Macintosh トラブルニュース Archives 2010年1-3月 (Macintosh News)

[ 10/3/31]

● Mac OS X 10.6.3 Update

Mac OS X v10.6.3 Update (Combo)
Mac OS X v10.6.3 Update
Mac OS X Server v10.6.3 Update (Combo
Mac OS X Server v10.6.3 Update

以下、Mac OS X v10.6.3 Update (Combo) 版（統合アップデート版）の Read Me の日本語の内容

10.6.3 アップデートは、Mac OS X Snow Leopard をお使いのすべてのユーザに推奨されます。このアップデートでは、お使いの Mac の安定性、互換性、セキュリティを強化するためオペレーティングシステム全体に修正が加えられるほか、次のような修正が行われます：

・QuickTime X の信頼性と互換性を向上

・OpenGL ベースアプリケーションの互換性の問題を改善

・Mail で背景メッセージカラーが正しく表示されない問題を改善

・Rosetta アプリケーションで名前に # または & を含むファイルを開けない問題を解決

・Windows ファイルサーバにファイルをコピーできない問題を解決

・Logic Pro 9 および Main Stage 2 を 64 ビットモードで実行するときのパフォーマンスを向上

・Bonjour ウェイクオンデマンドを使用するときのスリープ／スリープ解除の信頼性を向上

・HD コンテンツのある iMovie でカラーの問題を改善

・プリントの信頼性を向上

・Exchange サーバに接続しているときに iCal でイベントが繰り返される問題を解決

・他社製 USB 入力デバイスの信頼性を向上

・iMac（Late 2009）内蔵 iSight カメラからのビデオを表示するときにピクセルがぼかされたり、動かなくなったり、暗くなったりする現象を修正

「対象」

Mac OS X 10.6

「システム要件」

Mac OS X 10.6 - Mac OS X 10.6.2

[ 10/3/29]

● Mac OS X 10.6：ファイルを作成したアプリケーションで開かない

Adobe 技術文書 : cpsid_51110 : Files do not open in original authoring application (Mac OS X 10.6)

「症状」

Finder で、 Adobe 社ほかのファイルを開くと、そのファイルを作成したアプリケーションで開かない

「条件・原因等」

Mac OS X 10.6 は、ファイルを開くときに適切なアプリケーションを判断する Launch Services メソッドから、クリエータコードの使用を削除した。ファイルは、特定のファイルに関連付けられた、あるいはそのタイプ、拡張子に基づいたアプリケーションで開かれる。拡張子を削除すると、適切に開けない可能性が強くなる。

「回避法」

A．ファイル名称に拡張子をつける

B．そのファイルの情報ウインドウから「このアプリケーションで開く」でアプリケーションを指定し、「すべてを変更...」ボタンをクリックする

C．同一タイプのファイルでクリエータの異なる場合、異なる拡張子をつける。例えば、Web ブラウザ用には「.jpg」とし、Photoshop 用には「.jpeg」とするなど。

● カメラ対応 Adobe Camera Raw プラグイン一覧

Adobe 技術文書 : kb407111 : Cameras supported by all versions of the Adobe Camera Raw plug-in

各デジタルカメラが対応する Adobe 社 Camera Raw プラグインのバージョンと Raw ファイルの拡張子一覧

● Aperture 3.0.2

Aperture 3.0.2

主に次のような箇所を中心に、広範囲に渡り、全体的な安定性と修正を施した。・Aperture 1.x 、2.x のライブラリをアップグレード

・ iPhoto や Aperture の初期のバージョンからのライブラリ読み込み

・写真が階層的に入っているフォルダのライブラリ読み込み

・「人々」での名前の追加、顔認証の確認

・「人々」のコルクボードでのスナップショットの並べ替え・印刷設定の作成と保存

・メタデータ設定の複製

・トーンカーブ、傾き補正、レタッチを使用した調整

・ビューアでの、スクロールを用いた写真の案内

・ XMP サイドカーファイルからのレート、カラーラベル、 GPS データの読み込み

・ IPTC メタデータの互換性

・ Aperture のゴミ箱を空にしたときの写真削除

・バージョン、ライブラリの書き出し

「対象」

Aperture 3 ユーザ

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● iMovie 8.0.6

iMovie 8.0.6

Aperture からの動画での作業時の信頼性を改善

「対象」

iMovie '09 ユーザ

「システム要件」

Mac OS X 10.5.6 以降

● Canon Printer Drivers 2.3 for Mac OS X v10.6

Canon Printer Drivers 2.3 for Mac OS X v10.6

最新のキヤノン製プリンタ、スキャナの Mac OS X 10.6 用ドライバ

「対象」

キヤノン製プリンタ、スキャナを Mac OS X 10.6 で使用するユーザ

「システム要件」

Mac OS X 10.56.1 以降

● Pro Applications Update 2010-01

Pro Applications Update 2010-01

Final Cut Studio (2009) を新しくする。

Final Cut Pro 7.0.2、Motion 4.0.2、Color 1.5.2、Compressor 3.5.2, Cinema Tools 4.5.1 を含む。

全体に渡る安定性を向上させ、他の多数の細かな問題を解消する。

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8 以降
QuickTime 7.6.2 以降

[ 10/3/23]

● After Effects CS4：終了時に異常終了する場合

Adobe 技術文書 : kb408103 : After Effects CS4 crashes on quit (Mac OS)

「症状」

Adobe After Effects CS4 を終了しようとすると、異常終了する。

「条件・原因等」

UI パネルを表示するスクリプトを使用し、パネルが Dock にある

「対処法」

After Effects CS4 を 9.0.2 にアップデートする

● Photoshop CS4 動作確認のグラフィックカード

Adobe 技術文書 : kb405711 : List of tested graphics display cards for Photoshop CS4

Adobe Photoshop CS4 動作確認できたグラフィックカード（グラフィックボード）「 Mac OS X 10.5.4、10.4.11 で確認」

MACTEL iMac 8800 GS 512 MB (tested only on Mac OS 10.5.4)
MACTEL 8800 GT 512 MB (tested only on Mac OS 10.5.4)
MACTEL Radeon x1900 512MB
MACTEL nVidia Quadrofx 4500 512MB
MACTEL nVidia 8600M 256MB (tested only on Mac OS 10.5.4)
PPC nVidia 7800 256MB
MACTEL ATI HD 2600 MAC 256MB
17" MACTEL iMac x1600 128MB
Macbook Air intel GMA X3100

「 Power PC カード」

nVidia GeForce 7800 GT
nVidia Quadro FX 4500

● Aperture SlideShow Support Update 1.1

Aperture SlideShow Support Update 1.1

Aperture 3 スライドショーを Mac OS X 10.6 で実行すると、HD 映像クリップの再生に影響する問題を修正。映像音声、映像のトラックが適切に同期するようになった。

