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FireWire ボリュームからの起動
メルコ HG3-PM466 が LaserWriter 300 を認識しない?
TechTool Pro 2.5.3:PRAM クリアでの問題
PowerBook (FireWire):外部モニタのみの使用法
Apple Tech Info Library 一部ページのリニューアル予定
よもやま:「Mac OS 9 での差分コピー」続き
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[ 00/4/2]



本日は 2000 年 3 月 31 日である.本来なら更新日付は翌日の 4/1 とするところであるが,エイプリルフールと区別するため, 4/2 日付とした.



● FireWire ボリュームからの起動


FireWire ボリュームからの起動に関して佐藤氏から Apple FireWire 開発チームからの情報をお知らせくださった.

・現在出荷中 Mac OS 9.0.2 対応の FireWire 回路内蔵機種は全て FireWire ボリュームから起動可能である.
(秋山注:現在出荷中の FireWire 回路内蔵マシンは 2000 年 2 月 18 日発売の Power Mac G4 (AGP Graphics) , iMac DV, iMac SE, PowerBook (FireWire) .これらは Mac OS 9.0.2 がプレインストールされていることで区別できる.)

・上記以外のマシンでは Mac OS 9.0.2 をインストールしても FireWire ボリュームから起動できない.( FireWire ボリューム起動が Open Firmware の ROM [boot ROM] バージョンに依存するため. Open Firmware をコピーすることはできないし,できたとしても危険である)

・起動するためには "起動ディスク" コントロールパネルでボリュームを選択しなければならないが,大部分の,あるいは全てのサードパーティ製ディスクドライバは未対応である.

・現在 PowerBook (FireWire) のターゲットディスクモードは Apple のドライバが対応しているのでターゲットディスクモードであれば起動できる.

「ターゲットディスクモードによる PowerBook (FireWire) からの起動法」

1.ホストコンピュータは Mac OS 9.0.2 かそれ以降の OS がプレインストールされたマシンでなければならない.また, FireWire 2.3.3 かそれ以降が必要である.

2.ターゲットコンピュータは起動時に T キーを押して起動したターゲットディスクモードの PowerBook (FireWire) である.

3.それらのシステム間を FireWire ケーブルで接続する.

4.ターゲットディスクモード (TDM) マシンはホストコンピュータのデスクトップに現れるだろう.

5. "起動ディスク" コントロールパネルを使用してターゲットディスクモードコンピュータを選択する.

6.ホストコンピュータを再起動する.

起動可能なサードパーティ製 FireWire ドライバが利用できるようになれば,ターゲットディスクモードコンピュータをサードパーティ製 FireWire ドライブに読み替えることにより上記手順に沿って起動可能となるだろう.

以下のことはまだ話すことができない.

1. FireWire 2.3.3 出荷時期

2.古いシステムを起動可能にできるようにアップグレードする方法があるか

3.サードパーティ製ドライバが起動に対応する時期 (製造元に聞くこと)



● Internet Explorer 5:一部検索エンジンなどでの問題


廣氏,高橋氏からいただいた. Internet Explorer 5 日本語版を用いて goo NTT Directory など日本語検索エンジンの検索や検索結果に関して問題が起きる場合があるようだ.

廣氏によれば goo を検索して表示された検索結果のページが表示されないということが起きるそうだ. 検索結果の URL に検索文字列が追加されることが原因と推察されている.高橋氏によれば, goo や NTT Directory など一部の検索エンジンでの検索フォーム入力時に日本語が文字化けするという.

検索エンジンに関して私が試した範囲では,正常に入力でき,検索結果ページの表示でも問題は確認できず,正常に表示できた.しかし,検索エンジンに限らず入力フォームでの日本語表示でも問題があるとか,一部ページの表示で問題が起きているというユーザは多いようだ.そうしたもののうちページ表示について私でも確認できたものがある.TABLE の解釈がこれまでと異なっていることが原因だという指摘がある.(STYLE="table-layout:fixed"かつCELLSPACING="0"の指定がある場合に表示に問題が出る)



●メルコ HG3-PM466 が LaserWriter 300 を認識しない?


