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● Mac OS 9.2.1 アップデート
● Mac OS 9.2.1:新機能
● Mac OS 9.2.1:ドライブ設定バージョンアップ
● Mac OS 9.2.1:Language Kit 1.1 と互換?
● Mac OS 9.2.1:iBook (Dual USB) 外部モニタのちらつき
● Mac OS 9.2.1:QuickTime 5 のため,4.x Pro の キーは無効
● Mac OS 9.2.1: Mac OS X から Classic として起動できない場合
● Mac OS 9.2.1 アップデート後 Mac OS X から Mac OS 9.x に切り替えできない
● Mac OS 9.2.1:フレッツ ADSL ソフトウェア
● Mac OS 9.2.1:フォントの注意
● Mac OS 9.2.1:マルチユーザ関連アップルメニュー:アップルメニューのサブメニュー表示異常は継続
● Mac OS 9.2.1:Entourage のスローダウン
● Mac OS 9.2.1:Retrospect の CD-RW 未対応
● Apple Studio Display 17 の雑音
● Mac OS X 10.0:インストーラは単独スレーブハードディスクを表示しない
● Mac OS X 10.0:Apple システム・プロフィールにモデム情報が正しく表示されない
● Mac OS X サーバで使用される TCP,UDP ポート一覧
● CarbonLib 1.4 北米版
● Final Cut Pro 2.0.2 日本語版


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[ 01/9/2]



● Mac OS 9.2.1 アップデート


120030 : Mac OS 9.2.1: Document and Software 各国語版 (日本語版を含む)
Mac OS 9.2.1 アップデート日本語版


Mac OS 9.1, 9.2 (G4 QuickSilver 専用バージョン) をアップデートする.Power Mac G4,Power Macintosh G3,PowerBook G4,PowerBook G3 (初代 PowerBook G3を除く), iMac, iBook が対象で,これらは Mac OS X 動作環境と同様である.Classic 環境の互換性を高めることが目的で, Mac OS X 10.0.x および, Mac OS X 10.1 に対応する Classic 環境用である .CarbonLib 1.4 が含まれる.

103.5 MB あり,ハードディスクの空きが 263 MB 必要.

Mac OS 9.2.1 というバージョンは Mac OS 9.1 からするとやや上がっているように思えるが,実は Mac OS 9.2 からするとマイナーバージョンアップであると思われる. Mac OS 9.1 からするとほとんどのシステムファイルがアップデートされている.

秋山は未確認であるが,一部最近出荷されているモデルにはすでに Mac OS 9.2.1 CD-ROM が付いているという.これらの機種でもアップデートされるかどうかは不明.海外の情報ではこれら Mac OS 9.2.1 と今回のアップデートは全く同一ではなく,アップデート版の方が新しいという.

新たに加えられた機能はほとんどなく,このアップデートは Apple によれば Mac OS X 10.1 発表に備えて, Mac OS X 10.1 で Classic 環境を動作させるのにより適したものにしたということのようだ.

ただし,非公式であるが,バグフィックスバージョンであるという情報もある.確かに私にとって使いにくかったバグが直っていた.

一方で Apple 社以外の製品について,特にドライバ未対応による非互換による機器認識障害他の問題が発生している.だが,これらはシステムのバージョンアップにはつきもののことで Mac OS 9.2.1 のみに見られる傾向ではない.

Mac OS 9.2.1 アップデートするかどうかにについてはさらに次の注意を喚起したい.

CD-ROM 版でないため,完全なアップデートにはならない.

システムフォルダについては完全にアップデートされると思われるが,通常 CD-ROM 版に付属する各種アプリケーション,ユーティリティ,データ等は含まれていない.いずれは Mac OS X 10.1 付属の Mac OS 9.2.1 をもう一度新規インストールする可能性がないか考えよう.私の場合はもう一度インストールし直すだろう.これらのコストはばかにならないはずだ.

それでもアップデートするメリットがあるという場合でも,直ちに元の作業環境に復帰できる方途を残し,試用期間を設けて動作確認をするようにしたい.アップデートに際しては通常のシステムアップデートについての原則を思い出していただきたい.

システムアップデートの一般的注意

今回の場合は,新規インストールした Mac OS 9.1 について, Mac OS 9.1 システム CD から起動してアップデートする.アップデート前にハードディスクの内容は全てバックアップすること.不可視ボリュームは可視に一時的に変更すること.仮想記憶,ファイル共有は切っておく.

参考:最近の OS バージョン

Mac OS 9.2 未発表バージョン (コードネーム Moonlight)

未発表マシンのために開発されたが,そのマシンの発表は中止となったため日の目をみないことになった.