「対象」

Aperture 3

「システム要件」

Mac OS X 10.6.2

● Logic Express 9.1.1

Logic Express 9.1.1

次を含む、互換性向上、多くの修正を行った。

・64 ビット・ネイティブ・モード対応

・64 ビット Audio Unit プラグイン互換

・32 文字以上のファイル名に対応

・EXS エディタで「連続するゾーン」機能を使用した時、サンプルが正しくマッピングできるようにした

「対象」

Logic Express 9

「システム要件」

32 ビットモード： Mac OS X 10.5.7 以降
64 ビットモード： Mac OS X 10.6.2 以降

● Logic Pro 9.1.1

Logic Pro 9.1.1

次を含む、互換性向上、多くの修正を行った。

「Logic Pro 9.1.1」

・32 ビット・オーディオ・ユニット・ブリッジの安定性向上

・64 ビットモードの Novation の Automap 機能との互換性

・64 ビットモードの Euphonix Eucon プロトコルとの互換性

「Logic Pro 9.1.0」

・64 ビット・ネイティブ・モード対応

・64 ビット Audio Unit プラグイン互換

・32 文字以上のファイル名に対応

・EXS エディタで「連続するゾーン」機能を使用した時、サンプルが正しくマッピングできるようにした

「対象」

Logic Pro 9

「システム要件」

32 ビットモード： Mac OS X 10.5.7 以降
64 ビットモード： Mac OS X 10.6.2 以降

● Brother Printer Drivers for Mac OS X v10.6

Brother Printer Drivers for Mac OS X v10.6

Mac OS X 10.6 用ブラザー製プリンタ、スキャナのドライバアップデート

「対象」

Mac OS X 10.6 でブラザー製プリンタを使用するユーザ

「システム要件」

Mac OS X 10.6.1 以降

● Samsung Printer Drivers for Mac OS X v10.6

Samsung Printer Drivers for Mac OS X v10.6

三星（サムスン、韓国のメーカー）製プリンタを使うユーザは、極限定していると思われるため、内容省略。

[ 10/3/15]

● Safari 4.0.5

Safari 4.0.5

次のような、処理速度、安定性、安全性を改善。

・Top Sites の処理を改善

・Apple 社外製プラグインの安定性を改善

・オンライン入力と可変ベクター画像のあるページの安定性を改善

・一部リンクシス社製ルータで、Safari の設定を変更できない問題を解消

「システム要件」

Mac OS X 10.4.11
Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● Mac OS X 10.6：Time Machine：他機種にシステムを復元した場合の問題

Apple 技術文書 : TS3243 : Mac OS X v10.6: Issues after restoring a Mac from a Time Machine backup made with a different Mac ("Restore System From Backup…")

「症状」

Time Machine バックアップから他のマシンに「バックアップからシステムを復元」をした場合、次のような問題が発生する場合がある。

・起動中の画面異常。マウスポインタの軌跡異常

・ AirMac (AirPort) 、 Bluetooth を使えない

・ Magic Mouse やその機能が、マウスのシステム環境設定パネルに出ない

・ iMac 終了時に、短時間、画面が歪む

・他の起動時の問題

「条件・原因等」

Time Machine バックアップを別の種類の Mac に復元すると、その Mac に必要なシステムファイルが含まれていない場合があり、問題が発生する。

「対処法」

コンピュータに同梱されている Mac OS X v10.6 DVD または Snow Leopard のパッケージ版 DVD を使って、Mac OS X 10.6 を再インストールする。（秋山注： iMac (Late 2009) ではパッケージ版 DVD からインストールすると問題が発生するので注意）

「回避法」

「移行アシスタント」を使用する。

（秋山注：「移行アシスタント」にTime Machine バックアップから移行できる機能がある）

● Apple マシンの USB 電源供給

Apple 技術文書 : HT4049 : Apple Computers: Powering a peripheral through USB

Apple 社製マシンの USB ポートに接続する周辺機器への電源供給について解説した文書。

Apple マシンの USB ポートは、それぞれ、5V、500mA を供給する。USB1.1、2.0 関係なく、同様である。これは、USB の規格に則っている。一部の新しい Intel ベース Macintosh （ MacBook (13インチ Late 2007) など）では、5V、500mA 以上が必要な機器が接続された場合、接続したポートは12V、1200 mA まで提供できるようハイパワード化（ high-powered port capable）する。ハイパワード化したポートは、そのUSB 機器を取り外すまで、ハイパワードポートとして機能する。

ハードディスク、音声機器、カメラなどの USB 機器が、コンピュータが認識しなかったり、電源が供給されなかったりする場合、機器は、供給された以上の電力を要求している。そのような場合や、キーボードにジョイスティックをつなぐなどの USB チェーンをしている場合など、 AC 電源アダプタ付きの機器を使用するか、自己給電方式（秋山注：通常、ACアダプタ付き）の USB ハブを使用すればよい。ハブは、複数の USB 機器を使用する場合にも有効である。

● Microsoft Office 2004 for Mac 11.5.8 更新プログラム

Microsoft Office 2004 for Mac 11.5.8 更新プログラム

攻撃者がユーザのコンピュータのメモリを悪意のあるコードで上書きするのを防止する。

「対象」

Microsoft Office 2004 Standard Edition
Office 2004 Professional Edition
Word 2004
Excel 2004
PowerPoint 2004
Entourage 2004

「システム要件」

Mac OS X 10.2.8 以降

● Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.4 更新プログラム

Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.4 更新プログラム

攻撃者が Office 2008 のファイルを使って、ユーザのコンピュータのメモリを悪意のあるコードで上書きするのを防止する。

「対象」

Office 2008 for Mac
Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック
Office 2008 for Mac Special Media Edition
Word 2008
Excel 2008,
PowerPoint 2008
Entourage 2008
Office 2008 for Mac Business Edition

「システム要件」

Mac OS X 10.4.9 以降

● Microsoft Entourage 2008 for Mac, Web Services Edition

Microsoft Entourage 2008 for Mac, Web Services Edition

Exchange 2007 が提供する最新技術に対応するため、Entourage 2008, Web Services Edition は、Exchange Server との通信に Exchange Web サービスを使用する。この更新プログラムでは、予定表機能の向上に加えて、メモ、仕事、および分類が Exchange Server と同期されるようになる。