山本氏からお知らせいただいている.氏のメルコ社製 HG3-PM466 G3 カードが LaserWriter 300 を認識しない.氏は以前この問題の記述を他でも見かけたことがあるそうだ.

氏がメルコ社に問い合わせたところ,メルコ社に LaserWriter 300 がないので,同製品を送ってもらわないと調査できないと回答されたそうだ.



● TechTool Pro 2.5.3:PRAM クリアでの問題


Hirabayashi 氏からいただいた. TechTool Pro 2.5.3 (英語版) の PRAM クリア機能を使用した場合,システム関連の数個のファイルの修正日時が約 9 時間未来になってしまうそうだ. shift 起動からでも同様であり,日付 & 時刻コントロールパネルでの設定を US にしたりしても改善されないそうだ.また,フリーウェアの TechTool 119 でも同様だそうだ. MicroMat に問い合わせているが回答がない.

私は TechTool Pro 日本語版を持っているが,それによる PRAM クリアは試したことがなく,おいそれと試すことのできるようなことではないので確認できなかった. TechTool Pro の PRAM クリアは Macintosh の標準的な PRAM クリアとは異なっている.当然日付 & 時刻の設定もクリアされるのだろうが,システムファイルのいくつかが未来になる理由というのはその関係しか想像がつかない.



● PowerBook (FireWire):外部モニタのみの使用法


MacInTouch 00.3.29 は PowerBook (FireWire) の内蔵モニタを切ったまま外部モニタを使用しなおかつ PowerBook (FireWire) のキーボードから入力できる方法を掲載している.

PowerBook (FireWire) に USB マウスを接続して外部モニタにミラーリングしている状態で液晶モニタを閉じる. PowerBook がスリープに入った後にマウスをクリックすると外部モニタに表示されるので,その後に PowerBook のふたを開けば液晶モニタを切ったままキーボードが使えるそうだ.



● Apple Tech Info Library 一部ページのリニューアル予定


Apple Tech Info Library の最近7 日間に更新されたページがここ数日更新されなくなっていて, MacFixIt などでは問題にしている.しかし,私が聞いたところでは, Apple はこのページを新しく作り直しているそうでしばらく更新されないだけとのことだ.

Apple Tech Info Library 自体は更新され続けているが,この間,私のページで紹介するようなめぼしいものはあまり見あたらない.



●よもやま:「Mac OS 9 での差分コピー」続き


00/3/27 項目 "よもやま:バックアップでの同期,差分コピーをどうするか" の後半である.


逸れた話を元に戻す. Mac OS 9 で "SpeedCopy" が動作しなくなったため,私は,動作可能な Mac OS 8.6 起動システムに切り替えてバックアップしていたのであるが,バックアップの時間が長くなるにつれてバックアップ中も仕事を続けるため,やはり通常使用している Mac OS 9 のシステムフォルダから起動したままバックアップしたくなった.最初に書いたように,仮想記憶や SCSI 接続のためのマシンの再起動はいたしかたない.将来自宅で, 100Base ネットワーク上のバックアップが可能になるまで,または FireWire 対応マシンからの FireWire ストレージへのバックアップができるようになるまで,はたまた, AirMac (AirPort) からの TCP/IP コピーが可能になるまで,とにかくどうなるか判らないが,私の自宅にはそのようなものは今のところないのだ.

そこで, Speed Doubler に代わるものがないか探してみた.常時コピー時に使用できるようなものは私は寡聞にして知らないので,バックアップツールとして考えることになるだろう.このような用途のバックアップツールには "Retrospect" というソフトウェアがあることは先にも書いた.バックアップツールとして Retrospect が優れていることは誰もが認めるところであり,私も購入したことがある.しかし, Retrospect は高機能すぎて気楽に使い始められないところがある.コンピュータを日常使用するシステム全体からデザインし直さないといけない.また,そうなったら気軽に使用を止めるということもできにくくなる.また,システムアップデート毎に Retrospect をアップデートすることが多いのだが,英語版のアップデートはすぐなのだが,日本語版については不安があった.

