVD Player のバージョンダウン (継続)
01/9/15 項目 "Mac OS 9.2.1 アップデータ:DVD Player のバージョンダウン (継続)" に書かれた, Apple DVD Player 2.7 がインストールできない場合について,31 氏からお知らせいただいた.
氏は同じようにアップデートできなかったのだが,二三日後にアップデートしたところ,アップデートできたそうである.なぜ,できたのかは不明だそうだ.
● DVD Studio Pro/Apple DVD Player:DVD ビデオ再生等に内蔵 DVD ドライブが必要
60891: DVD Studio Pro, Apple DVD Player: Built-In DVD Drives Required for DVD-Video Preview and Playback
DVD Studio Pro はアップル社以外の外付け DVD-R ドライブを用いて DVD-R ディスクを作成できるが, Apple が出荷した内蔵 DVD-ROM または DVD-R ドライブ付きの機種でないと,プレビューモード, Apple DVD Player を用いたプロジェクトのテストができない.これら機能は CD-RW ドライブ内蔵 Macintosh では動作しない.これらは, DVD Studio Pro のインストールの有無に関わらず, Apple DVD Player でも同様である.
● Mac OS 9:上書きアップデート時の .img ファイルが読めない場合
60888 : Mac OS 9: Update Does Not Install, "cannot read file in.img or help.img" Alert Boxes Appear
Mac OS 9.0 から 9.2.1 の上書きアップデート時に, in.img または help.img が読めないというメッセージが表示されてインストールできない場合がある.
「対処法」
追記:
- 1.アップデータディスクのアイコンをゴミ箱にドラッグする.(アイコンのファイル名称が「.smi」「.img」の拡張子でないこと)
2.「.smi」「.img」の拡張子を持つ Mac OS 9 アップデートアイコンをダブルクリックする.新しいディスクアイコンがデスクトップに現れる.
3.ディスクのアイコンを開き,アップデートをインストールする.
kimura 氏よりお知らせいただいた.上記はアップデート対象のボリュームから起動している状態でアップデータを開いてアップデートを試みると起きるもので, CD から起動など別のボリュームから起動すれば起きないトラブルだそうだ.
● CarbonLib 1.2 と AppleWorks : EGBRIDGE 11.0.2 での問題は AppleWorks 6.2 アップデートで解決
有我氏より, 01/1/16 項目 " CarbonLib 1.2 北米版:一部 EGBRIDGE 11.0.2 での問題" について, AppleWorks を 6.2 にアップデートすることによって解決するとお知らせいただいた.
エルゴソフト社は EGBRIDGE Ver.11.5 以上にする対策を推奨している.また,EGBRIDGE で起きる入力障害は CarbonLib 1.3.1 以上にすることで改善されるが, CarbonLib 1.3.1/1.4 は他の面で障害がいくつか発生する.
追記:
上記,秋山が記した二段目の内容について,有我氏より, AppleWorks を 6.2 にアップデートする前は、 CarbonLib J- 1.2.5 /1.3.1/1.4 のどれでも入力障害が起きていたことと,それ以外の別の問題がおきるので CarbonLib J-1.2.5 にいったん戻し,AppleWorks を 6.2 にアップデートした時点で入力障害が解決したとご指摘いただいた.
● Sherlock:内容検索結果は 100 まで
106460: Sherlock: Maximum Result of 100 Returns on Indexed Volume Searches
Knowledge Base に Sherlock 「内容で検索」の結果表示は 100 までであると発表された.検索語を増やす,パーティションを指定してボリュームを絞るなどの対処法が述べられている.
Sherlock の「内容で検索」の結果表示が 100 までであることは, Sherlock 発表直後に本ページが既に述べている.
(C) Akiyama Satoru