「対象」

Office 2008
Entourage 2008
Office 2008 Special Media Edition

「システム要件」

Mac OS X 10.4.9 以降

● Open XML File Format Converter for Mac 1.1.4

Open XML File Format Converter for Mac 1.1.4

Office 2008 for Mac や Office 2007 for Windows で作成されたファイルを、以前のバージョンの Office で開いたり、編集したり、保存できるようにするためのツール

「システム要件」

Office 2004 11.5.0 以降

Mac OS X 10.4.89 以降

[ 10/3/8]

● Mac OS X 10.6：プリント中はスリープしない、スリープに時間がかかる

Apple 技術文書 : TS3216 : Mac OS X v10.6: Sleep delayed if print job is in progress or printer isn't available

「症状」

スリープさせようとしたが、直ちにスリープしない。また、自動的にスリープするように設定しているのに、一定時間が経ってもスリープに入らない

「条件・原因等」

プリント実行中、プリント待ちの間は、スリープに入らない。 Mac OS は、現在印刷中のページが終了するまでスリープしないようになっている。プリンタに接続できない場合、30秒までは、スリープしないで待機する。

「プリント中を確かめる方法」

「システム環境設定」の「プリントとファクス」から、プリンタまたはファクスモデムが「使用中」となっているか確かめる。

「プリントを停止する方法」

上記のようにプリンタまたはファクスモデムが「使用中」の場合、プリントキューボタンをクリックし、停止したいプリント項目を削除する。「使用中」でなくなれば、すぐにスリープさせることができるようになる。

「プリントに時間がかかる事例」

・現在ネットワークに接続していないプリンタで印刷しようとしている

・接続していない USB プリンタで印刷しようとしている

● ProKit 5.1 (Leopard & SnowLeopard)

ProKit 5.1 (Leopard & SnowLeopard)

Apple のプロ用アプリケーション間が共有している、ユーザインターフェースソフトウェアのリソースに関する問題を修正する。

次のような修正を含んでいる。

・適切にスクロールしない問題を正した

・メモリリークを解決し、処理を改善

・特定のアプリケーションの警告ウインドウで、インターフェースのレイアウトを修正

「対象」

・Final Cut Studio
・Final Cut Pro
・Motion
・Soundtrack Pro
・DVD Studio Pro
・Aperture
・Final Cut Express
・Soundtrack
・Logic Pro and Logic Express

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6 以降

● Intel ベース iMac：アップデート一覧

Apple 技術文書 : HT1599 : Intel-based iMac: Installing available updates

iMac (Early 2006) 以降の Intel ベース iMac 各機種毎のアップデート一覧

● iMac (Mid 2007) 以降の機種確認方法一覧

Apple 技術文書 : HT1758 : How to identify iMac (Mid 2007) and later models

iMac (Mid 2007) 以降の機種確認方法一覧。機種確認方法は次の三種類

・製品外箱に記載された製品番号

・「システムプロファイラ」での諸元

・「このMacについて」に記載されている製造番号

● iMac の機種確認方法、一覧等

Apple 技術文書 : HT1463 : How to identify your iMac

歴代 iMac の機種確認方法、型式一覧等

[ 10/3/2]

● Digital Camera Raw Compatibility Update 3.1

Digital Camera Raw Compatibility Update 3.1

「新規対応カメラ」

Hasselblad H3DII-50
Leica M9
Leica X1
Olympus E-P1
Olympus E-P2
Panasonic Lumix DMC-GF1
Pentax K-7
Pentax K-x
Sony α500
Sony α550
Sony α850

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● Aperture 3.0.1

Aperture 3.0.1

全体的な安定性を改善し、次のような多数の修正を施した。

・ Aperture の初期バージョンからのライブラリをアップグレード

・ iPhoto からのライブラリ読み込み

・直接、カメラからの写真を読み込み

・たくさんレタッチした写真を処理する際のメモリ使用量

・顔認識処理

・「顔の指定を追加」ボタンによって未検出の顔を追加

・複数の画像を含むページ印刷

・境界線やメタデータのある、写真、密着焼きの印刷

・外部エディタを用いた写真編集

・精細度と傾き補正のある画像の表示

・ビューアおよびルーペでの写真の拡大のキーボードショートカット

・ネットワーク上の Aperture ライブラリ利用と、撮影地の地図上のピン移動

・「自分の撮影地を管理」ウインドウを使って、特定の撮影地を追加、編集

・ RAW、JPEG の組データを処理する際に、マスターを切り替える

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● Aperture 3：起動時、シリアル入力時の異常終了

Apple 技術文書 : TS3231 : Aperture 3: Aperture quits when opening or when upgrade serial number is entered

「症状」

Aperture を Aperture 3 にアップグレードした後、 Aperture を起動したり、 Aperture 3 のアップグレード登録番号を入力すると、 Aperture が異常終了する

「回避法」

Aperture 3.0.1 にアップグレードするか、3.0 の場合は次のようにする。

1．‾/ライブラリ/Application Support/ProApps フォルダの「Aperture System ID」ファイルをデスクトップに移動させる。

2． Aperture を起動し、メッセージが表示されたら、 Aperture 3 のアップグレード登録番号を入力する。

3．メッセージが表示されたら、古いバージョンの Aperture の登録番号を入力する。

4．登録番号が認証されたら、デスクトップに移動した「Aperture System ID」を削除できる。

● Aperture 3：3.0 アップグレード後、ピクセルサイズが変わる場合がある

Apple 技術文書 : TS3114 : Some pixel dimensions are slightly different after upgrade to Aperture 3

「症状」

Aperture 3 にアップグレードすると、ユーザのライブラリにある一部の RAW 画像が、少し違っている。

「条件・原因等」

Aperture 3 では、より正確に一部カメラの RAW 画像の画素サイズを計算するようになった。その結果、少し異なっている場合がある。トリミングしている場合、トリミングも変わる可能性がある。通常違いは、一方向あるいは両方向に 8 ピクセル以内である。

（秋山注：Nikon および Canon のデジタル一眼レフのほとんどが影響する。影響するカメラと、新しい画素数の一覧は、技術文書に記されているので、参照願いたい。）

● Mac OS X 10.6：利用可能なプリンタ、スキャナ一覧

Apple 技術文書 : HT3669 : Mac OS X v10.6: Printer and scanner software

Mac OS X 10.6 で、ドライバを利用可能なプリンタとスキャナ一覧。ソフトウェア・アップデートによって、追加される場合など、この文書の一覧はときどき追加され、修正される。

● Intel ベース Macintosh の起動時キーシークエンス

Apple 技術文書 : HT1533 : Startup key combinations for Intel-based Macs

Intel ベース Macintosh の起動時のキーシークエンス一覧。

インストール DVD 1 が入っている場合に「D」キーで、Apple Hardware Test から起動、「N」キーでネットブートほか。

[ 10/2/22]