私はもっと気楽に使えるようなものということで,シェアウェアのバックアップユーティリティに私に合ったものがないか探してみた.この分野では "SwitchBack" と "Synchronize!" というよく知られたユーティリティが古くからある.しかし,私はいくつか試して,現在,Toshi. Suzuki 氏による "TS-Backupper" をシェアウェア登録して差分コピーさせてしばらく使用している.

"Synchronize!" も大変高機能で私には魅力的であったが,シェアウェア料金がやや高く,デモには限定があって機能を十分試せない.また,先日別項目で触れた "ファイル・シンクロナイズ" のように "Synchronize!" も Finder コメントをコピーしない.そこで, "TS-Backupper" をしばらく使ってみることにした.何度かバックアップ先とバックアップ元を比較してみたが,まず,安心して使用している. Finder コメントが無視されるということがないのはなによりだ.私はブラウザから保存した HTML ファイルの URL について Finder コメントを頼りにしているのだ.

使用方法は "ファイル・シンクロナイズ" ほどではないにしても分かりやすい.バックアップ元とバックアップ先のフォルダ等を画面にドロップする.バックアップ処理は設定ファイルとして保存できる.いくつものボリュームのバックアップ先等の設定は別の設定ファイルとなるので,これを一度にまとめて保存するようにできるといいのだが.いくつかのファイルを同時に開くことで複数のコピーウインドウが開くので同じようなことなのかも知れないのだが,ひとつひとつ済ませていくのに比べてコピー処理が遅くなるということはないのだろうか.

"TS-Backupper" の作者の方もお書きのように,同一名称のボリュームが複数マウントされている場合に問題が発生する.これは私も確認した.バックアップボリュームとバックアップ元のボリューム名とが同じことはないではない.ないものねだりかも知れないがそれが可能であればなおよい.またバックアップ元の中に新たに作成されたフォルダについてウインドウのリストやアイコンなどの表示形式が正確に保存されないようだ.

Speed Doubler は常時コピーする際にも有効であったが "TS-Backupper" にそのような機能はない.だが,そのような環境に実際に移行してみて,日常の作業で差分コピーがぜひとも必要だというような場合があまりないことに気がついた.どうしても必要な場合には "TS-Backupper" を起動してコピーを行っている.

Speed Doubler は Mac OS 8.6 の場合 Macintosh を何割か程度 (これはかなりの数字だ) 遅くしていた. Mac OS 8.6 から Mac OS 9 に移行したユーザで Mac OS 9 の方が速いと感じたユーザの中には実は Speed Doubler ユーザだった場合があるかもしれないと思っている. Mac OS 8.6 で Speed Doubler が足を引っ張っていたことに気がつかず, Speed Doubler が動作しない Mac OS 9 が速く感じるということではないだろうか.私も Mac OS 9 の方が Mac OS 8.6 より速いと感じた口だが,こういうことであると思っている.

"ファイル・シンクロナイズ" コントロールパネルは Apple ならではの使い易さがある.その点 "TS-Backupper" は改善されればいいなあと思う部分もある.ドロップしたフォルダ等がアイコンで表示されないので取り違えていないかいつも不安があるし,バックアップ元とバックアップ先が逆になっていないか一見しただけでは分かりにくい.

しかし, "ファイル・シンクロナイズ" は純正とはとても思えないくらいいろいろと安定性に問題がある.何より問題なのはファイルの修正日に問題があるとして同期に失敗するファイルが多くあることだ. Apple Tech Info Library にはこの問題についての記述があるが,そこに書かれた回避法を試しても私の場合は改善されなかった.このため実際に用をなさない場合が多すぎるのは残念だ.


「私のバックアップの実際」


さて,バックアップの差分コピーは "TS-Backupper" や他のユーティリティで解決できる.というところで,現在の私のバックアップの方式について他のことも触れておく.(あまりバックアップしたことのない人には参考になるかもしれないが,そのような方は本ページの読者では比較的少ない方に属すだろう)

私は現在,3 種類あるいはそれ以上のバックアップを行っている.頻度の低いものから言うと,まず 3 ヶ月程度毎に MO に自分で作成したファイル類のコピーを作成して保存し続けている.上書きは行わず,新しいメディアに一から書き込んで CD-ROM のように溜めていっている.この場合,差分コピーの必要はない.

