[ 01/9/4]
● Mac OS 9.2.1：ディスプレイ解像度の問題 (継続)
伊菅氏より， Mac OS 9.2.1 アップデート後のモニタ解像度の問題についてお知らせいただいた．
「氏の症状」
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モニタコントロールパネルの解像度が推奨のみとなり，さらに 640x480, 800x600, 1024x768 の 3 パターンからしか選択できなくなった．
ハードディスクを初期化後 Mac OS 9.1 新規インストール後 Mac OS 9.2.1 アップデートして問題が発生．
(G4/450 (Rage 128 pro)，Sharp LL-T1610W (1280 x 1024) DVI 接続)
「改善に至った処置」
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ハードディスクを初期化後 Mac OS 9.1 新規インストール後 Mac OS 9.2.1 アップデートして問題が発生したので， Mac OS 9.1 状態のハードディスクから起動し，1280 x 1024 (60Hz?) に設定した状態で，Mac OS 9.2.1 アップデートした．
アップデート後，「1280 x 1024 (内蔵)」と「1280 x 1024 (75Hz)」の 2 種の類似解像度が現れたが再起動後消えたそうである．なお，直後に「1280 x1024 (75Hz)」を LL-T1610W で選択するとデジタル信号を認識しなくなるので注意．
ディスプレイ解像度の選択肢が限られる問題については，既に記した，そのマシンのビデオカードドライバ類を Mac OS 9.1 のものに取り替える方法の他，次のような対処法も試されたい．
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コントロールバーのモニタ解像度項目を ctrl キー押し下げでクリックすれば，希望の解像度が現れるかも知れない．「ディスプレイ初期設定」を削除してみる．
参照：
01/9/3 項目 "Mac OS 9.2.1：ディスプレイ解像度の問題"
追記：
Mochi 氏より，氏の場合 "ATI Driver Update":機能拡張ファイルを，9.1に付属していたものに取り替えることで解決できたとお知らせいただいた．( EIZO液晶モニタ L461,DVI接続)
● Mac OS 9.2.1：Command+Shift+Delete の意図しない動作の改善
Mac OS 9.1 で注意を要した Command+Shift+Delete に関する問題 (ゴミ箱が空の状態でファイルまたはフォルダが選択されている場合に実行すると，それらがゴミ箱に移動する) について， Mac OS 9.2.1 では改善され，移動しなくなった．
● Mac OS 9.2.1：Classic 環境での動作速度改善
Mac OS 9.2.1 を Mac OS X の Classic 環境に指定することで Classic 環境の動作速度が速くなったという報告が複数ある．秋山はもともと Mac OS X はインストールして起動してみただけという程度なので，違いはよく判らない．
● Disc Burner Extension 1.0.2：作成/修正日付の問題の改善
Mac OS 9.2.1 の "Disc Burner Extension" 1.0.2 によって， Disc Burner を用いて CD-R/CD-RW ディスクを作成した場合，作成されたファイルの作成/修正日がディスク作成日となってしまう問題は改善された．
参照：
01/7/15 項目 "Disc Burner：作成/修正日がディスク作成日となる"
● Mac OS 9.2.1：Toast など CD 作成ソフトでの不具合発生の場合
Mac OS 9.2.1 アップデート後， Toast などの CD ライティングソフトウェアが必要な外部 CD-RW などの機器を認識しなくなるという問題が発生することがある．回避法は以下の機能拡張を外すかダウングレードする．"SDAPAuthoring Support" を外すと DVD に関連して問題が起きるので注意．
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"Disc Burner Extension"
"SDAP Authoring Support " または他の Authoring Support 関連機能拡張
( "Disc Burner Extension" のみ外して効果がある場合がある)
● Mac OS 9.2.1：外部 CD-RW 等機器接続時の問題
Mac OS 9.2.1 アップデート後，外部 CD-RW 等 CD 作成機器を接続している場合，あるいは，それらにディスクを装着した場合に．マシンが起動しない，フリーズするなどの問題が発生する事例がある．回避法は以下の機能拡張を外すかダウングレードする．"SDAP Authoring Support" を外すと DVD に関連して問題が起きるので注意．
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"Disc Burner Extension"
"SDAP Authoring Support " または他の Authoring Support 関連機能拡張 (例えば FireWire 機器の場合 "FireWire Authoring Support" などというように)
● Mac OS 9.2.1：Eudora 5.1でのクラッシュ
Mac OS 9.2.1 アップデート後 Eudora 5.1 を起動しようとするとクラッシュする場合がある (問題なく動作している例もある)．QUALCOMM 社はこの問題について次のように回答しているそうだ．
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"ネットワーク設定機能拡張" をダウングレードするか，「Use Open Transport native TCP/IP」を切る．
ただし，この方法でも効果がない場合があるようだ． "スクリプティング機能追加" フォルダの "ネットワーク設定スクリプト" も同時にダウングレードすることで解決するという事例もある．また， "TCP/IP初期設定" を捨てるとよいという情報がある．
● Mac OS 9.2.1：USB 機器認識障害の場合
Mac OS 9.2.1 アップデート後，それまで使用できていた USB 機器が認識できなくなる場合， Mac OS 9.2.1 の "USB Device Extension" 1.5.5 を Mac OS 9.1 の "USB Device Extension" 1.4.6 にダウングレードすることで認識できるようになることがある．また， "FireWire Authoring Support" を外すと改善される場合がある．
● Mac OS 9.2.1：FireWire 機器認識障害の場合
Mac OS 9.2.1 アップデート後，それまで使用できていた FireWire 機器が認識できなくなる場合， Mac OS 9.2.1 の "FireWire Authoring Support" を外すと改善される場合がある．
● Mac OS 9.2.1：システムサウンドのドロップ不能?
私が経験した． Mac OS 9.2.1 アップデート後，それ以前使用していた警告音等システムサウンドファイルをアクティブな Mac OS 9.2.1 システムスーツケースにドロップしても組み込まれなかった．結局， ResEdit でリソースをコピーしたのだが，後で気が付いたのだが，起動システムでないスーツケースにはドロップできた．
● CarbonLib 1.4：ドラッグ&ドロップでの問題は未解決?
Mac OS 9.2.1 に含まれる CarbonLib 1.4 について，1.3.1 で見られることのあったドラッグ&ドロップでの問題は継続しているようだ．また，スリープ復帰後マシンがスローダウンする場合について関連があるという情報があり，ダウングレードすることで解決したという．
(C) Akiyama Satoru