● MacBook ハードドライブの問題に対するリペアエクステンションプログラム

MacBook ハードドライブの問題に対するリペアエクステンションプログラム

初代 MacBook のハードディスクに問題があった既知の問題について、Apple がハードディスクの無償交換等を発表した。

「症状」

MacBook の電源を入れると画面上で "?" マークが点滅する。

「対象機種」

13 インチのブラックまたはホワイトの MacBook のうち、プロセッサ速度とハードドライブ容量が以下に該当する機種。（およそ 2006 年 5 月～ 2007 年 12 月の間に販売）

・プロセッサ速度 - 1.83 GHz、2 GHz、2.16 GHz
・ハードドライブ容量 - 60 GB、80 GB、100 GB、120 GB、160 GB

「申し込み方法等」

MacBook をアップル正規サービスプロバイダもしくは Apple Store (アップル直営店) に持参する。

すでに有償で修理したユーザにはアップルから連絡し (連絡先判明の場合)、返金手続きを案内する。この場合で、アップルから連絡が来ていない場合は、アップルテクニカルサポートに問い合わせる。

（秋山注：症状が出ない場合、補償対象外。交換済みの場合、領収書等が必要なようだ。症状が出たときには、データは消失しているのだが、データへの補償について何も書いていない。この MacBook はほかにも問題があるマシン）

● Illustrator CS2/CS3/CS4：コンテンツ復元モードを有効にする方法

Adobe 技術文書 : 235848 : コンテンツ復元モードを有効にする方法（Illustrator CS2-CS4

Adobe Illustrator CS2/CS3/CS4 でドキュメントが開かない場合のトラブルシューティングに使用する、コンテンツ復元モードの有効化と実行方法の説明。コンテンツ復元モードを実行すると、テキストエディタで参照可能な、ネイティブファイル形式の構文で Illustrator ドキュメントの再保存が試みられ、不正なデータの削除が可能となり、復元が成功するとドキュメントを再度開くことができるようになる。

「コンテンツ復元モードを有効にする方法」

1． Illustrator を終了し、「Adobe Illustrator 環境設定」ファイルを、「テキストエディット」などのテキストエディタで開く。

「Adobe Illustrator 環境設定」ファイルの場所

CS2：
‾/ライブラリ/Preferences/Adobe Illustrator CS2 設定/ja_JP/

CS3：
‾/ライブラリ/Preferences/Adobe Illustrator CS3 Settings/

CS4：
‾/ライブラリ/Preferences/Adobe Illustrator CS4 Settings/ja_JP/

2．「enableContentRecovery 1 」とする

CS4 の場合

エディタで、次の箇所を探し、「enableContentRecovery」の値を 0 から 1 に変更する。

/aiFileFormat {
/PDFCompatibility 1
enableATEReadRecovery 0
/enableContentRecovery 0
/enableATEWriteRecovery 0
/clipboardPSLevel 3
}

「/enableContentRecovery」という項目がない場合は、次の文字列を追加する。

/enableContentRecovery 1

CS2/CS3 の場合

エディタで、ファイルの一行目に次の文字列を追加する。

/aiFileFormat {
/PDFCompatibility 1
/enableContentRecovery 1
}

コンテンツ復元モードを無効にする場合は、「enableContentRecovery」の値を 1 から 0 に変更する。

「復元モードの実行手順」

1．Illustrator を起動する。

2．[ファイル] メニューから [開く] を選択する。

注意：

復元モードでドキュメントを開く際、手順 3. で [開く] ダイアログボックスを表示し、ショートカットキーを使用してファイルを開く必要があるため、次の操作は行わないようにする。

・ファイルをダブルクリックして開く

・Illustrator のアプリケーションアイコンにファイルをドラッグ＆ドロップする

・[最近使用したファイルを開く] メニューからファイルを開く

3．[開く] ダイアログボックスが表示されたら、復元するファイルをクリックして選択し、Command + Option + Shift キーを押しながら [開く] ボタンをクリックする。

4．ファイルが空白の状態で開いたら、保存せずにファイルを閉じる。

上記の操作を行うと、元のファイル名の先頭にアンダースコア（_）が追加されたファイルが同じ場所に複製される。これは、破損したデータを修正するために、テキストエディタで開くことのできる復元機能を有効にしたファイルバージョンである。

[ 10/2/15]

● Mac Pro Audio Update 1.0

Mac Pro Audio Update 1.0

Mac OS X v10.6.2 の Mac Pro (Early 2009) の、恩沢再生、録音など音声動作中のプロセッサの負荷を低減する。

「対象」

Mac OS X v10.6.2 で動作する Mac Pro (Early 2009)

「システム要件」

Mac OS X 10.6.2

● 2009 Aluminum Keyboard Firmware Update 1.0

2009 Aluminum Keyboard Firmware Update 1.0

2009 Aluminum Apple Wireless Keyboard について、他の Bluetooth 機器（Magic Mouse, ヘッドセットなど）と併用する際の、バッテリ能力を改善する。

「対象」

2009 Aluminum Apple Wireless Keyboard

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● Digital Camera Raw Compatibility Update 3.0

Digital Camera Raw Compatibility Update 3.0

Aperture 3、iPhoto 09 を、次のデジタルカメラの RAW 形式に対応させる。

「新規対応カメラ」

Canon PowerShot S90
Canon sRAW
Canon mRAW
Leica D-LUX 4
Panasonic Lumix DMC-G1
Panasonic Lumix DMC-GH1
Panasonic Lumix DMC-LX3

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● Aperture SlideShow Support Update 1.0

Aperture SlideShow Support Update 1.0

Aperture 3 が、 Mac OS X 10.6 で、スライドショー中の動画再生に影響する障害を解消する。

「対象」

Aperture 3

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8 以降
Mac OS X 10.6.2

● Microsoft Office 2004 for Mac 11.5.7 更新プログラム

Microsoft Office 2004 for Mac 11.5.7 更新プログラム

攻撃者がユーザのコンピュータのメモリを悪意のあるコードで上書きできないようにする。

「対象」

Microsoft Office 2004 for Mac
Word 2004
Excel 2004
PowerPoint 2004
Entourage 2004

「システム要件」

Mac OS X 10.2.8 以降

Microsoft Office 2004 for Mac 11.5.6 更新プログラムがインストールされていること

● TOAST 10 TITANIUM 10.0.6

TOAST 10 TITANIUM ( 10.0.6) アップデートプログラム（2010/2/10)