システムフォルダについては,これも MO にいくつか保存するが,こちらは定期的には行っていない.マシンを購入した場合のそのままのハードディスク,システムフォルダを新規インストールした直後のカスタマイズする前のもの,カスタマイズした直後のもの,これらを MO にバックアップしている.日常使っている変更されたシステムフォルダについては MO 以外に行うファイルのバックアップ先 (バックアップ用ハードディスク) に行っている.アプリケーションについてもインストール直後のものを MO にバックアップする.

MO はメディアの信頼性が高く,比較的長い時間バックアップしたものを保存するという用途には CD-ROM ほどではないが向いていると思う.私の MO のメディアは 640 MB メディアであるが,容量に問題がある.圧縮しても一枚に収まらなくなり容量が不足するようになってきているのだ.また,できれば圧縮はしたくない. 1.3 GB 程度の新型 MO も普及し始めてきたが,その程度の容量では焼け石に水のように思える.

私は MO を128 MB のときから 230MB,640MB と次々とドライブとメディアを更新してきた.しかし,もう更新するつもりはない.もともと速いメディアでないうえに,容量が大きくなると書き込みに時間がかかるのは必然である.累積した MO メディアの置き場所にも困ってきて, MO へのバックアップ自体見直すべきか,どうしたものかと思っている.

私はバックアップを数年前まで主に MO に行っていた.しかし, 1-2 年くらい前から, MO 以外にも SCSI 接続の複数のハードディスクにバックアップするようになり,すぐにハードディスクの方が主になった.最初は SCSI 接続の外付けハードディスクとネットワーク上の他マシンのハードディスクにバックアップしていた.ネットワークボリュームへのバックアップをいつの間にかしなくなったのは既に書いたとおりである.

ハードディスクでのバックアップとしては,現在,外付け SCSI 接続 (実は ATA/IDE ディスク) と,PC カードによる ATA/IDE ディスクへのバックアップを行っている.

外付け SCSI 接続の 27GB ハードディスクには 1- 2 週間に一度程度マシンのハードディスクを丸ごとバックアップしている.これは累積させるわけではなく "TS-Backupper" によって差分コピーする.また,大容量のハードディスクなので,重要なファイルの多いボリュームについては時間差をおいて複数バックアップしている.

もっとも頻度の高いバックアップは PC カードのハードディスクへのバックアップで,毎日から 2-3 日毎程度の頻度で行っている.更新されたファイルが多い場合はそのたびに作業終了後行っている.これもハードディスクを丸ごと差分コピーをしてバックアップする.PC カードに接続するのは 2.5 インチのベアドライブで,これを 2 台用意し,交互にバックアップする.

PC カードハードディスクの使用頻度が高いのはなんといっても Macintosh を起動したまま着脱できるという利便性によるものだ. FireWire を使った人がこれと同じ事をよく言うが, PowerBook では PC カードによる ATA 接続を利用して既に以前から同様のことが可能であったのだ.

参考までに記すと,私が利用している PC カードは APRICORN 社製の「EZ-GIG」という製品である.これに 2.5 インチのベアドライブを接続して利用する.通常 DOS/V 用ということで売られていて Macintosh 用ということにはなっていない.しかし Macintosh で使用しても問題は何もない.機能拡張類など何も必要なくマウントすることができ,マシン駆動中でもボリュームをゴミ箱に捨てることでアンマウントできる.価格も DOS/V 用ということで納得できるものだと思う. Macintosh についての説明はないが,仮想記憶とは非互換であるので,使用する場合は仮想記憶は切っておかなければならない.仮想記憶と同時に用いると,書き込みの際にマシンがフリーズする.これはこの製品だけということではなく,一般的なもののようだ.