Mac OS 9.2 公開バージョン (コードネーム Starlight)

Power Mac G4 (QuickSilver) に搭載されたバージョン. Moonlight がベースになっているが,同じではない.

Mac OS 9.2.1 (コードネーム LimeLight)

今回のバージョン



● Mac OS 9.2.1:新機能


今のところ,次のことが判明している.(一部 Mac OS 9.2 からの新機能)

1.メニューバークロック表示部分を option+クリックすると "日付 & 時刻" コントロールパネルが開閉する.(最近の機種でも可能であった)

2. "サウンド" コントロールパネルのスピーカトーンポップアップメニューの新設.

3.一部 PowerBook, iBook について, "省エネルギー設定" コントロールパネルに,アプリケーションのアイドル時間というような項目が新設されそうである.秋山の PowerBook では確認できなかった.



● Mac OS 9.2.1:ドライブ設定バージョンアップ


"ドライブ設定" が 2.0.3 から 2.0.7 になっている.ATA ドライババージョンが "ドライブ設定" 2.0.3 の 3.2.6 から 3.2.8 となる. Disk First Aid のバージョンは 8.6.1 のまま.



● Mac OS 9.2.1:Language Kit 1.1 と互換?


Apple の文書によれば, Mac OS 9.2.1 は Mac OS 9.2 CD 所収の Language Kit 1.1 以上で使用しなければならない.1.1 より古いバージョンの Language Kit は非互換.従って, Mac OS 9.1 CD 所収の Language Kit をインストールして動作可能であることになる.

ところが,日本語 TIL の記載はそのようになっていない.一部の誤訳との説があるが, MacFixIt は Mac OS 9.2.1 CD からインストールし, Mac OS 9.1 はだめだというように読める書き方をしている.

秋山が Language Kit をインストールしてみたところ,一応はインストールされ,動作するように見える.
(Mac OS 9.1 US 版 CD-ROM はあるのだが,英語版 9.2.1 アップデータをまた入手するのはさすがにしんどいので,日本語版 9.2.1 に Mac OS 9.1 CD の簡体 Chinese Language Kit 1.1 をインストールしてみた.特に問題なくインストール/起動でき,クラリスワークスでピーインから簡体に変換可能であった.といっても,数語試しただけ.本格的に使用したわけではないし,中国語システムを本格的に使用することもできないので,「動作するように見える」としか言えない)



● Mac OS 9.2.1:iBook (Dual USB) 外部モニタのちらつき


88200 : iBook (Dual USB): External Monitor Flickers at 1024 by 768 Resolution

iBook (Dual USB) を Mac OS 9.2.1 で使用した場合,解像度 1024×768 設定時に画面がちらつく場合がある.回避するには, 1024×768 以下の解像度に設定するか, Display Data Channel (DDC) モニタを使用するとある.根本的な解決法はまだないようだ.



● Mac OS 9.2.1:QuickTime 5 のため,4.x Pro の キーは無効


106443 : Mac OS 9.2.1: Installs QuickTime 5, Which May Require a New QuickTime Pro Key

Mac OS 9.2.1 の QuickTime はバージョンが (J-1) 5.0.2 となっている.そのため, QuickTime 4.1.2 までの Pro キーは無効になる.新しくキーを購入するか, 4.2.1 にダウングレードする.



● Mac OS 9.2.1: Mac OS X から Classic として起動できない場合


Mac OS X 「システム環境設定」の Classic の詳細設定から「デスクトップの再構築」を行う.



● Mac OS 9.2.1 アップデート後 Mac OS X から Mac OS 9.x に切り替えできない


私に起こった. Mac OS X で起動後,「システム環境設定」から起動システムを Mac OS 9.2.1 や Mac OS 9.1 に指定しても, Mac OS X から起動してしまう. Mac OS 9.x らしきハピーマック画面が数秒表示された後マシンが再起動して Mac OS X で再び起動する.

PRAM クリアは効果なく, Mac OS 9.1 システム CD を C キー押し下げ起動し,その後, Mac OS 9.2.1 の "起動ディスク" コントロールパネルから Mac OS 9.2.1 を指定して,何とか Mac OS X を見ずに起動できるようになった.

原因として思い当たるのは,ディスクドライババージョンが Mac OS 9.2.1 インストール時に変更されたこと,あるいは,現在移行時のため,複数のシステムフォルダが同一ボリュームに存在すること.