「追加、改良された機能」

・Video_TS フォルダやイメージファイルをToast 10 Titanium にインポートするとエラーメッセージが表示されてしまう問題を解決した。

・EyeTVで録画したテレビ番組ファイル(.eyetv)をToast 10 Titanium にインポートするとエラーメッセージが表示されてしまう問題を解決した。

・DivX や AVI 形式のファイルを使用してブルーレイディスクオーサリングを行うと映像と音声がずれてしまうことがあった問題を解決した。

・SVCDディスク作成時にエラー(コード -50) が発生することがあった問題を解決した。

「対象」

Toast 10 Titanium

バンドル版は対象外

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8 以降
Mac OS X 10.6.2

● Illustrator CS4：Collect For Output スクリプトを使用して配置画像を収集する方法

Adobe 技術文書 : 236379 : サンプルスクリプトを使用して配置画像を収集する方法（Illustrator CS4）

Adobe Illustrator CS4 に付属するサンプルスクリプト「Collect For Output（出力の修正）」の使用についての文書。

「本スクリプトの機能」

AI ファイルおよび AI ファイルに配置された画像を収集し、一箇所にコピーすることができる。このスクリプトを使用すると、リンク切れなどによる印刷時の問題を未然に防ぐことができる。

「使用手順」

1．Illustrator で画像が配置されている AI ファイルを開く

2．[ファイル] メニューから [スクリプト] － [その他のスクリプト] を選択する

3．[スクリプトの実行] ダイアログボックスが表示されたら、「CollectForOutput.scpt 」ファイルを選択して [選択] をクリックする

「CollectForOutput.scpt 」ファイル：
Macintosh HD/アプリケーション/Adobe Illustrator CS4/スクリプティング/サンプルスクリプト/AppleScript/出力の修正/CollectForOutput.scpt

4．「Collect the current Illustrator document for output?」と表示されたら [OK] をクリックする

5．[フォルダを選択] ダイアログボックスが表示されたら、収集されたファイルを保存するフォルダを選択して [選択] をクリックする。

注意：上書きなどの問題を回避するため、[新規フォルダ] ボタンをクリックし、新規フォルダを作成してファイルを保存することを推奨

[ 10/2/08]

● iMac (Late 2009)：パッケージ版 Mac OS X 10.6 では問題が起きる

Apple 技術文書 : TS3101 : iMac (Late 2009): Using the correct Mac OS X system software

「症状」

2009 年10月発売の iMac (Late 2009) のシステムソフトウェアは、製品に同梱されている各機種用の Mac OS X v10.6.1 または Mac OS X 10.6.2 以外の Mac OS X 10.6 (パッケージ版を含む) をインストールすると、次の症状が発生する。

・起動時の表示のくずれ、マウスポインタの軌跡に現れる問題など、画面の表示異常

・ AirMac (AirPort) 、 Bluetooth が現在使えないと報告する

・「システム環境設定」の「マウス」に、 Magic Mouse を表示しなかったり、機能の一部を使えない

・ iMac をシステム終了した時の短時間の表示異常

「条件・原因等」

2009 年10月発売の iMac (Late 2009)

・iMac (21.5-inch, Late 2009)
・iMac (27-inch, Late 2009)
・iMac (27-inch, Quad Core, Late 2009)

「回避法」

製品に同梱されているシステム DVD の Mac OS X 10.6 を使用する。各製品に適合する Mac OS X 10.6 の Build 番号は次の通り

・iMac (21.5-inch, Late 2009)：Mac OS X v10.6.1 (Build 10A2155)
・iMac (27-inch, Late 2009)：Mac OS X v10.6.1 (同上 Build 10A2155)
・iMac (27-inch, Late 2009)：Mac OS X v10.6.2 (Build 10C2234)

● 27-inch iMac Display Firmware Update 1.0

27-inch iMac Display Firmware Update 1.0

27インチ iMac のディスプレイが断続的にちらつく現象の原因を解消する。

「対象」

27インチ iMac

「システム要件」

Mac OS X 10.6.2

● iTunes 9.0.3

iTunes 9.0.3
iTunes 9.0.3 for Windows (64 bit)

次のような問題を含む、多くの重要なバグ修正。

・「購入用パスワードを保存する」設定を無視する問題

・一部のスマートプレイリストと Podcast を、iPod と同期する場合の問題

・接続した iPod の認識の問題

・安定性と処理性能に影響する問題

「システム要件」

Mac OS X 10.4.11 以降
Windows XP (SP2) または Vista
Windows 7

● InDesign CS4：見開きページを PDF ファイルに書き出すとマスターオブジェクトの重なり順が変更される

Adobe 技術文書 : 235854 : 見開きページを PDF ファイルに書き出すとマスターオブジェクトの重なり順が変更される（InDesign CS4）

「症状」

Adobe InDesign CS4 で見開きページの文書を PDF ファイルに書き出すと、マスターページに配置したオブジェクトの重なり順が変更される

「条件・原因等」

マスターページのオブジェクトが、左右のページにまたがって配置されてしまう

「回避法」

InDesign CS4 6.0.4 以上にアップデートする

● InDesign CS4：行末に閉じ括弧がある縦組みテキストで縦中横を設定すると文字間のアキが不正になる

Adobe 技術文書 : 235409 : 行末に閉じ括弧がある縦組みテキストで縦中横を設定すると文字間のアキが不正になる（InDesign CS4)

「症状」

Adobe InDesign CS4 で、行末に閉じ括弧のある縦組みテキストの一部に縦中横を設定すると、縦中横を設定した文字の前後で文字間のアキが変更され、ずれが生じる、文字が重なるなどの問題が発生する

「条件・原因等」

次の条件で発生する。

・日本語文字組版のぶら下がり方法に [標準] を設定している・縦組みテキストの一部に縦中横を設定しています。または、一部の文字に自動縦中横設定が適用されている

・行末に閉じ括弧が使用されている

この問題は、フォントの種類に関わらず発生する。InDesign CS2/CS3 では発生しない。

「回避法」

InDesign CS4 6.0.2 以上にアップデートする

● Mac OS X 10.6：スティッキーズがプライマリディスプレイに現れる

Apple 技術文書 : TS3046 : Mac OS X v10.6: Stickies notes appear on primary display

「症状」

Mac OS X 10.6 で、複数のディスプレイを使用している場合、プライマリディスプレイ（メニューバーのあるディスプレイ）から、別のディスプレイに移動したスティッキーズのノートが、次にスティッキーズを起動すると、プライマリディスプレイに現れる

「対処法」

プライマリディスプレイだけで、スティッキーズを使う。プライマリディスプレイ以外のディスプレイにスティッキーズを置いておきたい場合は、 Stickies widget を使う方法がある