PC カードのストレージとしては私は最初に「Flip disk」という製品を購入してみた.これはハードディスクが内蔵されていて,同時に購入する.この製品の購入は失敗であったと思っている.2 台購入したが,2 台とも問題が発生し,使えなくなった.ドライブ自体は取り出して現在でも上記「EZ-GIG」などで快調に使用できているので基板などに問題があるようだ.また, PowerBook 2400 でも使えるという触れ込みであったが,実際には使えず,メーカにメールしたが返事がなかった.安いものではなかったのでとんだ失敗をしてしまったものだ.

ハードディスクにバックアップする場合,私は 2.5 インチのベアドライブがいいと思っている.1-2 週間毎に使用している 27GB ハードディスクは 3.5 インチのもので自宅に置いているのだが, PC カードに用いる 2.5 インチベアドライブ 2 台のうちの一方は PC カードとともに PowerBook を入れるかばんにいつも入れていて常時携帯している. 3.5 インチの場合,常時携帯とはなかなかいかないだろう.

別メディアというわけではないのだが,私は RAM ディスクに Web ブラウザの履歴等を保存しているので, RAM ディスクをハードディスクに一日に何度か手動でコピーしている.私のマシンではフリーズ等を起こした場合, RAM ディスクの内容は失われる.同じ理由から日に何度かマシンをシステム終了し,初期設定フォルダにある "存続型 RAM ディスク" を更新させている.

あと,これはバックアップとは呼べないかもしれないが,実質は同じ機能を果たすことができるものがある.私はこれら作成したファイルを Web サーバから公開しているわけだが, Web サーバに書き込まれたファイルはバックアップと同じことになる.実際にお世話になったことはまだないが,私の場合,最新かつもっとも頻度の高いバックアップはこれだと言うこともできる.私は誤字などを発見しては一日に何度か書き込み直すということが多いのだ.

こうして年に何回か発生する誤操作等でのファイルの誤った書き換え等と,年に一回あるかどうかのハードディスクの異常に備えている.ファイルを整理していて,私はよく途中で元に戻したくなることがある.そのような場合,時にはバックアップに戻した方が早いと判断してバックアップを使うことが最もバックアップを利用する機会となる.


「ついでにハードディスクを交換した話」


このごろのマシンのハードディスク容量の増大から,新しくマシンを購入した際やハードディスクを換装した場合にはバックアップメディアを用意することを同時に考えるようになってきた.

ということで,私は 8GB の内蔵ハードディスクを持つ現在の PowerBook を購入した際,PCカード接続できる 2.5 インチ 10 GB ドライブも同時に購入し,それを使ってバックアップしていたのだが,最近両者の関係を入れ替えた.10 GB を内蔵し,それまで内蔵されていた 8GB ハードディスクをバックアップ用にした.

イメージファイルとしてバックアップするのでなければ,バックアップ用メディアを同一かそれ以上の容量のものにする必要はない.常時使用しているハードディスクには必ず空き容量がある.また,私は仮想記憶用ボリュームを作成しているのだが,これはバックアップする必要はない.つまり,バックアップ先の容量は必ずバックアップ元よりある程度小さいのだ.

しかし,私の場合,ハードディスクを入れ替えたのはこれが第一の理由ではない.私の PowerBook の IBM 8GB のハードディスクの回転音がだんだん大きくなって,うるさいくらいになったというのがその主な理由なのである.たまたまバックアップ用に用意していた東芝製 10 GB ハードディスクがとても静かだったのだ.

気のせいか発熱も少ないようにも思える.ただ,これも気のせいかも知れないのだが,交換後,仮想記憶の書き戻し時なのだろうか作業が中断されることが気にかかるようになった.

ハードディスクを換装して分かったのだが,ハードディスクの重量というのは結構ばかにならないものだ.私の場合,取り替えた東芝製 10 GB の方が,最初から入っていた IBM 8GB よりずいぶん軽く感じた.計ってみると 40 グラム違っていた.この 40 グラムを皆様はどうお感じになるだろうか.


今回はこの辺で.



(C) Akiyama Satoru



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