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PowerBook (FireWire) の特徴 PowerBook (FireWire): FireWire ターゲットディスクモード PowerBook (FireWire):"メモリの内容を保存してからスリープする" 機能対応ほか PowerBook (FireWire):メディアベイの互換 PowerBook (FireWire):AirPort カードのインストール法 PowerBook (FireWire):メモリ増設法 PowerBook (FireWire):キーボード固定ネジ PowerBook (FireWire):FireWire 最大接続装置数 |
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[ 00/2/17]
今回発表されたPowerBook を Apple は PowerBook (FireWire) と称している.
● PowerBook (FireWire) の特徴
TIL: 58588 : PowerBook (FireWire): What is New and Different?
・ FireWire 装備
・ DVD ソフトウェアデコード
・ SCSI 端子がない
・ iBook 類似の電源アダブタ
● PowerBook (FireWire): FireWire ターゲットディスクモード
TIL: 58583 : PowerBook (FireWire): FireWire Target Disk Mode
PowerBook (FireWire) はそれまでの PowerBook モデルの SCSI ディスクモードと類似した機能を FireWire ターゲットディスクモードとして FireWire ポートを利用して実現している.以下に書かれている接続手順を紹介する.
TIL に書かれた接続手順によれば,これまでの SCSI ディスクモードとはいくつかの点で異なっている.気がついた点を書いてみる.
- 「接続手順」
1.コンピュータは終了状態であること.他の FireWire 機器が接続されていないこと.
2. FireWire ケーブルを用いて PowerBook と他の FireWire 2.3.2 かそれより新しいバージョンの対応マシンとを接続する.ホストマシンは終了状態であること.
3.PowerBook を起動し,直ちに T キーを押す.コンピュータ (秋山注:PowerBook のこと) は FireWire アイコンを表示する.そして,内蔵ハードディスクが他のコンピュータのデスクトップに現れる.
4.操作終了後,PowerBook のハードディスクアイコンをゴミ箱に捨てる.
5.PowerBook をパワーボタンを押して終了させ, FireWire ケーブルを抜く.
・特別な専用ケーブルは必要ない.
・その代わり, T キー起動が必要.
・しかし,PowerBook 側はいったん終了しておく必要があり,接続終了後も終了させなければならない.(ターゲットモードの切り替えのため?)
・接続終了時には PowerBook のディスクアイコンをゴミ箱にドラッグしなければならない.
追記:
当初本 TIL では明示されていなかったが,2000/2/23 に訂正されたものでは相手のコンピュータを終了して接続するよう訂正されている.相手側コンピュータをいつ起動するか書かれていないし,ターゲットディスクモードを終了する際にも相手側コンピュータをどうするか記されていない.
● PowerBook (FireWire):"メモリの内容を保存してからスリープする" 機能対応ほか
TIL: 58589 : PowerBook (FireWire): Supports Preserve Memory Contents on Sleep
「メモリの内容を保存してからスリープする」
PowerBook (FireWire) では iBook で採用された"メモリの内容を保存してからスリープする" 機能がある.このハイバネーション対応により,スリープ前に RAM の内容をハードディスクに不可視ファイルとして記録し,スリープから復帰する際に RAM に復元する.これにより何らかの理由で電源供給が途絶えた場合でも RAM の内容を復元することができる.この機能を使用する場合は仮想メモリをオンにしなければならない.
パワーキーからの起動時に自動的に RAM の内容をハードディスクから読み直す.通常の起動と類似のプロセスをとるが,起動画面や機能拡張アイコンを表示せず,プログレスバーを表示する.
「他の省エネルギー設定コントロールパネルの機能」
・ "Wake when the modem detects a ring":ファクシミリソフトウェアのように着信に応答する必要のあるソフトウェアが応答できるようにスリープ解除される.
・ "Wake when the computer is opened":蓋を開いたらスリープ解除される.
など.
● PowerBook (FireWire):メディアベイの互換
TIL: 58586 : PowerBook (FireWire): Media Bay Device Compatibility
DVD モデュールは他のモデルと互換はない.バッテリは PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) と互換がある. PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) 用メディアベイモデュールは基本的に互換があるが, PowerBook (FireWire) 用に開発されたモデュールはそれまでの PowerBook で使えない場合がある.
● PowerBook (FireWire):AirPort カードのインストール法
TIL: 58581 : PowerBook (FireWire): AirPort Card Install
PowerBook (FireWire) への AirPort (AirMac) カードのインストール法を写真や図入りで説明している.
● PowerBook (FireWire):メモリ増設法
TIL: 58582 : PowerBook (FireWire): Upgrading Memory
PowerBook (FireWire) に使用できる SO (small outline) DIMM メモリは以下.
256 MB ×2 の 512 MB まで対応している.PowerBook G3 Series で使用する PC66 RAM の使用は推奨できず,対応 (サポート) していない.
- 144-pin, 8-byte, PC100 互換
2.0 インチ (5.08 cm) までの高さ
3.3-V SDRAM self-refresh, 125 MHz かそれ以上 (8 ns )
PowerBook (FireWire) のメモリインストール法を写真や図入りで説明している.
● PowerBook (FireWire):キーボード固定ネジ
TIL: 58592 : PowerBook (FireWire): Keyboard Locking Screw
PowerBook (FireWire) のキーボード固定ネジは PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) よりも iBook に類似している.ネジは半回転するだけでよい.製品のキーボードは固定されていない.
● PowerBook (FireWire):FireWire 最大接続装置数
TIL: 58585 : PowerBook (FireWire): Maximum Number of FireWire Devices Supported
個々に電源供給できる能力のある FireWire の最大装置数は PowerBook (FireWire) では 63 で,1 チェーンにつき 16 台. PowerBook (FireWire) は 6 ワットを FireWire ポートから供給できる.これは自己電源を持たない FireWire 装置 1 台に供給できる.この場合 AC 電源アダブタを PowerBook (FireWire) 本体に接続した方がよいだろう.
(C) Akiyama Satoru