● Apple 製品の製造番号記載箇所の調べ方

Apple 技術文書 : HT1349 : How to find the serial number of your Apple hardware product

Mac Pro 、 iMac、 Mac mini 、 MacBook Air 、 MacBook Pro 、 MacBook 、 PowerBook 、 iBook 、 Power Mac G5 、 eMac、Xserve、各製品および、ディスプレイ、iPod、iPhone ほかの各製品の製造番号（シリアル番号）の調べ方の各文書へのリンク一覧

[ 10/2/01]

● Mac OS X 10.6：「偶発的なトラックパッドへの入力を無視」設定の移動

「症状」

Mac OS X 10.5 までの、「偶発的なトラックパッドへの入力を無視」の設定がない

「条件・原因等」

Mac OS X 10.5 までの、「システム環境設定」「トラックパッド」設定での、「偶発的なトラックパッドへの入力を無視」は、 Mac OS X 10.6 から、「ユニバーサルアクセス」内に移動した。

「対処法」

「システム環境設定」→「ユニバーサルアクセス」→「マウスとトラックパッド」内の「マウスがあるとき8はトラックパッドを無視」をチェックする。

● Aluminum Keyboard Firmware Update 1.1

Aluminum Keyboard Firmware Update 1.1

2007 アルミ Apple Wireless Keyboard を、他の Bluetooth 機器（Magic Mouse, ヘッドセットなど）と併用する際の、バッテリ能力を改善する。

2007 アルミ Apple Wireless Keyboard および 2007 アルミ Apple Keyboard が、文字入力中、不意にキー入力が繰り返される問題問題を解消する。

「対象」

2007 アルミ Apple Wireless Keyboard
2007 アルミ Apple Keyboard

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● Illustrator CS4：テキストオブジェクトを使用すると前面オブジェクトで型抜きできない

Adobe 技術文書 : 236490 : テキストオブジェクトを使用すると前面オブジェクトで型抜きできない（Illustrator CS4）

「症状」

Adobe Illustrator CS4 の [パスファインダ] パネルで [前面オブジェクトで型抜き] をクリックした際、前面に配置したテキストオブジェクトで複合パスを作成できない

「条件・原因等」

Illustrator CS4 からパスファインダの動作仕様が変更されました。このため、テキストオブジェクトで型抜きする場合は、あらかじめテキストのアウトラインを作成する必要がある。

「回避法」

次のいずれかの操作を行う。

A．テキストのアウトラインを作成してから、型抜きする。

B．選択ツールでテキストオブジェクトと背面のオブジェクトを選択し、Option キーを押しながら、[パスファインダ] パネルで [前面オブジェクトで型抜き] をクリックする。
(Option キーを使用すると、テキストが編集可能な状態で複合パスを作成することができる)

● Photoshop CS 以降：レイヤーを統合すると色が変化する

Adobe 技術文書 : 236134 : レイヤーを統合すると色が変化する（Photoshop CS-CS4）

「症状」

Adobe Photoshop CS/CS2/CS3/CS4 で補正などの作業を行う際、100 ％以下の表示倍率で調整レイヤーを作成し、調整後に画像を統合すると画像の色が変化する。表示倍率を 100 ％にすると統合前と同じ色で表示されるが、レベル補正などの調整が適用されていないように見える。

「条件・原因等」

画像を縮小表示している場合に発生する。画面上では色が変更されているように見えるが、実際のデータ上は変更されていない。この動作は Photoshop の仕様である。

「回避法」

ピクセル等倍表示（100 ％での画像表示）で作業することにより回避することができる

● InDesign CS4：フレームグリッドのサイズが文字数と行数の整数倍に制限される

Adobe 技術文書 : 236316 : フレームグリッドのサイズが文字数と行数の整数倍に制限される（InDesign CS4）

「症状」

Adobe InDesign CS4 のコントロールパネルでフレームグリッドのサイズを変更する際、W または H に入力した値が四捨五入され、整数倍の文字数および行数で制御される。

例えば、旧バージョンの InDesign では [フレームグリッド設定] ダイアログボックスで行文字数や行数に「10.5」などの小数点を含む値を入力すると四捨五入されるが、コントロールパネルの W または H に p、Q、mm など任意の単位で値を入力し、10.5 字分や 10.5 行分のような端数の制御が可能だった。InDesign CS4 では、W または H に入力した値も四捨五入されるため、整数倍の文字数および行数以外でサイズが変更できない。

これにより、旧バージョンの InDesign 文書を InDesign CS4 で開いて変換した場合に、フレームグリッドのサイズが変更できない。

「条件・原因等」

仕様の変更によるもの。CS4 での仕様変更はフレームグリッドのサイズの変更を文字単位（整数倍）・行単位（整数倍）で行うように制限した。

「回避法」

テキストフレームでは、フレームグリッドで使用可能な文字属性やグリッド揃えなどの精細な文字組みができない。

InDesign CS4 で端数を使用してサイズを変更する、または旧バージョンの InDesign 文書を InDesign CS4 で開いて修正する場合は、フレームグリッドをプレーンテキストフレームに変更し、段落スタイルなどの設定を変更する必要がある。

● InDesign CS3/CS4：長期間使用しているドキュメントを再構築する方法

Adobe 技術文書 : 235066 : 長期間使用しているドキュメントを再構築するには（InDesign CS3/CS4）

「症状」

特定の InDesign ドキュメントで設定が期待通りに適用されない。

「条件・原因等」

・以前のバージョンの InDesign から同じドキュメントを保存、別名で保存を繰り返している

・緻密な設定を繰り返し変更しながら編集作業を行っている。

「CS3 での対処法」

文書を InDesign 互換形式（*.inx）で書き出し、文書内のデータを再構築する。

「CS4 での対処法」

文書を InDesign マークアップ形式（*.idml）で書き出し、文書内のデータを再構築する。

「全ストーリーの再計算を行う対処法」

文字組みや段落スタイル、文字スタイルなどを適用しても期待通りに動作しない時には[全ストーリーの再計算]を行う。

「手順」

InDesign を起動し、文書を開き、Command + Option キーを押す。

OS やフォントが異なる環境で作成された書類、または旧バージョンの文書を開いた場合は、はじめに [全ストーリーの再計算] コマンドを実行する。[全ストーリーの再計算] コマンドを実行すると、InDesign は書式情報を再読み込みし、画面を再描画する。

全ストーリーの再計算とは、現在の InDesign の文字や段落の設定をもとに書類上の全ストーリーを再計算する機能である。次の場合には特に推奨される。

・旧バージョンの InDesign 文書を開いた場合（バージョン間では問題の修正や品質の向上により文字組が異なっている）

・PageMaker ファイルや QuarkXpress ファイルなど、他の書類を開いたとき（ファイルを変換中にもストーリーの再計算は行っているが、設定の細部までを利用した再計算には [全ストーリーの再計算] が必要）