CD-ROM 起動したとき, Mac OS X 「システム環境設定」の「起動ディスク」で指定したボリュームのシステムフォルダは無効 (ブレスされていない) 状態であり,他のシステムフォルダが有効な状態であった.問題の再現性や原因についての探求は時間がなく未確認状態である.



● Mac OS 9.2.1:フレッツ ADSL ソフトウェア


shintax 氏からいただいた. Mac OS 9.2.1 アップデート後, NTT の ADSL ツールが認識されなくなることが起きたそうだ.ソフトウェアをアンインストールし,再インストールすることで解決したそうである.



● Mac OS 9.2.1:フォントの注意


shintax 氏からいただいた. Mac OS 9.2.1 に限らず,最近の Mac OS は以下の TrueType フォントをインストールする.

Courier
Helvetica
Palatino
Symbol
Times

上書きインストールすると, Type 1 の同名フォントは否応なく上書きされる.類似の名称の Type 1 用ビットマップフォントが存在する場合, TrueType が使用されたり,shintax 氏の例では Netscape 4.78 でそのようなフォントが指定されているページを表示するとフリーズするそうである.

DTP ユーザの場合,システムアップデート時はとにかく上書きしないで新規インストールし,フォントフォルダを厳重に管理している旧フォントフォルダに入れ替えて使うようにすればよい.



● Mac OS 9.2.1:マルチユーザ関連アップルメニュー:アップルメニューのサブメニュー表示異常は継続


黒原氏から,マルチユーザ機能を用いている場合,アップルメニューのサブメニュー表示に関して異常が起きる場合があることについて, Mac OS 9.2.1 でも問題が継続しているとお知らせ下さった.



● Mac OS 9.2.1:Entourage のスローダウン


Mac OS 9.2.1アップデート後, Entourage がスローダウンする場合があるようだ. "CD/DVD Driver」を古いバージョン ( Mac OS 9.1 は 1.4) に戻すことで解決するそうだ.



● Mac OS 9.2.1:Retrospect の CD-RW 未対応


Dantz 社はアップデートする予定.



● Apple Studio Display 17 の雑音


88195 : Apple Studio Display 17: Popping or Cracking Sound
Apple Studio Display (17" CRT): 放電をともなうポッピングノイズの現象について


Apple Studio Display 17 (CRT) Blue & White または Graphite モデルのモニタの一部にモニタ内部より雑音 (popping, cracking sound,日本語版では「ポッピングノイズ - ピシピシという音- やクラック音 -ピシッという音- 」) が発生することがある.モニタの放電によって起きることもある.通常の使用状態で問題が発生してもユーザは安全である.このような問題が発生する場合は Apple (日本の場合,アップルコーコールセンター) に連絡すること.



● Mac OS X 10.0:インストーラは単独スレーブハードディスクを表示しない


106442 : Mac OS X 10.0: Installer Does Not Display Hard Disk

Mac OS X 10.0 インストーラはスレーブに設定され単独に接続されている ATA/IDE ハードディスクを表示しない. Mac OS 9 で起動して Apple システム・プロフィールを起動して,そのハードディスクの ID 表示を確認すれば,そのハードディスクがスレーブかマスターか判る (注:「ID = 0」がマスター,「ID = 1」がスレーブ).インストーラにディム表示される場合はこの場合ではなく, 8GB制限である.

参照:
01/3/31 項目 "Mac OS X 10.0:インストール時のボリュームディム表示"



● Mac OS X 10.0:Apple システム・プロフィールにモデム情報が正しく表示されない


106446 : Mac OS X 10.0: Apple System Profiler Modem Information Incorrect or Missing

Mac OS X 10.0 かそれ以降ではApple システム・プロフィールにモデム情報が正しく表示されず, Ethernet アドレスが表示される.ハードウェアの問題ではない. Apple は調査中.



● Mac OS X サーバで使用される TCP,UDP ポート一覧


106439 : TCP and UDP Ports Used By Mac OS X Services



● CarbonLib 1.4 北米版


CarbonLib 1.4 北米版

Mac OS 8.6 以降で動作. Mac OS 9.2.1 には日本語版がすでに含まれている.



● Final Cut Pro 2.0.2 日本語版


75153 : Final Cut Pro 2.0.2 日本語版

・トリム編集ウインドウでの数値編集による再生停止がなくなった
・ Macintosh Manager でも動作するようになった
・32kHz のオーディオファイルが 48kHz で歪んだ音になった問題を修正
・1 GB 以上のメモリを搭載したコンピュータで,オーディオメーターウインドウに関する機知の問題から Final Cut Pro が突然異常終了した問題を修正



(C) Akiyama Satoru



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