・設定を変更しながら文章を作成した場合（文書中に複数の設定遍歴が存在する場合には [全ストーリーの再計算] コマンドで正しい文字組みを確認する）

・作成した環境とは別の環境で開いた場合

・テキストフレームをインライングラフィックとして使用するなど、ドキュメントが複雑な構造を持っている場合

・印刷前の最終確認

● Unitor Family Driver 2.5

Unitor Family Driver 2.5

信頼性に関する特定した問題を修正。特に、複数の Unitor 使用時の問題。

Unitor ドライバは次の MIDI インターフェースに対応している。

・Unitor8
・AMT8
・MT4

「システム要件」

Mac OS X 10.5.7

[ 10/1/24]

● Security Update 2010-001

Security Update 2010-001 (Snow Leopard)
Security Update 2010-001 (Leopard)
Security Update 2010-001 Server (Leopard)

Adobe 技術文書 : HT4004 : About Security Update 2010-001

以下、技術文書の日本語訳から、対処した項目などを抜粋して転記。

・CoreAudio
悪意を持って作成された mp4 オーディオファイルを再生すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
mp4 オーディオファイルの処理においてバッファオーバーフローが存在。

・CUPS
リモートの攻撃者によって、突然 cupsd のアプリケーションが終了する可能性がある。
cupsd で use-after-free (解放後使用) の問題が発生します。悪意を持って作成された get-printer-jobs (プリンタジョブの取得) 要求を発行することにより、攻撃者がサービスをリモートで拒否することがあります。

・Fash Player プラグイン
Adobe Flash Player プラグインに複数の脆弱性がある。
もっとも深刻な場合は、悪意を持って作成された Web サイトを閲覧すると、任意のコードが実行される可能性があります。この問題は、Flash Player プラグインをバージョン 10.0.42 にアップデートすると解消されます。

・ImageIO
意を持って作成された TIFF 画像を表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。
意を持って作成された TIFF 画像を表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

・画像 RAW
悪意を持って作成された DNG 画像を表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。
DNG の Image RAW 処理においてバッファオーバーフローが存在

・OpenSSL
特権のあるネットワークポジションを使用する攻撃者がデータをキャプチャして、SSL で保護されたセッションで行われたオペレーションを変更することがあります。

「対象」

Mac OS X 10.6
Mac OS X 10.5

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8 以降
Mac OS X 10.6.2

● Mac Pro EFI Firmware Update 1.4

Mac Pro EFI Firmware Update 1.4

・VT-d を用いる仮想化製品との互換性改善
・Windows XP を Boot Camp で使用している場合の記憶装置の処理改善
・起動中のシステム信頼性改善

「対象」

Mac Pro (Early 2009)

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2

● Firmware Restoration CD 1.8

Firmware Restoration CD 1.8

Intel ベース Macintosh のファームウェアを修復する。ファームウェアアップデートが中断されたり、失敗した場合に使用する。事前に、または他のコンピュータから本 CD を入手、作成して使用する。

「対象」

コンピュータ名	機種名
Mac Pro (Early 2009)	MacPro 4,1
Xserve (Early 2009)	Xserve 3,1

「システム要件」

Intel ベース Macintosh

● Firmware Restoration CD 一覧

Firmware Restoration CD 1.3

「対象」

コンピュータ名	機種名
iMac (Early 2006 17 and 20-inch)	iMac4,1
iMac (Mid 2006 17-inch)	iMac4,2
Mac mini (Early 2006)	MacMini1,1
Mac mini (Late 2006)	MacMini1,1
MacBook	MacBook1,1
MacBook Pro (15-inch)	MacBookPro1,1
MacBook Pro (17-inch)	MacBookPro1,2
MacBook Pro (2.4/2.2 GHz 15-inch)	MacBookPro3,1

Firmware Restoration CD 1.4

「対象」

コンピュータ名	機種名
iMac (Late 2006 17 and 20-inch)	iMac5,1
iMac (Late 2006 17-inch CD)	iMac5,2
iMac (Late 2006 24-inch)	iMac6,1
MacBook (Late 2006)	MacBook2,1
MacBook (Mid 2007)	MacBook2,1
MacBook Pro (Core 2 Duo 15-inch)	MacBookPro2,2
MacBook Pro (Core 2 Duo 17-inch)	MacBookPro2,1
Mac Pro	MacPro1,1
Mac Pro (8-core)	MacPro2,1
Xserve (Late 2006)	Xserve1,1

Firmware Restoration CD 1.5

「対象」

Mac Pro (Early 2008) 機種名：MacPro3,1

Firmware Restoration CD 1.6

「対象」

コンピュータ名	機種名
Xserve (Early 2008)	Xserve2,1
MacBook (13-inch Late 2007)	MacBook3,1
iMac (20-inch Mid 2007)	iMac7,1
iMac (24-inch Mid 2007)	iMac7,1

Firmware Restoration CD 1.7

「対象」

コンピュータ名	機種名
iMac (Early 2006 17 and 20-inch)	iMac4,1
iMac (Mid 2006 17-inch)	iMac4,2
Mac mini (Early 2006)	MacMini1,1
Mac mini (Late 2006)	MacMini1,1
MacBook	MacBook1,1
MacBook Pro (15-inch)	MacBookPro1,1
MacBook Pro (17-inch)	MacBookPro1,2
MacBook Pro (2.4/2.2 GHz 15-inch and 17 inch)	MacBookPro3,1

Firmware Restoration CD 1.8

「対象」

コンピュータ名	機種名
Mac Pro (Early 2009)	MacPro 4,1
Xserve (Early 2009)	Xserve 3,1

「コンピュータ名」「機種名(コンピュータの機種)」は、「システムプロファイラ」の「ハードウェア」の項目に表示される。

● Graphics Firmware Update 1.0 (iMac and Mac Pro) compatibility with Windows 7

Graphics Firmware Update 1.0 (iMac and Mac Pro) compatibility with Windows 7

iMac (NVIDIA GeForce 7300 または 7600 GT 装備) または Mac Pro (NVIDIA GeForce 7300 GT または Quadro FX 4500 GT 装備) コンピュータのグラフィックス・ファームウェアをアップデートする。

「対象」

次の iMac または Mac Pro で、Boot Camp から Windows 7 を使用するユーザ

・ iMac (NVIDIA GeForce 7300 または 7600 GT 装備)
・ Mac Pro (NVIDIA GeForce 7300 GT または Quadro FX 4500 GT 装備)

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8
Mac OS X 10.6.2 以降

● Boot Camp Software Update 3.1 および Boot Camp Utility for Windows 7 Upgrade

Boot Camp Software Update 3.1 for Windows 64 bit
Boot Camp Software Update 3.1 for Windows 32 bit

Boot Camp Utility for Windows 7 Upgrade

Boot Camp 3.0 を、Windows 7（Home Premium、Professional、および Ultimate）に対応させる。

また、Apple 製トラックパッド使用時に起こる問題が解決され、可搬型コンピューターのデジタルオーディオポート不使用時に赤色 LED が消灯するようになり、Apple Wireless Keyboard および Apple Magic Mouse に対応する。

「Boot Camp Utility for Windows 7 Upgrade」は、Vista 上で、読み込み専用 Macintosh ボリュームを安全にアンマウントする。
Vista から Windows 7 アップグレード前に使用する。

「対象」

Boot Camp 3.0

「システム要件」

Microsoft Windows XP
または
Microsoft Windows Vista SP2

「Boot Camp Utility for Windows 7 Upgrade」は
Microsoft Windows Vista 32 または 64

● iMac Late 2009 Windows 7 Drivers

iMac Late 2009 Windows 7 Drivers

iMac (21.5-inch, Late 2009)、および iMac (27-inch, Late 2009) で Microsoft Windows 7 を実行するために必要なドライバ。MS-DOS フォーマット USB 記憶装置にコピーして、 Windows 7 にインストールする。

「対象」

iMac (21.5-inch, Late 2009)
iMac (27-inch, Late 2009)

「システム要件」

Microsoft Vista 32 または 64

[ 10/1/16]

● かわせみ v1.0.3

かわせみ v1.0.3

「主な変更点」

・部分確定直後の確定キャンセルが不正に動作する問題を修正。仕様制限として部分確定はキャンセル不可とする。

・PhotoshopやIllustratorで手のひらツール使用のためにスペースキー押下すると、空白の入力ウインドウが点滅する問題を修正。

・FileMaker Pro シリーズでスペースキー押下時、スペースが2つ入力されてしまう問題を修正。

・数字入力が「半角入力」選択時、全角英字モードでは全角数字になってしまう問題を修正。

「システム要件」

Mac OS X 10.5.8 以降
Mac OS X 10.6.1 以降

● 27-inch iMac Graphics Firmware Update 1.0

27-inch iMac Graphics Firmware Update 1.0

ATI Radeon HD 4670 および 4850 グラフィックカードのグラフィックスファームウェアをアップデートし、画像が崩壊したり、ちらつく原因となる問題を解消する。

「対象」

27 インチ iMac

「システム要件」

Mac OS X 10.6.2

● Apple Remote Desktop 3.3.2 Admin

Apple Remote Desktop 3.3.2 Client
Apple Remote Desktop 3.3.2 Admin

全体的な信頼性、使い易さ、互換性に関係する、いくつかの問題を解決。

「対象」

Apple Remote Desktop ユーザ

「システム要件」

Mac OS X 10.5.7 以降
Mac OS X 10.4.11

● Logic Pro 9.1

Logic Pro 9.1

互換性改善と、多くの問題解決。次のような問題を解消。

・64 bit ネイティブ対応
・64 bit Audio Unit プラグインと互換
・32 文字を超えるファイル名に対応
・EXS エディタで「連続するゾーン」オプションを使うときに、サンプルが正しくマッピングされるようにした

「対象」

Logic Pro 9

「システム要件」

「32 bit モード」
Mac OS X 10.5.7 以降

「64 bit モード」
Mac OS X 10.6.2 以降

● MainStage 2.1

MainStage 2.1

互換性改善と、多くの問題解決。次のような問題を解消。

・64 bit ネイティブ対応
・64 bit Audio Unit プラグインと互換
・MainStage 1.x 文書との互換性改善
・同一グループにある複数の Playback plug-in が正しく同期できるようにした
・Multiple Playback plug-ins を使用した録音を改善

「対象」

MainStage 2

「システム要件」

「32 bit モード」
Mac OS X 10.5.7 以降

「64 bit モード」
Mac OS X 10.6.2 以降

● Adobe Illustrator CS4 トリムマークフィルタプラグイン

Adobe Illustrator CS4 トリムマークフィルタプラグイン

Adobe Illustrator CS4でトリムマークフィルタプラグインを使用可能にする。

Illustrator CS4 では、トリムエリアの仕様が変更された。以前のバージョンでは、[オブジェクト] メニューから [トリムエリア] － [作成] を選択してトリムエリアを作成することができたが、CS4 ではこの動作がアートボード作成に変更されている。また、[効果] メニューから [トリムマーク] を選択して作成したトリムマークは編集することができなくなった。

Illustrator CS4 用のトリムマークフィルタプラグインをダウンロードしてインストールすると、CS4 以前のバージョンと同様のトリムマーク、トリムエリアを作成することができるようになる。

● Illustrator CS4：トリムマークフィルタプラグインを置き換え後に予期しない問題が発生する

Adobe 技術文書 : 236488 : トリムマークフィルタプラグインを置き換え後に予期しない問題が発生する（Illustrator CS4）

「症状」

Adobe Illustrator CS4 のトリムマークフィルタプラグインを置き換えた後、環境設定ファイルを削除するかファイル名を変更せずに使用した場合、次のような問題が発生する。

・[効果] メニューに [トリムマーク] は表示されるが、選択しても何も起きない

・プラグインを置き換え後、[効果] メニューから [トリムマーク] を選択するまで [オブジェクト] メニューに [フィルタ] メニューが表示されない

「条件・原因等」

Illustrator CS4 では、トリムエリアの仕様が変更された。以前のバージョンでは、[オブジェクト] メニューから [トリムエリア] － [作成] を選択してトリムエリアを作成することができたが、CS4 ではこの動作がアートボード作成に変更されている。また、[効果] メニューから [トリムマーク] を選択して作成したトリムマークは編集することができない。

Illustrator CS4 用のトリムマークフィルタプラグインをダウンロードしてインストールすると、CS4 以前のバージョンと同様のトリムマーク、トリムエリアを作成することができる。ただし、プラグインを置き換えた後に環境設定ファイルを再作成する必要がある。環境設定ファイルを再作成せずに使用した場合、上記のような問題が発生する可能性がある。

「対処法」

Illustrator CS4 の環境設定ファイルを再作成する。

Macintosh HD/ユーザ/＜ユーザ名＞/ライブラリ/Preferences/Adobe Illustrator CS4 Settings を削除して、 Illustrator を起動すると、再作成される。<